仕様書 (1) 品名 電動ベッド (2) 構成等 No 1 2 3 4 製品名称 電動ベッド ベッドサイドレール ベッドサイドテーブル アジャストテーブル 数量 7 7 3 1 搬入設置,組立など,装置稼働に係る一切の業務を含む。 (3) 納入場所 宮城県大崎市鹿島台平渡字東要害20番地 大崎市民病院鹿島台分院 当院が指定する場所 (4) 納入期限 平成28年2月29日 (5) 要求要件 (性能及び機能に関する要件) 1 電動ベッド 1-1 背・膝の角度・高さの調節が単独で操作できること。また,背上げと膝上げ・膝下げの連動と,背 下げと膝上げ・膝下げの連動をそれぞれ1ボタンで操作できること。なお,各動作は手元スイッチ 操作によりそれぞれ独立した電動アクチュエータで作動すること。 1-2 背上げと膝上げ・膝下げの連動は,ギャッチ動作時における体のずれ・腹部圧迫を軽減するため に,背ボトムと膝ボトムの角度を常に監視(測定)し,制御することで,あらかじめ設定したパ ターンにて動作すること。 体のずれが生じない適切な膝ボトムの角度にするために,まず膝からギャッチ動作を行うこと。 膝ボトムが背上げ後の端座位への移行の妨げとならないよう,背ボトム角度が75°に達した時に, 膝ボトム角度は0°となるよう制御を行うこと。 使用者の感電を防ぐため,分割された各鋼板ボトムを等電位接地し,電源ケーブルは保護接地端子 (アース端子)を含む3Pプラグとすること。 別途調達の装置を接続することで,離床通知,端座位通知,起床通知及び見守り通知を行う機能を 有すること。 ボトムは3分割の鋼板ボトムと1分割の樹脂ボトムで構成されていること。 鋼板ボトムは主材を鋼板とし,成形絞りにより強度を確保し,通気性確保のためにそれぞれの鋼板 ボトム面に複数の通気孔を設けていること。 1-3 1-4 1-5 1-6 1-7 1-8 1-9 1-10 1-11 1-12 1-13 1-14 1-15 1-16 1-17 1-18 1-19 1-20 1-21 1/3ページ 背・膝・足の各ボトムは,清拭しやすい面形状とすること。また,背ボトムと膝ボトム,膝ボトム と足ボトムの連結部は,清拭性に考慮したすき間を設けていること。 背ボトムと膝ボトムの連結部には,ギャッチ動作時における体のずれ・腹部圧迫の軽減を図るた め,短冊状に構成された屈曲ボトムにより,緩やかな曲線を構成し,かつ伸びる機能を有するこ と。 足ボトムは患者の症状によるベッドポジションが確保できるよう,2段階の角度調節機能を有する こと。 マットレスのずれ下がり・横ずれを抑制させるため,マットレス止めを備えること。 メインフレームのサイドフレーム上面はオプション品取付孔を14ヶ所(片側7ヶ所)を備えるこ と。 オプション品取付孔は,不安全なすき間が生じることを予防するため,不適切なサイドレール等と ベッドの組み合わせを防止したり,不適切な向きや位置にサイドレール等が取り付くことを防止す る構造とすること。 ベッドが物品などに接触した場合,接触した物品及びベッドのボトムやメインフレームなどの傷つ き防止のため,サイドフレーム側面に樹脂製サイドバンパーを備えること。 サイドフレームの樹脂製サイドバンパーは,破損した場合など,単独で交換可能な構造とするこ と。 フットエンドフレームにサイドレール格納金具を備えること。 長身者用のため,延長ボトムを取り付けられる機能を有すること。 ヘッドエンドフレームに,電源コードを使用しないときに巻きつける金具を備えること。 手元スイッチコネクタを左右のサイドフレーム(左右各1ヶ所),及びフットエンドフレーム(1ヶ 所)に備え,使用環境に応じて手元スイッチ一つを接続可能とすること。なお,手元スイッチの接 続位置を変更する際,手元スイッチのケーブルがベッド内側の不適切な位置に通され,リンク機構 に挟まれて断線・漏電することを予防するため,各手元スイッチコネクタはリンク機構よりベッド の外側に配置されていること。 患者の離床情報,端座位情報,起床情報および見守り情報を伝達するために,ナースコールへ接続 するためのコネクタを備えること。 1-22 1-23 1-24 1-25 1-26 1-27 1-28 1-29 1-30 1-31 1-32 1-33 1-34 1-35 1-36 1-37 1-38 1-39 1-40 1-41 1-42 1-43 1-44 1-45 1-46 1-47 1-48 1-49 1-50 1-51 1-52 1-53 1-54 1-55 1-56 1-57 1-58 2/3ページ 連動ギャッチ動作パターンによる体のずれ・腹部圧迫の軽減の効果を十分に発揮させるために,患 者の適切な身体位置の目安として,ベッドのメインフレームに腰位置表示を備えること。 ベースフレームは,角型鋼管で構成され,車椅子等の移乗のしやすさ及び看護時における足の安全 確保のため,幅方向の寸法をキャスター取付幅寸法より小さくすること。 キャスター取付部には,デザイン性及び強度確保のため,ダイカストによる受金具を設けること。 キャスターロック作動用連動バーは,ベッド下部の清掃時に,突起物が引っかかるなどの邪魔とな らず,清掃がしやすいよう長手角パイプに内蔵すること。 バリアフリー法の勾配基準の上限である1/12勾配の傾斜路において,ベッドのベースフレームと路 面とのすき間が最も狭くなる傾斜路の頂点でも,ベッドが路面に接触せず走行できる構造とするこ と。 キャスターは以下の要件を満たすこと。 セントラルロック双輪キャスターの車輪径は125mm程度とすること。なお,キャスター操作ステッ プにより,4輪同時固定(首振り・回転固定),4輪自在の切り替えが行えること。 ホイール部の材質はポリウレタン樹脂製で,耐磨耗性・耐老化性・耐油性に優れること。 ベッドに静電気が蓄積されるのを防ぐため,4輪のうち1輪を帯電防止キャスターとすること。 ヘッドボード及びフットボードは容易に着脱ができ,不用意な外れを防ぐためストッパーを設ける こと。なお,ボード取り付け時にロックし忘れを防止し,確実にストッパーがかかるよう,自動 ロック機構とすること。 清拭消毒による劣化等を防止するために,主材料には耐薬品性樹脂を用い,片面に化粧シートを貼 付け装飾すること。 アクチュエータを手動で操作できるハンドルをヘッドボードに格納できること。 ベッド自体やベッド周辺の他の機器の故障・誤動作・測定障害などを軽減させるため,クラスI機 器(保護接地付)であること。 手元スイッチの電圧は,患者及び医療従事者の感電に対しての安全性確保のため5V程度とするこ と。 手元スイッチのボタンを押すことにより,電動アクチュエータを作動させ,背・膝・高さおよび背 膝連動の各動作を可能にすること。 電源のオン・オフは,手元スイッチの電源ランプにて確認できること。その電源ランプの色によ り,ベッド状態を識別することができること。 看護の効率化を図るため,ベッド上の重量にかかわらず各動作は一定の速度で上昇・下降が可能で あること。 手元スイッチは,使用者が動作部位を判別しやすくするために,色分け,絵(ピクト)を表示する と共に,文字表示がされ,電源ランプおよび絵表示LEDにより,暗闇でも位置を確認しやすいこ と。 誤操作の防止や症状に応じて操作制限をする等のため,手元スイッチにオン・オフの切換スイッチ を備えること。なお,各動作それぞれ別々にボタン操作を禁止にすることができ,絵表示された LEDの点灯・消灯でその状態が確認できること。 背・膝・高さ・背膝連動の各動作の開始を確認できるように,操作ボタンを押した瞬間に操作音が 鳴動すること。なお,操作音がオンの場合,手元スイッチの液晶パネルに絵(ピクト)が表示さ れ,設定状態を確認できること。 LED点灯の変化により,夜間などの暗所やベッドから多少離れた位置からも,手元スイッチを操作 せずに,最低床高になっていることが確認できること。 背,高さ調節は,業務の効率化あるいは症状に応じポジション確保が適切に行えるよう,普通・速 いの2段階の速度切り換えができること。 ギャッチ操作時の患者の圧迫を防ぐため,背・膝ボトムの角度が,通常の動作中に常に90°以上の 角度を確保する制御を行うこと。 不意な操作による挟まれ防止などの安全確保のため,手元スイッチのボタンを2つ以上同時に押し た場合,誤操作とみなし動作を停止する機能を有すること。 コントローラには,故障等を防止するための過電流・過熱等に対する安全対策機能を有すること。 背・膝・高さは,停電時や電源が無い時,または万が一電装品が故障した時,動作させることが必 要な緊急時には,アクチュエータを手動ハンドルにて直接操作できること。 電装部の異常時には,手元スイッチの電源ランプのLED点滅で異常が確認できること。 電源コードはキャスターによる踏みつけや不用意な引き抜きに対する強度を考慮した仕様であるこ と。 ベッドメンテナンスの作業性を向上させるため,背・膝・高さの各動作速度を背・膝は連動して約 2倍,高さ約1.9倍に切換ができること。 手元スイッチには液晶表示パネルを設け,背・膝の角度,高さの上げ・下げの動作方向,動作部 位,各設定情報を表示すること。なお,液晶表示パネルは,各操作から約20秒後に表示内容を自動 的に消去する機能を有していること。 手元スイッチの点検時期の目安を利用者が確認できるよう,手元スイッチの液晶パネルに表示可能 であること。 手元スイッチのコードは,床面に垂れ下がることで,つまずきや不衛生の原因とならぬよう,垂れ 下がりを防ぐフックを備え,任意の位置で引っ掛けることができること。 手元スイッチの本体,フック,カールコードケーブルは,個別に交換が可能であること。 手元スイッチには,設定情報をすべて初期化するスイッチを備えること。 ベッド動作開始時及び停止時には,患者が感じる衝撃や不快感を軽減するため,緩やかにベッドの 動作速度を加速させる制御を行うことが出来ること。 主要部品の構造材外側の表面処理は,錆防止及び表面強度の確保のため,電着焼付塗装および粉体 焼付塗装によるダブルコーティング塗装とすること。 主要部分の構造材(パイプなど)内側の錆防止のため,構造材内側の表面処理に電着焼付塗装を施 すこと。 2 ベッドサイドレール 2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 ベッドのサイドフレームに取り付け,ベッド上からの寝具や身体の落下防止を目的としたものであ ること。 隙間に身体が挟まらないように鋼管を配し,枠組みすること。 上部両端部には,樹脂製部品を配して鋼管屈曲部の曲率半径を減らし,ベッドサイドレール及び ベッドのボードとの隙間へ身体が挟まりにくくすること。 差込部は樹脂製キャップを配し,取り付け・取り外しがしやすいようにすること。 本体枠の表面処理は構造内側の錆防止及び表面強度確保のため,電着焼付塗装及び粉体焼付塗装に よるダブルコーティング塗装とすること。 3 ベッドサイドテーブル 5-1 5-2 5-3 5-4 テーブルトップはパーティクルボードを芯材とし,表面は高温のものを載せても変形・変色のない ようダップ樹脂化粧板張りとし,周囲には緩衝のため発泡ウレタン樹脂一体成形によるエッジを配 すること。 テーブル面に物を載せていても操作できるようにガススプリングを内蔵し,レバーの操作によりこ れを作動させ,テーブルの高さ調節を行うことが出来ること。なお,ガススプリングの動作はワイ ヤーにより他方の支柱に伝達され,2本の支柱は常に同じ高さになり,テーブル面を水平に保つ機 構とすること。 テーブルが移動しないようブレーキ機構を内蔵していること。 キャスターの車輪経は40mm程度とすること。 4 アジャストテーブル 4-1 4-2 4-3 4-4 テーブル取り付け幅が調節可能であること。 耐薬品性樹脂を使用していること。 両端上部は小物が置けるベントレー形状であること。 滑り止め効果のあるサイドレール受けであること。 (性能及び機能以外に関する要件) 1 設置条件 1-1 1-2 1-3 1-5 1-6 1-7 機器設置に係る対応(重機等)をはじめ,搬入・組立・稼働前テスト等の調整費の全ての費用を本入 札金額に含めること。 当院既設の配線への接続・調整に関する全ての費用(作業費・部材費等)を本入札金額に含めるこ と。 本仕様書の機器が正常稼働するために大崎市民病院鹿島台分院(以下,当院)が用意する一次側設 備(電源)以外に工事・設置調整が必要となる場合は,受注業者の負担として本入札金額の範囲内 で整備対応すること。 装置の現場内設置から使用開始までの養生管理,またはそれに伴う保険等は納入業者の負担で行う こと。 搬入及び組み立ての実施日時は,当院の勤務時間帯を原則とすること。 受注業者は納品前に現地下見を当院担当者立ち会いのもと行い,一次側設備に不足がないことを確 認し,不足があった場合には速やかにその旨を当院担当者に報告し,設備対応すること。 2 サポート・障害支援体制 2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 2-6 2-6-1 2-6-2 2-7 2-9 2-10 機器取扱に関しては,担当する職員等が技術を習得するまで十分教育訓練を行うこと。 調達物品に関する取り扱い説明書を3部提出すること。 納入後一定期間は,機器稼動時に技術者を派遣立会いさせ,機器の稼動性能を確認するとともに病 院医療職の使用操作に対し随時指導することとし,その期間は状況により,病院担当者と協議する こと。 障害発生時に当院からの電話連絡が直ぐに受け付けられる体制が整っていること。 納入後の故障等に対しては,迅速な修復が可能な体制を有すること。 無償保証期間における保守内容は以下の通りとすること。 無償保証期間は,装置の稼働開始日(検収日)から1年間とする。 無償保証期間中における定期点検費・人件費・作業費・出張費・修理部品費・定期交換部品費等, 全ての費用を無償とすること。ただし,消耗品や事務用品を除くものとする。 当院の資産台帳作成にあたり,調達物品の詳細内訳を当院指定用紙(またはデータ)に記入し,検 収日までに当院に提出すること。 入札以降,納入までの間に新機種開発によりモデルチェンジまたは機能増強され,当院が把握して いた機能や設置条件等に変更が生じた場合は,当院と協議し最新の製品を納入すること。 その他仕様書に記載のない事項については,適宜,当院との協議に応ずること。 以下,空白 3/3ページ
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