平成26年度 - 福岡県工業技術センター

福岡県工業技術センター
Fukuoka Industrial Technology Center
平成26年度
福岡県
Fukuoka Prefecture
概要と成果
ご挨拶
福岡県の製造業は緩やかな景気回復基調にありますが、長年の景気停滞やグローバル化の影響で、
中小企業にとってはまだまだ厳しい環境にあります。特に最近は、中小企業でも開発能力をもち、独自
技術の獲得が重要となってきました。その源泉は、研究開発とこれを担う人材育成だと考えています。
工業技術センターの使命は、県行政機関として地域の企業や産業を先導し、発展させることです。常
に企業発展を目的としながら、「研究開発」「試験分析」「技術相談」「人材育成」「情報収集・提供」「技
術交流」「コーディネート」を基本業務として、4つの研究所がそれぞれの担当分野で地域企業の技術
支援を行っています。
年間100件程の研究開発や11,000件以上の技術相談・指導、試験機器の開放利用、研究会・講習会
等を行っています。また近年、アベノミクスによる中小企業への手厚い支援策が講じられており、これら
の支援策を有効に活用しながら効率的な発展ができるように、コーディネートも業務として行っています。
これらの支援業務を通じて、今回新たに製品化や事業化できた成果を加え、平成26年度版「福岡県
工業技術センター 概要と成果」を取り纏めました。何れも、工業技術センター単独での成果ではなく、
企業や関係各機関との連携成果であります。是非、内容をご覧いただき、独自技術を獲得するための
事例をとして、今後のご参考にしていただければ幸いです。
また、概要では、各組織が担当する技術分野や業務内容を記載しておりますので、その内容をご理
解いただき、少しでも多くの県内中小企業の方々にご活用いただきたいと思っています。
私ども福岡県工業技術センターは、「地域企業の発展を支援する実践的研究開発機関」として、常に
県内中小企業の発展を視野に入れた現実的な支援を行っております。
企業での研究開発や事業化をより効率的に進めるため、産学官連携にも積極的に取り組み、その中
で常に中核を担って行きたいと考えています。どうか遠慮なくご相談いただくと共に、各種支援機能を
ご活用いただくように、お願い申し上げます。
平成26年10月
福岡県工業技術センター 所長 神谷 昌秀
福岡県工業技術センター 概要と成果
目 次
概 要
ページ
主な業務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
組織、沿革・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福岡県工業技術センター各研究所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新規導入備品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人材育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
3
5
8
成 果
工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例
ページ
1. 高潤滑性を発揮する自動車用ゴム製品の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
2. グリーストラップ浄化システムの開発
3. 高級浴室向け木製グレーチング部材の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
4. 新しい細胞培養容器「ガラスボトムMSA」製造技術の開発
5. 適切な姿勢に導く、持ち運べる学習台の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
6. 3Dターニングマシーンを利用した国産木材の一体成形「独楽(コマ)」の開発と生産
7. 3次元の凹凸を持つ不燃化粧ボードの開発
8. 高容量発電機負荷試験装置の開発
9. 転写金型製造技術を利用したLEDレンズ金型の開発・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
10. シャコを飼料として活用した高付加価値養殖うなぎの開発
11. トウビシの皮を利用したティーバッグの開発
12. 新構造低コストステンレス製氷板の開発
13. 小径管内検査ロボットの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
あお こめ
14. 青米パンの開発
15. 木質系バイオマス燃焼ボイラの開発
16. デザイン敷瓦製造における低コスト成型加工技術の開発
17. ニッケルめっき排水の工場内リサイクル技術の開発・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
18. 高アスペクト比を有する小径深穴加工技術の開発
あいのしま
19. 福岡・相島産アコヤガイ貝殻を利用した有機石灰の開発
20. カキ殻を利用した有機石灰の開発
21. 高意匠性マグネシウム合金用化成処理剤の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
22. 高耐久性新型レールボンドの開発
23. クラウドサービスによるデジカメ三次元計測システム「デジカメ計速」の開発
24. 軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車用部材の開発
25. 若摘み巨峰を用いた白ワインとコンフィチュールの開発・・・・・・・・・・・・・・ 17
26. 座り心地を追求した木製ダイニングチェアの開発
27. 電池レス無線式温度監視装置の開発
28. 微生物を利用した防カビスプレーの開発
29. 遺伝子導入試薬“ NeoFection”の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
30. 柿甘味料とこれを原料とした食品の開発
31. 久留米ツバキ正義酵母を使用した焼酎の開発
32. 筑後川潟土を活用したエコロジー屋根断熱材
33. めっきスラッジの再資源化システムの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
34. 超音速湿式ジェットミル
35. マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発
36. EMC対策支援ソフトウェアの開発
37. 久留米絣手ぬぐいの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
38. 耐光性を向上させたウレタンフィルムの開発
39. コンクリートのひび割れを軽減するプラスチックスペーサの開発
あいのしま
ら
でん
40. 福岡・相島産真珠貝の貝殻を利用した装飾品(螺鈿細工)
工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例
41. 生菌選択的蛍光染色キット“–Bacstain- CTC Rapid Staining Kit”の開発・・・・
ページ
21
42. 電解式スケール除去装置の開発
43. 電力損失低減に優れた永久磁石発電機の開発
44. 機上計測式研削盤の開発
45. 配管内検査ロボットの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
46. チタン酸バリウムナノ粒子分散液
47. 石灰乾燥剤を再利用した造粒型消石灰の開発
48. 大きな博多人形の実現に向けた粘土材料の開発
49. 微生物検出キット “Microbial Viability Assay Kit-WST” の開発・・・・・・・・・ 23
50. 超精密洗浄ノズルの開発
51. 福岡オリジナル吟醸酒の開発
52. 総木製防火ドアの開発
53. 土壌汚染評価システムの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
54. プラズワイヤー溶射によるAl-5mass%Mg皮膜の開発
55. TiO2光触媒溶射技術の開発
56. 遺伝子導入試薬“HilyMax (ハイリーマックス)”の開発
57. BT菌を用いた土壌改良剤の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
25
58. 海水氷製氷機の開発
59. 撥水性を付与できる木材のソープフィニッシュ処理液の開発
60. 紫外線高透過率マイクロリアクターの開発
61. マグネシウム合金のスタッド溶接技術の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
62. 高性能耐摩耗・耐食金属複合管の製造開発
63. カツオ漁用疑似餌の開発
64. 耐食性Zn-Al溶射皮膜の開発
65. 廃棄樹脂微粉を活用した導電性微粒子の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
66. 床ずれ予防用メンタルマットレスの開発
67. 染料を使わない動物繊維着色技術の開発
68. (高分子/液晶)複合膜の開発
69. 福岡オリジナルソフト清酒の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
70. 無電解めっき用前処理剤の開発
71. 巡回警備ロボットの開発
72. プラスチック減容化プレス装置の開発
工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例
ページ
もくろう
1. 櫨蝋を用いた保湿クリームの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
2. 保冷容器の開発
3. 医療用薬液容器の開発
4. 無電極ランプ照明の開発
5. 特殊防水シート「マジカルカバー」の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
6. 木材薄板を用いた容器類の開発
7. 木工技術を利用した木のおもちゃの開発
8. 超精密加工支援ラボを活用した精密部品の開発
9. スマホ用ゲームコントローラーの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
10. 作業者接近検知システム
11. シコン配合美容製品の開発
12. ガムタック粘着材の開発
13. 医療用眼撮影装置の開発・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
14. 洗濯のりの商品開発
15. 福岡オリジナルスパークリング清酒の開発
16. 大入熱溶接部の靱性を向上させた490Nクラス厚板の開発
工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例
17. シェーバー用新型内刃
ページ
ドラムレザー刃の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33
18. 球体キャラクターロボット“光が大好き!「たまロボ」”の開発
19. セリシン絹パイル織商品の開発
20. 亜硝酸分解菌を利用した観賞魚用水質改善剤の開発
21. 環境に優しい鉄道レール用ハンダ材の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
22. 福岡オリジナル焼酎の開発
23. 保湿性ペプチドの不快臭を抑制したスキンケア用品の開発
24. 天然の原材料を用いたハミガキ剤の開発
25. 節水コマの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
26. 室内飼育ペット用排泄物吸収シートの開発
27. 肌質改善効果を有するコラーゲン配合ゼリーの開発
28. 麹ドレッシングの開発
工業技術センターからのご案内
お知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
アクセス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37
関係機関・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
お問い合わせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
概
要
福岡県工業技術センター
「地域企業の発展を支援する実践的研究開発機関」
をキャッチフレーズに、県内中小企業からの技術相談や試験分析の受託、および実
用化を目指した共同研究の推進を通じ、地域企業の発展を支援します。
主な業務
市場や企業のニーズを踏まえ、新技術の開発
から企業での事業化までの実践的研究開発を
推進します。
地域産業のニーズを踏まえ、競争力のあるコ
ア技術の形成を図り、それを核に実用化技術
の開発を行い産業への展開を図ります。
新たな製品化、事業化につながる試験分析を
行います。機器を利用することもできます。
企業が抱える課題やニーズを把握し、研究開発事業や試験分析などへの展開を含
めた細やかな支援を行います。また、相談によっては関係職員が連携・分担し的確
な支援を進めます。
地域企業の生産現場のものづくりを担う人材や新たな技術を開発する人材の育成
を目指し、関係団体等とも連携し、研修などを行います。
企業等と工業技術センターとの間で十分に理解を深めるために、企業現場への積
極的な訪問等により企業ニーズや業界状況を把握するとともに、技術や研究成果、
補助金やセミナー等の情報発信も行います。
※メールマガジンは、ホームページから登録できます。(P36 お知らせ参照)
技術研究会の運営、産学官交流・連携の促進により、研究開発プロジェクトの創出
や関連機関との連携を図ります。
研究開発だけにとどまらず、それぞれのステージに合った支援や調整を行い、企
業の事業化までの支援を行います。
概
組織
及び機械電子研究所から構成されています。
戦略プロジェクト室
総 務 課
企画管理部
研究企画課
情報交流課
技術総合支援室
化学繊維研究所
繊維技術課
化 学 課
副所長(事務)
技術総合支援室
生物資源課
生物食品研究所
センター所長
機能材料チーム
高分子材料チーム
ナノセラミック材料チーム
食 品 課
機能材料課
副所長(技術)
生物機能開発チーム
細胞機能開発チーム
食品開発支援チーム
食品機能性チーム
微生物・発酵チーム
機能材料開発チーム
技術総合支援室
インテリア研究所
技術開発課
デザイン・システムチーム
木材科学・室内環境チーム
技術総合支援室
庶 務 課
材料技術課
機械電子研究所
生産技術課
機械技術課
電子技術課
金属プロセスチーム
表面プロセスチーム
精密加工チーム
生産システムチーム
材料強度評価チーム
熱エネルギーチーム
EMC・3次元設計チーム
光・センシングチーム
沿革
大正
昭和
昭和
昭和
昭和
昭和
昭和
昭和
昭和
昭和
昭和
平成
14
2
13
23
29
29
32
40
53
56
57
2
平成
7
(1925)年 4月
(1927)年 4月
(1938)年 8月
(1948)年 8月
(1954)年 6月
(1954)年 11月
(1957)年 3月
(1965)年 4月
(1978)年 5月
(1981)年 6月
(1982)年 4月
(1990)年 4月
(1995)年
4月
福岡県福岡工業試験部、久留米工業試験部、福島工業試験部発足
各試験部を試験場に改称
福岡県金属工業試験場設立(昭和56(1981)年 廃庁)
久留米工業試験場を国へ移管
福岡県直方鉱業試験場設立(昭和56(1981)年 廃庁)
福岡県福岡工業試験場久留米分場設置(昭和53(1978)年 廃庁)
福岡県福島工業試験場大川分場設置(昭和37(1962)年 大川木工指導所に改称)
福岡県福島工業試験場大川木工指導所を福岡県大川木工指導所に改称
久留米分場を福岡工業試験場に統合(新庁舎を筑紫野市に設置)
金属工業試験場と直方鉱業試験場を統合し福岡県北九州工業試験場設立
福岡県大川木工指導所を福岡県大川工業試験場と改称
統合により4研究所体制の福岡県工業技術センター設立、4試験場を改称
(化学繊維研究所、材料開発研究所、インテリア研究所、機械電子研究所)
材料開発研究所を廃庁し、福岡県工業技術センター生物食品研究所設立
現在に至る
要
福岡県工業技術センターは、企画管理部、化学繊維研究所、生物食品研究所、インテリア研究所、
概
要
福岡県工業技術センター 各研究所
企画管理部
研究企画課
情報交流課
技術交流の企画・調整、研究成果の普及促進、
技術交流の総合窓口
試験研究の総合企画・調整、
試験研究の成果の管理
総
戦略プロジェクト室
課
予算、財務会計、人事、庶務
戦略プロジェクトの企画、産学官連携
化学繊維研究所
務
繊維系、有機および無機系材料技術
技術総合支援室 (技術相談窓口 TEL 092-925-7402)
繊維技術課
機能材料チーム
繊維材料の機能、染色加工技術
(主要設備)
耐光試験機、恒温恒湿槽付属万能試験機、デジタルマイクロスコープ、走査電子顕微鏡、
テーバー形摩耗試験機、カストム式摩耗試験機、摩擦帯電圧測定装置、風合計測装置(KES)、
精密迅速熱物性測定装置、低温恒温恒湿機、接触角測定装置、可視紫外分光光度計、色差計、
通気度試験機
化
学
低荷重万能試験機
課
ナノセラミック材料チーム
高分子材料チーム
無機材料、高分子材料
(主要設備)
電界放射型走査電子顕微鏡(FE-SEM)、蛍光X線分析装置、X線回折装置、赤外分光光度計、
元素分析装置、熱分析装置、万能試験機、高温摩耗試験機、低温高温衝撃試験機、粘度計、
加圧式ニーダー、環境試験室、射出成形機、絶縁抵抗測定器、水分定量装置、蛍光光度計
電界放射型走査電子顕微鏡
生物食品研究所
バイオテクノロジー、食品、および抄造関連技術
技術総合支援室 (技術相談窓口
生物資源課
細胞機能開発チーム
生物機能開発チーム
TEL 0942-30-6644)
バイオテクノロジー
(主要設備)
孵卵器、実体顕微鏡、位相差生物顕微鏡、分光光度計、マイクロプレートリーダー、電気恒温器、
遠心分離機、電気泳動装置、卓上超遠心分離機、飛行時間型質量分析計、DNAシーケンサー、
DNAシーケンサー
フローサイトメトリー
食
品
課
食品開発支援チーム
食品機能性チーム
微生物・発酵チーム
食品材料、食品加工技術
(主要設備)
高速 液 体ク ロ マト グ ラフ 、 分光 光 度計 、 安全 キ ャビ ネ ット 、 オー ト クレ ー ブ、 凍 結乾 燥 機、
位相差生物顕微鏡、レトルト殺菌機、マルチプレート用発光分析装置、マイクロアレイ解析装置、
GC-FID、清酒メーター、アミノ酸分析装置、卓上電子顕微鏡、ウイレー式実験常用粉砕機、
マスコロイダー(電子石臼)
アミノ酸分析装置
機能材料課
機能材料開発チーム
抄造技術を利用した材料関連技術
(主要設備)
赤外分光光度計、曲げ試験機、リファイナー、シートマシン、コンクリートミキサー、電気るつぼ炉、引っ張り試験機、
白色度測定機、紫外線可視分光装置、抄板機
概
木質材料技術、及び生活・住環境関連技術
技術総合支援室 (技術相談窓口
技術開発課
TEL 0944-86-3259)
デザイン・システムチーム
木材科学・室内環境チーム
家具、木竹製品、木質材料、CAD/CAM、
NC加工技術、人間工学的視点からの住環境・家具設計
(主要設備)
3 次 元 CAD/CAM シ ス テ ム 、 デ ジ タ ル マ イ ク ロ ス コ ー プ 、 比 表 面 積 ・ 細 孔 分 布 、
キャピラリーガスクロマトグラフ、三次元表面粗さ測定機、蒸気吸着量測定装置、
脳波計、フーリエ変換赤外分光光度計、家具強度試験機、VOCガス測定システム、
チャンバーセット、体圧分布測定装置、EMG測定器、赤外線熱画像装置、生体情報測
定装置、恒温恒湿室、恒温恒湿器、オートグラフ、丸鋸盤、自動鉋盤、卓上ボール盤、
広幅型ホットプレス、鋸盤
家具強度試験機
機械電子研究所
金属材料・機械及び電子技術
技術総合支援室 (技術相談窓口
材料技術課
金属プロセスチーム
表面プロセスチーム
TEL 093-691-0231)
金属材料
(主要設備)
ナノ金属組織解析システム、塩乾湿複合サイクル試験機、高周波溶解炉、電子線マイクロ
アナライザー、ガス雰囲気炉、X線回折装置、高感度顕微鏡システム、蛍光X線分析装置、
グロー放電発光分析装置、塩水噴霧試験機、炭素硫黄分析装置、ICP発光分析装置、プラズ
マ放電シンタリング装置
生産技術課
ナノ金属組織解析システム
精密加工チーム
生産システムチーム
金属材料の加工技術、
NC加工技術
(主要設備)
非接触三次元測定機、表面形状測定システム、三次元測定機、高精度三次元加工機、
MC加工機、NC放電加工機、微細形状測定装置
機械技術課
材料強度評価チーム
熱エネルギーチーム
材料・構造物の強度、
エネルギーの高効率利用
非接触三次元測定機
(主要設備)
2000kN万能試験機、マイクロフォーカスX線CTシステム、熱膨張係数測定装置
超音波探傷装置、マイクロビッカーズ硬度計、ビッカーズ硬度計、マイクロスコープ、コ
ンピュータ計測制御式精密万能試験機、非接触式熱計測システム、材料強度評価試験シス
テム、ロックウェル硬度計
電子技術課
熱膨張係数測定装置
光・センシングチーム
EMC・三次元設計チーム
メカトロニクス、EMC、照明評価
(主要設備)
超高精度3次元造形機、LED照明特性評価システム、EMC対策支援システム、3次元造
形機、電磁ノイズ測定室、雑音総合評価試験機、雷サージ許容度試験機
庶
務
課
財務会計、庶務
超高精度3次元造形機
要
インテリア研究所
概
要
新規導入備品
【平成26年度導入】
紫外可視分光光度計
担当課:繊維技術課(化学繊維研究所)
○装置概要
紫外光と可視光領域である190~900 nmにおける繊維やフィルム、
溶液等の光吸収、光透過率、反射率が測定できます。例えば、繊維材料
の紫外線カット率、フィルムの透明性等の評価に使用することができます。
○メーカー・型式
日本分光(株)・本体V-650DS、積分球ユニットISV-722
○仕様・性能
波長範囲
: 190~900 nm
測光範囲
: -2~4 Abs
波長走査速度: 10~4000 nm/min
食品成分分析装置(分析用液体クロマトグラフ)
【紫外可視分光光度計】
担当課:食品課(生物食品研究所)
○装置概要
食品の栄養成分や呈味成分(イノシン酸)などを分析する装置です。フォトダイオードアレイ検出器で検出で
きる成分が測定対象です。たんぱく質、ペプチド等の分子量分布解析用ソフト搭載しています。
○メーカー・型式
日本ウォーターズ(株)・Alliance e2695セパレーションモジュール、2998フォトダイオードアレイ
検出器
○仕様・性能
接続溶媒数:4液(グラジエント可)
流速
:0.05 mL~5 mL/分
最大設置検体数:120本(検体保管庫:4℃~40℃)
注入範囲:0.1μL~100μL
カラム保管庫:室温-15℃もしくは4℃のどちらか高い値~65℃
検出器:フォトダイオードアレイ(190 nm~800 nm)
解析ソフト:Empower 3およびGPC解析ソフト搭載
【食品成分分析装置】
食品物性試験機(クリープメータ)
担当課:食品課(生物食品研究所)
○装置概要
食品の破断強度、テクスチャー、クリープ粘弾性を測定することができます。液体に近い半固体から煎餅など
の比較的硬い固体まで測定することができます。「消費者庁・えん下困難者用食品・ベビーフードのかたさ規
格基準測定法」に準拠した物性(硬さ、付着性、凝集性)の測定が可能です。
○メーカー・型式
(株)山電・RE2-33005C
○仕様・性能
測定範囲(荷重):±199.9 N、 ± 19.99 N、 ± 1.999 N、 ± 0.1999 N
測定範囲(変位): ± 199.9 mm、 ± 19.99 mm、 ± 1.999 mm
試料台速度:0.01 mm~10 mm/sec(0.01 mm/sec単位にて可変)
試料台温度制御:0~80 ℃
プランジャー:各種円柱、楔形、剪断用ナイフ型など
測定・解析モード:破断強度、テクスチャー、クリープ粘弾性
【食品物性試験機】
概
担当課:食品課(生物食品研究所)
○装置概要
干し椎茸などの繊維質が豊富で軟質な素材から魚介類の殻・頭などの硬質素材まで、
幅広い種類の素材を粉砕することができます。素材を1~3mm程度へ連続的に粗粉砕
することができます。
○メーカー・型式
ヤマト機販(株)・VRRC-S3SUS
○仕様・性能
【ロータリーカッター】
粉砕方式:剪断破砕方式
処理速度:20~300 kg/時間
主軸回転数:680 rpm
スクリーン穴径:1、2、3 mm
温風乾燥機(露点制御型乾燥機)
担当課:食品課(生物食品研究所)
○装置概要
各種果物、野菜、キノコ類、茶葉などの乾燥が可能です。庫内の湿度(露点)を制御する
ことで、原料表面の急激な乾燥を防ぎ、水分の内部拡散をスムーズに進行させることがで
きます。通常の通風乾燥(熱風乾燥)より、乾燥ムラのない高品質な乾燥物が得られます。
○メーカー・型式
(株)木原製作所・SM7S-EH
○仕様・性能
乾燥温度:外気温~80 ℃
乾燥可能量:3~4 kg/回(せいろう7段)
制御:乾球温度、湿球温度、露点温度制御によるプログラム運転
赤外線熱画像装置
【温風乾燥機】
担当課:技術開発課(インテリア研究所)
○装置概要
対象物から出ている赤外線放射エネルギーを検出し、見かけの温度に変換して、温度分布を画像表示する装
置です。体表面温度を測定し、衣服や掛け・敷き布団などの保温性等を評価することが可能です。
○メーカー・型式
日本アビオニクス(株)・ G100
○仕様・性能
測定温度範囲 : -40〜500 ℃
温度分解能
:0.04 ℃ at 30 ℃
検出器画素数 :320(H)×240(V)画素
測定距離範囲 :10 cm〜無限大(但し、温度精度保証は30 cm〜)
動作環境温度/湿度:-15 ℃〜50 ℃、90 %RH(結露しないこと)
光散乱測定器
【赤外線熱画像装置】
担当課:電子技術課(機械電子研究所)
○装置概要
測定サンプル面に入射する光の反射・透過散乱特性(BRDF・BTDF)を測定する装置です。
測定データ(BSDF)を対応する光学シミュレーションソフトへインポートし、照明部材表面等の実測散乱
データとして適用することで高精度な照明設計解析が行えます。
○メーカー・型式
Light Tec社・ Mini-Diff
○仕様・性能
入射光源:赤色LED:630 nm
反射測定:0°、20°、40°、60° 透過測定:0°
測定サンプルサイズ:20mm×20mm以上(推奨)
測定結果:角度分解能:1°、精度<4%
エクスポート:BSDF(LightTools 8.0 対応)
【光散乱測定器】
要
ロータリーカッター(食品粗粉砕機)
概
要
【平成25年度導入】
VOCモニター
担当課:技術開発課(インテリア研究所)
○装置概要
拡散式半導体ガスセンサーにより、空気中の総VOC(揮発性有機化合物)濃度
を連続的に測定可能なVOCモニター、及びデータ処理PCからなる測定器です。
○メーカー・型式
フィガロ技研(株)・FTVR-01
○仕様・性能
測定範囲:0~10000 µg/m3 [再現性±25%]
測定間隔:1分間 [7日間連続測定可能]
バウジンガー効果試験治具
【VOCモニター】
担当課:機械技術課(機械電子研究所)
○装置概要
プレス用鋼板の引張圧縮試験時のバウシンガー効果が表れた応力-ひずみ曲線を高
精度に測定できます。プレス成形解析用のパラメータを同定するのに有用です。
○メーカー
(株)島津製作所
○仕様・性能
負荷容量
:引張100 kN/圧縮100 kN
座屈防止ユニット:手動油圧ポンプ(Max.40 kN)
伸び測定器
:ストレーンゲージ式(+50 %/-10 %)
伸び測定精度
:JIS B 7741 1級
適合試験片
:JIS5号、JIS5号特形
使用温度範囲
:室温
【バウジンガー効果試験治具】
マイクロフォーカスX線CTシステム
担当課:機械技術課(機械電子研究所)
○装置概要
試料の内部の構造や欠陥を非破壊で定量的に3次元評価できるシステムです。測定精度(VDI/VDE 2630準
拠)は10 μm~(単一素材時)で、座標計測し設計値と測定値との比較、試料内部の欠陥の位置と体積の測定機
能を有しています。樹脂成形品、軽金属の鋳物品や電子部品等の内部構造を破壊による実測と比べて短時間に
評価でき、試作開発時における期間短縮、品質管理に有用です。
○メーカー・型式
(株)ニコンインステック・MCT225K
○仕様・性能
管電圧
:225 kV
最小焦点寸法
:3 μm
最大サンプルサイズ:φ250 mm、高さ450 mm
最大サンプル質量 :5 kg
計測用ソフト
:VGStudioMax2.2
※(公財)JKA補助物品
【マイクロフォーカスX線CTシステム】
※保有設備は企業の皆様へ開放しております。
料金など詳しいことは各研究所の技術総合支援室にお問い合わせください。
※その他の保有設備機器はホームーページからご覧頂けます。
(URL:http://www.fitc.pref.fukuoka.jp/kigyo_shien/setsubi/setsubi.htm)
概
1.ゴム技術者育成講座
要
人材育成
化学繊維研究所
概要
加硫ゴムの異常原因を解析するための手法・各種分析方法を習得する
ことを目的としたゴム技術者の育成を行っています。
正常品及び物性異常を生じさせたサンプルについて次の実習を実施。
・物性(引張、硬さ等)の差異を確認後、異常原因の推定
・推定原因を実証するための各種分析
(抽出操作、赤外分光、蛍光X線、熱分析等)
・第三者に分かり易く説明するためのプレゼン資料の作成
主
催 : 日本ゴム協会九州支部
ゴムの実践技術講座 実行委員会
センターの役割 : 企画・運営、講師
時 期 ・ 期 間 : 毎年8月下旬・7時間×3日
受 講 実 績 : 3名(平成25年度)
2.酒造技術者育成講座
生物食品研究所
概要
清酒製造責任者の育成を目的に、講義と実習による酒造技術者の育
成を行っています。
・基礎コース:清酒製造に必要な分析項目である日本酒度、アルコール
分、総酸度・アミノ酸度についてサンプリングや器具の取り
扱い方法等について講義と実習
・製造責任者養成コース:微生物実習、きき酒実習、酒米分析実習
主
催 : 日本酒造組合中央会(製造責任者養成コース)
九州酒造研究会(基礎コース)
:
企画・運営、講師
センターの役割
時 期 ・ 期 間 : 製造責任者養成コース:毎年6月・5時間×3日
基礎コース: 毎年7月・ 6時間×1日
受 講 実 績 : 製造責任者養成コース:9名(平成25年度)
基礎コース:12名(平成25年度)
3.熱処理技術者育成講座
概要
金属熱処理に関する技術者の育成を目的に、基礎教育セミナー、技能
検定準備講習会等を開催しています。
・基礎教育セミナー:材料の製造法、熱処理、材料組織、機械的性質等
についてのセミナー
・金属熱処理技能検定準備講習会:学科および実技試験対策
主
催 : 日本熱処理技術協会九州支部
(事務局:機械電子研究所 材料技術課)
九州金属熱処理工業会
センターの役割 : 企画・運営支援、講師
時 期 ・ 期 間 : 基礎教育セミナー:毎年9月・7時間×2日
準備講習会:毎年7月・7時間×2日
受 講 実 績 : 基礎教育セミナー:36名(平成25年度)
準備講習会:75名(平成25年度)
機械電子研究所
概
要
4.金型技術者育成講座
機械電子研究所
概要
金型関連企業の新規採用者及び初心者の人材育成を目的に、金型設
計・製作に関する基礎的な講義と実習を行う「FKKスクール」を開催し
ています。
・対象者:福岡県金型研究会会員企業の新規採用者及び初心者
・内容:社会人としての基礎教育、金型の概要、金型の設計・分解・
組立、測定器具、切削加工、研削加工、仕上げ等に関する講義
と実習、工場見学等
主
催 : 福岡県金型研究会
(事務局:機械電子研究所 生産技術課)
福岡県
センターの役割 : 企画・運営、講師
時 期 ・ 期 間 : 毎年4月・8日間
受 講 実 績 : 11企業 29名(平成25年度)
5.省エネ技術者育成講座(福岡県CAE重点事業)
機械電子研究所
概要
省エネルギー機器設計に関する技術力向上を目的に、講義と実習によ
る省エネ技術者育成を行っています。
・温度計測の実践講座:
温度の測定原理と測定方法に関する講義、熱電対およびサーモ
グラフィを用いた温度測定および熱損失計算に関する実習
・熱流体解析に関する講座:
熱流体解析を用いた省エネルギー機器設計についての講義およ
び熱流体解析ソフトを用いた実習
主
催 : 機械電子研究所 機械技術課
センターの役割 : 企画・運営、講師
時 期 ・ 期 間 : 温度計測の実践講座:毎年6月・4時間×1日
熱流体解析に関する講座:毎年10月・2時間×1日、1月・4時間×1日
受 講 実 績 : 温度計測の実践講座:13名(平成25年度)
熱流体解析に関する講座:37名(平成25年度)
6.EMC技術者育成講座
概要
EMC技術者の育成と実践力向上を目的に、座学や実習を行う「福岡
EMCスクール」を開催しています。
・EMC測定入門(座学・実習)
・EMC対策実習(実習)
・EMC対策講座(基礎編、対策部品(伝導ノイズ)編、対策部品(放射ノ
イズ)編)(座学)
・オシロスコープ基礎講座(座学)
主
催 : (一財)直鞍情報・産業振興協会
ふくおか電子技術ネットワーク
(事務局:機械電子研究所 電子技術課)
センターの役割 : 企画・運営、講師
時 期 ・ 期 間 : 8月~2月の間に全6講座を実施
受 講 実 績 : 延187名(平成25年度)
機械電子研究所
1.高潤滑性を発揮する自動車用ゴム製品の開発
化学繊維研究所
【開発概要】
撥水処理を施した自動車用ガラスに適したワイパーゴムの開発を目的に、ゴム配合、コーティング材等の開発を行
い、既存の撥水ガラス用ワイパーよりも払拭性、静音性に優れるワイパーを開発しました。
■製品名・実用化企業
撥水性モローワイパー・中島ゴム工業(株)
■連携契機
本研究開発は自動車産業への参入・受注拡大を目指す企業の技術
支援を目的に、高付加価値の自動車用ワイパーゴム製品を企業と共同
開発したものです。
■技術課題
ワイパーゴムのスムーズな払拭性・静音性を実現するためにゴム表面
に種々の固体潤滑剤をコートしますが、均一分散した表面処理が難しく、
短期間で性能が低下していました。
■解決方法
固体潤滑剤にグラファイトを用い、高分散技術・均一コート技術・コート
層と基材ゴムとの高密着化技術を企業と共同開発しました。
また、耐オゾン性・耐候性試験を行い、その優れた耐久性を評価しました。
高分散グラファイトを均一コートした
高潤滑性ゴムを使った自動車ワイパー
■関連研究
高潤滑性を発揮する自動車ゴム製品の開発 [平成19~20年度 地域資源活用型研究開発事業/経済産業省]
■共同研究機関
久留米工業高等専門学校、(株)久留米リサーチパーク、中島ゴム工業(株)
2.グリーストラップ浄化システムの開発
生物食品研究所
【開発概要】
飲食店等に設置が義務付けられているグリーストラップに溜まる廃油は、悪臭や害虫を発生させるため問題になっ
ています。新規油脂分解菌を用いることにより、グリーストラップを浄化するシステムを開発することができました。
■製品名・実用化企業
グリーストラップ浄化システム ・(有)SGラボラトリー
■連携契機
生物食品研究所への技術相談を契機に、共同研究を
開始することになりました。
■技術課題
グリーストラップ中の廃油は酸性(pH5~6)になりやすく、
酸性環境下では、微生物の増殖能が低下するため、
廃油処理が進みにくいという課題がありました。
■解決方法
酸性条件下でも高い増殖能と油脂分解能をもつ
新規微生物を選抜することにより、課題を解決しました。
■関連研究
新規微生物を用いたグリーストラップ浄化製剤の開発
[平成22~23年度 福岡県新製品・新技術創出研究開発支援事業/(株)久留米リサーチ・パーク]
グリーストラップ内廃油分解菌微生物製剤および添加システムの開発
[平成24年度補正 ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金/経済産業省]
■共同研究機関
(有)SGラボラトリー
研究開発に基づく実用化事例
工業技術センターの研究開発に基づく実用化事例
研究開発に基づく実用化事例
3.高級浴室向け木製グレーチング部材の開発
インテリア研究所・生物食品研究所
【開発概要】
本物の木材を用いた業界初の高級浴室向け木製グレーチングを開発しました。防カビ塗料とその塗装方法の組み
合わせについて検討し、木質感を維持した表面性状と防カビ性能を両立する加工技術を確立しました。
■製品名・実用化企業
木製グレーチング・(株)シマブン
■連携契機
木製グレーチングの開発について、(株)シマブンから相談
を受けた(株)久留米リサーチ・パークが、インテリア研究所
と生物食品研究所に開発協力のコーディネートを行い、
開発がスタートしました。
■技術課題
高級浴室の市場では,本物の木材を使い木質感を維持した
木製グレーチング
グレーチング部材が求められています。しかし,木材を浴室の
ような高湿度の環境で使用する場合,カビの発生が問題となります。
■解決方法
防カビ塗料の選定と塗装方法の組み合わせについて検討し、防カビ性能を評価しました。木質感を維持した塗装
方法と防カビ性能を両立する条件を見出すことにより課題を解決しました。
■関連研究
高級浴室向け木製グレーチング部材の開発
[平成24年度 (財)久留米地域産業技術振興基金に係わる可能性調査事業(FS事業)]
■共同研究機関
(株)久留米リサーチ・パーク
4.新しい細胞培養容器「ガラスボトムMSA」製造技術の開発
機械電子研究所
【開発概要】
再生医療分野における研究開発にて使用される、細胞培養容器の高機能化および微細化を行い、細胞培養と高精
細蛍光画像観察とを同時に実施可能な製品開発を行いました。
■製品名・実用化企業
ガラスボトムMSA・STEMバイオメソッド(株)
■連携契機
STEMバイオメソッド(株)からの技術相談をきっかけに、精密
金型製造技術を有する豊洋エンジニアリング(株)と共同で
金型加工技術、培養容器製造技術を開発しました。
■技術課題
従来製品は切削加工にて製造されていたため、細胞観察面
に切削痕が残る上、工具摩耗による容器深さのバラツキなどが
発生し、細胞観察性能の低下が課題となっていました。
ガラスボトムMSAの外観(左)
細胞培養容器部拡大(右上)
高精細な蛍光画像観察(右下)
■解決方法
放電加工にて狭ピッチな微細凸形状を有する金型製作を行い、直径1mm以下の微小な貫通穴を有する
樹脂シートを成形しました。これを薄いガラス板と組み合わせることにより、容器深さのバラツキが無くなり、
さらに高精細な蛍光画像観察が可能となりました。
■関連研究
細胞培養マイクロウェルプレート成形技術の開発
[平成22~24年度 新技術創造基盤研究事業(福岡県単独事業)]
■共同研究機関
豊洋エンジニアリング(株)
5.適切な姿勢に導く、持ち運べる学習台の開発
インテリア研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
小学校低学年時の児童は集中力を養うための適切な姿勢教育・
養成が必要です。また、家庭内の学習は親と一緒にリビングなど
で学習するスタイルが増えています。そこで、適切な学習姿勢に
導くことができると同時に、任意の場所で効率よく学習ができる、
インテリア性に優れた学習台を開発しました。
学習台
関 連 研 究 : 多様な姿勢において学習を可能とする学習机の研究開発
(平成23〜24年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 :(有)ヨコタウッドワーク
6.3Dターニングマシーンを利用した国産木材の一体成形「独楽(コマ)」の開発と生産
インテリア研究所
開発概要
胴体にらせん状の溝を形成することでヒモが巻き易くなり、既存品より
回し易くした「らせんコマ」を開発しました。コマの生産で使用する木工
旋盤はらせん状に加工できないため、NC制御で複雑な加工が可能な
「3Dターニングマシーン」を導入し、らせん状に加工するプログラムを
作成し加工することで、開発に成功しました。
関 連 研 究 : 3Dターニングマシーンによる切削加工における
加工条件の最適化
(平成25~26年度 ものづくり中小企業・小規模事業者
試作開発等支援補助金/経済産業省)
実 用 化 企 業 :独楽工房 隈本木工所
商品化した、らせんコマ≪ラクコマⅡ≫
7.3次元の凹凸を持つ不燃化粧ボードの開発
インテリア研究所
開発概要
3次元切削加工した不燃基材の表面に化粧材を貼ることで、表面に凹
凸形状を有する不燃内装材を開発しました。表面が平坦な従来の製品
に比べて意匠性に優れており、不燃材料の基準を満たしているため、
内装制限のある場所でも使用することができます。
関 連 研 究 : 3次元の凹凸を持つ突板及びシート貼りの不燃
ボード商材の開発、商品化(平成25年度 受託研究)
実 用 化 企 業 : (有)トマト
凹凸不燃化粧ボード
8.高容量発電機負荷試験装置の開発
機械電子研究所
開発概要
発電所やプラント等で使用される非常用発電機の試験を行う高電圧高
容量型の発電機負荷試験装置について、CAE(熱流体解析)を活用し
て、放熱効果の高い発電機負荷試験装置を開発しました。平成25年度
に製品化されました。
関 連 研 究 : 電子機器の省エネ放熱設計技術の開発
(平成24~26年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : 赤司電機(株)
レール
高容量発電機
負荷試験装置
負荷試験装置内部
9.転写金型製造技術を利用したLEDレンズ金型の開発
機械電子研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
植物工場の光源としてLEDが検討されています。効率的な植物育成を
考えると光学特性を考慮したレンズを有するLEDが必要ですが、多品
種少量となるLEDレンズ金型の試作に通常の金型製造技術を使用する
と、コスト面で課題が残ります。そこで当所で開発した転写金型製造技
術を用いることで植物工場用LEDレンズ金型の試作を低コストで行うこ
とが出来ました。
関 連 研 究 : 次世代薄型LED用転写金型製造技術の開発
(平成18年度 戦略的基盤技術高度化支援事業/経済産業省)
実 用 化 企 業 : (株)メイホー
関 連 特 許 : 「転写金型製造方法」 特許第5286471号
10.シャコを飼料として活用した高付加価値養殖うなぎの開発
LEDレンズ試作金型とレンズ
生物食品研究所
開発概要
シャコを飼料として活用した高付加価値養殖うなぎを開発し
ました。シャコ配合飼料を用いて養殖することで通常飼料に
よる養殖うなぎと比べて、脂が乗ったやわらかい肉質のうな
ぎを開発することができました。
シャコ配合飼料で養殖したうなぎ(左)シャコ配合飼料給餌風景(右)
関 連 研 究 : シャコを飼料に活用した高付加価値うなぎの生産と加工製品等の開発及び販路開拓
(平成23~25年度 新事業活動促進支援補助金・農商工連携対策支援事業(事業化・市場化支援
事業)/中小企業庁)
共同研究機関 : (株)西日本冷食、福岡女子大学、
福岡県水産海洋技術センター内水面研究所
実 用 化 企 業 : (株)西日本冷食
11.トウビシの皮を利用したティーバッグの開発
生物食品研究所
開発概要
福岡県筑後地方で伝承医療に用いられてきた健胃作用が期待される
トウビシの皮を利用したお茶を開発しました。
関 連 研 究 : 福岡県産品を利用した機能性食品の開発
(平成23年度 福岡県新製品・新技術創出研究開発支援事業
(可能性調査(FS))/(株)久留米リサーチ・パーク)
菱の実を原料とした機能性食品(ティーバッグ)の開発
(平成24年度 福岡県6次産業化推進事業/福岡県)
共同研究機関 : (株)彩光コーポレーション、慶応義塾大学
実 用 化 企 業 : (株)彩光コーポレーション
12.新構造低コストステンレス製氷板の開発
トウビシの皮から製造したお茶「彩菱茶」
機械電子研究所
開発概要
2枚のステンレス製板を張り合わせた状態で冷媒流路を形成する新構
造の製氷板を開発しました。CAE(熱流体解析)を活用して、製氷板内
を冷媒が均一に流れる冷媒流路を設計しました。新構造により、部品
点数や製造工程を削減し、製氷機の製造コストを従来比10~15%削減
しました。平成24年度に製品化されました。
関 連 研 究 : 低コストステンレス製氷板の試作開発
(平成24年度 福岡県中小企業円高対策緊急補助金/福岡県)
共同研究機関 : アイスマン(株)
実 用 化 企 業 : アイスマン(株)
新構造低コストステンレス製氷板
13.小径管内検査ロボットの開発
機械電子研究所
開発概要
レール
関 連 研 究 : マルチ自走式配管内遠隔検査補修ロボットシステム
管内検査用ロボット“マイクロエルボマスター”
(平成17~18年度 産学連携研究開発事業
新産業創出プロジェクト助成金/
(公財)北九州産業学術推進機構)
配管肉厚測定ロボットの開発
(平成21~22年度 IST産学官事業/(公財)福岡県産業・科学技術振興財団)
共同研究機関 : 新日本非破壊検査(株)
実 用 化 企 業 : 新日本非破壊検査(株)
関 連 特 許 : 「対向面間の走行装置」 特許 第5145505号
あお こめ
14.青米パンの開発
生物食品研究所
開発概要
あお こめ
精米の際に未成熟等の理由により濾別される「青米」は商品価値が低く、家畜飼料として
利用されている程度です。この「青米」と玄米の栄養成分分析・比較を行い、炊いた「青米」
をパンに混ぜ、焼いた青米パンを開発しました。
関 連 研 究 : 青米(未成熟等の理由により飼料用等に廉価取引されている規格外米)と
玄米(規格米)の栄養比較による青米パンの高付加価値化
(平成22年度 受託研究)
県立遠賀高等学校が開発した青米(あおこめ)パンの食物繊維量に関する研究
(平成23年度 受託研究)
共同研究機関 : 福岡県立遠賀高等学校
実 用 化 企 業 : 中間市農産物直売所「新鮮市場さくら館」(中間市)、パン工房 向日葵(中間市)、
焼きたてパン ありんこ(遠賀町)
15.木質系バイオマス燃焼ボイラの開発
青米パン
機械電子研究所
開発概要
木質系バイオマスを燃料とし、温水を供給するボイラにおいて、熱流体解
析による燃焼時のボイラ内の温度特性評価と伝熱面配置に関する技術
支援を行いました。 (株)エム・アイ・エスが木屑ボイラとして、平成24年度
に商品化しました。
関 連 研 究 : 固定床における燃焼解析技術の開発
(平成23~24年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : (株)エム・アイ・エス
木屑ボイラの外観
16.デザイン敷瓦製造における低コスト成型加工技術の開発
化学繊維研究所
開発概要
従来、敷瓦のデザイン加工には鋼製の金型を使用しています。この金型は外部に作
成を依頼するためコストが高く、少量多品種の生産には不向きです。そこで、プラス
チック系素材をレーザー加工したプレス型製造方法を検討しました。結果、低コストで
かつ、小規模工場で少量多品種生産に対応可能なデザイン敷瓦製造プロセスを開発
しました。さらに、この技術を利用した新企画商品としてサイン用部材を商品化しました。
関 連 研 究 : デザイン敷瓦製造における低コスト成形加工技術の開発
(平成23年度 可能性調査(FS)事業/久留米地域産業技術振興基金)
実 用 化 企 業 : 城島瓦共同組合
デザイン敷瓦を用いた壁面用サイン製品
研究開発に基づく実用化事例
発電所やプラント設備・ビルで数多く使われている内径がφ100(mm)前
後の配管に進入し、カメラ等のセンサを用いて腐食による減肉やス
ケール付着等を検査し、配管内部の安全性の診断を行うロボットを開
発しました。
17.ニッケルめっき排水の工場内リサイクル技術の開発
機械電子研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
ニッケルめっき工程で発生する排水のうち、不純物を含まずニッケルを多く含有
する排水を分別処理し、水酸化ニッケルとして回収する技術を開発しました。また、
回収した水酸化ニッケルを溶解し、再生めっき液を製造する装置を開発しました。
レール
関 連 研 究 : ニッケルめっき排水の工場内リサイクルシステムの開発
(平成21年度 調査研究開発事業【可能性調査研究】
ニッケルメッキ排水より回収した水酸化ニッケル
/(財)飯塚研究開発機構)
ニッケルめっき排水の工場内リサイクル技術の開発
(平成22~23年度 産学官共同研究事業/(財)福岡県産業・科学技術振興財団)
実 用 化 企 業 : アスカコーポレーション(株)、九州エンジニアリング(株)
共同研究機関 : アスカコーポレーション(株)、九州エンジニアリング(株)
関 連 特 許 : 「ニッケルめっき排水の再生方法及び再生装置」 特願2012-228237
18.高アスペクト比を有する小径深穴加工技術の開発
機械電子研究所
開発概要
直径2mm,深さ300mmを超える穴は機械加工が困難であり、熟練工の手作業で
行われています。しかし、作業員の肉体的負担などから自動化・機械化が求め
られていました。この技術はパイプ電極を用いた放電加工技術を応用することに
より開発しました。本技術により、直径2mm,深さ300mm(アスペクト比150)以上
の小径深穴を従来の2分の1の時間で加工することができます。
開発した技術による小径深穴加工(赤矢印)
関 連 研 究 : 金型のガスベント穴用小径深穴加工技術の開発
(平成22年度 久留米地域産業技術振興基金FS事業/(株)久留米リサーチ・パーク)
金型のガスベント穴用高速放電加工技術の開発(平成23年度 受託研究)
共同研究機関 : (株)木原ハイテック
実 用 化 企 業 : (株)木原ハイテック
あいのしま
19.福岡・相島産アコヤガイ貝殻を利用した有機石灰の開発
化学繊維研究所
開発概要
あいのしま
新宮沖に浮かぶ相島では純国産・天然アコヤガイを使って全国的にも
貴重な高品質の大珠真珠が養殖されています。本製品は、関係者の
協力のもと相島アコヤガイ貝殻を原料として開発された有機石灰です。
アルカリ分は約48%、カルシウムは約97%で、その他、海のミネラルを
含んでいます。
関 連 研 究 : 相島産アコヤガイ貝殻の有効利用法に関する研究
(平成20~21年度 県単独事業)
共同研究機関 : JA粕屋、シタマ石灰(有)、福岡県水産海洋技術センター
実 用 化 企 業 : シタマ石灰(有)、JA粕屋
肥料登録番号 : 福岡県第2252号
20.カキ殻を利用した有機石灰の開発
相島アコヤガイ貝殻有機石灰
化学繊維研究所
開発概要
糸島地域で近年盛んな養殖カキの殻を原料にし、粉砕方法や成分について検討
し、有機石灰「シーライム(海の石灰)」を開発しました。アルカリ分は約48%、カル
シウムは約89%で、その他、海のミネラルを含んでいます。土壌の酸性化を防ぎ、
植物の発根促進、根腐れ防止等の効果があります。
関 連 研 究 : 糸島地区カキ殻リサイクル研究会
(平成22~23年度 福岡県リサイクル総合研究センター研究会事業
有機石灰「シーライム」
/(財)福岡県環境保全公社)
共同研究機関 : 糸島市、糸島漁業協同組合、JA糸島アグリ、シタマ石灰(有)、福岡県水産海洋技術センター
実 用 化 企 業 : シタマ石灰(有)、JA糸島アグリ
21.高意匠性マグネシウム合金用化成処理剤の開発
機械電子研究所
開発概要
鏡面研磨したマグネシウムへの化成処理品
関 連 研 究 : 金属光沢を有する高意匠性マグネシウム表面処理技術の開発
(平成23年度 ものづくり中小企業製品開発等支援補助事業/(財)福岡県産業・科学技術振興財団)
実 用 化 企 業 : (株)正信、ケイアンドエムテクノロジィ(株)
関 連 特 許 : 「マグネシウムまたはマグネシウム合金の表面処理方法、酸洗剤および化成処理剤ならびに
マグネシウムまたはマグネシウム合金の化成処理構造体」 特願2012-234233
22.高耐久性新型レールボンドの開発
開発概要
機械電子研究所
レール
レールとレールを電気的に接続し電車を安全に走らせる役割を持つ、高耐久性
新型レールボンドを開発しました。これまで直流用レールボンドは、その重さに
より振動に耐えられなくなり頻繁に交換する必要がありました。そこで
(株)昭和テックスと共同でレールボンドの形状や接着時の加熱条件の最適化を
行い、 耐久性の問題を解決しました。
関 連 研 究 : 新型レールボンドの最適形状設計および過熱特性に関する研究
(平成24年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : (株)昭和テックス
関 連 特 許 : 「レールボンド」 特願2012-84354
23.クラウドサービスによるデジカメ三次元計測システム「デジカメ計速」の開発
レールボンド(装着ボンド)[青枠]と
レールボンド端子[赤枠]
機械電子研究所
開発概要
汎用デジカメとインターネットに繋がったPC、そして計測時の目標となるマーカー
だけで撮影対象物の寸法や面積がわかる3次元計測システムを開発しました。
クラウドサービスなのでホームページで登録するだけですぐ利用でき、簡単な
クリック操作のみで誰でも簡単にすばやく計測ができます。
関 連 研 究 : クラウドサービスによるデジカメ三次元計測システムの開発
(平成23年度 飯塚市新技術・新製品開発補助金事業/飯塚市)
共同研究機関 : 九州工業大学、マツノデザイン店舗建築(株)、(株)春田建設
実 用 化 企 業 : (株)春田建設
24.軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車用部材の開発
デジカメ三次元計測システム
「デジカメ計速」
化学繊維研究所
開発概要
自動車用部材のトノカバーや幌材は、被覆樹脂としてポリ塩化ビニルが用いられ
ていますが、重量が重く、さらに廃棄時に環境問題が生じます。そこで、本研究で
はウレタンに着目し、軽量化、高断熱性、耐光性、難燃性を付与した熱可塑性
ウレタンゴムフィルムによる新材料を開発しました。
関 連 研 究 : 軽量熱可塑性ウレタンゴムフィルムによる自動車部材の開発
(平成21~22年度 地域イノベーション創出研究開発事業/
経済産業省)
共同研究機関 : (株)ピラミッド、大阪教育大学、金沢工業大学
実 用 化 企 業 : (株)ピラミッド
熱可塑性発泡ウレタンフィルム
「アリスタード」
研究開発に基づく実用化事例
マグネシウム合金は軽量で強度も高く、携帯家電や自動車部材の軽量化に
有効です。この度、マグネシウム合金の耐食性を飛躍的に高める表面処理
技術を開発しました。本技術は、中性塩水噴霧試験で96時間の耐久性を
有しており、かつ優れた塗装密着性を示します。また、無色の防錆皮膜であ
ることからデザイン選択性に富んでおり、鏡面加工品やヘアライン加工品など
多様なマグネシウム合金製品の表面処理が可能となります。
25.若摘み巨峰を用いた白ワインとコンフィチュールの開発
生物食品研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
若摘み巨峰(巨峰を栽培する過程で廃棄されていた摘果巨峰)を使用した
白ワインとコンフィチュールを鞍手町商工会と共同で開発し、製品化しまし
た。若摘み巨峰の白ワイン及びコンフィチュールには、健康に良いとされる
ポリフェノールが非常に多く含有されています。
関 連 研 究 : 摘果巨峰の高付加価値化に関する研究
(平成20年度 小規模事業者新事業全国展開支援事業
/中小企業庁)
実 用 化 企 業 : (株)夢工房くらて
若摘み巨峰の白ワインとコンフィチュール
26.座り心地を追求した木製ダイニングチェアの開発
インテリア研究所
開発概要
「硬い」、「痛い」、「座りづらい」。そのような今までの木製椅子の概念を覆
そうと、人間工学に基づき構造設計し、身体を優しく包み込み、安定感の
ある柔らかな座り心地を与える木製ダイニングチェアの開発を行いました。
関 連 研 究 : 座り心地・使い勝手の良い木製ダイニングチェアの開発
(平成22年度 県単独事業)
共同研究機関 : 富山大学
実 用 化 企 業 : ナカヤマ木工
関 連 意 匠 : 「椅子」 意匠登録 第1448881号、意匠登録 第1451969号
ダイニングチェア「オルソル」
27.電池レス無線式温度監視装置の開発
機械電子研究所
開発概要
特別高電圧設備の保守・管理を安全、容易にするため、電力線接合部の温度
情報を子機から無線で親機に送信することで、その温度変化を遠隔で常時
監視可能にするものです。子機は、線路電流の電磁誘導により電源を得ており、
電池レスで動作します。平成23年に「サーモパト」として製品化しました。
関 連 研 究 : 電力設備のための電池レス無線通信式温度監視装置の開発
(平成21年度 ものづくり中小企業製品開発等支援補助金
(試作開発等支援事業)/全国中小企業団体中央会)
実 用 化 企 業 : (株)巧電社、(株)サイバネテック
(上)親機
(左)子機
電池レス無線式温度監視装置「サーモパト」
28.微生物を利用した防カビスプレーの開発
生物食品研究所
開発概要
ダイヤ糊工業(株)との共同研究により、微生物の持つ抗カビ活性を利用した防カビ
スプレーを開発し、製品化しました。含有する微生物は納豆菌類縁菌で、安全で
高い抗カビ活性を有しています。
関 連 研 究 : 有用微生物(B1144)を利用した抗カビ製品および脱臭製品の開発
と新規天然生理活性物質の探索 (平成21~22年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : ダイヤ糊工業(株)
関 連 特 許 : 「バチルス・ズブチリスを用いた甲殻類カビ病および魚介類カビ病の予防方法」
特許 第4977011号
カビ取りなっとう君
29.遺伝子導入試薬 “NeoFectionの”開発
生物食品研究所
開発概要
遺伝子導入試薬 NeoFection
関 連 研 究 : がん研究・診断新規バイオツールの開発/超高速タンパク質生産システム開発
(平成21~25年度 地域科学技術振興事業委託費 地域イノベーションクラスタープログラム
/文部科学省)
実 用 化 企 業 : (株)アステック
関 連 特 許 : 「ペプチド脂質を含んだキャリア及びそれを用いた化合物の細胞内導入法」 WO/2007/099650
30.柿甘味料とこれを原料とした食品の開発
生物食品研究所
開発概要
規格外等の理由により大量廃棄されている未利用柿を有効活用するため、真空
減圧濃縮ニーダーを用いた低温蒸煮法により柿ピューレ/柿シロップを大量生産
する方法を確立し製品化すると共に、これを原料としたドリンク及び卵かけご飯専
用醤油を製品化しました。
関 連 研 究 : 未利用柿を活用した食品素材の大量生産法
および機能性食品の開発
(平成20~21年度 福岡県バイオベチャー
等育成事業/(株)久留米リサーチ・パーク)
実 用 化 企 業 : (株)元山、バイオボックス(株)
柿ピューレKP-40(左)
柿シロップKS-60(右)
柿ドリンク“柿の雫”(写真左)
“和食のたまごの醤油”(写真上)
31.久留米ツバキ正義酵母を使用した焼酎の開発
生物食品研究所
開発概要
福徳長酒類(株)、九州産業大学と共同で、久留米ツバキを代表する品種
まさ よし
「正義」から酵母を分離し、久留米産米「ヒノヒカリ」を使った焼酎を製造し、製品
化しました。
関 連 研 究 : 久留米ツバキからの焼酎用酵母の分離(平成21年度 県単独事業)
共同研究機関 : 九州産業大学、福徳長酒類(株)
実 用 化 企 業 : 福徳長酒類(株)
本格米焼酎
「吟薫 久留米椿正義」
32.筑後川潟土を活用したエコロジー屋根断熱材
機械電子研究所
開発概要
筑後川下流域の潟土は生態系への影響も懸念される程膨大な量が堆積して
います。そこで、この潟土を建築材料として有効利用するべく、瓦製造技術を
用いて加工し多孔質の素材を開発しました。これを活かした瓦屋根用断熱材を
城島瓦協同組合にて製造・販売しています。
関 連 研 究 : 潟粘土を用いた製品設計における瓦製造技術の活用
(平成19~20年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : 城島瓦協同組合
瓦屋根用断熱材
研究開発に基づく実用化事例
バイオ医薬品を開発するためには、重要な機能を持つ生理活性タンパク質を得て、その
機能を調べる必要があります。そのようなニーズに応えるために、迅速にタンパク質を製造
させるシステムとして、簡単にかつ高効率で目的の遺伝子を導入できる遺伝子導入試薬を
開発しました。本製品は、平成21年度に販売を開始しました。
33.めっきスラッジの再資源化システムの開発
機械電子研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
め っ き 工 場 の 排 水 処 理 か ら 発 生 す る ス ラ ッ ジ は 有 用 な 金 属 を含 む に も
かかわらず、これまで廃棄処分されていました。本開発では亜鉛に着目し、
コンパクトな排水分別処理装置を開発して、安価に亜鉛を回収することに
成功しました。回収した亜鉛は精錬原料としてリサイクルできます。
関 連 研 究 : めっきスラッジの再資源化システムの開発
(平成19~21年度 福岡県リサイクル総合研究センター
共同研究プロジェクト/(財)福岡県環境保全公社)
実 用 化 企 業 : 九州エンジニアリング(株)
34.超音速湿式ジェットミル
開発した排水分別処理システム
機械電子研究所・化学繊維研究所
開発概要
超音速エアジェット技術を利用して、電子材料やセラミックスなどの
無機材料、顔料などの有機材料、金属粒子など、様々なナノ粒子凝
集材料を分散処理できる全く新しい微粒化技術をリックス(株)と
共同開発しました。開発した分散装置の導入により、ナノ粒子材料
への異物の混入、材料の加熱やメンテナンスの難しさといった従来
装置の課題を解決することができます。平成22年より装置の販売と
受託試験を開始しました。
関 連 研 究 : 超音速湿式ジェットミルの開発
(平成19~21年度 ナノテク産業化促進事業
/福岡ナノテク推進会議)
実 用 化 企 業 : リックス(株)
関 連 特 許 : 「微粒化装置および微粒化方法」 特許 第4447042
超音速湿式ジェットミル
35.マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発
チタン酸バリウム
ナノ粒子の分散処理
機械電子研究所
開発概要
マグネシウム合金の耐食性を向上させる環境負荷物質を含まない化成処理剤の開発に
成功しました。本処理で得られる皮膜は、塩水噴霧試験で48時間腐食が発生せず、塗装
密着性も良好です。自動車部材から家電まで幅広いマグネシウム合金に適用できます。
関 連 研 究 : マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発
(平成20~21年度 重点地域研究開発推進プログラム
地域ニーズ即応型/(独)科学技術振興機構)
実 用 化 企 業 : ケイアンドエムテクノロジィ(株)、(株)正信
36.EMC対策支援ソフトウェアの開発
本処理剤で得られる化成処理被膜
(左:通常仕様,右:光沢仕様)
機械電子研究所
開発概要
電子・電気機器開発時のEMC対策、中でも放射ノイズ測定・低減対策の効率化
が強く求められています。そこで、小型電波暗室での予備測定結果からノイズ源
を可視化し、さらに大型電波暗室における規格適合試験結果を推定する
「EMC対策支援ソフトウェア」を開発しました。
関 連 研 究 : 新相関手法を用いた一般環境放射ノイズ測定法の確立
(平成15~17年度 新産業創造等基金産学官連携研究開発委託事業
/(財)福岡県産炭地域振興センター)
車載用電子機器からの放射ノイズ推定法の開発
(平成18~19年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : (株)テクノサイエンスジャパン
EMC対策支援ソフトウェア
(ノイズ源可視化例)
37.久留米絣手ぬぐいの開発
化学繊維研究所
開発概要
関 連 研 究 : 久留米絣技術を用いた手ぬぐいの開発
(平成20年度 地域資源活用売れる商品づくり支援事業/経済産業省)
久留米絣の代替染色技術の開発(平成18年~20年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : (株)オカモト商店
試作サンプル:
KURUME KASURI TENUGUI
38.耐光性を向上させたウレタンフィルムの開発
化学繊維研究所
開発概要
芳香族系ウレタンは光などで黄変する問題があるため、新しく耐光剤を開発しました。
この耐光剤を使って、実用 化企業の商品 である軽量、 断熱機能が高い熱可塑性
ウレタンフィルム「ダンネッター」へ導入し、平成22年度からロールカーテンへ展開し、
販売を行っています。
関 連 研 究 : 色素退色抑制技術を用いたウレタン黄変防止剤の開発
(平成19年度 ナノテク産業化促進事業(FS枠)/福岡ナノテク推進会議)
自動車用内装部材の機能化に関する研究 (平成20年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : (株)ピラミッド
新しい耐光剤を導入した
ウレタン製ロールカーテン
39.コンクリートのひび割れを軽減するプラスチックスペーサの開発
化学繊維研究所
開発概要
鉄筋コンクリートの施工時に使用するプラスチック製星型スペーサ「プラ・スターG」を開発
しました。本製品は、温度荷重によるコンクリートのひび割れを85%以上抑制することができ
ます。(株)中央産業では、スペーサ材料にほぼ100%リサイクル材料を使用しており、土木
工事・建築工事・二次製品等に対応できるサイズ展開をしています。
プラ・スターG
関 連 研 究 : コンクリートに亀裂を生じさせない鉄筋位置固定用
プラスチックスペーサの開発
(平成17~18年度 研究開発事業/ (財)福岡県産炭地域振興センター)
実 用 化 企 業 : (株)中央産業
技 術 名 称 : 星型プラスチックスペーサ
プラ・スターG施工例
※国土交通省NETIS登録商品 登録No. QS-080024A
あいのしま
ら で ん ざ い く
40.福岡・相島産真珠貝の貝殻を利用した装飾品(螺鈿細工)
化学繊維研究所
開発概要
あいのしま
福岡・相島で真珠の養殖が開始されました。相島の真珠貝(あこや貝)は貝殻
ら で ん ざ い く
の真珠層が厚くなるため、装飾品(螺鈿細工)に応用しました。万徳屋では、
熟練の技を生かした、ぬくもりのある手作りの作品が特徴です。(有)カラー
プラネットでは、デジタルデータも再現できる精密加工が特徴ですが、ネイル
素材やスマートフォンケース等の用途へも展開しています。
関 連 研 究 : 相島産アコヤ貝殻の有効利用法に関する研究
(平成20~21年度 県単独事業)
共同研究機関 : 万徳屋、(有)カラープラネット、福岡県水産海洋技術センター
実 用 化 企 業 : 万徳屋、(有)カラープラネット
万徳屋
(有)カラープラネット
らでんざいく
螺鈿細工(貝殻装飾品)の作品例
研究開発に基づく実用化事例
久留米絣の主な使用染料が製造停止となるという産地の一大危機を打開するため、
反応染料による新規な代替染色技術を開発しました。これにより絣産地が存続
できるほか、染色堅ろう度が向上するという利点も生じました。この技術を新しい
用途の「手ぬぐい」に応用し、カラフルなデザインのものを多数試作しました。
41.生菌選択的蛍光染色キット“-Bacstain- CTC Rapid Staining Kit”の開発
生物食品研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
㈱同仁化学研究所との共同研究により、生きた微生物を選択的かつ高感度に
検出する蛍光染色キットの開発に成功し、平成21年度に商品化されました。
蛍 光 染 色 試 薬 CTC と エ ン ハ ン サ ー ( 反 応 促 進 物 質 ) を 併 用 す る こ と で 、
スピーディーで高感度な蛍光染色を実現しました。また、従来の試薬では検出
できなかった微生物も染色が可能になりました。蛍光検出法で汎用されている
蛍光顕微鏡とフローサイトメータのそれぞれに対応した2種類のキットを準備し
ています。
関 連 研 究 : 微生物簡易識別法の開発 (平成20~21年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : (株)同仁化学研究所
生菌選択的蛍光染色キット
42.電解式スケール除去装置の開発
機械電子研究所
開発概要
空調設備等に使用される冷凍機やコンプレッサの熱交換器へのスケール付着による性能
低下を防ぐため、循環する冷却水を電解処理しスケールの原因となる水中のミネラル分を
除去する装置を開発しました。従来、必要であった冷却水への薬剤添加が不要となります。
関 連 研 究 : 冷却水システムにおけるレジオネラ対策のための光触媒装置の実用化
(平成17~18年度 新産業創造等基金産学官連携研究開発委託事業
/(財)福岡県産炭地域振興センター)
実 用 化 企 業 : フロンティアテクノロジー(株)
スケール除去装置
43.電力損失低減に優れた永久磁石発電機の開発
機械電子研究所
開発概要
赤司電機(株)、大分大学との産学官共同研究により、平成21年に低速回転高効率型
永久磁石式同期発電機「GENE-MASTER」を製品化しました。600rpmの低速回転で
効率90%以上を実現しており、まさに低炭素社会に貢献できるこれまでにない高効率
発電機です。
関 連 研 究 : 高配向性電磁鋼板と高性能永久磁石によるハイパワー発電機の開発
(平成15~17年度 新産業創造等基金産学官連携研究開発委託事業
/(財)福岡県産炭地域振興センター)
風力発電のための高集束化高密度発電機の開発
(平成18~20年度 革新技術研究開発事業/(独)科学技術振興機構)
共同研究機関 : 大分大学、赤司電機(株)
実 用 化 企 業 : 赤司電機(株)
44.機上計測式研削盤の開発
永久磁石発電機「GENE-MASTER」
機械電子研究所
開発概要
金型部品の成形研削加工は、職人頼みの領域で、検査・加工には多大な時間
を要します。これらの問題解決の為、ビジョン技術と精密加工技術を取入れた
リバースエンジニアリング内蔵CNC研削盤(機上計測式研削盤)を開発しました。
これにより、加工物を研削盤に保持したまま研削・形状 計測が可能になるの
で、加工の省力化、省人化、高品質化を実現できます。
関 連 研 究 : 非接触オンマシンナノ計測式自動補正型次世代研削
システムの開発
(平成20年度 地域イノベーション創出研究開発事業/経済産業省)
実 用 化 企 業 : (株)三井ハイテック
機上計測式研削盤
45.配管内検査ロボットの開発
機械電子研究所
開発概要
関 連 研 究 : 配管検査用センサシステムの開発
(平成18~19年度 中小企業産学官連携研究開発事業
エルボマスター(管内検査システム)
/(財)北九州産業学術推進機構)
共同研究機関 : (株)フジコー、(株)九州エレクトロニクスシステム、九州工業大学、早稲田大学
実 用 化 企 業 : 新日本非破壊検査(株)
関 連 特 許 : 「対向面間の走行装置」 特許 第5145505号
46.チタン酸バリウムナノ粒子分散液
化学繊維研究所
開発概要
高濃度ゾルゲル法を利用して各種電子デバイスの原材料であるチタン酸バリウムの10~30
nm(ナノメートル。10億分の1メートル)の超微細粒子分散溶液の開発に成功しました。既製の
電子デバイスに用いられている粒子サイズは微細なものでも100~200nmです。今回開発
した粒子の微細さは際立っています。原材料のナノサイズ化が望まれている各種電子デバイ
スや各種光学部材への用途展開が期待できます。
関 連 研 究 : プリント配線基板内蔵用高容量薄膜コンデンサの開発
(平成16~21年度 産業技術研究助成事業/
新エネルギー・産業技術総合開発機構)
実 用 化 企 業 : 日揮触媒化成(株)
関 連 特 許 : 「チタン酸バリウム粉末の製造方法」 特許 第4411483号
チタン酸バリウム
ナノ粒子分散溶液
47.石灰乾燥剤を再利用した造粒型消石灰の開発
化学繊維研究所
開発概要
農業用土壌改良剤(消石灰)は一般的に粉末状ですが、造粒してブロック状に
しました。飛散しにくいため作業性や人体への安全性に優れており、土壌中で
崩壊しやすく即効性があり、高アルカリ分であるといった特徴があります。
更に、従来、主に産廃処理されていた石灰乾燥剤の規格外品をバインダー
として利用しており、環境に優しい商品です。本製品は、平成20年に商品化
されました。
造粒型消石灰(土壌改良剤)
関 連 研 究 : 乾燥剤リサイクル研究会
(平成19年度 リサイクル総合研究センター研究会事業/(財)福岡県環境保全公社 )
共同研究機関 : シタマ石灰(有)、(株)筑後物産、大江化学工業(株)
実 用 化 企 業 : シタマ石灰(有)
※肥料登録番号2213号(福岡県告示第1118号)
48.大きな博多人形の実現に向けた粘土材料の開発
化学繊維研究所
開発概要
博多人形の大型化の課題であった焼き縮みによる「割れ」等の問題解決に取り組
み、各種粘土の配合比を最適化することで焼き縮みの少ない粘土の開発に成功し、
大きな博多人形「羽衣」を作製しました。「羽衣」は、福岡を代表する伝統工芸品とし
て、平成20年9月から福岡国際会議場に展示されています。
関 連 研 究 : 博多人形の原材料の調査研究 (平成19年度 受託研究)
実 用 化 企 業 : 博多人形商工業協同組合
「羽衣」除幕式(20年9月)の写真.
(右) 大きな博多人形「羽衣」.
(左) 「羽衣」作者の國崎氏.
研究開発に基づく実用化事例
配 管 内 の 割 れ ・ 腐 食 ・ 減 肉 など の 配 管 内 面 の 状 態 を 検 査 す る ロ ボ ッ ト
「エルボマスター」を開発しました。配管の材質や形状によらず配管内を自由
に走行することができ、カメラの画像で配管内を観察します。平成20年度より
サービス事業を開始しました。
49.微生物検出キット “Microbial Viability Assay Kit-WST” の開発
生物食品研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
(株)同仁化学研究所との共同研究により、細菌やカビなど微生物
の生死を検出するキットの開発に成功し、平成20年度に商品化さ
れました。検出試薬を添加すると生きている微生物のみに反応が
起こり着色するという非常に簡単な手法で微生物の生死を検出す
るキットです。また、検査時間を従来法に比べ大幅に短縮すること
ができました。
関 連 研 究 : 微生物検出試薬の開発、微生物簡易識別法の開発
(平成19~20年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : (株)同仁化学研究所
微生物検出キット
50.超精密洗浄ノズルの開発
機械電子研究所
開発概要
超音速ノズルを用いて空気と水だけで微細な氷粒子
を形成すると同時に超音速まで加速して衝突させ、
洗浄対象の表面を傷つけずに異物を除去する
「マイクロアイスジェット洗浄ユニット」を開発し、
平成20年に製品化しました。
洗浄の様子
関 連 研 究 : 液体の微粒化凍結技術を用いた超精密洗浄ノズルの開発
(平成17~18年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : リックス(株)
関 連 特 許 : 「洗浄ノズル及びそれを用いた洗浄方法」 特許 第4120991号
「バリ取り洗浄装置およびバリ取り洗浄方法」 特許 第4151796号
51.福岡オリジナル吟醸酒の開発
マイクロアイスジェット洗浄ユニット
生物食品研究所
開発概要
工業技術センターが開発した華やかな香りのカプロン酸エチルと爽やかな
酸味を示すリンゴ酸を高生産する「ふくおか夢酵母3号」を用いて、
フルーティーな香りとすっきりとした味わいの吟醸酒を平成19年に製品化しま
した。
関 連 研 究 : 次世代型酵母創出に関する研究
(平成18~19年度 県単独事業)
福岡オリジナル吟醸酒
実 用 化 企 業 : (資)若竹屋酒造場、井上(名)、(名)山口酒造場、
目野酒造(株)
関 連 特 許 : 「新規清酒酵母及びこれを用いて製造する清酒の製造法」 特許5181095号
52.総木製防火ドアの開発
インテリア研究所
開発概要
新規な室内向け総木製防火ドアを開発したいとの要望に応え、共同研究を実施しました。
その結果、防火扉の認定基準性能を満たす手法を見出し、平成19年に製品化されました。
関 連 研 究 : 防火ドアの開発に関する研究 (平成16年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : (株)オークマ
関 連 特 許 : 「木製扉の製造方法」 特許 第4213657号
内装用木製防火ドア
53.土壌汚染評価システムの開発
機械電子研究所
開発概要
関 連 研 究 : 高濃度域分析用土壌標準物質の分析評価(平成18年度 受託研究)
実 用 化 企 業 : 環境テクノス(株)
土壌標準物質
54.プラズワイヤー溶射によるAl-5mass%Mg皮膜の開発
機械電子研究所
開発概要
施工性のよい溶射皮膜を開発しました。従来、Al-5mass%Mg合金溶射皮膜
は信頼できる試験結果がなかったために、実用化が進んでいないという状
態にありました。そこで、腐食試験により防食性能を確認するとともに、
プラズマ溶射法と組み合わせることで、高い施工性と防食性能を有する
溶射皮膜を開発し、実用化を図りました。
関 連 研 究 : プラズワイヤー溶射によるAl-5mass%Mg皮膜の開発、評価
(平成16~18年度 受託研究)
共同研究機関 : (有)浦島テクノサービス、久留米工業高等専門学校
実 用 化 企 業 : 西日本プラント工業(株)
55.TiO2光触媒溶射技術の開発
福岡高速5号線
梅林ランプ 橋梁部
機械電子研究所
開発概要
光 触 媒 活 性 の 高 い ア ナ タ ー ゼ 型 TiO2 を 活 性 の 低 い
ルチル型に変態させることなく溶射できる新溶射法を開発
しました。
漆喰タイル(溶射施工例)
厨房床へのタイル設置
関 連 研 究 : TiO2溶射皮膜の光触媒特性の評価・研究
(平成15~16年度 中小企業産学官連携研究開発事業/(財)北九州産業学術推進機構)
実 用 化 企 業 : (株)フジコー
※第1回ものづくり大賞優秀賞受賞(『超緻密超密着溶射技術』)
56.遺伝子導入試薬“HilyMax (ハイリーマックス)”の開発
生物食品研究所
開発概要
(株)同仁化学研究所と京都大学との産学官連携事業の支援を得て、新規の遺伝子導
入試薬“HilyMax”の開発(H18.8.28発売)を行いました。HilyMaxは市販の導入試薬と比べ
て同等かそれ以上の能力を有する完全人工合成の新規脂質分子からなり、既存品の
1/3以下の価格で販売することに成功しました。
遺伝子導入試薬
関 連 研 究 : 神経細胞への遺伝子導入試薬の開発 (平成15~16年度 県単独事業)
HilyMax(ハイリーマックス)
哺乳類細胞に対する新規な核酸導入技術の開発に関する研究
(平成15年度 久留米都市エリア産学官連携促進事業可能性試験/文部科学省)
合成脂質を用いた導入効率が高く安全な遺伝子導入試薬の開発
(平成16~17年度 地域新生コンソーシアム研究開発事業/経済産業省)
実 用 化 企 業 : (株)同仁化学研究所
関 連 特 許 : 「ペプチド脂質を含んだキャリア及びそれを用いた化合物の細胞内導入法」 WO/2007/099650
研究開発に基づく実用化事例
土壌に含まれる有害物質(Hg, Pb, Cd, As, Se, Cr)の定量分析のため、蛍光X線
分析用標準物質を開発しました。土壌汚染対策法で規定された濃度域での分析が
可能であり、土壌調査の迅速、低コスト化が期待されます。
57.BT菌を用いた土壌改良剤の開発
生物食品研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
中村産業開発(株)と九州大学との産学官連携事業において、BT菌ライブラリーの中から
農作物の土壌病害に抑制効果を持つBT菌を選別し従来製品に加えることにより、新しい
土壌改良剤「土将軍」として商品化することに成功しました。
関 連 研 究 : BT菌を活用した複合型生物的防除剤の研究開発
(平成14~15年度 バイオベンチャー等育成事業/
(株)久留米リサーチ・パーク )
BT菌を活用した抗菌性土壌改良剤の開発
(平成16~18年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)
共同研究機関 : 九州大学、中村産業開発(株)
実 用 化 企 業 : 中村産業開発(株)
関 連 特 許 : 「ジャガイモそうか病抑制剤とその利用」 特許 第3991092号
「ホウレンソウ萎凋病抑制剤とその利用」 特許 第4151848号
58.海水氷製氷機の開発
土壌改良材(土将軍)
機械電子研究所
開発概要
海水を凍結させた海水氷は、①普通氷に比べて氷温度が低い、②海中と近い状態
(浸透圧の関係)等の理由で鮮魚の鮮度保持に有効です。そこで流下液膜式製氷技術を
使用して、3~5cm角程度の大きさで取扱い易く、鮮度保持に最適な-2℃、魚の体内塩分
濃度と同じ水中塩分濃度0.8wt%のブロック状海水氷を製造可能なプレート式海水氷製氷
機を開発し、平成18年に商品化しました。現在、魚市場等で使用されています。
ブロック状海水氷
関 連 研 究 : 海水氷製造装置に関する研究開発 (平成16~17年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : アイスマン(株)
※この成果は(財)JKA補助物品「非接触式熱計測システム」を用いて実用化しました。
プレート式海水氷製氷機
59.撥水性を付与できる木材のソープフィニッシュ処理液の開発
化学繊維研究所
開発概要
木材のソープフィニッシュは木の素材感(色彩、触感)を保持できる加工です
が、撥水性が乏しいために防汚と耐久性の問題がありました。そこで、撥水
機能付与に関する指導を行うことによりソープフィニッシュ処理液を開発し、
平成17年に「WENNEX(ベネックス)」の商品名で販売を開始しました。
関 連 研 究 : 撥水機能を付与した木材のソープフィニッシュ処理液の開発
撥水機能を付与したソープフィニッシュ処理液
(平成16年度 マッチングコーディネート事業
「WENNEX(ベネックス)」
/(財)福岡県産業・科学技術振興財団)
実 用 化 企 業 : まるは油脂化学(株)
関 連 特 許 : 「木材の撥水処理方法及び撥水処理木材及び撥水処理木材使用製品」
特許 第5181099号
60.紫外線高透過率マイクロリアクターの開発
開発概要
機械電子研究所
エンドミル加工
透過率62.6%
(波長254nm)
試作マイクロリアクターの製造プロセスの省力化及び高品位リアクターの
開発を目指し、右図に示す計測用リアクターを試作しました。求められる技術
要素は、任意な微少管路の形成及び広範囲な波長域における高い光透過率
を示す計測窓です。また、種々の研究現場で使用されるため、即納及び
多品種少量生産が可能なプロセスの構築を行い、商品化可能性を
検討しました。
関 連 研 究 : 紫外線高透過率マイクロリアクターの開発
(平成17年度 ナノテク産業化促進事業/福岡ナノテク推進会議)
実 用 化 企 業 : (株)旭製作所 福岡営業所
加振ヘール加工
透過率86.1%
(波長254nm)
試作例
(合成石英に対する壁面平滑化)
61.マグネシウム合金のスタッド溶接技術の開発
機械電子研究所
開発概要
関 連 研 究 : マグネシウムの接合技術に関する研究
(平成12年度 地域研究開発促進拠点支援業務
(RSP事業:研究成果育成型)/(財)福岡県産業・科学技術振興財団)
実 用 化 企 業 : アジア技研(株)
62.高性能耐摩耗・耐食金属複合管の製造開発
スタッド溶接例
機械電子研究所
開発概要
日本国内外で、環境衛生プラントの設置が増加しています。プラントで使用される
鋼管の内面は、激しい摩耗と腐食により、定期的なメンテナンスを必要とします。
そこで、鋼管内面に耐食性、耐摩耗性が優れた材料を高周波加熱で被覆した
複合管を実用化企業および九州大学と平成17年に共同開発しました。
関 連 研 究 : 遠心・高周波プロセスによる高性能耐摩耗・耐食金属複合管の製造開発
(平成14~16年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)
共同研究機関 : 九州大学、第一高周波工業(株)
実 用 化 企 業 : 第一高周波工業(株)
63.カツオ漁用疑似餌の開発
金属複合管の断面
化学繊維研究所
開発概要
カツオ漁で撒き餌として使用される鰯の資源枯渇問題への対応と漁作業の軽減
を目指してカツオ漁用疑似撒き餌を平成16年に製品化しました。この撒き餌は、
水溶性の生分解性プラスチックを材料にしているため、環境負荷が小さく、漁業者
から好評を得ています。
関 連 研 究 :カツオ一本釣漁業用自走式人工撒餌の量産化技術の開発
(平成14~16年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)
共同研究機関 : 水産大学校、三泉化成(株)
実 用 化 企 業 : 三泉化成(株)
64.耐食性Zn-Al溶射皮膜の開発
カツオ漁用疑似餌
機械電子研究所
開発概要
耐食性の良い防食溶射皮膜を開発しました。防食溶射は歴史が長い
にもかかわらず、特性の認知度が低いため、広く普及されていませんでした。
今 回 開 発 し た Zn-Al 溶 射 皮 膜 は 塩 水 噴 霧 試 験 の 結 果 か ら 、 塗 装 な ど の
防食技術と比較して有効性が高いことが認められ、平成15年から福岡高速
5号線等へ、この防食溶射が採用されました。
関 連 研 究 : Zn-Al溶射皮膜の耐食性について(平成13~15年度 受託研究)
実 用 化 企 業 : 防食溶射協同組合
溶射ガン(2台)による自動施工例
研究開発に基づく実用化事例
溶融溶接が困難なマグネシウム合金の溶接において、超瞬間溶接
(1/10,000秒台)が可能なスタッド溶接技術を確立し、マグネシウム合金プレス
成形型ノートパソコン筐体や携帯電話ボディへのボス溶接工法として平成17年
に実用化しました。
65.廃棄樹脂微粉を活用した導電性微粒子の開発
機械電子研究所
開発概要
研究開発に基づく実用化事例
産業廃棄物として大量に廃棄処分されている樹脂微粉の有効利用を図る目的
で、樹脂微粉上に簡便な方法でめっき皮膜を形成する方法を開発し、導電性
微粒子の「樹脂メッキ微粉」として平成15年に商品化しました。
関 連 研 究 : 無電解めっき法による導電性微粒子の作製
(平成14年度 県単独事業)
実 用 化 企 業 : 室町ケミカル(株)
樹脂メッキ微粉
66.床ずれ予防用メンタルマットレスの開発
化学繊維研究所
開発概要
クッション性の異なる複数のウレタンを組み合わせることで、
床ずれ予防に必要な体圧分散性を持たせたマットレスを開発し、
平成14年に「メンタルマットJ」として商品化しました。
関 連 研 究 : 高齢者の生活を支援するADL評価技術に関する研究
(平成8~10年度 地域活性化連携事業/中小企業庁)
実 用 化 企 業 : (株)カクイックス アメニティ
67.染料を使わない動物繊維着色技術の開発
メンタルマットJ
化学繊維研究所
開発概要
排水処理負荷軽減と堅牢な着色を目的とし、従来の染料を使った「染色」ではなく、繊維
成分の「発色」を利用した新しい着色技術を開発しました。平成16年に「エコ・トーン」とし
て着色生地の試験販売を開始しました。
関 連 研 究 : 生体発色機構を模倣した機能性色素に関する研究
-トリプトファン発色反応を利用した動物繊維の着色-
(平成11~13年度 県単独事業)
染料を使わないエコフレンドリー動物繊維着色技術の開発
(平成13年度 即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業/経済産業省) 当該技術で発色した毛織物
による試作スーツ
実 用 化 企 業 : 倉敷紡績(株)
関 連 特 許 : 「ポリアミド結合を有する有体物の着色方法および該方法で着色された有体物」 特許 第4405787号
「繊維の発色制御方法」 特許 第3675776号
68.(高分子/液晶)複合膜の開発
化学繊維研究所
開発概要
フレキシブル透明フィルムの中で液晶機能を発揮させることができる(高分子/液晶)
複合膜を開発しました。偏光板が不要で光の利用効率が良いためバックライトが不要
で大型化が有利という特徴を生かして店頭用表示ディスプレイ及びゲーム機用
スクリーンとして平成16年に実用化されました。
関 連 研 究 : (高分子/液晶)複合系による大面積・フレキシブル複合膜の開発
(平成9~13年度 地域結集型共同研究事業/科学技術振興事業団
(現 科学技術振興機構))
共同研究機関 : 九州大学、(株)正興電機製作所、(株)九州電力、日油(株)、チッソ(株)
実 用 化 企 業 : (株)正興電機製作所
(高分子/液晶)複合膜表示装置
69.福岡オリジナルソフト清酒の開発
生物食品研究所
開発概要
福岡オリジナルソフト清酒
関 連 研 究 : リンゴ酸高生産性酵母の選抜 (平成12~13年度 受託研究)
県育成酒米品種を用いた福岡オリジナル清酒の開発
(平成14~16年度 産学官共同研究開発事業/(財)福岡県産業・科学技術振興財団)
実 用 化 企 業 : 大賀酒造(株)、(資)後藤酒造場、(株)高橋商店、千年乃松酒造(株)、林酒造場、
比翼鶴酒造(株)、(合)山口酒造場
70.無電解めっき用前処理剤の開発
機械電子研究所
開発概要
イオン交換樹脂粉砕微粉を顔料とする無電解めっき用前処理剤を開発しました。
プラスチック筐体等へのめっき処理時に用いることができ、素材のエッチング処理や
パラジウム塩等を用いた触媒化前処理が不要であることが特徴です。平成16年に
「CR-Primer B 100」として商品化しました。
関 連 研 究 : 廃棄イオン交換樹脂微粉を活用した機能性導電性微粒子の開発
(平成15~16年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)
実 用 化 企 業 : 室町ケミカル(株)
71.巡回警備ロボットの開発
CR-Primer B 100
機械電子研究所
開発概要
ロボットアームによるエレベータ操作を行い、ビル内各階を自動巡回し、各種
センサーを用いた監視や防犯・防災機能などを併せもった非製造用ロボットを開発
し、巡回警備ロボット「アルテミス」として平成16年に商品化しました。
関 連 研 究 : IT技術を用いた計算機・人間協調型防犯防災用警備ロボットの開発
(平成13年度 即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業/
経済産業省)
実 用 化 企 業 : (株)テムザック
72.プラスチック減容化プレス装置の開発
T-63 アルテミス
化学繊維研究所
開発概要
家電の組立工場では、部品等の梱包保護用フィルム
等のプラスチック廃棄物が大量に出されています。
数種類の梱包材について圧縮モデル実験を行い、
その結果、減容化プレス装置が平成15年に商品化
されました。
減容化プレス装置
関 連 研 究 : プラスチック単一資源選別による再資源化システムの開発
(平成15~16年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)
実 用 化 企 業 : (株)サイム
研究開発に基づく実用化事例
工業技術センターが開発した爽やかな酸味を示すリンゴ酸を
高生産する福岡オリジナル酵母「ふくおか夢酵母」と福岡県農業総合
試験場が開発した福岡オリジナル酒米「夢一献」を用いて、女性や若者
向きのアルコール度数の低いソフト清酒を開発し、平成16年に製品化
されました。
2 工業技術センターの技術指導に基づく実用化事例
もく
ろう
1.櫨蝋を用いた保湿クリームの開発
化学繊維研究所
開発概要
櫨の実から抽出される天然油脂の櫨蝋は優れた保湿成分ですが、抽
出夾雑物の混入有無を確認する方法が課題でした。そこで、ガスクロ
マトグラム質量分析法による解析手法に関する開発支援を行い、保
湿クリーム「ほのかにあかりて」として開発・商品化しました。
技術指導に基づく実用化事例
指 導 期 間 : 平成25年度
実 用 化 企 業 : (株)アップワード、ちくご松山櫨復活委員会
保湿クリーム「ほのかにあかりて」
2.保冷容器の開発
機械電子研究所
開発概要
ウレタンの熱伝導率測定と熱バランス計算による断熱材の積層構造、寸法の最適化
を行うと共に、熱画像測定により縫製部分からの放熱評価を実施し、放熱が少ない
縫製に変更することで、従来製品に比べて25%高い保冷性能を達成しました。
指 導 期 間 : 平成22~23年度
実 用 化 企 業 : CROSSEED(株)
保冷容器
3.医療用薬液容器の開発
機械電子研究所
開発概要
消毒剤を封入したプラスチック容器です。耐圧性能の向上と
転倒しにくい形状設計を実現するため、構造解析CAEによる
形状提案や耐圧試験を行いました。綿棒やピンセットと併せ
たキットとなっており、使いきりで携帯性に優れています。
指 導 期 間 : 平成23~24年度
実 用 化 企 業 : (株)アグリス
開発した薬液容器(左)と消毒キット(右)
4.無電極ランプ照明の開発
機械電子研究所
開発概要
瞬時点灯、長寿命、低発熱量、高演色性等の特徴を持つ無電極ランプによる
照明器具の開発にあたって、電磁ノイズ測定・対策や、光学特性評価に関する
技術支援を行い、プロライト(株)が商品化しました。
指 導 期 間 : 平成24~25年度
実 用 化 企 業 : プロライト(株)
エコ太郎 MA15N
5.特殊防水シート「マジカルカバー」の開発
化学繊維研究所
開発概要
通気性に優れた特殊防水シートです。シートの性能について当センターと共に検討し、
透湿性、紫外線遮蔽効果、防水性、通気性を数値化しました。その後、「マジカルカバー」と
して商品化しました。
指 導 期 間 : 平成21~22年度
実 用 化 企 業 : 池田設計・企画
マジカルカバー
インテリア研究所
開発概要
木材を薄くスライスした突板の成形に関する技術
指導を行いました。その結果、自由な形状に成形
可能であり、安全・安心なエコ容器を開発しました。
平成23年に「moku-takumi」として商品化されました。
指 導 期 間 : 平成23~24年度
実 用 化 企 業 : (株)イマムラ・スマイル・コーポレーション
木材薄板を用いた容器
7.木工技術を利用した木のおもちゃの開発
インテリア研究所
開発概要
福岡県の特産民芸品である八女の和独楽の製作技術を活用した木のおもちゃに
関するデザイン指導を行いました。九州産の木材、安全な塗料など素材への
こだわりと、木工ろくろの特色を活かした製品開発が特徴です。「ままごとキッチン」
は、平成24年に商品化しました。
指 導 期 間 : 平成23年度
実 用 化 企 業 : 隈本木工所
ままごとキッチン
8.超精密加工支援ラボを活用した精密部品の開発
機械電子研究所
開発概要
防振床加工を施した恒温恒湿室に10nm単位の指令で動く高精度3次元
加工機と測定精度0.7µm以下で非接触の形状計測ができる微細形状測定
装置を設置し、「微細加工の手引き」や勉強会を通じて技術移転を
しました。その結果、セラミックス部品などの精密部品や精密金型などに
適用されました。
指 導 期 間 : 平成15~24年度
実 用 化 企 業 : 県内精密加工企業
((株)アステック入江、(株)メイホー、エムファイン(有) 他)
(上) 微細加工の手引
(下) 精密加工支援ラボを利用して作製した精密金型
技術指導に基づく実用化事例
6.木材薄板を用いた容器類の開発
9.スマホ用ゲームコントローラーの開発
機械電子研究所
開発概要
スマートフォン用のゲームを遊ぶためのコントローラです。コントローラのボタン部の
強度解析、X線CTによるはんだボール部の欠陥評価、静電気評価試験、耐熱
耐寒評価試験等の多様な試験を一括して実施し、開発期間を1年半から5ヵ月に短縮
しました。「SMACON」として商品化しました。
指 導 期 間 : 平成23年度
実 用 化 企 業 : (株)シンテック
スマコン
技術指導に基づく実用化事例
10.作業者接近検知システム
機械電子研究所
開発概要
重機(フォークリフト等)の運転時に周囲作業者の接近状況を検知・
警告し、事故を未然に防止するシステムです。無線評価・電磁ノイズ
耐性試験に関する技術支援を行い、吉川工業(株)が開発・商品化
しました。
指 導 期 間 : 平成24年度
実 用 化 企 業 : 吉川工業(株)
作業車接近検知システム
11.シコン配合美容製品の開発
化学繊維研究所
開発概要
し
こん
新日本製薬(株)が自社栽培した紫根エキスについて使用した際に
衣服および寝具等へ着色が起こらないか、また着色した場合の脱色方法
について指導を行いました。新日本製薬(株)は、繊維に対して着色のない
配合を見いだし、平成22年度に商品化しました。
指 導 期 間 : 平成22年度
実 用 化 企 業 : 新日本製薬(株)
紫根エキス配合石鹸
12.ガムタック粘着材の開発
化学繊維研究所
開発概要
高い接着力と保持力を持つ粘着剤の開発にあたって、
材料配合と接着強度の相関評価について指導しました。
ポリウレタン主材の様々な配合を試行し、何度も
「貼って剥がす」ことのできる粘着剤やセラミックタイルを
強固に固定できる粘着剤を商品化しました。
指 導 期 間 : 平成22年度
実 用 化 企 業 : (株)新日化マテリアル
ガムタック
粘着丸ポッチRE:CO
13.医療用眼撮影装置の開発
機械電子研究所
開発概要
LSFG(レーザースペックルフローグラフィー)技術を用いた眼底血流画像化
システムです。眼底の血流状態をリアルタイムな2次元画像として観察する
ことができます。電磁ノイズ測定・対策に関する技術支援を行い、ソフトケア
(有)が開発・商品化しました。
指 導 期 間 : 平成19~23年度
実 用 化 企 業 : ソフトケア(有)
眼撮影装置「LSFG-NAVI」
化学繊維研究所
開発概要
各種配合の洗濯のりで仕上げた繊維の風合いについて、指導、相談、及び情報
提供を行い、ダイヤ糊工業(株)が製品を開発しました。特に優れていた配合を
見いだし、平成22年度に商品化しました。
指 導 期 間 : 平成22年度
実 用 化 企 業 : ダイヤ糊工業(株)
洗濯のり
15.福岡オリジナルスパークリング清酒の開発
生物食品研究所
開発概要
工業技術センターが開発した爽やかな酸味を示すリンゴ酸を高生産する福岡オリジナル
酵母「ふくおか夢酵母1号」と福岡県産米を用いて、“爽やかな甘酸っぱさ”と
“炭酸のシュワシュワ感”が織り成す新感覚の清酒を製品化しました。
指 導 期 間 : 平成21年度
実 用 化 企 業 : 石蔵酒造(株)
スパークリング清酒 「あわゆら」
16.大入熱溶接部の靱性を向上させた490Nクラス厚板の開発
機械電子研究所
開発概要
超高層ビルの柱は厚板鋼材を溶接して作製します。このような鋼材
の溶接部分(大入熱溶接部分)については一定の壊れにくさ
(靭性:47J/cm2 以上)が必要とされます。本製品は製造時に添加
する元素量の抑制による、焼き入れ性の向上と粒界フェライト生成
の抑制により溶接部分の靭性を47J/cm2以上に向上させた高強度
(490Nクラス)の厚板鋼板です。
厚板SN490C
指 導 期 間 : 平成20年度
実 用 化 企 業 : 東京製鐵(株)
技術指導に基づく実用化事例
14.洗濯のりの商品開発
17.シェーバー用新型内刃 ドラムレザー刃の開発
機械電子研究所
開発概要
切れ味および耐食性の優れたシェーバー用内刃を開発する
にあたり、熱処理・溶接・刃先加工の技術指導を行いました。
その結果、平成22年にドラムレザー刃という名称で実用化
され、(株)日立製作所のシェーバーに搭載されました。
指 導 期 間 : 平成22年度
実 用 化 企 業 : 九州日立マクセル(株)
ドラムレザー刃と搭載シェーバー
技術指導に基づく実用化事例
18.球体キャラクターロボット“光が大好き!「たまロボ」”の開発
機械電子研究所
開発概要
光センサを搭載し、球体内部のロボット重心位置が光の到来
方向にずれることで、転がりながら移動するメカ工作キットを
考案・開発しました。平成22年に“光が大好き!「たまロボ」”
として商品化し、販売開始しています。
指 導 期 間 : 平成20~22年度
実 用 化 企 業 : (株)イーケイジャパン
光が大好き!「たまロボ」
19.セリシン絹パイル織商品の開発
化学繊維研究所
開発概要
美肌効果が期待されるセリシンという絹の成分は、製品の染色ムラ防止
や光沢・風合いを出すために従来は生産工程で除去していました。この
セリシンを糸に定着させ、かつパイル織として製織することに成功し、
「博多つや肌」として商標登録、平成21年より販売を開始しました。
指 導 期 間 : 平成20~21年度
実 用 化 企 業 : 森博多織(株)
20.亜硝酸分解菌を利用した観賞魚用水質改善剤の開発
セリシン絹パイル織商品「博多つや肌」
素肌ケア用絹ミトンと浴用絹タオル
生物食品研究所
開発概要
本製品は観賞魚用水槽の亜硝酸を分解する細菌製剤です。本製品は
関連技術の指導、相談、および情報提供により(有)アクアシティが開発
しました。(有)ジクラより全国で販売されています。
指 導 期 間 : 平成18年度
実 用 化 企 業 : (有)アクアシティ
バイオセレウス
21.環境に優しい鉄道レール用ハンダ材の開発
機械電子研究所
レール(鉄)
開発概要
ハンダで接合
ハンダで接合
鉄道車両において、軌道上のその存在を検知するとともに、軌道回路で信号
機等を制御するため、レールとレール間を電気的に結合する信号ボンドが
必要です。その信号ボンドに使用する鉛やカドミウムを含有しないハンダ材を
開発し、平成21年に商品化しました。
指 導 期 間 : 平成17~21年度
実 用 化 企 業 : (株)昭和テックス
信号ケーブル端子(銅)
信号ボンドの外観写真
生物食品研究所
開発概要
工業技術センターが開発した華やかな香りのカプロン酸エチルと爽やかな
酸味を示すリンゴ酸を高生産する「ふくおか夢酵母4号」と50%まで磨いた
久留米産大麦を用いて、吟醸香薫る華やかでフルーティな味わいの麦焼酎
を平成20年に製品化しました。
指 導 期 間 : 平成20年度
実 用 化 企 業 : 福徳長酒類(株)
本格麦焼酎「吟薫」
23.保湿性ペプチドの不快臭を抑制したスキンケア用品の開発
化学繊維研究所
開発概要
鮭由来の機能性ペプチドは保湿性が高くスキンケア用途として期待され
ていますが、特有の不快臭があるため実用化を妨げていました。そこで
臭いを抑える処理方法を開発し技術提供しました。機能性ペプチド配合
工程に開発した防臭技術を適用したところ、製品から発生する臭いが
抑えられ、「ナチュラル ライズ ウォッシュ」として平成19年に商品化が
実現しました。
指 導 期 間 : 平成19年度
実 用 化 企 業 : (有) ポルソ
保湿性ペプチド配合化粧水
「ナチュラル ライズ ウォッシュ」
24.天然の原材料を用いたハミガキ剤の開発
生物食品研究所
開発概要
レモングラスオイルとヒノキチオールのもつ歯周病原因細菌に対する殺菌
効果を利用し、合成界面活性剤など合成材料を一切使わない天然の原材料
による安全性の高いハミガキ剤を開発し、「レモングラスのハミガキ」として
商品化しました。
指 導 期 間 : 平成18年度
実 用 化 企 業 : (株)オフィスK
レモングラスのハミガキ
技術指導に基づく実用化事例
22.福岡オリジナル焼酎の開発
25.節水コマの開発
機械電子研究所
開発概要
水道使用量を節減するための水道蛇口、シャワー用節水コマ
の開発を指導し、平成18年に「節水エコキャップ」として商品化
しました。
指 導 期 間 : 平成17年度
実 用 化 企 業 : (株)久我タイヤセンター
節水エコキャップ
技術指導に基づく実用化事例
26.室内飼育ペット用排泄物吸収シートの開発
化学繊維研究所
開発概要
室内で飼育されるペットが増えており、排泄物を簡単に処理できる吸水性
シートの需要が高まっています。そこで、これまで感覚に頼ることが
多かった吸水機能評価を数値化する新たな試験方法を考案し、メーカーへ
の技術供与を行いました。その結果、製品に添加する吸水性ポリマーの最
適な配合量が決まり、「ペットシート」として平成16年に商品化しました。
指 導 期 間 : 平成16~17年度
実 用 化 企 業 : (株)ミスターマックス
ペット用排泄物吸収シート
「ペットシート」
27.肌質改善効果を有するコラーゲン配合ゼリーの開発
生物食品研究所
開発概要
美 容と 健康 を 考 えた 機 能 性 食 品 の 開 発 に あた っ て 、 成 分 分 析 を 指 導
し ま し た 。 約 28 日 周 期 で 繰 り 返 さ れ る 皮 膚 細 胞 の 生 ま れ 変 わ り
「ターンオーバー」に着目して、吸収率に優れるフィッシュコラーゲンペプチド
を配合した、肌質改善効果を有する機能性食品(栄養機能食品)として、
「コラーゲンサイクル」を平成16年に商品化しました。
指 導 期 間 : 平成15~17年度
実 用 化 企 業 : 一番食品(株)
ターンオーバーに着目した機能性食品
「コラーゲンサイクル」
28.麹ドレッシングの開発
生物食品研究所
開発概要
未利用の焼酎かすを原料とした調味料を開発し、「麹ドレッシング」として平成15年に
商品化しました。ドレッシングには、米麹、清酒酵母や麹が活躍した旨味豊富な焼酎かすを
たっぷりとブレンドしました。肉にはあっさり、サラダにはしっかり味の麹ドレッシングです。
その他、鍋ものやパスタなどにもおすすめの万能調味料としてお使いいただけます。平成
24年度に新たに「百福蔵」ブランドとして、パッケージを一新しました。
指 導 期 間 : 平成14~15年度
実 用 化 企 業 : (株)杜の蔵
焼酎かすを使った調味料
「ノンオイル麹ドレッシング」
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