北米の獣医師制度 “専門医”

2014/12/9
獣医師になるには…
北米の獣医師制度
“専門医” ?
日本国内:16大学(国公立大11、私大5)
農林水産省が管轄
1100人/年(人口1億3000万人)
専門家?
Shinichi Kanazono, DVM, DACVIM (Neurology)
Saitama Animal Medical Center
Synergy Animal General Hospital
開業医
3年~
国家試験、勤務医 “修行”
獣医大
6年間
3年間
埼玉動物医療センター
高校
獣医師になるには…
アメリカの獣医社会
アメリカ合衆国:29大学(AVMA認定校) 専門医
AVMAが直接管轄
専門医試験
3年
2500人/年(人口3億人)
専門科レジデント
1年
インターン(約5-10%)
4年
3年~
勤務医
獣医大(面接、GPA、推薦状、実務経験)
Undergraduate
3年間
高い社会的地位
農業国、高い需要、進んだ教育システム
卒後教育が充実
一般医 と 専門医
明確な基準、高い透明性
「正当性」を重視
高校
アメリカの獣医師と社会
アメリカで獣医大に入るには…
大学でトップクラス
すべての分野で実務経験
対人関係・コミュニケーション能力
獣医師
ブリー
ダー
獣医療
の発展
飼い主・
一般社
会
地域社会に奉仕
4年
3年~
企業
3年間
獣医大(面接、GPA、推薦状、実務経験)
Undergraduate
高校
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獣医大に入る前に。。。
クリニカルローテーション
獣医大卒業!
抜け道?
NAVLE:全米の獣医師資格試験
各州の獣医師免許試験
小動物、ミックス、産業動物、馬、その他
激しい競争: 入学に数年要する
外国の大学へ!(カリブ諸国)
4年生はAVMA認定校で病院内実習
卒業後が大変…
“アメリカの獣医大学卒”とみなされない
抜け道の終着点
“外国人”が北米で獣医師になるには…
PAVE
適用される州が限定(現在32州)
費用$~$$$$$$
ECFVG
費用$$$$$$$ ($8000) 全州で適用
ECFVG
AVMAが主催
登録から合格まで:約1.5~2年
TOEFL
筆記試験 (BCSE)
NAVLE
最終実技試験(CPE)
大学で勤務
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アメリカの専門医制度
CPE
小動物、牛、小型反芻類、馬、繁殖学、
臨床検査、麻酔、避妊手術、etc.
臨床経験が重要
極度のストレス
専門医
専門医試験
3年
専門科レジデント
1年
インターン(約5-10%)
4年
再受験:半年以上かかる
3年~
3年間
勤務医
獣医大(面接、GPA、推薦状、実務経
験)
Undergraduate
高校
専門?
科目ごとの専門医
動物種ごとの専門医
 小動物外科
 馬外科、大動物外科
 麻酔科
 心臓病科、神経科、腫瘍内科、
小動物内科、大動物内科
 救急治療クリティカルケア
 栄養科
 解剖病理科、臨床病理科
 眼科
 行動科
 放射線科、放射線腫瘍科
 実験動物医学科
 スポーツメディシン科
 シェルターメディシン科 etc.
 American Board of Veterinary
Practitioners
 鳥類
 肉用牛
 犬と猫
 乳用牛
馬
 エキゾチック系哺乳類
猫
 産業動物
 爬虫類 & 両生類
 豚飼養管理
専門医制度の背景
一般社会からの要望、訴訟問題
医療モラルの維持・向上
内部からも外部からもわかり易い基準
厳しい審査基準&トレーニング
米国専門医制度
各学会が個々に統括
長い歴史(ACVIM 1972, ACVS 1965)
インターン→レジデント→専門医
専門医:非常に高い社会的地位
各統括学会:専門医の就職斡旋、マーケット
リサーチ
専門的治療
専門的な治療は全て専門医、レジデントが行う
訴訟予防、症例の集約
医療の質の維持
「紹介する、される」 広い共通理解
内科医がなぜ眼科の手術するの?
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専門医療 = チームワーク
器材?
病院の規模?
患者数?
米国の獣医師たち
- レジデントの目線から 1つの症例に対して徹底的に掘り下げる
ディスカッションが非常にオープン
知らないのは悪
 聞かないのは悪
楽にできること ≠ 良いこと
基礎知識と論理的思考、臨床経験
幅広い診断・治療の選択肢
良い診療・教育システム作り
一般医のQOL高い…
専門医への道
マッチングプログラムhttp://www.virmp.org/
インターン
レジデント
卒業&成績証明、エッセイ、推薦状(3通以上)、
インターン修了証、履歴書など
全米面接旅行
インターン:専門医への第一歩
1-2ヵ月後…
小動物内科・外科インターン
生産動物内科・外科インターン
馬内科・外科インターン
野生動物/エキゾチック科インターン
各専門科インターン
その他
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インターン
1年間のプログラム
修了認定証
VCA seattle intern task board
picture
夜勤が多い
各科をローテーション:厳正に評価される
良い推薦状!
レジデント
2-4年間の専門医育成課程
各施設毎年1名
“研修医?”
終了後に専門医試験
不合格でも“専門医候補医”
翌年再受験
レジデント生活
専門科の患者診察
院内・院外コンサルタント
学生の教育、ケースラウンド、口頭セミナー、研究
ジャーナルクラブ、レジデントラウンド
他の科へのローテーション
直接+間接的な担当症例: 数千例
教科書にある疾患ほぼ全て網羅
専門医が「手塩にかけて」育てる
ミズーリ大学 神経科
教官の仕事は?
3名のレジデントが在籍
常に1-2名がオンクリニック
全体の統括
1−2週間のオンコール
1ヶ月間程度のオフクリニック
他の専門科も2-4週間程度ローテーション
学生・インターン・レジデントの教育
診察業務
臨床研究
対外的業務
 小動物内科、軟部外科、整形外科、心臓病科、放射
線科、病理科、臨床病理科、(腫瘍科、麻酔科、馬内
科、大動物内科)
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レジデントの一日
7時20分 出勤
8時〜9時 ラウンド
9時〜18時頃 診療、手術、コンサルタント、etc.
帰宅という名の「場所替え」
夕飯 + メール + 勉強 + ICUからの電話
オンコール 1−2週間単位
専門医試験
ラウンド
月曜: Clinical & Pathological Conference
火曜:神経科ジャーナルクラブ
水曜: 医学部 神経科グラウンドラウンド
木曜: レジデントラウンド
金曜: CPC または 神経病理ラウンド
2013年6月…
ACVIM:2年目修了時に一般内科試験
3年目修了時に各専門科試験
主な専門書全て、過去5年間の論文全て、その
他主な過去の論文など
神経解剖学、生理学、神経外科、神経内科、薬理
学、放射線学、神経病理学、電気生理学、毒性学
http://www.alexishotel.com
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専門医って何人くらい?
ACVIM (2013年現在)
小動物一般内科 1195人 腫瘍内科 322人
心臓病科 233人 神経科 238人
日本人では…
腫瘍内科 2名
心臓病科 1名
神経科 1名+1名
眼科 2名
麻酔科 3名+1名
小動物外科 1名+1名
臨床病理科 3名
毒性学 1名
放射線科 1名
行動学 2名
解剖病理科 10名
放射線腫瘍科 3名
レジデント 数名
THANK YOU!!
QUESTIONS?
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