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平成28年
3月
寒河江市
は じ
め
に
近年、急速な少子高齢化により、障がいのある方はもとより、
介護者の方の高齢化が進んでいます。障がいは特別なことではなく、
誰もが身近な問題としてとらえ、社会全体で支える仕組み作りが必
要となっています。
国においては、「障害者基本法」をもとに、「障害者総合支援法」
の改正、
「障害者虐待防止法」や「障害者優先調達推進法」施行など、
近年障がい者施策が集中的に改革され、今年 4 月には「障害者差別
解消法」が施行されます。
本市においても、平成 19 年 3 月に策定された「第 2 次寒河江市障がい者基本計画」
が目標年次に達したことから、これまでの成果を総括するとともに、今後の本市の障がい福
祉施策の目標となる「第 3 次寒河江市障がい者基本計画」を策定しました。
この計画策定に際しては、障がい者手帳をお持ちのすべての市民を対象としたアンケー
ト調査を実施し、生活や医療、就労、環境、権利擁護など広範囲な意見をいただいておりま
す。この計画を元に、スタートを同じくする「第 6 次寒河江市振興計画」と連携し、障が
いのある人もない人も全ての市民が互いに人格と個性を尊重しあいながら、生き生きと安心
して暮らすことのできる共生社会の実現を目指し、一層の障がい福祉施策の推進に努めてま
いりますので、市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。
最後に、計画策定にあたり、貴重なご意見やご提言をいただきました、策定委員の皆様
や関係機関の皆様、さらにアンケートにご協力いただいた市民の皆様に心より感謝を申しあ
げます。
平成 28 年 3 月
寒河江市長
佐
藤
洋
樹
各ページの挿絵は、市内にある知的障がい者施設の利用者の皆さんから
ご協力いただいた作品を掲載しております。
目
第1章
第2章
次
計画の概要 …………………………………………………
1 計画策定の趣旨 …………………………………………
2 計画の基本理念 …………………………………………
3 計画の目標 ………………………………………………
4 計画の期間 ………………………………………………
5 計画における対象者 ……………………………………
6 計画の性格及び位置付け ………………………………
1
1
2
2
3
3
3
7 計画の構成 ………………………………………………
4
障がいのある人の状況 …………………………………… 5
1 人口と障がい手帳所持者数の推移 …………………… 5
2 身体障がいのある人の状況 …………………………… 5
3 知的障がいのある人の状況 …………………………… 8
4 精神障がいのある人の状況 …………………………‥ 9
5 難病患者の状況 ………………………………………… 10
6 発達障がいのある人の状況 …………………………… 11
7 障がい児の就学の状況 ………………………………… 12
8 障がい者の雇用・就業の状況 ………………………… 14
第3章
現状と課題及び施策の目標と主な取組……………………
1 生活支援 …………………………………………………
2 保健・医療 ………………………………………………
3 療育・教育 ………………………………………………
4 経済的自立・就労支援 …………………………………
5 スポーツ・文化活動 ……………………………………
15
15
17
19
21
23
6
7
8
9
24
25
26
27
生活環境 …………………………………………………
権利擁護・理解の促進 …………………………………
情報・コミュニケーション ……………………………
安全・安心 ………………………………………………
第4章
目標とする指標
…………………………………………… 29
第5章
計画の推進体制
…………………………………………… 30
資料
………………………………………………………………… 31
第1章
計画の概要
1 計画策定の趣旨
本市では「障害者基本法」に基づく「市町村障害者計画」として、平成11年3月
に「第1次寒河江市障害者福祉計画」を策定し、障がいのある人も障がいのない人と
同様に普通の生活ができるような社会の実現を目指す「ノーマライゼーション」の理
念と、身体的、精神的、社会的な適応能力の回復にとどまらず、地域の中でその人ら
しく自立した生活ができるようなサービスが有機的、体系的に提供される社会を目指
す「リハビリテーション」の理念のもと、障がい者の自立と社会参加促進のため、公
共施設等のバリアフリー化をはじめ各種福祉施策を推進してまいりました。平成19
年3月に策定した「第2次寒河江市障がい者基本計画」においても、この基本理念を
継承しながら、引き続き障がい者施策に取り組んできたところです。
その後、平成23年8月に「障害者基本法」が改正され、平成24年10月に「障
害者虐待防止法」の施行、平成25年4月に「障害者総合支援法」及び「障害者優先
調達推進法」の施行、平成25年6月に「障害者差別解消法」の制定と「障害者雇用
促進法」の改正があり、障がい者への支援の充実が図られてきました。さらに、これ
らの法整備をもとに、平成26年1月には「障害者権利条約」が批准されました。
国においては、平成25年9月に国の障害者基本計画(第3次)が策定され、県に
おいては、平成26年3月に「第4次山形県障がい者計画」を策定しました。
このような状況を踏まえ、本市においても、障がい者の現状や現計画の進捗状況を
検証し、これまで推進してきた障がい福祉施策の成果を引き継ぎ、さらなる充実・発
展を目指して、平成28年度を初年度とする「第3次寒河江市障がい者基本計画」(以
下「計画」という。)を策定するものです。
「でっかいおばけ」佐藤優さん
1
2 計画の基本理念
これまでの計画における「ノーマライゼーション」と「リハビリテーション」の理
念を継承しつつ、障がいの有無にかかわらず、全ての市民が互いに人格と個性を尊重
しあいながら、生き生きと安心して暮らすことのできる共生社会の実現を目指します。
基本理念
障がいの有無にかかわらず、全ての市民が互いに人格と個性を尊重しあいながら、
生き生きと安心して暮らすことのできる共生社会の実現
3 計画の目標
(1)
地域生活の支援
障がいのある人が地域で生き生きと安心して生活できるよう、相談支援体制の構築
を推進するとともに、誰でもが必要なサービスを受けられるよう各種福祉サービスの
充実を図ります。また、障がいの原因となる疾病等の予防・治療体制を構築し、リハ
ビリテーション体制の充実を推進します。
(2)
自立と社会参加の促進
障がいのある人の自己決定を尊重し、主体的に行動し、社会のあらゆる活動に参加
して生きがいを持って生活できるよう、乳幼児期からの早期療育や教育を通じた発達
支援、経済的自立を目指す就労支援等ライフステージに応じたサービスの充実に努め
ます。
(3) 地域で支えあうバリアフリー社会の実現
障がいの有無にかかわらず、誰もが安全に安心して生活できるよう、ソフト・ハー
ドの両面にわたる社会のバリアフリー化を推進し、地域社会全体で支えあう仕組みの
構築のため、市民の主体的な地域福祉活動を推進します。
2
4 計画の期間
計画の期間は、平成28年度を初年度とし、平成32年度を目標年度とする5か年
間とします。
5 計画の対象者
障害者基本法に基づき、「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その
他の心身の機能の障害がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生
活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にある」方を障がい者として計画の対象と
し、全市民を含めて施策の推進を図ります。
6 計画の性格及び位置づけ
この計画は、障害者基本法第11条第3項に基づき定める、本市の障がい者施策を
総合的に推進するための基本的な計画です。計画の策定に当たっては、同条第1項に
基づき、国が定める「障害者基本計画」及び同条第2項に基づき、都道府県が定める
「都道府県障害者計画」を踏まえています。
また計画は、
「寒河江市第6次振興計画」を上位計画とし、
「寒河江市地域福祉計画」、
「寒河江市子ども・子育て支援事業計画、母子保健計画」、「第2次
などの関連計画との整合性を図りながら策定しています。
「オオカミ」 佐藤拓也さん
3
健康さがえ21」
計 画 の 構 成
基本理念
基本目標
施策
施策の目標
相談支援体制の充実
在宅福祉サービスの充実
生活支援
障がい福祉サービスの充実
地域生活支援事業の充実
障
が
い
の
有
無
生に
きか
生か
きわ
とら
安ず
心、
し全
てて
暮の
ら市
す民
こが
と互
のい
でに
き人
る格
共と
生個
社性
会を
の尊
実重
現し
あ
い
な
が
ら
、
地域生活の支援
障がいの原因となる疾病等の予防・治療
保健・医療
リハビリテーション体制の充実
精神保健福祉施策の充実
障がいの早期発見と支援の充実
療育・教育
障がい児療育の充実
障がい児教育の充実
障がい者雇用の促進
自立と社会参加の促進
経済的自立・就労支援
就労系サービスの充実
優先調達の推進
スポーツ・文化活動
スポーツ・文化活動の推進
施設のバリアフリー化の推進
生活環境
移動・交通のバリアフリー化の推進
啓発・広報活動の推進
権利擁護・理解の促進
福祉教育の推進
差別の解消の推進
地域で支えあう
バリアフリー社会の実現
情報のアクセシビリティの推進
情報・コミュニケーション
コミュニケーション支援の推進
地域の見守り支援の推進
安全・安心
ボランティア活動の支援と推進
災害時の支援体制の確保
4
第2章
障がいのある人の状況
1 人口と障がい手帳所持者数の推移
本市の人口は、緩やかに減少傾向にあります。一方、障がい手帳所持者数(身体障
害者手帳、療育手帳及び精神障害者保健福祉手帳所持者数の合計)は横ばい状態です
が、総人口に占める手帳所持者の割合は微増傾向となっています。
寒河江市の人口と障がい手帳所持者数の推移
平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度
総人口
(人)
43,107
42,604
42,708
障がい者数(人)
2,254
2,302
2,333
障がい者の割合
5.23%
5.40%
5.46%
各年度末(3 月 31 日)現在
平成 25 年度 平成 26 年度
42,478
42,109
2,325
2,305
5.47%
5.47%
(各年度末現在、資料:寒河江市健康福祉課)
「スノーボード」
2 身体障がいのある人の状況
平成26年度末現在の身体障害者手帳所持者数は1,879人で、平成22年度か
ら平成26年度までの4年間の増加率は、1.3%となっています。
等級別では、1級が最も多く567人で、平成22年度から平成26年度までの4
年間の増加率は、5.8%となっています。
また、障がい種類別では肢体不自由が最も多く、全体の約54%を占めています。
年齢別では、65歳以上の人数が76%を占めています。
5
身体障害者手帳所持者数
等級
年度
1級
(単位:人)
2級
3級
4級
5級
6級
計
平成 22 年度
536
234
283
486
153
162
1,854
平成 23 年度
547
229
292
502
161
159
1,890
平成 24 年度
570
213
291
516
165
156
1,911
平成 25 年度
566
208
308
510
167
151
1,910
平成 26 年度
567
210
291
481
177
153
1,879
(各年度末現在、資料:寒河江市健康福祉課)
障がい種類別障がい者数
区分
年度
(単位:人)
視覚
聴覚平衡 音声言語
肢体不自由
内部
計
18 歳未満
2
4
0
11
3
20
平成 22
18~64 歳
21
34
7
275
127
474
年度
65 歳以上
79
144
15
708
414
1,360
112
182
22
994
544
1,854
18 歳未満
1
3
0
10
4
18
平成 23
18~64 歳
26
36
8
270
134
474
年度
65 歳以上
80
141
17
741
419
1,398
107
180
25
1,021
557
1,890
18 歳未満
1
1
0
8
4
14
平成 24
18~64 歳
24
34
10
255
134
457
年度
65 歳以上
81
137
17
760
445
1,440
106
172
27
1,023
583
1,911
18 歳未満
0
2
0
9
1
12
平成 25
18~64 歳
25
33
13
251
132
454
年度
65 歳以上
79
138
18
757
452
1,444
104
173
31
1,017
585
1,910
18 歳未満
0
2
0
6
3
11
平成 26
18~64 歳
25
31
12
245
123
436
年度
65 歳以上
70
140
18
765
439
1,432
計
95
173
30
1,016
565
1,879
計
計
計
計
(各年度末現在、資料:寒河江市健康福祉課)
6
障がい別等級別人数
区 分
(単位:人)
1級
2級
3級
4級
5級
6級
計
視 覚
32
22
13
9
9
10
95
聴覚平衡
14
33
20
36
1
69
173
音声言語
1
2
21
6
―
―
30
肢体不自由
144
152
175
304
167
74
1,016
内 部
376
1
62
126
―
―
565
計
567
210
291
481
177
153
1,879
(平成 26 年度末現在、資料:寒河江市健康福祉課)
「親子のサル」
「ごんた」二関真伍さん
7
3
知的障がいのある人の状況
平成26年度末現在の療育手帳所持者数は239人で、このうちA判定(重度)が78
人、B判定(中・軽度)が161人です。平成22年度から平成26年度までの推移を見
ると、A判定は4年間で11.4%、B判定は9.5%の増加率となっています。
療育手帳所持者数
(単位:人)
区
A判定(重度)
分
年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
B判定(中・軽度)
18 歳未満
18~64 歳
65 歳以上
10
12
12
12
12
52
52
55
54
56
8
9
10
9
10
18 歳未
18~64
満
歳
22
27
30
29
31
114
120
120
119
119
計
65 歳以上
11
9
10
12
11
217
229
237
235
239
(各年度末現在、資料:寒河江市健康福祉課)
「おとうさん」横山晴渉さん
「ネコのトラちゃん」
8
4 精神障がいのある人の状況
平成26年度3月末現在で、精神障害者保健福祉手帳所持者数は187人で平成22
年度から平成26年度までの4年間の増加率は、1.6%となっています。
また、病院等で通院医療を受ける場合に医療費の一部を公費で負担する自立支援医療
受給者証所持者数は276人で、平成22年度から平成26年度までの4年間の増加率
は、11.7%となっています。
精神障害者保健福祉手帳所持者数及び自立支援医療(精神通院)受給者証所持者数
区分
精神障害者保健福祉手帳所持者数
(単位:人)
自立支援医療受給者証
1級
2級
3級
計
平成 22 年度
98
74
12
184
247
平成 23 年度
91
80
19
190
247
平成 24 年度
88
75
22
185
259
平成 25 年度
75
81
24
180
269
平成 26 年度
72
82
33
187
276
年度
所
持
者
(各年度末現在、資料:村山保健所)
「ゆうじょう」小野一矢さん
「イメージのぼく」日塔和貴さん
9
数
5 難病患者の状況
難病の定義は、「発病の機構が明らかでなく、治療方法が確立していない、希少な
疾病であって、長期の療養を必要とするもの」とされています。平成27年1月より
国の新たな難病対策を定める「難病の患者に対する医療等に関する法律」が施行され、
従来の特定疾患治療研究事業による医療費助成から法定の医療費助成へ移行し、助成
対象は56から306疾病に拡大しました。
本市における平成26年度末現在の特定医療費(指定難病)と特定疾患治療研究事
業(難病医療助成事業)の医療受給者数は151人、小児慢性特定疾患医療受給者数は、
38人となっています。
特定医療費(指定難病)
・特定疾患治療研究事業(難病医療助成事業)給付状況
(単位:人)
年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年
度
平成 26 年度
人員
139
147
151
150
151
(各年度末現在、資料:村山保健所)
小児慢性特定疾患治療研究事業医療受給者数
(単位:人)
年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年
度
平成 26 年度
人員
41
44
40
40
38
(各年度末現在、資料:村山保健所)
「エトのサルサン」清野正幸さん
10
6 発達障がいのある人の状況
本市における自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害等の発達
障がいがあると診断された児童生徒は、平成26年12月31日現在で86人となって
います。
社団法人日本自閉症協会の「自閉症の手引き」によると、せまい意味での自閉症は児
童 1,000 人に約3人、広汎性発達障害あるいは自閉症スペクトラム障害も含めると、
児童 100 人に約1人いると言われています。
また、平成24年2月から3月にかけて文部科学省が実施した調査では、小・中学校
の通常の学級に在籍している児童生徒のうち特別な教育的支援を必要とする児童生徒
が、6.5%の割合で存在する可能性があると報告されています。
発達障がいのある児童生徒《平成26年度》
人
区分
状況
特別支援学級在籍数
※ うち 発達障がいの
診断のある児童生徒
通常学級在籍で特別な教育的
支援を必要とする児童生徒
※ うち 発達障がいの
診断のある児童生徒
発達障がいの診断のある
児童生徒数
計
(単位:人)
数
計
小学校
中学校
52
13
65
32
8
40
145
53
208
25
21
46
57
29
86
(平成 26 年 12 月 31 日現在、資料:寒河江市教育委員会)
「うさぎ」
11
7 障がい児の就学の状況
平成26年度の特別支援学校(小学部・中学部)在学者数は11人、小中学校特別支
援学級在学者数は65人となっています。
また、
「ことばの教室」に通って指導を受けている児童数は増加傾向にあります。
特別支援学校在学者数
(単位:人)
区分
小学部
中学部
計
平成 22 年度
5
4
9
平成 23 年度
9
6
15
平成 24 年度
4
7
11
平成 25 年度
6
7
13
平成 26 年度
6
5
11
年度
(各年度 5 月 1 日現在、資料:寒河江市教育委員会)
小中学校特別支援学級数及び在学者数
(単位:学級数・人)
小学校
区分
中学校
計
学級数
児童数
学級数
生徒数
学級数
児童・生徒数
平成 22 年度
16
27
7
14
23
41
平成 23 年度
17
32
6
12
23
44
平成 24 年度
17
45
5
10
22
55
平成 25 年度
19
48
6
13
25
61
平成 26 年度
19
52
5
13
24
65
年度
(各年度 5 月 1 日現在、資料:寒河江市教育委員会)
「ことばの教室」に通って指導を受けている児童生徒数及び就学猶予・免除者数
区分
「ことばの教室」に通って
指導を受けている児童生徒数
(単位:人)
就学猶予・免除者数
小学校児童数
中学校生徒数
小学校児童数
中学校生徒数
平成 22 年度
73
0
0
0
平成 23 年度
65
0
0
0
平成 24 年度
78
0
0
0
平成 25 年度
81
0
0
0
平成 26 年度
69
0
0
0
年度
(各年度 5 月 1 日現在、資料:寒河江市教育委員会)
12
特別児童扶養手当対象児童数
障がい
年度
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
外部障がい
内部障がい
知的・精神
1級
2級
1級
2級
1級
2級
0~10 歳
3
0
0
0
15
21
11~20 歳
9
1
0
3
9
28
0~10 歳
1
0
0
0
16
25
11~20 歳
9
1
0
3
8
31
0~10 歳
1
0
0
1
16
25
11~20 歳
9
1
0
3
7
34
0~10 歳
3
0
0
1
14
27
11~20 歳
8
0
0
3
9
36
0~10 歳
3
0
0
1
12
32
11~20 歳
6
0
0
2
9
35
計
89
94
97
101
100
(各年 12 月末現在、資料:寒河江市子育て推進課)
「せつぶん」尾形美穂さん
「ひまわり」
13
8 障がい者の雇用・就業の状況
平成26年6月1日における寒河江公共職業安定所管内の従業員規模50人以上
の企業で雇用される障がい者数は169人で、雇用率は、1.99%となっています。
障がい者雇用状況の推移
(各年度 6 月 1 日現在、単位:人、%)
区分
企業数
年
度
常用労
働者数
障がい者数
法定雇用
計
算定基礎
労働者数
身体
知的
雇用率
精神
法
定
雇用率
平成 22 年度
41
7,642 7,503
96
23
0 119.0
1.59
1.8
平成 23 年度
38
7,544 7,441
88.5
34
3 125.5
1.69
1.8
平成 24 年度
42
8,127 7,995
98.5
24
3 125.5
1.57
1.8
平成 25 年度
47
8,377 8,216 117.5
41.5
7 166.0
2.02
2.0
平成 26 年度
47
8,662 8,498 115.5
44.5
9 169.0
1.99
2.0
(資料:寒河江公共職業安定所)
(注)1
法定雇用算定基礎労働者数は、常用労働者数から除外率(業種により変動)を除いた労働者数。
2
平成18年度から、精神障がい者が雇用算定率対象となる。
3
平成25年度から、法定雇用率が2.0%に改正。
「たまごから生まれた王様」佐々木真美さん
14
第3章
現状と課題及び施策の目標と主な取組
地域生活の支援
施策 1.
《
生活支援 》
【現状と課題】
障がいのある方は、心身の状態、障がいの内容、程度等により、生活支援の方法が異な
ります。しかも食事や排泄、入浴などの日常生活上の支援や精神面での支援が長期にわた
って必要となり、本人や家族の抱える問題や悩みは深刻で、生活支援をするためのサポー
ト体制、相談体制の強化が求められています。そのため、いつでもどこでも相談できる体
制づくりと、関係機関の連携が重要になっています。
平成18年度に「障害者自立支援法」が施行され、法に基づき障がい福祉サービスや、
地域生活支援事業を実施してきました。各福祉サービスの利用者は年々増加しており、平
成25年度に施行された「障害者総合支援法」により、更に制度が利用しやすくなり、今
後も需要が大きくなると見込まれます。制度の周知と利用は進んでいますが、障がいに合
わせたきめ細やかな支援のためには、更なる充実が必要です。また、障がいのある方本人
や介護者の方の高齢化が進行しており、取り組みが必要になっています。
住み慣れた地域で生き生きと安心して暮らせるよう、ライフステージ※1とニーズに合わ
せた生活支援が求められています。
【施策の目標】
○相談支援体制の充実
○在宅福祉サービスの充実
○障がい福祉サービスの充実
○地域生活支援の充実
【主な取組】
(1)相談支援体制の充実
・基幹相談支援センター※2の設置を推進します。
・自立支援協議会※3の相談支援部会を活用し、相談支援事業所※4同士の連携を支
援します。
・市の窓口、国の機関(ハローワークなど)、県の機関(更生相談所など)、医療機
関、サービス事業所、相談支援事業所等の連携を密にし、ネットワークを構築する
など、相談体制の強化を図ります。
・身近な相談窓口である民生委員・児童委員や身体障がい者相談員・知的障がい者
15
相談員の活動を支援します。
・障がい者や介護者の高齢化に対応するため、地域包括支援センター※5等介護分
野と連携し対応に当たります。
(2)在宅福祉サービスの充実
・福祉タクシー券、福祉給油券、紙おむつ支給、人工透析患者通院費助成、在宅
酸素療法者電気料助成などの在宅福祉サービスを充実し、在宅障がい者の自立を支
援します。
(3)障がい福祉サービスの充実
・障がい福祉サービスの周知に努め、障がいに合わせた利用の促進を図ります。
・地域生活支援拠点※6の整備を推進します。
・障害福祉サービスに関する地域ニーズを把握し、新規事業所の開設を支援しま
す。
(4)地域生活支援の充実
・地域生活支援事業は、日常生活用具給付事業、移動支援事業、地域活動支援セ
ンター等、地域の特性や利用者の状況に応じで柔軟に行うことのできる事業です。
現在の事業を継続するとともに、ニーズに合わせて事業の拡大を図ります。
※1ライフステージ
人の一生を乳幼児期・学齢期・成年期・高齢期などに分けたそれぞれの段階のことです。
※2基幹相談支援センター
地域における相談支援の中核的な役割を担う機関で、自ら障がい者の相談、情報提供、助言
を総合的に行うほか、地域の相談支援事業者間の連絡調整や、関係機関の連携の支援を行う
機関です。
※3自立支援協議会
地域における障がい者への支援体制に関する課題についての情報を関係機関が共有、連携し
て協議し、地域の実情に応じた体制を整備することを目的としています。
※4相談支援事業所
障がいのある人への相談支援を行う事業所で、一般的な相談や、障がい福祉サービス等の利
用計画の作成、地域生活への移行に向けた支援等を行います。
※5地域包括支援センター
介護保険で定められた、地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメ
ントなどを総合的に行う機関です。
※6地域生活支援拠点
障がい児者の地域生活支援のための多機能性を持たせた拠点で、地域における居住支援に求
められる機能としての5つの機能(相談、体験の機会・場、緊急時の受入れ・対応、専門性、
地域の体制づくり)を持った機関です。
16
施策 2.
《
保健・医療 》
【現状と課題】
障がいを予防するためには、常日頃からの健康管理が重要です。健康教育や相談支援、
健康診査や検診など疾病の早期発見、治療の提供、リハビリテーションといった保健・医
療サービスをライフステージに合わせて提供する必要があります。
本市では、妊娠期、乳幼児期、学齢期、一般世代それぞれにおいて、検診や相談の機会
を提供し、障がいの早期発見と予防につなげています。
社会生活が複雑化することによって、ストレスが増大し、心のバランスを崩すことが多
くなっています。精神保健に対する正しい理解と心の健康を保つための取組が必要となっ
ています。
【施策の目標】
○障がいの原因となる疾病等の予防・治療
○リハビリテーション体制の充実
○精神保健福祉施策の充実
【主な取組】
(1)障がいの原因となる疾病等の予防・治療
・妊娠届の必要性・適正時期についての周知・啓発を強化します。
・妊娠期間中、適時、妊婦健康診査を実施するとともに、受診の勧奨に努めます。
・子どもの疾病の早期発見、発育発達及び育児支援を目的として、乳幼児健康診査
の充実を図ります。
・未受診児に対する、家庭訪問や来所相談などの個別支援の充実を図ります。
・乳幼児期の感染症や合併症予防を目的とした、予防接種の充実と保護者負担の軽
減を図ります。
・自立支援医療等医療費の公費負担について周知と利用促進を図ります。
(2)リハビリテーション体制の充実
・日常生活の自立及び閉じこもり予防、社会参加を目的とした機能訓練事業を継続
します。
・医療機関、訪問看護、福祉及び介護サービス事業所と連携し、在宅で障がいに応
じたリハビリが受けられるよう支援を図ります。
(3)精神保健福祉施策の充実
・講演会、研修会等を開催し、精神障がいに対する理解の深化を図ります。
・保健所、医療機関及び警察署と情報を共有し、相談支援体制の充実を図ります。
・家族会・当事者の会の活動を支援します。
・こころの健康相談の充実を図ります。
17
「にわとりのおやこ」
「自画像」縄多恵子さん
「無題」
「無題」
18
自立と社会参加の促進
施策 3.
《
療育・教育 》
【現状と課題】
障がいのある子どもについては、障がいの重度化や固定化を防ぐため早期の発見と障が
いに合わせた適切な療育が重要です。特に乳幼児期から一貫した適切な支援をすることに
より、障がいの軽減や生活能力を向上させ、将来の社会参加につなげていくことが望まれ
ます。
本市では、就学前児童については、臨床心理士と保健師による保育所等への巡回相談を
行っているほか、児童発達支援事業所の利用が行われています。学校教育においては、学
習補助員の配置や巡回相談の実施、関係機関との連携等を行い、個々の教育ニーズに応じ
た特別支援教育を実施しています。また、放課後等デイサービスの利用も行われています。
今後さらに障がいの早期発見と適切な支援の充実を図る必要があります。
【施策の目標】
○障がいの早期発見と支援の充実
○障がい児療育の充実
○障がい児教育の充実
【主な取組】
(1)障がいの早期発見と支援の充実
・巡回相談事業をはじめ、相談体制を充実し、関係機関と連携して障がいの早期発
見・早期支援に努めます。
(2)障がい児療育の充実
・保育所や学童保育所において障がい児の受け入れを図り、保育所等訪問支援の活
用や関係機関との連携により、支援体制の充実・強化を図ります。
・相談支援事業所との連携を強化し、障がい児支援の充実を図ります。
・ペアレントメンター※7制度の周知と活用により、障がい児と家族の支援を図りま
す。
・やまがたサポートファイル※8の周知と利用を促進し、成長に合わせた切れ目のな
い支援を実施します。
・児童発達支援※9及び放課後等デイサービス※10 の利用促進に努めます。
(3)障がい児教育の充実
・保育所・幼稚園等、学校及び関係機関が互いに連携し、早期からの教育的支援を
行います。
19
・小中学校の教員や幼稚園・保育所の教員・保育士が特別支援教育について研修す
る機会の設定に努めます。
・障がいの状況に応じた適切な教育的支援を進めていくために、引き続き学校に学
習補助員を配置するとともに、必要な児童生徒について巡回相談を行います。
・各学校で特別支援教育コーディネーター※11 の複数指名を進め、特別な教育的支
援に応えるための校内支援体制をより強化します。
・個別の指導計画や教育支援計画に基づいて、関係機関とも連携しながら、障がい
の状況に応じた適切な教育的支援を進めるとともに、次の学びの場に引き継ぎ、一
貫した支援を行います。
・可能な限り、障がいのある子どもが障がいのない子どもとともに教育を受けられ
るよう、各学校における交流学習を今後も継続して推進します。
・特別支援学級、特別支援学校への通学支援を継続して実施します。
※7ペアレントメンター
発達障がいのある子どもを育てた経験のある親が、同じような悩みを抱えながら子育てを
してきた経験・知識・情報を活かし、現在子育てに悩んでいる方の支援をすることです。
※8やまがたサポートファイル
発達障がい等の支援が必要なお子さんの個性や配慮が必要なことをまとめ、また必要な情
報をファイリングしていくものです。
保護者の方々が、各種の相談・支援を受けるときに、このファイルを見せることで説明の
負担が軽減され、支援者の十分な理解を得られやすくなります
※9児童発達支援
障がいのある未就学児を通わせて、日常生活における、基本的動作の指導、知識技能の付
与、集団生活への適応訓練等必要な支援を行います。
※10 放課後等デイサービス 授業の終了後又は休業日に、障がいのある就学児を通わせて、生活能力の向上のために必
要な訓練、社会との交流等必要な支援を行います。
※11 特別支援教育コーディネーター 発達障がい者の特別支援をするための教育機関や医療機関への連携、その者の関係者(家
族など)への相談窓口を行う専門職を担う教員のことです。
「ねこのかわいい」大井文華さん
20
施策 4.《
経済的自立・就労支援 》
【現状と課題】
障がいのある人も、その能力や適性に応じて就労し、経済活動に参加することは、社会
的自立や自信、生きがいのある生活を送る上でも重要な価値を持っています。通常の一般
就労はもとより、福祉的就労を含めた広範囲な就労機会を通して、職域の拡大や多様な就
労の場確保と拡大が必要です。また、障がいがあっても安心して働ける社会環境にするた
めに行政や地域、企業などが連携・協力して、雇用の促進、拡大をするとともに職場への
定着を図ることが大切です。
平成25年度には、法定雇用率が引き上げられ、また障害者優先調達推進法が施行され
るなど、更なる障がい者の就労支援が求められています。
【施策の目標】
○障がい者雇用の推進
○就労系サービスの充実
○優先調達の推進
【主な取組】
(1)障がい者雇用の促進
・ハローワークと連携し、法定雇用率※12 制度の周知及び障がい者雇用の促進に努め
ます。
・障害者職業センター※13 及び障害者就業・生活支援センター※14 と連携し、障がい
の特性に合わせた障がい者の雇用促進に努めます。
・山形県や山形労働局等と連携し、障がい者雇用促進セミナーを開催します。
(2)就労系サービスの充実
・就労移行支援※15、就労継続支援 A 型※16、就労継続支援 B 型※17 等のサービス利
用を促進し、訓練の機会を提供します。
・就労訓練の事業所の新設を支援します。
(3)優先調達※19 の推進
・市が物品を調達するときは、障がい者就労施設等からの優先的な調達に努めます。
・入札参加資格基準に、障がい者の就労を支援・雇用に関する評価項目の追加につい
て検討します。
21
※12 法定雇用率
「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づき、民間企業、国、地方公共団体は、一定
割合以上の障がい者を雇用しなければならないこととされており、その割合を法定雇用率
と言います。
※13 障害者職業センター
障害者に対する専門的な職業リハビリテーションサービス、事業主に対する障害者の雇
用管理に関する相談・援助、地域の関係機関に対する助言・援助を実施しています。
※14 障害者就業・
生活支援センター
※15 就労移行支援
障がい者の身近な地域において、雇用、保健福祉、教育等の関係機関の連携拠点として、
就業面及び生活面における一体的な相談支援を実施します。
一般企業等への就労を希望する方に、一定期間、就労に必要な知識及び能力の向上のた
めに必要な訓練を行います。
※16 就労継続支援 A 型
一般企業等での就労が困難な方のうち適切な支援により雇用契約等に基づき就労する方
に、働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います。
※17 就労継続支援 B 型
一般企業等での就労が困難な方に、働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のた
めに必要な訓練を行います。
※18 優先調達
市等公共機関が、物品等の調達の際、優先的に障がい者就労施設等から行うことをいい、
そのための方針を定めたものが調達方針です。
「テングダケ」細谷徹さん
22
施策 5.
《
スポーツ・文化活動 》
【現状と課題】
障がいのある人のスポーツ・文化活動への参加は、社会参加の拡大や健康増進、ストレ
ス解消など、生きがいのある生活を送るためにも大切です。
本市では、障がい者のスポーツ大会のへ参加を支援したり、市美術館において美術展開
催の支援をしているほか、施設のバリアフリー化に努めています。
今後さらにスポーツや文化活動に気軽に取り組めるよう機会を増やしたり、参加しやす
くする必要があります。
【施策の目標】
○スポーツ・文化活動の推進
【主な取組】
(1)スポーツ・文化活動の推進
・障がい者団体の活動を支援します。
・各種スポーツ大会、文化活動への支援を行います。
・カローリング※19 等のニュースポーツを活用しながら障がいのある人のスポーツ
への参加を促進します。
・障がいのある人のスポーツ活動に知見のあるスポーツ指導者の育成に努めます。
・市美術館における「アートツリーやまがた」※20 特別企画展等の作品展示機会の
充実を図ります。
・スポーツ施設や文化施設について、障がいのある方のニーズに応じたバリアフリ
ー設備等の整備を推進します。
※19 カローリング
氷上でなく室内でカーリングができるように考案されたニュースポーツです。
※20 アートツリーやまがた 寒河江市立美術館を会場に、障がい者の個性を形にした創作作品と、同じ地域に住まう
みなさんとの出逢いの場としてうまれた総合アート展です。
「無題」田作雄樹さん
23
地域で支え合うバリアフリー社会の実現
施策 6.
《
生活環境 》
【現状と課題】
障がいのある人が自宅や地域で安心して暮らすためには、住みやすい住環境や設備と日
常生活や社会生活における障壁を取り除くことが重要です。そのためには、バリアフリー
化を引き続き推進していくことが重要です。
本市では、公共施設についてバリアフリー化に取り組んできたほか、移動面での支援のた
め、デマンドタクシーの割引や福祉タクシー券・福祉給油券の支給を実施してきました。
障がいのある人が自分の自由意思で行動でき、社会参加できる住み良い社会を作ること
は、誰にとっても住み良い福祉のまちであり、今後さらに市民と一体となった取り組みが
必要です。
【施策の目標】
○施設のバリアフリー化の推進
○移動・交通のバリアフリー化の推進
【主な取組】
(1)施設のバリアフリー化の推進
・「山形県みんなにやさしいまちづくり条例」に基づく「福祉のまちづくり整備マ
ニュアル」に適合した建築物、道路、公園、駐車施設等の整備をユニバーサルデザ
イン※21 の理念に基づいて推進します。
・既存の公共施設のバリアフリー化を推進します。
(2)移動・交通のバリアフリー化の推進
・デマンドタクシー※22 の運行を継続するとともに、市内循環バスの運行と障がい
者を対象とした割引制度を実施します。
・福祉有償運送※23 の周知と利用促進を図ります。
・福祉タクシー券、福祉給油券の支給を継続し、障がい者の社会参加を促進します。
※21 ユニバーサルデザイン あらかじめ、障がいの有無、年齢、性別等に関わらず多様な人々が利用しやすいよう都市
や生活環境をデザインする考え方です。
※22 デマンドタクシー
自宅や指定の場所から目的地(戸口から戸口)まで,お客様の希望時間帯,乗車場所など
の要望(デマンド)に,バス並みの安価な料金で応える公共交通サービスです。
※23 福祉有償運送、
NPO 等が自家用自動車を使用して、障がい者、要介護者の移送を行う、
「自家用有償旅客
運送」の一つです。
24
施策 7.
《
権利擁護・理解の促進 》
【現状と課題】
障がいのあるなしに関わらず、誰しもが住みやすい地域社会を作っていくためには、ソ
フト面でのバリアフリー化も重要です。このため、障がいに対する正しい理解と知識を広
め、障がいのある人への思いやりを深めていく必要があります。そのためには,日常的な
交流や触れ合う機会を促進するとともに、様々な機会をとらえた啓発、広報活動の実践が
重要です。障がい者週間(12月3日~9日)に重点的にイベントを開催したり、その事
業運営に市民やボランティアの協力を取り込むなど、一体となった取り組みにより広範囲
な理解の拡大を図る必要があります。
【施策の目標】
○啓発・広報活動の推進
○福祉教育の推進
○差別の解消の推進
【主な取組】
(1)広報・啓発活動の推進
・障がいや障がいのある人への理解を深めるため、市報、市ホームページ、パンフレッ
ト等により、広報・啓発に努めます。
・障がいのある人の権利を擁護する成年後見制度※24 の利用促進を図ります。
(2)福祉教育の推進
・学校において、総合的な学習の時間等で福祉をテーマにした学習や、関係施設との交
流を通した学習をより一層推進し、児童生徒の障がいや障がいのある人に対する理解
と認識の深化を図ります。
・障がいや障がいのある人への理解と認識を深める生涯学習活動を推進します。
(3)差別の解消の推進
・障害者差別解消法を広く周知し、差別の解消に努めます。
・障がい者の虐待の未然防止や、適切な支援が行える体制づくりを推進します。
※24 成年後見制度
判断能力が不十分な人を法律面や生活面で保護したり支援したりする制度です。
25
施策 8.
《
情報・コミュニケーション 》
【現状と課題】
ソフト面でのバリアフリー化は、情報・コミュニケーション面でも必要です。情報化社
会において、情報収集や情報発信はますます重要になっています。障がいのある人が、円
滑に情報の入手・利用し、コミュニケーションを行うことができるよう、情報の利用にお
けるアクセシビリティ※25 の向上が求められています。
本市では、手話通訳者の設置や手話・要約筆記奉仕員の派遣、手話奉仕員養成講座の実
施、テレビ電話手話通訳システムの設置、市ホームページにおける配慮等を行っています
が、なお一層の個々の障がいの特性に応じた支援を行うことが必要です。
【施策の目標】
○情報のアクセシビリティの推進
○コミュニケーション支援の推進
【主な取組】
(1)情報のアクセシビリティの推進
・音声コードや拡大文字の導入等、市ホームページをはじめ、広報、通知文書等のアク
セシビリティを推進します。
・情報のアクセシビリティについて周知を図ります。
(2)コミュニケーション支援の推進
・手話、要約筆記、点訳、代読、代筆等障がいに合わせた様々な意思疎通の支援の充実
を図ります。
※25 アクセシビリティ
施設、設備、サービス、情報、制度等の利用しやすさのことです。
「バスとバスてい」柴田雄紀さん
26
施策 9.
《
安全・安心 》
【現状と課題】
中越地震や東日本大震災等の災害において、自力では迅速に避難ができない障がい者が
取り残される事態が発生するなど、避難誘導体制の不備や避難所の使いにくさ等多くの課
題が浮き彫りとなりました。障がい者は病気や災害など緊急時の対応に不安や悩みを抱え
ており、安心して暮らせる環境づくりを行政と地域が一体となって構築することが求めら
れています。
このため、平成25年6月に災害対策基本法が改正され、避難行動要支援者(高齢者、
障がい者等の防災上何らかの配慮を要する方のうち災害時の避難に特に支援を要する方)
の名簿をあらかじめ市が作成するとともに、本人の了解を得て、地域の支援者に情報を提
供することや、避難所における配慮等が規定されました。
こうした状況を踏まえ、地域における常日頃からの見守り体制を構築し、災害時の支援
体制を強化する必要があります。
【施策の目標】
○地域の見守り支援の推進
○ボランティア活動の支援と推進
○災害時の支援体制の確保
【主な取組】
(1)地域の見守り支援の推進
・福祉のまち大会等啓発イベントを充実し、地域で支えあう意識の醸成に努めます。
・社会福祉協議会の活動を支援するとともに連携を強化します。
・自治会組織、民生児童委員、地域福祉推進員※26 の活動を支援し、地域見守りネット
ワークの確立に努めます。
(2)ボランティア活動の支援と推進
・ボランティア活動の支援を行うとともに、ボランティアの指導・養成を行うことので
きる人材の育成に努めます。
(3)災害時の支援体制の確保
・避難行動要支援者避難支援プランに基づき、支援体制の強化を進めます。
・福祉避難所※27 の整備を図ります。
27
※26 地域福祉推進員
各町会より推薦され社協会長が委嘱し、担当地区の福祉問題を発見し、町会長や民生委員
児童委員等に連絡し様々なサービスにつないだり、住民同士の支えあい活動等を行います。
※27 福祉避難所
災害時に一般避難所では避難所生活が困難な「要配慮者」の避難先として、何らかの特別
な配慮を必要とする方が避難する施設です。
「電車のはしる町」白田和幸さん
「私とウサヒとねこといぬ」安食美穂さん
28
第4章
目標とする指標
計画の取組を検証するため、平成27年度に実施したアンケート調査結果を踏まえ、計画
最終年度の平成32年度における目標値を次のとおり設定します。
○ 指標1
相談体制について
「相談体制についてどのように感じていますか。」の設問に対し、
「満足している」とい
う回答の割合
年度
○ 指標2
割合
平成27年度
22.8%
平成32年度目標値
35.0%
外出について
「どれぐらい外出しますか。」の設問に対し、
「ほとんど毎日」及び「週に3~4回くら
い」という回答の割合
年度
○ 指標3
割合
平成27年度
54.6%
平成32年度目標値
65.0%
就労について
「現在働いていますか。」の設問に対し、「働いている」という回答の割合
年度
○ 指標4
割合
平成27年度
25.6%
平成32年度目標値
30.0%
障がいの理解について
「日常生活において、差別や偏見、疎外感を感じることがありますか。」という設問に
対し、「非常によく感じる」「よく感じる」という回答の割合
年度
割合
平成27年度
6.5%
平成32年度目標値
0%
29
第5章
計画の推進体制
1 各主体の役割
この計画を推進するに当たっては、障がいや障がいのある人について理解と関心を
高めていくとともに、行政はもとより、障がいのある人、地域、学校、団体、企業等
がそれぞれの役割を果たしながら、互いに連携・協力し、一体となって取り組むこと
が必要です。
2 全庁的な推進体制の整備
計画を着実に推進するため、健康福祉課を中心として、保健、医療、福祉、教育、
就労、生活環境、危機管理等関係課との連携を図りながら、一体となって施策を推進
します。
3 計画の管理
計画の効果的な推進を図るため、関係各課において計画の進捗状況等について検証
を行います。
また、設定した目標値の達成を検証するため、平成32年度に、障がいのある方を
対象とするアンケート調査を実施します。
4 計画の見直し
障がいのある人を取り巻く環境や国、県における施策の動向などに大きな変化が生
じた場合は、必要に応じて計画の見直しを行います。
「
「花よめさん」荒木恵二さん
30
資
料
31
寒河江市障がい者基本計画策定委員会設置要綱
(設置)
第1条 障害者基本法(昭和45年法律第84号)第11条第3項の規定に基づ
き寒河江市障がい者基本計画(以下「計画」という。)を策定するため、寒河江
市障がい者基本計画策定委員会(以下「委員会」という。)を設置する。
(所掌事務)
第2条 委員会は、計画を策定するために必要な事項について調査及び審議し、
市長に提言する。
(構成)
第3条 委員会は、委員16名以内で組織し、以下に掲げる者の内から市長が委
嘱する。
(1)学識経験者
(2)福祉関係者
(3)医療関係者
(4)障害者団体
(5)教育機関
(6)社会参加支援団体
(7)公募委員
(任期)
第4条 委員の任期は、委嘱の日から平成28年3月31日までとする。
(委員長及び副委員長)
第5条 委員会には、委員長及び副委員長各1名を置き、それぞれ委員の互選に
より定める。
2 委員長は、会務を統括し、委員会を代表する。
3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるとき、又は欠けたときは、
その職務を代理する。
(会議)
第6条 委員会の会議は、委員長が招集し、委員長がその議長となる。
(幹事会)
第7条 第2条に規定する所掌事務について必要な調査、検討等を行わせるため
委員会に幹事会を置く。
2 幹事会は、別表の障がい者福祉に関する関係各課の職員で構成し、健康福祉
課長が幹事長となる。
(事務局)
第8条 委員会の庶務は、健康福祉課において処理する。
(委任)
第9条 この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、委員
長が別に定める。
附 則
1 この要綱は、平成27年8月1日から施行する。
2 最初に招集すべき会議は、第6条の規定にかかわらず市長が招集する。
32
第3次寒河江市障がい者基本計画策定委員会委員名簿
(敬称略)
氏
名
所
属
団
体
等
備
考
鈴木 黎子
国際ソロプチミスト寒河江
学識経験者
軽部 利章
寒河江市町会長連合会
学識経験者
小野 クナ子
寒河江市社会福祉協議会
福祉関係者
伊藤 秀一
寒河江市民生児童委員協議会
福祉関係者
◎委員長
三浦 民夫
寒河江市医師会
医療関係者
後藤 眞由美
寒河江市西村山郡訪問看護ステーシ
医療関係者
ョン
佐藤 孝悉
寒河江市身体障害者福祉協会
障がい者団体
髙橋 一重
寒河江市手をつなぐ育成会
障がい者団体
工藤 正年
寒河江市校長会
教育機関
新井 勝
特別支援学校
教育機関
黒木 東英
ハローワーク寒河江
社会参加支援団体
障がい者施設代表
(さくらんぼ共生園)
障がい者雇用推進企業
(株式会社リプライ)
社会参加支援団体
○副委員長
五十嵐 賢一郎
公募委員
公募委員
髙橋 浩子
公募委員
公募委員
真木 梓
公募委員
公募委員
木村 久夫
安藤 克敏
33
社会参加支援団体
別表
第3次寒河江市障がい者基本計画策定委員会 幹事会構成課
課
政
名
策
企
財
画
政
課
課
市
民
生
活
課
建
設
管
理
課
商
工
振
興
課
学
校
教
育
課
生
涯
学
習
課
子
育
て
推
進
課
高
齢
者
支
援
課
健
康
福
祉
34
課
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