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韓国知的財産ニュース 2003 年 5 月

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韓国知的財産ニュース 2003 年 5 月
(No.14)
発行年月日:2003 年 6 月 5 日
発行:JETRO ソウルセンター
知的財産権事務所
★★★目次★★★
法律、制度関連
1−1
商標登録令中改正令(大統領令第 17978 号)(官報 5 月 10 日)
1−2
特許登録令中改正令(大統領令第 17979 号)(官報 5 月 10 日)
1−3
意匠法施行規則中改正令(産業資源部令 198 号)(官報 5 月 12 日)
1−4
商標法施行規則中改正令(産業資源部令 199 号)(官報 5 月 12 日)
1−5
特許登録令施行規則中改正令(産業資源部令 200 号)(官報 5 月 12 日)
1−6
商標登録令施行規則中改正令(産業資源部令 201 号)(官報 5 月 12 日)
1−7
特許法施行規則中改正令(産業資源部令 202 号)(官報 5 月 17 日)
1−8
実用新案法施行規則中改正令(産業資源部令 203 号)(官報 5 月 17 日)
1−9
特許法・実用新案法・意匠法及び商標法による特許料・登録料と手数料の徴収規
則中改正令(産業資源部令 204 号)(官報 5 月 17 日)
1−10
著作権法中改正法律(法律第 6881 号)(官報 5 月 27 日)
関係機関の動き
2−1
教科書作品の著者の表示を義務化(東亜日報 5 月 5 日)
2−2
特許技術事業化投資組合業務執行組合員選定計画公告(特許庁 Web5 月 7 日)
2−3
「特許庁公務員行動綱領」03.05.19 から施行(特許庁 Web5 月 17 日)
2−4
IT 企業に産業財産権の法律支援(電子新聞 5 月 26 日)
模倣品関連
3−1
現代エンジニアリング・エモーションなど 6 社の不法コピーソフトウェア使用摘発
(電子新聞 5 月 6 日)
3−2
DVD 不法コピー「悩みの種」(電子新聞 5 月 13 日)
3−3
新たな PS ソフトへの侵害、SCEK 対応に乗りだす
知的財産権紛争
4−1
MP3P 特許料再び争点化(デジタルタイムズ 5 月 15 日)
4−2
「ソリバダ」控訴棄却判決(電子新聞 5 月 16 日)
4−3
特許紛争、大法院で日本企業が敗訴
その他一般
5−1
コンソールゲームルームが「不法ソフトウェアの温床」に転落
(電子新聞 5 月 12 日)
Copyright 2002 JETRO Seoul, all rights reserved
1
5−2
韓国の動画圧縮技術が国際標準の必須特許に(電子新聞 5 月 19 日)
5−3
ガソリンばかり食う車は消えろ?(特許庁 Web5 月 28 日)
5−4
二次電池の国際競争力は、素材と装備が左右(特許庁 Web5 月 29 日)
5−5
9 社のオンライン音楽サービス 7 月から有料化(デジタルタイムズ 5 月 30 日)
イベント
6−1
「大韓民国特許技術移転博覧会」の開催
6−2
第 38 回発明の日記念式が盛大に開催(特許庁 Web5 月 19 日)
6−3
特許審判院 5 周年記念セミナー開催
6−4
特許庁、「2003 職務発明競進大会」開催(特許庁 Web5 月 27 日)
(出所表示の無いものは、JETRO ソウルセンターの調査によるものです。)
法律、制度関連
1−1
商標登録令中改正令(大統領令第 17978 号)(官報 5 月 10 日)
商標権の設定登録を受けようとする者、または商標権者が商標登録料を不足に納付した
場合に、これを補填できる機会を与えるようにする内容で、商標法が改正(2002.12.11、法
律第 6765 号)されたことに伴い、登録料の一部を納付した場合にも納付書を受付けるよう
にするものである。この令は 2003 年 5 月 12 日から施行する。
1−2
特許登録令中改正令(大統領令第 17979 号)(官報 5 月 10 日)
特許権の設定登録を受けようとする者、または特許権者が特許料を不足に納付した場合
に、これを補填できる機会を与えるようにする内容で、特許法が改正(2002.12.11、法律第
6768 号)されたことに伴い、特許料の一部を納付した場合にも納付書を受付けるようにする
一方、現行制度の運営上現れた一部の不備点を改善・補完しようとするものである。この
令は 2003 年 5 月 12 日から施行する。
1−3
意匠法施行規則中改正令(産業資源部令 198 号)(官報 5 月 12 日)
意匠権の設定登録を受けようとする者、または意匠権者が意匠登録料を不足に納付した
場合に、これを補填できる機会を与えるようにする内容で、意匠法が改正(2002.12.11、法
律第 6767 号)されたことに伴い、意匠登録料を補填しようとする場合に、登録料補填書を
特許庁長に提出するようにするなど、同法の施行のために必要な事項を定める一方、現行
制度の運営上で現れた一部の不備な点を改善・補完しようとするものである。この規則は
公布した日から施行する。
◇主要骨子
イ.電子文書による通知または送達を申請した者に対して、電子文書による通知または送達
をできるようにする文書を、法令に特別な規定がある場合を除いて、すべての書類に拡大
する(第 1 条の 3)。
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2
ロ.出願人が出願公開を申請後、10 日経過する前には出願の公開を取り消しできるようにす
る(第 6 条の 2)。
ハ.意匠無審査登録異議申請をする場合に、異議申請事項を証明する書類及び物件を提出す
るようにしていたものを、書類だけを提出するように変更する(第 20 条)。
登録料を追加納付または、補填して意匠登録出願などを回復しようとする者は、登録料補
填書などを特許庁長に提出するようにする(第 20 条の 3)。
1−4
商標法施行規則中改正令(産業資源部令 199 号)(官報 5 月 12 日)
商標権の設定登録などを受けようとする者が、商標登録料を不足に納付した場合に、こ
れを補填できる機会を与えるようにする内容で、商標法が改正(2002.12.11、法律第 6765
号)されたことに伴い、商標登録料を補填しようとする場合に、登録料補填書を特許庁長に
提出するようにして、電子文書によって通知または送達できる書類の範囲を拡大するなど、
同法の施行のために必要な事項を定め、現行制度の運営上で現れた一部の不備な点を改
善・補完しようとするものである。この規則は公布した日から施行する。
1−5
特許登録令施行規則中改正令(産業資源部令 200 号)(官報 5 月 12 日)
特許権の設定登録を受けようとする者、または特許権者が登録料を不足に納付した場合
に、これを補填できる機会を与えるようにする内容で、特許法(2002.12.11、法律第 6768
号)及び特許登録令(2003.5.10、大統領令第 17979 号)が改正されたことに伴い、特許料を補
填しようとする場合に提出する特許料補填書の書式を定めるなど、関連条項及び書式を整
備しようとするものである。この規則は公布した日から施行する。
1−6
商標登録令施行規則中改正令(産業資源部令 201 号)(官報 5 月 12 日)
商標権の設定登録を受けようとする者、または商標権者が、商標登録料不足で納付した
場合に、これを補填できる機会を与えるようとする内容で、商標法(2002.12.11、法律第 6765
号)、及び商標登録令(2003.5.10、大統領令第 17978 号)が改正されたことに伴い、登録料を
補填しようとする場合に提出する登録料補填書の書式を定めるなど、関連条項及び書式を
整備しようとするものである。この規則は公布した日から施行する。
1−7
特許法施行規則中改正令(産業資源部令 202 号)(官報 5 月 17 日)
特許権の設定登録などを受けようとする者が特許登録料を不足に納付した場合に、これ
を補填できる機会を与えるようにする内容で、特許法が改正(2002.12.11、法律第 6768 号)
されたことに伴い、同法の施行のために必要な事項を定める一方、現行制度の運営上現れ
た一部の不備点を改善・補完しようとするものである。この規則は公布した日から施行す
る。
◇主要骨子
イ.特許に関する手続きを踏む者が、相手の数だけ提出するようになっていた特許申請手続
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3
きにおける見本、または物件、特許審判手続きにおける証拠物件を1件だけ提出するように
する(第3条及び第63条)。
ロ.従来は電子文書による通知または送達を申請した者に対して、特許出願補正書など、一
部の書類だけを電子文書で通知もしくは送達できるようにしていたが、今後は法令に特別
な規定がある場合を除いて、すべての書類を電子文書による通知もしくは送達をすること
ができるようにする(第9条の8)。
ハ.従来のように特許料を追加納付する者以外に、特許料を補填して特許権などを回復しよ
うとする者も、特許料補填書などを特許庁長に提出するようにする(第55条の2)。
ニ.国際出願をした者が国際公開用翻訳文を期限以内に提出しなかった場合には、補正の機
会を付与して、補正期間が経過する前に補正しない場合にはその出願が取消されることを
通知するようにする(第96条)。
1−8
実用新案法施行規則中改正令(産業資源部令 203 号)(官報 5 月 17 日)
国際実用新案登録出願の出願人は姓名、考案の名称など、出願情報に関する書類を特許
庁長に提出するようにし、これを提出しない場合には特許庁長が補正命令をするようにす
るなどの内容で、実用新案法が改正(2002.12.11、法律第 6766 号)されたことに伴い、特許
庁長は 1 ヵ月以内の期間を定めて提出しなかった書類の補正を命じるようにするなど、同
法の施行のための事項を定める一方、電子文書によって通知などをすることができる書類
を拡大するなど、現行制度の運営上現れた一部の不備点を改善・補完しようとするもので
ある。この規則は公布した日から施行する。
1−9
特許法・実用新案法・意匠法及び商標法による特許料・登録料と手数料の徴収規
則中改正令(産業資源部令 204 号)(官報 5 月 17 日)
特許権の設定登録を受けようとする者などが登録料を不足に納付した場合、これを補填
できる機会を与え、国際特許出願の出願人が出願情報に関する書類を提出しなかった場合
には、特許庁長がこれの補正を命じるようにするなどの内容で、特許法が改正(2002.12.11、
法律第 6768 号)されたことに伴い、補填期間に特許料を納付したり、補正期間に書類を提
出する場合に、加算料を付加できるようにする一方、現行制度の運営上現れた一部の不備
点を改善・補完しようとするものである。この規則は公布した日から施行する。
◇主要骨子
イ.国際特許出願または国際実用新案出願の出願人が、国内書面提出期間内に出願情報に関
する書類を提出しない場合には、出願料の100分の50に該当する加算料を付加できるように
する(第6条第12号の4新設)。
ロ.特許料などの補填命令を受けた者は、その補填命令を受けた日から 1 ヶ月以内に特許料
などを納付するようにし、特許料などを完納する時点が納付期間を経過した場合、不足に
納付した金額の 2 倍を納付するようにする(第 7 条第 9 項)。
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4
著作権法中改正法律(法律第 6881 号)(官報 5 月 27 日)
1−10
知的情報社会の進展によりデータベース・デジタルコンテンツ等に対する需要が急増す
るにあたり、データベースの製作等に掛かる投資能力を保護し、著作権者等が不法複製か
ら自分の権利を保護する為に行う技術的保護処置及び著作物に関する権利管理情報を他人
が侵害出来ないように保護する等、デジタルネットワーク環境での著作権保護を強化しつ
つ、インターネットを通じた第 3 者の著作権侵害時オンラインサービス提供者が一定の要
件を取り揃えた場合には免責されるようにする等、その責任範囲を明確にし、オンライン
サービス提供者が安定的な営業活動を図れるように制度的基盤を設け、その他に現行制度
の運営過程で表れる一部不備点を改善・補完しようとするものである。この法は 2003 年 7
月 1 日から施行する。
◇主要骨子
イ.従来には創作性のあるデータベースに限り権利として保護されたが、今後創作性の有無
を区別せずデータベースを製作するかその更新・検証、又は補充する為に相当な投資をし
た者に対しては一定期間、当該データベースの複製・配布・放送及び転送権を付与する事
とする(法第 2 条第 12 号の 5 及び第 73 条の 2、乃至、第 73 条の 9 新設)。
ロ.図書館等に図書等を図書館間の閲覧目的で転送するか、デジタル図書等を複製する場合
には文化観光部長官が定め告示し補償金を支給するかこれを供託する事とし、当該図書館
館内での閲覧の為に複製・転送の場合には保管している図書等の部数範囲内で著作権者等
の許可なしに可能とする(法第 28 条)。
ハ.視覚障害者等の福利増進を目的とする施設中大統領令が定める施設(当該施設の場を含
む)は営利を目的とせず視覚障害者等の利用に提供する為、公表された語文著作物を視覚障
害者等専用記録方式で複製・配布及び転送可能とする(法第 30 条)。
ニ.データベース製作者の権利保護期間はデータベースを製作するか更新等を行った日時よ
り 5 年とする(法第 73 条の 6 新設)。
ホ.オンラインサービス提供者が著作物及び実演・音盤・放送、又はデータベースの複製・
転送に関連するサービスを提供する事と関連し、その他の者による此れ等の権利侵害事実
を知りながら当該複製・転送を中断させた場合には、その他の者による権利侵害行為と係
わる責任を減軽、又は免除する等、オンラインサービス提供者の免責用件等を定める(法第
77 条新設)。
へ.著作権等の侵害を防止する為の技術的保護処置の無力化を主な目的とする技術・サービ
ス・装置等及びその主要部品を提供・製造・輸入・譲渡・転送する行為は、これを著作権、
その他この法により保護される権利の侵害行為と見なし、同違反行為者に対しては 3 年以下
の懲役、又は 3 千万ウォン以下の罰金に処するものとする(法第 92 条第 2 項及び第 98 条第
5 号新設)。
ト.著作権等権利の侵害を誘発、又は隠匿するとの事実を知るか、過失で知らずに電子的形
態の権利管理情報を除去・変更する行為等は、此れを著作権等の権利侵害行為と見なし、同
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5
違反行為者に対しては 3 年以下の懲役、又は 3 千万ウォン以下の罰金に処する物とする(法
第 92 条第 3 項及び第 98 条第 6 号新設)。
チ.従来は損害額に対して不正複製物の部数等を算定しづらい場合に此れを出版物の場合 5
千部、音盤の場合 1 万枚と推定するとあったが、今後は弁論の趣旨及び証拠調査の結果を
汲み入れ相当な損害額を認定出来るようにする(法第 94 条)。
関係機関の動き
2−1
教科書作品の著者の表示を義務化(東亜日報 5 月 5 日)
教育人的資源部は 4 日、小中高校の教科書に載せる作品の著作者名が明示されていない
場合があるとして、来年からは教科書に載せる全作品について、著作者を表示することに
したと明らかにした。
教育部は、これによりすべての小中高校の国定及び検定教科書について、著作物の表示
事項の実態を来月半ばまで調べ、その結果を新しい教科書に反映する計画である。
2−2
特許技術事業化投資組合業務執行組合員選定計画公告(特許庁 Web5 月 7 日)
特許技術を事業化する企業に専門的に投資する特許技術事業化投資組合の設立を支援す
ることにより、特許技術を事業化する中小・ベンチャー企業に対する投資資金の供給の拡
大を目的とし、2003 年度特許技術事業化投資組合業務執行組合員選定計画を下記の通り公
告した。
組合の規模及び組合運営の概要は 100 億ウォン以上 1 件で(特許庁 20 億ウォン、業務執
行組合員 20 億ウォン以上、その他)、投資方法は登録または出願中の特許及び実用新案権を
事業化する事業開始 7 年未満の企業に投資し、1 次年度に出資金の総額の 30%以上、2 次
年度に 60%以上の投資する。組合の存続期間は 5 年以上とするが、組合員総会の特別決議
により 2 年まで延長可能である。管理報酬は業務執行組合員に組合結成後 3 年間は出資金
の総額の 2.5%、以降、解散までは投資残額の 2.5%を支給する。収益配分は出資比率によ
って配分し、目標収益率(5%以上)を越えた場合、超過収益の 20%を業務執行組合員にボー
ナスとして支給する。志願資格は中小企業創業支援法第 11 条の中小企業創業投資会社及び
与信専門金融業法第 3 条の新技術事業金融業を営む与信専門金融会社とする。
2−3
「特許庁公務員行動綱領」03.05.19 から施行(特許庁 Web5 月 17 日)
特許庁は「特許庁公務員の清廉維持などのための行動綱領」が特許庁訓令として制定され、
03.05.19 から施行されると発表した。今回発表された特許庁公務員の行動綱領は腐敗防止
法と公務員行動綱領(大統領令)に基づいて制定されたもので、法的拘束力を持っており、こ
れを違反した場合は懲戒などの措置が伴う。
行動綱領の主要内容としては
1.「公正な職務遂行」を保障するために、上級者の不当な業務の指示は釈明を経て拒否す
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6
ることができ、遂行する職務が自身または 4 親等以内の親族の利害と衝突する場合、回避
手続きを準備し、予算の浪費を防止して公職社会の信頼を高めるために、業務推進費を目
的以外の用途で使用することを厳格に禁止している。
2.「不当利得の授受禁止」のために、公正な職務遂行を阻害する斡旋・請託・利権介入行
為や、職務関連情報を利用した株式投資行為を禁止し、所管業務と関連のある個人や団体
など、職務関連者から金銭・贈り物または食事の提供を受けるのを禁止しており、職務関
連公務員間の食事の接待は 3 万ウォンを超えてはならないとしている。
3.「健全な公職風土の造成」のために、職務関連者には慶弔事の通知を禁止し、慶弔事費
は 5 万ウォンの範囲内で遣り取りするものと制限しており、一定回数以上の外部講義に対
しては申告するように規定されている。
4.「行動綱領の実効性の確保」のために、監査担当官を行動綱領責任官として指定し、行
動綱領の違反者に対する申告及び処理手続きと懲戒関連規定を設けた。
特許庁はこのような行動綱領の内容が公務員の「行為準則」として定着するようにするた
めに、行動綱領履行実態を定期的に点検していく計画であり、違反者に対しては懲戒また
は是正措置を取り、特許庁職員らの倫理意識の向上を図っていく予定である。
2−4
IT 企業に産業財産権の法律支援(電子新聞 5 月 26 日)
釜山情報産業振興院は釜山の IT 企業を対象に産業財産権及び法律相談を支援する。
釜山情報産業振興院は最近プログラム調停委員会及び釜山西部地域情報センターと産業
財産権の業務協約を相次いで締結し、釜山地域の IT 企業支援に本格的に乗り出すと明らか
にした。
模倣品関連
3−1
現代エンジニアリング・エモーションなど 6 社の不法コピーソフトウェア使用摘発
(電子新聞 5 月 6 日)
現代エンジニアリング、ユシンコーポレーション、デジタルドリームスタジオ、エモー
ション、FID、シーアンドテク 6 社が不法コピーソフトウェアの取り締まりで摘発された。
ソウル地方警察庁は、ウェブエージェンシー会社のエモーション、アニメーション制作
会社のデジタルドリームスタジオなど 6 社がソフトウェアの著作権を侵害しているという
内容の告訴状を受け付け、先週に集団で取り締まりを行った結果、これら企業で各種の不
法ソフトウェアを摘発した。
今回の取り締まりでは、マイクロソフトの「ウインドウズ」シリーズとオートデスクの
CAD ソフトウェアの「AutoCAD」製品、アドビシステムズのグラフィックソフトウェアの
「フォトショップ」とマクロメディアの「フラッシュ」などの無断コピーが摘発された。
3−2
DVD 不法コピー「悩みの種」(電子新聞 5 月 13 日)
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7
ますます知能化・組織化されている DVD タイトルの不法コピーにより、DVD 業界が苦
境に立っている。最近、龍山、清渓川などでは「シカゴ」、「ロード・オブ・ザ・リング 2」、
「ラブ・イン・マンハッタン」など、まだ正式には発売されていない DVD タイトルが堂々と
流通されている。
来る 8 月に発売開始予定の「ロード・オブ・ザ・リング 2」が、去る 3 月から龍山で 1 万
ウォンで売られているかと思えば、映画「シカゴ」や「ラブ・イン・マンハッタン」の場合、
劇場上映とほぼ同時に DVD タイトルが市場で流通されている。以前は正規品の DVD タイ
トルが発売されてからコピー版が流通されていたのと異なり、今では映画の封切りと同時
にコピー版が出回っており、画質も正規品に次ぐほどきれいで、DVD 業界に直接的な打撃
を与えている。
このため、DVD 業界では不法コピーが今、大きくなったばかりの DVD 産業発展のネッ
クになるとし、非常に憂慮している。映画の封切り後、DVD タイトルが出る場合、平均 6
ヵ月ほどの時差があることを考慮すると、この期間に不法コピー版が流通すると正規品が
占める割合はほとんどなくなるからである。
スターマックス社の関係者は、「物量全体の 20%は不法コピー版が占めていると見なけれ
ばならない」と言い、「正規品が出るには最低 6 ヵ月が必要なのに、不法コピー版を見た消
費者が正規品を買う確率はほとんどない」と述べた。韓国映像協会によると、去る 4 月、1
ヵ月間の DVD 不法コピー製品の取り締まりの結果、610 件が刑事立件され、昨年の同じ期
間に比べ 50%も増加するなど、ますます深刻になっていっていることが示された。これに
よって、DVD 業界では政府当局に根本的な対策の準備を促しているが、現実的な代案がな
く、頭を痛めている。
不法コピー版の流通ルートが不確実なだけではなく、業界の積極的な参与が充分でない
からである。現在、不法コピー版の流通経路は中国で製作された「タオパン(中国語で「海賊
版の意」)」とインターネットを通して Divx ファイルを手に入れる方法があるが、この過程
が何しろ複雑で知能化しており、根本的な取り締まりは不可能な実情である。このような
不法コピーを防ぐために、韓国映像協会は DVD タイトルジャケットにホログラムを付加し、
正規品と比較できるようにしたり、ハングル表記をするように DVD 製作社に要求している
が、発売日程に間に合わせなければならず、作業が複雑なため協力がなされていないでい
る。
韓国映像協会の関係者は、「企業が不平を言いながらも、いざ、協力となると消極的」で
あるとし、「不法コピーの根を絶やすためには DVD 業界自らの努力が最も必要である」と語
った。<チョン・ウナ記者>
3−3
新たな PS ソフトへの侵害、SCEK 対応に乗りだす
ソニーコンピュータエンタテイメントコリアは 22 日、ゲームフレンドが開発したビデオ
ゲームオンライン共有機の「PS-Viewer」と「PS-Fighter」が、著作権侵害にあたるとして
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8
対応に乗り出すことを表明した。
PS-Viewer とは、ゲーム機や DVD プレイヤー等にて再生された映像と音声を圧縮、展開
し、PS-Viewer に接続された複数のモニターに同時に出力する機器で、一つの映像を同時
離れた場所で複数再生可能にする機器であり、PS-Fighter とは、PS-Viewer の技術を基本
とした機器であるが、PS-Fighter の特徴として、P2P 技術を用いて一つのゲームソフトを
同時に複数のユーザーが離れた場所からプレイできることにある。
PS-Fighter を用いたゲームソフトのオンラインによる共有には二つの形式が可能である。
一つは P2P サーバーにゲームソフトをアップロードした場合と、一つは P2P サーバーを用
いない場合である。例えば、P2P サーバーを用いた場合、A が 2 人対戦可能なゲームソフ
トを購入し、P2P サーバーにこのゲームをアップロードすると、第3者である B が
PS-Fighter さえ所有していれば、A は B と共にそのゲームソフトをプレイすることが可能
となる。また、P2P サーバーを用いない場合でも A がゲームソフトを購入し、B が PS2 と
PS-Fighter を所有していれば、1つのゲームソフトを離れた場所から同時にプレイするこ
とが可能である。
今回の場合、「PS-Viewer」と「PS-Fighter」が具体的に著作権中の何権を侵害したとす
るのかは、今後の推移を見守る必要がある。
知的財産権紛争
4−1
MP3P 特許料再び争点化(デジタルタイムズ 5 月 15 日)
昨年、特許料交渉妥結で一段落ついた MP3 プレイヤー(MP3P)の特許料紛争が、MP3P
メーカーのコスダック(韓国の NASDAQ)進出を前にして、再び争点化されている。
昨年 7 月、MP3P 特許権者のエムピーマンドットコムと、デジタルウェイ・ヒョンウォ
ン・バロムテック・エイマック・コウォンシステムなどの 5 社は、今後 5 年間 MP3P1 台
当り 25 セントの特許料を支払うという内容を骨子とした、特許料の支払い契約を締結した
が、エムピーマンドットコムの特許のうち一部が事実上無効判定を受けて、特許料の再調
整、協議案再調整などを掲げて新たな局面に入っている。
事件の発端は昨年 9 月、特許審判院がエムピーマンドットコムの特許 2 件のうち、二番
目に該当する「ボイスレコーディングなどの多機がサポートされる携帯用音響再生装置」に
関する特許を、事実上無効処理したからである。この特許は 21 項からなっており、特許審
判院はこの中の 14 項目に対して無効審判の判定を下した。
これによって、エムピーマンドットコムは 2 審である特許法院に控訴を申請していた状
態であり、特許交渉 5 社の代表格であるデジタルウェイは合意書に記載された「特許が無効
判定を受けたり、一部の条項が無効と判定された場合、特許料の支給を即座に猶予できる。」
という内容を挙げて、特許料を 50%水準に再調整し、特許を包括的に相互に許容すること
にする「通常実施権」を与えなければならないと、強固な立場を表明している。
これと関連し、デジタルウェイは特許料をエムピーマンドットコムに支払わず、特許料
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の半分にあたる金額を供託金として留置し、バロムテック・ヒョンウォン・エイマックな
ども特許料の支払いをしなかったり中断したりした。当初、両サイドは特許料の妥結を通
して、MP3 特許と関連する進行中のすべての訴訟を取消すことに合意したが、新たな変数
が発生することによって、これまでの法定の攻防がそのまま続いており、難産の末妥結さ
れた特許料の交渉が白紙化されることもありえるという状況に突入している。このように
両サイドの攻防が激しくなるや、去る 2 月、ソウル地方法院は特許第 1 案件と第 2 案件を
それぞれ 50 対 50 という特許料の割合を定め、第 2 案件に対しては供託金を託し、後ほど
判決を待つという協議案を提示し、今月まで両サイドは協議案の修正と協議を進行中であ
る。
デジタルウェイの関係者は「特許料を供託金として託しただけに、エムピーマンドットコ
ムが特許料を支払われる条件を満たし、法院で認められれば法院からいつでも支給される
のではないか」とし、「合意書に従って誠意ある姿勢で再交渉に臨まなければならない」と述
べた。
これと関連し、エムピーマンドットコムは「二つ目の特許が無効判定を受けても、『エム
ペグ方式を利用した携帯用音響再生装置及び方法』という、最初の特許があるだけに、特
許自体を認めなければならない」とし、「要求している通常実施権の場合、該当特許がエム
ピーマンドットコムと米国ソニックブルーの共同特許であり、同意を得なければならない
ソニックブルーが現在、和議状態なので現実的に進行するのは難しい」という立場である。
一方、業界はこのような特許料に関する紛争が長引く場合、MP3P 業界のコスダック市
場進出に大きな障害要素として作用するものと見ている。特許紛争はコスダック登録の欠
格事由に該当するので、デジタルウェイの場合、予備登録審査請求の準備をすべて終えて
いるが、申請時期を決めることができない状況である。企業の専門家らは、先月コスダッ
ク予備登録審査を請求したレインコムを注視している。レインコムはこれら 5 社の企業と
は異なり、エムピーマンドットコムと特許料に関する交渉をしなかった企業なので、レイ
ンコムの通過可否が特許紛争に巻き込まれている MP3P 企業のコスダック進出のバロメー
ターとなるからである。<ハン・ジウン記者>
4−2
「ソリバダ」控訴棄却判決(電子新聞 5 月 16 日)
「韓国版ナップスター」事件として呼ばれ、2 年以上法定攻防をしてきた音楽ファイル交換
プログラム(P2P)の「ソリバダ」が有・無罪の判決なしに棄却された。これはこれまで音盤製
作社の勝訴が確実視されていた状況に、ブレーキがかかったという点で相当な影響が予想
されている。
ソウル地方法院刑事 3 単独部長判事は 15 日、著作権法違反幇助嫌疑で不拘束起訴された
「ソリバダ」の運営者ヤン・ジョンファン、イルファン兄弟の宣告公判で、控訴棄却判決を
下した。
裁判部は判決文で、「検察の控訴には会員らがソリバダのサーバーにアクセスし、音楽フ
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10
ァイルをダウンロードして利用できるように連結することによって、著作隣接権の侵害を
助けたとなっているだけで、どのように侵害したのかに関する記載がなく、漠然とこれを
幇助したとだけなっている」とし、棄却理由を明らかにした。
しかし、検察が今回の判決に対して控訴する意志を明らかにした上に、ヤン氏兄弟の弁
論を引き受けた法務法人太平洋の弁護士は、「サーバー管理者が利用者の著作権侵害行為を
統制できなければ、運営者に責任を問うことができないのが世界的な傾向」とし、「有・無
罪の判断がなくて残念だ」と述べ、「ソリバダ」事件が原点に戻り、再び始まるものと見られ
る。
しかし、今回の判決が形式的な与件の不備で棄却されたのであるが、法院ですらソリバ
ダの運営陣の正誤をはっきりさせるのが難しいことを間接的に表しているという点で、示
唆するところが大きい。太平洋の弁護士も「『ソリバダ』というシステム自体が会員を統制
したり、確認できるシステムではなく、結果的にソリバダの運営陣も著作権の侵害行為に
関与したり、幇助しなかったことを示唆したもの」とし、「検察が控訴してもヤン氏兄弟に
有利に働く」と自身を見せた。
これによって、音盤業界も非常に関心を持ち、対策準備に取り掛かっている。音盤業界
は去る 7 月にサーバー使用中止仮処分決定が下された後、損害賠償の請求訴訟など、民事
訴訟を準備中であったが、今回の判決で相当な狂いが生じる見込みだからである。韓国音
盤協会も当惑を隠せない中で、近いうちに音盤業界の関係者らを集めて対策会議を持つ方
針である。
一方、ヤン氏兄弟は、2000 年 5 月に利用者間の音楽ファイルを交換できる「ソリバダ」プ
ログラムを開発し、著作権を支払わない MP3 ファイル交換を媒介とした嫌疑で、2001 年 8
月に不拘束起訴された。<チョン・ウナ記者>
(関連記事)「ソリバダ」控訴棄却の判決で音盤業界に波紋が広がる(電子新聞 5 月 19 日)
「韓国版ナップスター」のソリバダに控訴棄却の判決が下されたことで、音盤業界全般に
その波紋が拡散している。
韓国音盤産業協会の朴会長と法務法人「ドゥウ」の崔弁護士を始めとして、ドレミメディ
ア、YBM ソウル音盤、イエジン・メディア、イエダン・エンターテイメント、テヨン AV
など、10 社余りの音盤会社の代表は 16 日、緊急会合を開いて、法的な対応を始めとした今
後の対策を話し合った。
何より音盤会社の代表らは、法院の判決に納得がいかないと肩を落としている。さらに
この 2 年間、裁判が続いてきた状況でのこの棄却判決は、無責任なものであると口を合わ
せる。ドレミ・メディアの黄取締役は、「これまで韓国は著作権の監視対象国だったが、今
回の判決によって著作権が立ち遅れた国に転落することになった」とし、「WTO でも韓国を
提訴する動きを見せていると聞いている」と述べた。これに伴い音盤会社は、歌手と制作会
社が同参する街頭キャンペーンを繰り広げて、著作権に対する考え方を全国民が改めるよ
うに訴える方針である。
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音楽会社の代表らは 16 日、これまでソリバダの訴訟について安易に対処してきたことを
自ら反省する一方、あらゆる法的手段を動員してソリバダに「応酬」する意思を明らかにし
た。その一環として、すべての音盤会社がソリバダを提訴する案も考えているという。
今回の判決は、ウーハー・エンターテイメント、東亜ミュージック、新村ミュージック、
テヨン AV など 4 社の提訴によるもので、弁護士も雇わずにサポートも不十分だったとの判
断からである。崔弁護士も、「検察が控訴する意思を積極的に掲げただけに、必要なすべて
の資料を支援したい」とし、「音盤会社全体が乗り出してソリバダを提訴すれば、説得力が
増すだろう」と予測した。
特に崔弁護士は、「今回の検察の公訴では、犯罪行為者の名前に ID を記入するなど、具
体的な犯罪事実を明らかにできなかったが、次回の控訴では実名を明かす方針」と語り、ソ
リバダをめぐる法廷の攻防が「全面戦」に突き進むものと見られる。
また、「ソリバダ 2」に対する法廷訴訟にも拍車をかける。昨年 7 月に「ソリバダ(1)」に対
するサーバー使用中止の仮処分決定が出た後、追加の措置を取らなかったが、損害賠償請
求訴訟はもちろん、「ソリバダ 2」についても早期に仮処分申請を行う計画である。
P2P サイトとは別に音盤業界の首を狙うオンラインの音楽サイトに対する制裁も続く展
望である。今までベックス、マックス MP3、サイバートークなど 3 社を刑事告発した音盤
会社は、これらサイトに対する制裁措置を強化すると同時に他のオンラインの音楽サイト
らも、有料化に同意が得られなければ、類似の法的措置を取る方針である。<チョン・ウ
ナ記者>
4−3
特許紛争、大法院で日本企業が敗訴
韓国の自動薬包装機業者である JVMEDI と日本の湯山製作所との間で薬局自動化装備で
ある自動精製分類包装システム(ATDPS)について争われた特許紛争で、大法院第 3 部は
JVMEDI の勝訴判決を宣告した。
大法院は「JVMEDI が開発した精製分類包装機考案は湯山登録考案と構造が相異なって、
登録考案を利用したことといえない」と判示し、特許審判院および特許法院でなされた日本
の湯山製作所の勝訴判決を覆した。
なお、ATDPS は、処方箋から自動的に調剤・包装等を行うシステムである。
その他一般
5−1
コンソールゲームルームが「不法ソフトウェアの温床」に転落
(電子新聞 5 月 12 日)
コンソールゲームルームが「不法ソフトウェアの温床」と批判されている。現在、コンソ
ールゲームルームで最も人気のあるプレイステーション(PS)2 用のゲームソフトウェア「ウ
イニングイレブン 6」の全てについて、営業場用ではなく家庭用を使用しているからである。
「ウイニングイレブン 6」の開発元のコナミも、家庭ではなく営業場で使われるのは不法とい
う原則を表明している。
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これを受けてコナミ側がコンソールゲームルームの不法ゲームソフトウェアに対する取
り締まりを始める場合、コンソールゲームルームの営業主らは、営業上の損失はもとより、
損害賠償の責任を避けられなくなりそうである。
特に「ウイニングイレブン 6」は、コンソールゲームルームの顧客の 70%以上が楽しむ人
気ゲームで、全国 400∼500 ヵ所と推定される大部分のコンソールゲームルームでサービス
している点を踏まえると、この問題に火が付けば、その影響は少なくないものと予想され
る。
コンソールゲームルームとはプレイステーション 2 などビデオゲーム機を大量に備え、
ビデオゲームを楽しめるようにした PC ルーム形態の営業場のことである。
コナミマーケティングアジアの韓国支社側は、「ウイニングイレブン 6 は、コナミジャパ
ン、コナミ大阪、コナミ東京、コナミスタジオなどコナミの 4 社の開発会社のうちコナミ
東京で開発したゲーム」として、「当分は営業用ゲームは発売する計画が無い」と明らかにし
た。
コナミ本社のこのような原則にもかかわらず、状況をきちんと把握するコンソールゲー
ム ル ー ム の 営 業 主 は ほ と ん ど い な い 。 ゲ ー ム 機 を 供 給 す る SCEK(Sony Computer
Entertainment Korea)側も、「ゲームソフトウェアに対する権利は、開発会社が保有してい
るので、家庭用であるゲームソフトウェアを営業用として使うことに対して SCEK 側は取
り締まる権利が無い」とし、見守るほかないという反応を見せている。
業界のある関係者は、「SCEK がつい昨年まで不法コンソールゲームルームを黙認してい
たのが、最近になって取り締まりを始めているように、コナミが「ウイニングイレブン 6」
の取り締まりを始めれば、大部分のコンソールゲームルームが一瞬に店じまいしなければ
ならない状況に追い込まれうる」とし、「コンソールゲームルーム業主らを保護するために
は、ゲーム機を供給する SCEK 側とコナミの間の交渉を通じた対策が急がれるだろう」と述
べた。<ユウ・ヒョンジョン記者>
5−2
韓国の動画圧縮技術が国際標準の必須特許に(電子新聞 5 月 19 日)
韓国電子通信研究院(ETRI)は 18 日、独自開発した新しい圧縮伝送技術の波紋スキャン(ウ
ォーターリング)法について、MPEG の特許を管掌する米国の MPEGLA が「MPEG4 パー
ト 10-次世代ビデオコーディング(AVC)」の必須特許として確定したと明らかにした。
MPEG4 パート 10-AVC は、既存の動画圧縮技術(MPEG4)より映像再生能力が優れており、
圧縮率を 50%以上高めることのできる次世代の国際動画圧縮標準である。MPEGLA は今年
6 月、次世代の動画圧縮標準「MPEG4 パート 10-AVC」の特許プールを構成した後、直ちに
本格稼動に入る予定と伝えられた。
5−3
ガソリンばかり食う車は消えろ?(特許庁 Web5 月 28 日)
最近、自動車排気ガスの増加による大気汚染が深刻な社会問題に台頭され、ハイブリッ
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13
ド(Hybrid)カーつまり、二つ以上の動力源を使って(例えば、従来の自動車エンジンに電気
モーターを組入れる方法)走行する自動車が現在の一般自動車に代替できるもっとも有力な
対案として浮かび上がっている。
排気ガスが全くない電気自動車は無公害車両として認識されたが、最近は蓄電池や燃料
電池の開発に多くのネックがあって、実用化まではかなりの時間がかかると予想され、日
本、アメリカ、ヨーロッパ等では自動車技術開発動向のほとんどがハイブリッドカーに集
中されている。このような世界的なトレンディーに合わせ、韓国自動車業界もハイブリッ
ドカーに関する技術開発が盛んに進んでいてこれに関する出願も急増している。
特許庁資料によると、「ハイブリッドカー」に関する出願は、去る 95 年以前は 35 件に過
ぎなかったが 96∼99 年は 123 件に増加し始め、2000 年以後には 260 件に急増した。
5−4
二次電池の国際競争力は、素材と装備が左右(特許庁 Web5 月 29 日)
携帯電話、ノートパソコン、PDA 等のような移動性が便利な IT 製品の普及が広がり、リ
チウム系二次電池を中心に小型二次電池の需要が世界的に急増している。小型二次電池の
世界市場は 02 年度 63 億ドルを記録し、00 年度 53 億ドルに比べ 19%増加し、04 年度には
02 年度より 20%成長した 76 億ドルに達する見込みである。
小型二次電池産業を次世代の高付加価値輸出戦略産業に育成するため韓国、日本、中国
の競争が半導体、ディスプレイ市場につづき、小型二次電池市場でもさらに激しい競争が
予想される。小型二次電池の世界市場は 91 年日本のソニーによって常用化して以来、コア
素材の工程装備等でトップの技術力を保有している日本の電池企業が 70%以上占めている。
00 年に入って、韓国、中国の電池企業が日本の企業を追いかけているが、実際に 02 年度
小型二次電池市場で韓国の電池企業のシェアは 15.8%で、日本の 71.6%よりは非常に低く、
中国の 13.5%よりやや多い。しかし、国内の主要電池企業が小型二次電池に対する研究開
発を強め、生産量を増やしていけば今年の小型二次電池市場では 20%近く占める見込みで
ある。一方、98 年∼02 年度国内に出願された小型二次電池の関連技術は総 1,542 件中、国
内企業の出願は 1,253 件、外国企業の出願は 289 件で国内企業が外国企業に比べ 4.3 倍多
く出願された。
5−5
9 社のオンライン音楽サービス 7 月から有料化(デジタルタイムズ 5 月 30 日)
今まで無断でサービスしたオンライン音楽サービス業界 9 社が来る 7 月から全面的に有
料化に入る。ナインフォーユ·ミュージックシティー·イナベイ等 9 社のオンライン音楽サー
ビス業界は 29 日ソウルの光化門プレスセンターで政府の音源信託管理団体として承認を取
った韓国音源製作協会(以下音製協)と「来る 7 月 1 日からサービスを全面的に有料化する。」
と言う内容の了解覚書を締結した。
したがって、インタネット利用者達の反発と音源権利をもっている音盤者業界内部の異
見で消耗的な論争と足踏み状態にとどまっているオンライン音楽サービス有料化の大々的
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な活性化が期待されている。しかし、今回の合意には会員 1,400 万名を確保している国内
最大手のオンライン音楽サービス会社のバックス(Bugs)が参加せず、今回の合意に疑問を
残した。今後不法サイトに対して政府の大々的な取締りがない場合、もしかしたら今回の
有料化宣言が有名無実の危険性も抱いている。(関連記事参考)
有料化によって、音源使用料は両方とも来る 7 月以前まで合意案を整え、文化観光部長
官の承認を要請する計画である。ソヒドク音製協会長は「ストリーミングとダウンロード使
用料の場合、政府が提示した水準(売上 20%)を大幅に外れない線で決定されるだろう。」と
明らかにした。
ビョンズンミンインターネット音楽サービス業界協議会会長(AD2000 エンターテイメン
ト社長)は、「今回の有料化宣言は、今のまま無料でいく場合サービス業界や音盤会社もメ
リットがないと判断した。」とし、「オフラインとオンラインの音楽市場が共存共栄の道が
開くのを望む。」と言った。
(関連記事) バックスミュージック(BugsMusic)有料化に参加しない?(デジタルタイムズ 5
月 30 日)
インターネット音楽サービス企業 9 社が来る 7 月から同時に有料に転換すると宣言して
から今後オンライン音楽サービスの大きな活性化が期待される。
今までレッツーミュージック、アジアミュージック等一部音楽サイトが個別的にサービ
スを有料化に転換した例はあったが、サービス業界が一斉に有料化転換を宣言したのは今
回が初めての事である。
しかし、今回の有料化宣言には業界トップのバックスミュージック(BugsMusic)が参加意
思を明らかにしなかったので、未完の宣言にとどまる可能性が濃い。特に、今後政府が不
法サービス会社に対して取締りをしない限り、かえって有料転換 9 社がせっかく募集した
会員たちをバックスミュージックに取られるハメになり得る。
*本件の意味と見込み:オンライン音楽サービス 9 社が集団有料化を宣言したのは今年初
めから国内音盤製作者等がバックスミュージック等無断で音楽ファイルを配信している一
部オンライン音楽サイトを刑事告発する等、著作引接権侵害行為の強い対応に乗り出して
いるためである。
また政府が韓国音源製作者協会(音製協)を音源信託管理団体として承認し、オンライン音
楽サービスの有料化に先立ったのも大きく響いた。一方、業界も会社の収益性確保のため、
これ以上有料転換を遅らせるのは出来ないと言う危機感から有料化に積極的に参加したと
思われる。
ホンウォングンミュージックシティー副社長は「個別的にサービスを有料にする場合せ
っかく確保した会員だけ失う恐れがあるので業界が一体となって有料化を宣言した」と、
「今回の有料化宣言でオン·オフライン音楽業界などがウィンウィン(WinWin)関係として発
展できるだろう。」と話した。専門家たちはオンライン音楽サービス会社等が有料に転換さ
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れることによって、既存音盤社等と著作権問題がスムーズに解決される場合サービス会社
間の合併作業も活発化されるだろうと見込んでいる。
特に、最近大手ポータル会社等が事業拡大のために合併に積極的な姿勢を取っていると
知られ、今後ポータルと音楽サービス会社などの間に合併作業が本格化すると予想されて
いる。
*バックスミュージック(BugsMusic)の動き:今回の有料化宣言には業界トップのバックス
ミュージックが入らなかったので今後のバックスの動きに大きな関心が集まっている。バ
ックスが有料化に参加しないのは「著作隣接権料支払いとサービス有料化転換は別であ
る。」という立場であるからである。
バックスのユソンウ部長は音源使用に伴う著作隣接権料は音製協と協議し、正当に支払
うが、サービス有料化はビジネスモデルと関係のある問題なので業界が決定すべきだと話
した。しかし、音製協を初め、音盤製作及び企画社等が、来る7月まで有料に転換しない
場合、政府次元の大々的な不法サイト取締りをする方針だから先行きが注目される。
音製協は、来る 7 月まで有料に転換しない不法サイトの場合、法務部、情報通信部、文
化観光部等の協力を求め、厳しい取締りを展開するつもりである。ソヒドク音製協会長は
「有料に転換するサイトを保護するためにも不法サイトの取締りを強めるしかない。」と、
「音製協が政府の音源信託管理団体として許可を取った以上、無料サイトの争いは結局、政
府との争いになるだろう。」と話した。<バク・ヒョンゾン記者>
イベント
6−1
「大韓民国特許技術移転博覧会」の開催
5 月「発明の月」の行事の一環で、2003 年 5 月 13 日から 15 日まで、ソウルの COEX で「2003
大韓民国特許技術移転博覧会(韓国特許庁主催、韓国発明振興会主管)」が開催された。
本博覧会では大学・研究機関、国家(国有特許)、企業及び個人が保有している優秀特許技
術が展示された。また、特許技術相談コーナーや移転対象特許技術説明会・紹介広場及び
特許技術移転セミナーなどの行事が開かれた。
特許庁の話によると 3 日間の博覧会に 1 万余りの来場客が訪問し、20 件余りの技術移転
契約が締結された。
6−2
第 38 回発明の日記念式が盛大に開催(特許庁 Web5 月 19 日)
特許庁と韓国発明振興会は、5 月 19 日に「第 38 回発明の日」を迎えて、COEX(三成洞)の
オディトリウムで記念式を行い、発明振興と特許技術の開発の功労者 80 人に勲章・褒賞と
大統領表彰を授与した。5 月 19 日は、韓国の世宗大王が測雨器の発明を公布した日として
法定記念日に指定されており、1957 年に第 1 回の記念行事を開催して以来、今や名実共に
祝祭の日として定着した。
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特に今年は、2002 年末に韓国国内における産業財産権の保有が 100 万件を達成したこと
を記念し、功労者に対する褒賞の他に優秀事例の発表、優秀発明品の展示なども併せて行
われた。この日の記念式には、盧武鉉
特許庁長、朴光泰
大統領、尹・ジンシク
産業資源部長官、河東萬
韓国発明振興会長と各界の発明関係者、その家族など 1,000 人余りが
参加した。
受賞者としては、金塔産業勲章にハニルセメントの鄭桓鎭代表取締役と LG 電子の全時
汶常務が、銀塔産業勲章にイントロパックの李傑柱代表、韓国学校発明協会の金斗宣会長
がそれぞれ選定された。
6−3
特許審判院 5 周年記念セミナー開催
特許審判院開院 5 周年記念セミナーが 5 月 28 日(水)午後 2 時、韓国知識財産センタ(KIPS)
ーで開催された。今回のセミナーは特許審判院の広報、開院 5 年の懐古と将来ビジョンの
提示、審判関連懸案事項を整理し、審判制度発展に活用する目的で開かれたもので、弁理
士業界、知識財産法学界、科学技術界、産業界などなどの関係者が参加した。
セミナーは、第1テーマ「特許審判院 5 年の懐古と展望」、第 2 テーマ「特許争訟制度の改
善方案」の大きく 2 つのテーマで進行された。
6−4
特許庁、「2003 職務発明競進大会」開催(特許庁 Web5 月 27 日)
特許庁は企業の従業員、研究所研究員、大学教授及び公務員の優秀職務発明事例を発掘・
褒賞し、職場での職務発明活性化と職員の職務発明意欲を高まるために 2003 年 5 月 28 日
(水)、韓国知識財産センター(KIPS)で「2003 職務発明競進大会」を開催した。
今回の競進大会では総 34 社が申し込み、現代自動車のチョンチャンホ課長が最高賞であ
る大統領賞を、LG.PHILIPS Displays のチョンソンハン研究員が国務総理賞を受賞した。
当ニュースに関するお問い合わせ、ご意見、ご希望は、JETRO ソウルセンター
知的財産権事務所(電話:
02−739−8657/FAX:02−739−4658 e-mail:[email protected])にお願いします。
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