第 3 回 IT 講習会 データバックアップセミナー バックアップする必要性 『ハードディスクはよく壊れる』ことを認識する。 自分のデータは『世界で唯一の貴重なデータ』 パソコン故障時から早期脱出、業務復帰。 バックアップするハードの準備 理想的な形 、「OS 全体の器」と「データの器」に明確に分ける。 内臓ハードディスク 内臓(外付)ハードディスク 2 台目 C ドライブ D ドライブ OS 全体 データ領域 バックアップ・データ領域 全アプリケーション 内蔵ハードディスク バルク品メーカー:HITACHI、Maxtor、Seagate メーカー製:I・O DATA、BUFFALO(旧メルコ)、Logitec 価格(バルク):80GB で 7000 円前後ぐらいから 価格(メーカー):80GB で 13000 円前後ぐらいから 参考「ハードディスクの規格・詳細」 http://www.pc-square.com/ 外付けの場合は、USB や IEEE1394 で繋いだハードディスクでは使えないことも考えられ るので、SCSI で繋ぐ必要があるかも知れません。 上記を準備し、定期的に電源いらない場所にバックアップをとる。 FD:確実性、容量ともに論外。 MO:スピードの点で×、ドライブにドライバが必要。 CD-R:使いきりのためゴミが出る。 CD-RW:容量が納まればよい。一つ前のデータも残しておく。 DVD:容量的には OK、様々な規格に注意する。 ブロードバンドタップ(雷サージのついたタップ) パーティションについて 器を明確に分別するためにはパーティションを区切って使い始める。 これにはいささか勇気と知識が必要です。と言うのも市販されている PC の大部分に於いて、 このようにパーティションが区切られていないため、自力で行う必要があるからです。しかし多 くの PC にはその方法が明記されているし、サポートによって不明な点はカバーされるはずです から、購入したら真っ先に試してみるといいでしょう。その経験(パーティションの分割とリカ バリー)は必ず後々の役に立つはずです。それは、PC がどんな状況に陥ろうと、同じことをも う一度やればほぼ元通り購入時の状態に戻せるからです。「どうなろうとこの作業さえやけば元 に戻せるんだ」という安心感を持って使うことこそ、パソコン上達への最短距離で、実際に何度 かそんな経験を積むことで上達するものです。と言うより、そんな経験が無いと言うことはまだ まだ初心者であると断言できます。 データ収集(すべての必要データをマイドキュメントに!) 手作業で電子メール送受信データ、アドレス、メールアカウント、お気に入り、IME 辞書 個人データ(ID/PASS)のバックアップ。(エクセル等で作成。必ず紙出力しておく。) Outlook Express 5 および 6 のメールデータやアドレス帳のバックアップとリストア メッセージの保存 エクスプローラでメッセージが保存されているフォルダを開き、*.dbx ファイルを任意の フォルダやメディアにバックアップして下さい。 なお、メッセージが保存されている場所は次の作業で確認できます。 Outlook Express を起動します。 [ツール]−[オプション] をクリックし、[メンテナンス] タブをクリックします。 「保存フォルダ」ボタンをクリックします。 ここで、メールやニュースメッセージの格納先が表示されます。 メッセージの復元 Outlook Express を起動します。 [ファイル]−[インポート]−[メッセージ] をクリックします。 プログラムの選択で [Outlook Express 5] を選択して「次へ」をクリックします。 「Outlook Express 5 ストアディレクトリからメールをインポートする」にチェックし て「次へ」をクリックします。 dbx ファイルのあるフォルダを指定して、「次へ」をクリックします。 インポートしたいフォルダ (受信トレイなど) を指定して、 「次へ」をクリックします。 アドレス帳のバックアップ Windows¥Application Data¥Microsoft¥Address Book などにある *.wab をバックアッ プします。 アドレス帳ファイルの場所は、次の手順で表示させることができます。 [スタート]−[ファイル名を指定して実行] で wab.exe を起動します。 メニューバーの [ヘルプ]−[バージョン情報] をクリックします。 アドレス帳のリストア Outlook Express を起動します。 [ファイル]−[インポート]−[アドレス帳] をクリックします。 wab ファイルを指定して、「開く」をクリックします。 メールアカウントのバックアップ Outlook Express を起動します。 [ツール]−[アカウント] をクリックします。 [メール] タブをクリックし、バックアップしたいアカウントをクリックします。 「エクスポート」ボタンをクリックし、iaf ファイルに設定を保存します。 メールアカウントのリストア Outlook Express を起動します。 [ツール]−[アカウント] をクリックします。 [メール] タブをクリックし、「インポート」ボタンをクリックします。 iaf ファイルを指定して、「開く」をクリックします。 復元時の注意 Outlook Express 5 以降のメールファイルやアドレス帳ファイルである *.dbx ファイル や *.wab ファイルに読み取り専用属性がついているとインポートに失敗します。 CD-R などに保管したものを直接インポートしたり、CD-R からハードディスクにコピー したままだと、読み取り属性がついているので、次の手順で読み取り属性を解除してくださ い。 また、dbx ファイルをインポートしようとしても、「ファイルが見つかりません。ま たは別のアプリケーションで開かれている可能性があります」というメッセージが出てイン ポートできないことがあります。dbx ファイルの中に Folders.dbx ファイルがない場合に も こ の エ ラ ー が 発 生 す る の で 、 受 信 ト レ イ .dbx フ ァ イ ル な ど と 同 じ フ ォ ル ダ に Folders.dbx ファイルもコピーしてください。 フリーソフトの使用 フリーソフトの活用(ID Manager ver.5.4 (for Windows)) http://homepage2.nifty.com/woodensoldier/soft/software.htm フリーソフトの紹介 2(disk mirroring tool wer.1.21) http://www5.wisnet.ne.jp/~mercury/ フリーソフトを使いワンクリックで、データバックアップ完了。 付属のバックアップツールの使用 [スタート]メニューの[プログラム]−[アクセサリ]−[システム ツール]−[バック アップ]をクリックすると、付属のバックアップツールが使用できる。C ドライブ(システム含) を丸ごとバックアップする。 バックアップがない場合は、[プログラムの追加と削除]アイテムからはインストールからイ ンストールする。 Windows XP Home Edition のバックアップツールは、インストール CD の¥VALUEADD フォルダに収録されている。ツールを使いたければ、インストール CD からマニュアルでイ ンストールしなければならない。 Windows XP Home Edition のインストール CD を CD-ROM ドライブにセットし、 ¥VLUEADD¥MSFT¥NTBACKUP フォルダにある NTBACKUP.MSI ファイルをマウスでダブ ルクリックする。するとインストーラが起動し、インストール処理が開始される。そしてイ ンストールが完了すると、 [スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[アクセサリ] −[システム ツール]−[バックアップ]が追加され、ここから実行可能になる。なお、 コントロール・パネルの[プログラムの追加と削除]アイテムからはインストールできない ので注意。またインストール CD の¥VLUEADD¥MSFT¥NTBACKUP¥README.TXT にある とおり、Windows XP Home Edition のバックアップツールでは、自動システム回復機能 (ASR:Automatic System Recovery)は使えない。操作上は正しく動いているように見え るが、Home Edition では自動システム回復機能はサポートされないので注意が必要である。 マイクロソフトバックアップ で複数回バックアップをとるときは、決して上書き保存はせ ず、必ず 別名 で保存してください! 市販のバックアップソフト Norton Ghost 2003 特別優待版 WinMe/2K/XPCD 価格:¥6,500 前後など ここでいう特別優待版とは、特別優待版とは他のウイルス対策ソフトがプレインストール されている場合も購入可能です。プロバイダーのメールチェックサービスに入っていても。 (乗り換えユーザーへお買い得なもの)です。製品版は、¥8,000 ぐらい。 < Direct CD について > 「Direct CD」というソフトについて解説します。このソフトを使いフォーマットすると、CD-R でも書き込んだものが削除できるようになります。(といっても、スペースが開放されるわけで はなく、削除しても容量は増えないので注意。見た目、削除したように見える) しかも、FD のように、コピー&ペーストが使え、「マイコンピュータ」や「エクスプローラ」等でいじれる ようになるので、操作性は抜群に良くなります。もちろん、CD-RW でもこのソフトで使えます。 実際、バックアップメディアとして使うなら、このソフトを使うと便利です。書き方法としては、 「パケットライト(Packet write):FD に書き込むのと同じ方法。CD-R/RW に随時データを書 き込める方法のこと」ということになる? しかし便利な分リスクもあります、このソフトで作成した CD は、 「Direct CD」がインストー ルされたパソコンじゃないと読み込むことができません。もし、インストールされていないパソ コンでも使いたいのなら、ソフトの指示に従い、CD-ROM で読めるように直してください。 それと同時に、「不安定さ」もよく耳にします。確かに便利な使用法ですが少し考え物です。 書き込み方法について ライティングソフトを使って書き込む場合は、方式が三つあります。「ディスクアットワンス (Disc at once:DAO)」と「トラックアットワンス(Track at once:TAO)」 と、 「セッションアッ トワンス(Session at once)」です。 特徴を下記にまとめましたので、ご参考にどうぞ。 書き込み方式 ディスクアットワンス 特徴 CD-R への記録方法のひとつです。最初にセッションの開始を示す 「リードイン」を書き込んでから、「データ」、セッションの終了を示 す「リードアウト」までを一気にディスクに書き込み、追記できない ようにディスクをクローズする方式になります。一度にすべてのデー タを書き込み、クローズするため、メディアに空き容量があっても追 記することはできません。もっとも多くのドライブで読み込み可能で、 音楽 CD や CD-ROM のマスターディスクも基本的にはこのディス クアットワンスで作成します。 トラックアットワンス セッションアットワンス 1 枚の CD-R メディアに対して、何度も書き込みができるようトラ ック単位で書き込む方法です。トラックアットワンスではメディアに 対して最初にデータ部分のみを書き込み、最後にリードイン、リード アウトの順に書き込みを行います。この方式で 1 枚の CD-R メディア に対してセッションの追記を行ったメディアを「マルチセッションデ ィスク」といいます。トラックアットワンスで書き込むと、トラック とトラックの間に「リンクブロック」という継ぎ目ができます。です ので、音楽 CD を作成するときに、トラックアットワンスで書き込み を行うと、この「リンクブロック(継ぎ目)」のところでノイズが出て しまいます。従って、音楽 CD を作成する際には使用しないほうがい いでしょう。 また、トラックアットワンスでの書き込みでは、10 数 KB のリンク ブロックが記録され、さらにリードインやリードアウトを追記のたび に記録することで、毎回約 14MB もの領域をデータ以外の部分で使用 してしまいます。ですので多数のセッションを作成すると、それだけ で記録可能な領域が減少してしまいます。(実際に追記できるのは 30 回程度です。) セッションアットワンスではリードイン、データ、リードアウトの 順でセッションごとに一気に書き込んでしまいます。そのため、トラ ックアットワンスのようにトラック間にリンクブロックができませ ん。従って音楽を CD に書き込んだ場合も、ノイズが発生したりする 心配がありません。 トラックアットワンスと同様に、リードインやリードアウトには毎 回約 14MB もの領域を使用してしまいますが、新しいセッションを追 記することも可能です。 通常のオーディオ CD プレーヤーでは 1 つ目のセッションまでしか 再生できません。
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