大阪ミナミにおける地域の特性を活かした商業まちづくりの課題

大阪市立大学大学院
都市系専攻
修士論文梗概集 2003 年 3 月
大阪ミナミにおける地域の特性を活かした商業まちづくりの課題
都市計画分野
1.はじめに
吉川
貴啓
「ミナミ」は大阪市内で梅田が中心の「キタ」と並び、
1-1 研究の背景
難波・心斎橋が中心の繁華街の総称である。
退が問題視され、その活性化策が模索されている。中で
盛り場であった島之内に始まり、明治以降、道頓堀、千
地衰退の要因の一つである。その衰退に歯止めをかける
鰻谷、南船場、現在は堀江まで平面的広がりを見せてき
近年、わが国の都市の大小を問わず、中心市街地の衰
も多くの市民生活に関わる地域経済の衰退は中心市街
ための一刻も早い対策が望まれ、地域経済を支え、再生
する商業まちづくりの重要性が叫ばれている。
江戸時代には「天下の台所」、戦前においては「東洋
のマンチェスター」と呼ばれ、日本経済の中心都市とし
ミナミの商業地域としての歴史は江戸時代まで㴑り、
日前、心斎橋、戎橋、さらに近年アメリカ村、東心斎橋、
た。また、個々の街は御堂筋や長堀通、四ツ橋筋、千日
前通といった大通りや現存する道頓堀川、阪神高速(旧
西横堀川)などにより区分できる(図 1)
。
番号
て発展してきた大阪の現状は、全国的にみても厳しく深
刻な状況にある。
そんな最中、大阪都心部の「ミナミ」において、現在
地域の特性を活かし、まちづくりに積極的に取り組み、
元気を取り戻した街も現れてきた。街の変容がみられる
大阪ミナミは、地元の商業者や組合などの組織が取り組
む商業まちづくりを考察する上で適していると考えら
地区名
①
道頓堀地区
②
西道頓堀地区
③
千日前地区
④
難波地区
⑤
心斎橋地区
⑥
東心斎橋地区
⑦
アメリカ村地区
⑧
南船場地区
⑨
堀江地区
れ、現在の社会状況の中で活況にある地域として着目し
概観することは、地域経済の再生を目的とした商業まち
づくりのこれからを考える上で、大変意味のあることで
ある。
1-2
研究の目的
本研究は大阪ミナミを対象地区とし、個々の地区にお
ける特性をふまえ問題点を把握することで、今後の大阪
図 1 大阪ミナミの地域区分
ミナミの発展に向け、商業まちづくりの課題を抽出する
2-2
1-3
している店鋪の業種の特徴を地区別にみる(表 2)
。
ことを目的とする。
研究の方法
①文献研究により大阪ミナミにおける商業の変遷を
把握し、現在に至るまでの街の流れや特徴を明確にする。
②目視による現地踏査や文献研究により街の現状と課
題を把握し、商業業務地におけるまちづくりに取り組む
上での問題点を明確にする。③大阪ミナミでまちづくり
業種にみる特徴
店鋪を業種別に分類し(表 1)
、現地踏査により出店
表 1 業種の分類
ファッション系
飲食系
に取り組む組織、商店会、経営者に対するヒアリング調
査や文献研究により、ミナミ全体及び各地区の意向、問
題点を探り、具体的なまちづくりの取り組みを明確にす
る。④大阪ミナミの現状と地区の意向を比較考察した上
で地区の特性を読み取り、商業まちづくりの課題を抽出
する。
2.大阪ミナミの商業業務地としての現状と課題
2-1
ミナミの地域区分
インテリア雑貨系
ヘアサロン
・エステ
ギャラリー
バー・スナック系
娯楽施設
風俗系
その他
A:呉服屋などの老舗系
B:デザイナーズブランド中心のファッション系
C:ヤングカジュアル中心のファッション系
A:食堂、喫茶店、大衆居酒屋、料亭等の飲食系
B:チェーン店等の飲食系
C:ファーストフード中心の飲食系
D:若者中心のカフェ等の飲食系
椅子、テーブル、食器、飾り物、オリジナルグッズ等
の日用品やインテリアになる商品を扱う店鋪
ヘアサロン、ネイルサロン、マッサージ等のリラクゼ
ーション等の店舗
芸術家の作品を展示している店舗
バー、スナック、ラウンジ等
ゲームセンター、パチンコ、カラオケ、ボーリング等
の店舗
風俗案内所、テレフォンクラブ、韓国エステ等の店舗
上記以外のもの
表 2 特徴のみられた業種の割合
地区名
道頓堀地区
西道頓堀地区
千日前地区
難波地区
心斎橋地区
東心斎橋地区
アメリカ村
地 区
南船場地区
堀江地区
業種別の割合(%は各地区内における割合を示す)
(難波地区、心斎橋地区)。
飲食系 67店鋪(70%,AB)
、娯楽施設 15店鋪(16%)
飲食系 42店鋪(53%,A)
、
その他 18店鋪(23% ホテル等)
飲食系 188店鋪(66%,AB)
、
ファッション系 43店鋪(15%,A)
、
風俗系 25店鋪(9%)
飲食系 246店鋪(49%,ABC)
、
その他 76店鋪
(16% 厨房道具、看板、AV機器を扱う店鋪等)
ファッション系 97店鋪(60%,AC)
飲食系 328店鋪(55%,A)
、バー・スナック系 70店鋪(12%)
、
風俗系 28店鋪(5%)
、ヘアサロン 14店鋪(2%)
ファッション系 251店鋪(53%,C)
、
ヘアサロン系 19店鋪(4%)
、
インテリア雑貨 17店鋪(4%)
ファッション系 142店鋪(44%,B)
、
飲食系 115店鋪(34%,D)
、
ヘアサロン系 28店鋪(8%)
ファッション系 194店鋪(45%,B)
、
飲食系 138店鋪(31%,D)
、
インテリア雑貨 43店鋪(10%)
心斎橋地区、アメリカ村地区、南船場地区、堀江地区
はファッション系が最も多く、中でも心斎橋地区には呉
服店等の老舗と若者向けのファッション系が共にみら
れ、他 3 地区は若者向けのファッション系がほとんどで
あった。
上記以外の地区は飲食系が最も多く、中でも喫茶店、
大衆居酒屋、料亭等の飲食系が最も多くみられた。
アメリカ村地区、南船場地区、堀江地区はファッショ
ンを中心に 20代から 30代前半の若者を対象としている
のに対し、その他の地区は飲食系を中心に対象とする年
齢層が少し高いといえる。心斎橋地区は様々な業種や対
象年齢の店鋪が混在している。
2-3
商業集積の変容過程にみる特徴
大阪ミナミは江戸時代からの歴史があり、盛り場であ
った島之内から始まり、道頓堀、千日前、難波新地、心
斎橋筋、戎橋筋と賑わいをみせていた。
図 2 大阪ミナミの変容過程
表 3 商業集積の変容過程の特徴
地区名
道頓堀地区
西道頓堀地区
千日前地区
1970年に起こったアメリカ村の発生はさらにミナミ
と呼ばれる範囲が広がるきっかけとなった。心斎橋筋を
中心に御堂筋の西側にアメリカ村、反対の東側に東心斎
難波地区
橋(当時ヨーロッパ村)、そして南船場、堀江へと大通
りを超えてミナミが広がりをみせる(図 2)
。
地区別に商業集積の変容過程をみていくと、強制的商
業集積、自然発生的商業集積、積極的商業集積、消極的
商業集積の 4 つのパターンに分類することができる(表
心斎橋地区
東心斎橋地区
3)
。強制的商業集積はお上により特定の業種を強制的に
アメリカ村地区
西道頓堀地区)。自然発生的商業集積は個の出店をきっ
南船場地区
日前地区、アメリカ村地区、南船場地区)。積極的商業
堀江地区
一ケ所に誘致することによる集積である(道頓堀地区、
かけとした従前とは異なる新しい業種の集積である(千
集積は地元商業者が積極的に誘致することによる集積
である(堀江地区、東心斎橋地区)
。消極的商業集積は
直接誘致していないが、周辺部の影響による集積である
商業集積の変容過程にみる特徴
江戸時代の松平忠明による復興事業の一貫としての芝
居小屋の強制的商業集積がみられ、ハレの場として栄え
たが、ライフスタイルの変化から芝居小屋がなくなりは
じめ衰退する。
江戸時代、刑場や墓所があったため、明治に入りこれら
が移転しても誰も開発を行わなかったが、大阪府が一般
に払いさげるという開発方法に踏み切り、道頓堀も近い
ことから人々が見世物をやり始め、これをきっかけいに
起こった自然発生的商業集積が見られる。
難波新地は寛政の頃に、道頓堀にあった見世物が新地の
南端溝の側に移り、新しい興行地となった。茶店が並び、
軽業、力もち、曲馬猿、水からくりなどが出てにぎわい
新地の繁栄を支えた。
江戸時代、新町遊廓と道頓堀の芝居町を繋ぐ道筋として
繁栄したハレの場であったが、道頓堀の影響を受け衰退
する。
アメリカ村の影響を受け周防町通を中心に起こった積
極的商業集積。
倉庫や駐車場が多く見られた閑散とした場所に一件の
カフェができたことをきっかけに、倉庫や駐車場を改装
して店鋪を開いたことによる自然発生的商業集積。
業務地としての機能が低下し空室となった低家賃のテ
ナントに目をつけたクリエーターによる自然発生的商
業集積がみられる。
戦後から家具の町として繁栄していたが、その後衰退す
るが、街全体で積極的な東京の大手アパレルを誘致する
ことによる積極的商業集積がみられる。
3.商業まちづくりに取り組む地域の意向
3-1
ヒアリング調査の概要
大阪ミナミにおいて地域経済の衰退に陥っている中
で、大阪市経済局作成による小売商業地図に掲載されて
されていることが店鋪経営者へのヒアリングで明らか
となった。
3-3
まちづくりに対する意識
全体的に組織のまちづくりに対する意識は高いが、店
いる 32の商店街のうち 13の商店街に対しヒアリング調
鋪経営者についてはあまり危機感を持たず、意識が低い
営者の意向を持ち商売を営んでいるか、まちづくりに取
まちづくりを進める上での妨げになっていると考えら
。どのような組織の意向、または経
査を行った(表 4)
り組んでいるのかを把握することにより意向を探る。
ことがいえる。まとまりが見られる地区がほとんどなく、
れる。
表 4 ヒアリング対象の概要
地区名
道頓堀地区
西道頓堀地区
千日前地区
難波地区
心斎橋地区
東心斎橋地区
アメリカ村地区
南船場地区
堀江地区
3-2
ヒアリングを行った商店街
[道頓堀商店会]
[道頓堀振興組合]
[千日前商店街振興組合][戎橋筋商店街振興組合]
[南 OSプラザ会]
[なんば南海通商店会][千日前大劇南通商店会]
[南新会][千日前道具屋筋商店街振興組合]
[心斎橋筋商店街振興組合]
[鰻谷商店会事業協同組合]
[アメリカ村の会]
組織なし
[立花通商店会]
将来像の有無
まちづくりを進める上で、街の将来像を描くことは地
域の商業者が共通の目標に向かうためには必要不可欠
なものである。そこで、ヒアリングにより個々の地区が
描いている街の将来像を以下に示す(表 5)
。
将来像の有無
道頓堀地区
「文化を発信する場」道頓堀商店会
西道頓堀地区
将来像はない
千日前地区
「文化を大事にした街」千日前商店街振興組合
難波地区
「若者に来てもらえる田舎のような村」南新会
心斎橋地区
「歴史、文化、品格を基本とした安全で美しい街」
心斎橋筋商店街振興組合
東心斎橋地区
「おしゃれで安心して歩ける街」
鰻谷商店会事業協同組合
アメリカ村地区
まちづくりに対する意識
道頓堀地区
組織の認識の度合いは高いが、経営者は低い
西道頓堀地区
範囲が狭いので組織、経営者ともに認識の度合いは高い
千日前地区
組織の認識の度合いは高いく、経営者の度合いは他に比べ
ると高い
難波地区
全体的にまとまっていないのが現状である
心斎橋地区
組織の認識の度合いは高いが、経営者は低い
東心斎橋地区
鰻谷商店会事業協同組合「おしゃれで安心して歩ける街」
アメリカ村地区
範囲が広いため経営者の認識の度合いは全体的に低いが、
組織は高い
南船場地区
組織自体が存在せず、認識の度合いは低い
堀江地区
組織の認識の度合いは高いが、経営者の度合いは他に比べ
ると高い
3-4
各地区が抱える問題点及び対策
ヒアリングにより明らかになった各地区が抱える問
題点やその対策をみていく(表 7)
。
問題点として最も多くあげられたのは、放置自転車、
表 5 将来像の有無
地区名
表 6 地区名
まちづくりに対する意識
「若者アーティストの集積地域として、文化や新生活の
創造を提案でき、現在の小売業中心から新種の事業家が
集まる、環境面でも貢献できる歩行者優先の街」
アメリカ村の会
南船場地区
将来像はない
堀江地区
「来街者が安全で安心して歩ける西の代官山」
立花通商店会
アメリカ村地区、堀江地区は明確な将来像を持ち、実
現に向け積極的に取り組んでいるため、街のイメージが
形成されている。
道頓堀地区や千日前地区、心斎橋地区といった歴史あ
る商店街は文化を重んじており、かつてのハレの場とし
ての姿を将来像としている。しかし、業種の混在がみら
れ、道頓堀地区以外は街のイメージを形成できていない。
その他の地区は将来像が曖昧であり、街のイメージが
形成されていない。
南船場地区は特殊であり、まちづくりに取り組む組織
がないため将来像は存在しないが、街のイメージは形成
路上にはみ出している看板や商品陳列の問題であった。
また最近商店街に出店が見られる娯楽施設(パチンコ
店、ゲームセンター、カラオケ等)や大手ドラッグスト
ア、風俗店などを懸念する組織が多かった。
また、店舗経営者についてあまり危機感がないことを
指摘する意見も多く聞かれた。これは店鋪経営者に対す
るヒアリングでも明らかであった。
各エリアについての問題点を見ていくと、上記の他に
「ゴミのポイ捨て」
「街に対する愛着がない」
「他の店舗
経営者とのコミュニケーションが取れない」「路上での
キャッチセールス」といった問題点も指摘された。
多くの地区や商店街が抱える放置自転車に対しては、
撤去作業や警告のステッカーを貼るなどの対策を講じ
ていた。しかし、自転車の問題はいたちごっこであり、
一つの通りを撤去すれば、その周辺部に移動するだけで、
本質的な解決にはなっていない。また、駐輪場を設ける
などの整備をしても規模が小さければすぐに溢れてし
まう。そんな中、[鰻谷商店会事業協同組合]は撤去な
どをせずに、美しく並べる対策を行っていた。数が減ら
ないなら放置自転車も街路景観の一部にしてしまおう
という試みである。
同様に、路上にはみ出している看板に対しては、直接
店鋪経営者に呼び掛け注意を促すが、一時的になくなる
だけで解決していない。経営者の意識が街全体よりも売
り上げを上げることにあるためである。ではこれも鰻谷
ン系という新しい業種が、街を活況へと導くという傾向
すいように並べるための地区でのルールを作成すれば
商業集積の変容過程にみる特徴は、4 つのパターンを
の放置自転車に対する対策を参考に、美しく人が歩きや
がみられた。
問題の解決に繋がるはずである。
示すことができ、ミナミの特性であると考えられる。最
スの設置、[心斎橋筋商店街振興組合]は世田谷区など
が低下し、閑散とした雰囲気を漂わせている倉庫や駐車
たばこのポイ捨てについては清掃活動や灰皿ボック
の条例を参考に商店街を歩きたばこ禁止エリアにする
運動等を行っている。
道頓堀地区は道頓堀川を活用しながら将来像実現に
近ではアメリカ村地区や南船場地区のように業務機能
場、空きテナント等がある場所に、家賃が安いために出
店した個が集積の種となり、点から線上に、やがて面上
に広がりをみせ、最後に資本力の優れた大手が進出する
向け活動している。
という傾向がみられた。
きない問題点があることも事実である。
策として、立花通を中心に新しい業種である大手アパレ
各地区は独自に対策を講じているが、独自では解決で
表 7 問題点と対策
また堀江地区のように従前の業務機能が低下した対
ルを積極的に誘致し、線上に広がりをみせ、同時に南北
堀江に面的にも広がりをみせる傾向もみられた。
大阪ミナミの中で、アメリカ村地区と南船場地区は異
種であり、道頓堀地区等の業務機能が完全に低下してい
ない場所については、堀江地区のように明確な将来像を
持ち、必要なものは誘致し、また必要無いものは排除す
るという積極的な姿勢が重要である。
これを可能にするのは地元の経営者をはじめ、地域の
人々が商業業務地として抱えている課題を率直に受け
止め、現状に対する危機感を持つ必要がある。その危機
感を共存し、地域がそれぞれに抱える問題に対して自律
的にまちづくりに取り組む姿勢がミナミにはまだまだ
欠落している。地域をまとめている組織のまちづくりに
対する意識が高い場合でも、その意思が地元の商業者に
まで浸透していないところが多く見られた。ミナミ全体
でネットワークを組むことも重要であるが、先に地域の
自治意識を生み出すためのシステムを構築し地盤を固
めた上で、自律のまちづくりを進めることが急がれる。
5.
今後の課題
大阪ミナミにおける個々の地域特性を活かした商業
まちづくりを行う上で、具体的にその特性をどのように
活かしていくのか、あるいは問題点を排除していくのか
を提示するまでに至らなかった。よって、地域の特性を
都市計画としてどのような手法により実現可能にする
4.
地域の特性を活かした商業まちづくりの考察
商業統計調査のデータにより、ミナミは全体的に
のかを模索することや地区がまとまるための具体的な
システムを構築することが今後の課題である。
要なり、実際に様々な取り組みが行われてきたが、特に
[参考文献]
(1)財団法人大阪都市協会編、『続・南区史』、南区制百周年記念事
業実行委員会発行、1982
(2)西区史刊行委員会編、
『西区史 第二巻』
、1978
(3)佐藤滋編著、
『まちづくりの科学』
、鹿島出版会発行、2000、
第2
版
エリアであり、各地区の実情に根ざした対策が講じられ
たみなさまに、この場を借りて御礼申し上げます。
1991年のバブル崩壊直前をピークに年間販売額が下が
っていることから、衰退していることが確認できた。
そこで、商業を活性化するための商業まちづくりが必
ミナミは個々の街の特徴が異なる地区が密集している
る必要があった。
業種にみる特徴は個々の地区で異なり、それぞれの街
のイメージを形成する上で影響を与えていた。アメリカ
村以降の地区については、若者を対象としたファッショ
最後に、お忙しい中ヒアリングに御協力いただきまし
誠にありがとうございました。