小田原立病院クレジットカード等利用に関する指定代理納付業務仕様書(案) 小田原市立病院(以下「発注者」という。)におけるクレジットカード及びデビットカード等の利用に よる納付業務に関し、○○○○(以下「受注者」という。)は、指定代理納付業務について、本仕様書 に基づき実施するものとする。 1 業務の概要 地方自治法(昭和22年法律第67号)第231条の2第6項の規定による指定代理納付者として、 小田原市立病院における診療費等の支払について、クレジットカード及びデビットカード(以下「ク レジットカード等」という。)を利用した決済システムを提供し、納入義務者に代わって当該診療 費等の代理納付業務を行うこと。 2 契約期間 平成24年11月1日から平成25年3月31日まで なお、契約満了日の3箇月前までに契約当事者間において文書による契約終了の意思表示がない場 合には、自動的に契約を1年間延長するものとする。 3 対象となる歳入 本業務の対象とする「診療費等」とは、小田原市立病院の診療報酬等に関する条例(昭和41年1 2月26日小田原市条例第60号)に規定する診療報酬、食事療養費、特別の料金その他の使用料 及び手数料とする。 4 履行場所 小田原市立病院 所在地:神奈川県小田原市久野46番地 5 取り扱うクレジットカード (1) 「VISA」「MasterCard」「JCB」等の主要クレジットカードブランドのいず れかが取扱可能であること。 (2) 前(1)に記載するクレジットカードブランドについては、当該カードを発行したカード会社にか かわらず、すべて取り扱うことができること。 6 業務内容 (1) 受注者は、履行場所において、診療費等の納入義務者が納付に際してクレジットカード等を提 示し発注者がそれを承認した場合に、当該診療費等を納入義務者に代わって発注者に立替払す ること。 (2) 発注者が取扱うことができる支払区分は、一括払い、2回払い、分割払い又はリボルビング払 いとすること。 (3) 受注者は、履行場所において利用されたクレジットカード等の利用金額を、発注者があらかじ め指定した口座に振り込むこと。振込手数料は受注者が負担すること。 (4) 受注者は、クレジットカードによる2回払い、分割払い又はリボルビング払いの場合において も、初回に利用金額の全額を振り込むこと。 (5) 履行場所において利用されたクレジットカード等の利用金額について、受注者は、各月の末日 を締日とし、翌月の末日(当該日が金融機関の営業日でない場合は、その直前の営業日とする。) に振り込むこと。 (6) 受注者は、クレジットカード等の利用金額に関する利用日、利用額、利用件数、手数料額がわ かる明細を発注者が指定する期日までに電子データ(CSVファイル等)で交付すること。 (7) 受注者は、デビットカードに関する間接加盟契約によるサービス提供を行い、振込手数料の取 り扱い、締日、振込日及び明細の発行については、クレジットカードの場合と同様に対応する こと。 7 手数料 (1) 発注者は、履行場所にて利用されたクレジットカード等の締日における立替払金に、本契約に より決定した手数料率を乗じて得た額の手数料を支払うものとし、1円未満の端数がある場合 はその端数を切り捨てるものとする。 (2) 支払は、月ごとに受注者が発行する適正な請求書により支払うものとする。 (3) 受注者は、立替払金から相殺することで手数料を徴収することはできないものとする。 8 クレジットカード等決済端末機の設置及び仕様 (1) 受注者は、決済端末機5台を発注者に提供すること。 (2) 発注者が複数のクレジットカード加盟店契約を締結する場合は、いずれか1つの契約先がまと めて決済端末機を設置すること。また、決済端末機を設置した受注者は、幹事事業者として別 途契約する同様のクレジットカード加盟店契約の事業者との調整を行うこと。なお、幹事事業 者は、発注者が別に定めるものとする。 (3) 決裁端末機は、以下の条件を満たす機種とすること。 ア 決済端末機は、据置型(4台:内1台は予備機)とモバイル型(1台)であること。 イ 接触式ICチップを搭載したクレジットカードに対応していること。 ウ デビットカードに対応していること。 エ 暗証番号用ピンパッドを付属又は同等の機能を本体が保持していること。 エ 売上明細が出力可能であること。 オ 据置型決済端末機は、LAN接続とし複数端末での同時決済に支障がないものとすること。 (4) 受注者は、据置型決済端末機に係る回線について本仕様書に基づき最適なものを提案すること。 (5) 受注者は、下記に定めるものを除き、決済端末機に関する費用をすべて負担すること。 ア 据置型決済端末機を接続する回線の院内敷設に係る費用 イ 据置型決済端末機の接続回線に係る通信費用 ウ モバイル回線に係る初期費用及び通信費用 エ 決裁端末機に関する電気料金 (6) 受注者は、決済端末機のトラブル等への対応と照会について、直ちに対応できる体制を整備し、 発注者の業務に支障がないようにするとともに、必要消耗品等の供給についても遅滞なく行う こと。なお、受注者は、発注者からの問い合わせ窓口及び対応体制について、発注者に書面で 報告するとともに、体制に変更があった場合も同様に対応すること。 (7) 受注者は、決済端末機の故障、破損等については、受注者の負担により決済端末機の修理又は 交換を行うこと。ただし、発注者に故意又は重過失がある場合は、この限りでない。 (8) 受注者は、決済端末機の修理又は交換を行う際には、速やかに代替機を用意し、業務実施場所 に送付又は設置すること。 (9) 受注者は、端末機の接続テスト、稼働開始等の本業務運用に関する検証作業を行う際には、問 題解決対応が可能な担当者が立ち会うこととし、関連する事業者等との連絡・調整を行うこと ができる体制を整備すること。また、端末機の接続テスト、稼働等のためのシステム設定変更 及び検証は、発注者の業務に影響が尐ない日時で行うこと。 (10)受注者は、発注者が別途借り上げている自動精算機(以下「自動精算機」という。)にてクレ ジット等決済を行うにあたり、発注者及び自動精算機の納入事業者と協力し、動作検証等、稼 働開始に必要な対応を行うこと。なお、自動精算機によるクレジット等での支払いは、本業務 開始後に発注者及び受注者の協議の上で行うものとする。 9 第三者への委託 受注者は、発注者が本契約に係る運用事務の一部を当該契約外第三者に委託することを承認するこ と。 10 利用広告 (1) 受注者は、発注者の本契約に係る業務開始にあたり、クレジットカード等の利用者向けに案内 する標識等を、受注者の負担により適宜用意すること。 (2) 受注者は、発注者においてクレジットカード等の利用取扱い導入について、新聞等のマスコミ に対して通知、広告掲載する場合は、事前に発注者の承認を得ること。 11 決裁端末機の操作研修 受注者は、本業務の遂行に必要な手順について、マニュアルを作成し、発注者及び9に規定する第 三者が決済端末機の取扱を習熟するまでの間、必要な研修及び指導等を行うこと。また、端末機の 更新等により機種が変更となる場合も、同様に対応すること。 12 情報セキュリティの遵守及び対応状況の報告 受注者は、小田原市個人情報保護条例(平成16年12月24日 小田原市条例第25号)及び関 係法令を厳正に遵守すること。また、個人情報等をはじめとする発注者の情報資産の保護が適正に 行われていることを確認するため、発注者の求めに応じて情報保護に関する報告書を提出すること。 13 その他 (1) 受注者の定める加盟店規約は、本件仕様書とその内容を異にする事項については、本仕様書の 内容を優先するものとする。 (2) 本仕様書及び加盟店規約に定めのない事項並びに疑義の生じた事項については、発注者及び受 注者で誠意をもって協議し、円満に解決すること。
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