TTDM-128

TRACETEK TTDM-128
トレーステック漏液検知位置表示モジュール
施工要領書
概要
この要領書は取扱い前によく読み、いつでも参照できるよう
(TTDMの近くが好ましい)大切に保管してください。本書に
従って適切な操作を行ってください。
TTDM警報位置表示モジュールはトレーステック・センサケー
ブル、ポイントセンサ、センサインタフェイスモジュール、
リレーモジュールと一緒に使用できるように特別に設計され
ています。TTDMは1500m(5000ft)までのセンサケーブル
や遠隔の漏液検知モジュールの広範囲のネットワークを直接
監視することができます。
TTDMには外部電源遮断器や分岐遮断器(20アンペア以下)
の設置が必要です。TTDM用であることを遮断器に明記して
ください。関連法規や工事規定等に従って施工してください。
支給範囲外で施工に必要なもの
●壁取付け用架台及び取付けネジ
4本
必要工具
●電線管貫通用の穴開け工具(ドリルなど)
●フィリップスの
(+)ドライバー ●小径用(-)ドライバー
保存
内部部品への損傷を避けるため、据付け前のモジュールは乾燥した場所に保管してください。
製品仕様
TTDM-128
115 Vac +15%, -20%;50/60Hz
230 Vac±10%;50/60Hz
TTDM-128-24V
24 Vac +5%, -35% 24 Vdc±20%
消費電力
TTDM-128 6VA(5W)
施工場所範疇
過電圧カテゴリⅡ、汚染度合 2
組込リレー
数量:3(サービルリレー、漏液リレー、故障リレー)
TTDM-128-24V 12VA(10W)
種類:DPDT
定格:5A at 250Vac/24Vdc
温 度
保存時:-18℃~60℃
動作時:0℃~50℃
筐 体
NEMA 12;IP54
海外での認可
詳細についてはお問い合わせ下さい。
警告
●感電の危険があります。筐体の蓋を開ける際には電源を切ってください。
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TTDM-128 施工要領書
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15
6
16
26
1
2
3
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5
6
7
8
9
10
LCD 画面
アイコンおよび LED 表示灯
テストキー
警報音停止キー
リセットキー
メニューキー
ユーザインタフェイスボード
4-20mA ボード ( オプション )
センサインタフェイスボード
マザーボード
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
25
24
電源供給ボード
ヒューズ(500mA,250V,遅延型)
電源ケーブル接続用端子台
電圧選択スイッチ
スペアヒューズ
アース用スタッド
配線用プレート
故障リレープラグ&ソケット
漏液リレープラグ&ソケット
サービスリレープラグ&ソケット
23
22
21
22
23
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18
17
4-20mA ポートプラグ&ソケット
RS-232/485 ホストポートプラグ&ソケット
センサケーブルプラグ&ソケット
トレーステックネットワーク RS-485 プラグ&ソケット
リボンケーブル
RS-232/485 セレクタ
RS-232 ソケット (9 ピン )
リセットピン
音量調整
LCD 輝度調整
PL:電源容量制限回路を示します
TTDM の取付け方
注意:ユニットへの損傷を避けるため、TTDM モジュールは建築工事が
完了するまで、納入時の製品収納箱に保管しておいてください。
重要事項:TTDM は電子製品です。施工中の電子部品等への損傷を
避けるため、下記注意事項を守ってください。
・ 機械的損傷を避けるため取扱いにはご注意ください。
・ 乾燥した状態で保管してください。
・ 回路基板を取扱う際には、搭載電子部品に触れないよう基板の
エッジ部分を持ってください。
・ 静電気への暴露を避けてください。
・ 金属製切り屑、液体その他の外的物質による汚損を避けてください。
据付け場所の決定
モジュールを外的要素、仕様外温度から保護することができる屋内場
所を選定します。
・ 収納箱からモジュールを取出す際、ユニット前面のメンブレンから
保護フィルムを外さないでください。
・ マイナスドライバーあるいはコインを使用して扉を開けてください。
警告:発火の危険があります。TTDM ユニットは危険区域に
設置しないでください。TTDM に接続するセンサケーブルは
モジュール自体を一般区域に置くことにより、危険区域に設
置することも ( 認可上の制限あり ) 可能です。
注意 : トレーステックセンサ回路は、電力が制限されているため、
リーダケーブルあるいはジャンパケーブルと電源供給ケーブ
ルとを同一の電線管内には収納できません。
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TTDM-128 施工要領書
筐体の据付け
図 1
300 mm
筐体を図 1 に示されている 8mm の取付け穴を利用し、4本のネジに
て取付けます。取付け穴にプラスティック・プラグがある場合には、
それらを取外します。弾力性ラバーワッシャーを使用し、NEMA12 や
IP54 を保持する取付けネジの周囲がシールされるよう調整してくださ
い。
20 mm
261 mm
20 mm
取付穴
8 mm x4箇所
200 mm
マザーボード
固定点(4箇所)
240 mm
取り外し可能な配線用プレートを用いて筐体の配線貫通口を開ける
図 2
筐体内の端子 16 に
取付けるための
アース線
17
筐体の底部にある取外し可能な配線用プレート は、筐体の中に電
線を通す穴を開けるためのものです(図 2)。プレートは、8 個のネジ
で取付けます。ネジをはずして配線用プレートを取り外し、配線用プ
レートの必要な位置に穴を開けてください。約 12mm または M20 の
穴 5 個を開けるのに十分な幅があります。
ガスケット
17
取付ける前に配線用プレートから金属切り屑や粉塵を取り除いてくだ
さい。配線用プレートのガスケットを傷つけないように注意してくだ
さい。配線用プレートを取付けた後、筐体内のアース用スタッドに配
線用プレート のアース線を確実に配線してください。
ネジ
配線用プレート
電源ケーブル及びリレーの配線接続
電源ケーブルの接続
・TTDM 筐体の扉を開けます。
120/240 Vac 電源
14
・120/220 Vac 電源供給;電圧選択スイッチ で適切な電圧を選択し
ます。
・電源ケーブルを配線用プレートにアダプター / ブッシングを使用して
筐体に引き出します。
16
・アース線をアース用スタッド に接続します。
11
最大電圧定格を
超えないこと
・アース用スタッドにはこのシンボルが表記されています。
ニュートラルは
L2を使用
注記:適切な接地は電磁気による障害を回避するために重要です。
注記:抜け止めのためアース線は他の電源供給用の2本の導線より
も長くなければなりません。
13
38 L1
39 L2
220
110
電源接続
14
11
13
・ 電源供給ボード 上のソケット から電源ケーブルプラグを外し
ます。
24 Vac 電源
13
・電源供給ボード上の2ピン端子台 へ電源供給電線を接続します。
ニュートラルは L2 に接続します。
注記:端子には 4.7mm 2(10AWG) 以下の配線が接続できます。
最大電圧定格を
超えないこと
分岐回路保護装置の容量に応じて選定し、3.0mm 2(12AWG)
ぐらいが適切です。ケーブルの温度規格は最低 65℃グレード
です。
13
11
11
・ 電源供給ボード 上のソケットへ電源ケーブルプラグを挿入しま
す。
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TTDM-128 施工要領書
警報リレーの接続
20
19
18
TTDM には 3 個(サービス 、漏液 、故障 )の外部リレーが
あります。各リレーはふたつのC接点リレーを持ち、通常閉(NC)お
よび通常開(NO)の両接点とも提供しています。リレーは警報表示状
態ではコイルは無電圧状態下にあり、右上図は警報状況でのリレー接
点状態を示します。
20 サービスリレー
漏液リレー 19
21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 32
NC NO COM NC NO COM
NC NO COM NC NO COM
NC NO COM NC NO COM
右中図、右下図は単一のペア配線だけで TTDM の状態を遠隔監視でき
るリレーの接続方法を示しています。TTDM は警報状態ではリレーのコ
イルは電圧がない状態ですので、電源の損失でも遠隔警報が動作しま
す。
正常時閉ー警報時開(NO)での警報回路
注記: 端子には 4.7 mm2(10AWG) 以下の配線が接続できます。
正常時閉ー警報時閉(NC)での警報回路
2
1.0 mm (18AWG) ぐらいが適切です。ケーブルの温度規格は
65℃グレードです。
故障リレー 18
15 16 17 18 19 20
サービスリレー
5A 250V
1
J6 20
漏液リレー
5A 250V
J25 19
1
故障リレー
5A 250V
J9 18
リレーの直列接続
モニタ回路
(警報時-開)
サービスリレー
5A 250V
1
J6 20
漏液リレー
5A 250V
J25 19
注記:リレーの最大負荷容量は 5A です。
1
故障リレー
5A 250V
J9 18
リレーの並列接続
モニタ回路
(警報時-閉)
モジュールのテスト要領
電源供給後のテスト
・ 筐体の扉を閉じ、ロックする。
・ ユニットへ電源を供給する。電源が供給されると緑色 LED 灯が点灯
し、ユニットは初期の自己診断動作に入ります。この初期動作が完
了すると、モジュールは故障警報の表示をします(これは正常なこ
とで、センサケーブルを接続していないため)。赤色警報音停止キー
を押し、警報音を止めてください。表示画面は右のように表示され
ます。
それ以外の表示が発生した場合には、すべての接続を確認してくだ
さい。万一、ユニットが適正に動作しない場合には、弊社または販
売代理店までお問い合わせください。
・ テストキーを押すと、モジュールは何種類かの自己診断動作を自動
的に行います。
・ テストが正常に完了した場合、施工記録に記録します。
・ 電源を切ります。
TTDM テストプラグによるテスト
・ もう少し複雑なテストを行うため、トレーステック TTDM - CTP テ
ストプラグ(TTDM の梱包内のビニール袋の中に収納)を使用します。
9
センサインタフェイスボード 上のセンサケーブル用ソケット 23
にそのプラグを挿入します。
・ 筐体の扉を閉じ、ロックします。
・ ユニットへ電源を供給します。電源の供給により、再び初期の一連
の自己診断動作に入ります。テストプラグがセンサケーブル用ソケッ
トにきちんと挿入されている場合、モジュールの初期動作が完了後、
漏液警報が発生します。警報音停止キーを押し、警報音を止めます。
赤色漏液 LED 灯および緑色監視 LED 灯が共に点灯しており、表示画
面には右記の内容が現れます(設定によります)。
・ それ以外の表示が発生した場合には、すべての接続を確認してくだ
さい。万一、ユニットが適正に動作しない場合には、弊社または販
売代理店までお問い合わせください。
・ テストが正常に完了した場合、施工記録に記録します。
設定により異なりますが、漏液検知距離は
以下の値の範囲内になります。
feet: 527-548ft
meter:160-168
zones: 11
・ 電源を切ります。
・ TTDM - CTP テストプラグを外し、保管してください。
・ センサケーブルやトレーステックネットワークをすぐに接続しない
場合は筐体の扉を閉じ、ロックします。
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TTDM-128 施工要領書
センサケーブルの接続
TTDM が直接センサをモニタする場合、以下に従って TTDM にセンサ
を接続してください。TTDM をネットワークマスタとして使用する場合
は、後記トレーステックネットワークの接続を参照してください。
センサケーブルの準備
センサケーブルが施工要領に従って施工されテストされたことを確認
します。
接続の実施
・ ユニットへの電源が切られていることを確認してください。
・ 筐体の扉を開けてください。
23
黒色
黄色
緑色
赤色
36
35
33
9
・ センサインタフェイスボード 上のソケットからセンサケーブル
23
プラグ を外します。
34
・ トレーステック・リーダケーブル(あるいはジャンパケーブル)の
17
終端を配線用プレート にアダプタやブッシングを使用し、筐体
内に引き出します。
センサケーブル
PL
・ 4本の色分けされた線をセンサ・インタフェイスプラグに接続しま
す。
重要事項:指定されたカラーコードを守ってください。適正に配線
されていない場合、漏液検知システムは正しく動作しま
せん。
9
・ センサケーブルプラグをセンサインタフェイスボード 上のソ
ケットへ挿入してください。
必要に応じたツェナバリアの施工
Class I, Division 1
(ヨーロッパ-Zone 0 or Zone 1)
一般場所
センサケーブルを C1D1(ヨーロッパでは Zone0 あるいは Zone1)の
危険区域に設置する場合、センサケーブルと TTDM モジュール間をツェ
ナバリアにて保護する必要があります。適切なツェナバリアを選定す
るにあたっては弊社までお問い合わせください。
危険場所
TTDM
/ // / / / /
///
///
///
/////////////
ツェナ
バリア
ツェナバリアを施工する場合、キットに添付されている施工要領書に
従って配線します。
///
///
/ //
// /
///
/////////////
///
///
///
/
/ //
/////
//////////
//
センサケーブル
ジャンパケーブル
リーダケーブルまたは
ジャンパケーブル
トレーステックネットワークの接続
TTDM をトレーステックネットワークで、ネットワークマスタとして使
用する場合は、次の手順に従ってください。
注記: トレーステックネットワークの設定は、ネットワークのコン
フィギュレーションによっては接続方法が異なります。詳細は、
TTDM-128 ユーザマニュアルを参照してください。
通信用ケーブルの準備
通信用 ケーブルが、施工されテストされたことを確認します。
接続の実施
・ ユニットへの電源が切られていることを確認してください。
・ 筐体の扉を開けます。
PL
17
・ 通信用ケーブルの終端を配線用プレート にアダプタやブッシン
グを使用して、筐体内へ引き出します。
RS-485 EXT XMTRS
J10
24
24
・ J10 ケーブルプラグ をソケットから外します。
1
16
・ アース用スタッド にシールド線を接続します。
2
3
4
+51S0 ICDM 485+ 485-
・ J10 ケーブルプラグの端子 3(485+) に ( + ) 線を接続し、端子 4(485-)
に ( - ) 線 を接続します。
16
シールド
RS-485 (-)
RS-485 (+)
次のトレーステックモジュールへの
RS-485配線
重要事項:極性に注意してください。電線が適切な端子に接続され
ていないと、漏液検知システムは正しく動作しません。
24
・J10 ケーブルプラグ をソケットへ挿入します。
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TTDM-128 施工要領書
ホストコンピュータへの接続
TTDM をホストコンピュータに接続するには RS-232 と RS-485 の 2 つ
の方法があります。
接続の実施
・ ユニットへの電源が切られていることを確認します。
・ 筐体の扉を開ける。
17
・ 通信用ケーブルの終端を配線用プレート にアダプタ
/ ブッシン
グを使用し、筐体内に引き出します。
ル
22
・ ソケットから J13 ケーブルプラグ を外します。
RS-232 の接続
・ 5、6、7、8、10 の各端子にそれぞれ RX、TX、RTS、CTS、DGND 線
を接続します。
7
・ ユーザインタフェイスボード 上のホストポートセレクタスイッ
26
チ を
RS-232 の位置にセットします。
ル
RS-485 の接続
・ 端子 5(RX/A)に ( + ) 線を端子 6(TX/B)に ( ー ) 線を接続します。
7
・ ユーザインタフェイスボード 上のホストポートセレクタスイッ
26
チ を
RS-485 の位置にセットします。
16 に接続します。
・ シールドをアース用スタッド 22
・ ソケット に
J13 ケーブルプラグを挿入します。
初期動作及びシステムテスト
システムの電源投入
すべての接続が完了した後、ユニットへ電源を供給します。
ユニットは初期自己診断動作に入り、表示画面上にシステム状態を表
示します。センサ回路が正常で、漏液その他の問題がない場合には、
緑色監視 LED 灯だけが点灯し、LCD 表示画面には右記の内容が表示さ
れます。
もし、このようにならない場合には、TTDM 操作および保守マニュアル
内の詳細内容を参照してください。
コミッショニング
本システムのコミッショニングは弊社あるいは代理店により実施されます。システムマップは本トレーステック漏液位置検知システム
を取扱う上において重要です。TTDM は漏液を検知したセンサケーブル上の位置 ( 距離 ) を知らせ、マップは実際にセンサケーブルが
配置された施工図面上の位置を示すためにあります。
重要事項:TTDM と同梱の部品、機器および書類(コミッショニング、インタフェイス接続、操作等)のため保管しておいてください。
WWW.PENTAIRTHERMAL.JP
〒 222-0033
横浜市港北区新横浜 3-16-1
KCビル 4F
本カタログに記載する情報(図を含む)は、信頼のおけるも
のと考えていますが、その情報の完全性について保証するも
のではありません。ご使用の際には、選定した製品が用途に
適合するかどうかについて貴社にて評価・確認していただく
ことが必要です。当社の責任範囲は、製品の取引条件にて確
電話YS新横浜ビル
045-471-7630
認されることのみであり、製品の使用、誤使用等によって起
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-15-10
Fax:045-471-7631
3F Tel:045-471-7630
こった偶発的、間接的損傷については、製造物責任法で定め
FAX 045-471-7631
る場合を除き責任を負いません。仕様の変更は予告なしに行
全てのペンテェア商標及びロゴはペンテェアまたはその関連会社が所有しています。ペンテェアは製品の仕様を事前の予告なく変更する権利を留保しています。
うことがあります。また、仕様に影響を与えない範囲での材
料、工程等の変更を行うことがあります。但し、別途契約書
©2016 Pentair.
にて確認した取引条件についてはそれに従うものとします。
http://www.tycothermal.com
ペンテェア テクニカルソリューションズ株式会社
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TTCTTDM128INS-040309
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TRACETEK TTDM-128
トレーステック漏液検知マスタモジュール
ユーザマニュアル
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TTDM-128 ユーザマニュアル
目 次
概 要
システムコンフィギュレーション
4
4
クイックセットアップ
通常のセットアップの手順
特別なセットアップの設定
6
6
8
はじめに
トレーステック TTDM-128 ネットワーク
トレーステック漏液検知システムについて
10
10
11
TTDM-128 の構成
TTDM-128 の構成
TTDM-128 のキーパッド
TTDM-128 の画面
12
12
13
14
通常の操作方法
現在イベント / ステータス画面
メニュー構造の操作方法
個別 SIM チャンネルステータス
個別 SIM チャンネルの設定内容変更
イベントヒストリログ
15
15
15
19
21
23
詳細なセットアップ
一般事項のセットアップ
Leak セットアップ
SIM ネットワーク
TTDM ネットワーク
セルフテスト
24
24
25
26
28
29
イベントレスポンス
漏液検知及び位置検出イベント
サービスイベント
故障イベント
複数イベント
30
30
31
32
33
保守点検
35
付録 1:イベント用語集
付録 2:外部装置への接続方法
37
38
3
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概 要
使用前にお読みください。
本要領書を注意深く読んで、安全な場所 (TTDM の近くが好ましい ) に保管してください。
正しい操作を行うために本書に書かれている要領に注意深く従ってください。製造者が
明記していない方法で本機器を使用した場合は機器が提供している保護機能が損なわれ
るおそれがあります。
準 備
操作をする前に施工要領書に従って各モジュールを正しく設置・接続してください。技術
サポートに関しては弊社または弊社代理店にお問い合わせください。
(http://www.thermal.pentair.com)
重 要
とは
システム全体に渡り目印とシステムを 5m 毎に測定した実測値を明記したセンサ
のレイアウト図で、通常システムの立会い検査時に作成します。システムマップ
のコピーを TTDM-128 モジュールの近くに置き、参照できるようにしてください。
TTDM-128 がビル管理システムに接続されている場合は、システムマップのコピー
をそのシステムのそばに置き、参照できるようにしてください。
注 意
・本マニュアルにおいて、例の画面に表示される言語は英語、距離の単位はメータを使用
しています。
・将来のソフトウェアのバージョンは新規機能を追加したり細部を変更したりするかもし
れません。 本マニュアルの UI ソフトウェアのバージョンは 3.10i です。
システムコンフィギュレーション
トレーステック TTDM-128 モジュールは豊富なアプリケーションとコンフィギュレーショ
ンがあります。TTDM-128 はスタンドアロンの漏液検知パネルとして使用したり、TTSIM
センサインタフェイスモジュール、TT-NRM ネットワークリレーモジュールや他の TTDM
モジュール等で構成するネットワークに使用できます。どのように使用する場合にも、各
TTDM-128 は、以下の特徴があります。
・1500m までのトレーステックセンサとポイントセンサを直接監視できす。
・1024 のイベントメモリを持っています。
・ビルトインステータスと警報リレーがあります。
・4-20mA 出力オプションがあります。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
TTDM-128 シングルチャンネルスタンドアロンシステム
(クイックセットアップ 8 ページを参照してください)
・TTDM-128 は、1500m までのトレーステックセンサまたはセンサとポイントセン
サの組み合わせに使用できます。
シングルチャンネルとリモートリピータ
(クイックセットアップ 8 ページを参照してください)
プライマリ TTDM
(スレーブ)
・スタンドアロンシステムにリモートディスプレイとして TTDM-128 を追加します。
・リモートパネルはプライマリパネルの全状態の完全な模擬です。
・プライマリパネルは TTDM-128 スタンドアロンシステムと同じように機能します。
リモートリピータ
TTDM(マスタ)
・ホストコンピュータ用のモドバスインタフェイスはリモート TTDM のみで利用で
きます。
RS-485
ツイストペアケーブル
シングル TTDM-128 とネットワークシステム
最大126台の
TTSIM
(クイックセットアップ 9 ページを参照してください)
・TTDM-128 1 台は、126 台までのトレーステックモジュール(TTSIM、TT-NRM)
のネットワークのマスタモジュールとして利用できます。
ツイストペア
ネットワーク
TTSIM1台あたり
最大1500mのセンサ
複数の TTDM-128 とネットワークシステム
(クイックセットアップ 9 ページを参照してください)
・スレーブモジュールの TTDM-128 を除きシングル TTDM ネットワークシステムと
同じシステムです。
・1 台の TTDM-128 はネットワークマスタとして機能し、その他の TTDM-128 はス
タンドアロンシステムと同じように機能します。
・ TTSIM や TT-NRM モジュールは、全部で 127 台のモジュール(TTDM モジュール
を含む)までネットワーク上にインストールできます。
ローカルに表示、リレー等が必要な場所には、
SIMネットワークにTTDM-を追加します。
5
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クイックセットアップ
通常のセットアップの手順
全てのモジュール、ケーブル、センサは、セットアップを行う前に、施工要領書に従って
施工してください。
TTDM-128 の標準セットアップ(すべてのコンフィギュレーションのために)
▲
トレーステックシステムに電源を供給します。TTDM がセルフテストやネットワーク
の初期化を完了するまでお待ちください。
▲ ▲
TTDM の現在イベント / ステータス画面で、Menu を押してください。
Down arrow キーを使用して、General Setup(標準セットアップ)までスクロールし、
Enter を押してください。
・ 時間と日付をセットしてください(arrow キーを使用し、必要に応じて調整し、その
後 Enter を押してください)。
・希望する言語を選択します。
▲
Menu を押して現在イベント / ステータス画面に戻ってください。
ネットワークシステム上の TTSIM アドレスの設定
システムに TTSIM モジュールを含んでいるときは、それらのネットワークアドレスは、2
~ 127 台の範囲内で個別に設定する必要があります(アドレス 1 は TTDM の内蔵センサイ
ンタフェイスボードのデフォルトアドレスです)。TT-NRM ネットワークリレーモジュール
をインストール場合は、TTSIM アドレスはどの TT-NRM アドレスとも違うものに設定する
必要があります。
▲ ▲ ▲
TTDM の現在イベント / ステータス画面で、Menu を押してください。
Down arrow キーを使用して、SIM Network を選択し、Enter を押してください。
各 TTSIM の設定(次の TTSIM の設定に移る前に以下の手順を完了してください。)
・TTSIM コンフィギュレーションジャンパを CFG の位置にセットします(TTSIM の施
工要領書を参照)。
・ TTDM の SIM Network メニューで、Up/Down arrow キーを使用して SIM Address を
選択し、その後 Enter を押してください。
・ 再度 Enter を押し、arrow キーを使用して新しい TTSIM アドレスを入力し、その後
Enter を押してください。
・TTSIM コンフィギュレーションジャンパを通常の操作位置(TTSIM の施工要領書を参
照)に戻します。
・Esc を 2 回押してください。
▲
Menu を押して、現在イベント / ステータス表示モードに戻ってください。
漏液チャンネル ID タグの変更
省時間のためのヒント
・Reset は文字、数字、ブラン
ク間のタブとして使用しま
す。
各漏液検知チャンネル(TTDM または TTSIM)に独自に英数字の個別のタグを割り当てる
ことができます。チャンネルの ID タグを変更するには:
▲
・右側がスペースがあるとき
は、最後に入力した文字を複
写するには、Right arrow キー
を押します。
TTDM の通常操作モードで、希望する漏液検知チャンネルのステータスが表示された
状態で Down arrow キーを押してください。
・ Down arrow キーを使用しスクロールして ID を選択し、その後 Enter を押してくだ
さい。
・Left /Right arrow キーを使用して文字の位置を選択し、Up /Down キーを使用して文
字と数字を変更し、希望する ID タグを入力します。完了したら Enter を押してくだ
さい。
・Menu を押して、現在イベント / ステータス表示モードに戻ってください。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
漏液チャンネル表示単位の変更
回路長の表示単位は、個々にまたは一度に全てのチャンネルを変更することができます。
個々のチャンネルの表示単位を変更するには:
▲
TTDM の現在イベント / ステータス画面で、希望する漏液検知チャンネルのステータ
スが表示された状態で Down arrow キーを押してください。
▲ ▲
Down arrow キーを使用して Test Length を選択し、その後 Enter を押してください。
▲
Menu を押して現在イベント / ステータス画面に戻ってください。
Up/Down arrow キーを使用して希望する単位 (feet フィート/ meters メータ/ zones ゾーン ) を選択し、その後 Enter を押してください。
一度に全てのチャンネルの表示単位を変更するには:
▲
Special Menu にアクセスし、全ての表示単位の変更をするにはパスワードが必要です。
パスワードを入力するには:
・TTDM の現在イベント / ステータス画面で、Menu を押してください。
・Down arrow キーを使用して General Setup を選択し、その後 Enter を押してください。
・Down arrow キーを使用して Password を選択し、その後 Enter を押してください。
・ Down arrow キーを使用してパスワードを”04000”と入力し、その後 Enter を押し
てください。
・ Esc を押してください。
▲
General Setup menu を表示している画面で、Down arrow キーを使用して Special を
選択し、その後 Enter を押してください。
▲ ▲
Down arrow キーを使用して Set All Units を選択し、その後 Enter を押してください。
Up/Down arrow キーを使用して希望する単位 (feet フィート/ meters メータ/ zones
ゾーン ) を選択し、その後 Enter を押してください。
▲
Menu を押して、現在イベント / ステータス表示モードに戻してください。
ホストポートパラメータの設定
TTDM をホストコンピュータ、DCS、ビル管理システムに接続するためには、ホストポート
パラメータを設定する必要があります。
▲ ▲ ▲
TTDM の現在イベント / ステータス画面で、Menu を押してください。
Down arrow キーを使用して TTDM Network を選択し、その後 Enter を押してください。
Down arrow キーを使用して希望するパラメータを選択し、その後 Enter を押してく
ださい。パスワードを要求されたら、”00010”を入力し Enter を押してください。変
更可能なパラメータは:
・ Baud( ボー ):ボーレイトを選択してください。
・ Modem( モデム ):モデムのダイヤルストリングを設定してください。
・ 485 Address(485 アドレス ):TTDM のモドバスアドレスを設定してください。
・ TTDM:ホストポートモード(Master( マスタ ) または Slave( スレーブ ))を選択して
ください。このパラメータのパスワードは "04000" です。
注意:オートメーションシステム、PC や他のホストシステムとの通信用には、ポー
トを Master に設定してください。Slave mode(スレーブモード)は TTDM
操作をリモートディスプレイとして使用している TTDM と通信するときのみ
に使用します。
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特別なセットアップの設定
スタンドアロンシングルチャンネルシステム
▲ ▲ ▲
TTDM-128 の標準セットアップを行ってください(6 ページ)。
必要であれば漏液検知チャンネルタグを割り当ててください(6 ページ)。
必要であればホストポートセットアップを行ってください(7 ページ)。
シングルチャンネルとリモートリピータ
プライマリTTDM
(スレーブ)
システムに電源を供給する前に:
▲ ▲
Remote Repeater
TTDM(マスタ)
RS-485
ツイストペアケーブル
リモートリピータ TTDM から内蔵のセンサインタフェイスボードをはずしてください。
プライマリ TTDM の RS-485 ホストポート (J13) をリモートディスプレイ TTDM のトレー
ステックネットワークポート (J10) に接続してください。
������ ������� �������� ����
������� ������� ����
���
������
���
����
�
���
�����
����
�
���������� ��� ��� ����
����
����
�
�
����
����
リモートリピータ RS-485 の接続図
システムに電源を供給し以下のようにセットアップしてください。
プライマリ ( スレイブ )TTDM
▲ ▲ ▲
TTDM-128 の標準セットアップを行ってください(6 ページ)。
必要であれば漏液検知チャンネルタグを割り当ててください(6 ページ)。
ユーザインタフェイスボードのホストポートモードセレクタスイッチを RS485 に確実
に設定してください。
▲
以下のようにホストポートパラメータを設定してください(7 ページ)。
・ ボーレイトを "9600" に設定してください。
・ TTDM mode を Slave に設定してください。
リモートリピータ ( マスタ )TTDM
▲
TTDM-128 の標準セットアップを行ってください(6 ページ)。確実にプライマリ
TTDM の設定にしてください。
▲
要求通りにホストポートセットアップを行ってください(7 ページ)。TTDM mode は
Master に設定されていることを確認してください。
▲
communication timeout(コミュニケーション タイムアウト)パラメータの変更
・TTDM の現在イベント / ステータス画面で、Menu を押してください。
・Down arrow キーを使用して General Setup を選択し、その後 Enter を押してください。
・Down arrow キーを使用して Password を選択し、その後 Enter を押してください。
・ 値 "04000" を入力し、Enter に続けて Esc を押してください。
・Down arrow キーを使用して Special を選択し、その後 Enter を押してください。
・ Down arrow キーを使用して Comm Timeout を選択し、その後 Enter を押してくだ
さい。
・arrow キーを使用して値 "300ms" を入力し、その後 Enter を押してください。
・Menu を押して現在イベント / ステータス画面に戻ってください。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
▲
SIM ネットワークの初期化
・TTDM の現在イベント / ステータス画面で、Menu を押してください。
・Down arrow キーを使用して SIM Network を選択し、その後 Enter を押してください。
・Down arrow キーを使用して Init Network を選択し、その後 Enter を押してください。
▲
プライマリ TTDM の設定に合うように漏液検知チャンネル ID タグ(6 ページ)を変更
してください。
シングル TTDM-128 ネットワークシステム
▲ ▲ ▲ ▲
TTDM-128 の標準セットアップを行ってください(6 ページ)。
最大126台の
TTSIM
必要であればホストポートセットアップを行ってください(7 ページ)。
各 TTSIM に独自のアドレスを割り当ててください(6 ページ)。
必要であれば各 TTSIM の漏液検知チャンネル ID タグを変更してください(6 ページ)。
ツイストペア
ネットワーク
TTSIM1台あたり最大1500mのセンサ
複数 TTDM-128 ネットワークシステム
TTDM1 台は、マスタ TTDM として選択する必要があります。ネットワーク上の残り全
ての TTDM は "Slave" モードにします。
各スレーブ TTDM:
▲ ▲ ▲
TTDM-128 標準セットアップを行ってください(6 ページ)。
必要であれば漏液検知チャンネル ID タグを割り当てしてください(6 ページ)。
ユーザインタフェイスボードのホストポートモードセレクタスイッチを RS485 に確実に設定してください。
▲
以下のようにホストポートパラメータを設定してください(7 ページ)。
・ ボーレイトを "9600" に設定してください。
・ TTDM mode を Slave に設定してください。
▲
TTSIM ネットワークで、ローカルディスプレ
イ、リレー等が必要なところに TTDM を追加
してください。
SIM Network を初期化してください(27 ページ)。
マスタ TTDM:
▲
TTDM-128 の標準セットアップを行ってください(6 ページ)。確実にプライマリ
TTDM の設定にしてください。
▲
要求通りにホストポートセットアップを行ってください(7 ページ)。TTDM mode が
Master に設定されていることを確認してください。
▲
communication timeout(コミュニケーション タイムアウト)パラメータの変更
・TTDM の現在イベント / ステータス画面、Menu を押してください。
・Down arrow キーを使用して General Setup を選択し、その後 Enter を押してください。
・Down arrow キーを使用して Password を選択し、その後 Enter を押してください。
・ 値 "04000" を入力し、Esc に続けて Enter キーを押してください。
・Down arrow キーを使用して Special を選択し、その後 Enter を押してください。
・ Down arrow キーを使用して Comm Timeout を選択し、その後 Enter を押してくだ
さい。
・arrow キーを使用して値 "300ms" を入力し、その後 Enter を押してください。
・Menu を押して現在イベント / ステータス画面に戻ってください。
▲ ▲
SIM ネットワークを初期化してください(27 ページ)。
プライマリ TTDM の設定に合うように漏液検知チャンネル ID タグを変更してください
(6 ページ)。
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はじめに
トレーステック TTDM-128 ネットワーク
TTDM-128 はトレーステックセンサ 1500m(5000ft) まで、トレーステックポイントセンサ
150 本まで、外部トレーステックモジュール 126 台まで(TTSIM センサインタフェイスモ
ジュール、TT-NRM ネットワークリレーモジュールの組合せや、スレーブモード TTDM 32
台まで)を直接監視できます。ネットワークを十分に活用すれば、トレーステックセンサ
約 190km(119miles) を監視でき、多様な警報や遠隔機能を扱う個別リレー 320 個を供給す
ることもできます。
注意:ネットワーク上の TTSIM の最大数は、追加した各 TT-NRM 毎に4台づつ減らす必要
があります。
各 TTDM-128 の装備:
・ 1500m(5000ft) までのセンサ、150 本までのポイントセンサまたはセンサとポイントセン
サの組合せを直接監視できる内蔵センサインタフェイスモジュール (SIM)1 個。
・ 下記のように 3 種類の警報リレーがあります:
- 漏液警報
- サービス警報
- システム故障警報
・ RS-232 または RS-485 ハードウエアと MODOBUSTM プロトコルを使用したホストコン
ピュータ、コントールシステム、ビル管理システムとのシリアル通信。
・ イベントヒストリログ
・ 4-20mA 出力(オプション)
センサが液体を検知したときは、TTDM-128 は警報を鳴らし、LED 表示灯を点灯し、リレー
接点を閉じ、チャンネル番号と漏液位置を LCD 画面に表示します。各警報のイベント(漏液、
サービス、故障等)やユーザ操作行為はイベントヒストリファイルに記録されます。イベ
ントヒストリファイルは、発生日時と種類を記録します。この情報は、RS-232 や RS-485
シリアル接続や、モドバスプロトコルによって、他のホスト PLC やビルディングオートメー
ションシステムで利用できます。
センサの施工位置を示す簡単なシステムマップ(通常測定距離を記入した最終図面)のみ
施工時に調整が必要です。
各センサ回路は、それぞれ独自に漏液を検知し位置を特定し追跡します。最初の漏液が検
知された後は、感度の低下はなく再びマップを作成する必要もありません。
TTDM-128 の内蔵 SIM は以下のトレーステックセンサ用に設計されています。
・ TT1000(水)
・ TT3000(酸や水溶液)
・ TT5000(燃料や油)
・ TT5001(有機溶剤)
・ TT7000(鉱酸)
フロートスイッチのような接点閉止装置等の多様なトレーステックポイントセンサを、
TTDM-128 に使用することができます。
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Thermal Building Solutions
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TTDM-128 ユーザマニュアル
トレーステック漏液検知システムについて
トレーステックセンサ
トレーステック漏液検知システムはどのポイントでも漏液を検知できるセンサを使用して
います。異なった液体を検知するためにいろいろなセンサをご用意しています。1 つの回
路に複数のタイプのセンサを使用できますが、同一場所で異なった液体を検出するときは、
それぞれに特定のセンサを使用した複数の回路を構築するシステムが効果的です。
トレーステック漏液検知システムのコンポーネント
トレーステック漏液検知システムは多種多様に設定できる交換可能コンポーネントを備え
た多才なモジュラシステムです。製品やシステムに関する情報はトレーステック選定ガイ
ドをご参照いただくか弊社または弊社代理店までお問合せください。
警報及び位置検出モジュール
ブランチコネクタ
リーダケーブル
センサケーブル
必要なだけ順番に エンドコネクタ
つなげていきます (各ブランチ毎に
エンドコネクタが必要)
センサケーブル
タグ
ホールドクリップ
モジュラジャンパケーブル
モジュールとモニタエリア間
トレーステック漏液検知システムは長距離、広範囲を監視するために分散した漏液検知と
位置検出システムを提供します。トレーステックのシステムはトレーステック漏液検知&
位置検出モジュール(TTDM-128、TTSIM)、センサ、ポイントセンサ、コネクタで接続が
できるコンポーネント(リーダケーブル、ジャンパケーブル、エンドコネクタ、ウエイト
コネクタ、ブランチコネクタ ) で構成されています。
ウエイトコネクタはセンサ 4.5m に相当する抵抗体です。異なった領域の境界に設置するこ
とによって発生した漏液がどちらの領域であるかをはっきりと特定できます。
ブランチコネクタはセンサの分岐に使用します。エンドコネクタは各分岐の終端に使用し
ます。ブランチコネクタのところでは中間のコネクタに接続されたセンサのエンド部分ま
でを最初にカウントします。2 つの組み込まれたセンサ 4.5m に相当する抵抗体がどの分岐
で漏液が発生したかをはっきりと特定します。
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Thermal Building Solutions
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TTDM-128 の構成
トレーステック TTDM-128 の仕様
●外観[A]
A
(1)LCD 表示画面
システムの状態に関する最新情報を表示し
ます。
(2)アイコンおよび LED 表示灯
監 視
(Monitoring):LED 緑色
サービス要求 (Service)
:LED 黄色
漏 液
(Leak)
:LED 赤色
故 障
(Fault)
:LED 赤色
1
2
3
(3)セルフテスト(Self-Test)キー
4
(4)サイレンス (Silence) キー
5
(5)リセット (Reset) キー
6
(6)メニュー(Menu)キー
●内部[B]
(7) ユーザインタフェイス (UI) ボード
(8) 4-20mA ボード(オプション)
(9) センサインタフェイス (SI) ボード
(10)マザーボード (MB)
(11)電源供給ボード
(12)ヒューズ(500mA,250V)
B
7
8
9
(13)電源ケーブル接続用端子台
10
(14)電源電圧セレクタ (100/200 切換スイッチ )
(15)スペアヒューズ
(16)グランド(アース)用スタッド
30
29
11
(17)グランドプレート
12
(18)故障リレー端子
13
(19)漏液リレー端子
28
(20)サービスリレー端子
27
(21)4-20mA ポート端子
(22)RS-232/485 外部通信シリアルポート端子
14
15
16
(23)センサ端子
(24)TTSIM ネットワーク RS-485 端子
(25)リボンケーブル
(26)RS-232/485 切換スイッチ
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
(27)テストポート(一時的な接続用 DB-9 コ
ネクタ)
(28)リセットピン
(29)音量調整ダイヤル
(30)LCD 輝度調整ダイヤル
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Thermal Building Solutions
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TTDM-128 ユーザマニュアル
TTDM-128 のキーパッド
9
1
8
2
7
6
3
4
5
1.Test
限定されたセルフテストを起動します。追加のセルフテストはメ
ニューから起動できます。(29 ページ参照 )
2.Left/Right arrows
現在イベント / ステータス画面では表示チャンネルを選択できま
す。
数字や文字を入力するときに、変更する桁を選択します。
メニューでの長いスクロールリストではリストの最初や最後に移行
するためのキーとして動作します。
3.Menu
表示とセットアップオプションのメニューに移行します。(15 ペー
ジのメニュー構造の説明を参照。)
4.Esc
メニュー構造の 1 つ上のレベルへ戻ります。
ヒント : Esc を複数回押すと現在イベント / ステータス画面に戻り
ます。どの時点でも MENU を押すと現在イベント / ステー
タス画面に戻ります。
5.Enter
メニューのオプションを選択したり、設定値を入力します。
6.Down arrow
-現在イベント / ステータス画面では現在表示されているチャンネ
ルの詳細システムステータス情報に移行します。( 詳細は 15 ペー
ジを参照してください )
-メニュー選択では画面とメニューオプションをスクロールダウン
します。
-ユーザ設定値を入力するときは数値や英文字を変更 ( 減少 ) をし
ます。
7. Up arrow
画面とメニューオプションをスクロールアップします。ユーザ設定
値を入力するときは数値や英文字を変更 ( 増加 ) をします。
8. Reset
TTSIM-1A リレーや TT-NRM リレーを含む漏液警報リレーをリセッ
トします。
9. Silence
警報音を消音します。
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Thermal Building Solutions
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TTDM-128 の画面
アイコンは漏液検知ネットワークの 4 つの状態を表しています。LED は現在どういう状況
にあるのかを示しています。
緑色
黄色
赤色
赤色
監 視 (Monitoring)
サービス(Service)
漏 液 (Leak)
故 障 (Fault)
注意:サービス、漏液、故障 LED は少なくとも 1 台の SIM で当該条件が存在し
ているときに点灯します。複数の LED が同時に点灯しているときは、お
そらく異なった SIM チャンネル上で異なったタイプの警報が発生してい
ることを示しています。
監 視 (Monitoring)
緑色 LED は TTDM-128 に電源が供給されていることを表示しています。
サービス(Service)
TTDM-128 では漏液警報に発展する問題を事前に警告します。黄色サービス
LED はネットワークに接続している複数のセンサのうちの 1 つでもサービス作
業が必要なときに点灯します。ただし、緑色 LED が継続点灯していることに注
意してください。サービス警報中であっても、ユニットは漏液の監視を継続し
ています。
漏 液(Leak)
液体が検知された場合、赤色漏液 LED が点灯します。ただし、緑色 LED が継続
点灯していることに注意してください。ユニットは、検知した漏液の変化や全
チャンネルの新しい漏液を継続して監視します。
故 障(Fault)
TTDM-128 が故障(ケーブル上あるいは電気機器上の故障)を検知した場
合、この赤色故障 LED が点灯します。1 つの SIM 上で故障を検知した後も、
TTDM-128 モジュールは残りの SIM ユニットとセンサ回路を継続して監視しま
す。しかし、故障条件によっては複数のチャンネルあるいは全システムの監視
ができないことがあります。TTDM-128 は故障によって影響を受けたチャンネ
ルについては漏液の検知はできません。
重要:故障の条件を即時に解明してください。
注意:TTDM-128 の警報の詳細については、30 ページのイベントレスポンスの
章を参照してください。
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Thermal Building Solutions
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TTDM-128 ユーザマニュアル
通常の操作方法
現在イベント / ステータス画面
表示例
Line 1
Line 2
Line 3
Line 4
CH01 SERVER ROOM
LEAK AT 125M
12:30 21-01-2003
LCD 画面はバックライト付 4 行× 20 文字表示画面です。数分間操作やイベントが発生しな
ければ、キー操作があるまで消灯します。
Line 1
現在表示中のチャンネルです。SIM チャンネル番号とユーザ定義 ID タグ(最
大 14 文字まで)を表示します。新規のシステムではユーザ定義がなされ
るまでブランクです(6 ページを参照してください)。
Line 2
Line 1 に表示されている SIM チャンネルの現在の状態を表示します。
あるいは
漏液再警報の場合は、Line 1 に表示されている SIM チャンネルの最初に漏
液が発生した位置を表示します。
Line 3
アクションを要請したり特別な指示を表示します。
あるいは
漏液再警報の場合は、Line 1 に表示されている SIM チャンネルの現在のス
テータスを表示します。
Line 4
現在時刻(24 時間フォーマット)と日付を表示します。コロン”:”は 1
秒毎に点滅します。
あるいは
漏液再警報の場合は、アクションを要請したり特別な指示を表示します。
補足:LCD のコントラストは調整できます(12 ページの 30 を参照してください)。
警報が存在しないときは LCD 画面は接続されている SIM チャンネルを順番に表示します。
LCD は約 4 秒間各チャンネルの現在イベント / ステータス画面を表示し、次の番号の SIM
に移動します。最後の SIM チャンネルが表示されると、次は最初のチャンネルに戻ります。
TTDM が新しいサービス要求、故障、漏液等のイベントを検知すると表示は該当 SIM チャ
ンネルにジャンプし、LCD バックライトを点灯し、そのチャンネル番号で数分間停止します。
注意:チャンネル画面を手動で選択するには、Left arrow / Right arrow キーを使用します。
メニュー構造の操作方法
TTDM-128 のメニュー構造の概要に関しては 17 ページの " メニュー構造の構成内容 ”を参
照してください。次のメニューキーの位置については 13 ページを参照してください。
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現在イベント / ステータス画面から
Left/Right arrow キーを使用して表示したいチャンネルを選択してください。
Down arrow キーを使用して現在表示中のチャンネルの詳細情報にアクセスしてくだ
さい。(19 ページに詳細があります )
Menu を押して TTDM にある多くの画面やセットアップ機能にアクセスしてください。
Up/Down arrow キーを使用してメニューオプションとステータス表示をスクロールし
ます。
データを入力するときは Left/Right arrow キーを使用して個々の文字を選択します。
Enter を使用して選択やメニュー構造の 1 つ深いレベルへ移行します。
Esc を使用してメニュー構造の 1 つ前のレベルに戻ります。
注意:TTDM-128 はメニュー画面で約 30 分間キー操作がない場合は自動的に現在イベント
/ ステータス画面に戻ります。
メニュー・オプション
メインメニューレベルには以下のようなオプションがあります。
・イベントヒストリ
・システム状態
・一般事項のセットアップ
・漏液システムセットアップ
・SIM ネットワーク
・TTDM ネットワーク
・セルフテスト
これらの各メニューアイテムについて、以下のページに詳細を記載しています。
パスワードの入力方法
制限されている設定値を変更しようとした時、TTDM-128 はパスワードを要求します。パ
スワードの工場出荷時デフォルト値は "00010" です。( パスワードの変更は 24 ページ参照 )
パスワードの入力は以下の手順に従ってください。
・Left/Right arrow キーを使用して各桁を移動してください。
・Up/Down arrow キーを使用して選択した数の増減をしてください。
・完了時 Enter を押してください。
注意:パスワードが一度入力されると、メインメニューから通常の表示モードに戻るまで、
または 30 分間継続してキー操作がなかった場合まで有効です。
16
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TTDM-128 ユーザマニュアル
( メニュー構造の構成内容 )
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( 現在イベント / ステータス画面 )
用例:
標準字体 = メニューアイテム
斜体 = 変化するデータ
太字 = パスワードが必要
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TTDM-128 ユーザマニュアル
個別 SIM チャンネルステータス
TTDM-128 は各 SIM チャンネル毎に詳細なリアルタイム情報にアクセスすることができま
す。各 SIM チャンネルのステータス画面は現在イベント / ステータス画面からアクセスで
きます。
メニューから Esc を 1 回もしくは数回押して(もしくは Menu を押す)現在イベント
/ ステータス画面に戻ります。
Left/Right arrow キーを使用して表示したい SIM チャンネルを選択してください。
Down arrow キーを使用して選択したチャンネルの詳細なステータス情報(下記参照)
にアクセスします。
注意:1 度に画面に表示されるのは 4 行のみです。Up/Down arrow キーを使用して他のデー
タにアクセスできるときは、スクロールバーの矢印キーが表示されます。
SIM ステータスメニューの各行の説明は以下のとおりです。
SIM Address(SIM アドレス) 現在の表示情報のチャンネル番号
ID
ユーザ定義の英数字ラベル(最大 14 文字まで)
SIM status(SIM ステータス) SIM ステータスは SIM チャンネルの状況により、以下のい
ずれかのテキストを表示します。
・SIM Normal(SIM 正常)
・Leak {location}(漏液 { 位置 })
・Re-Alram [new location](再警報 [ 新たな位置 ])
・Service Required [location](サービス要求 [ 位置 ])
・Leak cleared(漏液クリア)
・Cable break(ケーブル断線)
Test Length(テスト長さ)
選択した SIM に接続されているセンサの総長を表示しま
す。テスト長さはチャンネルがシステムマップが作成され
たときの記録と同じ長さのはずです。
その長さが等しくない場合は、システムが変更されている
かもしれないことを意味しています(センサが外されてい
るかあるいは付加されている)。
注意:通常、テスト長さは実際の長さまたは作成されたマ
プ上の長さより 1%位長くなっています。これは正
常な状態です。
19
Thermal Building Solutions
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Location(位置)
漏液(あるいはサービス警報の発生した原
因)の現在の位置-あるいは電気的な中心。
SIM の状態が正常であれば、位置の表示はブ
ランクになります。
Sense Cur(センサ線間の電流値)
この電流値(μ A 値)はセンサの状態を表
わします。チャンネルで漏液が検知される
と、この電流値は 270 μ A またはそれ以上
(TTSIM のタイプにより異なる)に上昇しま
す。センサ回路がきれいな状態で漏液がなけ
れば、電流値は 5 μ A かそれ以下になります。
電流値が 20 μ A 以上に上昇した場合は、汚
れの存在を示しているので、保守作業を行っ
てください。
Serv Alert >=(サービス要求警報)
この設定はサービス要求警報を制御しま
す。Sense Cur がこの値より大きくなると、
TTDM はサービス警報を発報します。
Sense Res(センサ線間抵抗値)
これはセンサ線間の抵抗値を示しています。
センサ回路がきれいな状態で漏液がなけれ
ばこの抵抗値は 20000 Ω以上になります。
液体が検知されると、30K Ω以下に減少しま
す。抵抗値が変化しているときは、イベント
が進行中であることを示していると考えら
れます。
Leak Alram <=(漏液警報)
この設定は漏液警報を制御します。Sense
Res がスレッシュレベル以下になると TTDM
は漏液警報を発報します。
R-G Res,(赤色 - 緑色)
Y-B Res(黄色 - 黒色)
トレーステックセンサ回路の赤色ー緑色、黄
色ー黒色ループの抵抗値を示しています。こ
れらの値が大きく異なる場合、TTDM はルー
プアンバランス警報を発報します。この警報
はセンサまたはコネクタが損傷を受けてい
ることを示しています。
SI Version(SI バージョン)
SIM マイクロプロセッサのソフトウェアの
バージョンを示しています。
SI Comm(SI コミュニケーション)
TTDM-128 と 選 択 し た SIM チ ャ ン ネ ル 間
での通信の成功率(%表示)を示していま
す。90%以下であれば接続不良かあるいは
RS-485 ケーブルが損傷を受けていることを
示しています。
Add Regions/Relays(領域 / リレーの追加) このメニュアイテムは、ユーザがセンサの
長さを最大 10 の論理上のセクション(領域)
に分けそれらの領域にリレーを割り当てる
ためのサブメニューにアクセスします。ケー
ブルの長さを領域に分けることで、ユーザ
が警報状況の位置を確定し易くなります。リ
レーを領域に割り当てることにより、その領
域やセンサ状況による警報時動作の広範囲
の設定をすることも可能です。22 ページの
領域の設定を参照してください。
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Thermal Building Solutions
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TTDM-128 ユーザマニュアル
個別 SIM チャンネルの設定内容変更
選択した SIM チャンネルの英数字タグの変更:
▲ ▲ ▲
前述の方法で該当 SIM チャンネルを選択します:
Down arrow キーを使用して ID を選択し、その後 Enter を押してください。
Left/Right arrow キーを使用して変更する文字を選択します。
参考:Reset を使用して文字、数字、ブランク間を " タブ " で移動できます。
▲
Up/Down arrow キーを使用して表示したい文字が画面に現れるまで全文字間をスク
ロールして表示してください。
句読点、通貨、カタカナ、英語アルファベット以外の文字があります。
▲
ラベルが表示したい設定になったら Enter を押してしてください。
選択した SIM チャンネルの長さの単位の変更
▲ ▲ ▲
前述の方法で該当 SIM チャンネルを選択します。
Down arrow キーを使用してテスト長さを選択し、その後 Enter を押してください。
Down arrow キーを使用して単位を選択し、その後 Enter を押してください。
適切な漏液警報とサービス要求レベルの選択
漏液感度とサービス要求レベルは、検知する漏液のタイプやセンサが施工された周囲環境
に基づいて設定します。
・ほとんどのアプリケーションでは " Normal " 通常(デフォルト値)設定
・イオン除去水は "High " に設定。
・ 特にアクティブなアプリケーションや露出しているアプリケーションでは "Low " に設
定。
・ 二重配管やタンクを監視するために TT5000,TT5001 を使用しているシステムは TT500x
に設定。
・サービス警報を不許可にするための " Never "(サービス要求設定のみに対応)。
注意:漏液やサービス感度の設定変更にはパスワードが要求されます。
漏液警報感度の変更:
▲ ▲
前述の方法で該当 SIM チャンネルを選択します。
▲
Up/Down arrow キーを使用して感度レベル(Normal( 通常)、High( 高 )、Low( 低 )、
TT500x)を選択し、その後 Enter を押してください。
Down arrow キーを使用して Leak Alarm<= を選択し、その後 Enter を押してください。
パスワードが要求された場合は、"00010" を入力しその後 Enter を押してください。
サービス要求設定の変更:
▲ ▲
前述の方法で該当 SIM チャンネルを選択します。
Up/Down arrow キーを使用して Serv Alert>= を選択し、その後 Enter を押してくださ
い。パスワードが要求された場合は、"00010" を入力しその後 Enter を押してください。
▲
Up/Down arrow キーを使用して Service Alert レベル(Normal、High、Low、TT500x、
Never)を選択します。
▲
Enter を押してください。
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領域とリレーの設定
あるシステムにとっては、センサ回路を領域に分断することが有効です。さらに TT-NRM
のリレー動作を設定する場合に領域は有効です。
センサ長を領域に分断すると、TTDM はサービスまたは漏液イベントが発生した領域を認
識します。各領域はセンサ全長に対する一部分をそれぞれ表わします。領域は下限値(始
めの距離)と上限値(最後の距離)によって定義されます。領域は全回路または回路の一
部のみを含み、それらは互いに重複している部分を含んでいます。
回路の領域の作成(作成したい各領域毎に以下のように設定してください)
▲ ▲
該当 SIM チャンネルを選択します。
▲ ▲ ▲
Menu から Region No. を選択し Enter を押してください。
▲
Menu から END を選択し Enter を押してください。この値はその領域の最後の距離を
示しています。arrow キーを使用して上限値を入力し Enter を押してください。
▲
Menu から ID を選択し Enter を押してください。arrow キーを使用してその領域に英
数字タグを割り当て Enter を押してください。
Down arrow キーを使用して Add Regions/Relays を選択し、その後 Enter を押してく
ださい。
arrow キーを使用して region(1-10) を選択し Enter を押してください。
Menu から Start を選択し Enter を押してください。この値はその領域の始めの距離を
示しています。arrow キーを使用して下限値を入力し Enter を押してください。
TT-NRM が接続され、領域を活用したいときは続けて以下の設定を行ってください。
注意:各 TT-NRM リレーは 1 つの領域と 1 つの機能しか割り当てられません。
▲ ▲
Region Relay を選択し Enter を押してください。
arrow キーを使用して漏液警報が作動するようにリレーを設定し、その後 Enter を押
してください。
▲
Trouble relay(故障リレー)や Service Relay(サービスリレー)にも同様の設定を繰
り返し行ってください。SIM が TTSIM-1A または TTSIM-2 の場合は、続けて以下の設
定を行ってください。
▲ ▲
SIM Relay を選択し Enter を押してください。
▲
Alarm State を選択し Enter を押してください。リレーに通常閉、警報時開になるよう
に設定にするには OFF を選択してください。またリレーに通常開、警報時閉になるよ
うに設定にするには ON を選択します。Enter を押してください。
▲
Relay Reset を選択し Enter を押してください。適切な Reset mode を選択し Enter を
押してください。
Alarm Mode を選択し Enter を押してください。リレーに漏液警報のみ作動させたい
場合は Leak(漏液)を選択し、またリレーに他のセンサ警報も作動させたい場合は
Leak/Brk を選択し Enter を押してください。
・ Auto:TTDM Reset を押すと(現在の警報の状況にかかわらず)リレーはリセットさ
れます。または、リレーは警報状況が解除されると自動的にリセットされます。
・ Manual:リレーは TTDM Reset を押したときのみリセットされます。リレーは現在
の警報の状況にかかわらずリセットされます。
・Safe:現在の警報の状況が解除され、TTDM Reset が押された場合のみリレーはリセッ
トされます。
注意:TTSIM-1A や TTSIM-2 リレーは領域の設定のあるなしにかかわらず回路上のいか
なる漏液にも反応します。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
Region 設定の例:
Region No.( 領域番号 )
1
2
3
4
Low Limit( 下限値 )
0m
251 m
501 m
751 m
High Limit( 上限値 )
250 m
500 m
750 m
1,000 m
ID
Room A
Hall
Room C
Room D
Region Relay( 領域リレー )
50-01
50-02
50-03
50-04
Trouble relay( トラブルリレー )
50-06
50-06
50-06
50-06
Service relay( サービスリレー )
50-07
50-07
50-07
50-07
イベントヒストリログ:
TTDM により提供される有効な機能のひとつに、イベントを時系列に記録する機能があり
ます。TTDM モジュールは 1,024 のイベント内容のリストを記録保持します(1,024 のイベ
ントが既に記録されている場合には、最も古イベントの上に最新のイベントが上書きされ
ていきます)。イベントヒストリログのイベントはある SIM チャンネルを特定し、あるいは
TTDM 自体(例えばユーザの相互関連のように)に関連付けます。イベントタイプのリス
トは”付録 1”の”イベント用語集”を参照してください。
イベントヒストリログのアクセス
▲ ▲ ▲
現在イベント / ステータス画面から Menu を押してください。
arrow キーを使用して Event History を選択しその後 Enter を押してください。
Up/Down arrow キーを使用して Event History Log をスクロールしてください。イベ
ントは時系列に表示され、最新のイベントが最初に表示されます。
注意:最新のイベント内容を表示したい場合には、Left arrow キーを押してください。
また最も古いイベント内容を表示したい場合には、Right arrow キーを押してください。
標準 TTDM イベント画面
Events History
Alarm silenced
HH:MM DD-MON-YYYY
標準 SIM イベント画面
Events History
CH01 USER_LABEL_0001
Leak 237 m
HH:MM DD-MON-YYYY
右下の矢印はさらにイベントが " 下に "(以前発生したイベント)あることを示しています。
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詳細なセットアップ
一般事項のセットアップ
メインメニューから一般事項のセットアップメニューにアクセスできます。一般事項のセッ
トアップには以下のサブメニューがあります。
・Time/Date
時間/日付
・Language
言語
・Password
パスワード
・Special
スペシャル(このメニューを見るにはハイレベルのパスワードが必要)
Time/Date 日付/時間
Left/Right arrow キーを使用し、それぞれに必要な桁を選択します。Up/Down arrow キー
を使用し、数値を増減します。
Language 言語
画面上に表示する言語 ( 英語、仏語、独語、スペイン語、イタリア語、日本語 ) を選択します。
Password パスワード
パスワードの入力方法
制限された設定データの変更を行う場合には、パスワードが必要です。
Left/Right arrow キーを使用し、変更する桁に移動します。
Up/Down arrow キーを使用して、その数値を増減し変更してください。
変更完了後、Enter を押してください。
TTDM はパスワード "00010" がデフォルト(工場出荷時)として設定されています。
パスワードの変更
古いパスワードを入力してください。
arrow キーを使用して新しいパスワードを入力し、Enter を押します。
補足:パスワードによる保護を必要としない場合には、"00000" を設定してください。
これによりパスワード入力は要求されません。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
Leak セットアップ
漏液検知セットアップメニューには以下のようなサブメニューがあります。
・ReAlram Int (Re-Alram interval)(再警報間隔)
・Auto Reset(自動リセット)
・Audible Alarm(警報音)
・Alarm Reflash(アラームリフラッシュ)
・Alarm Reset(アラームリセット)
これらのパラメータは、全ての SIM の警報設定を決定します。それらを変更するためには
パスワードの入力が必要です。
Re-Alram Interval(再警報間隔)
TTDM では、ある一定時間を超えても漏液の対処が行われない場合、警報を自動で再度発
生させることができます。
- allowde range:0-24 hours(default=0)
許容設定範囲:0 ~ 24 時間(デフォルト= 0)
補足:システム上に復旧されていないイベント(漏液、ケーブル破損 / 故障、サービス要求)
がある場合、自動的に次の作業管理者へ警告するために使用します。
Auto Reset(自動リセット)
TTDM は工場出荷時には漏液検知後”手動によるリセット”を要求するように設定されて
います。これは漏液リレーに接続されている機器を通常の状態に戻してもよいか確認する
ためです。この設定は TTSIM-1A/TTSIM-2 リレーリセットモードとは独立していますので注
意してください。
Auto Reset が "On”に設定された場合は、漏液がクリアされるとすぐに漏液リレーを自動
リセットします。
- choice:Off/On(default=Off)
選択:Off/On(デフォルト= Off)
Audible Alarm(警報音)
警報音が必要ない場合には、警報音を消すことができます。音量の調節については、12 ペー
ジの 29 を参照してください。
- choice:Off/On(default=On)
選択:Off/On(デフォルト= On)
Alarm Reflash(アラームリフラッシュ)
アラームリフラッシュオプションは、最初のイベントがクリアされる前に次の漏液イベン
トが発生した場合に、漏液警報リレーの接点を約 5 秒間警報なしの状態に戻してから警報
発生状態にします。これはマルチチャンネルシステムがリレーインターフェイスでホスト
コンピューターに接続している時に有効です。リフラッシュは先に発生したイベントがク
リアされたかどうかに関わらず、新しい漏液をホストコンピューターがログできます。
- choice:Off/On(default=Off)
選択:Off/On(デフォルト= Off)
Alarm Reset(アラームリセット)
このパラメータは、Reset を押したとき、全ての SIM チャンネルを同時にリセットするか
または現在表示されている SIM チャンネルのみをリセットするかを設定します。
- choice:Single/All(default=Single)
選択:単独 / 全て(デフォルト=単独)
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SIM ネットワーク
SIM Network メニューには以下のサブメニューがあります。:
・Set SIM Address (SIM アドレスの設定)
・Init Network
(ネットワーク初期化)
・Update Network (ネットワーク更新)
SET SIM Address(SIM アドレスの設定)
本コマンドは TTDM の内蔵 SIM や外部 TTSIM に新しいアドレスを割り当てます。この機能
は新しい TTSIM 漏液検知ネットワークを立ち上げるときに役立ちます。各 TTSIM にアドレ
スを割り当てるには、TTDM に接続され通信可能である必要があります。
重要:SIM アドレスを重複しないように割り当てないと、ネットワーク問題が生じます。
SIM や TTSIM アドレスを設定するには、SIM/TTSIM のアドレスを configure mode(設定モー
ド)に設定する必要があります。CFG ピンにジャンパを配置すれば完了です(TTDM の内
蔵の SIM の J1 ー詳細は TTDM-128 施工要領書を参照してください。外部の TTSIM に関す
る詳細は TTSIM 施工要領書を参照してください。)。以下のことに注意してください。一度
に CFG にセットできるのは SIM か TTSIM 1 台のみです。アドレス設定後、次の SIM/TTSIM
の設定をする前に CFG ジャンパを外す必要があります。
新しい TTSIM を漏液検知ネットワークに追加してアドレスを割り当てる
TTSIM に付属している施工要領書に従って TTSIM を施工し接続してください。
TTSIM に CFG ジャンパをセットしてください。
Menu を押してメインメニューにアクセスしてください。
SIM Network を選択して Enter を押してください。
SIM Address を選択して Enter を押してください。
New Address を選択して Enter を押してください。
arrow キーを使用して新しいアドレスを 001 ~ 127 の未使用のものに設定し ( アドレ
ス 001 は TTDM 内蔵 SIM の工場出荷時のデフォルト値です )、Enter を押してください。
TTSIM から CFG ジャンパクリップを取り外し、TTDM の Esc を2度押してください。
ネットワークに追加された各 TTSIM にこれらの設定を繰り返してください。
新しい TT-NRM を漏液検知ネットワークに追加してアドレスを割り当てる
施工要領書に従って TT-NRM を施工し接続してください。
TT-NRM ベースユニットのスイッチを使用して、個別のアドレスを選択してください
(TT-NRM 施工要領書を参照してください)。ネットワークの他の装置に使われていな
いアドレスを使ってください。
システムに電源を供給しネットワークの更新や初期化を実行してください(27 ページ
のネットワーク更新とネットワーク初期化を参照してください)。
リレーの割り当てを設定してください(22 ページの領域とリレーのセットアップを参
照してください)。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
Update Network(ネットワーク更新)
TTDM、TTSIM、TT-NRM ユニットが追加され独自のアドレスを割り当てしたときには、
本コマンドを使用してトレーステックネットワークを更新してください(TTDM Set SIM
Address メニュー(5 ページ参照)を使用して、TTSIM が追加されアドレスを割り当てられ
たときはこの更新は必要はありません)。このコマンドは即時に全アドレスをサーチし、ど
の装置が接続されているか検出します。全装置の現在のイベントステータスはこのコマン
ドにより更新されます。
注意:全ての現在のイベントスタータス情報をリセットするには INIT Network コマンドを
使用してください。
SIM Network を選択して Enter を押してください。
Update Network を選択して Enter を押してください。
Init Network(ネットワーク初期化)
TTDM、TTSIM、TT-NRM ユニットを接続して、独自のアドレスを割り当てしたときには、
本コマンドを使用してトレーステックネットワークを初期化してください。
Init Network コマンドは、全アドレスをサーチし、どの装置が接続されているか検出します。
全装置の現在のイベントステータスは、このコマンドでリセットされます。
注意:既存の SIM ユニットのステータスをリセットせずに、既存のネットワークを更新す
るには、Update Network コマンドを使用してしてください。
SIM Network を選択して Enter を押してください。
Init Network を選択して Enter を押してください。
重要:Master/Slave ネットワーク上では、スレーブとして設定された TTDM-128 は、マス
タユニットを初期化または更新する前に、初期化または更新をする必要があります。
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TTDM ネットワーク
メインメニューから TTDM Network メニューにアクセスしてください。TTDM Network メ
ニューは以下のサブメニューがあります。
・Baud(ボー)
・Modem(モデム)
・485 Address(485 アドレス)
・TTDM
・Terminal(ターミナル)
・Print Events(プリントイベント)
これらのパラメータは外部通信用シリアルポートのみに作用します(12 ページの 22,26,27
を参照してください)。最初の 4 つのサブメニューはアクセスにパスワードが必要です。
Baud(ボー)
このオプションを使用して外部通信 ( ホスト ) シリアルポートのボーレートを選択してくだ
さい。600 ~ 19200 ボーの標準値が利用できます。デフォルトは 9600 です。
Modem(モデム)
このメニューは 3 つのサブメニューにアクセスします。
・Auto Answer は Hayes 同等モデムをオートアンサーモードに設定するテキスト文字列を
外部シリアルポートに送信します。
・Dial により 11 桁の数字列をメニューにプログラムできます。
・Hang-Up はシリアルポートに接続された外部モデムに Hang-Up コマンドを送信します。
485 Address(485 アドレス)
RS-485 ネットワーク上のホストコンピュータに TTDM を 2 台以上接続する場合は、各
TTDM は独自のアドレスを割り当てる必要があります。このメニューは TTDM に RS-485 ア
ドレス ( デフォルトアドレスは 1) を割り当てするために使用します。1 ~ 20 hex のアドレ
スが選択できます。ただし 20 はテスト用に確保されています。1 ~ 1F hex のアドレスでネッ
トワーク上の 31 台の TTDM が設定できます。
TTDM
このメニューは本モジュールをマスタかスレーブに設定します。
Terminal(ターミナル)
このオプションを使用して TTDM 外部通信用シリアルポートとの送受信文字を一行で表示
することができます。この機能はシステムのスタートアップ時に通信が行われるか確認す
るために使用します。
Print Events(プリントイベント)
シリアルポートに接続された装置 ( ターミナルエミュレーションプログラムが稼動してい
る PC への直接接続、シリアルプリンタ、モデム等 ) に ASCII テキストメッセージを送信す
るためにこのメニューを使用します。この機能は後で解析するためにイベントヒストリロ
グの全イベントをダウンロードします。Modbus network(モドバスネットワーク)に接続
されているときは通信を混乱させるので本機能は使用しないでください。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
セルフテスト
セルフテストメニューからユーザが選択したいテスト項目にアクセスできます。
・UI Version
Ul バージョン
・Memory Tests
メモリテスト
・SI Test
SI テスト
・4-20 mA Test(詳細は付録2の外部装置への接続を参照してください)
-Electronics Fault
エレクトロニクスの故障
-SI Comm Error
SI 通信エラー
-Cable Break
ケーブル破損
-Loop Imbalance
ループアンバランス
-Service Req'd
サービス要求
-System Normal
システム正常
-Leak(位置はユーザ設定)
漏液
-20 mA Val(位置はユーザ設定)
-4-20 mA SIM
20 mA Val
4-20 mA SIM
・Display Test(TTDM 内蔵リレーのテスト)
・UI Relay Test
Ul リレーテスト
・Keypad Test
キーパッドテスト
ディスプレイテスト
・Ext Comm Loop Test(詳細は付録2の外部装置への接続を参照してください) 外部通信ループテスト
・NRM Relay Test(TT-NRM に接続したリレーのテスト)
・Ground Fault Test
NRM リレーテスト
グランドの故障テスト
セルフテストメニューは偶発の非常事態の発生を防ぐためにパスワードで保護されていま
す。漏液リレーや 4-20 mA 出力が外部機器に接続されていることが多々あるためです。リ
レーテストや 4-20 mA テストを使用して出力を変更する前に必ず担当責任者に連絡してく
ださい。
最初の 3 つのテストは画面が現在イベント / スタータス画面モード時に Test キーを押すと
アクセスできます。このキーはパスワード保護されていません。
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イベントレスポンス
漏液検知及び位置検出イベント
漏液警報
いずれかのチャンネルのセンサで漏液が検知されると、以下の動作が起こります。
・警報音が鳴る(警報音が必要でなければ、消音に設定できます。25 ページ参照)。
・赤色漏液 LED 灯が点灯します。
・ 画面内容が以下のように変わり、漏液のチャンネルや位置を表示します。
CH01 USER_LABEL_0001
Leak 504 m
hh:mm DD-MMM-YYYY
・インタフェイスがイベント(漏液リレー、4-20mA、シリアルポート)を知らせます。
以下の対処をしてください。
警報音を停止してください(必要であれば)。
警報位置を確認し漏液を除去しシステムを正常に復帰します。
漏液リレーをリセットします(Auto-Reset を設定していれば、自動でリセットされます。
25 ページ参照。)。
漏液位置を確認するには
TTDM-128 に表示されたチャンネル番号や位置により事前に作成したシステムマップ上か
らその位置を確認し、漏液位置を特定します。
システムを復帰するには
漏液位置を現場にて特定し、影響のあった領域を清掃します。それからセンサをきれいに
し乾燥させるか(TT1000 および TT3000 の場合)、または影響のあった領域を交換します
(TT5000 および TT5001 の場合)。
一旦センサが復旧すると、モジュールが反応し画面内容が次のように変わります。
CH01 USER_LABEL_0001
Leak Cleared
Press Reset
hh:mm DD-MMM-YYYY
赤色漏液 LED 表示灯が点灯し続けていることに注意してください。これは漏液リレーがま
だ警報状態にあることを意味しています。
漏液リレーをリセットするには
漏液リレーをリセットしモジュールを "SIM Normal" にするには、リセットボタンを押して
ください。ただしこの操作を行う前に、漏液リレーにより制御されている全ての外部装置
がリセットしてもよい状態かどうかを確認してください。
一旦リセットボタンを押すと、リレーは標準状態に戻ります。赤色漏液 LED 表示灯が消え、
LCD は標準画面に戻ります。
注意:手動リセットの必要がないときは、TTDM-128 は自動リセットの設定をすることが
できます(25 ページの”自動リセット ”を参照)。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
サービスイベント
はじめに
トレーステックセンサ回路はふたつの電気ループ回路で構成されています。SIM モジュー
ルはそのループ間において漏れ電流があるかどうか絶えず監視しています。システムが正
常状態にある場合にはループ間の漏れ電流はありません。
システム上に漏液が存在した場合には、最大の電流が流れます。SIM がループ間において
漏液と判断する電流よりも低い漏れ電流を検知した場合には、サービス警報を発生します。
この低レベルの電流の原因には、次に挙げる項目のひとつないしそれ以上の要因が含まれ
ています。
・非常にわずかな漏液(漏液警報に発展する可能性のあるもの)がある。
・センサ(TT1000 や TT3000)上の著しい結露(水滴)または少量であるが飲み物(コーヒー、
お茶等)などをこぼしたものがある。
・ センサ(TT1000 や TT3000)上に導電性物質が存在する。その物質には金属片、コンク
リートの粉塵、フラックス、マスティックやその他の建設材の破片、さらに空調ユニット、
プリンタまたはコピー機から放出されるカーボン主材の粉塵等がある。
サービス警報による点検作業が必要とされている間も、システムの動作には支障はありま
せん。つまりサービス警報が作動中でも TTDM や TTSIM は漏液の監視を継続しています。
ただしサービス警報は、場合によっては漏液位置の精度に影響を及ぼします。
サービス警報
TTDM は上述したようなサービス点検を必要とする状態を検知すると、次のような動作が
起こりイベントを知らせます。
・断続的なビープ音が鳴る。
・黄色サービス LED が点灯する。
・サービスリレーが警報状態に切り換わる。
・LCD 画面内容が以下のように変わる。
CH01 USER_LABEL_0001
Service Red'd[147]
hh:mm DD-MMM-YYYY
カギ括弧 [ ] の数字は、この警報に起因する物質が存在する推定場所を表示しています。
この値が単なる推測値であることをカギ括弧を使用することで表わしています。
注意:低レベルの電流が流れるような原因物質(例えばコンクリートの粉塵等)がセンサ
上に広く分散している場合には、TTDM-128 は正確な位置を表示できません。ただ
し表示された位置は、トラブルシュート上のよい指針となることがあります。
必要な対処は次のとおりです。
警報音を停止する。
センサをきれいにする。
注意:センサが修復されると、黄色サービス LED や警報リレーや LCD 画面は自動で正常状
態(警報音なし)に戻ります。リセットする必要はありません。
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センサケーブルのクリア
警報の原因を調査し適宜センサをきれいにするかメンテナンスを行ってください。
補足:漏液警報の起因となる物質がシステムを通して広がるおそれがある場合には、シス
テムを分断する方法が効果的です。36 ページの " 漏液や故障の調査 " を参照してく
ださい。
故障イベント
はじめに
故障警報を引き起こすいくつかの原因があります。
・ケーブルが接続されていない。
・ケーブルが損傷している。
・コネクタが損傷している。
・特定の SIM モジュールが損傷している。
・TTDM-128 と 1 台以上の SIM モジュールの間の通信が途絶えている。
TTDM-128 の動き
ケーブルの損傷あるいは断線により故障が発生した場合には、次のような警報表示画面が
表示されます。
CH01 USER_LABEL_0001
Cable Break
hh:mm DD-MMM-YYYY
TTDM-128 はループアンバランスや特定の SIM モジュールに対する通信不足のような異な
る種類の故障に対しては異なるメッセージを表示します。
故障状態が検知されると、次のような動作が発生します。
・警報音が鳴る。
・赤色故障 LED が点灯する。
・LCD は故障状態に対する適切なメッセージを表示する。
・インターフェイスをイベント発生状態にする(故障リレー、4-20mA、シリアルポート)。
問題点の修復
問題点を発見し修復します。これはケーブルを接続し直したりまたは損傷を受けた箇所を
発見して交換することを意味します。外観検査では故障の原因が不明確な場合には、シス
テムを分断して、トレーステックポータブルテストボックス(TT-PTB)を使って、各々の
セクションを検査する方法が有効です。
以上の作業により故障が修復されるとすぐにリレー、LED 灯及び LCD 表示画面が正常状態
に戻ります。
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TTDM-128 ユーザマニュアル
複数イベント
異なる SIM チャンネル上で同時におこるイベント
TTDM-128 は、多くのセンサ回路の監視が可能です。漏液検知ネットワーク上では各 SIM
は他の SIM とは独立して作動しています。TTDM-128 は全 SIM チャンネル情報を収集し、
同時に起こる複数イベントを処理することができます。新しいイベントは、LCD 画面に優
先して表示されます。作業者が LCD 画面のメッセージを読んで対処できるよう、最新イベ
ント表示を一時的に保持します。最新イベント表示を数分間保持後、TTDM-128 の画面は
各々の接続した SIM チャンネルの自動スクロールを再開します。
Left/Right arrow キーを使用していつでも手動でチャンネルを選択することができます。手
動でチャンネルを選択すると、スクロールが再開する前に画面は数秒間選択したチャンネ
ルの表示を保持します。
1 つの SIM チャンネルにおける複数イベント
ある環境では、1 つの SIM チャンネル上に複数イベントが起こることもあります。システ
ムはサービス警報や漏液警報が作動中も、その装置がフルタイムの保護をするよう監視し
続けています。TTDM-128 は、全イベントをメモリに記録しさらに SIM チャンネル上の一
連のイベントをもとに画面を更新します。
漏液位置が移動する場合
TTDM は漏液位置が再警報する距離の設定値以上(デフォルト設定値= 2m(5ft)))に移動
すると、再度警報を発生します。警報音が鳴り、LCD 表示画面の第 3 行目が変わり、新し
いイベント内容がイベントヒストリに追加されます。
例:110m の位置で最初の漏液が検知されたと仮定します。TTDM の画面は以下のようにな
ります。
CH01 USER_LABEL_0001
Leak 110m
hh:mm DD-MMM-YYYY
修復される前に漏液が広がったと仮定します。一旦モジュールが漏液位置の大きな移動を
検知すると、TTDM-128 モジュールは再び警報状態になります。:
CH01 USER_LABEL_0001
Leak 110m
Re-Alram 115m
hh:mm DD-MMM-YYYY
LCD 画面は最初の漏液を(画面の 2 行目に)表示し、3 行目に最新の警報内容を表示します。
該当 SIM チャンネルに最初に記録された漏液が漏液の起点に近いものと判断できます。最
新の漏液位置は液体がある現在の”電気的な中心”
(本質的には荷重平均となる)を示します。
再警報の位置が最初の位置とかなり近い場合(上記例のように)、漏液が広がっていると判
断できます。
さらに漏液が拡大し続けた場合には、TTDM は再び再警報を発し、再警報位置はそれに応
じて更新されます。
CH01 USER_LABEL_0001
Leak 110m
Re-Alram 120m
hh:mm DD-MMM-YYYY
補足:" 最初の漏液 " と " 最新のイベント " の間に発生したイベント内容をイベントヒスト
リで確認します(23 ページの”イベントヒストリログ ”を参照してください)。
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さらに新たな漏液発生
最初の漏液位置からかなり離れた位置にあるセンサに液体が接触した場合、モジュールは
再警報を発生します。これは拡大している漏液よりもむしろ新たな漏液によって発生した
漏液距離を再警報していることを示しています。この場合、TTDM は[ ]で再警報位置
を示します。
CH01 USER_LABEL_0001
Leak 370 m
Re-alarm [205]
hh:mm DD-MMM-YYYY
括弧はその数値に説明が必要だということを示しています。新たな漏液が起こった場合、
その数値は漏液の”電気的な中心 ”の位置にあるということを示しています。
サービス要求から漏液警報へ
TTDM-128 と TTSIM システムは、実際にサービス要求警報が出力している場合、そのチャ
ンネルの監視は継続しますが、漏液位置表示の精度が損なわれることがあります。
例:
CH01 USER_LABEL_0001
Service Req'd [257]
hh:mm DD-MMM-YYYY
当 該 SIM チ ャ ン ネ ル の サ ー ビ ス 要 求 に 対 す る 保 守 が な さ れ る 前 に 漏 液 を 検 知 す る と
TTDM-128 は新たな漏液警報を表示します。漏液位置がはじめのサービス要求警報位置に
近い場合、画面は下記のような表示になります。
CH01 USER_LABEL_0001
Leak 257m
hh:mm DD-MMM-YYYY
漏液位置がはじめのサービス要求警報位置と離れている場合、TTDM-128 は少し異なる画
面を表示します。
CH01 USER_LABEL_0001
Leak [190]
hh:mm DD-MMM-YYYY
TTDM-128 は[ ]で位置を示すことによって漏液位置が不確定であることを示しています。
(サービス要求警報の状態が継続していたため)
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TTDM-128 ユーザマニュアル
保守点検
モジュールの手入れ
外表面を手入れするには湿った布やスポンジを使用してください。溶剤や磨き粉クリーナー
などの使用は避けてください。電気製品が内蔵されているため、完全に乾燥するまでモ
ジュールを開かないでください。
ヒューズの交換
TTDM-128 と TTSIM ユニット電源供給ボード上のヒューズは 200mA,250V 定格の即断マ
イクロヒューズを使用しています。特性コード F(即断機能)の F1 等級を持つヒューズで
す。
他の種類のヒューズ使用は避けてください。そうしないときは TTDM は損傷を受けたり、
正常に動作しなくなることがあります。TTDM にはスペアヒューズ 1 個が付いています(12
ページの 15 を参照)。
周期的な保守点検
トレーステックシステムは年 2 回の全システム検査を推奨します。これによりシステムの
漏液検知上の問題(漏液の位置表示において影響あるもの)が明確になります。またセン
サがくり返し漏液に暴露されたり、建設、改築あるいは補修工事等でセンサが乱雑に扱わ
れた場合には、より頻繁な点検が必要です。
さらに詳細な情報やサービスサポートが必要な場合には、弊社または弊社代理店までお問
い合わせください。
センサの保管や取扱い
丈夫な構造はしていますが、トレーステック・センサはセンサ装置として適切に取扱って
ください。不適切な取扱いはセンサの損傷の原因となり交換が必要となります。
全てのトレーステック・センサの保管や取扱いにおいては、下記の基本的なルールに従っ
てください。
・施工するまで、スペアケーブルは専用の収納箱に入れたまま、清潔で乾燥した場所に保管
してください。
・すべての機械作業、配管作業および電気作業が完了した後、ケーブルの布設作業をしてく
ださい。
・ケーブルが施工される予定の場所は事前に清掃し、ゴミや汚れの原因となるものなどは全
て取除いてください。
・ケーブルの近くで、はんだ付作業や溶接作業を行う場合は、センサを熱、はんだフラック
ス、溶接火花から保護してください。
・ケーブル上に工事道具やフロアータイルを落とさないでください。鋭利なもの、重いもの
はケーブルに損傷を与えます。
・ケーブル上を歩行したり、ケーブルを踏み付けたりしないでください。さらに保護が必要
な場所では、半割りにしたプラスティックパイプ等をシールドとして布設してください。
・センサを固定するためにテープを使用しないでください(テープや接着剤の中には湿気を
吸収しやすいものがあります)。また溶剤の使用は警報の発生原因となります。
・センサを汚れ(配管ワニス、PVC セメント、溶剤、オイルやごみ)の中で引きずらないで
ください。
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漏液や故障の調査
漏液位置がはっきりしない場合には、漏液検知回路を分断することがしばしば有効となり
ます。この作業には、トレーステック・ポータブルテストボックス(PTB)または予備の
SIM とエンドコネクタを使用することが最良な方法です。これらの製品の入手に関しては
弊社または弊社代理店までお問い合わせください。
システムを分断したり問題箇所を切り離したりするために、検知回路の中心付近の適切
な位置にある接続場所(コネクタ)を探します。次にセンサ回路の後半分を検査するため
PTB を使用するかまたは TTSIM を接続します。
(回路が完全な状態であることを確認し、液
体の存在を検知し、さらにその位置を確定します。)前半分の回路にエンドコネクタを取付
けている場合には(既存のモジュールの位置まで戻り)そのモジュールを使用してセンサ
回路前半部分の検査をします。
漏液検知のネットワークに新たに TTSIM を接続する場合は(TTDM-128 に接続した RS-485
ワイヤに接続する)、SIM Address の設定の章に従い(6 ページ参照)、UPDATE NETWORK
command(27 ページ参照)を実行してください。新たなチャンネル(前半分)と既存のチャ
ンネル(後半分)の SIM Status を試し、前に結合したセンサ回路の SIM Status と比べてく
ださい。
さらに回路を分割し、ケーブルの個々の長さ毎に検査することもできます。
混乱した問題状況であっても、このような方法で、容易に問題点をつきとめて解決できます。
SIM を取り外すときは、Init Network Menu を必ず使用してください。
警報位置表示
モジュール
エンドコネクタ
TTSIM
エンドコネクタ
エンドコネクタ
エンドコネクタ
PTB
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TTDM-128 ユーザマニュアル
付録 1:イベント用語集
イベントの種
類
Power
メッセージ
Power Down
TTDM-128 に電源が最後に供給されていた時間は一時的なメモリ内に記
憶され、電源が回復した際にイベントヒストリログ内へ入力される。
Restart
ユニットに電源が供給されるか、またはユニットが手動で再スタートさ
れるとイベントヒストリログに記録される。
Leak
表示されているチャンネルや位置で液体が検知されている。
Re-Alram
3 つの異なる状況で再警報が発生する。:
(電源)
Leak
説 明
(漏液)
・再警報の設定点を超えて漏液位置が変化した。
・新たな漏液位置が、チャンネルに最後に記録された位置から 8m(25ft)
を超えた位置にある。(新しい平均位置を括弧内に表示する)。
・漏液状態が持続していた場合、ユーザーにて設定される再警報発生の時
間間隔を超えると自動的に再警報が発生する。
Fault
Leak Cleared
漏液が処理された後、チャンネルステータスが正常状態に復帰した。
New Leak
漏液が処理された後、漏液リレーがリセットされる前に、当該チャンネ
ルで新しい漏液が検知された。
Cable Break
センサ回路の ループ内に断線が発生。
(故障)
センサ、ジャンパケーブルおよびコネクタ部分の破損や接続不良がある。
YB Loop Break
センサの黄色-黒色線間のループが断線している。
RG Loop Break
センサの赤色-緑色線間のループが断線している。
Loop Imbalance
2つのケーブルループ抵抗値の違いが 25%を超えている。ケーブル劣化
や損傷またはセンサワイヤとアースとの電気的な接触等の予兆である可
能性がある。
Cable Restored
故障が修復され、正常に復帰した。
SI Comm Error
TTDM-128 ユニットといずれかの SIM チャンネル間に通信トラブルがあ
る。
SI Comm Recovered
SIM ユニットとの通信が再開した。
SI H/W Error
SIM ユニットの自己診断機能が故障。
ユニットの修理または交換が必要である。
Service
SI H/W Recovered
SIM ハードウエアのトラブルが改善された。
Service Required
センサ内に 2 本のセンサ線間の少量の漏れ電流が存在。
(サービス)
これは通常はほんのわずかな漏液または汚染物質の付着によって起こる。
TTDM-128 は、適切な測定量であれば括弧内に漏液位置を表示する。
User action
Service Clear
サービスを要求すべき状態が改善された(例:センサがきれいになり乾
燥した)。
{Settings} changed
ユーザセットアップパラメータを変更したときは、イベントはイベント
ヒストリに記録される。
Alarm Silenced
ユーザが消音ボタンを押した。
Reset
ユーザがリセットボタンを押したかまたはシステムが自動リセットに
なった(オートリセットを設定している場合)。
( ユーザアクション )
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付録 2:外部装置への接続方法
注意:外部装置へのあらゆる接続は TDM-128 にて行います。
リレー
TTDM-128 には 3 種類のリレーがあります。:サービスリレー、漏液リレー、故障リレー。
サービスリレー
漏液リレー
故障リレー
リレーロジック
各リレーには通常開および通常閉の両接点を持つふたつの From-C 接点リレーがあります。
警報状態のときにはリレー操作電圧が供給されない状態(無電圧)になります。下記のシー
ケンス図は各々が警報状態(無電圧状態)にある場合のリレー状態を表しています。
リレー配線の選択
下図は一対のペア配線を使用して、TTDM-128 システムの状態を遠隔にて監視する方法を
示しています。
TTDM-128 は警報を出力するためにリレー動作電圧を開放(切断)します。そのため、他
の警報と同様に電源の供給が止まった際には、遠隔警報を作動させることになります。
アラーム状態ー開
サービスリレー
5A 250V
J6
漏液リレー
5A 250V
J25
故障リレー
5A 250V
J9
リレー配線は直列に
配線される
15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 32
監視回路への配線
(アラーム状態ー開)
アラーム状態ー閉
サービスリレー
5A 250V
J6
漏液リレー
5A 250V
J25
故障リレー
5A 250V
J9
リレー配線は並列に
配線される
15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 32
監視回路への配線
(アラーム状態ー開)
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TTDM-128 ユーザマニュアル
4-20mA インタフェイス(オプション)
TTDM-128 は選択した SIM チャンネルステータスと通信可能なアナログ 4-20mA のインタ
フェイスを用意しています。TTDM-128 は選択した SIM チャンネルが警報状態にあるかど
うか、または漏液を検知した場合の漏液位置など、状況に応じて電流出力を調整します。
4-20mA 電流出力は、センサ回路と独立しており、外部からの DC(最大 26.4V)電源が必
要となります。最大閉回路抵抗(Rmax)は電源供給電圧により決まります。
Vdc
Rmax
24
900 ohms
18
600 ohms
12
300 ohms
4-20mA 配線
TTDM に外部装置を配線する前に、TTDM マザーボードに、J11 と J12 のジャンパ "OPTION
PCB INT PWR JMPRS" が接続されていないことを確認してください。
4-20mA 出力ポートは TTDM-128 マザーボード上の J2 コネクタです。外部電源供給や監視
装置は、下図のどちらかの方法でそれぞれ接続します。
4-20mA OUT PORT
J2
IRTN IOUT
11
12
4-20mA OUT PORT
J2
+V +VRTN
13 14
+24Vdc supply-
IRTN IOUT
11
12
- Monitor+
- Monitor+
+V +VRTN
13 14
+24Vdc supply-
設定
4-20mA インタフェイスは、1 つの SIM チャンネルのステータスに対応します。SIM チャ
ンネルのデフォルトは、TTDM-128 内蔵のセンサインタフェイスボード(channel1)です。
モジュールの出力は、選択された SIM チャンネルに接続しているセンサの長さによって
4-20mA 範囲を使用してスケール調整します。
漏液検知位置スケールの調整
現在のイベント / スタータス画面から Menu を押してください。
Down arrow キーを使用して Self Test を選択し Enter を押してください。
Down arrow キーを使用して 4-20mA Test を選択し Enter を押してください。
Down arrow キーを使用して 4-20mA Val を選択し Enter を押してください。
arrow キーを使用して 20mA 出力に値するスケール調整した希望の長さを入力し、
Enter を押してください。通常は Test Length 値を入力してください(19 ページ参照)。
Menu を押して現在イベント / スタータス画面に戻ります。
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異なる SIM チャンネルのポートを使用する:
現在イベント / スタータス画面から Menu を押してください。
Down arrow キーを使用して Self Test を選択し Enter を押してください。
Down arrow キーを使用して 4-20mA Test を選択し Enter を押してください。
Right arrow キーを使用して 4-20mA SIM を選択し Enter を押してください。
arrow キーを使用して 4-20mA 回路で出力する希望のチャンネル番号を入力し、Enter
を押してください。
Menu を押して現在イベント / スタータス画面に戻ります。
4-20mA 出力値
TTDM-128 は選択した SIM チャンネルの漏液検知状態に基づきカレントループ出力を調整
します。詳細は下表のとおりです。0 ~ 4mA は故障状態(0 ~ 3.5mA)または正常状態(4mA)
を示しています。5 ~ 20mA 範囲の出力は漏液の位置を示しています。4-20mA ボードに
より出力される漏液位置は、0.5%の誤差を含んでいます。
故障状態は 0 ~ 4mA 範囲内で記録します:
電流出力 (mA)
概 要
0
電気的な故障または停電
1.00
故障- SIM 通信状態
2.00
故障-ケーブル断線
3.00
故障-ケーブル損傷
3.50
サービス要求警報(ループアンバランス)
正常状態および漏液状態:
電流出力 (mA)
概 要
4.00
システム正常
5.00 ~ 20.00
漏液ー漏液位置を表示するためのスケール値
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