情報リテラシー 電子メールを読む・書く・送る 1 授業の目的 2 電子メール

情報リテラシー
電子メールを読む・書く・送る
2006 年度 情報リテラシー
担当: 石橋 直樹
E-Mail: [email protected]
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授業の目的
インターネットの世界でもっとも基本的なコミュニケーションの手段となる「電
子メール」の概要と, Web ブラウザを用いた電子メールの閲覧方法について学ぶ.
特に, コンピュータを用いて文書の作成の作業を進めていく上で, 覚えておい
た方が便利な Windows の操作方法を学ぶ. 文章の編集作業に便利な「コピー」
「貼
り付け」の操作や, 作成した文章の保存方法, フロッピーへのコピー操作などを中
心に講義を進める. 具体的には, Internet Explorer を用いて興味のあるホームペー
ジを検索した後に, その URL を「メモ帳」にコピーし, そのホームページの紹介
文を作成する. その後, 「メモ帳」で作成したファイルをフロッピーディスクにコ
ピーして保存する. これら一連の作業に慣れておけば, メールの読み書きや, 文書
を作成するときにも作業がやりやすくなるのできちんと覚えておくこと.
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電子メールとは
「電子メール (e-mail)」とは, インターネットを利用してコンピューター利用者同
士でメッセージの交換を行う「コンピューターを用いた手紙」のこと.
電子メールの長所
電子メールの短所
届くのが速い
文字情報のみしか用いることができない
手紙より手軽である
細かいニュアンスを伝えにくい
複数人数に同時に遅れる 相手に届いたか確認しにくい
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パスワードに関する注意事項
基本的に,
• パスワードは絶対他人に教えないこと.
• パスワードに, 「自分の名前」「誕生日」「友人, 恋人の名前」など, 他人が想
像しやすいもの
は使用しないこと.
* なるべく「!」や「#」などの記号や数字を混ぜたパスワードにすること.
* パスワードを紙や手帳に書いたりしないこと.
* パスワードを忘れた場合には, 情報センターに申し出ること.
* 定期的に, 自分でパスワードを変更すること.
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メールサーバーとは
「メールサーバー (mail server)」とは, ユーザー宛に届いた電子メールをそのユー
ザーが読むまで一時的に管理したり, 又, ユーザーが送信した電子メールを配送す
る役割を担うコンピューターのことである. 電子メールによるコミュニケーション
は, このメールサーバを介して行っている. 電子メールを使うためには, 使用して
いる端末をメールサーバに接続しなければならない. この際に自分の「ユーザー
名 (もしくはログイン名)」と「パスワード」を用いる.
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電子メールのアドレスとは
電子メール利用する人を特定するために必要なものが「メールアドレス」である.
日常生活において, 郵便に相手の氏名と住所を記入したり, 送り主の身分を明確に
するのと同様に, 電子メールを利用するためには「メールアドレス」が必要である.
駒澤大学の場合, 各学生のメールアドレスは次の通りとなる.なお,ab0000 の
箇所は各自の学籍番号が相当する.
®
©
[email protected]
­
ª
なお, 友人, 家族など, 知人の電子メールアドレスや, 携帯電話などのメールア
ドレスへも, このメールアドレスを用いてメールを送受信することができる.
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電子メールのカルチャー
電子メールはインターネットの初期段階から使われていたサービスであるため,
様々なカルチャーが存在する. その幾つかの例をここで紹介する.
• 身分を明確にする
人によっては, 一日に何十通もメールが届く場合がある. メールの文章の冒
頭で身分を明確にしておくと, 受け取った人にとって分かりやすい.
• @ (アットマーク)
メールの文章の冒頭で, メールアドレスを書くときに用いる「@ (アットマー
ク)」の記号を用いて自分の所属団体やさらには気分や状況などを書く文化
がある.
– 駒澤大学の講義に関するメール→「いしばしなおき@駒澤大学です」
– 自分の研究室に関するメール→「いしばしなおき@○○研です」
– 楽しい時→「いしばしなおき@ノリノリです」
• スマイリーマーク
冗談や皮肉, あるいは自分の感情を表す場合 (ˆ )ˆ や (* *) や (ˆ ˆ;) などと書い
て感情を表す場合がある. 電子メールでは表情や声色が伝わらないので, そ
れを補足するためである.
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ファイルとは
一定の規則で記録したデータのまとまり. コンピュータが扱うプログラムやデー
タは, 基本的にはいずれもファイルとしてハードディスクなどの記憶装置上に保管
されている. システムファイルとデータファイル, テキストデータとバイナリファ
イルなど, 用途や内容, データ形式に応じていろいろな呼び方をする. MS- DOS や
Windows ではファイル名の末尾に付けられた拡張子でファイルの種類を判別する.
拡張子を先頭に付けて EXE ファイルや DOC ファイルなどと呼ぶことも多い.
例 1 一太郎というワープロを使って, レポートを書いた.
– 作成したレポートは「一太郎のファイル」である.
例 2 エクセルという表計算ソフトを使って, 家計簿をつけた.
– 作成したその家計簿は「エクセルのファイル」である.
例 3 絵を描くソフトを使って, 作図した.
– 作成した絵は「画像ファイル」である.
例 4 メールを送った.
– 書いたメールの文章は, メールソフトで作られた文字情報だけの「テ
キストファイル」として先方に送られる. メールを受信した側は, その
「テキストファイル」をメールソフトで見ることによってコミュニケー
ションが成立する. コンピューターを使っていく上で「ファイル」とい
う概念はとても重要. 基本的に, コンピューターの中に蓄えられている
情報 (各種アプリケーションによって作られたデータ, Windows などの
OS やシステムなど) は全て「ファイル」であると言って差し支えない.
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記憶装置とは
コンピュータで扱うプログラムやデータを記憶しておく装置. CPU が直接管理す
る内部記憶装置と外部記憶装置に分かれる. 内部記憶装置はメモリと呼ぶのが一
般的.
内部記憶装置 コンピュータ本体内に装備されるメモリを指す. コンピュータの
CPU が直接制御できるメモリのみを指し, コンピュータ内部に入っていて
も, フロッピーディスク・ドライブやハードディスク・ドライブなどの記憶
装置は外部記憶装置と呼んで区別する. 一般的にコンピュータの電源を落と
すと記憶内容が消去されるという特徴を持つ.
外部記憶装置 コンピュータの CPU が直接制御できるメインメモリ以外の記憶装
置を指す. 補助記憶装置ともいう. 具体的にはフロッピーディスク・ドライブ
やハードディスク・ドライブ, USB メモリなどを指し, 基本的にコンピュー
タの電源を落としても記憶内容は保持される. また内部記憶装置に比べると,
一般にデータの転送速度は遅いが記憶容量は大きい.
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「切り取り・コピー・貼り付け」について
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同じ文章や言葉, 図表を繰り返し利用したい場合, さらにはその言葉を別のソフト
で使いたい場合には, ウインドウのメニューバーの「編集」を選択し, 「切り取り・
コピー・貼り付け」の機能を使う.
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「メモ帳」とは
Windows に標準で装備されている, 文章を編集するための最もシンプルなソフト.
凝った装飾 (文字に色を付ける, 字体を変更する, 図表を挿入するなど) はできない
が, 文字を書いたり編集するために必要な最低限の機能を備えている. このような
ソフトの事をエディタという.
• 文字に色を付けたり, 字体を変更したり, 図表を挿入したりすることができ
るソフトの事を一般的にはワープロという. ワープロは文章を清書するため
に用いられ, レポートや企画書を作成するのに適している. 有名なワープロ
には「一太郎」「Word」などがある.
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気に入ったホームページの紹介文を作ろう
1. Internet Explorer で面白いページを見つける.
• 検索ページ (Google, Yahoo!など) を使う.
• 検索キーワードを記入する欄に日本語で書き込む.
• 検索結果として表示されたページを見ていく.
• 面白い, と思ったページがあったらその URL をチェックする.
2. 見つけたホームページのタイトルと URL に関する紹介文を「メモ帳」で作
成する.
• 「メモ帳」を起動する (「スタート」→「プログラム」→「アクセサ
リ」→「メモ帳」).
• Internet Explorer の URL を「コピー」「貼り付け」でメモ帳にコピー
する.
– Internet Explorer のウインドウ内の「場所」と書かれている場所に
URL が表示されているので, 全部マウスでなぞって反転させる.
– Internet Explore のウインドウ内のメニューバーの「編集」から「コ
ピー」を選択する.
– メモ帳のウインドウに移動し, メニューバーの「編集」から「貼り
付け」を選択する. すると, カーソル (I の形をした点滅しているも
の) のあった場所に先ほどコピーした URL が貼り付けられる.
• メモ帳で, そのホームぺージの紹介文を作成する.
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3. フロッピー, または, USB メモリに「保存」して, メモ帳のファイルが出来た
ことを確認する.
4. フロッピーにファイルが保存されているか, 確認する.
• マイコンピュータ」の中の「3.5 インチ FD」または「リムーバブルディ
スク」をダブルクリックして, ファイルができていることを確認する.
5. 印刷するには, メニューバーの「ファイル」から, 「印刷」を選択する. する
と, 教卓の隣にあるプリンターに印刷される.
• メモ帳で作成したファイルを印刷したい場合には, そのファイルを開い
ているときに「印刷」を選択する.
• Internet Explorer 見ているホームページを印刷したい時には, そのホー
ムページを開いているときに「印刷」を選択する.
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実習
友人や, 講師と電子メールの交換を行う. 具体的には, 駒澤大学のメールシステム
を用いて, 簡単な自己紹介や挨拶文などの交換を行ってみる.
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課題:ホームページの検索と紹介
検索ページを利用して, 自分の関心のあることに関するホームページを三つ検索
し, その URL と簡単な紹介・感想などを講師まで送ること. またこの際, メールの
表題を「○限 URLshoukai」にすること. メールの文章の冒頭に, 氏名, 学籍番号,
学科, 講義時間を必ず明記すること. 紹介するそれぞれのホームページについて,
「タイトル」
「URL」
「内容」
「なぜそのページを面白いと思ったか」などを簡潔に
書くこと.
• 紹介するホームページの URL を紹介するときには, メモ帳で作ったテキス
トファイルをフロッピーディスクまたは USB メモリに保存して, そのファ
イルを, 「添付」したメールを石橋まで送ってください.
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