セキュリティ共通基盤システム

2010 年 3 月 31 日
報道関係各位
なりすまし犯罪防止のためにセキュリティ共通基盤システムを導入
JOGA は、ハッキング行為によるユーザーアカウントの不正取得、そこから生
じる犯罪行為およびハッキングトラブル時の適切なユーザー対応を行うため、
約 5,000 万ユーザーアカウントを保持する会員企業の共通基盤として携帯電話
を利用した独自の本人確認システムを導入いたします。これにより本人確認が
できないために生じる様々なトラブルを解決し、より安全なサービスの提供を
実現。JOGA および JOGA 会員企業は、ネットワークコンテンツビジネスの先
駆者として高レベルの安全なインターネットサービス環境づくりをめざします。
一般社団法人日本オンラインゲーム協会(東京都渋谷区、会長:植田修平、略称:JOGA)
は、昨年から急増しているハッキング行為によるユーザーアカウントの不正取得や不正取
得したデータに関わる犯罪行為に対応するため、警察庁の要請を受け、携帯電話と定期的
にパスワードが変更するワンタイムパスワードを組み合わせた認証システムを導入するこ
ととなりました。
本システムは、本人確認が難しいインターネットサービスにおいて、他人になりすまし
て様々な犯罪行為を行うため、ハッキング行為を行って取得したユーザーアカウントの不
正使用を防止します。
従来の類似システムと本システムが異なるところは、複数の会員企業が導入するため中
小ベンチャー会員企業でも導入可能な低コストを実現したという点、複数企業の共通基盤
システムとして稼働するため、個々の企業レベルの問題解決が複数企業において行われ、
その結果情報の共用化と問題解決の迅速化が図れ、また不正アクセスに関する情報を企業
内だけで処理することなく、不正アクセス関連省庁や団体、クレジットカード関連企業と
連携を図る予定なのでインターネット犯罪防止にも役立ち、抜本的な消費者保護につなが
るという点です。
このように、インターネット犯罪の防止、消費者保護の観点から、JOGA の会員企業は、
本システム導入を推進いたしますが、今後ともユーザービリティとセキュリティのバラン
スを考慮しながらセキュアなサービス環境を構築していく予定です。
JOGA は、これからもオンラインゲーム産業と IT 産業の振興、安全なサービスの提供に
努めてまいります。
※ワンタイムパスワードとは
ワンタイムパスワード(One Time Password)とは、「使い捨てパスワード」とも呼ばれ、
ユーザーがネットワーク上で認証を行う際、毎回異なった暗証番号やパスワードが提供さ
れる仕組み。
[お問い合わせ]
日本オンラインゲーム協会事務局 担当:大塚
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 2-9-9 梅原ビル 9F
TEL.03-3780-4760
[email protected]