J D A D I S T R I B U T I O N - C E N T R I C S U P P LY C H A I N ディストリビューション型サプライチェーン インテリジェントで収益性の高い流通を可能にする意思決定 大手製造業や小売業は、最適化されたサプライチェーンが売上増や利益増を 実現する戦略的な武器になると理解するようになってきました。実際、2013 年 にプライスウォーターハウスクーパースが実施したグローバルサプライチェーン調査で は、最適化されたサプライチェーンを実装している企業は、パフォーマンスや業務 効率がそうでない企業より 70%高いことが示されています。 多くの企業が同様の成果を上げられない理由はどこにあるのでしょうか。多くの企 業が抱える問題は、需要プロセスや補充プロセスにおいて実行時の制約が考慮さ れていないため、計画がどんなに素晴らしくても、それを的確に実行に移せないとこ ろにあります。例えば、予定されている販促用の商品が追加で納品されても、荷 降ろしする人員が不足していれば予定外の残業代が発生します。また、契約運 送業者が重要な顧客からの大量オーダーを出荷しきれなければ、料金を上乗せ するか、料金が高いスポットで別の運送業者に頼ることになります。サプライチェー JDA Distribution-Centric Supply Chain による成果 • 在庫、オーダー、突発事項をリアルタイムで可視化しインテリジェントで収 益性の高い流通を可能にする意思決定を支援。 • 実行時の制約を加味して需要計画や補充計画を作成。 • 反復的に計画・実行を行い突発事項や問題に迅速に対応。 • 納品率を改善しつつ在庫コストや人件費や輸送費を削減し、収益性 の高いオペレーションと競争優位性を確立。 • 最適な俊敏性、可視性、一貫性、および投資回収を目的とし たクラウドの活用。 ンに熟知した人であれば、どんなに最適化された計画でも問題は生じるという同様 の例をいくつも挙げられるでしょう。 それでも尚、問題は複雑化する一方です。多くの場合、計画プロセスでは上流およ び下流のオーダーや在庫情報を視野に入れていないため、想定外の出来事や問 題が発生した場合に迅速かつ正確に再計画することができず、既存の計画は現 実離れした実行不可能なものとなってしまいます。この結果、過剰在庫や欠品が 生じ、今日のペースが速いビジネス環境下では顧客を満足させることができなくなり ます。 JDA Distribution-Centric Supply Chain ソリューション JDA Distribution-Centric Supply Chain ソリューションは、最新の統合され たサプライチェーンの計画・実行ソリューションをクラウドベースで提供しており、在庫 必要とされているのは、ネットワーク全体の在庫を可視化し、実行時の制約を加味 計画や補充やオーダー充足に関する課題を包括的かつ反復的に解決します。在 した実行可能な計画を立てられ、実行サイクル中に突発事項や問題が発生した 庫やコストを削減し、高い製品充足率や迅速なスループットで顧客サービスを改 場合は迅速に再計画を立てられるようなプランニングシステム、つまり正に JDA 善し、より迅速で収益性が高く対応力があるオペレーションを構築することを目的と Distribution-Centric Supply Chain ソリューションです。 した、インテリジェントで収益性の高い流通を実現する意思決定を可能にします。 流通における課題を克服 小売業のオムニチャネル化が急速に展開される中、小売業と製造業の双方のサプラ イチェーンが直面する大きな課題は、需要を正確に把握し、実行時の制約をリアルタ イムで加味した上で、人員、在庫、能力およびプロセスに関してインテリジェントで収 益性が高い物流(オーダー充足)を実現するための意思決定ができないということ です。流通ネットワーク全体の在庫や実行時の制約を可視化できず、突発事項に 迅速に対応する能力に欠けた需要計画や補充計画では、かつてないほどに市場の 変動が激しい今日においては、企業の反応が致命的に遅くなってしまいます。JDA Distribution-Centric Supply Chain は、これらの課題に正面から立ち向かい、 企業に競争優位性をもたらします。 一元化した需要の全体像 最適な在庫配置とオーダー充足を決定するには先ず、POS データに加えて価格、 プロモーション、およびイベント情報を加味した上で、一元化した企業全体の需要計 画を作成する必要があります。需要の全体像を掴んだ上で倉庫や輸送ネットワーク における実行時の制約をリアルタイムで把握し、需要を満たすために適切なスキルを もった必要人員数を予定し、予測される出荷量に見合った輸送力を確保し、在庫、 人員、および輸送に関して現実的で実行可能な多段階サプライチェーンの補充計 画を時系列に作成します。 作成した計画を確実に実行に移すだけではなく、長期予測によって倉庫や流通セン ターの在庫レベルやスロッティングに関して戦略的で事前策となる計画が立てられる ようになります。長期的な需要動向、在庫移動およびワークフローパターンを可視化 することで、データを中心とした高度な戦略的計画を可能にし、企業はより多くの情 報に基づいて長期的ビジネス戦略を立てられるようになります。このようにして、コスト とサービスの短期的な差別化から長期的競争優位性が生み出されるのです。さらに、 ばらばらな縦割り組織だったビジネスと供給ネットワークが、協調体制にある一組織と して機能できるようになります。 企業全体の可視化 反復的な計画と実行 ジョージ・パットン将軍の有名な諺である「戦場では最後まで計画通りにいかない」は、 まさにサプライチェーンにも当てはまります。輸送中に商品が破損したり、午後遅い時 一元化した、実行時の制約を加味した補充計画により企業は一体となって対応で 間に急ぎのオーダーが入ったり、運送会社が時間通りに到着しなかったり、顧客がオ きるようになります。ただそれは柔軟性がない又は受身であるということではありません。 ーダー内容を変更したり、管理者は計画を無視するか、臨時でマニュアル調整を図 ネットワーク全体を在庫が移動する中で、各オーダーを充足するためのコストが計算さ るしかありません。JDA Distribution-Centric Supply Chain ソリューションが提 れます。JDA のオーダー調整機能がネットワーク全体の在庫やオーダーを可視化する 供する機能により迅速な再計画が可能になるので、今日の急変する環境下であっ ハブのように機能し、収益性を確保する納期回答ロジックに従い、すべてのチャネルか ても最適な意思決定を引き出せるようになります。 らのオーダーに対して収益が最も高くなるロケーションから顧客が希望する納期内に 企業戦略に沿った形で納品できるようにします。企業全体の可視化、オーダー調整、 Distribution-Centric Supply Chainソリューションによって企業全体が そして収益性を担保する納期回答の組み合わせにより、ダイナミックな環境化で、コ 可視化されたことにより、サプライチェーン内の変化や問題が発生する度に スト、サービス、戦略、および収益性の最適なバランスが取れた、顧客中心のオーダ 検出され、新たに発生した実行上の制約に基づいて計画プロセスや補充 ー充足方法をリアルタイムで決定できるようになります。 プロセス内で即座に再計画を実施するように通知されます。オーダー調整 機能では、収益性とサービスレベルを維持するために補充計画を再最適化 します。輸送および倉庫プロセスも、再計画されたピック回数、出荷、荷役 およびルートに合わせて対応します。全てが即時に連動し、その時点での 最適な解を導き出し、次に別の突発事項が発生した際には再び対応し、 顧客の期待に確実に応えられるようにします。 実行上の制約を加味したソリューションの 優位性 これとは対照的に、JDA の実行上の制約を加味した計画プロセスでは、利益を浸 実行上の制約を加味した計画がもたらす優位性を説明するために、以下の仮定の 収益性を最適化するような計画を立案します。縦割り型オペレーションを排除し、 状況を思い描いてみてください。ハイテク家電メーカーがクリスマスシーズンに間に合う 利益、納品率、および顧客サービスレベルといった重要指標の最適なバランスを取 ように 11 月 15 日の深夜に次世代型ブロックバスターゲームステーションをリリース ります。 食してしまうような遅延や作業を回避することができます。JDA の計画システムでは、 輸送、人員、および倉庫の制約を理解した上で、リソース稼働率、タイミングおよび する計画を立てているとします。全国展開する販促キャンペーンに向けて増産体制 を敷き、400 万台を 4 カ所の主要 DC に配送させます。計画では全台数を DC に配送した後、半数はすぐにクロスドックして各地域のトラックに乗せ、リリース日前に 店舗に配送することになっています。 ここにうまくいかない原因があります。この戦略を実行に移そうとするや否や、契約運 送業者ではこの大量のゲーム機を DC に配送する能力がないことが発覚し、高価 な運送業者とスポット契約を結ばなければならなくなります。さらに、出荷されたゲー ム機が DC に到着しても、それを荷降ししたりクロスドックする人員が足りずに、遅れ が生じたり、多くの残業代が発生したりします。また、クロスドックされなかった大量の ゲーム機を保管する十分なスペースが DC に割り当てられないために、高価な追加 保管スペースが必要になったり、余分な手数料がかかったりします。同様の問題は、 各地域での運送時や店舗での荷降し時や陳列時にも発生する可能性があります。 より大きな相乗効果 実行上の制約を加味した計画を作成する機能を備えていること、そして統合された 形で実行することは重要ですが、それですべてというわけではありません。個々のプロ セスの下支えとなる品質や堅牢性も考慮する必要があります。この点が、JDA が需 要計画、倉庫管理、および輸送管理システムのそれぞれの分野でガートナー社のエ ンタープライズソフトウェア マジッククアドラントレポートのリーダーの称号を得た唯一の ベンダーであるということが非常に重要である理由です。JDA は、それぞれのプロセス 分野において比類のない幅広いビジネスプロセスと高度な機能を提供しており、それ ぞれがもたらす価値の総和よりもはるかに大きい価値を顧客にもたらします。 また、他に類を見ない JDA のプロフェッショナルなサービスとコンサルティングの専門 知識を持ってビジネスに変革をもたらします。最大の効果が得られる箇所を特定し、 業界のベストプラクティスと企業独自の制約に基づいて現実的なロードマップを作成 し、事実に基づいた成果や見込みのある ROI のリスト化を支援します。 JD A DISTRIBUTIONC E N T R I CS U P P LY C H A I N JDA クラウドの優位性 理由は無数にあります - ハードウェア・ソフトウェアコスト、技術やアプリケーション機能の急速な進歩、 そして最も重要なこととして急速に変化する今日の市場に最大限迅速に対応する必要性があります。 - 流通システムをロケーション単位で導入していても、もはや最適化は図れません。革新的なオムニ チャネルを司る新技術のほとんどすべてはインターネットベースであるため、小売や製造市場での急激 な変化についていくためには、クラウドソリューションが適切であるといえるでしょう。クラウドベースの JDA Distribution-Centric Supply Chain ソリューションは、すべてのロケーションに対して一貫 性があり、信頼性が高い最新のソリューションを提供しています。さらに、JDA の専門家チームが変わ りゆく状況に合わせて注意深く微調整を加えることにより、迅速性が大幅に改善され、リスクが軽減さ れ、企業全体のシームレスなオペレーションを保証します。 ■お問い合わせ JDA ソフトウェア・ジャパン(株) 〒153-0051 東京都目黒区上目黒 2-1-1 中目黒 GT タワー19 階 [email protected] 03-4461-1000(代表) WEB jda.com EMAIL [email protected] m AMERICAS EUROPE US +1 800 479 7382 Canada & Latin America +1 480 308 3555 UK & Northern Europe +44 (0) 1344 354500 France & Southern Europe +33 (0)1 56 79 27 00 ASIA PACIFIC Singapore +65 6305 4350 Australia +61 3 9860 1000 Japan +81 3 4461 1000 China +86 21 2327 9400 South Korea +82 2 3016 0700 India +91 22 6700 0794 Copyright © 2014, JDA Software Group, Inc. 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