□■ みんなの声～前回の人権だよりを読んで～ □■ ＜生徒からの声＞ NO.3 発行日 H28.6.17 ・私はこれまで、学校の HR などでたくさん差別のことを勉強してきました。その中にはもちろん部落差別も含まれます。けれど正直、出身地区で差別、ということにピンときません。あの人はどこ出身で、あの子はすこし他の人と違って、とそんなことで差別する気が起きないので、出身地区を言うのに勇気がいるというのが分かりません。それは私の勉強不足のような気もするし、知らなくてもよい感情のような気もして、本当に差別の問題って難しいなと思いました。今月の人権標語あなたが傷つけたその子は誰かの大切な人・差別を少しでもなくしていくためには、私は僕は、ではなく、相手のことを考えることで変わってくると思います。素直に発言するのも大事かもしれないけど、相手の立場になって考えることも大事だと思います。・私もこの愛南町は人情深い所だと思います。朝学校に来るときに挨拶したら、「この町の子どもはよく挨拶をするね」と言われたので、とてもうれしくなりました。来週には、人権・同和教育ホームルーム活動が実施されます。みなさんには、ぜひ『ひとごと』ではなく『わがこと』として活動に参加してほしいと思います。学年によってテーマは違いますが、その根底にあるのは人を思いやる気持ちではないでしょうか。自分を大切にする人は、人に優しくできます。自分も人もかけがえのない存在であることを忘れないでくださいね。総務課（家庭科）吉田郁子ふか・同和教育は本当に難しく、私たち親も子どもにどう伝えてよいのか悩むところです。・以前、地域で人権・同和教育の勉強会？に出席しました。当たり前の内容でしたが、そこには、当たり前に差別をする人の姿がありました。愛南で普通のように口にしている言葉の中にも、差別的なものが多く潜み、気付かずに使っていることが恐ろしいです。自然の力はすごい！さいたくどうき＜保護者からの声＞ひな先日の全校集会で野中生徒課長さんより『啐啄同機』という言葉を教えていただいた。卵が孵化するとき、雛鳥が内から殻をつつき、親鳥も外から刺激する、そのタイミングがピタッと一致しないと雛は殻を割って出てこられないということであった。人の出産のしくみにおいても同様なことがある。母親の子宮で十分に成長した胎児は脳から「もう生まれたいよ」というホルモンを出す。すると母親の方も「じゃあ手伝うから出てきなさい」と陣痛を起こすためのホルモンを分泌するのだそうである。それから胎児は頭を子宮口の近くに付け、一生懸命生まれようと努力をするのである。たった数センチの産道を何時間も掛けて移動する。母親のいきみの力を借りて・・・。このような母と子の絶妙なタイミングの一致のおかげで私たちはこの世に生まれてきたのだ。どちらが早くても遅くてもいけない。ちょうどいい時というのが自然にはあることを教えてくれている。命の誕生のしくみは本当に不思議だ。すべてにおいて神様の仕業としか思えない。そのように与えられた命だからこそ大切にしなければならないと思う。「いのち」をテーマにした歌はいろいろあるけれど、私は次の歌を紹介したいと思う。とても温かく、もっと肩の力を抜いて生きていこうと思わせてくれる歌である。知らない人はぜひ一度聞いてみてほしい。・差別することは、他と比べる醜い心があるからではないかと思います。一人より二人と勇気を持って、差別に立ち向かう力が必要です。明るい未来に向かって、優しい思いやりの心を広げていきたいです。・日々の生活の中で、時折、こうしていろいろな思いや声を聞く機会があるのがいいです。自分を、家族を、周りを振り返るひとときになります。「人権だより」は毎月１回『人権の日』に発行しています。次回は７月１５日（金）の予定です。切り取り線【保護者用】今月の人権だよりを読んでの感想をお願いします。 ※締切り 7 月1 日（金）（）年保護者「いのちの理由」作詞：さだまさし私が生まれてきた訳は父と母とに出会うため私が生まれてきた訳は何処かの誰かを傷つけて私が生まれてきた訳はきょうだいたちに出会うため私が生まれてきた訳は何処かの誰かに傷ついて私が生まれてきた訳は友達みんなに出会うため私が生まれてきた訳は何処かの誰かに救われて私が生まれてきた訳は愛しいあなたに出会うため私が生まれてきた訳は何処かの誰かを救うため切り取り線【生徒用】今月の人権だよりを読んでの感想を書こう。春来れば花自ずから咲くように夜が来て闇自ずから染みるよう秋来れば葉は自ずから散るように朝が来て光自ずから照らすようしあわせになるために誰もが生まれてきたんだよしあわせになるために誰もが生まれてきたんだよ悲しみの花の後からは喜びの実が実るように悲しみの海の向こうから喜びが満ちてくるように私が生まれてきた訳は愛しいあなたに出会うため私が生まれてきた訳は愛しいあなたを護るため ※締切り 7 月1 日（金）（）年（）組