ダイヤモンドナース通信 第3号(2015.8.25発行)

秋田大学医学部附属病院 認定・専門看護師の会
第3号 平成27年8月25日発行
-赤ちゃんも痛みを感じてる!!-
みなさんは赤ちゃんが痛みを記憶することをご存知ですか?数年前までは救命第一であっ
た新生児領域では、赤ちゃんは痛みを感じないと信じられていた時代がありました。しかし、
早く産まれた赤ちゃん程、痛みに敏感であると言われています。その後の痛覚において、過
敏にも鈍感にもなるそうです。
NICUに入院する赤ちゃんの痛みを少しでも緩和できるように医師・看護師・そしてご家族と
取り組んでいる痛みケアをいくつかご紹介します。
-採血-
-足底穿刺器具の導入-
看護師がホールディングやおしゃぶりで宥めのケアをします。
ある日の朝:Dr.「Aちゃん採血します。」Ns.「今介助しますね。」
ある日の午後:Dr.「Aちゃん今寝てるけど採血していいかな。」
Ns.「今はよく寝てるのでもう少し待って下さい。」
赤ちゃんのタイミングで医師・看護師が協働しています。
赤ちゃんは足底を穿刺して採血
をします。この器具は穿刺の深さ
が一定で、針が自動で収納され
るので針刺しなしで安全!
赤ちゃんは何事もなかったように
眠っていることがあります。
新生児の痛みのケアGL講習会
‐in大阪‐
-気管内吸引-
施行者の他にもう一人の看護
師がホールディングをします。面
会中のお父さん、お母さんが
やってくれることもあります。「頑
張ったね。大丈夫だよ。」と声を
かけてくれます。ご両親は一番
のサポーターです。
ダイヤモンドナース通信は
看護部ホームページにも掲載しています!
6月に開催された講習会にスタッフと参
加しました♪美味しいお好み焼きを頂き
ながら痛みケアについて語りました。
担当:松井 典子(新生児集中ケア認定看護師)
イラスト出典:http://pancos-sozai.com/