ノルウェー政務月報(2013 年 5 月) 1.外交 (1)主な出来事 4日 政府がシリア難民支援に 1 億 NOK の追加支援を発表 5 日-9 日 ホーコン皇太子同妃両殿下、モー石油・エネルギー大臣、トシュ ハウグ副国防相、イーレン=モーエン貿易産業副大臣とビジネス デレゲーションが米国訪問。 7日 政府がソマリア支援を 5 億 NOK に強化する旨発表 8日 12 日-16 日 13 日-15 日 14 日 14 日-15 日 15 日 23 日 23 日-24 日 25 日 27 日 28 日 28 日-30 日 29 日 ホルモス開発援助大臣がロンドンで開催されたソマリア会合に参 加 2600 万 NOK を UNODC(国連薬物犯罪事務所)に支出する旨発表。 ストルテンベルグ首相とラスムセン NATO 事務総長が会談。 政府はアビエイにおける国連平和維持部隊への攻撃を強く非難。 Tラーシェン副外相がミャンマー訪問。 オスロにて、オスロ・フリーダム・フォーラムが開催。 政府は、マリへの国際開発援助再開を発表。 オスロにて、ヘイト・クライムに関する国際会議開催。 アイデ外相が、北極評議会の新規オブザーバー国を歓迎する声明 を表明。 Tラーシェン副外相が、シリア国民連合との新たな連携協定を締 結。 オスロにて、国際人道法下における文民保護に関する国際会議が 開催。 アイデ外相が、アディスアベバで開催されたアフリカ統一連合 50 周年記念会合に出席。 ニーオーレスンにて、北極に関する政治、研究等分野について話 し合うニーオーレスン会議が開催。 ヒルケネスにて、ノルウェー・ロシア原子力安全保障会合が開催。 パリでの OECD フォーラムにてノルウェーが議長国を努める。ホー コン皇太子、ストルテンベルグ首相、ヨンセン財務大臣、アイデ 外相、ブルントラント元首相が参加。 政府はアラブ首長国連邦との人道問題に関する連携に合意した旨 発表。 (2)ノルウェー政府要人による主な外国訪問 1 ア アイデ外相 2 日-3 日 スウェーデン(ストックホルム) 21 日 ベルギー(ブリュッセル) 25 日 エチオピア(アディスアベバ) 29 日 フランス(パリ) イ ホルモス開発援助相 7日 英国(ロンドン) 16 日 ベルギー(ブリュッセル) 28 日 オーストリア(ウィーン) ウ ストルテンベルグ首相 16 日-17 日 スウェーデン(ストックホルム)、フィンランド(ヘルシンキ) 29 日 フランス(パリ) エ ソールイェル環境相 6日 ドイツ(ベルリン) オ トールゲイル・ラーシェン副外相 12 日-16 日 22 日-23 日 ミャンマー トルコ カ ガッギル副外相 1 日-2 日 ガーナ 13 日-16 日 ニカラグア、グアテマラ、ボリビア 21 日-25 日 オーストラリア(シドニー) 28 日-31 日 モロッコ(マラケシュ) キ グリー・ラーシェン副外相 1 日-2 日 米国(ニューヨーク) ク モー石油・エネルギー相 5 日-8 日 米国、メキシコ ケ アルンスタ運輸通信相 14 日 ベルギー(ブリュッセル) 2 23 日 27 日 ドイツ(ライプツィヒ) スウェーデン(ストックホルム) コ トルキルセン児童・男女共同参画・社会統合大臣 23 日-24 日 トルコ(イスタンブール) サ トルシュハウグ副国防相 5 日-8 日 米国 シ ヨンセン財務相 28 日-30 日 フランス(パリ) ス イーレン=モーエン貿易産業副大臣 5 日-9 日 米国 セ ホーコン皇太子 27 日-28 日 フランス(パリ) ソ メッテ=マーリット皇太子妃殿下 27 日-30 日 マレーシア タ ホーコン皇太子同妃両殿下 5 日-9 日 米国 (2)主な外国要人のノルウェー訪問(括弧は会談相手) 6 日-7 日 ラスムセン NATO 事務総長(アイデ外相、ストルテンベルグ首相等) 8日 レイク・ユニセフ事務局長(ホルモス開発援助大臣、Gラーシェ 22 日 23 日 23 日 24 日 ン外務副大臣) リッポネン・フィンランド元首相(アイデ外相) パイス子供の暴力防止に関する国連事務総長特別代表(Gラーシ ェン外務副大臣) カン国連人道問題調整事務所(OCHA)副事務総長(Gラーシェン 外務副大臣) コンゴ民主共和国・外務副大臣(Gラーシェン外務副大臣) 3 24 日 24 日 27 日 29 日 オルテガ・キューバ枢機卿(アイデ外相、Gラーシェン外務副大 臣) マレー米国商務省副次官補(イーレン=モーエン貿易産業副大臣) ナタラヤン・インド環境大臣(ソールイェル環境大臣) カイト世界銀行副総裁(ホルモス開発援助大臣) 2.内政 (1) 主な出来事 【3 日-5 日】保守党党大会 オスロ近郊のガルデルモエンにて保守党党大会が開催。ロフォーテンの石油 採掘推進、減税、私立病院の活性化といった基本方針の他にも、兵役の男女平 等、鉄道・道路整備の推進、パートタイム労働に関する制限の緩和、卵子提供 反対、5 年生からの成績付けなどを党の方針として採択。また、酒販売を平日お よび土曜日の 22 時まで延長する案やワインの専売を廃止する案なども採択され た。 【21 日-】ノルウェー南部各地で大洪水 豪雨と雪解けにより、南ノルウェーの各地の河川で洪水が発生。多くの町が 浸水により被害を被り、23 日には急遽首相を初めとする閣僚達がそれぞれ現地 入りし被害状況を確認した。 【24 日-25 日】進歩党党大会 オスロ近郊のガルデルモエンにて進歩党党大会が開催。ロフォーテンの石油 採掘推進や減税といった他に、国営放送 NRK の民営化なども主張。また、これ まで反対していた同性婚へのスタンスを転換し支持を表明した。 【29 日】北極石油活動のための研究センターを新たに設立 ノルウェー・リサーチカウンシルは、トロムソに北極の石油開発活動に関す る研究センターを新たに設立することを発表。石油エネルギー省と外務省、お よび産業界が同センター設立にあたり財政面で連携していくとした。モー石 油・エネルギー大臣は、 「高い知識と新技術は北極における石油開発活動の活性 化を強化する。同センターの設置は、北ノルウェーの潜在力を高めていく上で 重要なものとなる」とした。またアイデ外相も、同センターは、ノルウェーに おける北極活動の中心的テーマである石油開発活動の知識強化に貢献するだろ うと、期待を表明した。 4 (2)各政党支持率 2013 年 5 月における各政党支持率(主要各紙およびメディアの 10 世論調査の平 均)。(http://www.aardal.info/partibarometre.html) 政党支持率 2013 年 5 月 前回総選挙 2013 年 5 月と (カッコ内は 2013 年 4 月 (2009 年 9 月) 前回総選挙時 の支持率との差) 得票率 との差 労働党(Ap) 28.9%(+0.8) 35.4% -6.5 進歩党(FrP) 15.5% (-1.0) 22.9% -7.4 保守党(H) 32.1%(-0.3) 17.2% +14.9 左派社会党(SV) 4.7%(±0.0) 6.2% -1.5 自由党(V) 4.8% (+0.3) 3.9% +0.9 キリスト教民主 党(KrF) 5.2% (+0.1) 5.5% -0.3 4.4%(-0.4) 6.2% -1.8 中央党(Sp) (了) 5
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