溶融亜鉛めっきを施した高カボルトを建築構造物に使用する場合、JIS規格品でないため、建築 基準法 第37条に基づいて国土交通大臣による認定を必要とします。 しかしながら、当社は“溶融亜鉛めっき高力六角ボルト”の国土交通大臣の認定を取得してお ります。 したがって、当社の溶融亜鉛めっき高カボルト(GHボルト)を使用し、“設計施工指針” ・ “施工管理要領”に沿って設計・施工を行なえば、十分な接合部性能が得られ、自由にお使い いただけます。 溶融亜鉛めっき高カボルトは、次の ような特長をそなえております。 ●めっきの付着量は、550g/m2以上 としており、長期防錆に優れてお ります。 ●ナットは、ねじ加工後にめっきす るため、ねじ部の防錆も十分確保 されます。 ●ボルトの強度は、じん性に富み安 定した強度となっております。 ●ナットは、めっき後に潤滑処理を 施しているため、トルク係数値は 安定しており、ナット回転法によ る施工性に優れております。 ボルトのヘッドマーク ねじの 呼び d1 H B 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 M16 16 M20 M22 M24 M27 20 22 24 27 M30 30 +0.7 -0.2 10 +0.8 -0.4 ±0.8 27 13 14 15 16 ±0.9 32 36 41 46 19 ±1.0 H 基準寸法 ねじの呼び (d) おねじ の外径 M16 16 16 M20 M22 M24 M27 M30 20 22 24 27 30 20 22 24 27 30 座金の呼び (d) 0 -0.8 0 -1 50 許容差 C 約 D 約 D1 最小 31.2 25 25 37 41.6 47.3 53.1 30 34 39 44 29 33 38 43 57.7 48 47 B 基準寸法 ±0.35 27 ±0.4 32 36 41 46 50 r 1.2 ~ 2.0 1.6 ~ 2.4 2.0~ 2.8 K 約 a-b 最大 2 0.8 30 0.9 1.1 0.4 1° 2° ~ 1.2 0.8 1.3 35 40 45 50 1.5 55 2.5 3 3.5 E 最大 a-b C 約 D 約 D1 最小 最大 0 -0.8 31.2 25 25 0.8 0 -1 37 41.6 47.3 53.1 57.7 30 34 39 44 48 29 33 38 43 47 0.9 1.1 1.2 1.3 1.5 許容差 d 許容差 基準寸法 16 17 +0.7 0 32 20 22 24 27 21 23 25 28 +0.8 0 40 44 48 56 30 31 +1.0 0 60 許容差 0 -1 0 -1.2 h S 基準寸法 許容差 +5 0 +6 0 E 最大 F 最大 h 1° 2° 0.4~ 0.8 t D 基準寸法 F 最大 基準寸法 許容差 4.5 ±0.5 C 又は r 約 1.5 2 6 8 6 8 ±0.7 2.4 2.8 機械的性質 ■ボルト ■ナット 試験片の機械的性質 機械的性質による等級 F8T 耐力 N/mm2 640以上 引張強さ N/mm2 800~1,000 伸び % 絞り % 機械的性質による等級 16以上 45以上 F10 F8T ボルトの有効断面積 (mm2) 最小引張荷重 kN 硬さ M16 M20 M22 M24 M27 M30 95HRB~35HRC 機械的性質による等級 126 196 243 283 368 449 18~31HRC 157 245 303 353 459 561 ボルトの最小引張荷重に同じ トルク係数値による種類 F35 硬さ 25~45HRC -- セットのトルク係数値 A 保証荷重 ■座金 製品の機械的性質 機械的性質による等級 硬さ 溶融亜鉛めっきの種類 JIS H 8641 2種 HDZ55 トルク係数の平均値 0.110~0.150 550g/m2 以上 めっきの付着量 設 計 ■高力ボルトの許容せん断力等 溶融亜鉛めっき高力ボルトの長期及び短期応力に対する許容耐力 許容せん断力 (kN) 高力ボルトの種類 ボルトの呼び径 設計ボルト張力 M16 M20 M22 M24 M27 M30 F8T 許容引張力 (kN) 長期 短期 (kN) 1面摩擦 2面摩擦 1面摩擦 85.2 133 165 192 250 305 22.7 35.4 44.0 51.2 66.6 81.3 45.4 70.8 88.0 102 133 163 34.0 53.2 66.0 76.8 100 122 2面摩擦 68.0 106 132 154 200 244 長期 50.3 78.5 95.0 113 143 177 注)許容せん断力は、すべり係数値を0.4として、下式により求めた値です。 許容引張力は、日本建築学会の「鋼構造設計基準」と同じです。 許容せん断力=0.4 × B0 (設計ボルト張力) ボルト孔径 ボルトの呼び M16 M20 M22 M24 M27 M30 (単位:mm) 公称軸径(d) 16 20 22 24 27 30 ボルト孔径 18 22 24 26 30 33 ボルト首下長さ ねじの呼び M16 M20 M22 M24 M27 M30 (単位:mm) 加える長さ 30 35 40 45 50 55 短期 75.4 118 143 170 214 266 施 工 摩 擦 面 高カボルト摩擦接合部の摩擦面は、ブラスト処理を施すことを標準とします。 ブラスト面の表面粗さは50μ mRz以上とし、亜鉛の合金層が残るように軽く施して下さい。また、ブラストを施す範囲は、 添接板の外に出ない範囲として下さい。(下図参照) 添接板の外面等摩擦面でない部分、および引張接合部は、めっきのままとして下さい。 鉄骨加工業者殿は、摩擦面の表面粗さを管理するため、めっきされた表面あらさ標準試験片(100×100 x t mm)を作 成し、弊社で表面粗さの測定および認定を受けて下さい。 なお、ブラスト処理以外の特別な処理を施す場合は、実験によりすべり係数値が0.40以上得られることを確認する必要 があります。 高力ボルトの締付け 1次締め 1次締めは、仮ボルトを締付けて部材の密着を確認した後、全ボルト について表に示すトルクでナットを回転させて行います。 呼び径 1次締付けトルク M16 約 100 N・m M20・M22 約 150 N・m M24 約 200 N・m M27・M30 約 250 N・m マーキング 1次締付後ボルト・ナット・座金および部材にわたるマークを施します。 本 締 め 本締めは、1次締付け完了後を起点として、ナットを120°回転させて行います。(下図参照) ただし、ボルトの長さが呼び径の5倍を超える場合、ナットの回転量は実験により求めて下さい。 締付け後の検査 締付け後の検査は、目視によりナットの全数について行い、規定の ナット回転量に対して±30°の範囲にあるものを合格とします。 この範囲を超えて締付けられた高カボルトは取り替えて下さい。 ナットの回転量の不足している高カボルトは、所要のナット回転量 まで追い締めして下さい。 GHボルト ● 質量およびセットの梱包数(入り数) ねじの呼び M16 M20 M22 M24 M27 M30 セット入り数 1箱セット数 1箱セット数 1箱セット数 1箱セット数 1箱セット数 1箱セット数 ●ボルトの長さ 160 160 150 140 130 130 120 120 110 110 105 105 105 90 90 90 90 90 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85 90 首 下 長 さ mm 95 100 105 110 115 120 125 130 135 140 145 150 155 160 95 95 90 85 80 75 75 70 65 60 60 60 55 50 50 50 50 50 45 40 40 ボルトの首下長さは、締付け 長さ(締付ける鋼材の総厚さ) に、下表の長さを加えてお選 びください。 65 65 65 60 55 55 50 50 45 45 45 40 40 40 35 35 35 30 30 30 30 25 25 25 45 45 45 40 40 40 40 35 35 35 35 30 30 30 25 25 25 25 25 25 25 20 20 20 20 20 20 165 170 175 180 185 190 単位 : mm 25 25 25 25 25 25 25 25 25 20 20 20 20 18 18 18 18 18 18 16 16 16 16 ねじの呼び 加える長さ M16 30 M20 35 M22 40 M24 45 M27 50 M30 55 20 20 20 20 20 20 20 20 20 18 18 18 18 16 16 16 16 16 16 15 15 15 15 備考 : 製品は段ボール箱に梱包され、1箱の質量は約30kgとなっています。 社 〒559-0022 大阪府大阪市住之江区緑木1-4-16 TEL 本 社 工 場 〒559-0022 大阪府大阪市住之江区緑木1-4-16 TEL 行 橋 工 場 〒824-0038 福岡県行橋市西泉4-3-2 TEL 本 社 営 業 部 〒559-0002 大阪府大阪市住之江区緑木1-4-16 TEL 東 京 営 業 所 〒103-0004 東京都中央区東日本橋3-6-11 (日本橋 橘ビル 4階) TEL 名古屋営業所 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄1-10-21(名古屋御園ビル 5階) TEL 福 岡 営 業 所 〒824-0038 福岡県行橋市西泉4-3-2 TEL 東 京 試 験 所 〒279-0025 千葉県浦安市鉄鋼通リ1-7-4 TEL 本 社 試 験 所 〒559-0022 大阪府大阪市住之江区緑木1-4-16 TEL 行 橋 試 験 所 〒824-0038 福岡県行橋市西泉4-3-2 TEL 本 06-6682-3261 06-6682-3261 0930-23-2571 06-6682-3261 03-5642-3386 052-218-7515 0930-25-5200 047-35l-1588 06-6682-3261 0930-23-2571 FAX FAX FAX FAX FAX FAX FAX FAX FAX FAX 06-6682-3270 06-6682-3270 0930-25-0230 06-6682-3270 03-5695-6881 052-231-1225 0930-25-5201 047-351-1554 06-6682-3270 0930-25-0230
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