現地レポート1 - 石川県医師会

平成 23 年 4 月 28 日
浅ノ川総合病院
東北地方太平洋沖地震の被災地への
災害派遣医療チーム派遣報告書
1.概要
事由
石川県医師会の要請に基づく日本医師会災害医療チーム(JMAT)の派遣
派遣主体
日本医師会災害対策本部
石川県医師会
派遣先
福島県相馬市
「相馬市保健センター」
(住所:福島県相馬市中村字大手先 44-3
支援内容
避難所「相馬市総合福祉センター(はまなす館)」における診療等
チーム構成
6 名で構成した。
TEL 0244-35-4477)
医師 1 名
看護師 2 名
薬剤師 1 名
事務職員 2 名(運転手 兼 日程管理等の後方支援の他、診療受付等を担当した。)
派遣期間
出発
平成 23 年 4 月 5 日(火)
帰着
平成 23 年 4 月 11 日(月)
6泊7日
2次災害へ
①災害救助法 24 条の 5 項により、県による実費弁償が規定されている。
の補償につ
②日本医師会災害医療チームに係る傷害保険への加入
※ 死亡保険金 5,000 万円
入院 15,000 円/日額
通院 10,000 円/日額
いて
2.行動日程
別紙1 参照
3.連絡体制
別紙2 参照
4.参加者一覧(派遣チーム構成)
別紙3 参照
5.携行品の一覧
別紙4 参照
6.本件に関する事前打ち合わせ
打ち合わせ目的
派遣体制、危機管理、準備状況 等について確認する。
開催日時・場所
平成 23 年 3 月 31 日
本館 3 階
参加者
16 時~
講義室
病院管理者:上野
病院長
現地派遣チーム構成員:内科 荒木副院長、看護部(東 4 階病棟)高松師長、(東 7
階病棟)安田師長、薬剤部 船戸薬剤師、谷事務長、樫谷総務課員
準備手配実施者:総務部 南部長、加藤総務課員、地域医療連携室 中村
打ち合せ内容
全員が一堂に会して医薬品、医療材料、消耗品等について確認。不足物の追加を行っ
た。また、出発時に携帯する身分証明、健康保険証等についても念のため控えを取り、
万一の状況に備えた。
別紙1
///行動日程について///
■行動日程
4 月 5 日(火)
10:00 出発式
(1 日目:移動日)
10:10 病院発⇒10:25 金沢森本 IC⇒12:10 名立谷浜 SA(昼食)⇒14:20 黒崎 PA(給
・移動距離 396km
油)⇒14:35 新潟中央 JCT⇒15:45 会津若松 IC⇒15:55 会津若松ワシントンホテル着
(住所:福島県会津若松市白虎町 201 TEL 0242-22-6111)
18:20 夕食
4 月 6 日(水)
7:00 朝食(ホテル朝食開始 7:00~)
(2 日目:支援活動①) 8:00 ホテル発⇒8:20 会津若松 IC⇒8:50 郡山 JCT⇒9:15 福島西 IC⇒10:45 相馬市保
・移動距離 145km
健センター着
・現地入り
11:00 相馬市総合福祉センターにて引き継ぎ
・引き継ぎ
11:30 支援活動開始 ~(14:10 昼食・休憩)~ 17:00 支援活動終了・ミーティング
17:30 相馬ステーションホテル着(住所:福島県相馬市中村一丁目 8-20
0244-35-1121)
18:30 夕食
4 月 7 日(木)
7:30 朝食
(3 日目:支援活動②) 8:30 ミーティング後、支援活動開始
~(13:20 昼食・休憩~14:00 再開)~
17:00 支援活動終了・ミーティング
19:00 夕食
23:30 震度 5 強の余震あり
4 月 8 日(金)
7:30 朝食
(4 日目:支援活動③) 8:30 ミーティング後、支援活動開始
~(12:30 昼食・休憩~13:30 再開)~
17:00 支援活動終了・ミーティング
18:30 夕食
4 月 9 日(土)
7:20 朝食
(5 日目:支援活動④) 8:30 ミーティング後、支援活動開始
~(13:00 昼食・休憩~13:50 再開)~
17:00 支援活動終了・ミーティング
18:30 夕食
4 月 10 日(日)
7:20 朝食
(6 日目:支援活動⑤) 8:30 ミーティング後、支援活動開始
~(12:30 昼食・休憩~13:30 再開)~
17:00 支援活動終了・ミーティング
18:30 夕食
4 月 11 日(月)
7:20 朝食
(7 日目:支援活動⑥) 8:10 ホテル発(チェックアウト)
・引き継ぎ
8:30 保健センターにてミーティング参加。
・現地発
9:15 城北チームへ引き継ぎ。
・帰院
10:00 現地発 ~ 11:30 福島西 IC ~(13:30 昼食)~ 18:30 帰院
※ 添付の日誌を参照ください。(ただし、個人情報の取り扱いに配慮願います。)
TEL
別紙2
///災害派遣医療チーム連絡体制について///
日本医師会
相馬市保健センター
0244-35-4477
災害対策本部
福島県医師会
024-522-5191
公立 相馬総合病院
0244-36-5101
石川県医師会
076-239-3800
090-8703-0686
トヨタレンタリース
076-251-0100
会津若松ワシントンホテル
0242-22-6111
浅ノ川総合病院
076-252-2101
相馬ステーションホテル
0244-35-1121
参考:東北地方太平洋沖地震に係る連絡先(石川県医師会 作成)添付
別紙3
///災害派遣医療チーム参加者一覧(派遣チーム構成)///
■災害派遣医療チーム構成
□ 医師:1 名
内科部長
性別:男
荒木
一郎(あらき
生年月日:昭和
連絡先(本人):
□ 看護師:2 名
生年月日:昭和
連絡先(本人):
性別:女
船戸
性別:男
生年月日:昭和
※ 内容一部消去
歳)
血液型:
歳)
血液型:
歳)
血液型:
歳)
血液型:
ゆうこ)
月
日(
年
もとこ)
月
日(
年
ひろのり)
月
日(
緊急連絡先(家族):
樫谷
竜児(かしたに
生年月日:昭和
連絡先(本人):
年
寛憲(たに
連絡先(本人):
性別:男
日(
緊急連絡先(家族):
谷
総務課
月
元子(ふなと
生年月日:昭和
事務長
年
緊急連絡先(家族):
連絡先(本人):
□ 事務職(運転手):2 名
血液型:
あさお)
有子(やすだ
生年月日:昭和
薬剤部
歳)
緊急連絡先(家族):
東館 7 階病棟師長 安田
□ 薬剤師:1 名
日(
朝男(たかまつ
連絡先(本人):
性別:女
月
緊急連絡先(家族):
東館 4 階病棟師長 高松
性別:男
年
いちろう)
年
月
りゅうじ)
日(
緊急連絡先(家族):
歳)
血液型:
別紙4
///災害派遣医療チーム派遣時の携行物品について///
現地のライフラインがほぼ回復していたため、携行品のほとんどが不要であった。
(めでたしです。)以下は携
行品リストをそのまま掲載しますが、使用した物品等については下線で表示します。
■車両
□ レンタカー
(ワンボックス車 1 台)
トヨタ
ハイエースグランドキャビン(10 人乗り)(ガソリン車)
※ シートフルフラット不可
※ カーナビ、ETC装着車。
※ 荷室寸法 幅 1700mm×奥行き 900mm
□ 燃料(ガソリン)
片道 483km 6 時間 24 分
燃費 8.6km/L 往復のみで 113L 必要。
※ 一般車は給油制限(ガソリン 20L、軽油 50L)有。災害時緊急車両は別扱い。
※ ガソリン携行缶で念のため 20L 程度携行する。
□ ETCカード
不要(無料通行証を利用する。)(念のため運転者の私物を携行する。
)
□ パンク修理剤
スプレー式の簡易パンク修理剤
■携帯食料
□ 飲料水
1 人1日
約 3L 相当(食用込み)×6 人×6 日=約 108L・・・ポリタンク 6 本分と
なるが、現地の断水は、ほぼ解消しているおり、水質的にも問題ないと判断。念の
ため PET 水 500ml×144 本=72L を携行した。
□ インスタント食品
又は保存食類
インスタントラーメン(箱で 60 食分)、パックご飯 29、味噌汁 24、漬物・梅干し、
ふりかけ類、海苔、レトルト食品、缶詰、コモのパン、カロリーメイト、栄養補助
ウエハース、チョコレート・菓子類、お茶・コーヒー・ジュース等の飲料類
□ 調理器具
カセットコンロ、ボンベ、アルミ鍋、電気ポット、電源延長コード
□ 食器類 他
使い捨ての物(紙コップ、紙皿、割り箸)、サランラップ、密閉容器(タッパーウ
エア、ジップロックコンテナ)、保冷バック
■宿泊
□ ホテル(4 月 5 日)
会津若松ワシントンホテル(朝食付き)(インターネット(無線)有り)シングル
×6 室
□ ホテル(6 ~ 10 日) 相馬ステーションホテル(朝食付き)(インターネット有り)ツイン×3 室
□ 避難所泊
想定しない。
□ 車中泊
想定しない。
□ テント泊
想定しない。
■衣類・作業・生活用品
□ 石川県より
石川県医師会キャップ+ジャケット、腕章(医師・看護師)、携帯用線量計(説明
書含む)、トリアージカード(使用説明書含む)
、高速道路無料通行証
□ 作業着・防護具
ウィンドブレーカー、白衣(医療従事者)、作業服(事務)
、帽子、軍手、腕章(薬
剤師・事務)
、活性炭マスク(平型、立体)、防塵メガネ、リュックサック×6 個、
長靴、靴カバー 等
□ 雨具
レインコート、傘
□ 夜間照明
懐中電灯(乾電含む)※電池節約のため LED タイプが望ましい。
□ 環境用品
ティッシュペーパー、ポケットティッシュ、ウエットティッシュ、トイレットペー
パー、ペーパータオル、布タオル、ハンドソープ、ガゼット袋、ゴミ袋
□ その他
使い捨てカイロ、アルミ温熱シート、洗濯用品(洗剤、ピンチ)、マグネットフッ
ク、ビニールテープ、養生テープ、ビニールロープ、スコップ、ケーブルドラム、
コンテナケース+ふた(又は段ボール箱)、シューズバック(靴が紛失する事例あ
り)⇒ガゼット袋
※
直前に派遣先の状況から判断し、携行品を一部省略した。
■通信手段・記録・情報
□ 携帯電話
レンタル携帯電話(株式会社ププルインターナショナル
ドコモ携帯電話×1 台)
090-9022-2715 機種名:P905iTV
□ 個人携帯
□ 無線機
無線機×4 台(電池含む)※現場内での連絡用
□ 充電環境・電池
車載用インバータ、単 3 電池、
□ 連絡先一覧表
派遣スタッフ間の連絡先一覧。ラミネート加工で防水化した。
□ ノートパソコン
ノートパソコン(メールアドレス必要)、PCバック
□ 映像記録
デジカメ(充電器含む)
、記録メディア
□ ラジオ
携帯用ラジオ(電池含む)
□ 地図
福島県地図
※
直前に派遣先の状況から判断し、携行品を一部省略した。
■診療材料・機材
□ 診療材料
添付一覧表参照
□ 診療記録用品
診療録(問診兼記録用紙 400 枚)、浅ノ川総合病院ゴム印、スタンプ台、筆記具、
クリップボード、ホッチキス、クリップ 他
□ 診療備品
老眼鏡(強中弱×2 セット)、ハンドマイク(単 2 電池×6 本、予備電池 6 本含む)、
買い物かご
■持参薬剤
□ 医師会準備医薬品
ジュラルミンケース×1 箱
□ 当院持参医薬品
コンテナケース×6 箱
※輸液のみ使用
■滞在経費
□ 宿泊費
①会津若松ワシントンホテル(現地払い:
円)
②相馬ステーションホテル
(現地払い:
円)
□ 燃料費
□ 飲食費
□ 車両費
トヨタレンタリース(返却時払い(現金又はカード):
円)
■個人私物
着替え、シューズ、浴用・整容品、個人携帯、充電器等
□
身分証明書(運転免許証)、健康保険証、ETCカード(運転者のみ)
(備考)常に身につけるもの
貴重品、身分証明書、お金、携帯用線量計、携帯電話
(備考)リュックで個人ごとに携行すると良いと思われる物品リスト
飲料水、携行食(臨時用)、軍手、マスク、防塵メガネ、靴カバー、レインコート、懐中電灯、ポケットティ
ッシュ、布タオル、ビニール袋:数枚(靴入れとしても使用します。
)、使い捨てカイロ、アルミ温熱シート、
連絡先一覧表
等
(備考)携行した食料品一覧
インスタントラーメン
60 個
パックごはん
29 個
即席味噌汁
24 個
12 個入り×5 箱
漬物・梅干し
冷暗所保存
瓶詰め
にんにくラー油
海苔・ふりかけ
味付けのり、韓国海苔、ソフトふりかけ 1 袋のみ
レトルトカレー
5食
レトルト丼
6食
レトルトおでん
2袋
おかず缶詰
6缶
フルーツ缶詰
3缶
バナナ
5本
コモのパン
6個
シリアル
3箱
豆乳
2本
栄養ゼリー
6個
一口たくあん(密閉容器に移して下さい)、梅干し
牛丼、親子丼、マーボー丼
焼き鳥缶にしました。
お早めに
900ml 常温保存可
栄養ビスケット
栄養ウエハース
お菓子類
チョコレート、おかき、ビスケット、いろいろ
飲料・水
お茶、コーヒー、アクエリアス、オレンジジュース、りんごジュース
※
緊急事態に備えて携行した。ほとんどが常温で長期保存出来るもの。
相馬市避難所一覧(市中心図)
4 月 3 日 6 時 現在
市総合福祉センター(はまなす館)(525)
スポーツアリーナそうま(165)
相馬市保健センター
0244-35-4477
中村第一小学校(371)
旧相馬東高校校舎(576)
相馬市避難所一覧(市街図)
4 月 3 日 6 時 現在
飯豊小学校(57)
向陽中学校(301)
八幡小学校(105)
日立木公民館(17)
浅ノ川総合病院 災害派遣医療チーム 連絡カード
派遣チーム代表携帯 090-9022-2715
荒木
070-5***-6***
高松
090-2***-6***
安田
090-8***-4***
船戸
090-3***-5***
谷
090-1***-6***
樫谷
090-2***-0***
派遣先
相馬市保健センター 0244-35-4477
宿泊先
1泊目(4 月 5 日) 会津若松ワシントンホテル
0242-22-6111
2~6泊目(6~10日) 相馬ステーションホテル
0244-35-1121