NEWS RELEASE 2003/04/28 19:07:48 (JST) 2003 年 4 月 28 日 報道関係者各位 アマノ株式会社 パーキング事業本部/総合企画 広報部 六本木ヒルズで 国内初!『都市型商業施設駐車場総合管理システム』を開発 駐車場総合コンサルタント・コーディネーターとして参画 駐車場統合システムで 街づくり を支援 自動料金精算式駐車場システム最大手のアマノ株式会社(代表取締役社長:春田 薫、本社: 神奈川県横浜市港北区、以下 アマノ)は、国内最大規模の民間市街地再開発事業『六本木六 丁目地区第一種市街地再開発事業(六本木ヒルズ)』における駐車場管制システムで、タウン マネジメントの視点から機械式駐車場各メーカーの装置・設備を統合できる遠隔運営管理ソ フト『都市型商業施設駐車場総合管理システム』を国内で初めて開発。 デベロッパー、ゼネコンとともに 21 世紀の都市再開発モデル事業を推進しています。 2003 年 4 月 25 日、六本木ヒルズがグランドオープンしました。 六本木ヒルズは、地下鉄日比谷線六本木駅南西に位置する敷地面積 11.6 ヘクタール(東京 ドームの約 8 倍)の地区。建築敷地面積約 84,800 ㎡、総延床面積が約 724,000 ㎡、住 宅戸数約 840 戸にもなる民間としては国内最大規模の 21 世紀の都市再開発モデル事業 です。 「文化都心」をコンセプトに、メインタワーである事務所棟 A(地上 54 階建)のほか、ホテ ル棟(地上 21 階建)、劇場棟などの商業施設、放送センター、複合棟、住宅棟各棟、公園・ 広場等が集約し、ビジネス・ショッピング・エンターテイメントだけでなく暮らしを含めた すべての都市の機能(住む、働く、遊ぶ、憩う、学ぶ、創る)を備えた緑あふれる 複合新 都市 です。 この六本木ヒルズ全体の駐車場台数規模は、約 2,670 台。 各棟の地下には主力機械式駐車場メーカー各社の駐車場設備が導入され、アマノは管制機器 メーカーとして、公共駐車場・民間駐車場を問わず、これら各棟の各機械式駐車場設備を統 合・遠隔監視・運営するソフト『都市型商業施設駐車場総合管理システム』を日本で初めて 開発、4 月 25 日に駐車場オープンしました。 平面往復式機械駐車場 + 自走式駐車場 の複合駐車場形態での駐車場管理・運営は 21 世紀の新しい駐車場運営のありかた として次の 3 つのテーマで開発検討がなされ、運営さ れています。 1) 附属駐車場から『街の駐車場』へ 2) 単なる場所貸しの駐車場から『時間貸しの駐車場』へ 3) 警備から『おもてなし』へ 1 NEWS RELEASE この『都市型商業施設駐車場総合管理システム』の最大の特徴は 1) 主力機械式駐車場メーカー各社の機械式駐車場設備を統合できる遠隔運営管理システム ソフトの開発 2) 自動料金精算機へのクレジット精算システムの導入 3) 契約車両(定期車)へのパスカードにフェリカ(*注 1)を採用 *注 1:フェリカ(FeliCa)= SONY が開発した非接触 IC カード関連技術方式。 フェリカを用いた電子マネーサービス Edy(エディ) は東京のオフィスビル内でも採用され、 この非接触 IC カードには、電子マネーに加えて、社員証、オフィスの入退室の認証鍵、キャッ シュカード機能なども付加できる。 フェリカカードは、カードをリーダー・ライタの端末にかざすだけで、データのやりとりができ るため、交通機関(JR 等)の出改札システムや電子マネー等に急速に普及している。 4) パターンマッチングによる車番認識システム(*注 2)で入出庫履歴を管理 *注 2:パターンマッチングによる車番認識システム:駐車場入場の際、入場車両ナンバープレート を車両映像データ(パターン)として取り込み、事前登録された定期車なら入口ゲートを開きま す。一般車両は入場したことを記録します。事前精算の場合は、精算済みデータが車両認識コン ピュータに記録されますので、出庫時に撮影した車番映像とパターンマッチングさせて、精算済 み車両や定期車両は自動でゲート開閉などの制御を行います。入庫・出庫履歴管理も自動で、駐 車券紛失の場合の対応や、泊車管理も容易。出口の精算待ちによる渋滞の緩和に効果的。 5) 一般車や特定商業施設利用者への指定駐車券の遠隔発行・連番管理 6) 係員の配置・利用状況などの運営管理に必要な資料の適時確認が可能 7) メーカー各社の異なる監視センサーデータを管理室で一括管理可能 など。 アマノは今後、この六本木ヒルズ再開発事業に参画したノウハウをベースに、駐車場総合コ ンサルタントおよびコーディネーターとしてパーキング事業を拡大していく予定です。 また、この『都市型商業施設駐車場総合管理システム』ソフトを標準化し、全国各地の都市 再開発における商業施設・複合ビル駐車場に販売していく予定です。 ************************************** < 本件に関するお問い合わせ先 > アマノ株式会社 パーキング事業本部 事業推進部 若林部長/広川課長 TEL 045(439)1516(直通) FAX 045(439)1153 (不在の場合) 総合企画本部 広報部担当 澤井部長 TEL 045(439)1507(直通) FAX 045(439)1150 問い合わせ先を記事として掲載される場合: アマノ株式会社 TEL 045(401)1441(代表) http://www.amano.co.jp/ 2 NEWS RELEASE 六本木ヒルズ森タワー正面外観 機械式駐車場事前精算機 駐車場入口(一般車両) 車番認識システム(カメラ) 自走式出口精算機(車番認識システム) 3
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