カンボジア - 各々のSEZの位置と、ハブとなる港

MLG CARGO DIGEST 掲載記事（抜粋）
MOL Logistics (Japan) Co., Ltd
カンボジア
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各々の SEZ の位置と、ハブとなる港、及び当社窓口のご紹介
大メコン圏の中心（へそ）の位置にあるカンボジアは、タイとベトナムに囲まれるように立地しているため、タイ・
ベトナムの補完的生産拠点としての活用も期待されています。
カンボジア国内には 2013 年 4 月現在、23 の経済特別区（SEZ）が認定されており、そのうち７つが稼働しています
が、カンボジアの SEZ からもしくは SEZ への物流手配は、その所在地によって、タイ／ベトナムの港を利用する方が
便利になることがあります。
商船三井ロジスティクスは、これらカンボジアの SEZ から／SEZ への輸送手配（輸出・輸入、部材・完成品の域内輸
送等）につきましては、SEZ の所在地によって、商船三井ロジスティクスのカンボジア・タイ・ベトナムの各現地法人
が連携しつつ、お客様の物流をサポートする体制が整っております。
カンボジアにはシアヌークビル（海港）とプノンペン港（河川港）の２つの国際港がありますが、両港付近にある
SEZ については商船三井ロジスティクスのカンボジア現地法人が、タイ国境付近の SEZ（ポペイトやコッコン）につい
ては同タイ現地法人が、ベトナム国境（バベット地区）付近の SEZ については同ベトナム現地法人が、各々主となり
サポートさせていただきます。
■ カンボジアの SEZ の位置関係
SEZ
記号
ポペイト SEZ
A
コッコン SEZ
他、未稼働 SEZ
B
未稼働 SEZ
C
シハヌークビル SEZ
シアヌークビル港 SEZ
未稼働 SEZ
D
未稼働 SEZ
E
プノンペン SEZ
F
Goldfem Pak Sum SEZ
G
未稼働 SEZ
H
マンハッタン SEZ
タイセン SEZ
未稼働 SEZ
I
Thay Kampong Cham SEZ
J
A
J
B
F
C
I
D
G
E
H
カンボジアは、プノンペンを中心にタイ／ベトナムとの国境までの主要道路インフラは整備されており（南部経済
回廊）、道路網はほぼ完成しています。
例えば、ベトナム国境沿いのバベット地区にあるタイセン SEZ までは、ベトナム・ホーチミン市から約８０ｋｍ、
車で約１～１時間半の距離ですので、部材の調達・輸入、完成品の輸出には主にホーチミン港を利用します。
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また、地図上ではシアヌークビル港が近いコッコン SEZ については、コッコンからタイ・レムチャバン港までの距
離は約４００ｋｍ、車で５時間程度です。シアヌークビル港からコッコンまでの陸路を利用するよりも、タイからコ
ッコンまでの陸路の方が整備されており、且つレムチャバン港を利用することでスケジュール面での利便性も高まり
ますので、コッコン SEZ についてはタイをベースに物流をコントロールをされますことをお薦めします。
タイに進出されている日系企業の間には、賃金上昇や労働力不足などの問題を回避するために、労働集約的な生産
工程をカンボジアに移し相互補完的な生産体制を構築される動きも見られます。近年整備された陸路網によって、部
品をタイの工場からカンボジアの工場まで陸路で供給し、そこで組み立てたものをまたタイの工場に戻すというよ
うなことも可能になっています。
域内物流網の整備により大メコン圏を一つとして捉えることが可能となっている現在、その中心に位置するカンボ
ジアの注目度はこれまで以上に高まっています。
カンボジア発着の航空・海上・複合一貫輸送、域内陸送サービスにつきましては、商船三井ロジスティクスに是非
ともご用命くださいますようお願い申し上げます。
カンボジア唯一の深海港・シアヌークビル港（2013 年 3 月撮影）
＊
カンボジアをはじめミャンマーおよびメコン地域における物流に関するお問い合わせ・ご用命は、
どんなことでもお気軽に、最寄りの商船三井ロジスティクス営業担当までお寄せくださいませ。
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隣国ベトナム、および日本を中心とする MOL Logistics のグローバルネットワークで、カンボジア国内外における
お客様の様々な物流ニーズにお応えし、サプライチェーンのお手伝いをいたします。
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