アルパイン株式会社

アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
(証券取引法第24条第1項に基づく報告書)
事業年度
(第40期)
自
至
平成17年4月1日
平成18年3月31日
アルパイン株式会社
(352091)
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アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
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目次
表紙
頁
第一部 企業情報 …………………………………………………………………………………………………………
第1 企業の概況 ………………………………………………………………………………………………………
1
1
1. 主要な経営指標等の推移 ……………………………………………………………………………………
2. 沿革 ……………………………………………………………………………………………………………
1
3
3. 事業の内容 ……………………………………………………………………………………………………
4. 関係会社の状況 ………………………………………………………………………………………………
4
5
5. 従業員の状況 …………………………………………………………………………………………………
事業の状況 ………………………………………………………………………………………………………
7
8
1. 業績等の概要 …………………………………………………………………………………………………
2. 生産、受注及び販売の状況 …………………………………………………………………………………
8
11
3. 対処すべき課題 ………………………………………………………………………………………………
4. 事業等のリスク ………………………………………………………………………………………………
12
12
5. 経営上の重要な契約等 ………………………………………………………………………………………
6. 研究開発活動 …………………………………………………………………………………………………
14
15
7. 財政状態及び経営成績の分析 ………………………………………………………………………………
設備の状況 ………………………………………………………………………………………………………
16
18
1. 設備投資等の概要 ……………………………………………………………………………………………
2. 主要な設備の状況 ……………………………………………………………………………………………
18
19
3. 設備の新設、除却等の計画 …………………………………………………………………………………
第4 提出会社の状況 …………………………………………………………………………………………………
21
22
1. 株式等の状況 …………………………………………………………………………………………………
(1) 株式の総数等 ………………………………………………………………………………………………
22
22
(2) 新株予約権等の状況 ………………………………………………………………………………………
(3) 発行済株式総数、資本金等の推移 ………………………………………………………………………
22
23
(4) 所有者別状況 ………………………………………………………………………………………………
(5) 大株主の状況 ………………………………………………………………………………………………
23
24
(6) 議決権の状況 ………………………………………………………………………………………………
(7) ストックオプション制度の内容 …………………………………………………………………………
26
26
2. 自己株式の取得等の状況 ……………………………………………………………………………………
3. 配当政策 ………………………………………………………………………………………………………
27
27
4. 株価の推移 ……………………………………………………………………………………………………
5. 役員の状況 ……………………………………………………………………………………………………
27
28
6. コーポレート・ガバナンスの状況 …………………………………………………………………………
経理の状況 ………………………………………………………………………………………………………
31
35
1. 連結財務諸表等 ………………………………………………………………………………………………
(1) 連結財務諸表 ………………………………………………………………………………………………
36
36
(2) その他 ………………………………………………………………………………………………………
2. 財務諸表等 ……………………………………………………………………………………………………
68
69
(1) 財務諸表 ……………………………………………………………………………………………………
(2) 主な資産及び負債の内容 …………………………………………………………………………………
69
90
(3) その他 ………………………………………………………………………………………………………
提出会社の株式事務の概要 ……………………………………………………………………………………
93
94
提出会社の参考情報 ……………………………………………………………………………………………
1. 提出会社の親会社等の情報 …………………………………………………………………………………
95
95
2. その他の参考情報 ……………………………………………………………………………………………
第二部 提出会社の保証会社等の情報 …………………………………………………………………………………
95
96
第2
第3
第5
第6
第7
[監査報告書]
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
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【表紙】
【提出書類】
有価証券報告書
【根拠条文】
証券取引法第24条第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成18年6月28日
【事業年度】
第40期(自
【会社名】
アルパイン株式会社
【英訳名】
ALPINE ELECTRONICS, INC.
【代表者の役職氏名】
取締役社長
【本店の所在の場所】
東京都品川区西五反田一丁目1番8号
平成17年4月1日
連絡場所
石
黒
征
至
平成18年3月31日)
三
福島県いわき市好間工業団地20番1号
【電話番号】
(0246)36-4111(代表)
【事務連絡者氏名】
常務取締役
【最寄りの連絡場所】
東京都品川区西五反田一丁目1番8号
【電話番号】
(03)3494-1101(代表)
【事務連絡者氏名】
東京事務所長
【縦覧に供する場所】
アルパイン株式会社本店
経理・管理担当
松
村
久
田
中
司
(東京都品川区西五反田一丁目1番8号)
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
統
治
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
第36期
第37期
第38期
第39期
第40期
決算年月
平成14年3月
平成15年3月
平成16年3月
平成17年3月
平成18年3月
売上高
(百万円)
196,091
222,367
213,019
222,779
253,983
経常利益
(百万円)
7,380
11,773
10,469
11,060
10,355
当期純利益
(百万円)
3,913
6,138
7,253
7,932
6,175
純資産額
(百万円)
72,466
74,738
80,336
88,829
110,782
総資産額
(百万円)
147,411
150,230
145,127
156,506
169,553
1株当たり純資産額
(円)
1,194.19
1,227.79
1,319.41
1,446.99
1,587.05
1株当たり当期純利益
(円)
64.49
99.78
117.94
128.97
91.71
(円)
―
86.86
102.85
112.58
88.35
自己資本比率
(%)
49.2
49.8
55.4
56.7
65.3
自己資本利益率
(%)
5.6
8.3
9.4
9.4
6.2
株価収益率
(倍)
22.7
13.1
12.3
12.0
19.0
(百万円)
15,727
14,388
10,491
12,472
12,887
(百万円)
△7,214
△8,099
△7,470
△9,243
△9,854
(百万円)
7,071
△4,330
△6,628
△1,615
△1,537
(百万円)
30,923
32,684
28,359
30,476
33,206
6,282
6,345
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
財務活動による
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
の期末残高
従業員数
(ほか、平均臨時
雇用者数)
(名)
(726)
(911)
6,603
8,350
9,863
(1,018)
(1,717)
(1,912)
(注)1
2
売上高には、消費税等は含まれておりません。
平成14年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、転換社債の潜在株式を調整した計算に
3
より1株当たり当期純利益が減少しないため、記載しておりません。
平成15年3月期から「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり
当期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号)を適用しております。
なお、同会計基準及び適用指針の適用に伴う影響については、軽微であります。
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1
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(2) 提出会社の経営指標等
回次
第36期
第37期
第38期
第39期
第40期
決算年月
平成14年3月
平成15年3月
平成16年3月
平成17年3月
平成18年3月
売上高
(百万円)
152,554
175,827
159,810
176,755
189,270
経常利益
(百万円)
5,858
8,304
5,575
6,365
4,120
当期純利益
(百万円)
3,234
5,101
4,500
5,098
2,871
資本金
(百万円)
19,928
20,011
20,025
20,360
25,920
(千株)
60,691
60,817
60,839
61,346
69,784
純資産額
(百万円)
63,032
65,551
70,283
75,165
90,310
総資産額
(百万円)
118,810
123,867
120,760
127,588
127,459
(円)
1,038.72
1,076.70
1,154.14
1,224.21
1,293.62
発行済株式総数
1株当たり純資産額
1株当たり配当額
(内1株当たり
中間配当額)
(円)
12.50
(5.00)
17.50
(7.50)
17.50
(7.50)
20.00
(10.00)
20.00
(10.00)
1株当たり当期純利益
(円)
53.30
82.71
72.68
82.42
42.16
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
(円)
―
72.01
63.40
71.96
40.99
自己資本比率
(%)
53.1
52.9
58.2
58.9
70.9
自己資本利益率
(%)
5.2
7.9
6.6
7.0
3.5
株価収益率
(倍)
27.4
15.8
20.0
18.7
41.2
配当性向
(%)
23.5
21.1
23.7
24.3
47.4
従業員数
(名)
1,208
1,192
1,177
1,178
1,233
(注)1
売上高には、消費税等は含まれておりません。
2
平成15年3月期の1株当たり配当額17円50銭には、アルパイン・ブランド誕生25周年記念配当2円50銭を含
んでおります。
3
平成14年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、転換社債の潜在株式を調整した計算に
より1株当たり当期純利益が減少しないため、記載しておりません。 4
平成15年3月期から「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり
当期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号)を適用しております。
なお、同会計基準及び適用指針の適用に伴う影響については、軽微であります。
-
2
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2【沿革】
当社は、アルプス電気株式会社(当社の親会社)と、米国モトローラ・インコーポレイテッドとの合弁事業により、
カーステレオを主とする自動車用電子装置の生産販売を行うために昭和42年5月に設立されました。
昭和53年8月モトローラ・インコーポレイテッドとの合弁契約の解消を契機に、カーオーディオメーカーとして
“アルパイン”ブランドの市販ビジネスと世界の有力自動車メーカー向けビジネスを展開するため、販売・生産・開
発のグローバル化を実施してきました。
設立以降、現在に至るまでの概要は、次のとおりであります。
年月
沿革
昭和42年5月
アルプス電気㈱と、米国モトローラ㈱との出資による合弁会社としてアルプス・モトローラ株式会
社を設立
8トラックテーププレーヤ用デッキメカニズムの生産を開始
昭和44年4月
昭和44年11月
カーラジオの生産・販売を開始
福島県いわき市にいわき事業所を開設
昭和47年10月
昭和53年6月
福島県田村郡小野町に小野町工場を開設
ドイツに販売会社アルパイン・エレクトロニクス・ゲー・エム・ベー・ハーを設立(現・連結子会
昭和53年8月
社)
モトローラ㈱との合弁契約を解消、アルプス電気㈱の100%出資となる
昭和53年11月
社名をアルパイン株式会社(英文名 ALPINE ELECTRONICS, INC.)に変更
アメリカに販売会社アルパイン・エレクトロニクス・オブ・アメリカ・インクを設立(現・連結子
昭和54年6月
会社)
カナダに販売会社アルパイン・エレクトロニクス・オブ・カナダ・インクを設立(現・連結子会社)
昭和55年3月
昭和60年12月
決算期を12月31日から3月31日に変更
イギリスに販売会社アルパイン・エレクトロニクス・オブ・UK・リミテッドを設立(現・連結子会
昭和61年3月
社)
アメリカに生産会社アルパイン・エレクトロニクス・マニュファクチャリング・オブ・アメリカ・
昭和61年6月
インクを設立
フランスに販売会社アルパイン・エレクトロニクス・フランス・S.A.R.L.を開設(現・連結子会社)
昭和62年1月
オーストラリアに販売会社アルパイン・エレクトロニクス・オブ・オーストラリア・PTY・リミテ
ッドを設立(現・連結子会社)
昭和62年7月
昭和62年11月
本店を東京都品川区に移転
いわき事業所を好間工業団地へ移転
昭和63年3月
平成2年3月
東京証券取引所市場第二部に上場
フランスに生産会社セクレ・アルパイン・エレクトロニクス・S.A.を設立
平成3年7月
平成3年9月
中国にソフト開発会社瀋陽東大アルパイン・ソフトウエアを設立(現・瀋陽東軟軟件股份有限公司)
東京証券取引所市場第一部に指定替
平成3年12月
平成4年1月
イタリアに販売会社アルパイン・エレクトロニクス・イタリア・S.p.A.を設立(現・連結子会社)
シンガポールに販売及び部材調達会社アルパイン・エレクトロニクス・アジア・PTE・リミテッド
平成4年3月
を設立(現・連結子会社)
ドイツに欧州統括会社アルパイン・エレクトロニクス(ヨーロッパ)ゲー・エム・ベー・ハーを設立
平成5年4月
(現・連結子会社)
カーナビケーションの生産・販売を開始
平成6年2月
平成6年12月
中国に生産会社丹東アルパイン電子有限公司を設立(現・連結子会社)
中国に中国統括持株会社アルパイン電子(中国)有限公司を設立(現・連結子会社)
平成6年12月
平成10年7月
中国に生産会社大連アルパイン電子有限公司を設立(現・連結子会社)
ハンガリーに生産会社アルパイン・エレクトロニクス・マニュファクチャリング・オブ・ヨーロッ
平成12年7月
パ・LTD.を設立(現・連結子会社)
アルパインマニュファクチャリング株式会社(旧社名:アルパインエンジニアリング株式会社)に営
平成13年9月
業の一部譲渡を実施
香港に販売及び部材調達会社アルパイン・エレクトロニクス・香港・リミテッドを設立(現・連結
平成13年11月
子会社)
東京都品川区に販売会社アルパインマーケティング㈱を設立(現・連結子会社)
平成14年8月
平成17年7月
中国に生産会社太倉アルパイン電子有限公司を設立(現・連結子会社)
タイに販売会社アルパイン・エレクトロニクス(タイランド) CO., LTD.を設立(現・連結子会社)
-
3
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3【事業の内容】
当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下当社という。)、親会社、子会社33社及び関連会社10社より構成さ
れ、自動車用音響機器および情報通信機器の製造販売を主な事業とし、かつ、これに附帯する事業を営んでおりま
す。
当社の親会社はアルプス電気株式会社であり、当社は同社から音響機器及び情報通信機器用の部品・製品を仕入れ
ております。
生産は、国内では当社及び生産会社4社(連結子会社及び非連結子会社)が担当しており、海外では主として欧州の
アルパイン・エレクトロニクス・マニュファクチャリング・オブ・ヨーロッパ・LTD.(連結子会社)ほかアジア及
び北米の生産会社(連結子会社)が担当しております。
販売は、国内では主としてアルパインマーケティング株式会社(連結子会社)ほか全国の販売会社(関連会社)を通じ
て行っておりますが、一部の製品につきましては、当社の営業部門が直接販売を行っております。
一方、海外におきましては、主として北米のアルパイン・エレクトロニクス・オブ・アメリカ・インク.(連結子
会社)及び欧州のアルパイン・エレクトロニクス(ヨーロッパ)ゲー・エム・ベー・ハー(連結子会社)を経由して現地
販売会社(連結子会社及び非連結子会社)及び現地代理店を通じて販売を行っております。
また、株式会社アルプス物流(親会社の子会社)は当社、アルプス電気株式会社及び国内販売会社に対して物流サー
ビスを行っております。
なお、当社グループの各会社は、音響機器事業、情報・通信機器事業ともに携わっております。
(親会社の子会社)
㈱アルプス物流
(親会社)
アルプス電気㈱
(海外販売会社)
アルパイン・エレクトロニクス・
オブ・アメリカ・インク.
アルパイン・エレクトロニクス
(ヨーロッパ)ゲー・エム・ベー・ハー
アルパイン電子(中国)有限公司
その他
(子会社10社)
(国内販売会社)
アルパインマーケティング㈱
その他
(関連会社2社)
(自動車用音響機器及び電子機器の製造・販売)
アルパイン㈱
(国内生産会社)
アルパイン
マニュファクチャリング㈱
アルパインプレシジョン㈱
ハイテクプレシジョン㈱
その他
(子会社1社)
(サービス及び設計等)
アルパイン技研㈱
アルパイン情報システム㈱
その他
(子会社5社,関連会社8社)
(海外生産会社)
アルパイン・エレクトロニクス・
マニュファクチャリング・オブ・
ヨーロッパ・LTD.
大連アルパイン電子有限公司
その他
(子会社4社)
(電子部品等の販売会社)
製品の供給
アルパイン・エレクトロニクス・
香港・リミテッド.
部品等の供給
その他
(子会社1社)
サービス等の提供
-
4
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アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
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4【関係会社の状況】
名称
(親会社)
住所
アルプス電気㈱
東京都
大田区
(連結子会社)
資本金
または
出資金
(百万円)
23,623
役員の
議決権の
兼任
所有又は
被所有
当社
当社
割合
従業
役員
(%)
員
(人)
(人)
主要な事業
の内容
資金
援助
営業上の取引
被所有
電子機器及び
部品の製造販
売
40.68
(0.22)
設備の賃貸借
4
─
─
電子部品の仕入
─
─
アルパイン・エレクト
ロニクス・ゲー・エ
ム・ベー・ハー
ドイツ
ミュンヘン
市
千EURO
4,000
音響機器及び
情報通信機器
の販売
100
3
2
─
当社及びアルパイン・エ
レクトロニクス(ヨーロッ
パ)ゲー・エム・ベー・ハ
ーが製品を納入
アルパイン・エレクト
ロニクス・オブ・アメ
リカ・インク.
アメリカ
トーランス
市
千US$
53,000
音響機器及び
情報通信機器
の販売
100
5
1
─
当社が製品を納入
─
アルパイン・エレクト
ロニクス・オブ・カナ
ダ・インク.
カナダ
トロント
市
千CAN$
200
音響機器及び
情報通信機器
の販売
1
─
アルパイン・エレクトロ
ニクス・オブ・アメリ
カ・インク.が製品を納
入
─
アルコム・オートモー
ティブ・インク.
アメリカ
グリーンウ
ッド市
3
─
100
─
(100)
千US$
7,700
持株会社
58.44
(58.44)
100
(100)
2
2
─
アルパイン・
エレクトロニ
クス・オブ・
アメリカ・イ
ンク.が機械
設備を貸与
─
当社及びアルパイン・エ
レクトロニクス(ヨーロッ
パ)ゲー・エム・ベー・ハ
ーが製品を納入
─
4
─
当社が製品を納入
─
1
─
当社及びアルパイン・エ
レクトロニクス(ヨーロッ
パ)ゲー・エム・ベー・ハ
ーが製品を納入
─
─
─
アルパイン・エレクトロ
ニクス(ヨ─ロッパ)ゲ
ー・エム・ベー・ハーが
製品を納入
─
─
─
アルパイン・エレクトロ
ニクス(ヨーロッパ)ゲ
ー・エム・ベー・ハーが
製品を納入
─
4
─
当社の製品の製造を委託
─
2
1
─
当社が製品を納入
─
100
2
2
─
当社及び関係会社が製品
及び部品を購入
─
100
1
4
─
当社及び関係会社が製品
及び部品を購入
─
メキシコ
レイノサ市
千US$
7,700
音響機器及び
電子部品の製
造販売
アルパイン・エレクト
ロニクス・フランス・
S.A.R.L.
フランス
ロワシー市
千EURO
4,650
音響機器及び
情報通信機器
の販売
100
3
アルパイン・エレクト
ロニクス(ヨーロッパ)
ゲー・エム・ベー・ハ
ー
ドイツ
ミュンヘン
市
千EURO
1,000
音響機器及び
情報通信機器
の販売
100
4
アルパイン・エレクト
ロニクス・オブ・UK・
リミテッド.
イギリス
コベントリ
ー市
千STG£
4,500
音響機器及び
情報通信機器
の販売
100
3
アルパイン・イタリア
・S.p.A.
イタリア
トレッツァ
ーノ・ス
ル・ナビリ
オ市
千EURO
3,000
音響機器及び
情報通信機器
の販売
100
(0.26)
3
アルパイン・エレクト
ロニクス・デ・エスパ
ーニア・S.A.
スペイン
ビトリア市
千EURO
500
音響機器及び
情報通信機器
の販売
100
3
ハンガリー
ビアトルバ
ージ市
千EURO
23,000
音響機器の製
造販売
100
4
千A$
1,800
音響機器及び
情報通信機器
の販売
100
アルパイン・エレクト
ロニクス・アジア・
PTE・リミテッド
アルパイン・エレクト
ロニクス・香港・リミ
テッド
アルパイン電子(中国)
有限公司
丹東アルパイン電子
有限公司
オーストラ
リア
メルボルン
市
シンガポー
ル
ジャランキ
ラン
中華人民共
和国
香港
中華人民共
和国
北京市
中華人民共
和国
遼寧省丹東
市
千S$
700
千US$
400
音響機器及び
情報通信機器
の仕入及び販
売
音響機器及び
情報通信機器
の仕入及び販
売
─
アルパイン・エレクトロ
ニクス・オブ・アメリ
カ・インク.が製品の
製造を委託
アルコム・エレクトロ
ニコス・デ・メヒコ・
S.A. DE C.V.
アルパイン・エレクト
ロニクス・マニュファ
クチャリング・オブ・
ヨーロッパ・LTD.
アルパイン・エレクト
ロニクス・オブ・オー
ストラリア・PTY・リ
ミテッド
─
3
─
千RMB
585,683
音響機器の販
売
100
4
5
─
丹東アルパイン電子有限
公司が製品を納入
─
千RMB
59,865
音響機器の製
造販売
60
(60)
1
3
─
当社の製品の製造を委託
当社が機械設
備を貸与
-
5
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
名称
資本金
または
出資金
(百万円)
住所
役員の
議決権の
兼任
所有又は
被所有
当社
当社
割合
従業
役員
(%)
員
(人)
(人)
主要な事業
の内容
(連結子会社)
大連アルパイン電子
有限公司
中華人民共
和国
遼寧省大連
市
千RMB
86,384
音響機器の製
造販売
90
(90)
1
4
太倉アルパイン電子
有限公司
中華人民共
和国
江蘇省太倉
市
千RMB
206,593
音響機器の製
造販売
100
(60)
1
タイ
プラーチン
ブリ市
百万BAHT
125
音響機器の製
造販売
67.31
(10)
タイ
バンコク市
百万BAHT
4
音響機器及び
情報通信機器
の販売
90.55
(90.55)
アルパインテクノ㈱
福島県
いわき市
200
音響機器及び
情報通信機器
の製造販売
アルパインマニュファ
クチャリング㈱
福島県
いわき市
275
アルパイン
プレシジョン㈱
福島県
いわき市
70
アルパイン
情報システム㈱
福島県
いわき市
125
アルパイン
マーケティング㈱
東京都
品川区
300
アルパイン技研㈱
福島県
いわき市
115
アルパイン
ビジネスサービス㈱
福島県
いわき市
50
(持分法適用関連会社)
東軟集団有限公司
中華人民共
和国
遼寧省瀋陽
市
アルパイン・テクノロ
ジー・マニュファクチ
ャリング(タイランド)
・CO.,LTD.
アルパイン・エレクト
ロニクス・(タイラン
ド)・CO.,LTD.
(注)1
2
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資金
援助
営業上の取引
千RMB
1,244,188
設備の賃貸借
音響機器及び
情報通信機器
の製造販売
音響機器の製
造販売
コンピュータ
ー等のシステ
ム開発・設計
及び販売
音響機器及び
情報通信機器
の販売
電気機器の開
発設計及び販
売
労働者派遣業
務及び厚生施
設の維持・管
理の受託
─
当社及び丹東アルパイン
電子有限公司が製品の製
造を委託
当社が機械設
備を貸与
アルパイン電
子(中国)有限
公司が土地建
物を貸与
5
─
当社の製品の製造を委託
─
─
2
─
当社及びアルパインテク
ノ㈱が製品の製造を委託
当社が機械設
備を貸与
1
3
─
当社及び関係会社が製品
を納入
─
当社
が運
転資
金を
貸付
当社の製品の製造を委託
当社が土地を
貸与
100
2
─
100
(15)
2
3
─
当社の製品の製造を委託
当社が土地・
建物を貸与
100
2
3
─
当社の製品の製造を委託
当社が土地を
貸与
100
(24)
1
2
─
当社のシステムの開発・
設計及び情報処理委託
当社が土地・
建物を貸与
当社製品の販売
当社が建物を
貸与
-
当社
が運
転資
金を
貸付
100
2
100
(20)
1
5
─
当社製品の設計委託
当社が土地を
貸与
100
1
1
─
庶務及び福利厚生に関す
るサ─ビスの委託
当社が建物を
貸与
ソフトウェア
開発・販売及
びIT人材教育
23
(20.59)
1
1
─
当社の製品に関するソフ
トウェア開発を委託
─
「議決権の所有又は被所有割合」欄の(内書)は間接所有又は間接被所有であります。
上記の関係会社のうちアルパイン・エレクトロニクス・オブ・アメリカ・インク.、アルパイン・エレクト
ロニクス・マニュファクチャリング・オブ・ヨーロッパ・LTD.、アルパイン・エレクトロニクス(ヨーロッ
パ)ゲー・エム・ベー・ハー、アルパイン電子(中国)有限公司、太倉アルパイン電子有限公司は、特定子会
3
社に該当します。
上記の関係会社のうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はアルプス電気㈱でありま
4
す。
アルパイン・エレクトロニクス・オブ・アメリカ・インク.は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除
く)が連結売上高の10%を超える連結会社に該当しますが、当連結会計年度における所在地別セグメント(北
米セグメント)の売上高に占める割合が96.1%であるため主要な損益情報等の記載を省略しております。
5
アルパイン・エレクトロニクス・ゲー・エム・ベー・ハーについては、売上高(連結会社相互間の内部売上
高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
なお、同社の主要な損益情報等は以下のとおりであります。
(1) 売上高62,021百万円 (2) 経常利益797百万円 (3) 当期純利益389百万円 (4) 純資産額5,849百万
円 (5) 総資産額21,342百万円
-
6
-
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5【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
平成18年3月31日現在
事業の種類別セグメントの名称
従業員数(名)
7,124
音響機器事業
(1,776)
2,585
情報・通信機器事業
(130)
154
(6)
全社(共通)
9,863
(1,912)
合計
(注)1
従業員数は、就業人員であります。
2
3
従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。
上記の「全社(共通)」に記載の人員は、総務部門等管理部門及び開発部門に属する人員を集計しておりま
4
す。
当連結会計年度より、アルパイン・テクノロジー・マニュファクチャリング(タイランド)・CO.,LTD.を連
結子会社に加えている為、従業員数が622名増加しました。また、アルパイン・エレクトロニクス・マニュ
ファクチャリング・オブ・ヨーロッパ・LTD.および太倉アルパイン電子有限公司の生産拡大に伴い、従業員
数が846名増加しました。
(2) 提出会社の状況
平成18年3月31日現在
従業員数(名) 1,233
(注)1
2
平均年齢(歳)
平均勤続年数(年)
38.2
14.1
従業員数は、就業人員であります。
平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3) 労働組合の状況
当社グループには労働組合はありません。
なお、従業員による組織があり労使交渉にあたっております。
労使関係は安定しております。
-
7
-
平均年間給与(千円)
6,604
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第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1) 業績
当連結会計年度の世界経済は、米国におきましては、ハリケーン・カトリーナの被害や原油価格高止まりなどの
影響が懸念されましたが、高水準の住宅投資の継続や旺盛な個人消費から、景気は堅調に推移いたしました。欧州
におきましては、ドイツで景気に再浮上の兆しが見られましたが、依然として雇用情勢や個人消費は回復に至ら
ず、ユーロ圏経済は力強さを欠きました。
一方、アジア経済は高成長を持続する中国をはじめASEAN諸国で、海外投資誘致による輸出産業が好調に推移
し、経済成長が見られました。
わが国経済は、企業の構造改革に目処がついたことや、新技術のデジタル製品を中心に、家電や電子部品業界さ
らに素材関連業界の収益に改善が見られました。これらを背景として、企業の意欲的な設備投資拡大や雇用の増加
など、景気は回復基調を強めました。
自動車業界では、北米自動車メーカーの販売不振や関連部品メーカーの経営破綻、欧州メーカーのリストラ策な
ど厳しい局面もありましたものの、原油高に対応した新車投入メーカーの販売は好調に推移し、自動車業界の優劣
格差が鮮明となりました。
当カーエレクトロニクス業界では、i-Podや地上デジタル放送などの新メディアの登場や車室内情報通信化の進
展に伴い、ナビゲーションを核とした複合商品がクルマの基幹機能として新車への装着率が上昇、市場規模が拡大
いたしました。しかしながら市販市場は、新車装着の影響から伸び悩みとなったことや価格競争が激化するなど事
業環境は厳しい状況で推移しました。
このような状況下、当社グループでは、内外のモーターショーに出展、主要顧客向けに先行技術提案による受注
獲得を図るとともに、北米ラスベガスのコンシューマー・エレクトロニクス・ショーや東京オートサロンなど各種
イベントに出展し、アルパイン・ブランドの訴求による拡販に努めました。
また、価格競争力の強化を図るため、中国「太倉アルパイン電子」の生産体制を拡充するとともに主要自動車メ
ーカーからの現地供給に対応するため、欧州・ハンガリーやタイの生産拠点に設備投資を実施しました。
さらに、今後市場規模の拡大が期待されるモービル・マルチメディア商品の開発に積極的な開発投資を継続する
とともに全社を挙げて、収益・コストの構造改革を推進いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の連結業績は、情報通信機器の販売が好調に推移し、売上高2,539億円(前期比
14.0%増)、営業利益については開発投資が大幅に増加したことから96億円(前期比4.7%減)、経常利益103億円
(前期比6.4%減)、当期純利益は前連結会計年度の年金基金の代行返上などの特別利益が減少し、61億円(前期
比22.2%減)となりました。なお、単独業績は、売上高1,892億円(前期比7.1%増)、営業利益22億円(前期比
52.6%減)、経常利益41億円(前期比35.3%減)、当期純利益28億円(前期比43.7%減)となりました。
①
事業の種類別セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
《音響機器事業》
当事業部門におきましては、市販向けの「i-PodリンクCDプレーヤー」が、車室内における音質の良さと操作
性が高く評価され、販売が好調に推移いたしました。
またDVDオーディオやDVDプレイヤーなどデジタルサウンド時代に対応した「DDリニアスピーカー」や「デジタ
ル・アンプ」も販売台数が伸長しました。
さらに、北米におきまして、大型量販店の販売網の再構築を図り、タイアップによるセールスプロモーション
が奏効し、市販市場が縮小するなか、売上げは増加いたしました。
自動車メーカー向けでは、欧州メーカー向けの「1DINインダッシュCDチェンジャー」や「CDプレーヤ
ー」、国内メーカー向けのグローバル戦略車の世界同時立ち上げに対応した、「CDオーディオシステム」の販
売が好調に推移いたしました。
しかしながら、カーオーディオはカーナビゲーションやカーAVとの複合化が加速し、当事業部門から情報・
通信機器事業部門ヘ移行したことから、売上高は前期比5%増にとどまりました。
この結果、当部門の連結売上高は1,290億円(前期比5.0%増)、営業利益は97億円(同24.0%減)となりまし
た。
-
8
-
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《情報・通信機器事業》
当事業部門では、市販市場向けに国内ではインダッシュタイプのAV機器搭載のナビゲーション「スーパー時
短ナビ」や地上デジタル放送に対応した大画面の「リアシート・エンターテインメントシステム」や海外向けに
パルスタッチコントロール機能の「インダッシュ・カーAVシステム」などを市場投入拡販を図りました。
さらに、北米に於いて需要が拡大しているポータブルナビゲーション市場へ革新デザインと操作性に優れたポ
ータブルナビ「Black Bird」を本年2月より投入を開始しました。
一方、自動車メーカー向けでは、得意先メーカーの新車販売が好調に推移したことやナビゲーションが基幹機
能として純正装着比率が上昇し販売が好調に推移いたしました。特に北米向けは、純正市場において、J.Dパワ
ー社のCS(顧客満足度)調査において、2005年度もNo1となり、4連続のトップポジションを獲得しました。
また、中国国内において開発生産した中国市場向けナビゲーションを得意先へ下期より納入開始いたしまし
た。
この結果、当部門の連結売上高は1,249億円(前期比25.1%増)、営業利益は77億円(同4.5%増)となりまし
た。
所在地別のセグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
②
《日本地域》
市販市場向けに、インダッシュタイプのAV機器搭載のナビゲーション「スーパー時短ナビ」や地上デジタル
放送に対応した大画面の「リアシート・エンターテインメントシステム」を市場に投入し拡販を図りました
が、価格競争激化の影響により売上は減少いたしました。また、自動車メーカー向けでは電装品売上が減少し
ましたが、在外子会社向けの輸出売上が増加したため、売上高は1,965億円(前期比7.5%増)、営業利益は106
億円(前期比31.4%減)となりました。
《北米地域》
大型量販店の販売網の再構築を図り、タイアップによるセールスプロモーションが奏効し市販向け売上が増
加いたしました。また、得意先の新車販売が好調に推移し、ナビゲーションの純正装着率が上昇したことから
自動車メーカー向け販売が大きく伸張いたしました。この結果、売上高は994億円(前年同期比18.3%増)、営
業利益は26億円(前年同期比36.2%増)となりました。
《ヨーロッパ地域》
自動車メーカー向けCDプレーヤーや1DINインダッシュCDチェンジャーの販売が好調に推移し、またカー
ナビゲーションやカーAVシステム等の情報通信機器の売上が拡大したことにより、売上高は1,248億円(前年
同期比13.9%増)、営業利益は21億円(前年同期比7.5%増)となりました。
《アジア》
中国市場向けナビゲーションの納入を開始するなど自動車メーカー向け中国販売が増加いたしました。生産
子会社の輸出売上の増加およびタイの子会社2社を新規に連結子会社に追加したことにより、売上高は497億円
(前年同期比46.8%増)、営業利益は13億円(前年同期比165.2%増)となりました。
《その他の地域》
市販市場の縮小の影響を受け、売上高は12億円(前年同期比7.4%減)、営業損失は△11百万円(前年同期比
151%減)となりました。
当連結会計年度から所在地別セグメントを変更したため、前年同期比較にあたっては前連結会計年度分を変更
後の区分に組み替えて行っております。
-
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(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は332億円と前連結会計年度末と比べ27億円(9.0%)の増加となりまし
た。
営業活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度と比べ4億円(3.3%)増加し、128億円の資金の増加とな
りました。この増加の主な要因は、税金等調整前当期純利益101億円の計上及び減価償却費86億円の計上による資
金の増加と、法人税等の支払額59億円による資金の減少であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度と比べ6億円(6.6%)減少の98億円を資金として使用し
ています。主に、有形固定資産の取得84億円と無形固定資産の取得24億円等による資金の使用と、関係会社出資金
の売却による資金の獲得によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度と比べ78百万円(4.8%)減少の15億円を資金として使用
しています。主に、配当金の支払い12億円によるものです。
これらの結果、フリー・キャッシュ・フローは30億円(前期比6.1%減)となり、前連結会計年度と比べ1億円
の減少となりました。なお、フリー・キャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動による
キャッシュ・フローの合計であります。
-
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-
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2【生産、受注及び販売の状況】
(1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称
生産高(百万円)
前年同期比(%)
音響機器事業
113,645
8.2
情報・通信機器事業
105,034
6.6
218,680
7.5
合計
(注) 1
金額は販売価格によっております。
2
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
当連結会計年度における受注実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称
受注高(百万円)
前年同期比(%)
音響機器事業
129,432
2.3
15,969
2.3
情報・通信機器事業
127,618
21.9
17,752
18.0
257,051
11.2
33,721
10.0
合計
(注)
受注残高(百万円)
前年同期比(%)
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称
販売高(百万円)
前年同期比(%)
音響機器事業
129,075
5.0
情報・通信機器事業
124,907
25.1
253,983
14.0
合計
(注) 1
2
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は、下記のとおりであります。
前連結会計年度
当連結会計年度
相手先
販売高(百万円)
BMW
AG
Chrysler
Corporation
Daimler Chrysler AG
-
割合(%)
販売高(百万円)
割合(%)
18,396
8.3
27,587
10.9
22,404
10.1
26,910
10.6
25,795
11.6
22,092
8.7
11
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3【対処すべき課題】
わが国経済は企業収益や雇用環境の改善、積極的な民間設備投資から好景気は持続するものと思われます。しかし
ながら、企業間格差や世界的な原油高・長期金利上昇の影響など懸念材料も見られます。
海外におきましても、北米では行き過ぎた住宅投資の調整やイラク処理問題など欧州もユーロ圏各国の経済格差、
中国における安定成長に向けての舵とりなど予断を許さない状況にあります。
自動車業界におきましては、環境や安全に対する取り組み強化や新車のグローバル同時生産と高品質の要求などグ
ローバル競争が激化しております。当カーエレクトロニクス業界においても、自動車メーカーの要求に対応するため
技術開発や価格競争力の強化とグローバル化が経営の重要課題となっています。
このような状況下、当社では市場規模が拡大しているナビゲーションを核とした情報通信機器分野に積極的な研究
開発投資を継続するとともに、中国のソフトウェア開発拠点を拡充し開発効率の向上を図ります。さらに桁違い品質
追求による顧客満足度の向上と収益・コストの構造改革を推進し、経営基盤の強化を図ってまいります。
4【事業等のリスク】
当社グループの事業展開上リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項は以下のとおりです。文中におけ
る将来に関する事項は当連結会計年度末において当社グループが判断したものです。
(1) 景気変動について
当社グループは、モービルマルチメディア事業を中心としてグローバルに事業を展開しております。当社グルー
プの製品は、直接あるいは顧客自動車メーカーを通じて間接的に、全世界の様々な市場で販売されております。
従いまして、日本、北米、欧州、アジア等の主要市場における景気後退などは当社グループの業績及び財務状況
に悪影響を及ぼす可能性があります。
(2) 為替リスクについて
当社グループは、海外売上高比率が約85%であり、また在外子会社の財務諸表は現地通貨建で作成されているた
め、為替変動の影響を受けます。一般に他の通貨に対する円高、特に米ドル及びユーロに対する円高は、当社グル
ープの業績に悪影響を及ぼします。当社グループは為替先物予約等により、為替ヘッジ取引を行っていますが、急
激な為替レートの変動等により、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(3) 新製品開発について
当社グループは、魅力ある新製品を開発するため、継続的な研究開発投資を積極的に行っております。しかしな
がら、技術の急速な進歩や顧客ニーズの変化により、期待通りに新製品開発が進まない場合、将来の成長と収益性
を低下させ、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4) 価格競争について
当社グループが属しているモービルマルチメディア業界における価格競争は激化しており、市販市場ではカーオ
ーディオ単品商品が価格競争の影響を受けております。また、自動車メーカーからのコストダウンや競合他社の参
入攻勢などのため、今後一層の価格下落が予想されます。当社グループは、グローバルな視点での収益・コストの
構造改革を進めて参りますが、これら販売価格の下落が、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能
性があります。
(5) 海外進出に潜在するリスクについて
当社グループは、生産及び販売活動の多くを米国や欧州ならびに中国他アジア諸国にて行っております。これら
の海外市場への事業進出には、1).予期しない法律または税制の変更、2).不利な政治または経済要因、3).テロ、
戦争、その他の社会的混乱等のリスクが常に内在されております。これらの事象が起きれば、当社グループの事業
の遂行に深刻な影響を与える可能性があります。
(6) 特定の部品の供給体制について
当社グループは、重要部品を当社グループ内で製造する様努めておりますが、一部の重要部品については、グル
ープ外の企業から供給を受けております。これらの供給元企業が、災害等の事由により、当社グループの必要とす
る数量の部品を予定通り供給できない場合、生産遅延、販売機会損失等が発生し、当社グループの業績及び財務状
況に悪影響を及ぼす可能性があります。
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(7) 顧客企業の要求について
当社グループのOEM事業は、全世界の自動車メーカーを対象にしており、中期的には受注構造改革を推進し、
更なる売上げの拡大を目指しております。これら自動車メーカーにあっては、生き残りをかけたグローバル競争か
ら品質・価格・納期に対する要求が一層高まっております。この分野における顧客企業への売上げは、その顧客企
業の業績や調達方針の変更等により大きな影響を受け、また顧客要求に応じるための値下げは、当社グループの業
績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(8) 知的財産について
当社グループは、技術研究開発等により得られた成果について、特許、商標及びその他の知的財産権などにより
当該技術の保護を図っております。しかし特定の地域においては知的財産権による保護が十分でなく、第三者が当
社グループの知的財産を使用し類似製品を製造するのを効果的に防止できない可能性があります。また、当社グル
ープの将来の製品または技術が、他社の知的財産権を侵害しているとされる可能性があります。
(9) 製品の欠陥について
当社グループは、厳格な品質管理基準にのっとり各種の製品を製造しております。しかし全ての製品について欠
陥がなく、将来的にリコールが発生しないという保証はありません。また、製造物責任賠償保険に加入しておりま
すが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありません。大規模なリコールや製
造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、それによ
り当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(10) 公的規制について
当社グループは、事業展開する各国において、事業・投資の許可、関税をはじめとする輸出入規制等、様々な政
府規制・法規制の適用を受けております。これらの規制を遵守できなかった場合、当社グループの事業活動が制限
され、コストの増加につながる可能性があります。従いまして、これらの規制は当社グループの業績及び財務状況
に悪影響を及ぼす可能性があります。
(11) 災害時のリスクについて
当社グループでは、地震を含めた防災対策を徹底しており、過去の災害発生時にも事業への影響を最小限に止め
た実績があります。しかし、想定を超える大規模な災害が発生した場合には、停電またはその他の中断事象による
影響を完全に防止または軽減できる保証はありません。
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5【経営上の重要な契約等】
[技術援助契約]
当社グループが提供を受けている主な技術援助に関する契約は次のとおりであります。
契約会社名
アルパイン
契約先
株式会社
アルパイン
コーニンクレッカ・フィ
リップス・エレクトロニ
アルパイン
株式会社
アルパイン
株式会社
アルパイン
株式会社
技術契約の内容
ドルビー・ラボラトリー
ズ・ライセンシング・コ
ーポレーション
株式会社
国名
アメリカ
オランダ
クス・エヌブイ
トムソン・エス・エー
株式会社
東芝
エムペグ・エルエー・エ
ルエルシー
テープレコーダー等の雑音低減
昭和52年1月1日から
装置に関する特許実施権の許諾
特許存続期間満了日まで
DVDプレーヤーに関する特許実
平成11年10月12日から
施権の許諾
平成21年10月11日まで
DVDプレーヤーに関する特許実
施権の許諾
フランス
DVDプレーヤーに関する特許実
日本
アメリカ
-
契約期間
平成12年10月1日から
平成17年9月30日まで
以後5年ごとの自動更新
平成12年12月31日から
施権の許諾
平成19年12月31日まで
DVDプレーヤーに関する特許実
施権の許諾
平成14年1月1日から
平成22年12月31日まで
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6【研究開発活動】
当社事業領域であるカーエレクトロニクスは、多様化するデジタルメディアへの対応や、ナビゲーションと車内外
ネットワーク/情報通信の融合、運転者支援領域の拡大等により、開発技術の高度化、また自動車メーカーと一体と
なった開発体制が求められております。
当社は車載機器専業メーカーとして永年に渡り培ったコアテクノロジー「HEADS」(Human Machine Interface Techn
ology, Evaluation Technology, Acoustic Technology, Digital Mechatronics Technology, System Integration T
echnology)を進化させていくとともに、当社親会社であるアルプス電気と連携し、製品開発力の強化に取組んで参
ります。
また拡大する海外自動車メーカーとのビジネスに対応していくため、日本、米州、欧州、中国のグローバル4極開
発体制を強化して参ります。
尚、当連結会計年度における事業の種類別セグメントの研究開発活動の成果は、次のとおりであります。
(1)音響機器事業
当社は音質を追求したフラッグシップモデル「F#1 Status」の音響技術をベースとして、多様化するユーザー
ニーズ・ソリューション実現に向けた製品開発を進めております。
・ヘッドユニットと連携しiPodが車室内で楽しめるインターフェイスを世界に先駆け開発致しました。またiPod
とのダイレクト接続を実現したヘッドユニットは、 2005年度日刊自動車新聞用品大賞を受賞するなど高い評
価を受けております。
・エリアが拡大する地上デジタル放送に、デジタルTVチューナーと10.2インチ大型リアモニターを開発致しまし
た。本システムではクリアな映像とともに、DVDシアターシステムとの組合せにて、車室内での本格的5.1ch
サラウンドが可能です。
当事業における研究開発費の金額は、5,670百万円であります。
なお、当連結会計年度から、研究開発費の範囲を製品開発過程における研究開発費及び人件費を含めた金額に
変更しており、この研究開発費の範囲見直しによる増加額は、3,372百万円であります。
(2)情報・通信機器事業
当社では、オーディオビジュアルとナビゲーションの統合化に加え、情報通信/テレマティックスや、運転情報
支援領域への拡大に向けて、積極的に研究開発を推進しております。
・北米自動車メーカー向けナビゲーションシステムが、J.D.Power No1を4年連続で授賞致しました。J.
D.Powerでは、特に操作性(使い易さ)が高い評価を受けており、当社では、この操作性/HMI(Human
Machine Interface)が、高度/多様化する情報処理が求められる車室内での重要要素と位置付け、更に向上
を図って参ります。
・当社では運転快適性/安全性向上のため、「Drive Assist」事業の開発を進めております。具体的には、車
載センサー活用による周辺情報表示や、車々間/インフラとの情報通信、運転時の操作負担軽減のための製品
インターフェイス等、市場展開して参ります。
当事業における研究開発費の金額は、20,430百万円であります。
なお、当連結会計年度から、研究開発費の範囲を製品開発過程における研究開発費及び人件費を含めた金額に
変更しており、この研究開発費の範囲見直しによる増加額は、13,832百万円であります。
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7【財政状態及び経営成績の分析】
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものです。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループ(当社及び連結子会社)の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計
の基準に準拠して作成されています。
この連結財務諸表の作成に際し、連結決算日における資産・負債の数値及び連結会計年度の収益・費用の数値に
影響を与える会計上の見積りを用いています。この会計上の見積りは、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられ
る様々な要因に基づき行っています。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる
場合があります。
当社は、特に以下の会計上の見積りが、当社グループの連結財務諸表に重要な影響を与えるものと考えていま
す。
①たな卸資産及び有価証券の評価
たな卸資産及び時価のない有価証券は主に原価法を、時価のある有価証券は時価法を採用しています。また、そ
の価値が帳簿価額より50%以上下落した場合は評価損を計上し、時価のある有価証券については、時価の下落が
30%以上50%未満の場合は時価の回復可能性等を考慮して、評価損を計上しています。
たな卸資産では顧客の将来需要の減少等に伴う陳腐化、有価証券では将来の景気変動等によって投資先が業績不
振になった場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。
②繰延税金資産
繰延税金資産については、回収可能性があると判断できる金額に減額するため評価性引当額を計上しています。
繰延税金資産の回収可能性を判断するにあたっては、将来の課税所得等を考慮しています。
繰延税金資産の全部または一部を、将来回収できないと判断した場合、当該判断を行った会計年度に繰延税金資
産の調整額を税金費用として計上することがあります。同様に、計上額の純額を上回る繰延税金資産が回収可能で
あると判断した場合は、当該判断を行った会計年度の税金費用を減少させることがあります。
③退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当社グループは会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づ
き、退職給付費用及び退職給付引当金の計上を行っています。退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上で設
定される前提条件や年金資産の期待運用収益率等に基づいて算出されています。この前提条件には割引率、退職
率、死亡率、脱退率、昇給率等が含まれています。
この前提条件の変更等があった場合には、将来期間における退職給付費用及び退職給付債務に影響を及ぼすこと
があります。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度は、カーエレクトロニクス業界では、i-Podや地上デジタル放送などの新メディアの登場や車室
内情報通信化の進展に伴い、ナビゲーションを核とした複合商品がクルマの基幹機能として新車への装着率が上
昇、市場規模が拡大いたしました。しかしながら、市販市場は、価格競争の激化や新車装着の影響を受け伸び悩み
となり、事業環境は厳しい状況で推移致しました。
このような環境下、売上高は2,539億円と前期比312億円の増加(前期比14.0%増)となりました。利益につきま
しては、開発研究投資の大幅増により営業利益は96億円と前期比4億円の減益(前期比4.7%減)、経常利益は103
億円と前期比7億円の減益(前期比6.4%減)、当期純利益は前年度の年金基金代行返上などの特別利益が減少し、
61億円と前期比17億円の減益(前期比22.2%減)となりました。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループを取り巻く事業環境は、新製品開発競争や価格競争の激化など厳しさを増しております。特に、グ
ロ-バル競争が激化する自動車メーカーからのコストダウン・高品質化ならびに技術開発力強化の要請が高まって
きております。この要請に応えるため、当社グループは本社機能の体質強化と、グローバルな収益・コストの構造
改革および販売・生産・開発・調達体制の強化を加速させ、事業基盤の確立に取り組んでおります。
また、当社グループは海外売上高比率が約85%と海外依存度が比較的高いため、為替変動により影響を受ける可
能性があります。このため、為替先物予約等による為替ヘッジや円建て取引の拡大など、為替タフネス強化施策を
推進しております。
詳細につきましては、「4 事業等のリスク」
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をご参照下さい。
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(4) 戦略的現状と見通し
当社グループは、主要自動車メーカー向けに先行技術提案による受注獲得を図るとともに、北米コンシューマ
ー・エレクトロニクス・ショーや東京オートサロンなど国内外のモーターショーや各種イベントにも出展、ブラン
ド・イメージを強化、市販商品の拡販を図りました。
また、価格競争力の強化を図るため、中国「大連アルパイン電子」、「太倉アルパイン電子」の生産体制を拡充
するとともに、主要自動車メーカー向け現地供給に対応するため、ハンガリーやタイの生産拠点に設備投資を実施
しました。
さらに、市場規模の拡大が期待される情報通信機器事業の商品開発に積極的な開発投資を継続するとともに、全
社グループを挙げ、収益・コストの構造改革を推進します。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
①資産、負債及び資本の状況
当連結会計年度における総資産は前年同期比130億円増加し1,695億円、株主資本は219億円増加し1,107億円とな
り、株主資本比率は8.6%増加し、65.3%となりました。主な内容として、流動資産では現金及び預金の増加と受
取手形及び売掛金の増加等により45億円の増加、固定資産では機械装置及び運搬具等の有形固定資産が21億円、投
資有価証券が37億円それぞれ増加した結果、85億円の増加となりました。
流動負債では未払費用が16億円、製品保証引当金が11億円それぞれ増加しましたが、未払法人税等が18億円減少
し、13億円の増加となりました。固定負債では、転換社債の減少と退職給付引当金の減少等により108億円の減少
となりました。
株主資本は転換社債の転換により資本金と資本剰余金がそれぞれ55億円増加し、当期純利益61億円の計上により
利益剰余金が増加した結果219億円の増加となりました。
②キャッシュ・フローの状況
「1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」 をご参照下さい。
(6) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループ事業と関連の深い自動車業界におきましては、北米自動車メーカーの販売不振や関連部品メーカー
の経営破綻、欧州自動車メーカーの大規模なリストラなど厳しい局面があったものの、原油高に対応し低燃費の新
車を市場投入したメーカーの販売は好調に推移し、業界における優劣格差が鮮明となりました。また、環境や安全
に対する取り組みや新車の世界同時生産・発売など、グローバル競争が激化しております。
このような状況下、当社グループは、ナビゲーションを核とするオーディオ・ナビ・ビジュアル・コミュニケー
ションの融合プラットフォームに積極的な研究開発投資を継続するとともに、中国・ソフトウェア開発拠点を拡
充、開発効率の向上を目指します。また、自動車メーカーからの高品質化要請に対し、グローバル評価体制を確
立、北米・欧州・中国の評価・信頼性センター機能を強化、現地における品質評価のスピードアップによる顧客満
足度の向上を図ります。さらに、激化する価格競争に対応するため、グローバルの生産・開発・調達体制を拡充す
るとともに、収益・コストの構造改革を推進、経営基盤の強化に取り組みます。
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第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当社グループにおきましては、グローバルにS.M.D.+P.Q.(Sales:販売・Manufacturing:生産・Development:開
発 + Procurement:調達・Quality:品質保証)体制を進化させるべく、物と情報の「流れ改善」のための設備投資を
重点的に実施しております。
当連結会計年度における設備投資の金額は10,777百万円であり、事業の種類別セグメントの設備投資状況は、次の
とおりであります。
(1) 音響機器事業
提出会社においては、金型を中心とした有形固定資産に2,109百万円、当社グループのグローバル化・全体最適
化のための社内情報ネットワーク構築に901百万円を投資いたしました。海外においては、一部自動車メーカーへ
の直接納入化拡大・顧客要求品質に向けた対応などの製品供給体制強化を目的として、ハンガリーの生産設備に
1,133百万円、また、北米においては、ノーズ内製化などの生産機能拡充化を目的とした生産設備などに358百万円
投資致しました。第三の中国生産拠点である「太倉アルパイン」では、増産に対応する為の生産設備の取得など
582百万円の設備投資を行ないました。
当事業における設備投資の金額は6,354百万円であります。
(2) 情報・通信機器事業
提出会社においては、新製品開発および生産の拡充や合理化を目的として有形固定資産に1,987百万円、社内情
報ネットワーク構築のため849百万円、また、北米においては、ノーズ内製化・ナビ生産拡大など生産機能拡充の
ために730百万円などを投資致しました。
当事業における設備投資の金額は4,357百万円であります。
(3) 全社共通
全社共通のものとして、厚生施設の維持更新などのために65百万円を投資致しました。
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2【主要な設備の状況】
(1) 提出会社
平成18年3月31日現在
帳簿価額(百万円)
事業所名
(所在地)
いわき事業所 (福島県いわき市)
本社・国内営業所他
(東京都品川区他)
事業の種類別
セグメントの
名称
設備の内容
音響機器事業
情報・通信
機器事業
全社共通 研究開発・
その他設備
音響機器事業
情報・通信
機器事業 研究開発・
その他設備
建物及び
構築物
機械装置
及び
運搬具
3,744
1,084
土地
(面積
千㎡)
工具器具
備品及び
金型
3,370
(326)
3,701
合計
従業
員数
(名)
11,901
1,132 (20)
23
―
(―)
[4]
―
18
101 (7)
42
(2) 国内子会社
平成18年3月31日現在 帳簿価額(百万円)
従業
員数
(名)
事業所名
(所在地)
事業の種類
別セグメン
トの名称
設備の
内容
アルパインテ
クノ㈱
(注)3
本社工場
(福島県
いわき市)
音響機器
事業
情報・通信
機器事業
生産設備
166
13
280
(8)
[7]
9
470
86 (77)
アルパインマ
ニュファクチ
ャリング㈱
(注)4
本社工場
(福島県
いわき市)
音響機器
事業
情報・通信
機器事業
生産設備
276
103
165
(10)
82
627
255 (3)
アルパインプ
レシジョン㈱
(注)5
本社工場
(福島県
いわき市)
音響機器
事業
生産設備
447
209
128
(1)
[1]
49
835
122 (18)
アルパイン技
研㈱
(注)6
本社事業所
(福島県
いわき市)
音響機器
事業
その他設備
159
3
―
64
227
218 (17)
会社名
機械装置
建物及び
及び
構築物
運搬具
工具器具
備品及び
金型
土地
(面積
千㎡)
合計
(3) 在外子会社
平成18年3月31日現在 帳簿価額(百万円)
会社名
アルパイン・エ
レクトロニク
ス・オブ・アメ
リカ・インク
アルコム・エレ
クトロニコス・
デ・メヒコ・S.
A DE C.V.
従業
員数
(名)
事業所名
(所在地)
事業の種類
別セグメン
トの名称
設備の
内容
本社事業所
アメリカト
ーランス市
音響機器
事業
情報・通信
機器事業
研究開発・
その他設備
321
1,474
460
(136)
[7]
455
2,712
288 (14)
本社工場
メキシコ
レイノサ市
音響機器
事業
情報・通信
機器事業
生産設備
920
164
57
(6)
[0]
23
1,166
867 (―)
機械装置
建物及び
及び
構築物
運搬具
-
19
-
土地
(面積
千㎡)
工具器具
備品及び
金型
合計
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帳簿価額(百万円)
事業所名
(所在地)
会社名
事業の種類
別セグメン
トの名称
設備の
内容
機械装置
建物及び
及び
構築物
運搬具
アルパイン・エ
レクトロニク
ス・マニュファ
クチャリング・
オブ・ヨーロッ
パ・
LTD.
本社工場
ハンガリー
ビアトルバ
ージ市
音響機器
事業
生産設備
1,113
1,220
大連アルパイン
電子
有限公司
(注)7
本社工場
中華人民共
和国
遼寧省
大連市
音響機器
事業
生産設備
54
太倉アルパイン
電子
有限公司
本社工場
中華人民共
和国
江蘇省
太倉市
音響機器
事業
生産設備
757
(注) 1
土地
(面積
千㎡)
工具器具
備品及び
金型
合計
353
(129)
558
3,246
1,415 (―)
766
―
388
1,209
1,856 (927)
1,183
―
46
1,987
1,673 (―)
帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。
2
3
上記中[外書]は、連結会社以外からの賃借土地面積(千㎡)であります。
土地はこの他、提出会社が1千㎡を貸与しております。
4
5
土地はこの他、提出会社が19千㎡を貸与しております。
土地はこの他、提出会社が7千㎡を貸与しております。
6
7
土地は提出会社が21千㎡を貸与しております。
土地はアルパイン電子(中国)が62千㎡を貸与しております。
8
9
現在休止中の主要な設備はありません。
従業員数の(外書)は臨時従業員数であります。
10
上記の他、連結会社以外からの主要な賃借設備の内容は、下記のとおりであります。
会社名
事業所名
(所在地)
いわき事業所
(福島県いわき市)
本社・国内営業所他
提出会社
(東京都品川区他)
事業の種類別
セグメントの名称
音響機器事業
情報・通信機器事業
全社共通
設備の内容
機械装置
器具備品
本社工場
音響機器事業
機械装置
(福島県いわき市)
情報・通信機器事業
器具備品等
アルパイン
マニュファクチャリング㈱
本社工場
(福島県いわき市)
音響機器事業
情報・通信機器事業
機械装置
器具備品
アルパインプレシジョン㈱
本社工場
(福島県いわき市)
音響機器事業
機械装置
器具備品等
アルパインテクノ㈱
(注)
従業
員数
(名)
上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
-
20
-
年間
リース料
(百万円)
リース
契約残高
(百万円)
167
249
42
95
166
296
32
33
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3【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等
会社名
事業所名
(所在地)
事業の種類別
セグメント
の名称
設備の内容
投資
資金調達
予定額
方法
(百万円)
着手年月
完了予定年月
建物及び構築物
612
機械装置
工具器具備品及
924
自己資金 平成18年4月 平成19年3月
いわき事業所
音響機器事業
(福島県いわき
市)
情報通信機器
事業
エレクトロニ
クス・オブ・
本社事業所
(アメリカ
音響機器事業
情報・通信機
工具器具備品及
び金型
123 自己資金 平成18年4月 平成19年3月
アメリカ・イ
ンク
トーランス市)
器事業
無形固定資産
176
レクトロニコ
ス・デ・メヒ
本社工場
(メキシコ
音響機器事業
情報・通信機
機械装置
197 自己資金 平成18年4月 平成19年3月
コ・
S.A. DE C.V レイノサ市)
器事業
音響機器事業
機械装置
504 自己資金 平成18年4月 平成19年3月
音響機器事業
機械装置
643 自己資金 平成18年4月 平成19年3月
音響機器事業
機械装置
542 自己資金 平成18年4月 平成19年3月
機械装置
136 自己資金 平成18年4月 平成19年3月
提出会社
び金型
3,951
アルパイン・
アルコム・エ
アルパイン・
エレクトロニ
クス・マニュ
ファクチャリ
ング・オブ・
ヨーロッパ・
本社工場
(ハンガリー
ビアトルバー
ジ市)
LTD.
大連アルパイ
ン電子有限公
本社工場
(中華人民共和
司
国
遼寧省大連市)
太倉アルパイ
本社工場
(中華人民共和
ン電子有限公
司
国
江蘇省太倉市)
アルパインマ
本社工場
音響機器事業
ニュファクチ
ャリング(株)
(福島県いわき
市)
情報・通信機
器事業
(2) 重要な設備の除却等
該当事項はありません。
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第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類
(注)
会社が発行する株式の総数(株)
普通株式
160,000,000
計
160,000,000
定款において「株式の消却が行われた場合には、これに相当する株式数を減ずる」旨定められておりますが、
平成18年6月28日開催の株主総会において定款の一部変更が行われ、当該定めは削除されました。
②【発行済株式】
種類
事業年度末現在
発行数(株)
(平成18年3月31日)
提出日現在
発行数(株)
(平成18年6月28日)
上場証券取引所名又
は登録証券業協会名
普通株式
69,784,501
69,784,501
東京証券取引所
(市場第一部)
計
69,784,501
69,784,501
―
(2)【新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
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内容
完全議決権株式であり、権
利内容に何ら限定のない当
社における標準となる株式
―
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(3)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式
総数増減数
(千株)
年月日
平成14年4月1日
から
発行済株式
総数残高
(千株)
資本金増減額
資本金残高
(百万円)
(百万円)
資本準備金
増減額
(百万円)
資本準備金
残高
(百万円)
126
60,817
83
20,011
83
18,996
21
60,839
13
20,025
13
19,010
507
61,346
334
20,360
334
19,345
8,438
69,784
5,560
25,920
5,560
24,905
平成15年3月31日(注)
平成15年4月1日
から
平成16年3月31日(注)
平成16年4月1日
から
平成17年3月31日(注)
平成17年4月1日
から
平成18年3月31日(注)
(注)
転換社債の転換による増加であります。
(4)【所有者別状況】
平成18年3月31日現在
株式の状況(1単元の株式数100株)
区分
外国法人等
単元未満
株式の状況
(株)
政府及び
地方公共
団体
金融機関
―
60
27
143
147
3
4,960
5,340
―
所有株式数
(単元)
―
135,188
6,332
292,372
216,761
23
46,959
697,635
21,001
所有株式数
の割合(%)
―
19.38
0.91
41.91
31.07
0.0
6.73
100.00
―
株主数 (人)
(注)1
2
証券会社
その他の
法人
個人以外
個人
その他
個人
計
自己株式18,455株は「個人その他」に184単元、「単元未満株式の状況」に55株含まれております。
上記「その他の法人」には証券保管振替機構名義の株式が、65単元含まれております。
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(5)【大株主の状況】
平成18年3月31日現在
氏名又は名称
アルプス電気株式会社
日本トラステイ・サービス信託
銀行株式会社(信託口)
オーエム04 エスエスビー
クライアント オムニバス
(常任代理人)
株式会社三井住友銀行
所有株式数
(千株)
住所
東京都大田区雪谷大塚町1番7号 28,215
40.43
東京都中央区晴海1丁目8番11号
4,997
7.16
338 PITT STREET SYDNEY NSW 2000
AUSTRALIA
4,965
7.12
2,744
3.93
1,253
1.80
1,123
1.61
1,108
1.59
854
1.23
800
1.15
750
1.08
46,813
67.08
(東京都千代田区丸の内1丁目3番2号)
日本マスタートラスト信託銀行
株式会社(信託口)
東京都港区浜松町2丁目11番3号
バンクオブニューヨーク
ジーシーエムクライアント
英国
Peterborouch
アカウンツイーアイエスジー
(常任代理人) London EC4A 2BB,
(東京都千代田区丸の内2丁目7番1号
株式会社三菱東京UFJ銀行
カストディ業務部)
資産管理サービス信託銀行株式
会社 (証券投資信託口)
モルガン・スタンレー・アンド
カンパニー・インターナショナ
ル・リミテッド
(常任代理人)
モルガン・
スタンレー証券会社東京支店
メロン
バンク
トリーティー
発行済株式総数に
対する所有株式数
の割合(%)
Court 133 Fleet Street
東京都中央区晴海1丁目8番12号
晴海アイランドトリトンスクエアオフィス
タワーZ棟 英国
25 Cabot Square Canary Wharf London E14 4QA
(東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号
恵比寿ガーデンプレイスタワー) 米国
クライアンツ オムニバス
(常任代理人)香港上海銀行
One Boston Place Boston,MA 02108
(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)
東京支店
バンクオブニューヨーク
ヨーロッパリミテッドルクセン
ブルグ131800
米国 6D Route De Treves L-2633
(常任代理人)株式会社みずほ
コーポレート銀行兜町証券決済
Senningerberg
(東京都中央区日本橋兜町6番7号)
業務室 ステートストリートバンクアン
ドトラストカンパニー505103
米国
(常任代理人)株式会社みずほ
コーポレート銀行兜町証券決済
P.O.Box 351 Boston Massachusetts 02101 (東京都中央区日本橋兜町6番7号)
業務室
計
―
(注)大株主は平成18年3月31日現在の株主名簿に基づくものであります。なお、平成18年1月16日付で
バークレイズ・グローバル・インベスターズ信託銀行株式会社から、また平成18年4月14日付で
ブランデス・インベストメント・パートナーズ・エル・ピーから大量保有報告書が提出されており
ますが、当社として当事業年度末時点における所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の
状況には含めておりません。なお、大量保有報告書の内容は次のとおりであります。
-
24
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
氏名又は名称
保有株式等の数
(株)
住所
バークレイズ・グローバル・イ
東京都渋谷区広尾1丁目1番39号
ンベスターズ信託銀行株式会社
バークレイズ・グローバル・イ
東京都渋谷区広尾1丁目1番39号
ンベスターズ株式会社
バークレイズ・グローバル・イ
ンベスターズ、エヌ・エイ (米国) カリフォルニア州 サンフ
ランシスコ市 フリーモント・ストリ
(英国) ロンドン市
ルシー
プレイス1
バークレイズ・キャピタル・セ
(英国) ロンドン市
キュリティーズ・リミテッド
フ
バークレイズ・キャピタル証券
会社
東京都千代田区大手町2丁目2番2号
アーバンネット大手町ビル15階
小
株券保有割合
(%)
株券
6,100
0.01
株券
973,700
1.40
株券
319,200
0.46
ート45
バークレイズ・バンク・ピーエ
バークレイズ・キャピタル・
インク
2006/06/23 13:13:19
チャーチル・
株券
38,800
0.06
株券
181,600
0.26
株券
10,500
0.02
株券
94,000
0.13
株券
1,623,900
2.33
株券
4,113,243
5.89
株券
5,737,143
8.22
カナリーワー
ノーズ・コロネード5
(米国) コネチカット州 ハートフォ
ードコマーシャル・プラザシーテー・
コーポレーションシステム
計 ―
(米国) カリフォルニア州92191-9048
ブランデス・インベストメン
ト・パートナーズ・エル・ピー
サンディエゴ、エル・カミノ・レアー
ル11988,500号 合
計
―
-
25
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(6)【議決権の状況】
①【発行済株式】
平成18年3月31日現在
区分
株式数(株)
議決権の数(個)
内容
無議決権株式
―
―
―
議決権制限株式(自己株式等)
―
―
―
議決権制限株式(その他)
―
―
―
(自己保有株式)
普通株式 18,400
―
権利内容に何ら限定のない当
社における標準となる株式
(相互保有株式)
普通株式 2,000
―
同上
完全議決権株式(自己株式等)
完全議決権株式(その他)
普通株式 69,743,100
単元未満株式
普通株式 21,001
―
同上
発行済株式総数 69,784,501
―
―
総株主の議決権
―
(注) 697,431
同上
697,431
―
「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の名義失念株式が6,500株(議決権65
個)含まれております。
②【自己株式等】
平成18年3月31日現在
所有者の氏名
又は名称
所有者の住所
(自己保有株式)
アルパイン㈱
東京都品川区西五反田
1―1―8
(相互保有株式)
アルパイン兵庫販売㈱
兵庫県穴栗群山崎町
庄能189―2 計
自己名義
所有株式数
(株)
他人名義
所有株式数
(株)
所有株式数
の合計
(株)
発行済株式総数
に対する所有
株式数の割合(%)
18,400
―
18,400
0.02
2,000
―
2,000
0.00
20,400
―
20,400
0.02
―
(7)【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
-
26
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
2【自己株式の取得等の状況】
(1)【定時総会決議又は取締役会決議による自己株式の買受け等の状況】
①【前決議期間における自己株式の取得等の状況】
該当事項はありません。
②【当定時株主総会における自己株式取得に係る決議状況】
平成18年6月28日開催の定時株主総会において定款の一部を変更し、「当社は、会社法第165条第2項の規定
により、取締役会決議によって市場取引等により自己株式を取得することができる。」旨を定款に定めており
ます。
(2)【資本減少、定款の定めによる利益による消却又は償還株式の消却に係る自己株式の買受け等の状況】
①【前決議期間における自己株式の買受け等の状況】
該当事項はありません。 ②【当定時株主総会における自己株式取得に係る決議状況等】
該当事項はありません。
3【配当政策】
当社では、株主への利益還元を経営の重要課題と位置付けており、連結業績をベースに「株主への利益還元」、
「競争力強化のための積極的な研究開発投資や設備投資」、「将来の事業成長に向けての内部留保」のバランスを考
慮して決定することを基本方針とし、配当水準の安定と向上に努めてまいります。
当事業年度末の利益配当につきましては、普通配当を1株あたり10円とさせていただきました。これにより、中間
配当金を含めました当事業年度の年間配当金は1株につき20円となりました。
なお、当事業年度の中間配当に関する取締役会決議は、平成17年11月7日に行っております。
4【株価の推移】
(1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】
回次
第36期
第37期
第38期
第39期
第40期
決算年月
平成14年3月
平成15年3月
平成16年3月
平成17年3月
平成18年3月
最高(円)
1,533
1,580
1,605
1,554
1,947
最低(円)
932
1,194
1,253
1,322
1,458
(注)
株価は、東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
(2)【最近6月間の月別最高・最低株価】
月別
平成17年
10月
11月
12月
平成18年
1月
2月
3月
最高(円)
1,947
1,830
1,711
1,703
1,642
1,753
最低(円)
1,665
1,540
1,555
1,512
1,560
1,561
(注)
株価は、東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
-
27
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
5【役員の状況】
役名
職名
氏名
生年月日
略歴
昭和47年12月
パイオニア㈱退職
昭和48年1月
アルプス電気㈱入社
昭和53年11月
当社取締役
昭和57年6月
アルプス電気㈱取締役(現任)
昭和63年6月
当社代表取締役副社長
所有株式数
(千株)
アルパイン・エレクトロニクス・
取締役社長
(代表取締役)
石
黒
征
三
オブ・アメリカ・インク.代表取
昭和18年11月15日生
締役会長
94
アルパイン・エレクトロニクス・
マニュファクチャリング・オブ・
アメリカ・インク.代表取締役会
長
平成5年1月
当社営業統括
平成9年6月
同 代表取締役社長(現任)
昭和44年1月
当社入社
平成7年6月
同 取締役
平成7年10月
アルパイン・エレクトロニクス・
オブ・アメリカ・インク.代表取
締役社長
平成9年4月
専務取締役
経営企画担当
杉
村
文三郎 昭和19年9月8日生
アルパイン・エレクトロニクス・
マニュファクチャリング・オブ・
8
アメリカ・インク.代表取締役会
長(現任)
平成12年6月
常務取締役
技術・開発
統括
梶
原
仁
昭和29年11月23日生
同 営業統括
平成17年4月
同 経営企画担当(現任)
平成18年6月
同 専務取締役(現任)
昭和52年4月
当社入社
平成12年6月
同 取締役
平成15年4月
同 AVNC開発担当
平成15年6月
品質保証・
環境担当
常務取締役
購買担当
5
田
邉
浩
邦
昭和19年10月8日生
西中川
元
昭和20年2月11日生
同 技術・開発統括(現任)
昭和42年4月
アルプス電気㈱入社
平成5年6月
同 取締役
平成11年6月
同 常務取締役
平成12年6月
同 生産担当
平成16年6月
当社取締役
平成16年6月
同 常務取締役(現任)
当社入社
平成3年6月
同 取締役
平成6年7月
同 ナビ担当
平成10年6月
同 生産担当
平成16年6月
同 常務取締役(現任)
28
-
6
同 品質保証・環境担当(現任)
昭和43年4月
-
同 常務取締役(現任)
平成16年4月
生産・
同 技術・開発統括 兼 AVNC開発
担当
平成15年6月
常務取締役
同 常務取締役
平成16年6月
同 生産・購買担当(現任)
7
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
役名
常務取締役
常務取締役
取締役 取締役
取締役
職名
営業統括 兼欧州担当
経理・管理
担当 AVNC製品
開発担当
AVNC製品開発
担当
氏名
2006/06/23 13:13:19
生年月日
略歴
昭和61年3月
当社入社
平成2年2月
同 第2国際部長
平成14年4月
アルパイン・エレクトロニクス
所有株式数
(千株)
(ヨーロッパ)・ゲー・エム・ベ
佐
藤
卓
美 昭和20年3月31日生
ー・ハー取締役社長(現任)
田
片
古
中
中
岡
瀬
村
統
政
豊
一
治
隆
海
男 昭和20年11月7日生
昭和21年6月30日生
昭和22年6月28日生
昭和25年4月20日生
同
欧州担当(現任)
平成15年6月
同
取締役
平成17年4月
同
営業副統括
平成18年6月
同
常務取締役・営業統括(現任)
昭和43年4月
アルプス電気㈱入社
昭和52年3月
当社経理課長
昭和63年7月
同 経理部長
平成8年6月
同 取締役
平成12年7月
同 経理・管理担当(現任)
平成18年6月
同 常務取締役(現任)
昭和47年4月
シャープ㈱退職
昭和47年4月
アルプス電気㈱入社
昭和60年6月
同社常務取締役
昭和61年6月
当社取締役(現任)
昭和61年10月
アルプス電気㈱専務取締役
昭和63年6月
同社代表取締役社長(現任)
昭和45年1月
当社入社
平成5年1月
同 商品企画部長
平成9年4月
同 商品企画担当
平成9年6月
同 取締役(現任)
平成14年1月
同 市販統括事業部担当
平成17年4月
同 AVNC製品開発担当(現任)
平成11年1月
本田技研工業㈱より当社出向
平成11年6月
同 ナビ統括部長
平成12年5月
当社入社
平成12年6月
同 取締役(現任)
平成14年4月
同 ナビ技術担当
平成15年4月
同 モデル開発担当
平成17年4月
同 オーディオビジュアル製品
3
7
48
8
4
開発担当(現任)
新事業開発・
取締役
アライアンス
南
正
名
昭和16年8月30日生
担当
昭和42年4月
東京芝浦電気㈱(現㈱東芝)入社
平成13年9月
当社入社
平成15年4月
同 技術本部副担当
平成15年6月
同 取締役(現任)
平成16年4月
同 技術戦略・アライアンス担当
3
同 EPF開発担当
平成17年4月
同 新事業開発・アライアンス担
昭和49年4月
当社入社
平成3年7月
同 第一国際部長
平成14年5月
同 純正担当
平成16年6月
同 取締役(現任)
当(現任)
取締役
米州担当 宇 佐 美
徹
昭和25年5月15日生
同 米州担当(現任)
5
アルパイン・エレクトロニクス・
オブ・アメリカ・インク.代表取
締役社長(現任)
取締役
AVNC製品開発
副担当
相
馬
聡
昭和27年6月14日生
-
29
-
昭和50年4月
当社入社
平成16年7月
同 理事
平成17年4月
同 AVNC製品開発副担当(現任)
平成18年6月
同 取締役(現任) 1
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
役名
職名
常勤監査役
常勤監査役 監査役 監査役
氏名
為
堀
広
田
剛
幸
2006/06/23 13:13:19
生年月日
彬
治
吉 野 賢 治 増 田 好 剛
略歴
昭和20年6月1日生
昭和20年9月21日生
昭和12年2月8日生 昭和45年4月
当社入社
平成9年4月
同
理事
平成17年4月
同
情報担当
平成17年6月
同
常勤監査役(現任)
昭和43年4月
アルプス電気㈱入社
平成6年6月
同 取締役
平成14年4月
同 経営企画副担当
平成16年6月
当社監査役(現任)
平成17年6月
アルプス電気㈱常勤監査役(現任)
昭和43年4月
公認会計士登録
平成14年3月
日本マクドナルドホールディン
所有株式数
(千株)
グス(株)監査役(現任)
平成17年6月
アルプス電気(株)監査役
(現任)
平成18年6月
当社監査役(現任)
平成8年4月
弁護士登録
平成17年4月
米国ニューヨーク州弁護士登録
平成18年6月
当社監査役(現任)
柳田野村法律事務所勤務
昭和46年2月15日生
計
(注)1
2
監査役
5
2
―
―
219
堀田幸治、吉野賢治および増田好剛は会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。
取締役社長石黒征三の配偶者は、取締役片岡政隆の姉であります。
-
30
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
6【コーポレート・ガバナンスの状況】
(1) コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
アルパイングループは、当社の親会社であるアルプス電気(株)を中心としたアルプスグループに属しており、
音響製品事業を行っております。
アルプスグループでは、コーポレート・ガバナンスを「企業価値を増大するため、経営層に対して適正かつ効率
的な意思決定と業務執行、ならびにステークホルダーに対する迅速な結果報告を動機付け、健全かつ効率的で透明
性のある経営を実現する仕組みの構築・運用」と定義しています。そして、株主を始め、全てのステークホルダー
の利益最大化が重要と考えており、企業価値の最大化を図り、かつステークホルダー間の利益をバランスよく満た
し、その利益を直接・間接的に還元していきます。
アルパイングループはアルプスグループの一員として、公共的・社会的使命(CSR)を果すべく、アルプスグ
ループの創業の精神を表す「社訓」をグループ経営の原点として、グループ全体の健全で効率的な企業活動を推進
していきます。
コーポレート・ガバナンスの枠組
企業統治
株主総会
株主による経営層統治
内部統制
業務執行の決定
取締役職務執行監督
・アルプスグループ経営管理諸規定
・リスクマネジメント ・社内通報制度
・内部監査 ・自己チェック
企業価値の維持 拡大
適法経営の確立
取締役会
会計監査
・
会計監査人
経営層による企業内統治
監査役
取締役職務執行監査
会計監査
監査役による経営層監視・監督
(2) コーポレート・ガバナンスに関する施策の実施状況
当社は監査役制度を採用しており、経営の健全性の確保、効率性の向上を図ることにより、コーポレート・ガバ
ナンスの充実・強化に取り組んでいます。
監査役設置会社を採用する理由については、監査役として弁護士、公認会計士ならびに親会社の監査役を選任
し、法務面、会計面および企業経営面等からの監査を実施することにより、経営の監視機能の面で十分に機能する
体制を整えるためと考えています。
①取締役・取締役会
取締役会は、経営の基本方針や経営に関する重要事項を審議・決定するとともに、職務執行状況の監視・監督
を行う機関と位置づけています。また、取締役は期末日現在12名と機動的な運営が可能な規模となっており、取
締役会は毎月1回の定例開催に加え、必要に応じて開催し、重要事項を全て付議し、充分な討議を経た上で決議
を行っています。
そして、担当取締役を本社の機能別に設置し、執行責任の所在を明確にすることにより、適正かつ効率的に職
務の執行が行われる体制をとっています。
②監査役・監査役会
監査役は、取締役会に出席するとともに、取締役の職務執行および国内外の関係会社を含めた監査を実施して
います。監査役会は、監査に関する重要事項の報告を受け、協議・決定を行っています。
また、監査役は、内部監査室および会計監査人と緊密な連携を保つため、定期的に監査業務連絡会を開催し意
見交換するなど監査が実効的に行われる体制を確保しています。
-
31
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
監査役は現在4名で構成されうち3名が社外監査役です。社外監査役は、適法性監査の実効性を確保するため
法律の専門家、会計監査の実効性を確保するため会計の専門家、並びに経営監視機能を確保するため親会社の監
査役を選任しており、主な活動として以下の事項があります。
・監査役会および取締役会への出席と意見陳述
・監査業務連絡会(監査役、会計監査人、内部監査室)への出席と意見陳述
・中期事業計画審議会への出席
③会計監査人
会計監査人については、昭和63年度よりあずさ監査法人を選任しています。会計監査人は、監査役および内部
監査室と必要に応じ適時情報交換を行うことで、相互の連携を深めています。
当期において業務を執行したあずさ監査法人の公認会計士の氏名、監査業務に係る補助者の構成については以
下のとおりです。
・業務を執行した公認会計士の氏名
指定社員 業務執行社員:高山康明、小西彦衞、横澤悟志
・会計監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 6名、会計士補 2名、その他
④社外取締役および社外監査役との関係
2名
当社は社外取締役を選任しておりません。社外監査役3名のうち堀田幸治はアルプス電気(株)の出身者であ
り、他の2名は特記すべき利害関係はありません。
⑤役員報酬等及び監査報酬等
当事業年度における役員報酬等および監査報酬等の内容は以下のとおりです。
(役員報酬等の内容)
・取締役及び監査役に支払った報酬
取締役
監査役
12名
5名
165百万円
40百万円
取締役への報酬は、社内規定に定められた基準に基づき公正に決定されており、そこにおいて短期および中長
期の業績向上に対するインセンティブを考慮することで有効に機能していると認識しています。
(監査報酬等の内容)
・会計監査人 あずさ監査法人に支払った報酬
公認会計士法(昭和23年法律第103号)第2条第1項に規定する業務に基づく報酬の金額
上記以外の報酬額
36百万円
2百万円
⑥内部監査室
当社では内部監査室(7名)を設置し、当社および国内外の関係会社を含めた業務の妥当性と効率性を検証・
評価する内部監査を実施しています。その監査結果は、定期的に代表取締役に報告するなど牽制機能の充実を図
るとともに業務改善提案を行っています。
また、アルプスグループとしてのグループ監査連絡会に参画し、グループ内での監査情報の交換を図っていま
す。
⑦リスクマネジメント&コンプライアンス委員会(RC委員会)
企業倫理・社会規範を遵守した行動、及び企業ビジョン等に適った行動の推進を図るとともに、取締役会の重
要な議案について適法性と合理性に関する審査を行い、適法経営の充実を目指していきます。
⑧CSR委員会
2006年4月より、内部統制委員会、RC委員会、環境管理委員会、災害対策本部の上位機関としてCSR委員
会を設置し、ステークホルダーに対する企業の社会的責任を果すべく活動を始めています。また、アルプスグル
ープの一員として、グループ内の情報交換を図り包括的かつ効率的なCSR活動を展開していきます。
(3) その他コーポレート・ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情
当社グループでは、アルプスグループのコーポレート・ガバナンスに対する基本的な考え方のもと、アルプスグ
ループの経営規程、コンプライアンス憲章及び環境憲章に則り、グループ全体の体制整備に努めています。
また、当社はアルプスグループから自主性を尊重されており、自律した経営判断のもと事業活動を展開していま
す。そして、グループ全体の業務の適正性を確保する体制として、グループ間取引につき取引価格基準を定め、親
子関係を利用した不当な値引き要求や見積りの過大評価等を自主的に規制し、公正な価格での取引を担保していま
す。
-
32
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
当社の業務執行・経営の監視、内部統制・リスク管理体制の整備の状況の模式図は次のとおりです。
コーポレート・ガバナンス組織体制
株 主 総 会
忠実義務
善管注意義務
選解任
監査役会
監査役4名
(うち社外監査役2名)
出席・
意見陳述義務
監視・監督
通報
倫理ホットライン
選解任
選解任
取締役会
取締役12名
会計監査人
代表取締役社長
内部監査室
CSR委員会
内部統制
委員会
内部統制
業務執行部門
業務執行部門
業務執行部門
コンプライアンス
自己チェック(CSA)
RC
委員会
事業リスク
情報管理
社会貢献等
災害対策
本部
災害リスク
環境管理
委員会
(4) 内部統制システムに関する基本的な考え方およびその整備状況
アルパイングループはアルプスグループの一員として、公共的・社会的使命(CSR)を果すべく、アルプスの
創業の精神を表す「社訓」をグループ経営の原点として共有化し、グループ全体の健全で効率的な企業活動を確保
するための体制の充実を図っています。
①取締役の法令および定款適合性を確保するための体制
コンプライアンス憲章を制定して代表取締役社長のコミットメントを宣言するとともに、当社のコンプライア
ンスについての理念と行動指針を定め、グループ会社にも展開しています。
・RC委員会は、企業倫理・社会規範を遵守した行動、および企業ビジョン等に適った行動の推進を図るとと
もに、取締役会の重要な議案について適法性と合理性に関する審査を行い、取締役会の決議の適法性を確保し
ています。
・知的財産部は、原則として全ての契約の作成に際し契約書の文言だけでなく、その取引の背景事実を含めて
適法性および合理性を審査して報告書を出しています。
・監査役による適法性監査および会計監査の実効性を確保するため、監査役には当社の事業に精通した者の
他、法律の専門家または実務経験者、および会計の専門家または実務経験者を置くようにしています。
②取締役の職務執行に係る情報の保存および管理に関する体制
取締役の意思決定に至る過程および意思決定に基づく執行の状況を、文書または電子データで保存・管理して
います。また、各担当部門が保管する情報・保存方法を明確にし、必要に応じて閲覧可能な状態を維持していま
す。
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③損失の危険の管理に関する規程その他の体制
業務執行にかかる種々のリスクについては、グループ各社でリスク管理規程の見直しを行い、経営が関与すべ
き重要なリスクの評価・把握を行う体制を整備します。
・重要な業務については、各部署で進める業務プロセスの文書化とその運用を管理し、内部統制システムを整
備します。
・グループ各社間でリスクに関する情報の共有化を図ります。
④取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
本社の機能別にそれぞれ担当取締役を設置し、執行責任の所在を明確にすることにより、適正かつ効率的に職
務の執行が行われる体制をとっています。
・取締役会で中期事業計画および事業予算方針を作成し、それに基づいて各部署において中短期目標の策定及
び業績管理を行っています。
・内部監査室は、業務の妥当性と効率性を監査対象とし、代表取締役に結果報告のみならず改善提案を行い、
監査役会及び会計監査人に対しても監査結果を報告しています。
⑤従業員の職務執行の法令および定款適合性を確保するための体制
監査役、RC委員会、内部監査室などの内部統制機関及び知的財産部は、相互に連携の上、コンプライアンス
上の問題の有無の把握に努めています。
・内部監査室は、知的財産部等と連携をとりながら、グループ全体の内部統制システム構築とその運用状況を
監査し、改善策等の提案を行っています。
・RC委員会は、健全な企業風土を醸成するため、全社的なコンプライアンス教育を定期的に実施していま
す。
・社内通報制度(倫理ホットライン)を設置し、企業倫理や社内規定および法令に係る違反を防止、早期発見
及びその是正を図っています。
・日常的なモニタリングに加え、各部門による自己チェック制度(CSA)を導入して、統制環境を整備しま
す。
⑥親会社および子会社からなる企業集団における業務の適正を確保するための体制
アルプスグループの創業の精神(社訓)をCSRの基本方針として掲げ、アルプスグループの経営規程、コン
プライアンス憲章及び環境憲章に則り、グループ全体の体制整備に努めています。
・グループ会社に関する重要事項について、社内規定に基づき当社の取締役会において審議・報告される他、
知的財産部による適法性審査、経理部による投融資審査を行っています。
・グループ間取引につき取引価格基準を定め、親子関係を利用した不当な値引き要求や見積りの過大評価等を
自主的に規制し、公正な価格での取引を担保しています。
・アルプスグループ監査連絡会を設置し、監査役の連携強化を図ります。
・当社はアルプスグループから自主性を尊重されており、自律した経営判断のもと事業活動を展開していま
す。
⑦監査役の職務を補助する従業員に関する事項
監査役の職務を補助する組織として、専任の従業員を配置します。また、監査業務の実行に際しては、内部監
査室が監査役の監査業務を補助しています。
⑧監査役補助者の取締役からの独立性に関する事項
専任の監査役補助従業員の人事異動・人事考課については監査役会の同意を要するものとします。
⑨取締役および従業員が監査役に報告するための体制
内部不正行為や会社に著しい損害を及ぼすおそれのある重要事項については、取締役はすみやかにこれを監査
役に報告し、要求があれば監査役会に出席して必要な資料とともに説明を行う体制をとっています。また、社内
通報制度(倫理ホットライン)により従業員が常勤監査役に報告する体制をとっています。
⑩その他監査役の監査が実効的に行われることを確保する体制
監査役は、内部監査室、会計監査人と緊密な連携を保つため、定期的に監査業務連絡会を開催して意見交換を
行っています。
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第5【経理の状況】
1
連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。
以下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。
ただし、前連結会計年度(平成16年4月1日から平成17年3月31日まで)については、「財務諸表等の用語、様
式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(平成16年1月30日
ただし書きにより、改正前の連結財務諸表規則に基づいて作成しております。
内閣府令第5号)附則第2項の
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下
「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
ただし、前事業年度(平成16年4月1日から平成17年3月31日まで)については、「財務諸表等の用語、様式及
び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(平成16年1月30日 内閣府令第5号)附則第2項のただ
し書きにより、改正前の財務諸表等規則に基づいて作成しております。
2
監査証明について
当社は、証券取引法第193条の2の規定に基づき、前連結会計年度(平成16年4月1日から平成17年3月31日ま
で)及び前事業年度(平成16年4月1日から平成17年3月31日まで)並びに当連結会計年度(平成17年4月1日から
平成18年3月31日まで)及び当事業年度(平成17年4月1日から平成18年3月31日まで)の連結財務諸表及び財務諸
表について、あずさ監査法人の監査を受けております。
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1【連結財務諸表等】
(1)【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
Ⅰ
当連結会計年度
(平成18年3月31日)
区分
注記
番号
(資産の部)
流動資産
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
1
現金及び預金
30,565
33,410
2
受取手形及び売掛金
35,108
39,957
3
たな卸資産
30,700
28,550
4
繰延税金資産
3,571
3,057
5
その他
6,114
5,779
貸倒引当金
△689
△845
流動資産合計
105,371
109,910
Ⅱ
固定資産
1
有形固定資産
20,277
減価償却累計額
△11,306
(2) 機械装置及び運搬具
11,688
減価償却累計額
△5,995
39,860
△33,887
減価償却累計額
(4) 土地
(5) 建設仮勘定
有形固定資産合計
2
無形固定資産
3
投資その他の資産
67.3
(1) 建物及び構築物
(3) 工具器具備品及び
金型
64.8
20,746
△11,598
8,971
9,147
15,027
△7,650
5,692
7,377
42,548
5,972
△36,482
6,066
4,812
4,939
95
115
25,543
16.3
27,647
16.3
※6
4,812
3.1
5,502
3.3
※3
(1) 投資有価証券
※2
(2) 繰延税金資産
13,275
17,034
364
182
※2
7,278
9,332
貸倒引当金
△138
△55
投資その他の資産合計
20,779
13.3
26,493
15.6
固定資産合計
51,135
32.7
59,642
35.2
156,506
100.0
169,553
100.0
(3) その他
資産合計
前連結会計年度
(平成17年3月31日)
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-
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Ⅰ
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前連結会計年度
(平成17年3月31日)
当連結会計年度
(平成18年3月31日)
区分
注記
番号
(負債の部)
流動負債
1
支払手形及び買掛金
2
短期借入金
3
未払法人税等
4
構成比
(%)
金額(百万円)
30,188
29,226
417
270
3,094
1,290
未払費用
7,684
9,357
5
繰延税金負債
132
174
6
賞与引当金
1,659
1,757
7
製品保証引当金
3,506
4,645
8
施設利用解約引当金
―
43
9
その他
4,143
5,406
流動負債合計
50,825
52,172
Ⅱ
固定負債
1
転換社債
2
長期借入金
3
繰延税金負債
4
構成比
(%)
金額(百万円)
※5
32.5
30.8
11,136
―
6
―
1,628
2,700
退職給付引当金
2,284
588
5
役員退職慰労引当金
561
614
6
その他
189
1,100
固定負債合計
15,807
10.1
5,003
2.9
負債合計
66,633
42.6
57,176
33.7
(少数株主持分)
1,594
1.0
少数株主持分
(資本の部)
Ⅰ
資本金
Ⅱ
※5
1,044
0.7
※1
20,360
13.0
25,920
15.3
資本剰余金
19,345
12.4
24,905
14.7
Ⅲ
利益剰余金
47,274
30.2
52,213
30.8
Ⅳ
土地再評価差額金
※3
△1,394
△0.9
△1,394
△0.9
Ⅴ
その他有価証券評価差額
金
4,612
2.9
7,124
4.2
Ⅵ
為替換算調整勘定
△1,350
△0.9
2,039
1.2
Ⅶ
自己株式
△18
△0.0
△27
△0.0
※4
資本合計
88,829
56.7
110,782
65.3
負債、少数株主持分及
び資本合計
156,506
100.0
169,553
100.0
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②【連結損益計算書】
Ⅰ
Ⅱ
区分
注記
番号
売上高
売上原価
売上総利益
Ⅲ
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
1 受取利息
2 受取配当金
3 為替差益
4 持分法による投資利益
5 再投資奨励金
6 その他
Ⅴ 営業外費用
1 支払利息
2 売上割引
3 得意先負担金型精算損
4 開発委託解除損
5 支払補償金
6 その他
経常利益
Ⅵ 特別利益
1 投資有価証券売却益
2 関係会社出資金売却
益
3 代行返上益
4 受取災害保険金
5 その他
Ⅶ 特別損失
Ⅳ
1
固定資産売却除却損
2 投資有価証券評価損
3 関係会社清算損
4 アスベスト対策費
5 施設利用解約引当金
繰入額
6 役員退職慰労金
7 退職年金制度終了損
8 その他
税金等調整前当期純利
益
法人税、住民税
及び事業税
法人税等還付税額等
法人税等調整額
少数株主利益
当期純利益
(自
至
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
百分比
(%)
金額(百万円)
222,779
※1,3
171,987
50,792
※2,3
百分比
(%)
金額(百万円)
253,983
100.0
77.2
203,174
80.0
22.8
50,808
20.0
40,643
18.2
41,137
16.2
10,148
4.6
9,671
3.8
2,314
1.0
1,701
0.7
1,401
11,060
0.6
5.0
1,016
10,355
0.4
4.1
―
119
197
322
459
―
602
130
424
122
―
―
339
45
―
294
1,091
499
25
9
108
20
479
0.2
70
225
354
852
295
515
181
279
241
181
150
367
1,615
100.0
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
0.7
※4
171
315
4
―
―
158
85
79
―
43
16
199
0
683
0.3
10,151
4.0
3,705
270
6,175
1.5
0.1
2.4
4,444
350
161
392
0.2
―
―
―
12,284
5.5
3,880
4,255
95
7,932
-
38
-
1.9
0.0
3.6
236
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③【連結剰余金計算書】
区分
注記
番号
(資本剰余金の部)
Ⅰ
資本剰余金期首残高
Ⅱ
資本剰余金増加高
1
Ⅲ
転換社債からの転換
資本剰余金期末残高
(利益剰余金の部)
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
金額(百万円)
金額(百万円)
19,010
334
334
5,560
5,560
19,345
24,905
Ⅱ
利益剰余金増加高
40,500
1
連結子会社増加に伴う
利益剰余金増加高
188
2
当期純利益
7,932
116
8,121
6,175
6,291
配当金
1,216
1,270
2
役員賞与
80
80
3
従業員奨励福利基金等
49
利益剰余金期末残高
47,274
1
Ⅳ
19,345
利益剰余金減少高
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
利益剰余金期首残高
Ⅲ
(自
至
Ⅰ
(自
至
1,346
2
1,352
47,274
52,213
-
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④【連結キャッシュ・フロー計算書】
(自
至
注記
番号
営業活動によるキャッシュ・フロー
Ⅰ
区分
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
金額(百万円)
(自
至
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
金額(百万円)
1
税金等調整前当期純利益
12,284
10,151
2
減価償却費
7,331
8,615
3
退職給付引当金の増加額(△減少額)
455
△1,699
4
役員退職慰労引当金の増加額
82
52
5
受取利息及び受取配当金
△295
△316
6
支払利息
181
133
7
持分法による投資利益
△852
△459
8
有形固定資産売却損
53
113
9
売上債権の減少額(△増加額)
257
△2,788
10
たな卸資産の減少額(△増加額)
△2,037
3,778
11
仕入債務の減少額
△1,072
△3,356
12
未収消費税等の減少額(△増加額)
164
△148
13
製品保証引当金の増加額
550
900
14
役員退職慰労金
16
―
15
その他
△1,773
3,459
小計
15,344
18,435
16
利息及び配当金の受取額
374
511
17
利息の支払額
△176
△135
18
法人税等の支払額
△2,938
△5,925
19
役員退職慰労金の支払額
△131
―
営業活動によるキャッシュ・フロー
12,472
12,887
Ⅱ
1
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出
△7,949
△8,487
2
有形固定資産の売却による収入
72
566
3
無形固定資産の取得による支出
△1,397
△2,418
4
投資有価証券の売却による収入
0
111
5
出資金の増加による支出
△209
△131
6
関係会社出資金の売却による収入
―
577
7
貸付金の貸付による支出
△279
△172
8
貸付金の回収による収入
336
253
9
その他
181
△154
投資活動によるキャッシュ・フロー
△9,243
△9,854
△329
△189
△10
△13
△1,216
△1,270
Ⅲ
財務活動によるキャッシュ・フロー
1
短期借入金の純減少額
2
長期借入金の返済による支出
3
配当金の支払額
4
少数株主への配当金の支払額
5
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
Ⅳ
現金及び現金同等物に係る換算差額
Ⅴ
現金及び現金同等物の増加額
Ⅵ
現金及び現金同等物の期首残高
Ⅶ
新規連結に伴う現金同等物の増加高
Ⅷ
現金及び現金同等物の期末残高
※1
-
40
-
△56
△40
△2
△24
△1,615
△1,537
318
1,056
1,931
2,551
28,359
30,476
185
179
30,476
33,206
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連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(自
至
1
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
連結の範囲に関する事項
連結子会社は25社であります。
1
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
連結の範囲に関する事項
連結子会社は27社であります。
連結子会社名は「第1 企業の概況」の4 関係会社
の状況に記載しているため省略しました。
連結子会社名は「第1 企業の概況」の4 関係会社
の状況に記載しているため省略しました。
前連結会計年度において非連結子会社であったアル
コム・オートモティブ・インク.、アルコム・エレクト
アルパイン・エレクトロニクス・(タイランド)・C
O.,LTD.は新規設立により連結の範囲に含めることと
ロニコス・デ・メヒコ・S.A. DE C.V.は将来の連結財
務諸表に与える影響を考慮して連結の範囲に含めるこ
しました。また、前連結会計年度において非連結子会
社であったアルパイン・テクノロジー・マニュファク
ととしました。また、アルパイン・エレクトロニク
ス・マニュファクチャリング・オブ・アメリカ・イン
チャリング(タイランド)・CO.,LTD.は将来の連結財
務諸表に与える影響を考慮して連結の範囲に含めるこ
ク.については会社清算により連結子会社より除外し
ております。
ととしました。
非連結子会社は6社であり、いずれも総資産額、売
非連結子会社は7社であり、いずれも総資産額、売
上高、当期純損益(持分相当額)及び利益剰余金(持分相
上高、当期純損益(持分相当額)及び利益剰余金(持分相
当額)等の観点からみても小規模であり、全体としても
当額)等の観点からみても小規模であり、全体としても
連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないので、連
連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないので、連
結の範囲から除外しました。非連結子会社等のうち主
結の範囲から除外しました。非連結子会社等のうち主
なものは、アルパインカスタマーズサービス㈱であり
なものは、アルパインカスタマーズサービス㈱であり
ます。
ます。
持分法の適用に関する事項
2
(1) 持分法適用の関連会社数
東軟集団有限公司
2
1社
持分法の適用に関する事項
(1) 持分法適用の関連会社数
東軟集団有限公司
1社
(2) 持分法を適用していない非連結子会社7社及び上
記1社を除く関連会社9社に対する投資について
(2) 持分法を適用していない非連結子会社6社及び上
記1社を除く関連会社9社に対する投資について
は、いずれも当期純損益並びに利益剰余金等に重
要な影響を及ぼしていないので原価法により評価
は、いずれも当期純損益並びに利益剰余金等に重
要な影響を及ぼしていないので原価法により評価
しております。非連結子会社等のうち主なもの
は、アルパインカスタマーズサービス㈱でありま
しております。非連結子会社等のうち主なもの
は、アルパインカスタマーズサービス㈱でありま
す。
連結子会社の事業年度等に関する事項
3
す。
連結子会社の事業年度等に関する事項
3
連結子会社のうち、アルコム・オートモーティブ・
インク.、アルコム・エレクトロニコス・デ・メヒコ・
連結子会社のうち、アルコム・オートモーティブ・
インク.、アルコム・エレクトロニコス・デ・メヒコ・
S.A. DE C.V.、アルパイン・エレクトロニクス・マニ
ュファクチャリング・オブ・ヨーロッパ・LTD.、アル
S.A. DE C.V.、アルパイン・エレクトロニクス・マニ
ュファクチャリング・オブ・ヨーロッパ・LTD.、アル
パイン電子(中国)有限公司、丹東アルパイン電子有限
公司、大連アルパイン電子有限公司、太倉アルパイン
パイン電子(中国)有限公司、丹東アルパイン電子有限
公司、大連アルパイン電子有限公司、太倉アルパイン
電子有限公司の決算日は12月31日であります。連結財
務諸表の作成に当っては12月31日現在の決算財務諸表
電子有限公司、アルパイン・テクノロジー・マニュフ
ァクチャリング(タイランド)・CO.,LTD.の決算日は
を採用しておりますが、連結決算日との間に生じた重
要な取引については、連結上必要な調整を行っており
12月31日であります。連結財務諸表の作成に当っては1
2月31日現在の決算財務諸表を採用しておりますが、連
ます。
結決算日との間に生じた重要な取引については、連結
上必要な調整を行っております。
-
41
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
(自
至
4
2006/06/23 13:13:19
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
会計処理基準に関する事項
4
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
会計処理基準に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
その他有価証券
時価のあるもの
その他有価証券
時価のあるもの
…決算期末日の市場価格等に基づく時価法(評価
差額は全部資本直入法により処理し、売却原
同左
価は移動平均法により算定しております。)
時価のないもの
時価のないもの
②
…主として移動平均法による原価法
たな卸資産
同左
②
たな卸資産
当社、国内連結子会社及び欧米以外の在外連結
子会社は、主として総平均法による原価法を、ま
同左
た、欧米の連結子会社は主として移動平均法によ
る低価法を採用しております。
③
デリバティブ
…時価法
③
デリバティブ
同左
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
当社及び国内連結子会社は定率法を採用してお
ります。ただし、平成10年4月1日以降に取得し
同左
た建物(建物附属設備を除く)については定額法を
採用しております。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人
税法に規定する方法と同一の基準によっておりま
す。
(在外連結子会社は、主として当該国の会計基準
に規定する耐用年数に基づく定額法を採用してお
ります。また、当社は金型について、会社所定の
耐用年数(法定耐用年数の50%)及び残存価額を適
用しております。)
②
無形固定資産
定額法を採用しております。
②
無形固定資産
同左
なお、耐用年数については、主として法人税法
に規定する方法と同一の基準によっております。
ただし、ソフトウェア(自社利用)については、社
内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を
採用しております。
(3) 重要な引当金の計上基準
①
(3) 重要な引当金の計上基準
貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債
①
貸倒引当金
同左
権については貸倒実績率により、また、貸倒懸念
債権等特定の債権については個別に回収可能性を
勘案し、回収不能見込額を計上しております。
賞与引当金
②
②
従業員の賞与の支払いに備えて、主として将来
の支給見込額を計上しております。
同左
-
賞与引当金
42
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
(自
至
③
2006/06/23 13:13:19
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
退職給付引当金
③
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年
度末における退職給付債務及び年金資産の見込額
同左
に基づき、当連結会計年度末において発生してい
ると認められる額を計上しております。
なお、過去勤務債務については、その発生時の
従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(1
年)による按分額を費用処理しております。数理計
算上の差異については、各連結会計年度の発生時
における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の
年数(16年)による按分額をそれぞれ発生の翌連結
会計年度から費用処理することとしております。
役員退職慰労引当金
④
④
役員退職慰労引当金
当社及び国内連結子会社は、役員の退職慰労金
の支給に備えるため、内規に基づく当連結会計年
同左
度末要支給額を計上しております。
⑤ 製品保証引当金
⑤
当社及び主として米州・欧州・豪州地域の連結
子会社は、製品のアフターサービスによる支払い
製品保証引当金
同左
に備えるため、主として過去の実績を基準として
計上しております。
─────
⑥
施設利用解約引当金
当社は、保養施設利用契約の中途解約により発
生する損失に備えるため、損失見積額を計上して
おります。
(4) 連結財務諸表の作成の基礎となった連結会社の財
務諸表の作成に当たって採用した重要な外貨建の資
(4) 連結財務諸表の作成の基礎となった連結会社の財
務諸表の作成に当たって採用した重要な外貨建の資
産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場に
産又は負債の本邦通貨への換算の基準
同左
より円貨に換算し、換算差額は損益として処理して
おります。なお、在外子会社等の資産及び負債は、
決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及
び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差
額は少数株主持分及び資本の部における為替換算調
整勘定に含めております。
(5) 重要なリース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められ
(5) 重要なリース取引の処理方法
同左
るもの以外のファイナンス・リース取引について
は、主として通常の賃貸借取引に係る方法に準じた
会計処理によっております。
(6) 重要なヘッジ会計の方法
(6) 重要なヘッジ会計の方法
①
ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理によっております。
①
ヘッジ会計の方法
②
ヘッジ手段とヘッジ対象
…ヘッジ手段
②
ヘッジ手段とヘッジ対象
…ヘッジ手段
同左
デリバティブ取引(為替予約取引、通貨スワッ
プ取引)
デリバティブ取引(為替予約取引)
-
43
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
(自
至
2006/06/23 13:13:19
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
…ヘッジ対象
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
…ヘッジ対象
相場変動等による損失の可能性があり、相場
変動等が評価に反映されていない債権・債務
同左
及びキャッシュ・フローが固定され、変動リ
スクが回避される債権・債務(外貨建予定取引
を含みます。)
ヘッジ方針
③
③
ヘッジ方針
当社の通常業務を遂行する上で為替リスクによ
る当社収益への影響を軽減する目的で、デリバテ
当社の通常業務を遂行する上で為替リスクによ
る当社収益への影響を軽減する目的で、デリバテ
ィブ取引を使用しており、投機目的のデリバティ
ブ取引は行っておりません。
ィブ取引を使用しており、投機目的のデリバティ
ブ取引は行っておりません。
為替予約取引では、実需原則に基づき為替予約
取引を使用しており、キャッシュ・フローを確定
為替予約取引では、実需原則に基づき為替予約
取引を使用しており、キャッシュ・フローを確定
させることを目的にヘッジ取引を行っておりま
す。
させることを目的にヘッジ取引を行っておりま
す。
通貨スワップ取引については、外貨建仕入債務
をヘッジする目的で導入しております。
④
ヘッジの有効性評価の方法
為替予約取引は、為替の変動の累計を比率分析
④
する方法によっております。
(7) 消費税等の会計処理
(7) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式を
採用しております。
5
連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項
連結子会社の資産及び負債の評価方法は、全面時価
評価法によっております。
6 連結調整勘定の償却に関する事項
連結調整勘定は5年間で均等償却しております。
利益処分項目等の取扱いに関する事項
7
同左
5
連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項
同左
6
連結調整勘定の償却に関する事項
7
同左
利益処分項目等の取扱いに関する事項
連結会計期間において確定した利益処分又は損失処
理を基礎として連結決算を行っております。
8
ヘッジの有効性評価の方法
同左
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
同左
8
は、手許現金、要求払預金及び取得日から3ヶ月以内
に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能で
あり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負
わない短期的な投資であります。
-
44
-
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
同左
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更
前連結会計年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日)
(自
至
─────
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(固定資産の減損に係る会計基準)
当連結会計年度から「固定資産の減損に係る会計基
準」(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関す
る意見書」(企業会計審議会 平成14年8月9日))
及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」
(企業会計基準委員会 平成15年10月31日 企業会計
基準適用指針第6号)を適用しております。
これによる損益に与える影響はありません。
-
45
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(表示方法の変更)
(自
至
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
(連結損益計算書)
前連結会計年度において営業外費用の「その他」に
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
─────
含めて表示しておりました売上割引及び得意先負担金
型精算損は、当連結会計年度において営業外費用の総
額の100分の10を超えたため区分掲記することとしまし
た。なお、前連結会計年度において営業外費用の「そ
の他」に含まれている売上割引及び得意先負担金型精
算損はそれぞれ76百万円及び74百万円であります。
(連結キャッシュ・フロー計算書)
前連結会計年度において投資活動によるキャッシ
─────
ュ・フローの「その他」に含めて表示しておりました
貸付金の貸付による支出は、当連結会計年度において
重要性が増したため区分掲記することとしました。
なお、前連結会計年度において投資活動によるキャ
ッシュ・フローの「その他」に含まれている貸付金の
貸付による支出は、71百万円であります。
-
46
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(追加情報)
(自
至
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(厚生年金基金の代行部分の返上)
当社は、確定給付企業年金法の施行に伴い、提出会
(厚生年金基金の代行部分の返上)
当社は、確定給付企業年金法の施行に伴い、提出会
社が加入しているアルプス電気厚生年金基金の代行部
分について、平成16年9月1日に厚生労働大臣から過
社が加入しているアルプス電気厚生年金基金の代行部
分について、平成16年9月1日に厚生労働大臣から過
去分返上の認可を受けました。
当連結会計年度における損益に与える影響額は、
去分返上の認可を受け、平成17年6月27日に国に返還
額(最低責任準備金相当額)を納付しました。
1,091百万円であり、特別利益に計上しております。
当連結会計年度における損益に与える影響額は、9
百万円であり、特別利益に計上しております。
(法人事業税における外形標準課税部分の連結損益計算書
─────
上の表示方法)
実務対応報告第12号「法人事業税における外形標準
課税部分の損益計算書上の表示についての実務上の取
扱い」(企業会計基準委員会 平成16年2月13日)に基づ
き、法人事業税の付加価値割及び資本割178百万円を販
売費及び一般管理費として処理しております。
(退職給付制度の変更)
当社は、平成17年2月28日付で退職年金制度の改定を
─────
行い、キャッシュバランスプラン制度を導入していま
す。また確定拠出年金法の施行に伴い、平成17年4月
2日付で退職一時金制度の一部について確定拠出年金
制度又は前払い退職金制度(選択制)へ移行していま
す。
キャッシュバランスプラン制度導入に伴う過去勤務
債務(債務の減少)は1,314百万円であり、発生時より1
年で費用処理するため、当連結会計年度における償却
額は218百万円となり、売上原価と販売費及び一般管理
費から控除しています。
確定拠出年金制度又は前払い退職金制度(選択制)へ
の移行は、「退職給付制度間の移行などに関する会計
処理」(企業会計基準適用指針第1号)を適用してお
り、本移行に伴う影響額は、199百万円となり特別損失
に計上しています。
-
47
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
注記事項
(連結貸借対照表関係)
前連結会計年度
(平成17年3月31日)
※1
発行済株式総数
※1
普通株式
※2
当連結会計年度
(平成18年3月31日)
61,346,781株
非連結子会社及び関連会社に対するものは、次の
とおりであります。
投資その他の資産
※3
※5
※6
※2
土地の再評価
土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布
69,784,501株
非連結子会社及び関連会社に対するものは、次の
とおりであります。
投資その他の資産
967百万円
4,874
投資有価証券(株式)
その他(出資金)
※3
641百万円
5,478
土地の再評価
土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布
法律第34号)に基づき、平成14年3月31日に事業用
の土地の再評価を行っております。
法律第34号)に基づき、平成14年3月31日に事業用
の土地の再評価を行っております。
なお、再評価差額については、土地の再評価に関
する法律の一部を改正する法律(平成11年3月31日
なお、再評価差額については、土地の再評価に関
する法律の一部を改正する法律(平成11年3月31日
公布法律第24号)に基づき、当該再評価差額を「土
地再評価差額金」として資本の部に計上しており
公布法律第24号)に基づき、当該再評価差額を「土
地再評価差額金」として資本の部に計上しており
ます。
・再評価の方法
ます。
・再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3
月31日公布政令第119号)第2条第3号に定め
土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3
月31日公布政令第119号)第2条第3号に定め
る地方税法(昭和25年法律第226号)第341条第
10号に定める固定資産税評価額に基づき算出
る地方税法(昭和25年法律第226号)第341条第
10号に定める固定資産税評価額に基づき算出
しております。
・再評価を行った年月日
※4
普通株式
投資有価証券(株式)
その他(出資金)
発行済株式総数
しております。
・再評価を行った年月日
平成14年3月31日
平成14年3月31日
・再評価を行った土地の期末における時価と再
評価後の帳簿価額との差額
・再評価を行った土地の期末における時価と再
評価後の帳簿価額との差額
自己株式の保有数
普通株式
△558百万円
※4
13,063株
コミットメントライン
当社グループは、流動性を確保し、運転資金の効
※5
自己株式の保有数
普通株式
△872百万円
18,455株
コミットメントライン
当社グループは、流動性を確保し、運転資金の効
率的な調達を行うため金融機関10社と貸出コミッ
トメント契約を締結しております。
率的な調達を行うため金融機関5社と貸出コミッ
トメント契約を締結しております。
当連結会計年度末における貸出コミットメントに
係る借入未実行残高は次のとおりであります。
当連結会計年度末における貸出コミットメントに
係る借入未実行残高は次のとおりであります。
貸出コミットメントの総額
借入実行残高
4,500百万円
―
貸出コミットメントの総額
借入実行残高
11,000百万円
―
差引額
4,500
差引額
11,000
無形固定資産に含まれている連結調整勘定の金額
※6
は3百万円であります。
無形固定資産に含まれている連結調整勘定の金額
は1百万円であります。
-
48
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(連結損益計算書関係)
(自
至
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
※1
売上原価に算入されているたな卸資産の低価法の
評価減の金額は568百万円であります。
※1
売上原価に算入されているたな卸資産の低価法の
評価減の金額は806百万円であります。
※2
販売費及び一般管理費は一括掲記しております。
主要な費目及び金額は次のとおりであります。
※2
販売費及び一般管理費は一括掲記しております。
主要な費目及び金額は次のとおりであります。
研究開発費
製品保証引当金繰入額
4,495百万円
1,272
製品保証引当金繰入額
従業員給料手当
1,607百万円
8,471
従業員給料手当
賞与引当金繰入額
8,903
119
賞与引当金繰入額
退職給付費用
112
△131
退職給付費用
役員退職慰労引当金繰入額
貸倒引当金繰入額
支払手数料
※3
296
82
役員退職慰労引当金繰入額
貸倒引当金繰入額
12
4,182
支払手数料
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発
費の金額は7,989百万円であります。
※3
74
250
5,169
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発
費の金額は26,101百万円であります。
(追加情報)
従来は、新製品開発のための先行技術開発・要素
技術開発にかかる費用を研究開発費としておりま
した。
しかしながら、最近の製品開発は、従来より高度
化・複雑化・長期化し、新しい機能を織込んだソ
フト開発の比重が飛躍的に高くなり、製品開発過
程における研究・開発活動が増加してきましたの
で、当連結会計年度から研究開発費の範囲を製品
開発過程における研究開発費及び人件費を含めた
金額に変更しております。
この研究開発費の範囲見直しによる増加額は、
※4
固定資産売却除却損の内訳は次のとおりでありま
※4
す。
固定資産売却損
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
工具器具備品及び金型
計
17,204百万円であります。
固定資産売却除却損の内訳は次のとおりでありま
す。
固定資産売却損
0百万円
49
2
53
固定資産除却損
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
168百万円
52
工具器具備品及び金型
無形固定資産
10
0
計
231
固定資産除却損
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
3百万円
38
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
2百万円
18
工具器具備品及び金型
無形固定資産
73
2
工具器具備品及び金型
無形固定資産
61
1
計
計
118
-
49
-
83
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
(自
至
※1
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表
に掲記されている科目の金額との関係は次のとお
りであります。
現金及び預金勘定
預入期間が3ヶ月を越える
定期預金
現金及び現金同等物
※1
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表
に掲記されている科目の金額との関係は次のとお
りであります。
現金及び預金勘定
30,565百万円
預入期間が3ヶ月を越える
定期預金
△89
現金及び現金同等物
30,476
─────
2
資本金増加額
転換社債の転換による
資本剰余金増加額
転換による転換社債減少額
50
-
△203
33,206
重要な非資金取引の内容
転換社債の転換 転換社債の転換による
-
33,410百万円
5,560百万円
5,560
11,121
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(リース取引関係)
(自
至
1
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
リース物件の所有権が借主に移転すると認められる
もの以外のファイナンス・リース取引
①
1
リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相
当額及び期末残高相当額
取得価額
機械装置
及び
運搬具
(百万円)
工具器具
備品
及び金型
(百万円)
無形固定
154 63 2,477
累計額相 当額
1,314 91 44 1,451
944 62 19 1,026
期末残高
相当額
②
①
404百万円
1年超
651
合計
支払利息相当額
④
及び金型
(百万円)
無形固定
合計
資産 (百万円)
(百万円)
86 24 1,973
累計額相 当額
1,229 51 19 1,300
633 35 5 673
期末残高
相当額
未経過リース料期末残高相当額等
未経過リース料期末残高相当額
1年以内
1,055百万円
③
416
合計
697百万円
支払リース料
減価償却費相当額
28
支払利息相当額
減価償却費相当額及び利息相当額の算定方法
280百万円
1年超
支払リース料、リース資産減損勘定の取崩額、減
価償却費相当額、支払利息相当額及び減損損失
494百万円
461
④
439百万円
410
19
減価償却費相当額及び利息相当額の算定方法
・減価償却費相当額の算定方法
…リース期間を耐用年数とし、残存価額を零と
・減価償却費相当額の算定方法
…リース期間を耐用年数とし、残存価額を零と
する定額法によっております。
・利息相当額の算定方法
する定額法によっております。
・利息相当額の算定方法
…リース料総額とリース物件の取得価額相当額
の差額を利息相当額とし、各期への配分方法
2
運搬具
(百万円)
工具器具
備品
1,862 支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相
当額
支払リース料
減価償却費相当額
機械装置
及び
相当額
減価償却
②
1年以内
取得価額
未経過リース料期末残高相当額
③
リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相
当額、減損損失累計額相当額及び期末残高相当額
資産 (百万円)
(百万円)
2,259 相当額
減価償却
リース物件の所有権が借主に移転すると認められる
もの以外のファイナンス・リース取引
合計
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
については、利息法によっております。
オペレーティング・リース取引
…リース料総額とリース物件の取得価額相当額
の差額を利息相当額とし、各期への配分方法
については、利息法によっております。
オペレーティング・リース取引
2
(借主側)
未経過リース料
(借主側)
未経過リース料
1年以内
1年超
181百万円
308
1年以内
1年超
245百万円
275
合計
489百万円
合計
520百万円
(減損損失について)
リース資産に配分された減損損失はありません。
-
51
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
1
2006/06/23 13:13:19
(有価証券関係)
その他有価証券で時価のあるもの
前連結会計年度
(平成17年3月31日)
種類
取得原価
(百万円)
(連結貸借対照表計上額が取得原価を超
えるもの)
株式
連結貸借対
照表計上額
(百万円)
取得原価
(百万円)
差額
(百万円)
4,219
11,963
7,744
4,216
16,178
11,962
0
0
0
1
1
△0
4,219
11,963
7,744
4,217
16,179
11,962
株式
(注)
差額
(百万円)
(連結貸借対照表計上額が取得原価を超
えないもの)
合計
連結貸借対
照表計上額
(百万円)
当連結会計年度
(平成18年3月31日)
表中の「取得原価」は減損処理後の帳簿価額であります。なお、その他有価証券で時価のある株式について、
減損処理を行った銘柄はありません。
また、当該株式の減損にあたっては、当連結会計年度における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合に
は全て減損処理を行い、30~50%程度下落した場合には、当該金額の重要性、回復可能性等を考慮して必要と
認められた額について減損処理を行っております。
2
連結会計年度中に売却したその他有価証券
区分
(自
至
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
売却額(百万円)
(自
至
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
0
111
売却益の合計額(百万円)
―
103
売却損の合計額(百万円)
0
―
3
時価評価されていない有価証券の内容及び連結貸借対照表計上額
前連結会計年度
(平成17年3月31日)
当連結会計年度
(平成18年3月31日)
連結貸借対照表計上額(百万円)
連結貸借対照表計上額(百万円)
967
641
344
213
1,311
854
種類
(1) 子会社株式及び関連会社株式
非連結子会社株式及び関連会社株式
(2) その他有価証券
非上場株式
合計
-
52
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
1
(デリバティブ取引関係)
取引の状況に関する事項
(自
至
①
2006/06/23 13:13:19
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
取引の内容及び利用目的等
①
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
取引の内容及び利用目的等
当社グループは通常業務を遂行する上で為替リス
ク、金利リスクなどのリスクに晒されております。こ
当社グループは通常業務を遂行する上で為替リス
ク、金利リスクなどのリスクに晒されております。こ
れらのリスクによる当社グループ収益への影響を軽減
する目的でデリバティブ取引を使用しております。
れらのリスクによる当社グループ収益への影響を軽減
する目的でデリバティブ取引を使用しております。
通貨デリバティブ取引では、為替予約及び通貨スワ
ップを使用しております。
通貨デリバティブ取引では、為替予約及び通貨オプ
ションを使用しております。
当社グループでは、製品の輸出入及びその他付随す
る取引による外貨建債権債務が発生しております。為
当社グループでは、製品の輸出入及びその他付随す
る取引による外貨建債権債務が発生しております。為
替予約については、主に将来の回収時に為替変動によ
る円貨または現地通貨での手取額が減少するリスクを
替予約及び通貨オプション取引については、主に将来
の回収時又は支払時に為替変動による円貨や現地通貨
回避しており、また、通貨スワップについては連結会
社間の外貨建仕入債務をヘッジする目的で実施してお
での手取額又は支払額が減少するリスクを回避してお
ります。
ります。
② 取引に対する取組方針
②
取引に対する取組方針
通貨デリバティブ取引については、為替予約におい
ては、主に営業取引に伴う外貨建債権をヘッジする目
通貨デリバティブ取引については、主に営業取引に
伴う外貨建債権債務をヘッジする目的で実施してお
的で実施しており、取引額は売上高及び売上予定額の
範囲内に限定しております。また通貨スワップについ
り、取引額は売上高、仕入高及び売上予定額、仕入予
定額の範囲内に限定しております。
ては主に営業取引に伴う外貨建債務をヘッジする目的
で実施しており、取引額は仕入高の範囲に限定してお
ります。
③ 取引に係るリスクの内容
③
デリバティブ取引自体に付随するリスクのうち主な
ものとしては市場リスクと信用リスクがあります。市
同左
場リスクとは市場の変化によりポジションに損益が発
生するリスクで、通貨デリバティブは為替変動リスク
を有しております。なお、当社グループのデリバティ
ブ取引はバランスシート上の資産・負債の有する市場
リスクを相殺する目的で導入しており、これらの取引
のリスクは重要なものではありません。
また、信用リスクについて、通貨関連及び金利関連
のデリバティブ取引の契約先は、いずれも信用度の高
い国内の銀行であるため、相手方の契約不履行はほと
んどないものと判断しております。
-
取引に係るリスクの内容
53
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
(自
至
④
2006/06/23 13:13:19
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
取引に係るリスク管理体制
④
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
取引に係るリスク管理体制
デリバティブ取引の実行及び管理は、「社内管理規
程」に基づき、本社経理部で行っております。通貨関
同左
連のデリバティブにつきましては、外貨建の取引が経
常的に発生することから、必要に応じ取締役会で為替
予約方針を確認すると共に、毎月の定例取締役会で経
理担当取締役より為替予約状況について報告しており
ます。
また、子会社における通貨関連のデリバティブ取引
の実行及び管理は、「社内管理規程」に基づき行われ
ており、毎月定例の経営会議において、経理担当より
為替予約状況について報告しております。
その他
⑤
⑤
同左
「取引の時価等に関する事項」における契約額等
は、この金額自体がデリバティブ取引に係る市場リス
ク量を示すものではありません。
-
その他
54
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2
2006/06/23 13:13:19
取引の時価等に関する事項
デリバティブ取引の契約額等、時価及び評価損益
(1) 通貨関連
前連結会計年度
(平成17年3月31日)
区分
種類
契約額等
(百万円)
為替予約取引
売建
―
―
8,352
6,661
△156
△8
1,662
3,634
―
―
1,663
3,636
△0
△1
買建
米ドル
―
―
―
―
6,475
―
6,487
11
ユーロ
―
―
―
―
4,662
―
4,672
10
米ドル
―
―
―
―
4,396
(68)
―
75
△6
ユーロ
―
―
―
―
4,102
(54)
―
50
3
米ドル
―
―
―
―
4,396
(68)
―
67
△0
ユーロ
―
―
―
―
4,102
(54)
―
35
△18
300
―
300
0
―
―
―
―
―
―
―
△165
―
―
―
△3
買建
プット
通貨スワップ取引
支払ユーロ・受取円
合
3
の取引
2
8,195
6,652
売建
コール
(注) 1
契約額等
契約額等
のうち
時価
評価損益 契約額等 のうち
時価
評価損益
1年超 (百万円) (百万円) (百万円) 1年超 (百万円) (百万円)
(百万円)
(百万円)
米ドル
ユーロ
通貨オプション取引
市場取
引以外
当連結会計年度
(平成18年3月31日)
計
為替予約取引………時価の算定方法は先物相場によっています。
通貨オプション取引………時価の算定方法は取引先金融機関から提示された価格を使用しております。
契約額等の()内の金額はオプション料ですが、ゼロコストオプション取引のため
オプション料の授受はありません。
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引については、開示の対象から除いております。
-
55
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(退職給付関係)
(自
至
1
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
採用している退職給付制度の概要
当社及び一部の連結子会社は、確定給付型の制度と
1
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
採用している退職給付制度の概要
当社及び一部の連結子会社は、確定給付型の制度と
して、企業年金制度、適格退職年金制度及び退職一時
金制度を設けております。また、従業員の退職等に際
して、企業年金制度、適格退職年金制度及び退職一時
金制度を設けております。また、従業員の退職等に際
して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給
付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があ
して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給
付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があ
ります。
当社は、厚生年金基金の代行部分について、平成16
ります。
当社は、厚生年金基金の代行部分について、平成16
年9月1日に厚生労働大臣から過去分返上の認可を受
けました。平成17年2月28日には、退職年金制度の改
年9月1日に厚生労働大臣から過去分返上の認可を受
け、平成17年6月27日に国に返還額(最低責任準備金相
定を行い新たな企業年金としてキャッシュバランスプ
ラン制度を導入しました。
当額)を納付しました。
また、平成17年2月28日に、退職年金制度の改定を
また、平成17年4月2日付で退職一時金制度の一部
について確定拠出年金制度又は前払い退職金制度(選択
行い新たな企業年金としてキャッシュバランスプラン
制度を導入しました。さらに、平成17年4月2日付で
性)へ移行しています。
退職一時金制度の一部について確定拠出年金制度又は
前払い退職金制度(選択性)へ移行しています。
2
退職給付債務に関する事項
①
②
退職給付債務
年金資産
③
未積立退職給付債務
④
⑤
2
△14,133百万円
11,767
退職給付債務に関する事項
①
②
退職給付債務
年金資産
③
未積立退職給付債務
未認識数理計算上の差異
△2,366
2,212
④
未認識数理計算上の差異
未認識過去勤務債務
△1,096
⑤
未認識過去勤務債務
⑥
連結貸借対照表計上額純額
⑥
連結貸借対照表計上額純額
⑦
前払年金費用
△1,249
1,034
⑦
前払年金費用
1,146
1,735
⑧
退職給付引当金
△2,284
⑧
退職給付引当金
△588
厚生年金基金の代行部分を含めて記載しておりま
△8,964百万円
9,194
230
916
-
連結子会社については、退職給付債務の算定にあた
す。なお、連結子会社については、退職給付債務の算
定にあたり、簡便法を採用しております。
り、簡便法を採用しております。
なお、確定給付型企業年金制度を採用している海外
連結子会社の年金資産の額は334百万円であり、上記年
金資産には含まれておりません。
3
退職給付費用に関する事項
①
②
勤務費用
利息費用
③
④
期待運用収益
臨時に支払った割増退職金
⑤
⑥
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
⑦
退職給付費用
⑧
厚生年金基金の代行部分返上益
⑨
退職年金制度変更による損失
計
3
599百万円
331
退職給付費用に関する事項
①
②
勤務費用
利息費用
△210
3
③
④
期待運用収益
臨時に支払った割増退職金
312
△218
⑤
⑥
数理計算上の差異の費用処理額
過去勤務債務の費用処理額
179
△1,096
819
△1,091
⑦
その他(確定拠出型年金掛金等)
151
⑧
退職給付費用
199
⑨
厚生年金基金の代行部分返上益
△72
計
厚生年金基金に対する従業員拠出額は勤務費用から
△182
2
△393
△9
△403
簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は
控除しております。なお、簡便法を採用している連結
子会社の退職給付費用は勤務費用に計上しておりま
勤務費用に計上しております。
す。
-
359百万円
192
56
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
(自
至
4
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
2006/06/23 13:13:19
(自
至
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
①
②
退職給付見込額の期間配分方法
割引率
③
④
期待運用収益率
過去勤務債務の額の処理年数
4
期間定額基準
2.5%
2.5%
1年
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
①
②
退職給付見込額の期間配分方法
割引率
③
④
期待運用収益率
過去勤務債務の額の処理年数
(発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数による按分額を費用処理しております。)
⑤
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
期間定額基準
2.5%
2.5%
1年
(発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定
の年数による按分額を費用処理しております。)
数理計算上の差異の処理年数
16年
(各連結会計年度の発生時の従業員の平均残存期
⑤
数理計算上の差異の処理年数
16年
(各連結会計年度の発生時の従業員の平均残存期
間以内の一定の年数による按分額をそれぞれ発生
の翌連結会計年度から費用処理することとしてお
間以内の一定の年数による按分額をそれぞれ発生
の翌連結会計年度から費用処理することとしてお
ります。)
ります。)
-
57
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(税効果会計関係)
前連結会計年度
(平成17年3月31日)
1
当連結会計年度
(平成18年3月31日)
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別
の内訳
(繰延税金資産)
たな卸資産評価損否認額
1
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別
の内訳
140百万円
(繰延税金資産)
たな卸資産評価損否認額
268百万円
貸倒引当金損金算入限度超過額
賞与引当金損金不算入額
101
568
貸倒引当金損金算入限度超過額
賞与引当金損金不算入額
137
565
製品保証引当金損金算入限度超
過額
921
製品保証引当金損金算入限度超
過額
1,104
退職給付引当金損金算入限度超
過額
866
退職給付引当金損金算入限度超
過額
180
役員退職慰労引当金損金不算入
額
226
役員退職慰労引当金損金不算入
額
245
減価償却費損金算入限度超過額
繰延資産損金算入限度超過額
2,158
22
減価償却費損金算入限度超過額
繰延資産損金算入限度超過額
2,808
14
投資有価証券評価損否認額
未払事業税・事業所税否認額
337
264
投資有価証券評価損否認額
未払事業税・事業所税否認額
390
119
未払費用否認額
たな卸資産の未実現利益の消去
437
842
未払費用否認額
たな卸資産の未実現利益の消去
288
550
その他
693
その他
430
繰延税金資産
小計
評価性引当額
繰延税金資産
△203
合計
(繰延税金負債)
その他有価証券評価差額金
海外子会社における固定資産の
加速償却認容額
米国子会社におけるリミテッ
ド・パートナーシップ損失認容
額
投資有価証券の未実現損失の消
去
その他
繰延税金負債
繰延税金資産
7,583
繰延税金資産
7,379
△3,131百万円
米国子会社におけるリミテッ
ド・パートナーシップ損失認容
額
投資有価証券の未実現損失の消
△129
去
その他
△590
合計
△5,203
2,175
合計
海外子会社における固定資産の
加速償却認容額
△804
繰延税金負債
7,104
△251
(繰延税金負債)
その他有価証券評価差額金
△547
繰延税金資産の純額
小計
評価性引当額
6,853
△4,837百万円
△386
△17
△74
△1,172
合計
△6,488
繰延税金資産の純額
365
繰延税金資産の純額は、連結貸借対照表の以下の項目
繰延税金資産の純額は、連結貸借対照表の以下の項目
に含まれております。
流動資産―繰延税金資産
に含まれております。
流動資産―繰延税金資産
3,571百万円
3,057百万円
固定資産―繰延税金資産
流動負債―繰延税金負債
364
△132
固定資産―繰延税金資産
流動負債―繰延税金負債
182
△174
固定負債―繰延税金負債
△1,628
固定負債―繰延税金負債
△2,700
-
58
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
前連結会計年度
(平成17年3月31日)
2
当連結会計年度
(平成18年3月31日)
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担
2
率との差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率
40.4%
(調整)
交際費等永久に損金に算入され
ない項目
受取配当金等永久に益金に算入
されない項目
住民税均等割額
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担
率との差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率
40.4%
(調整)
交際費等永久に損金に算入され
0.5
ない項目
受取配当金等永久に益金に算入
△0.2
されない項目
住民税均等割額
0.1
0.6
△0.2
0.1
外国法人税額控除等
特別控除
△0.5
△4.9
外国法人税額控除等
特別控除
△2.3
△2.5
持分法適用会社の留保利益
海外連結子会社の税率差異
1.6
△0.1
海外連結子会社の税率差異
持分法投資利益
△2.8
1.6
持分法投資利益
法人税等還付税額
△2.8
△2.8
法人税等還付税額
評価性引当額増減
△0.9
1.0
評価性引当額増減
その他
1.6
1.8
税効果会計適用後の法人税等の
負担率
その他
税効果会計適用後の法人税等の
負担率
34.7%
-
59
-
1.5
36.5%
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(セグメント情報)
【事業の種類別セグメント情報】
前連結会計年度(自
平成16年4月1日
至
音響機器事業
(百万円)
Ⅰ
情報・通信
機器事業
(百万円)
消去
又は全社
(百万円)
計(百万円)
連結(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
122,964
99,814
222,779
─
222,779
1,566
438
2,004
(2,004)
─
124,530
100,253
224,784
(2,004)
222,779
営業費用
111,719
92,856
204,576
8,054
212,631
営業利益
12,811
7,396
20,208
(10,059)
10,148
72,733
52,468
125,202
31,303
156,506
減価償却費
4,573
2,686
7,259
72
7,331
資本的支出
5,991
4,407
10,399
2
10,401
(1) 外部顧客に対する売上高
(2) セグメント間の内部売上高
又は振替高
計
Ⅱ
平成17年3月31日)
資産、減価償却費及び
資本的支出
資産
-
60
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
当連結会計年度(自
平成17年4月1日
至
音響機器事業
(百万円)
Ⅰ
平成18年3月31日)
情報・通信
機器事業
(百万円)
消去
又は全社
(百万円)
計(百万円)
連結(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
129,075
124,907
253,983
─
253,983
667
1,464
2,131
(2,131)
─
129,742
126,371
256,114
(2,131)
253,983
営業費用
119,999
118,638
238,638
5,673
244,311
営業利益
9,742
7,732
17,475
(7,804)
75,919
62,435
138,355
31,197
169,553
減価償却費
5,119
3,434
8,553
61
8,615
資本的支出
6,354
4,357
10,712
65
10,777
(1) 外部顧客に対する売上高
(2) セグメント間の内部売上高
又は振替高
計
Ⅱ
2006/06/23 13:13:19
資産、減価償却費及び
資本的支出
資産
(注)1
9,671
事業区分は内部管理上採用している区分によっております。
2
各事業区分の主な製品
(1) 音響機器事業……………カーオーディオ、その他付属品
(2) 情報・通信機器事業……カーコミュニケーション、カー電装品、及び映像用のユニット部品等
営業費用の内、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の主なものは、当社の総務部門等管理部門及
3
び開発部門に係る費用であります。
前連結会計年度
10,059百万円
当連結会計年度
4
5
7,804百万円
資産の内、消去又は全社の項目に含めた全社資産の主なものは、当社での余資運用資金(現金、預金及び有
価証券)、長期投資資金(投資有価証券)及び総務部門等管理部門に係る資産等であります。
前連結会計年度
31,579百万円
当連結会計年度
31,455百万円
減価償却費及び資本的支出には長期前払費用とその償却費が含まれております。
-
61
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
【所在地別セグメント情報】
前連結会計年度(自 平成16年4月1日
日本
(百万円)
Ⅰ
消去
又は全社
(百万円)
計
(百万円)
連結
(百万円)
売上高
52,182
82,692
83,625
4,279
222,779
─
222,779
130,633
1,332
26,053
30,898
188,916
(188,916)
─
182,815
84,024
109,678
35,177
411,696
(188,916)
222,779
営業費用
167,296
82,079
107,700
34,650
391,727
(179,096)
212,631
営業利益
15,518
1,944
1,978
526
19,968
(9,820)
10,148
100,433
29,550
33,134
18,004
181,122
(24,616)
156,506
消去
又は全社
(百万円)
連結
(百万円)
計
資産
当連結会計年度(自
平成17年4月1日
日本
(百万円)
至
平成18年3月31日)
北米
ヨーロッパ アジア
(百万円) (百万円) (百万円)
その他 計
の地域 (百万円)
(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
48,627
97,655
99,456
7,044
1,198
253,983
─
253,983
147,877
1,769
25,427
42,704
2
217,780
(217,780)
─
196,505
99,425
124,883
49,748
1,200
471,763
(217,780)
253,983
営業費用
185,854
96,775
122,758
48,411
1,212
455,012
(210,700)
244,311
営業利益
10,651
2,649
2,125
1,337
△11
16,751
(7,080)
9,671
100,690
31,615
39,130
23,905
441
195,784
(26,230)
169,553
(1) 外部顧客に対する
売上高
(2) セグメント間の内部
売上高又は振替高
計
Ⅱ
その他
の地域
(百万円)
ヨーロッパ
(百万円)
(2) セグメント間の内部
売上高又は振替高
Ⅰ
北米
(百万円)
平成17年3月31日)
売上高及び営業損益
(1) 外部顧客に対する
売上高
Ⅱ
至
2006/06/23 13:13:19
資産
(注) 1
2
国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
各区分に属する主な国又は地域
(1) 北米………………アメリカ合衆国、カナダ
(2) ヨーロッパ………ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スペイン
(3) アジア……………シンガポール、中国、タイ
(4) その他の地域……オーストラリア
3
4
営業費用の内、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の主なものは、当社の総務部門等管理部門及
び開発部門に係る費用であります。
前連結会計年度
10,059百万円
当連結会計年度
7,804百万円
資産の内、消去又は全社の項目に含めた全社資産の主なものは、当社での余資運用資金(現金、預金及び有
価証券)、長期投資資金(投資有価証券)及び総務部門等管理部門に係る資産等であります。
前連結会計年度
31,579百万円
当連結会計年度
31,455百万円
-
62
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
5
2006/06/23 13:13:19
記載対象セグメントの変更
「アジア」は前連結会計年度において「その他の地域」に含めて表示しておりましたが、当連結会計年度
において全セグメントの売上高の10%を超えたため、区分掲記しました。なお、前連結会計年度において当
連結会計年度の地域区分によった場合の所在地別セグメント情報は次のとおりであります。
前連結会計年度(自
日本
(百万円)
Ⅰ
至
平成17年3月31日)
北米
ヨーロッパ アジア
(百万円) (百万円) (百万円)
その他 計
の地域 (百万円)
(百万円)
消去
又は全社
(百万円)
連結
(百万円)
売上高及び営業損益
売上高
52,182
82,692
83,625
2,986
1,293
222,779
─
222,779
130,633
1,332
26,053
30,894
3
188,916
(188,916)
─
182,815
84,024
109,678
33,880
1,297
411,696
(188,916)
222,779
営業費用
167,296
82,079
107,700
33,376
1,274
391,727
(179,096)
212,631
営業利益
15,518
1,944
1,978
504
22
19,968
(9,820)
10,148
100,433
29,550
33,134
17,509
494
181,122
(24,616)
156,506
(1) 外部顧客に対する
売上高
(2) セグメント間の内部
売上高又は振替高
計
Ⅱ
平成16年4月1日
資産
-
63
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
【海外売上高】
前連結会計年度(自
平成16年4月1日
至
平成17年3月31日)
北米
2006/06/23 13:13:19
ヨーロッパ
その他の地域
計
Ⅰ
海外売上高(百万円)
81,426
87,653
11,747
180,828
Ⅱ
連結売上高(百万円)
222,779
Ⅲ
連結売上高に占める
36.6
39.3
5.3
81.2
海外売上高の割合(%)
当連結会計年度(自
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)
北米
ヨーロッパ
その他の地域
計
Ⅰ
海外売上高(百万円)
96,230
99,649
19,401
215,281
Ⅱ
連結売上高(百万円)
253,983
Ⅲ
連結売上高に占める
海外売上高の割合(%)
37.9
39.2
7.6
84.8
(注) 1
2
国又は地域の区分は、地理的近接度によっております。
各区分に属する主な国又は地域
(1) 北米………………アメリカ合衆国、カナダ
(2) ヨーロッパ………ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スペイン、スウェーデン
(3) その他の地域……オーストラリア、中国、タイ
海外売上高は、当社及び連結子会社の本邦以外の国又は地域における売上高であります。
3
-
64
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
【関連当事者との取引】
前連結会計年度(自 平成16年4月1日
至
2006/06/23 13:13:19
平成17年3月31日)
役員及び個人主要株主等
会社等
の名称
属性
住所
資本金又
は出資金
(百万円)
事業の内容
又は職業
議決権等
の所有
(被所有)割合
関係内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
取引の内容
取引金額
(百万円)
科目
期末残高
(百万円)
役員及
びその
が議決
年会費の
支払
権の過
(注)3
近親者
6
─
─
半数を
所有し
㈱誠心
ている
東京都
44
大田区
不動産の
賃貸
(注)1
兼任1人
保養施設
の利用
会社等
(当該
投資その
会員券の
会社等
─
購入
の子会
他の資産
(その他)
99
社を含
む)
取引条件及び取引条件の決定方針等
(注)1 株式会社誠心は、当社取締役社長石黒征三の近親者である片岡勝太郎が議決権の99.9%を直接所有しており
2
ます。
取引金額及び科目の各残高には消費税等を含んでおりません。
3
当該リゾートクラブの設定地域の世間相場に基づき決定しています。
当連結会計年度(自
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日)
役員及び個人主要株主等
属性
会社等
の名称
住所
資本金又
は出資金
(百万円)
事業の内容
又は職業
議決権等
の所有
(被所有)割合
関係内容
役員の
兼任等
事業上
の関係
取引の内容
取引金額
(百万円)
科目
期末残高
(百万円)
役員及
びその
年会費の
支払
近親者
が議決
所有し
ている
6
─
─
(注)2
権の過
半数を
㈱誠心
東京都
大田区
44
不動産の
賃貸
(注)3
兼任1人
会社等
(当該
保養施設
の利用
(注)4
会員券の
会社等
購入
の子会
投資その
─
他の資産
(その他)
99
社を含
む)
取引条件及び取引条件の決定方針等
(注)1 取引金額及び科目の各残高には消費税等を含んでおりません。
2
3
保養施設の年会費については、設定地域の世間相場に基づき決定しています。
株式会社誠心は、当社取締役片岡政隆が議決権の60.28%を直接所有しております。
4 当該保養施設の利用に関して、中途解約による損失見積額43百万円を「第5 経理の状況 2 財務諸表等
(1) 財務諸表 ④ 附属明細表 の引当金明細表」に記載のとおり施設利用解約引当金として計上してい
ます。
-
65
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(1株当たり情報)
(自
至
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
1,446円99銭
128円97銭
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
1,587円05銭
91円71銭
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
112円58銭
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
88円35銭
なお、当連結会計年度末において潜在株式は存在しませ
ん。
(注)
1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりです。
項目
(自
至
前連結会計年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
当連結会計年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
連結損益計算書上の当期純利益(百万円)
7,932
6,175
普通株式に係る当期純利益(百万円)
7,852
6,115
80
60
80
60
60,887
66,684
5
80
5
80
普通株主に帰属しない金額の主要な内訳(百万円)
利益処分による役員賞与金
普通株主に帰属しない金額(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に用いられ
た当期純利益調整額の主要な内訳(百万円)
事務手数料(税額相当額控除後)
当期純利益調整額(百万円)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に用いられ
た普通株式増加数の主要な内訳(千株)
転換社債
普通株式増加数(千株)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
当期純利益の算定に含まれなかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
-
66
-
8,896
3,072
8,896
3,072
─
─
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】
会社名
銘柄
130%コールオプ
アルパイン㈱
ション条項付第2
回無担保転換社債
合計
―
前期末残高
(百万円)
発行年月日
平成14年
2月14日
―
当期末残高
(百万円)
利率
(%)
担保
11,136
―
0.0
なし
11,136
―
―
―
償還期限
平成19年
3月30日
―
(注)平成17年11月25日をもって、全額繰上償還しております。
【借入金等明細表】
区分
短期借入金
前期末残高
(百万円)
当期末残高
(百万円)
平均利率
(%)
返済期限
404
263
4.45
―
1年以内に返済予定の長期借入金
13
6
0.00
―
長期借入金(1年以内に返済予定
のものを除く。)
6
―
―
―
その他の有利子負債
―
―
―
―
合計
424
270
―
―
(注)「平均利率」については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
-
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-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(2)【その他】
(イ)決算日後の状況
該当事項はありません。
(ロ)訴訟
当社は、下記のとおり損害賠償を求める訴訟の提起を受けておりましたが、平成18年6月8日に最高裁判所
は「上告受理の申し立て」を受理しない旨を決定しました。
①
訴訟の提起および判決があった裁判所および年月日
東京地方裁判所
平成15年1月21日 訴訟提起
②
知的財産高等裁判所
平成17年3月30日
平成17年4月8日
判決(請求棄却)
一部控訴
最高裁判所
平成17年12月5日
平成17年12月22日
判決(控訴棄却)
上告ならびに上告受理の申立て
平成18年6月8日
上告不受理の決定
訴訟を提起した者の氏名、住所
氏名
築城(つゆき) 俊雄
住所
③
神奈川県
訴訟の内容及び損害賠償請求金額
本訴訟は、原告が所有するカーナビゲーションに関連する特許を当社が侵害したとして、平成15年1月21
日に当社に対して13,398百万円の損害賠償請求の訴えを提起し、一審である東京地方裁判所での請求棄却の
判決(平成17年3月30日判決言渡)に対して、原告側が平成17年4月8日に控訴(請求金額を100百万円と
した一部控訴)を行ったものです。
損害賠償請求金額
④
100百万円
訴訟の結果
平成18年6月8日の最高裁判所の上告不受理の決定により、本訴訟の手続きが全て終結し、当社製品は原
告が所有する2件の特許権を侵害しないことが確定いたしました。
-
68
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
2【財務諸表等】
(1)【財務諸表】
①【貸借対照表】
Ⅰ
前事業年度
(平成17年3月31日)
当事業年度
(平成18年3月31日)
区分
注記
番号
(資産の部)
流動資産
1
現金及び預金
2
受取手形
3
売掛金
4
構成比
(%)
金額(百万円)
18,783
14,363
※2
43
21
※2
33,537
32,716
製品
5,717
5,615
5
原材料
2,073
1,652
6
仕掛品
393
694
7
貯蔵品
363
298
8
前渡金
427
725
9
前払費用
258
174
10
未収金
※2
6,708
6,281
11
関係会社短期貸付金
1,509
1,459
12
立替金
561
419
13
繰延税金資産
1,281
875
14
その他
305
19
貸倒引当金
△12
△13
流動資産合計
71,952
65,305
Ⅱ
固定資産
1
有形固定資産
(1) 建物
減価償却累計額
(2) 構築物
減価償却累計額
(3) 機械装置
減価償却累計額
(4) 車両運搬具
減価償却累計額
(5) 工具器具備品
減価償却累計額
(6) 金型
減価償却累計額
(7) 土地
(8) 建設仮勘定
有形固定資産合計
構成比
(%)
金額(百万円)
56.4
10,105
△6,403
805
△630
2,192
△1,066
319
△221
7,589
△5,664
25,430
△23,596
51.2
10,332
△6,719
3,702
3,613
806
△651
174
154
2,253
△1,271
1,126
981
334
△231
97
102
8,230
△6,118
1,925
2,111
26,995
1,834
△25,387
1,608
3,370
3,370
55
84
12,287
12,028
※5
-
69
-
9.7
9.5
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2
区分
注記
番号
2006/06/23 13:13:19
前事業年度
(平成17年3月31日)
当事業年度
(平成18年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
無形固定資産
(1) ソフトウェア
3,415
3,538
(2) ソフトウェア仮勘定
209
670
(3) その他
0
0
無形固定資産合計
3,625
4,210
投資その他の資産
3
2.8
3.3
(1) 投資有価証券
12,306
16,392
(2) 関係会社株式
13,466
13,516
(3) 関係会社出資金
11,954
12,662
(4) 従業員長期貸付金
55
47
(5) 長期前払費用
1,053
2,486
(6) 差入保証金
362
362
(7) 繰延税金資産
197
―
345
464
貸倒引当金
△18
△18
投資その他の資産合計
39,723
31.1
45,914
36.0
固定資産合計
55,635
43.6
62,153
48.8
資産合計
127,588
100.0
127,459
100.0
(8) その他
(負債の部)
Ⅰ
流動負債
1
買掛金
※2
26,740
24,981
2
未払金
1,171
1,229
3
未払法人税等
2,360
34
4
未払費用
※2
6,140
6,316
5
前受金
110
15
6
預り金
797
230
7
賞与引当金
1,017
1,008
8
製品保証引当金
351
338
9
施設利用解約引当金
―
43
206
47
38,895
34,244
10 その他
流動負債合計
-
70
-
30.5
26.8
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
Ⅱ
区分
注記
番号
固定負債
前事業年度
(平成17年3月31日)
当事業年度
(平成18年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
1
転換社債
11,136
―
2
繰延税金負債
―
1,533
3
退職給付引当金 1,880
155
4
役員退職慰労引当金
510
554
5
長期未払金
―
661
固定負債合計 13,527
10.6
2,904
2.3
52,423
41.1
37,148
29.1
25,920
20.3
24,905
19.6
負債合計
(資本の部)
Ⅰ
資本金
Ⅱ
資本剰余金
1
資本準備金
Ⅲ
利益剰余金
※1
20,360
16.0
19,345
15.1
利益準備金
2
任意積立金
1
883
883
(1) 配当平均積立金
1,450
1,550
(2) 買換資産圧縮積立金
82
76
(3) 特別償却準備金
39
26
(4) 別途積立金
24,650
28,350
当期未処分利益
5,154
2,895
利益剰余金合計
32,260
25.2
33,781
26.5
※5
△1,394
△1.0
△1,394
△1.1
4,612
3.6
7,124
5.6
※6
△18
△0.0
△27
0.0
90,310
70.9
127,459
100.0
3
Ⅳ
土地再評価差額金
Ⅴ
その他有価証券評価
差額金
Ⅵ
自己株式
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資本合計
75,165
58.9
負債・資本合計
127,588
100.0
-
71
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
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②【損益計算書】
Ⅰ
区分
注記
番号
売上高
1
売上高
Ⅱ
売上原価
前事業年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日)
(自
至
百分比
(%)
金額(百万円)
※1
176,755
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
百分比
(%)
金額(百万円)
100.0
189,270
100.0
1
期首製品たな卸高
5,528
5,717
2
当期製品製造原価
※1,3
80,842
92,327
3
当期製品仕入高
※1
72,926
77,731
159,297
175,776
※2
△223
△799
合計
4
他勘定振替高
5
期末製品たな卸高
5,717
153,804
87.0
5,615
170,959
90.3
売上総利益
22,951
13.0
18,311
9.7
Ⅲ
販売費及び一般管理費
1
運賃荷造費
1,505
1,635
2
広告宣伝費
1,172
1,091
3
販売手数料
156
187
4
アフターサービス費
635
860
5
製品保証引当金繰入額
351
338
6
賃金給料及び諸手当
2,686
2,367
7
退職給付費用
261
△169
8
役員退職慰労引当金
繰入額
70
60
9
賞与引当金繰入額
277
216
10
減価償却費
216
95
11
賃借料
406
410
12
開発研究費
※3
3,993
1,786
13
技術使用料
2,165
3,155
14
支払手数料
1,955
1,728
15
たな卸資産廃却損
222
164
16
その他
2,133
18,212
10.3
2,134
16,065
8.5
営業利益
4,738
2.7
2,245
1.2
Ⅳ
営業外収益
※1
1
受取利息
19
68
2
受取配当金
1,258
1,556
3
賃貸料
0
―
4
為替差益
577
369
5
再投資奨励金
295
―
6
その他
231
2,381
1.3
298
2,293
1.2
-
72
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
Ⅴ
区分
注記
番号
営業外費用
百分比
(%)
金額(百万円)
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
百分比
(%)
金額(百万円)
7
7
―
80
241
136
181
―
150
―
その他
172
753
0.4
194
418
0.2
経常利益
6,365
3.6
4,120
2.2
2
社債関係費
3
得意先負担金型精算損
4
開発委託解除損
5
支払補償金
6
特別利益
1
固定資産売却益
※4
4
0
2
投資有価証券売却益
―
45
3
代行返上益
1,091
9
4
受取災害保険金 ―
32
5
貸倒引当金戻入益 57
1,152
0.6
―
89
0.0
特別損失
103
54
4
158
関係会社清算損
―
72
アスベスト対策費
―
79
5
施設利用解約引当金
繰入額
―
43
6
役員退職慰労金 16
―
7
退職年金制度終了損 199
324
0.1
―
408
0.2
税引前当期純利益 7,194
4.1
3,800
2.0
法人税、住民税及び
事業税
2,936
689
法人税等還付税額等
350
190
法人税等調整額 △490
2,095
1.2
430
929
0.5
当期純利益
5,098
2.9
2,871
1.5
前期繰越利益
665
680
中間配当額
608
657
5,154
2,895
1
固定資産売却除却損
※5
2
投資有価証券評価損
3
4
当期未処分利益
(自
至
支払利息
Ⅶ
前事業年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日)
※1
1
Ⅵ
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-
73
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
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製造原価明細書
区分
注記
番号
(自
至
前事業年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
当事業年度
(自 平成17年4月1日
至 平成18年3月31日)
構成比
(%)
金額(百万円)
構成比
(%)
金額(百万円)
Ⅰ
材料費
46,173
57.6
49,181
52.7
Ⅱ
労務費
6,746
8.4
6,673
7.2
Ⅲ
経費
※1
27,279
34.0
37,443
40.1
当期総製造費用
80,199
100.0
93,297
100.0
期首仕掛品たな卸高
1,531
393
81,729
93,690
※2
495
668
期末仕掛品たな卸高
393
694
当期製品製造原価
80,842
92,327
合計
他勘定振替高
(注)
※1
※2
経費の主な内訳は次のとおりであります。
開発研究費
外注加工費
減価償却費
前事業年度
12,874百万円
3,974
4,305
当事業年度
20,910百万円
3,547
72百万円
163百万円
5,360
他勘定振替高の内訳は次のとおりであります。
製品勘定
その他
422
505
計
495
668
(原価計算の方法)
当社の原価計算方法は総合原価計算法であります。なお、期中においては標準原価を用い、期末に原価差額を売
上原価、製品、仕掛品等に配賦して調整しております。 -
74
-
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③【利益処分計算書】
前事業年度
(平成17年6月28日)
当事業年度
(平成18年6月28日)
区分
注記
番号
金額(百万円)
金額(百万円)
Ⅰ
Ⅱ
当期未処分利益
任意積立金取崩額
買換資産圧縮積立
金取崩額
特別償却準備金取崩額
合計
Ⅲ 利益処分額
1 配当金
2 取締役賞与金
3 任意積立金
(1) 配当平均積立金
(2) 別途積立金
Ⅳ 次期繰越利益
(注) 日付は株主総会承認年月日であります。
5,154
2,895
6
5
613
80
100
3,700
13
5,174
4,493
680
697
60
100
1,300
13
2,914
2,157
756
-
75
-
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重要な会計方針
前事業年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日) 1
(自
至
1
有価証券の評価基準及び評価方法 当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
有価証券の評価基準及び評価方法
(1)子会社株式及び関連会社株式
…移動平均法による原価法
(1)子会社株式及び関連会社株式
同左
(2)その他有価証券
(2)その他有価証券
時価のあるもの
…期末決算日の市場価格等に基づく時価法
時価のあるもの
同左
(評価差額は全部資本直入法により処理し、売却原
価は移動平均法により算定)
時価のないもの
時価のないもの
…移動平均法による原価法
同左
2
たな卸資産の評価基準及び評価方法
(1)製品、原材料、仕掛品
2
たな卸資産の評価基準及び評価方法
(1)製品、原材料、仕掛品
…総平均法による原価法を採用しております。
同左
(2)貯蔵品
…最終仕入原価法による原価法を採用しておりま
(2)貯蔵品
同左
す。
3
4
デリバティブ
…時価法
3
固定資産の減価償却の方法
4
デリバティブ
同左
固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
…定率法を採用しております。
(1)有形固定資産
同左
ただし平成10年4月1日以降に取得した建物(建
物附属設備を除く)については、定額法を採用して
おります。また、耐用年数及び残存価額について
は、法人税法に規定する方法と同一の基準によっ
ております。なお、金型については、会社所定の
耐用年数(法定耐用年数の50%)及び残存価額を適
用しております。
(2)無形固定資産
…定額法を採用しております。
(2)無形固定資産
同左
なお、耐用年数については、法人税法に規定す
る方法と同一の基準によっております。
ただし、ソフトウェア(自社利用)については、
社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法
を採用しております。
5
引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
5
引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
…債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債
権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等
同左
特定の債権については、個別に回収可能性を勘案
し、回収不能見込額を計上しております。
(2) 賞与引当金
(2) 賞与引当金
…従業員の賞与の支払いに備えて、将来の支給見
込額のうち当期の負担額を計上しております。
同左
(3) 製品保証引当金
(3) 製品保証引当金
…製品のアフターサービスによる支払いに備える
ため、過去の実績を基準として計上しておりま
同左
す。
-
76
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
前事業年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日) (自
至
(4) 退職給付引当金
…従業員の退職給付に備えるため、当期末におけ
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(4) 退職給付引当金
同左
る退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、
当期末において発生していると認められる額を計
上しております。
なお、過去勤務債務については、その発生時の
従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(1
年)による按分額を費用処理しております。
数理計算上の差異については、各期の発生時に
おける従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年
数(16年)による按分額をそれぞれ発生の翌期より
費用処理しております。
(5) 役員退職慰労引当金
(5) 役員退職慰労引当金
…役員の退職慰労金の支給に備えるため、内規に
基づく期末要支給額を計上しております。
同左
─────
(6) 施設利用解約引当金
…保養施設利用契約の中途解約により発生する
損失に備えるため、損失見積額を計上しており
ます。 6
外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
6
外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場によ
り円貨に換算し、換算差額は損益として処理してお
同左
ります。
7
リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められる
7
リース取引の処理方法
同左
もの以外のファイナンス・リース取引については、
通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっておりま
す。
8
ヘッジ会計の方法
(1) ヘッジ方法
8
ヘッジ会計の方法
(1) ヘッジ方法
…繰延ヘッジ処理によっております。
同左
(2) ヘッジ手段とヘッジ対象 ・ヘッジ手段…デリバティブ取引(為替予約取引)
(2) ヘッジ手段とヘッジ対象
同左
・ヘッジ対象…相場変動等による損失の可能性が
あり、相場変動等が評価に反映され
ていない債権・債務及びキャッシ
ュ・フローが固定され変動リスクが
回避される債権・債務(外貨建予定
取引を含む。)
-
77
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
前事業年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日) 2006/06/23 13:13:19
(自
至
(3) ヘッジ方針
当社の通常業務を遂行する上で為替リスクによ
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(3) ヘッジ方針
同左 る当社収益への影響を軽減する目的で、デリバテ
ィブ取引を使用しており、投機目的のデリバティ
ブ取引は行っておりません。
為替予約取引では、実需原則に基づき為替予約
取引を使用しており、キャッシュ・フローを確定
させることを目的にヘッジ取引を行っておりま
す。
(4) ヘッジの有効性評価の方法 為替予約取引は、為替の変動の累計を比率分析
(4) ヘッジの有効性評価の方法
同左 する方法によっております。
9
その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
9
その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
…消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式
を採用しております。
同左
会計処理方法の変更
前事業年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日)
─────
(自
至
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(固定資産の減損に係る会計基準)
当事業年度から 「固定資産の減損に係る会計基
準」( 「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関す
る意見書」 (企業会計審議会 平成14年8月9日) )及
び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」 (企
業会計基準委員会 平成15年10月31日 企業会計基準
適用指針第6号) を適用しております。
これによる損益に与える影響はありません。
表示方法の変更
前事業年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日)
(自
至
(損益計算書) 前事業年度において営業外費用の 「その他」 に含
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(損益計算書)
前事業年度において営業外費用の 「その他」 に含
めて表示しておりました得意先負担金型精算損は、当
事業年度において営業外費用の総額の100分の10を超え
めて表示しておりました社債関係費は、当事業年度に
おいて営業外費用の総額の100分の10を超えたため区分
たため区分掲記することとしました。なお、前事業年
度において営業外費用の「その他」に含まれている得
掲記することとしました。なお、前事業年度において
営業外費用の 「その他」に含まれている社債関係費は
意先負担金型精算損は74百万円であります。
5百万円であります。 -
78
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
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追加情報
前事業年度
(自 平成16年4月1日
至 平成17年3月31日)
(自
至
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
(厚生年金基金の代行部分の返上)
当社は、確定給付企業年金法の施行に伴い、当社が
(厚生年金基金の代行部分の返上)
当社は、確定給付企業年金法の施行に伴い、当社が
加入しているアルプス電気厚生年金基金の代行部分に
ついて、平成16年9月1日に厚生労働大臣から過去分
加入しているアルプス電気厚生年金基金の代行部分に
ついて、平成16年9月1日に厚生労働大臣から過去分
返上の認可を受けました。 当事業年度の損益に与える影響額は、1,091百万円で
返上の認可を受け、平成17年6月27日に国に返還額
(最低責任準備金相当額)を納付しました。
あり、特別利益に計上しております。
当事業年度の損益に与える影響額は、9百万円であ
り、特別利益に計上しております。
(法人事業税における外形標準課税部分の損益計算書上
─────
の表示方法)
実務対応報告第12号「法人事業税における外形標準
課税部分の損益計算書上の表示についての実務上の取
扱い」(企業会計基準委員会 平成16年2月13日)に基
づき、法人事業税の付加価値割及び資本割170百万円を
販売費及び一般管理費として処理しております。
(退職給付制度の変更)
─────
当社は、平成17年2月28日付で退職年金制度の改定を
行い、キャッシュバランスプラン制度を導入していま
す。また確定拠出年金法の施行に伴い、平成17年4月2
日付で退職一時金制度の一部について確定拠出年金制
度又は前払い退職金制度(選択制)へ移行していま
す。
キャッシュバランスプラン制度導入に伴う過去勤務
債務(債務の減少)は1,314百万円であり、発生時より
1年で費用処理するため、当事業年度における償却額は
218百万円となり、売上原価と販売費及び一般管理費か
ら控除しています。
確定拠出年金制度又は前払い退職金制度(選択制)
への移行は、「退職給付制度間の移行などに関する会
計処理」(企業会計基準適用指針第1号)を適用してお
り、本移行に伴う影響額は、199百万円となり、特別損
失に計上しています。
-
79
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
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注記事項
(貸借対照表関係)
前事業年度
(平成17年3月31日)
※1
当事業年度
(平成18年3月31日)
授権株式数
普通株式
160,000,000株
発行済株式総数
普通株式
61,346,781株
※1
ただし、定款の定めにより株式の消却が行われた
場合には、会社が発行する株式について、これに
相当する株式数を減ずることとなっております。
関係会社項目
※2
3
受取手形
流動資産
売掛金
未収金
流動負債
買掛金
未払費用
アルパイン・エレク
トロニクスマニュフ
ァクチャリング・オ
ブ・ヨーロッパ・LT
D.
合計
0百万円
4
受取手形
25,064百万円
5,088百万円
流動資産
売掛金
未収金
3,557百万円
2,395百万円
流動負債
買掛金
未払費用
104
(HUF1.7億)
借入金保
証
20
(HUF0.3億)
保証先
アルパイン・エレク
トロニクスマニュフ
ァクチャリング・オ
ブ・ヨーロッパ・LT
D.
125
合計
配当制限
有価証券の時価評価により、純資産額が4,612百万
1百万円
25,567百万円
4,343百万円
3,323百万円
2,319百万円
偶発債務
経営指導念書
金額
(百万円)
政府補助
金保証
─
69,784,501株
関係会社に関する資産及び負債には、区別掲記さ
れたもののほか、次のものがあります。
3
内容
160,000,000株
普通株式
相当する株式数を減ずることとなっております。
関係会社項目
※2
偶発債務
経営指導念書
保証先
普通株式
発行済株式総数
ただし、定款の定めにより株式の消却が行われた
場合には、会社が発行する株式について、これに
関係会社に関する資産及び負債には、区別掲記さ
れたもののほか、次のものがあります。
授権株式数
4
内容
金額
(百万円)
政府補助
金保証
257
(HUF4.8億)
借入金保
証
6
(HUF0.1億)
─
264
配当制限
有価証券の時価評価により、純資産額が7,124百万
円増加しております。
なお、当該金額は商法施行規則第124条第3号の規
定により、配当に充当することが制限されておりま
す。
定により、配当に充当することが制限されておりま
す。
※5
円増加しております。
なお、当該金額は商法施行規則第124条第3号の規
土地の再評価
土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布
※5
土地の再評価
土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布
法律第34号)に基づき、平成14年3月31日に事業用の
土地の再評価を行っております。
法律第34号)に基づき、平成14年3月31日に事業用の
土地の再評価を行っております。
なお、再評価差額については、土地の再評価に関
する法律の一部を改正する法律(平成11年3月31日公
なお、再評価差額については、土地の再評価に関
する法律の一部を改正する法律(平成11年3月31日公
布法律第24号)に基づき、当該再評価差額を「土地再
評価差額金」として資本の部に計上しております。
布法律第24号)に基づき、当該再評価差額を「土地再
評価差額金」として資本の部に計上しております。
・再評価の方法 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月
・再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月
31日公布政令第119号)第2条第3項に定める地
方税法(昭和25年法律第226号)第341条第10号に
31日公布政令第119号)第2条第3項に定め
る地方税法(昭和25年法律第226号)第341条第10
定める固定資産税評価額に基づき算出しており
ます。
号に定める固定資産税評価額に基づき算出して
おります。
・再評価を行った年月
平成14年3月31日
・再評価を行った土地の期末における時価と再
・再評価を行った年月
平成14年3月31日
・再評価を行った土地の期末における時価と再
評価後の帳簿価額との差額
△558百万円
評価後の帳簿価額との差額
△872百万円
-
80
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
前事業年度
(平成17年3月31日)
※6
当事業年度
(平成18年3月31日)
自己株式の保有数
普通株式
7
※6
13,063株
自己株式の保有数
普通株式
コミットメントライン 当社は流動性を確保し、運転資金の効率的な調達
7
18,455株
コミットメントライン
当社は、流動性を確保し、運転資金の効率的な調
を行うため金融機関10社と貸出コミットメント契約
を締結しております。
達を行うため金融機関5社と貸出コミットメント契約
を締結しております。
当事業年度末における貸出コミットメントに係る
借入未実行残高は次のとおりです。
当事業年度末における貸出コミットメントに係る
借入未実行残高は次のとおりであります。
貸出コミットメントの総額
借入実行残高
4,500百万円
―
貸出コミットメントの総額
借入実行残高
11,000百万円
―
差引額
4,500
差引額
11,000
-
81
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(損益計算書関係)
(自
至
※1
前事業年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
関係会社項目
関係会社への売上高
関係会社よりの仕入高
受取配当金
受取配当金以外の
営業外収益
※2
※1
136,545百万円
53,798
1,151
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
関係会社項目
関係会社への売上高
関係会社よりの仕入高
受取配当金
営業外費用
123
他勘定振替高の内訳は次のとおりであります。
販売費及び一般管理費
188百万円
※2
153,435百万円
68,022
1,387
94
他勘定振替高の内訳は次のとおりであります。
販売費及び一般管理費
266百万円
製造経費
営業外費用
△319
14
製造経費
営業外費用
△338
41
材料勘定
仕掛品勘定
△63
49
材料勘定
仕掛品勘定
△388
△97
その他
△92
その他
△283
計
△799
計
※3
(自
至
△223
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発
費の金額は7,487百万円であります。
※3
一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発
費の金額は25,954百万円であります
(追加情報)
従来は、新製品開発のための先行技術開発・要素
技術開発にかかる費用を研究開発費としておりま
した。
しかしながら、最近の製品開発は、従来より高度
化・複雑化・長期化し、新しい機能を織込んだソ
フト開発の比重が飛躍的に高くなり、製品開発過
程における研究・開発活動が増加してきましたの
で、当事業年度から研究開発費の範囲を製品開発
過程における研究開発費及び人件費を含めた金額
に変更しております。
この研究開発費の範囲見直しによる増加額は、
17,204百万円であります。
-
82
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
(自
至
※4
※5
2006/06/23 13:13:19
前事業年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
固定資産売却益の内訳は次のとおりであります。
※4
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
固定資産売却益の内訳は次のとおりであります。 機械装置
車両運搬具
0百万円
4
機械装置
車両運搬具
0百万円
0
工具器具備品
0
工具器具備品
0
計
4
計
0
固定資産売却除却損の内訳は次のとおりでありま
す。
固定資産売却損
機械装置
工具器具備品
金型
計
※5
11百万円
固定資産売却除却損の内訳は次のとおりでありま
す。
固定資産売却損
車両運搬具
1百万円
固定資産除却損
1
0
13
固定資産除却損
建物
機械装置
3百万円
30
建物
機械装置
0百万円
12
車両運搬具
工具器具備品
0
41
車両運搬具
工具器具備品
0
29
金型
14
金型
11
計
90
計
53
-
83
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(リース取引関係)
(自
至
前事業年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
1
リース物件の所有権が借主に移転すると認められる
もの以外のファイナンス・リース取引
1
リース物件の所有権が借主に移転すると認められる
もの以外のファイナンス・リース取引
(借主側)
①リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当
(借主側)
①リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当
額及び期末残高相当額
機械装置
(百万円)
取得価額
相当額
減価償却
累計額
相当額
期末残高
相当額
額、減損損失累計額相当額及び期末残高相当額
工具器具
機械装置
合計
備品
(百万円)
(百万円)
(百万円)
工具器具
合計
備品
(百万円)
(百万円)
1,027 63 1,091
635 49 685
392 13 405
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
取得価額
相当額
減価償却
累計額
相当額
期末残高
相当額
②未経過リース料期末残高相当額
743 9 752
501 3 505
241 5 246
②未経過リース料期末残高相当額等
未経過リース料期末残高相当額
1年以内
1年以内
162百万円
1年超
249
1年超
152
合計
412
合計
249
③支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当
額
支払リース料
減価償却費相当額
支払利息相当額
97百万円
③支払リース料、リース資産減損勘定の取崩額、減価
償却費相当額、支払利息相当額及び減損損失
202百万円
190
支払リース料
減価償却費相当額
8
167百万円
159
支払利息相当額
④減価償却費相当額及び利息相当額の算定方法
4
④減価償却費相当額及び利息相当額の算定方法
・減価償却費相当額の算定方法
…リース期間を耐用年数とし、残存価額を零と
・減価償却費相当額の算定方法
…
同左
する定額法によっております。
・利息相当額の算定方法
・利息相当額の算定方法
…リース料総額とリース物件の取得価額相当額
の差額を利息相当額とし、各期への配分方法
…
同左
については、利息法によっております。
(減損損失について) リース資産に配分された減損損失はありません。
(有価証券関係)
前事業年度(平成17年3月31日)
子会社株式及び関連会社株式で、時価のあるものはありません。
当事業年度(平成18年3月31日)
子会社株式及び関連会社株式で、時価のあるものはありません。
-
84
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(税効果会計関係)
前事業年度
(平成17年3月31日)
1
当事業年度
(平成18年3月31日)
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別
の内訳
(繰延税金資産)
賞与引当金損金不算入額
411百万円
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別
の内訳
(繰延税金資産)
賞与引当金損金不算入額
407百万円
製品保証引当金損金算入限度
超過額
142
製品保証引当金損金算入限度
超過額
136
未払費用否認額
未払事業税・事業所税否認額
338
229
未払費用否認額
未払事業税・事業所税否認額
222
30
減価償却費損金算入限度超過
額
2,154
減価償却費損金算入限度超過
額
2,822
繰延資産損金算入限度超過額
退職給付引当金損金算入限度
20
その他
小計
繰延税金資産
137
入額
投資有価証券評価損否認額
537
その他
△203
合計
その他有価証券評価差額金
その他
繰延税金負債
合計
△3,245
1,478
189
小計
4,572
△251
繰延税金資産
合計
4,321
(繰延税金負債)
△3,131
△113
繰延税金資産の純額
224
評価性引当額
4,724
(繰延税金負債)
63
463
繰延税金資産
4,927
評価性引当額
12
超過額
役員退職慰労引当金損金不算
206
入額
投資有価証券評価損否認額
繰延税金資産
繰延資産損金算入限度超過額
退職給付引当金損金算入限度
753
超過額
役員退職慰労引当金損金不算
その他有価証券評価差額金
その他
繰延税金負債
△4,837
△141
合計
△4,979
繰延税金資産の純額
△657
繰延税金資産の純額は、貸借対照表の以下の項目に
繰延税金資産の純額は、貸借対照表の以下の項目に
含まれております。
流動資産―繰延税金資産
含まれております。
流動資産―繰延税金資産
1,281百万円
固定資産―繰延税金資産
2
1
197
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担
率との差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率
(調整)
875百万円
固定負債―繰延税金負債
2
1,533
法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担
率との差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率
(調整)
40.4%
40.4%
交際費等永久に損金に算入
されない項目 0.8
交際費等永久に損金に算入
されない項目 1.7
受取配当金等永久に益金に
算入されない項目
△1.6
受取配当金等永久に益金に
算入されない項目
△3.8
住民税均等割額
外国法人税額控除等
0.2
△0.9
住民税均等割額
外国法人税額控除等
0.3
△6.2
特別控除
法人税等還付税額
△8.4
△4.9
特別控除
法人税等還付税額
△6.9
△2.4
評価性引当額増減
2.8
0.7
評価性引当額増減
1.3
△0.0
その他
税効果会計適用後の法人税
等の負担率
その他
税効果会計適用後の法人税
29.1%
-
等の負担率
85
-
24.4%
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(1株当たり情報)
(自
至
前事業年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
1,224円21銭
82円42銭
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
71円96銭
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
1,293円62銭
42円16銭
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
40円99銭
なお、当事業年度末において潜在株式は存在しません。 (注)
1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりです。
項目
(自
至
前事業年度
平成16年4月1日
平成17年3月31日)
(自
至
当事業年度
平成17年4月1日
平成18年3月31日)
損益計算書上の当期純利益(百万円)
5,098
2,871
普通株式に係る当期純利益(百万円)
5,018
2,811
80
60
80
60
60,887
66,684
5
80
当期純利益調整額(百万円)
5
80
潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に用いられ
た普通株式増加数の主要な内訳(千株)
8,896
3,072
8,896
3,072
─
─
普通株主に帰属しない金額の主要な内訳(百万円)
利益処分による役員賞与金
普通株主に帰属しない金額(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に用いられ
た当期純利益調整額の主要な内訳(百万円)
事務手数料(税額相当額控除後)
転換社債
普通株式増加数(千株)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
当期純利益の算定に含まれなかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
-
86
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
④【附属明細表】
【有価証券明細表】
【株式】
銘柄
株式数(株)
(投資有価証券)
貸借対照表計上額(百万円)
1,800,000
13,122
396,000
1,013
2,651,622
722
200,000
692
76,452
441
5,900
147
㈱現代オートネット
36,395
42
㈱イエローハット
31,944
41
19
35
200
30
48,753
104
―
16,392
(その他有価証券) 本田技研工業㈱ ㈱アルプス物流
㈱大星エルテック
ゼンリン㈱
㈱オートバックスセブン
モバイル放送㈱
㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ
ゼンリンデータコム㈱
その他(19銘柄)
計
-
87
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
【有形固定資産等明細表】
資産の種類
有形固定資産 建物
構築物
機械装置
車両運搬具 工具器具備品 金型(注)
土地
建設仮勘定
有形固定資産計
無形固定資産
ソフトウェア
ソフトウェア仮勘定
その他
無形固定資産計
長期前払費用
(注)
前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
当期末減価
償却累計額
又は償却
累計額
(百万円)
当期償却額
(百万円)
差引当期末
残高
(百万円)
10,105
227
―
10,332
6,719
316
3,613
805
1
0
806
651
21
154
2,192
116
55
2,253
1,271
240
981
319
47
32
334
231
35
102
7,589
1,079
438
8,230
6,118
849
2,111
25,430
2,642
1,077
26,995
25,387
2,856
1,608
3,370
―
―
3,370
―
―
3,370
55
175
146
84
―
―
84
49,869
4,291
1,751
52,409
40,380
4,320
12,028
5,160
1,258
―
6,418
2,880
1,135
3,538
209
970
508
670
―
―
670
4
―
―
4
3
0
0
5,370
2,228
508
7,092
2,880
1,135
4,210
1,053
1,457
23
2,486
―
―
2,486
金型の当期増加額の主なものは、新製品用の金型によるものであります。
-
88
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
【資本金等明細表】
区分
前期末残高
資本金(百万円)(注)1
20,360
普通株式
(株)
(注)1、2
資本金のうち
既発行株式
普通株式
計
(株)
計
(百万円)
びその他資本
剰余金
び任意積立金
―
(8,437,720)
(―)
5,560
(61,346,781)
25,920
(69,784,501)
―
(8,437,720)
(―)
25,920
(69,784,501)
5,560
―
25,920
(百万円)
19,345
5,560
―
24,905
計
(百万円)
19,345
5,560
―
24,905
(利益準備金)
(百万円)
883
―
―
883
(任意積立金)
(百万円)
1,450
100
―
1,550
(百万円)
82
―
6
76
(百万円)
39
―
13
26
(百万円)
24,650
3,700
―
28,350
(百万円)
27,105
3,800
19
30,886
株式払込剰余金
(注)1
(注)3
買換資産圧縮積立金
(注)3
特別償却準備金
(注)3
別途積立金
(注)3
計
(注)1
20,360
当期末残高
20,360
配当平均積立金
利益準備金及
当期減少額
5,560
(61,346,781)
(百万円)
(注)1、2
(資本準備金)
資本準備金及
当期増加額
資本金、普通株式及び株式払込剰余金の増加の原因は、転換社債の転換によるものであります。
2
3
当期末における自己株式は18,455株であります。
任意積立金の増減の原因は、すべて前期決算の利益処分によるものであります。
【引当金明細表】
区分
貸倒引当金 前期末残高
(百万円)
当期増加額
(百万円)
当期減少額
(目的使用)
(百万円)
当期減少額
(その他)
(百万円)
当期末残高
(百万円)
30
13
―
12
31
1,017
1,008
1,017
―
1,008
製品保証引当金
351
338
351
―
338
役員退職慰労引当金
510
60
17
―
554
施設利用解約引当金
―
43
―
―
43
賞与引当金
(注)
貸倒引当金の当期減少額の「その他」欄の金額は、一般債権の貸倒実績率による洗い替え額及び回収による戻
入額であります。
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-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
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(2)【主な資産及び負債の内容】
資産の部
[流動資産]
① 現金及び預金
区分
金額(百万円)
現金
3
預金
当座預金 14,280
普通預金
35
外貨預金
42
別段預金
1
②
計
14,360
合計
14,363
受取手形
イ
相手先別内訳
相手先
金額(百万円)
㈱アサヒ
16
㈱大星エルテック 4
アルパインマーケティング㈱ 1
合計
21
ロ
期日別内訳
区分
受取手形
関係会社受取手形
合計
平成18年
4月
(百万円)
5月
(百万円)
6月
(百万円)
合計
(百万円)
10
3
6
20
1
―
―
1
11
3
6
21
-
90
-
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③
売掛金
イ 相手先別内訳
相手先
金額(百万円)
アルパイン・エレクトロニクス(ヨーロッパ)ゲー・
エム・ベー・ハー
14,224
アルパイン・エレクトロニクス・オブ・アメリカ・
インク.
9,782
アイシン.エイ.ダブリュ㈱
3,373
本田技研工業㈱ 2,113
㈱現代オートネット
577
その他(注)
2,643
合計
(注)
アルパインマーケティング㈱
ロ
前期繰越高
当期発生高
当期回収高
次期繰越高
(百万円)
(A)
(百万円)
(B)
(百万円)
(C)
(百万円)
(D) 売掛金
関係会社売掛金
合計
(注)
他
売掛金の発生及び回収並びに滞留状況
区分
回収率(%)
(C)
(A)+(B)
滞留期間(日)
(A)+(D)
×100
2
÷
(B)
365
8,472
37,131
38,455
7,148
84.3
76.8
25,064
153,721
153,218
25,567
85.7
60.1
33,537
190,852
191,674
32,716
85.4
63.4
消費税等の会計処理は税抜方式を採用しております。
④
たな卸資産
区分
カーオーディオ カーコミュニケーション
カー電装品等
その他付属品
合計
(注)
32,716
原材料
(百万円)
製品(百万円)
仕掛品
(百万円)
貯蔵品
(百万円)
計(百万円)
1,568
―
116
―
1,684
3,047
―
578
―
3,626
999
1,652
―
298
2,949
5,615
1,652
694
298
8,261
原材料・貯蔵品は品種別の分類が困難であるため、「その他付属品」に一括して記載しております。
-
91
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
⑤
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関係会社株式
区分
金額(百万円)
アルパイン・エレクトロニクス・オブ・アメリカ・
8,579
インク. アルパイン・エレクトロニクス・オブ・UK・
886
リミテッド
アルパイン・エレクトロニクス・フランス・S.A.R.L.
809
アルパイン・イタリア・S.p.A.
618
アルパインマニュファクチャリング㈱
484
その他(注)
2,139
合計
(注)
13,516
アルパインマーケティング㈱他
⑥
関係会社出資金
区分
金額(百万円)
アルパイン電子(中国)有限公司
4,169
アルパイン・エレクトロニクス・ゲー・エム・ベー・
3,421
ハー
アルパイン・エレクトロニクス・マニュファクチャ
3,233
リング・オブ・ヨーロッパ・LTD.
太倉アルパイン電子有限公司
962
東軟集団有限公司
397
アルパイン・エレクトロニクス・(ヨーロッパ)・
ゲー・エム・ベー・ハー
268
アルパイン・エレクトロニクス・R&D(ヨーロッパ)・
ゲー・エム・ベー・ハー
209
合計
12,662
負債の部
①
買掛金
相手先別内訳
相手先
金額(百万円)
アルプスファイナンスサービス㈱
4,397
シャープ㈱
3,164
㈱リョーサン
1,939
㈱ルネサス販売
1,667
東芝デバイス㈱
1,293
その他(注)
12,516
合計
(注)
24,981
アルパイン・エレクトロニクス・マニュファクチャリング・オブ・ヨーロッパ・LTD
-
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他
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
(3)【その他】
(イ)決算日後の状況
該当事項はありません。
(ロ)訴訟
当社は、下記のとおり損害賠償を求める訴訟の提起を受けておりましたが、平成18年6月8日に最高裁判所
は「上告受理の申し立て」を受理しない旨を決定しました。
①
訴訟の提起および判決があった裁判所および年月日
東京地方裁判所
平成15年1月21日 訴訟提起
知的財産高等裁判所
平成17年3月30日 判決(請求棄却)
平成17年4月8日 一部控訴
平成17年12月5日 判決(控訴棄却)
最高裁判所 平成17年12月22日 上告ならびに上告受理の申立て
平成18年6月8日
②
上告不受理の決定
訴訟を提起した者の氏名、住所
氏名
住所
③
築城(つゆき) 俊雄
神奈川県
訴訟の内容及び損害賠償請求金額
本訴訟は、原告が所有するカーナビゲーションに関連する特許を当社が侵害したとして、平成15年1月21
日に当社に対して13,398百万円の損害賠償請求の訴えを提起し、一審である東京地方裁判所での請求棄却の
判決(平成17年3月30日判決言渡)に対して、原告側が平成17年4月8日に控訴(請求金額を100百万円と
した一部控訴)を行ったものです。
損害賠償請求金額
④
100百万円
訴訟の結果
平成18年6月8日の最高裁判所の上告不受理の決定により、本訴訟の手続きが全て終結し、当社製品は原
告が所有する2件の特許権を侵害しないことが確定いたしました。 -
93
-
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
第6【提出会社の株式事務の概要】
決算期
3月31日
定時株主総会
6月中
基準日
3月31日
株券の種類
100株券
中間配当基準日
9月30日
1単元の株式数
100株
株式の名義書換え
1,000株券
10,000株券
100,000株券
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内1丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
事務取扱場所
東京都千代田区丸の内1丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
取次所
三菱UFJ信託銀行株式会社
名義書換手数料
無料
新券交付手数料
無料
株券喪失登録
株券喪失登録申請料
1件につき8,600円
株券登録料
1株につき500円
単元未満株式の買取り
全国各支店
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内1丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
事務取扱場所
東京都千代田区丸の内1丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
取次所
三菱UFJ信託銀行株式会社
買取手数料
無料
公告掲載方法
日本経済新聞
株主に対する特典
該当事項はありません。
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全国各支店
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
第7【提出会社の参考情報】
1【提出会社の親会社等の情報】
当社は、企業内容等の開示に関する内閣府令(昭和48年大蔵省令第5号)第三号様式 記載上の
注意(49)eに規定する親会社等はありません。
2【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1)
(2)
有価証券報告書 事業年度
自
平成16年4月1日
及びその添付書類
(第39期)
至
平成17年3月31日
自
平成16年4月1日
(第39期)
至
平成17年3月31日
自
平成17年4月1日
至
平成17年9月30日
自
平成17年4月1日
至
平成18年3月31日
有価証券報告書の
訂正報告書
(3) 半期報告書
(第40期中)
(4) 臨時報告書
(第40期)
-
95
-
平成17年6月28日
関東財務局長に提出。
平成17年11月2日
関東財務局長に提出。
平成17年12月19日
関東財務局長に提出。
平成18年6月14日
関東財務局長に提出。
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
-
96
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2006/06/23 13:13:19
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
独立監査人の監査報告書
アルパイン株式会社
取締役会
御中
平成17年6月28日
あ ず さ 監 査 法 人
指定社員
公認会計士
業務執行社員
髙山
康明
㊞
指定社員
公認会計士
業務執行社員
小西
彦衞
㊞
指定社員
公認会計士
業務執行社員
横澤
悟志
㊞
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているアルパ
イン株式会社の平成16年4月1日から平成17年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照
表、連結損益計算書、連結剰余金計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結附属明細表について監査を行った。こ
の連結財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明するこ
とにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監
査法人に連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎
として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体とし
ての連結財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎
を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、アル
パイン株式会社及び連結子会社の平成17年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績
及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
※
上
上記は、当社(有価証券報告書提出会社)が提出した有価証券報告書に綴り込まれた当連結会計年度の監査報告書
に記載された事項を電子化したものであります。
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
独立監査人の監査報告書
アルパイン株式会社
取締役会
御中
平成18年6月28日
あ ず さ 監 査 法 人
指定社員
公認会計士
業務執行社員
髙山
康明
㊞
指定社員
公認会計士
業務執行社員
小西
彦衞
㊞
指定社員
公認会計士
業務執行社員
横澤
悟志
㊞
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているアルパ
イン株式会社の平成17年4月1日から平成18年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照
表、連結損益計算書、連結剰余金計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結附属明細表について監査を行った。こ
の連結財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明するこ
とにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監
査法人に連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎
として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体とし
ての連結財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎
を得たと判断している。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、アル
パイン株式会社及び連結子会社の平成18年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績
及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
※
上
上記は、当社(有価証券報告書提出会社)が提出した有価証券報告書に綴り込まれた当連結会計年度の監査報告書
に記載された事項を電子化したものであります。
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
独立監査人の監査報告書
アルパイン株式会社
取締役会
御中
平成17年6月28日
あ ず さ 監 査 法 人
指定社員
公認会計士
業務執行社員
髙山
康明
㊞
指定社員
公認会計士
業務執行社員
小西
彦衞
㊞
指定社員
公認会計士
業務執行社員
横澤
悟志
㊞ 当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているアルパ
イン株式会社の平成16年4月1日から平成17年3月31日までの第39期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益
計算書、利益処分計算書及び附属明細表について監査を行った。この財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の
責任は独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監
査法人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎とし
て行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての
財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと
判断している。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、アルパイ
ン株式会社の平成17年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点におい
て適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以
※
上
上記は、当社(有価証券報告書提出会社)が提出した有価証券報告書に綴り込まれた当事業年度の監査報告書に記
載された事項を電子化したものであります。
アルパイン株式会社/有価証券報告書/2006-03-31
2006/06/23 13:13:19
独立監査人の監査報告書
アルパイン株式会社
取締役会
御中
平成18年6月28日
あ ず さ 監 査 法 人
指定社員
公認会計士
業務執行社員
髙山
康明
㊞
指定社員
公認会計士
業務執行社員
小西
彦衞
㊞
指定社員
公認会計士
業務執行社員
横澤
悟志
㊞
当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているアルパ
イン株式会社の平成17年4月1日から平成18年3月31日までの第40期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益
計算書、利益処分計算書及び附属明細表について監査を行った。この財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の
責任は独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監
査法人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求めている。監査は、試査を基礎とし
て行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての
財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと
判断している。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、アルパイ
ン株式会社の平成18年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点におい
て適正に表示しているものと認める。
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以
※
上
上記は、当社(有価証券報告書提出会社)が提出した有価証券報告書に綴り込まれた当事業年度の監査報告書に記
載された事項を電子化したものであります。