フラワーポエム

フラワーポエム
22 2014.10.14 渚の風 2号
連載 「花の詩」
①
秋桜
大出 一博
写真 大 出一 博 文 平田篤 州
秋桜。ひそやかに見えて、芯の強さを感じる…そん
…人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
なところが好きだ、と稀代のファッションプロデュー
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
サーは言う。いや、写真家「大出一博」は言う。
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる…
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「大出さんも、画家なのではないか。水彩画の…」
コスモスの花言葉が「少女の純真」というのも、水
彩画の透明感に通じる。
その仕事ぶりは、確かに「青春」という言葉がよく
さて、cosmos の語源。ラテン語に求められ、秩序
オードリー・ヘプバーン、高田賢三…グローバルな舞
似合う。まっすぐで情熱的。いつも、美しさを求めて
を持つ完結した世界体系としての宇宙をさすのだとい
台、キラ星のような人脈が広がる。
いる。童心さえ、垣間見える。
う。風に揺れる cosmos に、写真家は、どんな宇宙
大出さんの仕事は、多彩だ。パリコレ、シャネル、
を観たのだろう。
写真家としての活動も、時を刻む。作品には、阿久
悠さんや秋元康さんらが文を寄せていた。花を撮り続
け、独自の「花の詩」の世界を表現している。
一方で、神社仏閣・きものを愛でる。日本の美、和
への想いは、ひとしおだ。そして、詩人サミエル・ウ
ルマンの「青春」を、いつも傍らにおく。
9 月下旬、画家・安野光雅さん(88)の故郷であ
る島根県津和野町を訪ねた。
ともあれ、ウルマンの「青春」に表出された想いが、
「小京都」と呼ばれる盆地のまちの山すそや川辺は、
すでにススキとコスモスの世界だった。
大出さんの深奥に、いつも花開いていることだけは間
違いない。ひそやかに、芯の強さを秘めながら。
その時、大出さんのコスモスを重ねて、思った。
ファッションプロデューサー
大出一博
児童養護施設出身
東北福祉大学特任教授
草間吉夫
私たちは応援しています(敬称略)
女 優
東ちづる
マラソンランナー
有森裕子
Pr����
書
健康福祉政策課。
書道は10歳から始め、結婚・育児で中断後、2006
(平成18)年に再開した。滋賀県書道協会師範。
理事長
竹中ナミ
ジェネシスオブエンターテイメント
代表
坪田建一
写真家
大阪芸術大学教授
東京大神宮
日本ヘルマンハープ振興会
日本ハルダンゲルクラブ
織作峰子
野瀬 晴風さん。滋賀県長浜市出身。
1987(昭和62)年に滋賀県庁職員となり、現在は
社会福祉法人プロップ・ステーション
会長
梶原千沙都
宮司
理事長
松山文彦
山瀬理桜