記 横浜市政記者、横浜ラジオ・テレビ記者 各位 者 発 表 資 料 平成17年10月31日 公立大学法人横浜市立大学 研究推進センター 担当課長 今井 信二 Tel 045−787−2019 市民総合医療センター 総務経営担当課長 加藤敏男 Tel 045−253−5302 横浜市立大学と日産自動車株式会社との共同研究 に伴うドクターカーの試行運行の開始について 公立大学法人横浜市立大学は、附属市民総合医療センターにおいて、医師が交通事 故などの現場に直接出かけて負傷者の救命活動を行う救急車両(以下「ドクターカー」 という)の開発について、横浜市への本社機能の移転が計画されている日産自動車株 式会社と共同研究を行います。これまで両者ではドクターカーの基本仕様等について 検討してきましたが、このほど完成した試作車を11月1日から使用して、横浜市消 防局とも緊密な連携を図りながらドクターカーをより実践的な仕様にするため、ま た、救急医療体制における効果的な運用を検討するため、試行的な運行を開始いたし ます。 このドクターカーは、交通事故等で119番通報されたケースについて、横浜市消 防局指令センターが必要と認めた場合、医師がこれに乗車して事故等の現場に急行し 救急隊と協力して負傷者の初期治療にあたるために重要な役割を果たします。今後、 このシステムが普及することにより、生命の危機にある負傷者の命を救える可能性や 重度の後遺症を回避できる可能性も一段と高まることが見込まれ、これからの救急医 療体制の充実に大いに期待できるものと考えています。 1 共同研究の概要 お互いの研究資源を活用して新しい成果を創出することを目的とした共同研究Ⅲ型(民間機関等から経費を受 け入れる型)にて、共同研究契約を締結。 (1) 契 約 者 公立大学法人横浜市立大学 理事長 宝田 良一 日産自動車株式会社 取締役社長 カルロス ゴーン (2) 実 施 者 附属市民総合医療センター・高度救命救急センター 日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座) (問合せ: グローバル広報・CSR・IR 本部 有賀 潔 03−5565−2141) (3) 研究テーマ 新型ドクターカー導入による救急医療体制の高度化研究 (4) 研究期間 平成17年 7 月 1 日から同18年 2 月 28 日まで 日産自動車株 ただし、新型ドクターカーの試行的な運行は、平成17年11月1日から 式会社も同日 (5)研究内容 ① 医師現場派遣に即応した機動性の高いドクターカー仕様の明確化と製作 付で共同研究 ② 国内外のドクターカー運用システムの現状調査 の記者発表を ③ 医師現場派遣の対象となる事案を特定する緊急度識別方法の策定 行います。 ④ 緊急度識別方法に基づく、医師現場派遣の有効性の検証 2 共同研究協力者 横浜市消防局(問合せ:救急課長 常陸 哲生 Tel 045−334−6771) 3 ドクターカーの概要 日産・セレナ(2000cc、8人乗り)を救急車仕様に改造する。
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