News Release 15062601 2015 年 6 月 26 日 株式会社テンフィートライト どこでも簡単に安否を登録できる安否確認サービス 「安否ねっと」が、マイナンバーに対応 (要約)株式会社テンフィートライトは、大規模広域災害時でも簡単操作で家族・会社・ 地域に安否状況を知らせることができる安否確認サービス『安否ねっと』のシステムを、 マイナンバーと連動させることで、災害時に安否情報を家族から行政の BCP(業務継続計 画)まで有効に活用できるサービスを開発します。 マンションに特化したインターネットサービス及び、安否確認サービスを日本全国で展開する株 式会社テンフィートライト(本社:東京都中央区、代表取締役:相川太郎)は、2016 年 1 月 に開始されるマイナンバー制度*1 を踏まえ、災害対策の一環として、有事の安否確認の重要性に 着眼し、 国民一人一人に付与されるマイナンバーと災害時にワンクリックでそれぞれ所属するグ ループ(家族、会社、地域)に安否状況を知らせることができる、安否確認サービス『安否ねっ と』のシステムを連動することで、特に避難所等の避難住民の情報収集が簡素化されるだけでな く、避難情報の一元化ができることで、災害時における行政サービスの適正化・業務継続を補助 し、被災地域内外から迅速且つ簡単に安否確認が可能となるサービスの開発を行います。 <<安否確認サービス X マイナンバーの背景>> 東日本大震災以前より様々な災害対策の一つとして、安否確認に IT を利用する仕組みが、民間 に於いて企業 BCP を補助するツールとして広く普及しています。その一方で行政の BCP 整備 は依然、整備が遅れている現状があります。 株式会社テンフィートライトでは、安否確認サービス『安否ねっと』において蓄積される安否 情報を更に広域に取得し、必要な機関に連携する事の有益性に着眼し、官民両者の業務遂行の負 担軽減に役立てる必要性を認識しました。このサービスを実現するための課題である個人を識別 するユニーク情報として、国民に付与される唯一無二の番号であり、制度の趣旨の一つとして災 害対策を掲げる「マイナンバー」の活用が最善と判断しました。 安否確認サービス X マイナンバー -1- News Release <<なぜ?安否確認サービス X マイナンバー>> 株式会社テンフィートライトは、 『安否ねっと』と『マイナンバー』相互の特徴を活かした連動 が、過去の震災時に浮き彫りになった課題を解決する策として有効であると考えます。 安否確認サービスXマイナンバー 安否確認サービスの特徴 マイナンバーの特徴 ・グループ・家族の安否が同じシステムで確認可能 ・管理者不在でも機能する ・端末が無くても安否確認可能 ・最低限のインターネット通信環境があれば利用可能 ・災害時はもちろん、平常時や心配時にも利用可能 ・安否確認に関する特許*を利用 ・センターのシステムで位置情報を蓄積 ・住民票を持つ全員に付番 ・唯一無二性を持つID ・最新の基本個人情報との関連付け ・複数機関を跨ったID ・個人を証明する仕組み 互いの特徴をコラボレーションすることにより 課題解決 災害時において、『安否ねっと』のシステムは、既にアカウント登録された利用者に限らず、マ イナンバーを持つ全ての人を対象に登録を受付けます。 *株式会社テンフィートライトの安否確認サービス『安否ねっと』は、「安否確認システム並びに安否確認サービスの提供方法(特 許第 4282001 号)」の特許使用権を得ています。 <<安否確認サービス X マイナンバーが解決する課題>> 東日本大震災の際には、大きな混乱の中、被災者/関係者/行政に次のような問題/課題が発生し ました。 ■津波の被害が大きい地域ほど、携帯電話などの通信手段が使えなくなり、多くの被災者が避難 所などで家族を探し回る、張り紙をする等で連絡を取ろうとしました。被害が大きい地域ほど自 治体も被害を受けており、自治体としての組織的な情報の収集発信に時間を要しました。 ■避難所に多数の住民が避難し、食料調達など多種多様な業務が同時に発生したため、当初から 組織的に避難者の情報を収集し、避難所毎の適正な物資提供をすることが困難でした。 ■把握した被災者情報を被災者の関係者への有効な通知手段が無い中、非常手段として避難者情 報を WEB で公開した場合もありました。 これらの課題に対し、テンフィートライトは安否確認サービスとマイナンバーのそれぞれの特徴 を繋げる事で、 ・安否を知らせるべき人に多彩で簡易な安否確認登録手段の提供 ・安否を知るべき人/機関にクラウド上に蓄積されるマイナンバーと紐付いた安否情報提供 を行い、課題解決の手段として安否を知らせるべき人から安否を知るべき人/機関までを繋ぐ情 報基盤を提供します。 -2- News Release 登録された安否情報が必要とされている場 所へ提供される ・WEBからの登録 ・誰かのNFC搭載スマホにタッチして登録 ・避難所等に設置されたNFC端末にタッチ して登録 ・QRコードから登録 ・マイナンバーを申請して登録 ・本人確認後、本人の申請で登録 ○被災地域家族 安否と避難場所を早く知る ○被災 ○域外(海外)家族 ・各避難所への問合せなく、 安否と避難場所を早く知る ・国内外問わず情報を得られる 安否データの 集積 ○被災地行政 ・自治体の安否情報の収集支援 ・安否情報発信手段として利用 ・避難所毎の適正な役務/物資提供に利用 等 避難所運営 ○域外行政 ・被災自治体への支援に利用 ・安否情報発信手段として利用 等 <<安否確認サービス X マイナンバー 普及のために>> 『安否確認サービス X マイナンバー』の組合せにより、より安心・安全を提供する情報基盤が 出来上がります。しかし、課題を解決していくためには、仕組みの普及が必要になります。 この課題を解決するため、現在普及している既存のソフトウェアも、インターネットにつながっ ている事を前提に安否確認サービスと連携出来る仕組み(プラットフォーム API)を提供します。 自治体などがハードウェア含め設置したサービス、今後発展する Beacon、センサーネットワ ークに対しても乗入れを可能とし、IoT 化による大規模安否確認ネットワークの構築を目指しま す。 WEB アプリ IoT IC リーダー アプリ ハードウェア 近距離無線 安否情報 自治体 公共の場所 避難所 IC リーダー プラットフォームAPI 安否データの 集積 センター -3- 安否確認サービス X News Release ■安否確認サービス『安否ねっと』について 株式会社テンフィートライトは、既にマンション向けの安否確認サービス『ゆいぽた』*2 を提供 しております。更に安否確認サービスの意義とあり方について、安否情報を広域化する必要性か ら、利用者が属するグループ(家族、企業等)に同時に安否情報を知らせる事が出来る安否確認 サービス『安否ねっと』を開発し、2015 年 4 月より提供を開始ました。 <株式会社テンフィートライトについて> 株式会社テンフィートライトは、インターネットマンションが世に出始めたばかりの 1990 年 代後半より、マンションに特化したインターネットサービスを日本全国で展開してきました。イ ンターネットマンション向け ISP サービスの専門事業者としてつみあげた経験とノウハウをも とに、さらに便利で快適な「ネットのある生活」提案を目指し、サービス分野を拡大しています。 会社名:株式会社テンフィートライト 所在地:〒103-0027 東京都中央区日本橋二丁目 16 番 11 号 日本橋セントラルスクエア 7F 代表者:代表取締役 相川 太郎 事業所:東京、大阪、高松、福岡 資本金:6,000 万円 提供実績:サービス提供戸数約 573 棟 43,687 戸(2015 年 4 月 1 日現在) 会社HP:http://www.10fw.co.jp *1:マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)は、複数の機関に存在する個人の情報を同一人の情報であることの確認を行う ための基盤で、社会保障・税制度の効率性・透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平・公正な社会を実現するための社 会基盤(インフラ)であり、社会保障・税・災害対策の各分野での活用を制度の趣旨としています。 マイナンバー制度は、社会保障・税番号制度に係る政省令によっては本資料の内容が変更される可能性がございます。 *2:株式会社テンフィートライトの理念と実績から、マンションの防災を切り口に、家族とマンションの安否確認とマンションならで はの情報共有のための災害時支援サービス『ゆいぽた』を開発し、2015 年 3 月より提供を開始しました。マンションの防災に関し ては、災害時のみならず平時のコミュニティの形成/醸成までを視野に入れ、サービス拡大を行っています。 【本件に関するお問い合わせ】 株式会社テンフィートライト TEL:03-6895-3048 FAX:03-6895-3049 広報担当 狩野(かりの) Mail:[email protected] -4-
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