電子カルテシステムのご提案 - 大崎コンピュータエンヂニアリング

精神科向け
電子カルテシステムのご提案
株式会社 大崎コンピュータエンヂニアリング
平成16年10月12日
はじめに
株式会社ひのメディカルマネジメントにて開発された精神病院様向けオーダーエントリー電子カルテシ
ステム「ALICE」
(以後、ALICE)は、医療法人 堀川公平会 野添病院様をモデルケースとしてご
協力を賜り、実務運用に耐えられる、本格的電子カルテシステムとして誕生いたしました。野添病院様、
又、私共のグループ病院であります医療法人慶神会 武田病院にも、導入、運用を図りより良いシステム
として改善を重ねております。
ALICEは、社団法人 日本精神病院協会(日精協)様主催の第七回「精神科病院理事長等研修会」に
おいてご紹介頂きました。私どもといたしましても、会員の皆様には、精神病院に適した電子カルテシス
テムとして、おすすめさせて頂いております。
私どもは、このALICEを通じ、精神医療全体の質の向上と会員様、患者様の満足度向上の為、微力
ながら努力して参る所存です。
今後、電子カルテをご検討の折りは、是非一度ALICEをご覧頂き、ご提案の機会を頂けますようお
願い申し上げます。
株式会社
大崎コンピュータエンヂニアリング
CONTENTS
1.
背景
2.
ALICEとは
3.
特徴
4.
機能紹介
5.
製品仕様
6.
導入事例
7.
お問い合わせ
背景
医療の現場、特に制度的に業務が集中してしまう日本のドクターは、本来の仕事以外への対処に膨大な
時間を費やさなければなりません。
医師ごとにカルテへ
の記載方法が異なり、
既に電子カルテを導入
レベルの標準化が図
しているが、診療のた
れない
めの思考との乖離が著
各部門間での情報が
共有できていない(閉
鎖的な傾向にある)
しい
形式的なカルテへの
診療を妨げる要因
診療業界へのIT
化の波は避けられ
重複記載が診療の為
そうにない
の時間を圧迫してい
る
精神科専門の
本格的な「電子カルテ」が期待される
ALICEとは
ALICEとは、
「電子カルテ」「オーダリング」「医事(レセプト)」とが連動した、総合型のオーダーエントリー電
子カルテシステムです。また、ALICEは、電子カルテデータへのインターフェースを公開(XML)しております
ので、病診連携を始め、検査、病棟、給食など、様々な他システムとの連携が可能です。
Alice
電子カルテとオーダ
リングの一体化
報告
指示
病診間連携
ブラウザによる簡単操作
リアルタイムな情報の共有
で部門間の密接な連携
レセプト
診療内容がそのままレセプト
に
「文書ウィザード」による
他システムとの接続のため
標準化されたインターフェース
を提供
文章自動作成で
キーボード操作を軽減
特徴
ALICEは、カルテ記事を書く(入力する)ことで部門へ指示(オーダー)が出せないか?との発想
から生まれた、新しい電子カルテシステムです。
◆ コンセプト
電子カルテ、オーダリング、レセプトを一体化
・
診療行為を指示することで、その指示に伴うカルテ記事は
コンピュータ入力の負荷を軽減
・
自動生成され、記事に変更が加わると、関連のオーダーも
同様に変更されます(カルテ記事とオーダーを一体化)
・
・
時に病名の登録や所見記事の生成が自動化されます
・
各部門によるオーダー実施のタイミングで、医事システム
へ実施データが転送されます
医師が通院精神療法や隔離拘束の実施を行うことで、精神
福祉法に沿った規定文書を自動生成することが可能です
・
カルテ記事がオーダーの履歴も兼ねている為、電子カルテ
としての真正性の確保に役立ちます
薬剤毎に想定される病名と症状をマスタ化、該当薬剤指示
予診(予備面接)における簡単な一問一答からカルテ記事
が生成できます(面接フォームはカスタマイズ可能)
・
実施応答時に記録された内容はカルテ記事に取り込み可能
な形式で医師に報告されます。つまり、医師は報告確認と
診療を支援する
・
診療計画による運用が可能です。また、作成される診療計
共に、実際のカルテ記事としても流用が可能です
・
テ記事の内容(氏名、病名など)を元に必要書類のひな形
画書はインフォームドコンセントとしての利用も可能です
・
・
を自動生成できます。また、同時に作成履歴も管理するこ
複数の診療科毎で記載された別々のカルテ記事を、一つに
まとめて表示することが可能です
部門毎に管理されている各種記録簿(デイケア、看護日誌、
訪問看護、検査、作業療法記録など)を医師側でいつでも
閲覧することが可能です
精神福祉法、医療法に基づいた診断書、手続き書類をカル
とが可能となります。
(
「文書キャビネット」機能)
・
1000件以上の文例をマスタ化、様々な場面で用途にあ
った文例を選び記事を作成していくことが可能です(文例
ウィザード機能)
機能紹介
1.カルテ画面
ALICEのカルテ画面は、患者さんの情報(現在の指示状況や治療歴、禁忌、病名など)が一度に俯瞰できます。これ
は、診療において、総合的な判断が必要とされる、ドクターの為、ドクターの視点にたったインターフェースを実現しました。
患者さんのカルテイメージが全て同じに見えがちな電子カルテにお
いて、ALICEでは、紙カルテの厚さ、古さを視覚的に伝えるため、
治療歴や生い立ちなどを、年齢をベースにした時間軸での俯瞰させるこ
とで実現しております。
診断名(病名)や禁忌・アレルギー情報、責任レベルなどの情報が一
度に確認できます。
現在の指示(オーダー)状況が俯瞰できます。検査の予定変更や、指
示の取り消しなどもここから行えます。この部分は、ALICEにおけ
る医師側のオーダリングシステムへの入り口となります。
いわゆる(狭義の)カルテ部分です。ここには、処置の実施報告など
の情報も流入(後述)してきます。また、複数の診療科がある場合は、
科毎に分けた表示も可能ですし、混在させて全体を表示することも出来
ます。(記事の更新(削除)に関してはデータベースに更新前のデータ
が履歴として残ります)
2.カルテ記事の為の記事生成フォーム
下の図は、予診フォームより、カルテ記事を自動生成している様子です。
この他にも、記事生成のための
入力フォームを多数用意いたし
ております。
(右図は抜粋)
通院精神療法用フォーム
デポ剤実施用フォーム
隔離拘束用フォーム
特定薬剤指導管理用フォーム
3.オーダー送信機能
文例ウィザード
ここでは、処方の指示(オーダー)を例に診療の流れをご説明いたします。
指示する薬剤で考えられる
症状を自動的に表示。もちろ
ん、文面は手修正も可能。
1000種以上の文例を
ウィザード形式でご利用
いただけます。
[作成]ボタンをクリックし、カルテ書き込み
を確定させることで、指示内容が、調剤依頼
としてオーダーされる。
オーダー完了(上図はカルテ表示の内容)
4.カルテへ患者さんの状態が流れ込む様子
病棟/処置室
医師
診察記事
検査室
薬局
処方指示
看護日誌
各種指示箋
注射実施
カルテ記事
製品仕様
ALICEは、システムにおいては既に主流となっております、WEBアプリケーション(WEBサーバ+DB)の
形態をとっております。クライアントとなる医師や、医療スタッフのPCへは特別なソフトウェアが必要ありません。
OSに付属しておりますブラウザ(IE)を利用して、どこからでも、すぐにアクセスすることが可能です。
つまり、院内においてはイントラネット、院外においては、一定のセキュリティレベルを確保することで、インター
ネット越しに利用することも可能となります。
主な機能
[受付/医事]
[部門]
・ 外来受付
・ 薬局
・ 予定者一覧
・ 訪問看護
・ 精算
・ 看護日誌/外出外泊
・ 新患登録
・ 検査/処理/画像
・ 予備面接
・ カウンセリング
・ レセプト
・ 給食
・ デイケア/作業療法
[診察]
[その他]
・ カルテ
・ 掲示板
・ 指示箋発行
・ 文書キャビネット
・ 診療計画
・ 文例ウィザード
・ 実施結果確認
・ 院内メール
・ 入退院
・ 各種帳票
・ 文書
・ マスタ保守
◆ 画面サンプル
デイケア
作業療法
看護日誌
カウンセリング
部門
医事
Dr(診察)
処置室
CP
PSW
OT
病棟
デイケア
検査室
薬局
栄養科
共通
機能名
患者情報
外来受付
精算
預かり金管理
患者呼び出し
カルテ画面
報告一覧
外泊・外出申請(Dr)
入退院情報
実施予定表
CP 予定表
CP 結果
集団ミーティング
訪問看護
文書キャビネット
患者情報
カルテ画面
作業療法
看護日誌
申し送り一覧
行動制限一覧
外泊・外出申請(病棟)
指示箋
出金依頼
デイケア
検査予定表
検査結果
調剤依頼
処方箋
注射確認
服薬指導
栄養指導
給食
掲示板
メール
部門通達
文例ウィザード
マスタ保守
説明
患者の基本情報の保守
外来受付機能/外来患者の状況把握(診察、検査等の進行状況)
精算データの出力
患者の預かり金の入出金管理
カナ検索/ID 検索/診察予定者リスト/来院患者リスト/入院患者リスト
診察記事作成/診断病名入力/行動制限の設定/オーダー発行機能/各記録簿呼出機能
各部門からの実施報告等の確認、カルテ記事への取込み
病棟より提出された申請の確認、許可 or 不許可の通達実施
入退院予定リストの表示/日毎の入退院実施一覧の表示
処置、注射、ECT 等の実施報告の送信、予定者リストの閲覧
心理検査、カウンセリング、家族療法(同席依頼)の実施報告の送信、日程の予約
心理検査、カウンセリングの報告記事の送信/レポートのアップロード
集団ミーティングの実施報告の送信/議事録の作成
訪問看護の予約、実施報告の送信
保健福祉法関連文書、紹介状などの作成、呼出機能
インテーク機能/患者情報入力・閲覧
予備面接機能/GAF 値入力
作業療法の予約、実施報告の送信/出席簿の印刷/日計表、活動記録の印刷/実施履歴の閲覧/指示箋の確認
看護日誌の入力閲覧/看護計画の入力閲覧/患者の身体情報の入力/体温・脈拍のグラフ表示/外出・外泊の申請/事前指示の実施
/申し送り・Dr への看護日誌記事の送信
申し送り一覧の表示
行動制限一覧の表示
申請の一覧表示、状態の確認(申請中、外出中、帰院等)
病棟毎の指示箋の印刷
医事への預り金の出金依頼
デイケアの参加/デイケアの実施内容報告の送信/参加者リストの印刷/月報の印刷/実施履歴の閲覧/指示箋の確認
検査の実施報告の送信/検査日程の予約
検査結果の入力、報告の送信/検査結果(外部データ)の取込み
処方指示リストの表示/処方の実施報告の送信
臨時処方箋/定時処方箋/注射箋の印刷
注射指示の確認(必要薬剤の管理用)
服薬指導の実施報告の送信/薬歴簿の印刷
栄養指導の実施報告の送信
給食の種類、数量の確認
院内掲示板機能
部門間、スタッフ間の連絡用メール
訪問看護/支援関連/デイケア/作業療法/処変の通達の確認
文例の選択による文章作成機能
アカウントの登録/医師名の登録/医療機関の登録
機能一覧
導入事例
はじめにご紹介させて頂きました、医療法人
堀川公平会
野添病院様は、「治療共同体」に基づく多職種による力
動的チーム医療を医療だけでなく福祉分野にも導入し展開しておられる法人様です。
[医療部門 DATA]
入院部門:平均在院日数134日
入院期間による機能分布:急性期(短期)60床、中期39床、長期51床
外来部門:平均180名/日(デイケア等含む)
[社会復帰部門 DATA]
住居プログラム:援護寮、福祉ホームB、共同住居、グループホーム
地域生活支援センタ、職親支援事業
[スタッフ DATA]
精神科医10名(常勤精神保健指定6、非常勤4)、薬剤師2名、臨床心理
士(常勤4、非常勤1)、作業療法士7名、音楽療法士2名、看護スタッフ
100名、事務職員10名
[サーバ環境]
OS: Windows NT4 SP6a
WEB: IIS4
DB: Oracle 8.06
処置室
検査室
ナース
作業療法
給食
自宅または出先
レントゲン室
薬局
[クライアント数]
デスクトップ PC×54 台
ノート PC×13 台
病棟
デイケア
医事
公衆回線
心理
[クライアント環境]
OS: Windows XP, 2000, Me, 98
ブラウザ: Internet Explorer 5x 以上
ALICE サーバ
[SPEC]
Pentium III 600 × 2
Memory 512MB
HD: Raid5 60GB
自宅または出先
お問い合わせ
■:INFO
社名
住所
TEL
FAX
E−Mail
ホーム
株式会社 大崎コンピュータエンヂニアリング
東京都品川区大崎1−11−2 ゲートシテイ大崎イーストタワー2F
03−3492−0931
03−3492−0932
[email protected]
http://www.oce.co.jp
■:取引実績
導入件数
93 件
(関連ディーラー全国導入件数)(約 4300 件)
導入件数
病院、有床診療所、無床診療所、調剤薬局
診療科目
総合病院、内科、外科、整形外科、心療内科、精神科、循環器内科、眼科、泌尿器科、
透析科、耳鼻科
導入地域
福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、山口県、
京都府、東京都、千葉県、静岡県、神奈川県
主な導入先
精神科病院(150 床)、旧総合病院(866 床)、泌尿器科病院(30 床)、
脳神経外科病院(100 床)、肛門科病院(145 床)、内科病院(60 床)、
循環器科病院(95 床)