参考資料1

**国際機関で働くには**
1. 空席公告への応募・・・職員の退職、転任、転出あるいはポストの
新設によってポストに欠員が生じた場合に、国際的に公募されます。応募したい
空席ポストがあり、資格要件を満たしている場合には、所定の応募用紙を各国
際機関のウェブサイトから入手し、記入の上、各国際機関に直接応募します。
2.国連事務局ヤングプロフェッショナルプログラムへの
応募・・・国連事務局は、従来の国連職員採用競争試験に代わり、平成23年
からヤング・プロフェッショナル・プログラム試験を実施しています。この試験に
合格すると、ポストの空き状況に応じて採用され、2年間の勤務の後も勤務成績
が優秀であれば、引き続き勤務することができます。
3.JPO派遣制度(外務省による派遣制度)への応募・・・
外務省主催で毎年行っている国際機関への派遣制度です。この選考試験に合
格すると、原則2年間の任期で、派遣取り決めを結んでいる国際機関に若手の
P2レベルの職員として派遣されます。任期終了後、引き続き国際機関に正規
職員として採用される人も数多くいます。
4.国際機関が実施する若手育成・採用プログラムへの
応募・・・国際機関の中には、国連事務局以外にも、独自の若手職員採用プロ
グラムを実施しているところがあります。国際機関によって名称は様々ですが、
LEAD(The Leadership Development Programme)、NETI(The New and
Emerging Talent Initiative)などと呼ばれています。
5. 一部の国際機関が実施する採用ミッションへの応募
・・・採用ミッションとは、国際機関が日本人職員を増やすために、人事部長など
の採用担当者を日本に派遣して候補者の面接等を行うものです。一般に、国際
機関が適格と判断した候補者については、具体的なポストへの選考の際に考
慮されることとなります。
お問い合せ先:外務省総合外交政策局 国際機関人事センター
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1
電話 03-5501-8238
E-mail:[email protected]
http://www.mofa-irc.go.jp
(裏面もあります)
※国際機関職員になるための経験を積む機会
1.国際機関におけるインターン制度・・・国際機関の中には主に
大学院生を対象に、関心のある人に一定期間(通常、数ヶ月)国際機関の勤務
体験してもらうインターン制度を設けているものがあります。一般的に、旅費、滞
在費等自己負担でかつ無給で行われますが、詳しくは各国際機関のウェブサイ
トでご確認ください。
http://social.un.org/index/Youth/UNOpportunities/Internships.aspx には、イ
ンターンシップを実施している国際機関のリストが掲載されています。
【応募要件】原則として、大学院に在学中であること。英語またはフランス語が堪能で
あること。最短1か月(最長6か月)務められること。
2.国連ボランティア・・・国連ボランティア(UNV)は、途上国政府や国際
機関が行っている開発支援・人道援助の活動に従事し、分野は、教育、医療、
環境、HIV/AIDS、社会開発、ジェンダー、農業、選挙支援、難民支援、人権、コ
ンピュータなど多岐にわたっています。国連ボランティアの経験を生かして、引
き続き国際的な仕事で活躍する人も数多くいます。 http://www.unv.or.jp/
【応募要件】原則として、25歳以上で、大学卒業または専門資格を取得していること。
英語、フランス語、またはスペイン語でコミュニケーションがとれること。最低でも2-3
年専門分野での職務経験があること。
3.平和構築分野の人材育成事業・・・世界各地の平和構築の現
場で必要となる実践的能力を備えた日本及びその他のアジアの人材を育成す
るために、平成19年度より開始された事業です。本事業は、国内研修、海外実
務研修及び就職支援を柱とし、これまで3期にわたり約110名の研修員を育成
してきました。本事業研修員は、東ティモールやスーダン等の平和構築の現場
で活躍しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/peace_b/j_ikusei.html
http://www.peacebuilderscenter.jp