ONYX 7.3.2 RIPパッチ3 テクニカルリリースノート (2010年1月20日現在) インストール手順: このファイルは自動解凍のZIP形式で圧宿されています。実行ファイルをクリックしてONYX RIP7.3.2がインストールされ ているフォルダを指定します。(例:C:\Onyx) この3つのアップデートパッチファイルは、ONYXフォルダにある既存のファイルをリネームし、バックアップした後に新しいファイ ルを必要なディレクトリにコピーします。 以下のファイルが更新されます: - Jawsdll.dll (PostScript/PDF処理の更新) - Jaws.cfg (RIP設定を最新推奨値に更新) - Pmclient.dll (PrintMetryxサービスのマイナーアップデート) このアップデートは下記の分野に効果があります 1. PostscriptとPDFファイルの処理 – 処理時間を最適化、平均処理時間が10-15%(ファイルによっては約50%)短縮 – 透明効果を含むPDFファイルの処理時間が飛躍的に短縮 – PDFファイルに多数の透明効果が含まれている場合のレンダリンク問題に対処 (特にアルファチャンネルのマスク処理や名前付き特色が混在したファイルなど) – 特定の特色レンダリング問題に対処 – RGBベクターのカラーマネジメントの改善 – 非常に大きいサイズのPDFファイル印刷時に特定の要素が無くなる問題を解決 2. PrintMetryx - 5文字以下のキーワードを含むファイルのオープン時でのクラッシュを修正 (i.e. ラベルやタグを追加した場合) 潜在的なPostScriptファイル問題を回避するヒントとコツ デザインプリケーションでファイルを作成する場合に、数多くのエレメントの組み合わせがありす。PostScript RIPは、PDF やEPSファイルでの指示を処理するために多くのパスがあります。これらの中には複雑なパスを避けることや不具合を軽 減することができます。 ONYXでは次の事項を推奨します。 1. PDFワークフロー: - CMK (またはCMYK+ライトインク)プリンタをご使用の場合は、PDFワークフローがベストです。 現在のデザインアプリケーションで使用されている多くの透明効果を生かすことができます。 特色ワークフローにも正しく動作します。 透明効果を使用する場合は、CMYKのカラースペースでブレンドします。 1 - ドキュメントには常にCMYKカラースペースを使用します。 - ドキュメントの作成過程においては、各要素はCMYKに変換します。 - カラーマネジメント設定は画像、ベクター共に同じレンダリングインテントを選択します。 2. EPSワークフローの代替: - EPSは透明効果をサポートしていません。そのため、EPS形式でファイルを保存すると透明部分はラスタライズさ れます。これはRIPは透明効果としてそのエレメントを処理しないか、もしくはエレメントをレンダリングするのに混在 したスペースを使用します。 - 画像に問題が起きた場合、またはご使用のプリンタがCMYKOG、 CMYKRGBなどの拡張ガモットの場合には、 EPSファイルの使用は有効な代替ワークフローとなります。というのは、EPSを使用することにより、とても複雑な混 在スペース処理を排除できるからです。 - ドキュメントは常にCMYKカラースペースを使用します。 - ドキュメントの作成過程においては、各要素はCMYKに変換します。 - カラーマネジメント設定は画像、ベクター共に同じレンダリングインテントを選択します。 メモ: - EPSに変換する行為は、EPSがサポートされていない要素に対して問題が生じる原因となる場合があります。 このワークフローを使用する場合は十分に注意が必要です。 - 特色置換をオフにする必要がある場合があります。特色はそれ自体は正しく動作しますが、オーバーラップが ある場合やラスタライズした場合に、レンダリングが同じにならないことがあります。 3. RIP 設定: - 処理を最適化するために、「MALLOCPAGES」といった一部の値が変更されました。 - 「FIXSPOTTRANS」 といった、もはや必要としない設定が一部あります。 - 「Overprint」などの特別な設定以外は、そのままにしておくことを推奨します。 メモ : オーバープリントワークフローは、カラーマネジメントOFF(またはAll Profile OFF)で行ってください。カラーマネジメントは使用 インクの混合を変えるものですので、オー バープリントを機能的に変化させます。 2
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