ノルウェー 政務月報(2015 年 7 月) 1.外交 (1)主な出来事 1日 「バイオ経済」に関する新たな研究機関「NIBIO」発足。 1日 再生可能エネルギー関連の税制改正。水力発電事業者の非課税対 象を拡大。 2日 ソールベルグ首相がルクセンブルク訪問。ベテル首相とギリシャ 危機をはじめとする EU 域内の問題について意見を交わしたほか、 大公に謁見。国会議長とも会談した。 3日 外務省が 1,000 万 NOK の対ミャンマー追加人道支援を発表。ラカ イン州における国内避難民の保護、教育、基本的ニーズの充足な どに充てる方針。 3日 ブレンデ外相がエジプトにおける一連のテロを非難する旨の声明 を発出。 6日 外務省がレバノンにおけるシリア難民の児童に対する教育支援と して 7,500 万 NOK の追加拠出を発表。 6日 「開発教育に関するグローバル首脳会合」開幕。 6日 ブレンデ外相がユニセフに対し教育分野で 11 億 6,000 万 NOK の支 援を表明。 7日 ソールベルグ首相とブレンデ外相が「開発教育に関するグローバ ル首脳会合」にて演説。ブレンデ外相は田中 JICA 理事長と会談。 7日 ソールベルグ首相が「開発教育に関するグローバル首脳会合」に 合わせてノルウェーを訪問したシャリフ・パキスタン首相と会談。 女子教育のほか、テロ対策やアフガニスタン情勢について意見を 交わした。同日、ノルウェーの太陽光発電設備スカテック(Scatec) はパキスタンの地場企業と同国で共同プロジェクトを実施するこ とで合意しており、シャリフ首相はこれを評価。 8日 コロンビア革命軍(FARC)の停戦宣言に関し、ブレンデ外相がこ れを歓迎する声明を発出。当事者が最終的な解決で合意できるよ うな環境作りが重要との認識を示した。 14 日 ブレンデ外相がイラン核問題交渉の合意を歓迎する声明を発表。 16 日 オスロにてノルウェー、デンマーク、アイスランド、ロシア、カ ナダ、米国が北極中央公海における無規制漁業の暫定的な禁止と 調査協力で合意。宣言に署名した。 18 日 20 日 22 日 23 日 27 日 30 日 政府が今秋から長期防衛計画の策定に入る旨プレスリリースを発 出。2016 年春に国会へ提出する予定。現地報道によれば軍備を増 強する方向。 ヘルゲセン首相府国務相がブリュッセルでベテル・ルクセンブル ク首相と会談。ギリシャ問題などを話し合った。 ブレンデ外相が、イスラエルによるヨルダン川西岸地区の住民に 対する強制立ち退き通告に反対する旨の声明を発出。 アルジェリアと海事協定締結。EU 並の待遇に(EU は既にアルジェ リアと締結済み)。 ブレンデ外相が、南スーダン政府軍と反政府軍に対し、市民への 攻撃を停止し、和平案に署名するよう求める声明を発出。 ブレンデ外相が、イスラエルによる東エルサレム・ヨルダン川西 岸地区への新たな入植許可に反対する旨の声明を発出。 (2)ノルウェー政府要人による主な外国訪問 ア ソールベルグ首相 2日 ルクセンブルク イ ブレンデ外相 1-2 日 スイス(ジュネーブ) 11 日 ボスニア・ヘルツェゴビナ ウ ペーデシェン副外相 6 月 30 日 ミャンマー -7 月 4 日 17-18 日 スイス(ジュネーブ) エ ヘルゲセン首相府国務相 2-4 日 フランス(パリ、エクサン・プロヴァンス) 20 日 ベルギー(ブリュッセル) オ スントフト環境相 18-23 日 ルクセンブルク、フランス(パリ) カ アスパーケル漁業相 16-17 日 マルタ (3)主な外国要人のノルウェー訪問(括弧内は会談相手) 6-7 日 潘基文国連事務総長(開発教育に関するグローバル首脳会合) 7日 2014 年ノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイ氏(同上) 7日 シャリフ・パキスタン首相(ソールベルグ首相) 2.内政 (1)主な出来事 【9 日】児童・平等・社会統合省が難民(亡命申請者)に関する統計を発表。6 月末までに 4,228 人を受け入れた。なお 5,228 人が審査待ち。審査期間は平均 8.9 カ月。 【22日】2011年7月22日の政府庁舎爆破テロ及びウトヤ島における大量殺戮事件 の追悼行事。同日、「7.22センター」がオープン。 3.各政党支持率 2015 年 7 月における各政党支持率 (出典:ダーゲンス・ナーリングスリヴ紙およびアフテンポステン紙) 2015 年 7 月 前回総選挙(2013 年 9 月) 得票率 保守党(H) 23.0% 26.8% 進歩党(FrP) 12.7% 16.3% 自由党(V) 4.7% 5.2% キリスト教民主 党(KrF) 5.7% 5.6% 30.3% 30.8% 左派社会党(SV) 4.0% 4.1% 中央党(Sp) 7.1% 5.5% 環境党緑(MDG) 5.4% 2.8% 労働党(Ap) (了)
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