平成28年度事業計画書

平成28年度事業計画書
平成28年5月27日
一般社団法人 電子情報技術産業協会
目
次
Ⅰ.基本方針・重点事業 .................................................................................................................................. 4
基 本 方 針 .................................................................................................................................................... 5
重 点 事 業 .................................................................................................................................................... 6
Ⅱ.部門別事業計画 ........................................................................................................................................ 10
1.総合政策部会.............................................................................................................................................. 11
2.情報・産業社会システム部会................................................................................................................... 18
3.CE部会 ..................................................................................................................................................... 36
4.ディスプレイデバイス部会....................................................................................................................... 42
5.半導体部会 ................................................................................................................................................. 44
6.電子部品部会.............................................................................................................................................. 49
7.標準化政策委員会...................................................................................................................................... 54
8.安全政策委員会.......................................................................................................................................... 59
9.環境委員会 ................................................................................................................................................. 65
10.グリーン IT 委員会.................................................................................................................................. 69
11.法務・知的財産権委員会......................................................................................................................... 73
12.企業間EC委員会.................................................................................................................................... 76
13.関西支部 ................................................................................................................................................... 78
14.海外事務所 ............................................................................................................................................... 81
付表................................................................................................................................................................... 88
Ⅰ.基本方針・重点事業
基本方針
IoT やビッグデータ、人工知能(AI)等の技術の進展により、産業構造や社会
構造が大きく変わりつつあるなか、IT・エレクトロニクス産業は、わが国の経済
成長ならびに社会の高度化を支える基盤として、重要な役割を担っている。
当協会は、高度な情報活用による社会課題の解決や豊かで快適な社会の実現に
向け、課題の検討や政府への提言など、スピード感を持ってサイバーフィジカル
システム(CPS)/IoT の社会実装の推進に取り組む。
また会員企業の競争力強化のため、規制・制度改革や税制改正要望等の事業環
境整備に着実に取り組んでいく。これらの事業を推進することにより、IT・エレ
クトロニクス産業ならびにわが国の経済・社会の発展に貢献していく。
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重点事業
1.CPS/IoT 社会実装の推進
(1)IoT 実証プロジェクトの検討・提案
ユーザや他業界との連携を視野に、IT・エレクトロニクスを有効に活用できる分野
を抽出して IoT 実証プロジェクト等の検討・提案を行い、政府へ働きかける。
(2)データ利活用に向けた取り組み
CPS/IoT 社会実装の推進に必要となるビッグデータとプライバシー保護の両立など、
データ利活用促進に向けたルール作りやセキュリティ確保等の共通課題の検討を行い、
規制・制度改革要望など政府へ働きかける。
(3)地域活性化への取り組み
会員企業の IoT 導入事例を全国規模で普及するため、地域活性化事例集等、IoT 活用
を広く理解してもらう取り組みや、地域の中堅・中小企業との連携によるビジネス機
会の創出等の活動を展開する。
(4)他業界との EDI(Electronic Data Interchange)標準化の推進
IT・エレクトロニクス業界と関連の深い通信業界、自動車業界などと連携し、発注・
受注等のビジネスプロセスの標準化に向けた検討を進め、会員企業の優位性確保に向
けた環境整備に取り組む。
(5)ベンチャー企業との連携
CPS/IoT 社会実装の鍵となるスタートアップ(ベンチャー)企業を支援する仕組み
を構築するなど、会員企業とベンチャー企業の連携を推進する。
2.事業環境整備
(1)平成 29 年度税制改正要望
グローバルに事業展開する会員企業の競争力強化に向け、当産業の生命線である研究
開発を後押しする研究開発税制等の業界要望の実現に努める。
(2)通商課題への取り組み
自由貿易協定や経済連携協定の推進に向け、政府や国内外の関連機関等と連携し、交
渉を支援していく。また、官民で連携し関税撤廃やビジネス環境上の課題解決を図る。
あわせて、新興国等における保護主義的政策や排他的規制、米国・EU 等における紛
争鉱物資源等の規制についても、会員企業の事業が円滑に進むよう、課題解決に向け
て取り組む。
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(3)環境・エネルギー課題への対応
電機・電子業界の総合力として、世界規模の省エネ貢献実績/ポテンシャル、ならび
に部品・デバイス/機器/ソリューションそれぞれの貢献度合いを定量的に示すこと
を通じて、適切な政策の導入を促す。
(4)人材育成の推進
大学生を対象とした産学連携による講義や、理数系離れが懸念される小学生から高校
生に向けた技術者・研究者による授業等を実施し、IT・エレクトロニクス産業の魅力
や重要性を発信する。
また、標準化に携わる人材育成を進めるなど、将来を担う人材育成に取り組む。
3.情報発信の強化
(1)CEATEC JAPAN の活性化
CEATEC JAPAN を CPS/IoT Exhibition と位置付け、IT・エレクトロニクス産業の
方向性や成長領域を示す場として、「IoT 推進コンソーシアム」とも連携して活性化に
取り組むとともに、国内外へ向けた情報発信を強化する。
(2)グローバルマーケットの把握
「電子情報産業の世界生産見通し」を策定するとともに「注目分野に関する動向調査」
を実施する。IT・エレクトロニクス産業の状況や方向性、今後の市場拡大が見込まれ
る分野の動向を明らかにすることで理解促進を図り、それら市場の重要性を内外に向
けて広くアピールする。
4.新たな事業に対応するための組織体制の検討
新規分野に対応するための会員制度や組織のあり方を検討し、機動的で柔軟な体制構築
に取り組む。
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Ⅱ.部門別事業計画
1.総合政策部会
IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)等を活用した CPS の実装された社会を視野に、IT・
エレクトロニクス産業を取り巻くビジネス環境の変化を的確に捉え、会員企業が国内外での
事業を継続・強化するための施策等を政府・関係機関へ働きかけるとともに、業界発展の基
盤となる技術開発、人材育成等の推進に努める。
また、業界の動向や JEITA の事業活動を広く周知するため、CEATEC JAPAN を積極的
に活用し、情報発信強化や当業界のプレゼンス向上に努める。
〈重点事業〉
(1)CPS/IoT 社会実装の推進
1)IoT 実証プロジェクトの検討・提案
規制領域において、政府による実証事業が必要な分野(健康・医療、エネルギー等)
について検討を行い、政府へ働きかける。
2)データ利活用に向けた取り組み
IoT 推進コンソーシアム(IoT 推進ラボ)等への参画を通じ、CPS/IoT 社会実装に向
けたデータ利活用に関わる規制・制度改革、ルール作り等の検討を行う。
3)地域活性化への取り組み
①地方での IT・エレクトロニクス技術の活用、さらには当業界の人材活用等を含めた地
方企業の「稼ぐ力」を高める地域活性化策を、政府に働きかける。
②CPS/IoT の活用により、地域の抱える課題解決、地域経済・社会のさらなる活性化に
つながる事例を広く紹介する。
③IT・エレクトロニクス産業における地域の中堅・中小企業の技術シーズを収集・紹介
し、ビジネス機会創出等の活動を行う。
4)ベンチャー企業との連携
JEITA 会員とベンチャー企業との関係強化のため「JEITA ベンチャー賞」を創設し、
受賞企業が JEITA 会員とマッチングできるような環境を整える。また、CEATEC
JAPAN を活用したマッチング支援などを行う。
(2)事業環境整備
1)平成 29 年度税制改正要望
わが国 IT・エレクトロニクス産業の競争力強化に向け、JEITA の各部門と連携し、
平成 29 年度税制改正要望をまとめ、業界意見の反映に努める。特に当産業の生命線で
ある研究開発を後押しする研究開発税制の重要性等について業界意見を政府・与党等
へ働きかける。
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2)通商課題への取り組み
わが国 IT・エレクトロニクス産業の国際競争力強化に向け、関税および非関税障壁
の削減・撤廃、競合国との公平な競争環境の確保、諸外国におけるビジネス環境の整
備等の課題を検討し、政府へ意見具申を行う。
①自由貿易協定(FTA)/経済連携協定(EPA)の推進
日 EU EPA、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、東アジア地域包括的経済連携
(RCEP)、日中韓 FTA 等の交渉について、日本政府および交渉相手国・地域の業界団
体と連携しつつ早期実現を図る。また、締結済みの自由貿易協定(FTA)等に対し、
当業界のビジネス環境上の課題解決に向けて意見具申する
②WTO 情報技術協定(ITA)への取り組み
WTO 情報技術協定(ITA)の合意を受け、的確に実施されるようウォッチするととも
に、非関税措置の課題に対応する。
③新興国市場拡大や各国独自政策への取り組み
・インド等の新興国市場において、政府の政策などにより官民協力のもと市場創出を図り、
日印 JWG に協力するとともに、必要に応じたミッションを現地に派遣する。
・新興国を中心に拡がりを見せている保護主義的な現地化政策「Forced Localization
Requirements」に対し、日米欧で協力して対応する。とりわけ、個人情報を含む電子
データの国内保管の義務付けや越境流通の制限などの規制に反対し、IoT 社会の推進に
向けて情報のグローバルな流通の促進を図る。また、情報セキュリティや認証制度等
に係る保護主義的政策の拡大を阻止すべく、日米欧で協力して対応する。
④紛争鉱物資源等の規制への取り組み
紛 争 鉱 物 規 制 に つ い て は 、 国 際 的 な 組 織 で あ る Conflict-Free Sourcing Initiative
(CFSI)などと連携して対応する。既に施行されている米国規制については、会員を
含む関連企業のコンプライアンスをより効率化を進展させるために、全国での調査説
明会の実施やホームページで支援ツール等を提供する。今後施行が予定される欧州規
則案への意見発信や、中国の団体が発表したガイドラインの運用状況の把握なども行
う。
3)人材育成
IT・エレクトロニクス産業の将来を担う人材の育成に向け、以下の事業を実施する。
①大学と連携し、技術系人材育成のためのカリキュラムを実施する。
②IT・エレクトロニクス産業が求める人材像や業界の魅力を伝えるメッセージを発信す
る た め 、 大 学 生 を 対 象 に 産 学 連 携 に よ る シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 す る ほ か 、 CEATEC
JAPAN 2016 においてセミナーを開催する。
③IT・エレクトロニクス産業への理解、関心を深めるため、小学生から高校生を対象に
学校への出前授業を実施する。
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(3)情報発信の強化
1)CEATEC JAPAN の活性化
CEATEC JAPAN を、IT・エレクトロニクス技術が生み出す付加価値や、IT・エレ
クトロニクス技術の利活用による他産業との連携・融合による新産業創出など、グロ
ーバルに最新・最先端技術を発信する場と位置付け、一般社団法人日本エレクトロニ
クスショー協会(JESA)と連携し、国内外に向けた情報発信を強化するなど、より一
層の価値向上を図る。また、会員や出展者のニーズを踏まえ、今後の方向性やあり方
などを検討する。
2)グローバルマーケットの把握
「電子情報産業の世界生産見通し」を策定するとともに、「注目分野に関する動向調
査」を実施する。IT・エレクトロニクス産業の状況や方向性、今後の市場拡大が見込
まれる分野の動向を明らかにすることで理解促進を図り、それら市場の重要性を内外
に向けて広くアピールする。
(4)新たな事業に対応するための組織体制の検討
CPS/IoT の社会実装推進を通じ、会員企業のビジネスチャンス拡大につながるよう、
これまでの事業の枠を越え、他業界やベンチャー企業を含む異業種との連携構築を視
野に、新たな事業推進体制を構築する。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)CPS/IoT の社会実装の加速に向けた最先端技術開発の促進
会員企業への有益な情報提供、政府および関係機関との協力体制を強化し、JEITA
のプレゼンス向上を図る
1)産業競争力向上のための技術政策の検討
IT・エレクトロニクス産業の国際競争力の強化、国内基盤技術の強化に向けて、IT
と他分野との融合による新たな成長領域として期待される、CPS/IoT の社会実装を加
速させるため、関係機関と連携し、研究開発促進のための技術政策・施策を検討・推
進する。
2)最先端技術の技術革新の促進
次の先端技術分野について、テーマ毎に分科会を設け、将来の事業化をにらんだ標準
化も視野に入れながら、市場・技術動向を調査研究する。また、研究成果を広く周知
するとともに、先端技術の開発促進に努める。
①電子材料・デバイス分野
・量子現象利用デバイス技術:各種の量子現象を利用したデバイス応用の基本動作原理の
確認とそれに要求される量子ナノ構造および期待される性能について整理し、それぞ
れのデバイスの作製技術における課題点をまとめ、今後の量子効果デバイスの技術進
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展の方向性を調査。
・次世代スケーラブル高集積化技術:2030 年の社会システムを見据え、それを支える電
子機器・デバイスとその実現に向けた実装技術(材料・プロセス・製造技術)を調査
し、今後必要となる実装技術を抽出。
・非ノイマン型計算機へ向けたデバイス技術:ムーアの法則に従った LSI の高性能化の
先の性能向上を支える候補として非ノイマン型情報処理を取り上げ、今後のコンピュ
ーティングを支えるデバイス技術を調査。
・ヒューマンケアデバイス・システム技術:高齢者と直接向き合う医療従事者の意見を取
り込んだデバイス設計やシステム構築が必要であることから、現場の意見をレビュー
し、電子デバイスやセンサ、通信、情報処理技術を駆使して健康寿命を延ばすための
ヒューマンケアデバイス・システム技術を調査。
・IoT 時代のエネルギーマネジメント技術(デバイス・システム):調査領域として、エ
ネルギーマネジメントのシステム、デバイスおよびそれらをつなぐ監視・制御・通信
技術の 3 つを設定し、エネルギーマネジメントに用いられるデバイス・システムにお
ける IoT 化の現状や開発状況を調査、技術課題を抽出。
②センシング分野
・CPS/IoT におけるセンシングソリューション技術:人とロボットが共存するなかでは、
人のセンシングや人とのインタラクションが重要になると考えられる。情報入手 ⇒
処理 ⇒ アクションのループがシステムとして同期して進化することが重要になると
想定されることから、人の動作、生体情報の分析・認識、インタラクション技術、セ
ンシング・信号処理ソリューションと、そこでの活用が期待される AI 技術の動向調査。
・知的センシング・インテリジェントデバイス技術:人間、自然・環境、社会インフラな
ど様々な対象に対する知的なセンシング技術や、それらを実現するためのセンサ技術、
端末連携技術などの調査。
・感性センシング技術:感性に関わるセンサデバイス、センシング技術、および複合感覚
間のクロスモーダリティー、感性情報の知覚処理の関係などについて、現状技術の状
況と将来動向調査。
3)わが国の技術政策の振興
わが国の科学技術政策、および IT・エレクトロニクス技術に関する最新技術動向を
公表するほか、当業界への理解を深めてもらうため各種講演会などを実施する。また、
ホームページを活用した情報発信に努める。
・技術戦略シンポジウム(2016 年 12 月)
・電子材料・デバイス先端技術動向調査報告会(2016 年 7 月)
・センシング先端技術動向調査報告会(2016 年 7 月)
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(2)事業環境整備
1)グローバル物流競争力の強化
会員企業のグローバルサプライチェーンを円滑なものとすべく、他業界とも連携を図
りながら、関係機関に対し輸送・物流関連の各種制度等への働きかけを行う。
2)資材調達
国内外の調達活動における課題や資材取引に関連する法的諸問題について調査研究
を行い、調達改革の促進に取り組む。
(3)国際連携・国際協調
1)世界電子フォーラム(WEF)、アジア電子フォーラム(AEF)等の国際会議に参画し、
世界各国の業界団体との連携を強化し、共通課題の抽出と解決を図るとともに、その
人脈を生かし、関係国とのスムーズな対応を実施する。また、情報通信ネットワーク
協会(CIAJ)と共催で第 12 回 AEF を東京で開催する。
2)会員企業が多数進出しているアジア・アフリカ等の新興国市場開拓・事業拡大、通商
課題への対応などを視野に入れ、産業人材の育成事業などを通じた国際連携・関係強
化を継続する。ニーズの高い省エネ、工業デザインのほか、日本が今後注力していき
たい CPS/IoT も手がけていく。
3)米欧、中韓をはじめとする各国の業界団体等と当業界の課題等について情報共有を行
うべく意見交換の場を設置するなど、連携を強化する。
(4)調査・統計
1)IT・エレクトロニクス産業の市場動向把握
①IT・エレクトロニクス産業のグローバルマーケット動向や今後市場拡大が見込まれる
分野の動向を把握するため、各部会との連携・協力により、
「電子情報産業の世界生産
見通し調査」「注目分野に関する動向調査」を実施し、公表する。
②電子情報産業の世界生産見通し講演会を開催して IT・エレクトロニクス産業の状況や
方向性を示すことで理解促進を図り、それら市場の重要性を内外に向けて広くアピー
ルする。
③電子情報産業の世界生産見通し調査の基礎資料とするため、IT・エレクトロニクス産
業の動向分析に資するグローバル統計データを、各部会と連携・協力して収集・整備
する。
④経済産業省「生産動態統計」、財務省「貿易統計」を基にした「JEITA 統計データベー
スシステム-DISH」を運用し、会員企業へ情報提供する。
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2)関係機関との連携
①「情報通信機器産業の業況」を取りまとめ、経済産業省に情報提供する。
②経済産業省、関東経済産業局等、官公庁の景況懇談会へ協力する。
③一般社団法人日本経済団体連合会、一般社団法人日本機械工業連合会、一般社団法人日
本鉄鋼連盟、一般社団法人日本貿易会、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)等
諸機関の見通し作成や景況ヒアリング等へ協力する。
④経済産業省「生産動態統計」および財務省「貿易統計」の品目分類の見直しを行い、関
連部門と連携し、必要に応じて当局に意見、要望を具申する。
⑤電子・情報・通信関連諸機関との連携を強化し、調査統計活動の効率的な対応を図る。
(5)広報
JEITA の活動をより対外的に発信すべく、攻めの広報を行う。会員企業のビジネス
サポートに資するとともに、IT・エレクトロニクス産業のプレゼンス向上に努める。
1)業界のプレゼンス向上に向けた発信力の強化
①プレス対応
・会長記者会見や記者懇談会などを開催するとともに、ホットトピックス等を積極的にプ
レスリリースし、JEITA の活動および業界の動向などを発信する。
・部会、委員会事業やその成果への取材を積極的に受け入れ、業界活動の理解促進につな
げる。
・調査統計事業と連携し、民生用電子機器、パーソナルコンピュータ、移動電話、電子部
品などの最新実績を発表し、業界の理解促進につなげる。
・プレスの正確な業界動向把握のため、適宜情報提供を行う。
②ホームページの活用
・JEITA の情報を効果的に見やすく発信できるようホームページの充実を図る。
・会員専用サイトを活用し、会員企業の事業に資する情報提供を行う。
・プレス専用サイトを活用し、プレスへタイムリーな情報提供を行う。
③広報資料の作成
JEITA 概要(日本語版/英語版/中国語版)、日本の電子情報技術産業 2016(日本語
版/英語版)、JEITA だより 2016(四半期毎)を作成し、JEITA の活動や業界動向な
どの情報を発信する。
2)JEITA のプレゼンス向上
一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会(JESA)と連携し、CEATEC JAPAN 、
国際放送機器展(Inter BEE)の広報活動を行うとともに、JEITA の活動の周知に努
める。
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(6)総務関係
1)事業活動の活性化
①会員向け情報の発信
業界の発展に資する重要情報の発信等により、会員サービスの向上を図る。
②新規重点分野への機動的な対応
新規重点分野に機動的かつ柔軟に対応するため会員増強に努めるとともに、財政基盤の
安定化につなげる。
③第 9 回 JEITA 会長表彰の実施
JEITA の事業活動を通じて社会や業界に対し大きく貢献し、功績のあった事業や個人
を表彰するため、「JEITA 会長表彰」を実施する。
2)機関運営と業務運営
①栄典・国家表彰制度への対応
栄典・国家表彰制度および関係省庁、団体・機関等が実施する各種表彰制度を広く会員
に周知し、会員の応募に対し推薦と協力を行う。
②各種財界募金等の社会貢献事業への協力
各種財界募金への対応等、社会貢献事業への協力を行い、国際的な学術・文化交流、
社会福祉、教育、研究開発、体育振興、自然保護等の推進に貢献する。
3)事業推進環境の整備
①事業運営の効率化、機能強化の推進
事業運営の一層の効率化ならびに機能強化に向け、部門間連携の強化など事務局運営体
制の最適化を推進することにより会員サービスの向上につなげる。
②事務局の情報セキュリティ対策推進
部門別監査等の内部業務監査の実施や事務局における情報セキュリティ対策の高度化
を進めることで、事務局組織の信頼性向上を図る。
③事務局内情報の共有化推進と情報システムの見直し
事務局業務の一層の効率化ならびに事務所経費の削減を図るべく、情報システム機器の
見直しを行うとともに、各種情報データの共有化を推進する。
(7)生産性向上設備投資促進税制運用への対応
産業競争力強化法(平成 26 年 1 月 20 日施行)に基づく「産業競争力強化法の生産
性向上設備等のうち先端設備(A 類型)に係る仕様等の証明書発行制度」において、
当協会が担当する設備に係る証明書の発行手続きを行う。
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2.情報・産業社会システム部会
情報・産業社会システム部会は、政府が IT を経済成長のエンジンと位置付け成長戦略を
推進するなか、世界最高水準の IT 利活用社会の実現に向け、社会の様々な分野での IT 利活
用を推進し、既存産業の成長力強化、新たなビジネスの創出等を図り、地域の活性化にも貢
献していく。
今後、IT による情報利活用がより促進されることに伴い、オープンデータ・ビッグデータ
の利活用、クラウドコンピューティングの活用等を推進し、政府関係機関、関連部会・委員
会および他業界とも連携し、CPS/IoT 社会実装の推進に取り組む。
〈重点事業〉
(1)CPS/IoT 社会実装の推進
1)データ利活用促進に向けた活動
IT 利活用による情報流通の円滑化に向けた法制度整備が進められるなか、2016 年 1
月に開始されたマイナンバーの将来に向けた利用拡大、オープンデータやビッグデー
タの活用推進を図るべく、個人情報保護とデータ利活用の両立等に向けたルール整備
等に対し、政府・関係機関への政策提言、規制・制度改革要望等の働きかけを行い、
業界要望の反映に努める。
また、医療・健康関連のデータ利活用をテーマに日本における推進上の課題を整理
し、海外先進事例との比較検討を行い、政府等への提言も視野に入れ、課題整理なら
びに対応策について検討する。
CPS/IoT 時代を迎え、あらゆるものがネットにつながることによるサイバー攻撃の
脅威に対し、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)情報セキュリティ社会推進
協議会や独立行政法人情報処理推進機構(IPA)等、政府・関係機関の活動に積極的に
参画・連携する。JEITA 内で連携し、人材育成等サイバーセキュリティの対応強化に
向けた活動に取り組む。
2)新たなビジネス・市場創出に向けた活動
①内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「自動走行システム」プロジェク
トほか、関係省庁・機関・団体における関連事業に積極的に協力し、連携を図る。ま
た、高速道路での自動走行や高齢者・障害者等の移動支援のための自動走行に資する
各種の高度な IT・エレクトロニクス技術を提供し、日本の IT・エレクトロニクス産業
のさらなる発展に貢献する。
②世界最先端 IT 国家創造宣言に謳われている、国民が長く健康で自立して暮らすことが
できる社会(健康長寿社会)の実現に貢献するとともに、ヘルスケア産業の成長・発
展に向け、政府とも連携しながら、情報システムとの相互連携・協力による IT 活用の
可能性を探る。
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③2020 年東京オリンピック・パラリンピックにより訪日外国人観光客の増加および観光
客にストレスのない環境整備が見込まれるなか、公益社団法人日本観光振興協会と連
携しつつ、オープンデータ・ビックデータの活用等、IT 利活用による観光産業や地域
活性化への貢献の可能性を探る。
(2)事業環境整備
次代の IT・エレクトロニクス産業を担う人材育成のため、大学生を対象に実施して
いる「JEITA 講座」の内容をより充実させ、多様化を進めるとともに、産学連携によ
る IT 人材育成活動を引き続き実施する。
(3)情報発信の強化
会員企業のビジネスに資するべく、情報端末関連製品の世界および国内市場におけ
る出荷動向をはじめ、サーバ、ソフトウェア、ソリューションサービス、産業用電子
機器の国内市場動向等のマーケット動向を把握する。
また、セミナー、講演会等の開催とともに、ホームページや報道等を積極的に活用
し、当部会関連活動を引き続き広く発信する。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)情報政策事業
1)情報システム関連政策提言、市場拡大/融合新市場創出
①IT 産業の成長と活性化に向けた取り組み
IT による新たな日本の姿の実現、その担い手であるわが国の情報システム産業の持続
的成長に求められる取り組みを示すことを目指し、わが国の情報システム産業の現状
や課題、最新の社会動向や市場環境等を踏まえつつ、IT 産業の将来ビジョンの深掘り
やその実現に向けた課題の解決に継続的に取り組む。
②ビッグデータ・オープンデータの利活用の促進
政府や自治体が保有する各種公共データ(オープンデータ)やビッグデータの活用に
より、既存事業サービスの高度化、新事業・サービスの創出、地域経済の活性化につ
なげるため、他国先進事例、電子行政の進め方、導入に伴うセキュリティのあり方、
障壁となる規制や課題、活用に必要なルール整備について調査研究を行うとともに、
政府での統一した利活用のルール整備に向けて、政府や関連機関への政策提言、規制・
制度改革要望等の働きかけを行う。
③IT 融合とスマート社会の推進
グリーン(環境)、ヘルスケア、農業、観光などの日本経済再生における重点分野につ
いて、IT の活用を推進するための方策について調査検討を実施する。
また、社会インフラの老朽化が進展するなか、IT を活用することで、安全・安心な防
災にも強いスマート社会実現へ向けた各種課題について検討する。
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④サイバーセキュリティへの取り組み
IoT 時代を迎え、サイバー攻撃等の情報セキュリティに関する脅威が高まっている状
況において、重要インフラにおけるサイバーセキュリティへの対応力強化、啓発活動、
セキュリティ人材育成、IT 利活用推進に不可欠なセキュリティの確保に向けた情報シ
ステム産業の取り組むべき活動について、IPA や情報セキュリティ社会推進協議会等
の関係機関と連携し、推進する。
2)国際連携、国際協調、国際動向調査
日本において、IT のさらなる利活用に余地が大きい分野として医療・健康分野が挙
げられる。同時に、当該分野での IT 利活用には、国民の健康増進や医療の効率化、ま
た医療費の削減など、大きな波及効果や新たなサービス創出も期待される。当該分野
における IT 利活用、なかでも医療・健康関連データの利活用を中心に、日本における
推進上の課題を整理したうえで、当該分野での先進的な取り組みを行っている米国や
欧州の産官学の関係先をヒアリング調査する。
なお、データの活用推進に際しては、医療・健康という公益性の高い分野における
利活用という側面にも視点を置き、欧米におけるオープンデータとしての扱いなども
参照する。この調査を通じて、データ利活用の先進事例の入手や、データ利活用に際
しての様々な課題への対応や効果的な取り組み等の検討を行い、日本におけるデータ
利活用推進に向けてフィードバックするとともに、必要に応じて政府の施策などへの
要望・提言活動を実施する。
3)IT 人材育成
①IT・エレクトロニクスやソフトウェア開発に興味を持つ若年層の拡大と同世代の知
識・スキル向上を目的に、情報システム産業の魅力やアルゴリズム学習ソフト等の教
材を授業やイベント等で紹介する啓発活動を実施する。また、これまでの調査結果を
踏まえ、高校生にターゲットを絞った IT・ソフトウェアに関する職業の魅力を発信す
る Web コンテンツの充実と Web サイトに連動したイベントを企画する。
②学生を対象とした産学連携による IT 人材育成事業である「JEITA 講座」を、平成 28
年度も継続して実施する。また、講義内容のさらなる多様化を進めるとともに、一人
でも多くの学生に IT・エレクトロニクス産業の魅力を知ってもらうため、実施大学の
拡大など、受講生拡大に向けた活動にも注力する。
(2)情報システム技術に関する調査研究
1)情報システム技術に関する政策提言
情報システムに関する最新技術、製品、市場動向等を調査分析し、IT・エレクトロ
ニクス業界の発展と競争力強化に資する産学官による指針や施策提言について検討す
る。
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2)計算機システムに関する調査
IoT や人工知能(AI)による産業の高次化、社会システムの革新を見据え、計算機シ
ステム技術の側面から、最新の技術・研究開発、製品、標準化等の動向や新しい潮流
を調査・評価し、計算機システムの将来展望について検討する。
3)ソフトウェアエンジニアリングに関する調査
将来のソフトウェア開発に関する先端・基盤技術動向、品質や安全性、生産性の向上
に影響を与える関連技術の動向を調査するとともに、電子情報技術産業界におけるソ
フトウェア工学技術の導入・活用実績等の調査を行い、ソフトウェアエンジニアリン
グ技術の革新と新市場の創出に向けた活動を推進する。また、ソフトウェアエンジニ
アリング技術に関する研究のためのワークショップを開催する。
4)情報セキュリティに関する調査
情報セキュリティの確保や重要インフラ防護および利用者のプライバシー保護に配
慮した安全・安心で自由な情報の流通に向け、機器ベンダ、サービスベンダの視点か
ら、今後求められるセキュリティ技術と課題について調査研究を行う。
5)ビッグデータがもたらす産業社会への影響に関する調査
自己情報コントロールに基づいてパーソナルデータ等の流通を促進することにより、
サービスの価値を高め、多くの事業者がビッグデータを活用できるようにすることで
産業や文化を発展させるのがビッグデータ工学の目的である。パーソナルデータの利
活用とそれに基づく人工知能技術の発展や関連する制度の動向を、有識者からのヒア
リング等によって調査し、新たなサービスやそれに必要な技術について検討する。ま
た、その成果に基づくシンポジウムを開催する。
6)マイクロプロセッサに関する調査
低炭素社会のシステム基盤として今後ますます重要になる組込みシステムの技術お
よび標準化について調査する。また、マイクロプロセッサ関連産業の振興を図るとと
もに、組込みマルチコア技術とその応用および組込みマイクロプロセッサの国際競争
力向上に向けた調査研究を行う。
(3)情報システムの標準化に関する調査
1)情報システムの標準化活動の推進
情報システム関連製品の国内外の規制、規格、最新技術動向を調査し、情報システム
の安定稼働と安全性の確保のための標準化活動を実施する。また、関連のガイドライ
ンや規格等の改定について検討を行う。
2)情報配線システム標準化
情報配線システムに関する標準化(ISO/IEC/JTC1/SC25/WG3:情報機器間の
相互接続/商用構内配線)国内審議団体の一般社団法人情報処理学会 情報規格調査会
21
と連携し、光ファイバ配線およびメタリック配線について規定する情報配線システム
(オフィス配線、工業用配線、家庭内配線、データセンター内配線)の国際ドラフト
規格に対する調査、国際会議へのコメント提出および対応国内規格(JIS)の検討を行
う。
3)テープストレージに関する標準化の調査と推進
大容量、安価、省電力を特徴とする磁気テープ媒体を用いたテープストレージについ
て、低コスト、省エネに着眼したデータの長期保存方式に関する調査、研究と成果の
公開等を行う。
4)音声入出力方式に関する標準化
様々な応用システムへ音声インタフェース機能組込み製品が拡大している状況を踏
まえ、システムに共通して適用可能な音声合成および認識システムと、応用に関する
標準化について検討する。
5)認識形入力方式に関する標準化
人間とコンピュータの共存を可能にする認識形入力方式を非整備環境に拡張するた
め、動作に影響する環境要因を調査し、認識形入力方式のスペックを定めるガイドラ
インについて審議する。さらに幅広い認識形画像入力方式の動向調査を行う。
6)自動認識およびデータ取得技術に関する標準化
電子タグ(RFID)、2 次元シンボル(QR コード等)を中心とした自動認識技術を利
活用する上で必要な標準化について、ISO/IEC
JTC 1/SC 31 国内審議団体の一般
社団法人情報処理学会 情報規格調査会と連携して検討を進める。また、RFID の普及
促進に向け、国内規格作成が有効と思われる規格については JIS 化を検討する。
7)情報システム用設備に関する標準化
情報システム用設備、機器類の設置に関する環境および付帯設備に関する国内外の
規制、規格、最新技術動向を調査し、情報システム機器、設備の安定稼働と安全性の
確保について検討する。
(4)ソフトウェア事業
1)ソフトウェア事業のさらなる活性化に向けた政策提言
ソフトウェアは様々な製品やサービスに付加価値を提供しており、より積極的な活用
が「安全・安心・快適・便利」な社会システム構築に向けた、新たなビジネス機会・
市場創出を実現している。さらに、省エネや環境に配慮したスマート社会の実現には
ソフトウェアが重要な役割を担っている。
このような状況を踏まえ、ソフトウェア産業の戦略的取り組み、ソフトウェア事業基
盤の整備と強化、スマートな社会の実現へ向けた調査研究およびソフトウェアに係る
人材の育成を目的とした活動を実施し、ソフトウェア産業のさらなる活性化に向けた
22
方策を提言する。
2)ソフトウェア産業の活性化に向けた戦略的取り組み
社会インフラ分野のソフトウェアを中心とした情報利活用基盤を整備し、IT を活用
した災害に強い「安全・安心・快適・便利」な社会システムの構築のため、スマート
社会を実現するための社会インフラ情報の利活用基盤モデル「I-model3.1(キャピタル
アイ・モデル 3.1)」を基に、オープンデータやパーソナルデータ、ビッグデータの処
理・分析に係る技術やビジネスモデルに関わる調査研究を行う。さらに、多様な人材
を集めたアイデアソンを実施し、IoT 時代を踏まえたスマート社会実現に関わるイノベ
ーション創出の可能性を検証する。それらの結果に基づき、わが国のソフトウェア産
業の活性化に向けた提言を行う。
3)ソフトウェア事業基盤の整備および強化
IoT の進展に伴い、組込み系ソフトウェアはわが国にとってますます重要な産業基盤
となっている。平成 27 年度に引き続き、組込み系ソフトウェア開発におけるモデリン
グをテーマに、開発者の現場目線での各種モデリングの目的や方法、実践などを調査・
検討し、組込み系の開発プロセスでの要求や仕様の明確化、実装やテストの効率化、
さらに組込み系ソフトウェア品質の向上につなげていく。また、組込み系ソフトウェ
ア開発に関するワークショップを開催し、アーキテクチャモデリングの重要性につい
て発信する。
4)スマートな社会実現への取り組み
世界的に社会の様々な分野で、ソフトウェアにより推進されているスマート化に関し、
これまでのシステムやサービスに係る調査を基に、2020 年以降を見据え、日本国政府
が第 5 期科学技術基本計画で提言している世界一スマートなシステム・サービスを備
えた社会(超スマート社会)の実現のため、ソフトウェアに関する具体的な技術戦略、
施策について調査・検討し、国際競争力のある日本発のスマート社会コンセプトモデ
ルを提言する。
5)ソフトウェア人材育成対応
IT・エレクトロニクスやソフトウェア開発に興味を持つ若年層の拡大と、同世代の
知識・スキル向上を目的に、情報システム産業の魅力やアルゴリズム学習ソフト等の
教材を、授業やイベント等で紹介する啓発活動を実施する。また、これまでの調査結
果を踏まえ、高校生にターゲットを絞った IT・ソフトウェアに関する職業の魅力を発
信する Web コンテンツの充実と Web サイトに連動したイベントを企画する。
(5)ソリューションサービス事業
1)ソリューションサービス事業のさらなる活性化に向けた政策提言
ソリューションビジネスをわが国の競争力ある産業の牽引役としてさらに育成する
23
ため、ビジネス環境の整備、ソリューションサービス事業全体の課題やニーズについ
て調査研究し、関連団体や関係官庁に施策提言を行うなど、ソリューションサービス
業界のさらなる活性化を図る。
2)IT ソリューションサービスの市場動向把握と対外アピール
ソフトウェアおよびソリューションサービスについて市場統計調査を実施し、公表す
る。あわせて IT ソリューションサービスに関し、総合政策部会が実施する「電子情報
産業の世界生産見通し調査」に協力する。
3)攻めの IT 利活用促進に関する取り組み
平成 27 年度に実施した「国内企業の“IT 経営”実践に関する調査」の結果も踏まえ、
日本企業における攻めの IT 経営を促進するため、広く情報を提供し、啓発活動を行う。
さらに、政府による IT 利活用促進に関する施策に協力するとともに、産官学ならび
にユーザサイドやベンダーサイドといった様々な視点から、将来の IT 利活用社会の構
築に向けた提言を行う。
4)IT サービスのビジネス環境整備
IT 環境の変化に伴い、企業の情報システム部門においても外部サービスを活用した
新しい事業モデルを創造することで、事業に貢献できる IT サービス部門への変革が求
められている。そのために必要な IT サービス部門としての新たな役割とプロセスを検
討する。あわせて、検討結果の妥当性を確認するための調査を行う。検討結果は JEITA
のホームページで公開するなど広くアピールし、普及に努める。
5)政府の情報システム調達制度に関する提言
政府における情報システム調達に関する制度やガイドラインの見直しに向けた提言
活動を実施する。政府が策定した「政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガ
イドライン」や実務手引書に関して関係者との情報共有を推進し、これまでの提言も
踏まえた業界の意見が反映されるよう政府および関係機関に意見具申を行う。
6)市場および技術の変化に対応したソリューションサービス人材に関する提言
IT 人材を取り巻く環境の変化や、変化に伴い求められる技術が高度化・多様化する
なか、デジタルビジネスや IoT をはじめとする市場および技術の変化を捉え、ソリュ
ーションサービス事業における人材戦略・投資や育成に関する調査研究を実施し、そ
の成果を政府機関や業界団体へ継続的に提言する。
(6)IT プラットフォーム事業
IT プラットフォーム事業は、以下の 5 つの基本方針に基づき、1)~4)の活動に取
り組む。
①社会の IT 投資の構造変化に対して、従来の情報システム部門の投資分野に留まらず、
事業部門の投資分野、即ち代表分野である CPS/IoT などへ活動を拡大する。
24
②IT プラットフォーム製品の構造変化に対して、従来型のサーバやストレージ等の製品
分野に留まらず、IoT も支える次世代 IT 技術分野、即ち Software-Defined 分野へ活
動を拡大する。
③環境・エネルギー課題に対する諸施策への支援や提言を継続して推進する。
④IT トレンド調査、出荷統計調査は重要な情報源であり、継続的に実施して公表する。
⑤情報発信力強化と合わせて、新たに情報収集力強化にも取り組む。
1)プラットフォームの市場動向把握(調査・分析)
・基本方針①を踏まえ、事業部門に対する調査を従来とは別のルートで実施する。調査に
当っては CIO クラスへのアプローチも実施し、IoT 投資推進上の課題を多角的に分析
する。
・基本方針④を踏まえ、各種サーバの出荷統計調査を実施し、市場動向を取りまとめて定
期的に公表する。あわせて、総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通
し」調査へ協力する。
2)IT トレンドの調査・分析
・基本方針②を踏まえ、Software-Defined 分野の事例を調査研究し、サーバやストレー
ジ技術の活用上の課題を分析するとともに、Software-Defined 製品の市場規模の把握
方法をプラットフォームの市場調査・分析と合わせて検討する。
・基本方針④を踏まえ、クラウド利用状況、IoT やビッグデータ活用状況等、ユーザアン
ケート調査や訪問調査による包括的な IT トレンド調査を行い公表する。
3)グリーンイノベーションへの対応
・基本方針③を踏まえ、国内サーバ総消費電力量の現状と見通しについて継続的調査を行
い、IT プラットフォームに対する省エネの課題を抽出する。次期省エネ法の制定に向
けた経済産業省への支援、環境省 L2-Tech リスト作成に関わる協力などを行う。
・データセンター機器連携 WG の情報交換の結果を基に、データセンターの省電力化に
関わる検討を進める他、総務省管轄 ICT 分野におけるエコロジーガイドライン協議会
との連携によるデータセンターへの省エネ IT プラットフォームの提案推進を図る。ま
た、本年度も省エネの取り組みを実施しているデータセンター等の現地視察調査を実
施する。
4)情報発信力・収集力強化
・基本方針⑤を踏まえ、各種報告書やホームページでの公表の他、CEATEC JAPAN で
の講演、IT 関連記者への発表・懇談会を実施する。
・調査会社各社との情報交換の場を定期的に設け、情報収集力強化を図る。
25
(7)情報端末事業
1)情報端末関連製品産業の振興および市場動向把握(出荷統計調査の実施)
IoT の進展が見込まれるなか、コンピュータの周辺装置(プリンター、イメージスキ
ャナ、OCR)、コンピュータのコンポーネント(ディスプレイ、磁気ディスク)、業務
系の端末装置(ハンディターミナル、金融端末、流通 POS)、監視カメラシステム等、
情報端末装置関連製品の普及、技術的課題、応用分野について検討を行う。また、KIOSK
端末を含む国内および世界統計の調査を実施し、市場の実態を把握するとともに、調
査結果を定期的に公表する。あわせて、総合政策部会が実施する「電子情報産業の世
界生産見通し」調査へ協力する。
2)情報端末に関する政策提言および標準化への対応
ディスプレイモニター、インクジェットプリンターおよびインクカートリッジに関す
る通商問題(HS 分類改定、関税問題等)の動向を注視し、必要に応じて関係機関への
意見具申やロビーイング活動を行う。また、電気用品安全法見直し検討タスクフォー
スへ参画し、改定作業に協力するほか、国際規格や JIS の策定に関する情報収集に努
める。
3)低炭素社会実現へ向けた取り組み
低炭素社会の実現に向け情報端末装置に関する省エネ法、グリーン購入法、環境ラベ
ル、国際エネルギースタープログラム等の環境問題に対応するとともに、海外の環境
規制や省エネ政策に関する情報を収集し、認識の共通化を図る。横断的テーマについ
ては関係委員会と連携し、効果的かつ効率的に活動を進める。
4)情報端末関連事業成果の PR
情報端末関連事業の成果発表として「情報端末フェスティバル 2016」を開催する。
また、CEATEC JAPAN 2016 のコンファレンス等、関連の展示会、講演会に積極的に
協力し、情報端末関連製品の普及啓発に努める。
5)プリンターに関する調査研究
プリンターの市場動向調査ならびに製品動向調査を実施し、印字方式別の技術動向に
ついて調査を行う。
6)イメージスキャナに関する調査研究
イメージスキャナの市場状況調査、新製品動向調査および新技術動向調査を行うとと
もに、企業や官庁へのヒアリング活動を通じて、文書の電子化に関するニーズを把握
する。また、国際エネルギースタープログラムや省エネ規制等に対応する。
7)OCR に関する調査研究
OCR 製品の市場状況調査および OCR 製品の利用者動向調査を実施し、OCR 製品の
ユーザ動向を把握する。
26
8)ディスプレイに関する調査研究
世界税関機構(WCO)における特定製品の分類例規(Classification Opinions)の
改正案への意見具申、HS 委員会における関税分類に関する検討を行う。また、国際エ
ネルギースタープログラムについて、関係省庁、関係機関と連携し検討を進めるほか、
ITA 製品に係る WTO パネル裁定の履行に関する検討を行う。また、ISO TC 159/SC
4(ディスプレイ人間工学国際標準)への協力、情報共有を行う。
9)磁気記憶装置に関する調査研究
HDD の市場状況や最新の技術動向、アプリケーション動向等について調査を行う。
また、エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)への対応を図るとともに、
磁気ディスク装置の各種省エネ規制について業界として対応を図る。
10)ハンディターミナルに関する調査研究
ハンディターミナルの市場ニーズや利用実態、ユーザ利用事例等を調査し、国内にお
けるハンディターミナルの動向をまとめ、課題抽出を行う。
11)金融端末装置に関する調査研究
金融端末関連のシステムと制度の現状を調査し、金融端末のさらなる利便性の向上に
取り組む。
12)流通 POS に関する調査研究
流通 POS 端末の保守管理の現状についてアンケート調査を行い、POS 端末の保守管
理の現状を報告書にまとめ、今後の動向を探る。また、流通 POS 端末の出荷状況の動
向を探るとともに、電子マネー決済サービスの最新動向を調査する。
13)監視カメラに関する調査研究
監視カメラシステムのユーザ導入事例、技術的課題や市場拡大に関する課題抽出を行
い、あわせて関連ソフトウェア、ソリューションを含めた顧客ニーズ、市場動向を調
査し、市場活性化のための検討を行う。
(8)ヘルスケア事業
超高齢化が急速に進展するなか、政府は国民の「健康寿命」の延伸を成長戦略の一
つとして掲げ、薬事法の改正(現薬機法)、産業競争力強化法の施行等により、ヘルス
ケアを巡る規制・制度の拡充、健康・予防産業の育成等、その取り組みを加速してい
る。
国民の健康寿命への貢献とヘルスケア産業の成長・発展に向け、政府とも連携しな
がら、情報システムとの相互連携・協力による IT 活用の可能性を探る。また、新技術
開発につながる医工連携の推進、標準規格・認証基準の整備、ヘルスソフトウェア産
業などの新たな市場創出を目指し、国際競争力向上に寄与するための活動を行う。
27
1)ヘルスケアインダストリ事業
①行政・関連団体等への対応
・医薬品医療機器等法(薬機法)規制への対応
- 医薬品医療機器等法、政省令、通知等および関連法の実質的な運用改善、効率化を実
現するため、業界意見をまとめ関係省庁・機関へ業界要望等の提言を行う。
- 医療機器研究開発普及促進法の推進を支援する。
- 高度管理医療機器等の第三者認証制度に関し、機器の製造者・使用者・中立者からな
る「第三者認証基準原案作成委員会」において、随時、医用電子機器の認証基準原案
または改正原案を作成し、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提案す
る。
・海外における規制への対応
- 欧州の MDR(Medical Device Regulation)が 2016 年上半期に、また ASEAN では
AMDD(ASEAN Medical Device Directive)を基盤とする医療機器規制の導入が進
むことが想定されており、これら地域の法規制の動向について情報収集を行う。また、
グローバルな医療機器の規制収斂を目指す国際医療機器規制当局フォーラム
(IMDRF)の動向などの情報も共有するとともに海外規制当局への要望や意見を提
出する。
・ヘルスケア産業の振興に関わる対応
- 行政等と連携し、健康・医療戦略、日本再興戦略(成長戦略)の推進に取り組む。
- ヘルスケア産業の市場動向把握に取り組む。あわせて総合政策部会が実施する「電子
情報産業の世界生産見通し」調査に協力する。
- 政府等へ医療機器産業振興関連予算への業界要望等を提案し、会員企業の活用を支援
する。
- 医療機器産業振興のため、産業競争力強化法、特区制度、税制等の会員企業の活用を
支援する。
- 厚生労働省(医療国際展開戦略室)、経済産業省(ヘルスケア産業課・医療・福祉機
器産業室、国際展開推進室)、政府の健康・医療戦略推進本部(医療国際展開 TF)、
Medical Excellence JAPAN(MEJ)、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)等
と連携し、会員企業とともにオールジャパンでの医療の国際展開に参画・支援し、活
用を図る。
- 経済産業省の医療機器開発支援ネットワーク、地域版ヘルスケア産業協議会、臨床研
究中核病院整備事業、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)、国立研究
開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立研究開発法人科学技
術振興機構(JST)等の情報収集に努め、会員企業の活用を支援し、製品開発環境の
改善、医工連携推進に取り組む。
・ヘルスケア分野の市場創出に関する取り組み
- 地域包括ケアのさらなる拡大に向け、ICT、在宅・遠隔医療、予防医療、健康管理、
ロボット等を活用した産業振興に資するため、各分野のこれまでのユースケースにお
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ける問題点、課題に関する調査・分析結果をベースに、具体的に必要と考えられる政
策等について関係機関等に情報提供する。
- 少子・高齢化時代におけるヘルスケア分野の課題抽出と解決のための提案
- 遠隔医療・在宅医療・介護・見守りにおける課題の抽出と解決のための提案
- 自己管理を中心とした情報システム(ヘルスソフトウェア等含む)を活用した予防・
健康管理の課題の抽出と解決のための提案
- ヘルスケア分野における行政への対応
・行政等へ業界諸課題での要望・提言
- 関連省庁、機関等との意見交換の場を設け、業界意見の反映に努める。
- 行政等への意見出し、提言やパブコメ等にてアピールを行う。
- 関連省庁、機関等との官民対話、意見交換会、定期会合等での意見交換、業界意見の
反映に努める。
・診療報酬改定等への取り組み
- 診療報酬改定(原則 2 年に 1 回)に向けて業界の要望・意見をまとめ、厚生労働省定
期会合や中央社会保険医療協議会(中医協)業界意見陳述にて要望する。
・医療機器におけるサイバーセキュリティの確保
- 医療機器(ソフトウェアおよびシステムを含む)に求められるセキュリティ要件につ
いて検討等を行うとともに、医療機器製造販売業者が医療機器において考慮すべきサ
イバーセキュリティの検討課題を整理し、業界が活用できる自主ガイドラインを発行
する。
・医機連等関係団体との連携・協力
- 一般社団法人ヘルスソフトウェア推進協議会(GHS)の運営に参加し、法規制対象
外で安全へのリスクの考慮が必要なヘルスソフトウェアの自主ルール浸透をさらに
進め、ベンチャー企業の開発促進、新規参入促進、産業振興を支援する。
- 一般社団法人日本医療機器産業連合会、医療機器業公正取引協議会等の審議に委員を
派遣し、情報共有や政策提言を行う。
②製造、販売、流通、修理に関わる対応
・医療機器の安全対策・品質管理に関わる対応
- 医療機器のリスクマネジメント、品質管理、ヒューマンエラー、医療機器の組込みソ
フト等に関する調査研究を行い、セミナー等を開催し、安全対策、品質向上に努める。
・医療機器の販売・修理等に関わる対応
- 医療機器の品質、有効性および安全性確保のための調査研究を行い、報告書の発行や
研修会を開催する。
・医療機器産業の公正取引等に関わる対応
- 医療機器業公正競争規約、飲食等の提供に係るルールおよび医療担当者に対するトレ
ーニングの提供に関する基準等の周知推進等により、業界における公正取引の徹底に
努める。
- 医機連企業倫理プロモーションコードの周知、透明性ガイドライン等による医療機器
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業界の商慣習改善や独占禁止法他医療機器関連法の動向を注視し、コンプライアンス
の徹底に取り組む。
③標準化、技術課題への取り組み
・日本工業規格(JIS)関連への対応
- IEC/ISO の医用電気・電子機器、システム、ソフトウェアに関する国際規格の翻訳
JIS 原案作成、レビュー、審議を行う。また、日本工業標準調査会(JISC)医療機器
技術専門委員会へ出席し、医用 JIS の審議に参加する。
・IEC/ISO 等への対応
- IEC/TC62(医用電気機器)、SC62A(医用電気機器の共通事項)、SC62D(医用電
子機器)および TC87(超音波)の国内審議団体業務(経済産業省・日本工業標準調
査会受託事業)として、審議文書の検討、意見投票、国際会議への出席、セミナー開
催等を行い、標準化活動の推進を図る。また、関連する IEC/ISO の国内委員会と連
携し、審議への参加、情報共有を行う。
- 安全通則である IEC 60601-1 Edition 3 Amendment 2 および Edition 4 に向けた議
論が SC62A で始まることを受け、これらの改定に対する日本の要望を明確にし、国
際規格に反映させる。
- 2016 年 4 月に SC62DJWG7(非観血血圧計)の国際会議を開催する。また、2016 年
9 月に TC87 国際会議(超音波)を日本で開催する。
- 経済産業省が進める国際標準開発事業である PDT 機器(光線力学診断機器)、医療用
プラズマ装置の国際規格化を目指す。
・技術課題への対応
- EMC、医療機器ソフトウェア、環境規制、知的財産等の医療機器に関する技術課題
を整理し、課題解決のための検討を行う。
④周知啓発・情報発信の取り組み
・活動紹介パンフレット、産業ビジョンパンフレット等を活用し、委員会活動を周知する。
・医療機器産業、ヘルスケア、医療機器ソフトウェア、診療報酬、公正取引、コンプライ
アンス、安全管理等を題材に講習会等を開催する。
(9)ITS 事業
安全・安心な交通社会の実現に向け、政府の様々な政策や計画において、ITS の利用
拡大が記載されている。また、自動運転をはじめとした自動走行システムの研究開発に
おいて、ITS の技術応用や利用拡大が必要とされている。
「世界で最も安全で環境にやさしく経済的な道路交通社会の実現」を推進すべく、関
係部会や関係政府機関・関連団体と連携し、以下の活動を実施する。
1)政策提言
ITS の普及促進に向け、関連省庁(内閣府、経済産業省、総務省、国土交通省、警察
庁等)の施策推進に向けた政策提言やパブリックコメントの提出、また、関連団体(一
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般財団法人 ITS サービス高度化機構(ITS-TEA)、一般財団法人道路新産業開発機構
(HIDO)、一般財団法人日本自動車研究所(JARI)、NPO 法人 ITS Japan 等)の活
動へ委員を派遣するなど、連携して活動を行う。
2)新たな分野への ITS 関連技術の利用拡大の推進
①スマートフォン、タブレット端末といった新たなデバイスと ETC2.0 対応車載器との連
携、プローブ情報の利活用や通信インフラ、社会インフラとの協調などについて、今
後の自動車社会の発展において IT・エレクトロニクス業界が貢献できる技術やビジネ
ス展開の検討を行う。
②自動車・交通をはじめエネルギーなど広範な分野から有識者を招聘しての勉強会や関連
分野の実際の取り組みを見学する視察会を実施し、ITS 関連分野の情報収集および国
内外で実施される ITS 関連各種プロジェクトの動向を把握する機会を設け、会員企業
への有効な情報提供を実現する。
3)共通基盤整備への対応
①ITS の国際標準化活動
ISO/TC204(ITS)通信(WG16)およびノーマディックデバイス(WG17)の関係
する国際会議へ委員を派遣し、国際標準化を戦略的に推進するとともに、技術要件に
関わる新規提案を行う。
②ITS 関連規格へ対応
ETC2.0 対応車載器等の JEITA 規格(TT-6001A:ITS 車載器標準仕様、TT6002A:ITS
車載器 DSRC 部標準仕様)について、必要に応じ関係団体等と調整し、規格改定を実
施する。また、ETC 車載器や ETC2.0 対応車載器の技術・運用等の諸課題について検
討し、解決を図る。
4)ITS の普及促進
①平成 28 年度から新たなサービスが始まり、これまでの安全運転支援や広域交通情報サ
ービス、決済等のサービスに加え、さらに利便性が高まる ETC2.0 サービスの普及促
進のため、CEATEC JAPAN や ITS 世界会議などの関連イベント、セミナーとの連携・
協力を推進する。
②今後、自動運転など交通・自動車分野におけるさらなる技術発展や市場拡大が期待され
る。優秀な人材確保のため、学生との交流機会を設けるとともに、関連する大学との
連携を強化し、産学連携による ITS の認知向上を図る。
(10)産業システム事業
政府の IoT の推進に鑑みて、産業システムの観点から、IT・エレクトロニクスを最
大限に活用した省エネで安全・安心かつ快適なスマート社会の実現に向け、関連の制
御システムやそれを支える計測トレーサビリティ、エネルギー管理システムについて、
以下の活動を実施する。
31
1)工場等の省エネルギーおよび安全・安心のための制御システム技術に関する調査
①産業社会における環境制御(連携制御)の普及・PR
・工場やプラントを中心とする CO2 排出量削減の課題解決のため、省エネ制御技術、エ
ネルギー管理手法による環境改善および省エネ(コスト削減)実施例をまとめた「連
携制御ガイドブック」を幅広く周知するとともに、地方でのニーズを把握し、日本全
域での工場等省エネルギー対策に貢献する。
・省エネ・創エネにおける普及促進活動については、グリーン IT などの当協会関連委員
会と連携する。
・中小企業が活用できるよう「連携制御ガイドブック」の内容を見直し、普及活動を通し
て省エネの推進に努める。
②制御・保全システムのセキュリティ確保に関する調査
・産業用制御システムや産業用オートメーションなど、制御システムのサイバーセキュリ
ティに関する対策を検討するため、一般社団法人日本計測器工業会(JEMIMA)、公益
社団法人計測自動制御学会(SICE)との合同 WG に参画するとともに、サイバーセキ
ュリティに関する政策動向を把握し、調査を実施する。
・IoT 化によるサイバーセキュリティの重要性と今後の対策を検討し、重要インフラのセ
キュリティ対策について、情報システム、ヘルスケアや交通・自動車などの関連委員
会と連携し、対策を推進する。
③日本版工場等のサービスクラスの普及促進活動
工場やプラント等におけるサービスクラスを明確にし、サービスビジネスの促進を図る
目的で作成した、日本版の工場・プラント等のサービスクラスの普及促進活動を展開
する。
2)計測トレーサビリティシステムの普及促進と計測技術調査
①産業構造審議会産業技術分科会/日本工業標準調査会合同の知的基盤整特別委員会、計
量行政審議会・計量標準部会の審議に協力するとともに、わが国の計量標準の拡大や
トレーサビリティシステム確立・普及のため「計量法校正事業者登録制度(JCSS)」
の運用に関する業界意見や要望の提案ならびに政策提言を行う。
②国際度量衡委員会(CIPM)/電気諮問委員会(CCE)および国際法定計量機関(OIML)
等における審議に協力し、業界意見を関係団体・省庁等へ提案する。
③国内の適切なトレーサビリティを推進するため、JCSS 登録事業者に対して、高電力分
野における巡回比較試験を実施する。
3)エネルギーマネジメントの普及促進
①エネルギーマネジメント関連の国際標準化の推進
エネルギーマネジメントに関連する国際標準(ISO50001~50006)の活動に参加し、
日本意見の反映に努める。
②日本におけるエネルギーマネジメントの普及促進
ISO50001 や ISO50006 の国内での普及を促進するため、昨年度作成した「EnPI 導入
32
ガイド」を活用し、対外的な広報活動を行う。
(11)社会システム事業
IT・エレクトロニクスの社会全体を支えるプラットフォームとして、2020 年に向け
た安全・安心かつ快適な社会の実現を視野に、放送システム、監視カメラシステム、
業務用音声、非常用放送設備、航法システム、特定小電力無線、固定・衛星通信や無
線通信などの分野にて、国際動向把握、標準化、調査統計、共通課題の検討など、関
係部会・委員会および総務省、経済産業省をはじめとした関係政府機関・団体等と広
く連携し、社会システム関連の各種活動を展開する。
1)無線通信分野の産業振興
無線通信技術、ワイヤレスソリューションおよびその基盤にもなる M2M(Machine
to Machine)、IoT の現状および将来動向(技術・標準化・市場調査等)の把握に努め
る。
①無線通信分野に関するセミナーを開催し、幅広く最新の情報を発信するとともに、市場
の発展や新たな市場創出に寄与する。
②M2M サービス導入施設等への訪問、専門家・有識者等による勉強会等を実施し、知識
の向上、情報の入手に努める。
2)4K・8K など放送サービスの高度化、放送・通信連携サービスに向けた支援活動の実施
①放送関連産業のさらなる進展に資するため、放送事業者や放送関連メーカに対して、放
送設備の高度化、4K・8K などの放送サービス、放送・通信連携サービスなど幅広い放
送分野に関する最新情報や技術動向を紹介する「放送技術セミナー」を継続して開催
する。
②放送関連の国内外の動向(放送のデジタル化や標準化、地上デジタル放送日本方式
(ISDB-T)の国際展開状況など)を調査し、「放送内外トピックス」として発刊し、
放送事業者や放送関連メーカの事業活動の参考に資する。
③ISDB-T の国際展開や放送の国際標準化へ貢献するため、ISDB-T 採用国への測定ハン
ドブック等を提供するとともに、国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)、IEC/
TC103(無線通信用送信装置)の標準化動向の把握に努める。
3)映像監視システム技術の標準化
映像監視システムのネットワーク化および高度化・高精細化などの技術革新に対し、
課題を抽出して対応を図るとともに、特有の技術に関する評価方法等の検討を行う。
国際規格審議団体、関係官庁、関連諸団体と連携し、関連分野の諸問題への対応を図
る。
①映像監視システム機器に関する JEITA 規格類について、映像技術の進歩と市場ニーズ
に対応した改正を行う。
②映像監視システムに関する情報収集および技術動向調査を行うとともに、IEC/TC79
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(警報及び電子セキュリティシステム)および ISO/IEC JTC1-SC37(バイオメトリ
クス:監視システムにおける顔認識)の国内委員会に委員を派遣し、日本意見の反映
に努める。また、TC79/WG12 へ JEITA 規格(TTR-4605A:ネットワークカメラの
スペック規定方法)をベースとした原案を提案し、国際規格化を推進する。
③映像監視システムに関する情報セキュリティについて独立行政法人情報処理推進機構
(IPA)および JEITA 内関連委員会と連携し、検討を行う。
4)業務用音声システムに関する技術の標準化および市場動向に関する調査
①業務用拡声装置に関する JEITA 規格について、技術進歩と市場ニーズに対応した改正
を行う。
②製品安全向上のため安全委員会/電安法体系検討 TF、高圧・低圧機器安全 WG と連携
し、情報の収集および市場の健全な発展のための意見提言を行う。
5)非常用放送設備の健全な発展と機器・システムの改善
①総務省消防庁等の消防行政に協力するとともに、法整備の提言、機器・システムの改善
提案を行う。
②消防用設備等の認定評価業務が円滑に運用されるよう、日本消防検定協会に対して業界
意見を具申する。
③一般社団法人東京防災設備保守協会/防災センター評価委員会、一般社団法人日本電気
協会/蓄電池設備認定委員会に代表委員を派遣し、審議に協力する。
④ISO/TC21/SC3(消防器具/火災感知及び警報システム)の国内委員会に代表委員
を派遣し、業界意見の反映に努める。
⑤非常用放送設備に関する消防法令や省令等の改正、技術基準の改正内容を解説した「非
常用放送設備マニュアル 第 4 次改訂版」の普及啓発に努める。
6)航法システムに関する標準化活動
IEC/TC80(船用航海及び無線通信装置とシステム)に関する文書審議を行うため、
国内委員会および各分野に対応する 3 つの標準化 G(船内システム標準化 G、船内共
通事項標準化、舶用無線情報標準化 G)を組織する。また、WG/MT/PT の国際会議
に代表委員を派遣し、日本意見の反映に努める。
7)固定・衛星通信技術に関する調査研究
衛星通信システム(準天頂衛星、超高速インターネット衛星等)、自営系無線システ
ム(防災行政無線、マイクロ波固定無線、公共ブロードバンドシステム等)の利用状
況および将来動向に関する調査研究を行う。また、各システムを使用した災害時にお
ける通信のあり方、通常時の通信利用のあり方、および社会システムインフラとして
の無線通信の利活用がもたらす影響等について調査を行う。
8)特定小電力無線システムの市場および技術に関する調査研究
①特定小電力無線機器市場の健全な育成を目的として、業界共通の諸課題を把握するため、
34
調査・検討を行う。
②特定小電力無線機器に関連する関係省庁からの要請等に対し、必要に応じて協力を行う。
9)社会システムの市場動向把握と対外アピール
産業社会システム調査統計委員会と協力して社会システムの市場統計を実施し、公表
する。あわせて総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通し」調査に協
力する。
(12)産業用電子機器統計事業
産業用電子機器(放送装置、無線通信機器、業務用音声装置、業務用映像装置、超音
波応用装置、電気測定器、特定小電力無線機器等)の受注・出荷統計調査および見通
しに関する検討を行う。
①会員ニーズに応じた統計品目、統計規約・実施要領の見直しを行う。
②公表内容の確認、公表規約の見直しを行う。
③会員企業に「産業用電子機器統計」への参加を呼び掛け、統計内容の充実を図る。
④「電子情報産業の世界生産見通し」調査に協力する。
⑤今後の市場拡大が期待される統計項目に関する検討を行う。
(13)自動走行システム
安全で快適な交通システムの実現と交通死亡事故削減に向け、自動車産業と連携し、自動
走行システムについて、IT・エレクトロニクスの観点から必要な技術要素を検討する。
①内閣府 SIP「自動走行システム」プロジェクトほか、関係省庁・機関・団体における関
連事業に積極的に協力し、研究開発や国際標準化活動におけるわが国のイニシアティ
ブ発揮に貢献する。
②自動走行システムで必要とされる IT・エレクトロニクス技術を抽出し、それぞれの項
目において技術要素を整理し、自動走行の実現に向けた技術ロードマップや将来像を
描くことを目指す。
③自動走行システムに新たな技術やサービスが導入されるうえでの経済的課題を調査研
究し、ビジネス導入が円滑に進むよう、ビジネスモデルを検討する。
(14)生産性向上設備投資促進税制運用への協力
平成 26 年 1 月 20 日より平成 28 度末まで実施される「生産性向上設備投資促進税制」に
ついて、会員企業のビジネス展開の一助となるよう、IT・エレクトロニクスの業界団体として、引
き続き当業界関連設備の証明書発行を行う。
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3.CE部会
CPS/IoT の社会実装を見据え、ユーザ目線を念頭に置き、ハードとソフト、コンテンツ、
サービス、セキュリティ等、システム全体をテーマに新たなビジネス・有望市場創出と健全
な育成に向けた取り組みを鋭意推進し、安心・安全な社会と豊かな生活の実現に貢献する。
(1)新たなビジネス・市場創出に向けた取り組み
1)スマート社会実現に向けた活動
前年度までに実施した IT・エレクトロニクスを活用した製品・サービスに関する調
査・研究で明らかになった周辺課題を元に、ホームエレクトロニクスを活用した生活
環境全体の CPS/IoT 化による安心・安全で豊かな社会・生活の実現に向け、外部(JEITA
他部会、関係団体、異業種)との連携を視野に、課題解決に向けた協調や情報交換な
どの活動を鋭意行う。
2)次世代映像関連機器の普及に向けた活動
政府や関連業界の動向を把握するとともに、ユーザの視点に立ち、次世代放送・サー
ビス関連の課題対応や CE 関連機器の健全な普及に向けた活動を行う。
3)スマートハウス関連情報収集活動
政府や スマートコミュニティ・アライアンス(JSCA)等の関連団体と連携し、家
庭内エネルギー管理システム(HEMS:Home Energy Management System)の動向
把握に努め、EV 関連機器やカーエレクトロニクスとの連携に関して、関連する団体や
他部会とも連携し、必要に応じて業界意見の取りまとめを図る。
4)普及・啓発活動の推進
①放送サービスの高度化に向けて関係団体と連携を図り、一般社団法人電波産業会
(ARIB)放送運用規定等の規格策定に貢献する。また、2018 年に実用放送開始が予
定されている高度広帯域衛星デジタル放送(BS・110 度 CS による 4K・8K 放送)に
対応した受信機の開発と円滑な市場導入を目指すとともに、普及に向けた周知広報を
推進する。
②高度広帯域衛星デジタル放送に対応した受信システムについて、4K・8K ロードマップ
に関するフォローアップ会合における検討や ARIB 規格の策定状況等を踏まえ、望ま
しいシステムの構築に向けた検討を行う。
③放送と通信の連携により、多様化、高度化が進むケーブルテレビサービスと次世代のケ
ーブルネットワークについて、取り組むべき課題を調査・精査し、次世代ケーブルテ
レビのあり方を取りまとめる。
④オーディオ・ビジュアル機器のさらなる高付加価値化、ネットワーク化への期待が高ま
るなか、ハイレゾ音源への対応や映像の HDR(High Dynamic Range)化について、
市場の混乱を未然に防止する観点から普及・啓発活動を推進する。
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⑤関係機関と連携してユーザサポートに関する技術動向の情報を収集し、共通の課題とし
て整理・解決に取り組むことにより、サービスの品質向上を推進する。また、ユーザ
サポートに関する知識向上のため、関連団体等と情報交流や啓発活動を行う。
⑥平成 27 年度に策定された青少年インターネット環境整備基本計画(第 3 次)に基づき、
年 2 回(春・秋)のネット接続機器の製造事業者の対応状況調査を継続して実施し、
現状を把握する。また、ユーザ向けの啓発活動についても継続して実施する。
⑦「デジタルハイビジョン受信マーク制度」の運用規定の改定を行い、高度広帯域衛星デ
ジタル放送に対応した受信アンテナ・システム機器の健全な普及促進と登録製品の周
知を図る。
⑧テレビ受信向上委員会(JEITA、全国電機商業組合連合会、一般財団法人電波技術協会、
一般社団法人日本 CATV 技術協会、全日本電気工事業工業組合連合会、一般社団法人
日本ケーブルテレビ連盟、日本放送協会で構成)に参画し、4K・8K 実用放送を見据え
た望ましい受信環境の調査・検討を行うとともに、最新の放送技術動向やテレビサー
ビスの将来像等の周知を目的としたセミナー開催などに取り組む。
⑨料金収受だけでなく、渋滞回避や安全運転支援サービスが受けられる ETC2.0(旧 ITS
スポット)に対応した「次世代 ITS 車載器」開発のために必要となる JEITA 規格およ
びガイドラインのメンテナンスを行う。
(2)対外的情報発信および社会的諸課題解決への取り組み
1)社会的環境貢献活動
経済成長とエネルギー・環境対策の両立の実現に向け、省エネ型製品の普及促進や循
環型社会を形成するための適切なリサイクル活動推進に取り組む。また、CO2 の排出
削減や有害物質削減等を含め当分野の社会的環境貢献について積極的にアピールする。
2)地球温暖化対策への対応
①省エネ法特定機器(トップランナー制度)の消費電力、性能、機能データ等の調査・分
析を行う。
②電子計算機(クライアント)における次期トップランナー基準の改訂・施行に向け、パ
ーソナルコンピュータの省エネ性能の分析を行うとともに、将来の技術動向および国
際整合の観点からも基準や適用範囲について詳細に検討し、提案する。
③省エネ家電製品の普及促進のため、スマートライフジャパン推進フォーラムへの参画、
資源エネルギー庁による省エネ性能カタログ作成への協力等を通じて、消費者への情
報提供・理解向上に努める。
3)循環型社会形成への対応
①一般社団法人パソコン 3R 推進協会と連携し、資源有効利用促進法および小型家電リサ
イクル法に基づき、パーソナルコンピュータおよびタブレット端末の効率的なリサイ
クル推進を図る。
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②一般財団法人家電製品協会等の関係団体と連携し、家電リサイクル法に基づくテレビの
リサイクル推進を図る。
③小型家電リサイクル法等の関連する審議会(産業構造審議会および中央環境審議会)に
おいて状況を確認するとともに、その推進策に対する業界意見の具申等を行う。
4)製品環境問題への対応
①諸外国の環境関連規制や規格化動向について情報収集し、必要に応じて関係団体と連携
し、業界の意見反映に努める。
②「家電製品環境情報表示自主基準」に基づき、テレビの代表機種における環境性能につ
いて、消費者に情報提供する。
5)流通・取引慣行ガイドライン見直しへの意見具申
「流通・取引慣行に関する独占禁止法上の指針」(流通・取引慣行ガイドライン)の
見直し状況をフォローするとともに、残された課題の解決に向けて引き続き関係団体等
と連携し、業界意見の反映に努める。
(3)CE 分野の市場動向把握(マーケット・トレンドの的確な把握)
1)経営指標に活用できる調査・統計資料の整備
会員企業のニーズにマッチし、かつ今後の CE 分野の活動を見極めるために必要な調
査・統計のあり方、手法等について検討し、実践する。
2)グローバルな視点での調査・研究
①会員企業のグローバルな事業展開を見据え、地域の市場特性やユーザ特性を念頭に置い
たトレンドについて、調査・研究を行う。
②総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通し」調査に協力する。
3)自主統計および需要動向調査の実施
会員企業の事業展開に寄与すべく、会員企業のニーズにあった各種自主統計および需
要動向調査を実施する。
①民生用電子機器(映像・音声・カーAVC 機器)、受信システム機器、ケーブルテレビ関
連機器、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等を中心とする統計を実施する。
実施にあたっては、市場の変化を的確につかむとともに、会員企業のニーズに則して
全面的なレビューを行う。
②自主統計規約・公表規則等規程類の整備を行う。
③CE 部会関連製品に関する各種需要動向調査を実施し、報告書を取りまとめ、会員向け
の報告会を開催する。
④調査精度の向上を図るべく CE 部会関連の国内外統計データの収集・蓄積を強化する等、
データの整備に努める。
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4)対外情報発信
各種自主統計データや需要動向調査結果等をウェブ掲載・出版などの形で公表する。
①民生用電子機器、パーソナルコンピュータ(ウェブ掲載、月次ベース)
②受信システム機器(ウェブ掲載、半期ベース)
③タブレット端末(ウェブ掲載、四半期ベース)
④CE 部会関連分野の自主統計データの刊行
⑤CE 部会関連製品の需要動向調査の刊行(冊子)と概要の報道発表
5)関係省庁および諸機関への協力と連携
①経済産業省等官公庁からの要請に応じ、業況報告等を行う。また、官公庁統計の品目分
類の見直しを行い、必要に応じて当局に意見具申や要望を行う。
②電子・情報・通信関連諸団体との連携を強化し、調査統計活動の効率的な対応を図る。
(4)戦略的な国際標準化活動の展開
1)国際標準化活動
IEC/TC100(オーディオ・ビデオ・マルチメディアシステム及び機器)において、
2015 年 10 月のベラルーシ/ミンスク会議で新たにテクニカルエリアの設置が決定し
た車載用マルチメディアの標準化への対応や、本格的な議論が開始された高齢化社会
の自立生活支援(AAL:Active Assisted Living)とウェアラブルスマートデバイスと
の標準化等に注視し、TC100 全般について業界意見を積極的に反映し、戦略的な国際
標準化活動を展開する。
2)若手技術者育成
次世代を担う若手技術者が国際標準化事業に積極的に携われるよう支援活動を行う。
3)日本工業規格(JIS)関連
JIS の制定、改廃に向けた原案の検討、策定作業を継続して行う。なお、国際標準化
活動推進の観点から、制定、改正に際しては国際規格との整合性にも充分留意しなが
ら計画的に進める。
4)業界規格類関連
JEITA 規格類(規格、暫定規格、技術レポート)の制定および改廃を適宜行うとと
もに、JEITA 規格の国際規格化提案を行いつつ、戦略的に国際標準化を推進する。具
体的には、AV および IT 機器に関する図記号、アイコンの調査・研究を行うとともに、
図記号の標準化および普及を図る。また、4K・8K 放送の受信アンテナ関連規格の策定、
検証を行い普及を図る。
5)IEC 国内審議団体業務
IEC/TC100 国内審議団体業務(経済産業省・日本工業標準調査会受託事業)に関
連し、国際会議に参加するとともに、新規提案や審議文書の検討、意見投票等を行う。
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6)IEC 幹事国業務の支援等
わが国が幹事国および議長国業務を受託している IEC/TC100 関連業務(国際正・
副幹事(10 名)、国際議長(6 名))の活動支援等を行う。
平成 28 年度の主な国際会議として、AGS(戦略諮問会議)/AGM(運営諮問会議)
オーストリア・ウィーン会議(5 月予定)、TC100 ドイツ・フランクフルト会議(10
月予定)への支援等を行う。
・IEC/TC100(オーディオ・ビデオ・マルチメディアシステムおよび機器)
…国際正幹事(1 名)、国際副幹事(2 名)
・IEC/TC100/AGS(戦略諮問会議)…国際議長
・IEC/TC100/AGM(運営諮問会議)
・IEC/TC100/GMT(ゼネラルメンテナンスチーム)
・IEC/TC100/TA1(放送用エンドユーザ機器)…国際幹事
・IEC/TC100/TA2(カラーマネジメント)…国際議長
・IEC/TC100/TA4(デジタルインタフェース)
・IEC/TC100/TA5(ケーブルネットワーク)
・IEC/TC100/TA6(ストレージ媒体・データ構造・機器・システム)
…国際議長、国際幹事
・IEC/TC100/TA8(マルチメディアホームサーバシステムとエンドユーザネットワー
クアプリケーション)…国際議長、国際幹事
・IEC/TC100/TA10(マルチメディア電子出版および電子書籍)
…国際議長、国際幹事
・IEC/TC100/TA11(AV マルチメディア機器のクオリティ)…国際議長
・IEC/TC100/TA12(AV エネルギー効率とスマートグリッドアプリケーション)
…国際幹事
・IEC/TC100/TA13(AV マルチメディア機器の環境)…国際幹事
・IEC/TC100/TA14(PC のインタフェースと測定方法)…国際議長、国際幹事
・IEC/TC100/TA15(ワイヤレス給電)
・IEC/TC100/TA16(自立生活支援、アクセシビリティ及びユーザインタフェース)
7)海外標準化機関との国際協調活動の推進
通算 18 回目となる「民生用電子情報機器標準化技術情報交流会(GISA)」を日米欧
の民生電子情報機器関係工業団体(JEITA、米国民生電子工業会(CEA)、情報技術産
業協議会(ITI)、欧州情報通信民生電子技術産業協会(DIGITAL EUROPE))と共同
で開催し、民生用電子情報機器分野における円滑な国際標準化の推進を図る。
8)関係諸機関における国際標準化活動への協力および課題対応
①ISO/TC42 国内協議会および JTC1SC35 専門委員会等、他団体が運営する国際標準化
活動への協力および課題対応を行う。
②電子機器の操作に関する図記号の標準化を推進し、ユーザの利便性向上に向け、公益財
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団法人共用品推進機構が行う国際規格化推進事業への協力を行う。
③経済産業省および関連団体が主催するスマートグリット関係の委員会にリエゾン委員
を派遣し、国際標準化活動への協力を行う。
(5)活動状況アピール
業界団体としての取り組み方針や活動内容について、セミナー、展示会での情報発信
の他、各種会合等への参画機会や報道メディア等も活用し積極的に情報発信を行う。
(6)電子映像観視中の映像酔い軽減に関する国際標準化の検討
経済産業省(㈱三菱総合研究所)の委託事業として、平成 27 年度からの 3 ヵ年計画
で、国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で実施している。電子ディスプレイ
デバイスに表示される映像の観視により生じる「映像酔い」がもたらす生体影響をで
きるだけ軽減するため、科学的知見を整理・検証し、これを基盤として国際規格の策
定を行う。
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4.ディスプレイデバイス部会
ディスプレイパネル生産メーカに加え、上流下流のステークホルダーを含んだ日本のディ
スプレイ産業全体での競争力強化を目指し、CPS /IoT を活用することによる新機軸での活動
を検討・推進する。
(1)競争力強化への取り組み
①ディスプレイ関連企業が抱える共通課題を共有・整理し、わが国ディスプレイ産業の競
争力強化施策を検討する「ディスプレイ産業の競争力強化検討会」を運営する。
②CPS/IoT を活用することによる、垂直統合型サプライチェーンでのムダ排除について
検討し、有効な施策を立案する。
③検査の自動化、人工知能(AI)活用、多品種少量生産対応等により、最終的に後工程
の国内回帰を目指すライン生産性の革新について検討するとともに、推進施策を立案
する。
(2)環境問題への取り組み
1)地球温暖化対策
①液晶ディスプレイ製造時におけるパーフルオロカーボン(PFC)ガス、CO2 等の温暖
化ガスの排出量実績を把握し、排出量削減と省エネ活動を推進する。
②液晶ディスプレイに関する温暖化ガス排出量の動向および 2030 年の排出量目標値を経
済産業省に報告する。
2)循環型社会形成ならびに製品環境への対応
液晶ディスプレイ製造時における廃棄物および水の使用量の実績を把握し、環境負荷
低減活動を推進する。
3)国際連携・国際協調の推進
世界ディスプレイデバイス産業協力会議(WDICC)に参画し、液晶ディスプレイ製
造時における PFC ガス等排出削減活動、省エネ活動および産業用水・廃棄物削減活動
に関する日中韓台 4 極による数値を共有し、結果を環境レポートとして公開する。
(3)標準化への取り組み
①電子ディスプレイデバイスに関する標準化規格の新規提案や審議文書の検討、国際会議
での投票に向けた意見作成を行う。
②国際標準化を推進するため、わが国が幹事国業務を受託している国際電気標準会議
(IEC)/TC110(電子ディスプレイデバイス)の国内審議団体として国内委員会を運
営し、幹事業務を支援する。また、わが国の業界意見を国際規格に反映させるべく、IEC
国際会議へ出席し、新規提案や審議を行う。
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・IEC/TC110(電子ディスプレイデバイス) …国際正幹事(1 名)、副幹事(2 名)
・IEC/TC110/WG2(液晶ディスプレイ)…国際主査
・IEC/TC110/WG5(有機 EL ディスプレイ)
・IEC/TC110/WG6(3D ディスプレイ)
・IEC/TC110/WG7(電子ペーパー)…国際主査
・IEC/TC110/WG8(フレキシブルディスプレイ)
・IEC/TC110/WG9(タッチスクリーンパネル)
・IEC/TC110/WG10(レーザーディスプレイ)
・IEC/TC110/AG11(戦略諮問会議)…国際主査
・IEC/TC110/MT62595(ディスプレイライティングユニット)…国際主査
・IEC/TC110/HHG3 (共通光学測定) …国際主査
・IEC/TC110/AHG12(アイウエアディスプレイ)…国際主査
・IEC/SG10(ウェアラブルディスプレイ)…TC110 の立場での参加
③JEITA 規格類(規格、暫定規格、技術レポート)の制定および改廃を行い、国際標準
に移行すべく、標準化戦略を展開し普及促進を図る。
④ ISO/TC159(人間工学)へ委員を派遣し、わが国の業界意見を反映させるとともに、
設計・商品開発への活用を促進するための情報のフィードバックを行う。
(4)ディスプレイデバイス業界活動の啓発・広報活動
①新ディスプレイデバイス分野を含めた人間工学に関する課題把握と、FPD 応用機器の
設計開発への反映を目指し、IEC、ISO 等の国際標準化の動向を注視するとともに、有
識者ヒアリングを実施する。
②一般社団法人日本人間工学会の協賛で「FPD の人間工学に関するシンポジウム」を開
催し、情報を発信する(2017 年 3 月)。
(5)ディスプレイデバイスの市場動向把握
ディスプレイデバイス業界として総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産
見通し」調査に協力し、ディスプレイデバイスの世界市場動向について情報発信を行
う。
(6)通商問題への対応
ディスプレイデバイスに関する通商課題解決に向け、財務省、経済産業省からの要請
に応じて意見提出・情報交換を行う。
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5.半導体部会
半導体産業を取り巻く環境は合従連衡が進むなど目まぐるしく変化し、スケールメリット
の拡大や半導体事業の補強等、様々なビジネス戦略が取られてきている。そうしたなか、
CPS/IoT 実装社会への移行をビジネスチャンスと捉え、半導体業界として積極的に関わって
いくため、今なすべきことを具現化すべく次の 4 つの活動を強力に推進する。
〈重点事業〉
(1)CPS/IoT 社会実装の推進
①わが国半導体産業の強みを生かすべく、ヘルスケア、自動走行・自動運転、ホーム等の
アプリケーションを想定し、業界として積極的にビジネスに関わっていくために、
CPS/IoT 分野へのデバイスとしての貢献策を追求する。特に、ヘルスケア分野では、
既に実施している実証事業へ、他業界も勧誘することを念頭に置きつつ、半導体部会
としての新たな協力体制の構築へ向けた検討を進める。
②半導体部会参画企業が総力を結集して、激変するビジネス環境を乗り越え、かつ、諸外
国との比較優位性を取り戻すために、CPS/IoT の実装社会に向けてデバイスとして中
長期的な視点から各社の知見を持ち寄り、研究開発テーマの発掘や規制改革要望、標
準化すべき案件を見出す。また、JEITA 内の連携はもとより、アプリケーションベン
ダーやサービスプロバイダとの連携を探っていく。
(2)事業環境整備
①HS2022 に向けて、新規のディスクリート半導体に関する関税分類の定義を検討する。
②先進運転支援システム(ADAS)の進展に対し、応用分野における今後の技術動向・標
準化動向を注視し、自動車業界へのアプローチ方法を探るとともに、提案型連携に向
けて方策を検討する。
③温室効果ガス排出量の 2020 年、2025 年、2030 年目標値について、世界半導体会議
(WSC)で同意しているウェーハ面積原単位 0.22kg/cm2 を用いて設定し、削減活動を
推進していく。
(3)情報発信の強化
半導体部会のプレゼンス向上を目指し、CPS/IoT 等の活動成果の紹介の場とすべく、
CEATEC JAPAN 2016 に協力する。
(4)新たな事業に対応するための組織体制の検討
事業の選択と集中を進め、組織をスリム化した新生半導体部会としてスタートすると
ともに、機動力を高めるために、新規重要案件については、アウトプットを重要視す
るタスクフォースとして対応していく。
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重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)半導体部会のプレゼンス強化
1)組織体制
激変するビジネス環境に応じ、限られたリソースを有効に活用するため、委員会組織
のスリム化、国際関連および政策重点課題への注力など、選択と集中を進めていく。
また、業界の実態に鑑み、運営方法、組織体制の見直しと対応案件の選別化と注力度
の適正化を推進する。
なお、CPS/IoT の推進に関する委員会や、国際部、通商委員会、関税委員会、環境
委員会と連携し、引き続き業界としての要望を実現していく。
2)広報活動
ホームページのコンテンツ充実と更新頻度の向上を引き続き目指すとともに、委員会
活動の可視化に取り組み、各委員会への参加意欲を助長するようなサイト構成を実現
する。
(2)国際協調活動の推進
1)世界半導体会議(WSC)
6 極間(日米欧韓台中)合意に基づく WSC 推進のため、次の事業を行う。
・WSC の共催(2016 年 5 月:韓国・ソウル)
・合同運営委員会(JSTC)の共催(2016 年 5 月:韓国・ソウル、2016 年 10 月:ドイ
ツ・ベルリン、2017 年 2 月:米国)
・半導体に関する政府/当局間会合(GAMS)の共催(2016 年 10 月:ドイツ・ベルリ
ン)
2)各国・地域との個別協議
各国・地域の半導体関係業界団体と懸案事項について個別に協議の場を設け、WSC
等、国際会議の円滑な運営を図る。
3)知的財産(IP)委員会会議
営業秘密に関しては 2015 年に WSC から提言したが、その実現に向け、引き続き各
極の法改正などの動きを注視する。
4)関税分類と関税の撤廃
2015 年 5 月よりスコープを拡大し、半導体製品の世界各地域における関税分類の解
釈共通化と半導体製品無税化に向けた以下の活動を進めていく。
①HS2022 改正に向けた新規デバイスの分類定義検討
HS2022 改正に向けて、新規のディスクリート半導体に関する関税分類の定義を検討す
るとともに、財務省との勉強会を通して、業界の要望を伝える。また、当該活動を通
じた日本政府の支援を行う。
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②現行関税分類の不一致への対応
各極と関税分類不一致情報を交換し、是正に向けた WSC の提言を目指す。平行して、
HS コードの解釈調和に向けて、経済産業省、財務省と連携して進める。
5)WSC 改革
半導体産業が関わる案件は多岐にわたり、国際会議の議題数が増大している。日本と
して優先すべき案件への注力に努め、各会議体のより効率的な運営を目指す。
特に、環境安全健康委員会(ESH-C)のより効果的な運営を図る。
6)反模倣品活動
他極の半導体工業会と協力しながら、日本が起案・作成した反模倣品ポスターの展示
会場での掲示を推進する啓発活動を引き続き行っていく。
7)成長イニシアティブ
半導体産業のさらなる成長を目指し、医療・健康機器産業を対象に、半導体製品の用
途拡大、市場の創造・発展に向けた活動を進める。
8)地域支援プログラム
特定国の政府が自国の半導体産業への支援を打ち出している状況を踏まえて、政府の
行動は市場原理によるべきこと、企業・製品の競争力と政府・当局の干渉がないこと
が産業の成功や国際貿易の主要な推進力となるべきという枠組みの透明性確保を推奨
する。
(3)環境問題への取り組み
1)環境技術における国際会議の開催
半導体における環境技術に関する先進技術の情報共有を行う国際会議
International High Technology Environment Safety and Health Conference 2016
(IHTESH2016)を神戸で主催(5/31~6/2
3 日間)し、国内外に向けてわが国の半
導体産業における積極的な環境活動の取組を紹介するとともに、技術の優位性をアピ
ールする。
2)温室効果ガスの排出削減
①「PFC 等温室効果ガスに関する排出抑制に係る自主行動計画」について、2020 年、2025
年、2030 年の目標をウェーハ面積原単位 0.22kg/cm2 を用いて設定し、自主的な温室
効果ガスの排出削減活動を推進する。
②米国環境保護庁(EPA)によるフッ素系温室効果ガスの分解率等数値変更の問題を考
慮し、国内の除害設備の能力の調査を進め、温暖化ガスの増加を抑制する。
3)化学物質管理に関する活動
①規制情報の早期入手と早期対応の実施
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関係団体からタイムリーに情報を取集し、懸念物質に関する他業界への働きかけや政府
との対応調整を推進する。特に PFOA 規制が問題視されているため、電機・電子 4 団
体、経済産業省と情報交換し対応する。
②ナノマテリアルとしての作業者や環境へのリスク確認
ナノマテリアル物質として、CMP スラリーに注視して、CMP 装置まわりの気中環境
を計測し、環境リスクの確認を図る。
③業界共通課題の抽出と情報の共有化
4)資源活用(排出物管理)に関する活動
半導体産業における産業廃棄物の排出量、産業用水の使用量、リサイクル率等の調査
を実施する。
5)省エネ貢献の実施ならびに啓発活動
①電機・電子 4 団体と連携し、次期低炭素社会実行計画等への対応を図る。
②半導体産業における消費エネルギー量の調査を実施して、消費エネルギー抑制を図る。
(4)半導体の市場動向把握
1)半導体の世界生産見通し調査
総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生産見通し」調査に協力する。
2)世界半導体市場統計(WSTS)
WSTS 日本協議会の活動に協力する。
(5)技術開発・標準化に関する取り組み
1)応用分野へ向けた新たな取り組み
半導体の応用分野拡大を目指し、自動車メーカ、サプライヤ、半導体メーカで技術の
方向性と標準化戦略を協議する場の設立を目指す。
2)ナノエレクトロニクス研究開発の促進
第 12 回国際ナノテクノロジー会議(INC12:5 月 10~12 日、ベルギー開催)にて、
JEITA から数名の発表者を推薦し、発表を行う(INC は欧米戦略の対抗として、日本
のナノエレクトロニクス戦略に基づいた活動および情報発信を行う会議)。
3)標準化関連
①日本初の EDA 世界標準となった LSI・パッケージ・ボードの相互設計(LPB)標準フ
ォーマット IEEE P2401 の IEC 規格化を達成する。また、LPB の情報発信を広く行い、
普及を促進する。
②半導体実装技術の標準化戦略の周知活動の一環として、引き続きセミナーを開催する。
③米国電子工業会(EIA)、電子デバイス技術合同協議会(JEDEC)との情報交換会議を
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開催し、標準化分野の交流を強化し、国際標準化を推進する。
④IEC/TC47(半導体デバイス)の国内審議団体として国際標準化を推進するため、積
極的に各国との調整・意見交換を行っていく。また、SC47A(集積回路)、SC47D(半
導体パッケージング)、SC47E(個別半導体)の活動を支援し、特に SC47E 国際議長
ならびに SC47A、SC47D 国際幹事の業務を支援する。
⑤個社における標準化担当者の社内評価の向上、インセンティブの導入、キャリアパスの
確立に努める。また、この体制が推進、維持されていることをフォローする。
⑥会員企業における標準化活動の周知ならびに委員会活動への新規参画を促進するため、
国内外の標準化事例を調査・研究および CEATEC JAPAN 開催中にセミナー等を開催
する。
⑦三次元 LSI 積層集積化技術の部品内蔵インターポーザーの製作ならびに 2.5D/3D IC
実現に不可欠なマルチチップ I/F 関連国際規格の策定・提案に向け活動を継続する。
⑧一般社団法人日本自動車工業会と自動車用半導体の認定基準・監査基準・ドキュメント
基準等の品質基準の標準化および BCL・EOL に関する検討を進め、業界間の連携を強
化する。
(6)その他の取り組み
1)税制・政策提言
半導体産業強化の観点から、財務税制委員会と連携し、半導体業界の要望や提言を行
う。
2) 人材育成
小冊子「スマホのなかをのぞいてみよう」を活用し、各方面で実施しているモノづく
り教室や動員力のある科学博物館等で配布し、IT エレクトロニクスに関心を持つ小中
学生の半導体製品の機能の理解・関心拡大に努める。
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6.電子部品部会
電子部品部会は、わが国の電子部品産業の持続的な発展のため、部会内の連携促進と研鑽
ならびに JEITA 共通主要事業との協調を図るとともに、自動車等のモビリティ、ヘルスケア、
エネルギー、ロボット、ウェアラブル機器等の国内外の需要を支える産業分野と IoT 等をベ
ースとした CPS の社会実装を見据え、電子部品業界の国際競争力強化につながる活動を推進
する。
また、競争法コンプライアンス指針に則り組織の強化と発展に努める。
〈重点事業〉
平成 28 年度は、以下の事業を重点的に実施し、部会傘下のすべての会員企業が求める価
値を享受できる魅力的な運営を行うとともに、新規会員の獲得を目指す。
(1)CPS/IoT への取り組みおよび成長分野への対応
電子部品業界が CPS/IoT 社会の進展に対応し、今後、社会実装されるサービス、ア
プリケーションの下支えが可能な産業に発展するよう対応を図るとともに、ヘルスケ
ア、自動車等のモビリティ、エネルギー等のインフラ、ロボット、ウェアラブル機器
等の成長分野における電子部品の技術動向、市場動向把握に取り組み、国際競争力強
化につながる活動を推進する。
(2)電子部品の市場動向把握
電子部品のグローバルマーケットの把握と景況判断情報充実のため、電子部品の世界
需要、電子部品企業のグローバル動向調査、電子部品の短期動向調査、主要電子機器
の世界生産状況調査等を実施する。
(3)環境課題への取り組み
電機・電子業界「低炭素社会実行計画」の着実な遂行を図るとともに、「製品の CO2
排出抑制貢献量に対する半導体・電子部品の寄与率の考え方」に沿って数値化を進めて
いる電子部品の省エネルギー貢献度のアピールを、国際展開を視野に入れたうえで進
める。
(4)戦略的な標準化活動の取り組み強化
電子部品業界を取り巻くグローバル化が急速に進むなか、従来の受け身の国際標準化
活動から攻めの国際標準化活動が求められている。戦略的にオープンとクローズドを
使い分けた標準化を推進するとともに、戦略的標準化に対応できる人材の育成に努め
る。
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(5)電子部品の信頼性の維持・強化と電子部品知識の啓発活動
日本の電子部品の品質の高さは世界市場における競争力の一つであるが、それをいか
に維持・強化していくかが、電子部品業界の課題となっている。これら課題の解決に
資する具体的な活動を進める。また、上記成果物の普及活動等を通じて、セットメー
カの設計者、資材担当者に電子部品に関する正しい知識を得てもらうための啓発活動
を継続する。
(6)CEATEC JAPAN の活性化に向けた検討
電子部品企業にとって CEATEC JAPAN を効果的なビジネスの場、企業の価値をア
ピールする場としてさらに活用できるよう検討する。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)部会活動の活性化・効率化の推進
1)景況懇談会の実施
最新の製品別市場動向および各事業委員会の活動状況を共有する。
2)セット部門との懇談
注目主要セットメーカとの合同懇談会を開催し、部会活性化を推進する。
3)講演会・研修会等の実施
関係省庁との懇談会や経営に資する講演会、研修会等を開催し、部会の活性化を促進
する。
4)電子部品部会表彰
部会ならびに傘下の委員会において、顕著な功績や貢献が広く認められる個人を対象
とした表彰を行う。
(2)事業環境の強化に向けた対応
1)法務問題への対応
企業に潜在している課題やリスク事案に関して、法務的視点での調査研究を行う。
2)人事・労務問題への対応
国内外の雇用状況、労働環境および駐在規程、労務管理状況等、人事・労務に関する
諸問題の調査研究を行う。
(3)マーケットトレンド・技術トレンドの的確な把握
1)電子部品のグローバルマーケットの把握と景況判断情報の充実
①電子部品の世界需要
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電子部品企業のグローバル事業展開に対応し、各事業委員会との連携により、「電子部
品の世界需要」を調査する。また、総合政策部会が実施する「電子情報産業の世界生
産見通し」調査に協力する。
②電子部品企業のグローバル動向調査
電子部品の景況把握に迅速かつ連続的に対応するため、成長分野の製品を調査対象に取
り込んだ「電子部品企業のグローバル動向調査(製品・地域別)」を実施する。また、
調査精度の向上を図るため、統計参加会社の増加に取り組む。
③電子部品短期動向調査
電子部品の市場や用途が多様化するなか、新規分野を含む各市場における出荷動向を効
率的に把握するため、四半期毎に用途別の調査を実施する。
2)主要電子機器の世界生産調査
電子部品の世界市場トレンドを把握するため、携帯電話、スマートフォン、パーソナ
ルコンピュータ、タブレット端末、薄型テレビ等の主要電子機器の世界生産状況を調
査する。
3)電子部品における市場環境への対応
①受動部品、接続部品、変換部品、電源部品および電子材料について、それぞれの市場環
境を調査し、情報の共有化を図るとともに、四半期毎にレポートを作成し、加盟各社
の経営に資する情報の提供を行う。
②受動部品、接続部品、変換部品、電源部品、電子材料における経営トップおよび事業責
任者のための交流会を実施し、会員相互の意見交換ならびに業界交流の促進を図る。
4)コンデンサ、抵抗器およびインダクタに関する世界統計の実施
コンデンサ(WCTS)、抵抗器(WRTS)およびインダクタ(WITS)について、海
外団体(米国:ECA、欧州:EPCIA)との協働による国際統計を実施する。また、平
成 28 年に欧州で開催される世界統計会議に参加し、統計の品目分類や手順書等につい
て日本案を反映すべく、海外団体との連携強化を図る。
5)電子部品技術ロードマップ
電子部品の技術トレンドを継続的に捉えるとともに、将来の動向等を提示した「2026
年までの電子部品技術ロードマップ」を取りまとめ発刊する。また、技術者などを対
象にした報告会を開催する。
(4)環境関係課題への対応
1)地球温暖化対策
①電機・電子業界「低炭素社会実行計画」の確実な実行を担保するため、電子部品業界と
しての継続的な省エネ/節電努力と、低炭素で高効率なモノづくりの進展を促す。
②「製品の CO2 排出抑制貢献量に対する半導体・電子部品の寄与率の考え方」に基づき算
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出した電子部品の省エネルギー貢献度を積極的にアピールするとともに、当該貢献量
算定方法の国際展開に資する働きかけを検討する。
③地球温室効果の高い PFCs、HFCs 等の排出抑制・削減を促し、業界としての削減目標
を達成すべく、使用実態調査を実施する。また、経済産業省等からの環境関係調査の
依頼に業界として随時対応する。
2)製品環境問題への対応
①化学物質の登録、評価、認可および制限に関する規則(REACH)に関する最新情報を
収集し、業界としての見解を発信する。
②電子部品の製造、販売に大きな影響を及ぼす、欧州 RoHS をはじめとする国内外の環
境規制や法律、国際標準化動向等の最新情報を収集し、情報共有化を図るとともに、
業界意見の反映を進める。
3)ライフサイクルにおける課題への対応
①業界標準として作成した「電子部品 LCA ガイド」の普及促進を図るとともに、必要に
応じて公開中の主要製品 LCA データの更新を行う。
②エネルギー使用製品のエコ・デザインに関する指令(ErP 指令)、環境フットプリント
等、電子部品のライフサイクル的視野での環境に係る最新情報を収集する。また、必
要に応じて情報分析を行い、業界としての意見を発信する。
③温室効果ガスプロトコルイニシチアチブ(GHG プロトコル)のスコープ 3 について情
報の共有化に努め、業界としての対応を検討する。
(5)部品安全への対応
1)電子部品の信頼性技術の維持・強化と電子部品知識の啓発活動
ビジネスのグローバル化が進むなか、日本の電子部品メーカの強みである高い品質を
維持・強化していくための活動を進める。
・電子部品用 FMEA(故障モード影響評価)実施手順ガイドの発行
・医療機器用電子部品の信頼性技術に関する調査
・JEITA 規格 RCR-1001「電子機器用部品安全アプリケーションガイド」の改訂
(信頼性項目の充実)
・信頼性技術セミナーの開催
2)部品関連規格情報の収集と検討
AV 機器と IT 機器の安全規格 IEC62368-1 Ed2.0 の発行に伴い、
「部品の安全規格と
機器の安全規格との比較対照表」の内容更新について検討を進める。
3)安全に関する情報の共有化
安全委員会をはじめとする電子部品の安全に係る委員会に参画し、機器分野と連携し
た安全対策を推進するとともに、日本および海外の製品安全関連法令ならびに規格・
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基準への適切な対応を図る。また、医療・ヘルスケアおよびエネルギー・省エネ関連
機器の安全規格情報を入手し、新たなビジネスチャンスと新市場創出の可能性を探る。
(6)戦略的標準化の推進
1)新規市場におけるテーマの発掘と標準化の整備
①社会インフラ、新エネルギー政策の動向の収集・把握と戦略的標準化を推進する。
②蓄電デバイス(電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ)の標準化推進と国
連等の輸送規制への対応を図る。
2)市場環境に応じたタイムリーな標準化への対応
①IEC 規格、JIS、JEITA 規格の制定および改正を行う。
②4 つの国内委員会(SC37AB、TC40、SC48B、TC51)の効率的運営による国際標準化
活動を推進する。
③JEITA 関連委員会および関連業界、各関係諸官庁との連携を強化する。
④電子部品の標準化活動を周知・広めるために活動報告会等を開催する。
⑤安全を第一義とした戦略的標準化を推進し、国際競争力を強化する。
3)国際標準化人材の育成
従来の受け身の国際標準化活動から攻めの国際標準化活動に変革させるため、戦略的
にオープンとクローズドを使い分けた標準化の知見を習得した人材の育成プログラム
を実施する。
(7)電子部品業界の人材育成
①ものづくり体験を通じて小学生に理工学に興味を持ってもらうことを目的に、電子部品
部会会員企業が各地域において主催・運営する「ものづくり教室」について、工具類
の貸出し、指導員の手配等の支援を行う。
②電源をはじめとするエネルギーエレクトロニクスの技術者不足が懸念されていること
から、将来を担う人材の育成と確保を目的に、工学系大学生・大学院生、若手教員、
電源メーカ企業の若手技術者を対象に講演会・展示会等から成る「技術者交流会」を
開催する。
(8)情報発信の強化
セミナー、講演会等の開催とあわせ、ホームページを積極的に活用し、電子部品業界
の活動などを広く発信する。
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7.標準化政策委員会
標準化政策委員会は、わが国の IT・エレクトロニクス産業分野における国際標準化戦略の
立案ならびに JEITA 標準化事業全般の運営を統括し、政府および関係機関等と連携する。特
に、国が策定した「標準化官民戦略」について、標準化政策委員会が対応組織として参画し、
標準化戦略行程表に基づいた施策の具体化に向けた協力および対応を行う。このため、JEITA
内各分野の標準化委員会等の意見集約を行うとともに業界意見の具申を積極的に行い、
JEITA における標準化活動の活性化に結び付ける。
また、5 年から 10 年先を見据えた次世代における IT・エレクトロニクスと実世界の融合
に関し、社会システムを変革していくための手段として注目される
CPS について、標準化の観点から関係機関と連携し、情報収集を図る。
なお、標準化政策委員会は JEITA における標準化分野の対外的な窓口機能を担っているこ
とから、分野別標準化委員会との連携を密にし、横断的な新技術分野の標準化事業を推進す
る。このため、JEITA 内各部門にある標準化事務局との一層の連携と情報共有を図るととも
に、センター的な事務局機能の向上に取り組む。
〈重点事業〉
(1)標準化官民戦略への協力および対応
国が策定した「標準化官民戦略」の行程表に基づき、施策の具体化に向け協力および
対応を図る。標準化政策委員会が対応組織として参画し、JEITA 内各分野の標準化委
員会等の意見集約を行うとともに、業界意見の具申を行う。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)新技術分野標準化事業
1)プリンテッドエレクトロニクス技術に関する標準化の推進
①広い分野での成長が期待され、重要な基盤技術となるプリンテッドエレクトロニクス技
術について、将来のビジネスを視野に入れた国際標準化活動を推進する。
②プリンテッドエレクトロニクスに関連する国際規格案等の作成や審議を行うとともに、
IEC/TC119(プリンテッドエレクトロニクス)国内委員会を支援する。また、関係官
庁および国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)、次世代プリンテッドエレクト
ロニクス技術研究組合(JAPERA)、次世代化学材料評価技術研究組合(CEREBA)、
大学等と連携し、関係業界との情報交換や情報収集に努め、中長期的な視野に立った
標準化ロードマップの作成や技術動向の調査を行う。
③戦略的な国際標準化を図るため、産業界が必要とする JEITA 規格類の制定・発行を推
進するとともに、積極的な国際標準化提案を行い、国際標準化活動における一定のポ
ジションの確保に一層努める。
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2)ナノエレクトロニクス技術に関する標準化の推進
①将来的に重要な基盤技術となるナノエレクトロニクス技術に関する研究開発を促進す
るため、将来のビジネスを視野に入れた国際標準化活動を推進する。
②ナノエレクトロニクスに関連する国際規格案等の作成や審議を行うとともに、IEC/
TC113(電気・電子分野の製品及びシステムのナノテクノロジー)国内委員会を支援
する。また、関係官庁および AIST、一般社団法人ナノテクノロジービジネス推進協議
会(NBCI)、大学等と連携し、関係業界との情報交換や情報収集に努める。特に、先
進技術として注目されている有機太陽電池技術やリチウムイオン電池のナノエレクト
ロニクス領域技術の標準化事業について、関係機関と緊密な連携を保ち、産業界にと
って有益な意見反映を行うための組織体制の構築を図るとともに、積極的な国際標準
化開発に取り組む。
3)三次元 CAD 情報に関する標準化の推進
①中期ビジョンに基づき、3D-DTPD(3D Digital Technical Product Documentation:
商品化ライフサイクル全工程の 3D データ)に活動の対象を拡大し、業界発展に貢献で
きる標準規格と実現の仕組みの開発、およびそれらの活用推進の施策について立案・
実行する。計測分野での 3D-DTPD 活用に関して、AIST、一般社団法人日本金型工業
会(JDMIA)と連携して有効性を実証する。さらに、これらの活動を踏まえ、ISO/
TC10(製品技術文書情報)、ISO/TC184(オートメーションシステム及びインテクレ
ーション)等への提案を検討する。
②経済産業省からの委託を受けて「3D-DTPD の基本図示及び基本情報に関する JIS 開発
委員会」が平成 26 年度から 3 ヵ年計画で実施されている。現 JIS 原案作成委員会およ
び一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)との合意のもと、平成 28 年度も継続して
活動する。
③3DA モデルガイドライン、金型工程連携ガイドライン、板金部品工程連携ガイドライ
ンの設計工程の検証を実施する。
④JAMA、JDMIA、AIST、一般社団法人日本航空宇宙工業会(SJAC)等と連携し、3D
データの商品化ライフサイクル全工程への活用拡大を推進する。
4)ウェアラブルスマートデバイスに関する標準化の推進
①市場の活性化と成長が期待されるウェアラブル機器およびデバイス等に関する国際標
準化活動を推進する。
②IEC において、ウェアラブルスマートデバイスに関する戦略検討グループとして SMB
/SG10 が設置されたことを受け、JEITA は国内審議団体として関係する TC/SC 国
内委員会および関係団体と連携し、国内調整を行うとともに、国際標準化への対応を
図る。
5)研究開発関連機関との連携
多様な研究開発を行う AIST との連携を強化し、将来的な新技術分野の標準化につい
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て、戦略的に調査研究を行う。
(2)国際標準化関連事業
1)IEC 幹事・議長国業務の推進
①IEC/SC48D(電子装置の機械的構造)の国際議長の業務を支援し、国際標準化の推
進に寄与する。
②IEC/TC91(電子実装技術)の国際幹事の業務を支援し、国際標準化の推進に寄与す
る。
③IEC/TC113(電気・電子分野の製品及びシステムのナノテクノロジー)の国際議長の
業務を支援し、国際標準化の推進に寄与する。
2)IEC 国内委員会の運営
①IEC/TC48(電子機器用機構部品)および IEC/SC48D の国内委員会を運営し、国内
意見や提案をまとめる。また、IEC/TC48/SC48D 国際会議へ参画し、わが国の新規
提案や審議文書の検討等を行い、意見反映に努める(2016 年 10 月、ドイツ)。
②IEC/TC91 の国内委員会を運営し、国内意見や提案をまとめる。また、IEC/TC91
国際会議へ参画し、わが国の新規提案や審議文書の検討等を行い、意見反映に努める
(2016 年 10 月、ドイツ)。
③IEC/TC113 の国内委員会を運営し、国内意見や提案をまとめる。また、IEC/TC113
国際会議へ参画し、わが国の新規提案や審議文書の検討等を行い、意見反映に努める
(2016 年 10 月、ドイツ)。
④IEC/TC119(プリンテッドエレクトロニクス)の国内委員会を運営し、国内意見や提
案をまとめる。また、IEC/TC119 国際会議へ参画し、わが国の新規提案や審議文書
の検討等を行い、意見反映に努める(2016 年 10 月、ドイツ)。
3)ISO 国内委員会への支援
関係業界 3 団体(JAMA、SJAC および JEITA)を中心として、ISO/TC184
SC4
(産業データ)推進協議会を支援する。また、ISO/TC184 SC4 国内委員会と連携し、
国益に適った日本発の ISO 規格提案を目指す。
(3)日本工業規格(JIS)関連
1)電子部品・電子実装技術に関する JIS 化の推進
①経済産業省/日本工業標準調査会(JISC)に対し、電子部品および電子実装技術関連
の JIS 原案の提案および改正の申請を行い、IEC 規格の JIS 化の推進に寄与する。
②電子部品および電子実装技術関連の標準化委員会で作成した JIS 原案の審議を行い、
JIS 公募制度を活用し、JIS 制定の推進に貢献する。
③JEITA が審議団体として開発したすべての JIS について、一般財団法人日本規格協会
(JSA)と協力し、5 年ごとの見直し計画をまとめるとともに、JISC と調整し適正な
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JIS 開発を推進する。
2)3D 製図に関する JIS 化の推進
経済産業省/JISC から委託を受け、JSA との協力、JAMA との合意のもと、3D-CAD
環境に適用する新 JIS 原案を作成する。
(4)業界規格(JEITA 規格類)関連
1)電子実装技術に関する標準化の推進
電子実装技術に関連する JEITA 規格類の制定・発行に努める。また、IEC/TC91
国内委員会で扱う国際規格案の審議を行う等、IEC、JIS と連携した業界標準化活動を
推進する。
2)自動実装用部品包装に関する標準化の推進
実装装置の高度化および自動実装の進展に対応した部品包装の業界標準化に努める。
また、IEC/TC40(電子機器用コンデンサ及び抵抗器)国内委員会の WG36(自動実
装用部品包装技術)および JWG13(静電気:TC101 との合同)で扱う国際規格案の審
議を行う等、IEC、JIS と連携した業界標準化活動を推進する。
3)プリンテッドエレクトロニクス技術に関する標準化の推進
プリンテッドエレクトロニクス技術に関連する JEITA 規格類の制定・発行に努める。
また、IEC/TC119 国内委員会で扱う国際規格案の審議を行う等、IEC と連携した業
界標準化活動を推進する。
4)ナノエレクトロニクス技術に関する標準化の推進
ナノエレクトロニクス分野として初となる、有機太陽電池関係の JEITA 規格類の制
定・発行を進める。また、IEC/TC113 国内委員会で扱う国際規格案の審議を行う等、
IEC と連携した業界標準化活動を推進する。
(5)電子実装技術関連
1)日米欧韓による LCG(Liaison Coordination Group)会議の開催
①TC91、TC40 および SC47A(集積回路)による LCG 会議を開催し、日米欧韓の団体
や専門家と国際標準化に向けた調整を行い、わが国の意見反映に努める(2016 年 6 月、
米国)。
②LCG 会議において、IoT、パワーデバイス、センサネットワークなどのキーワードから
部品内蔵基板技術の関連情報を抽出し、情報交換を行うとともに、わが国として標準
化ロードマップの策定を牽引する。
2)パワーデバイス実装の国際標準化事業への協力
高温鉛フリーはんだ実装技術分野の国家プロジェクトとして、大阪大学および芝浦工
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業大学等が受託して推進する「パワーデバイス実装の国際標準化事業」について、IEC
/TC91 の国内審議団体として、国際標準化活動を支援するとともに委員会運営等に協
力する。
3)実装技術ロードマップの策定
今後の電子実装技術の高度化・技術進歩の見通しや国内外の実装技術産業の動向につ
いて調査研究を行い、「2017 年版実装技術ロードマップ」の発行に向けた取り組みを
推進する。
4)人材育成への取り組み
大学等の教育機関において電子実装技術に関する講義を開講し、次世代を担う人材の
育成と確保に努める。
(6)業界協調活動への協力
1)経済産業省の標準化施策への協力
①「2016 年度版標準化戦略アクションプラン」への協力および対応
国際標準化戦略策定のためのアクションプラン調査に協力するとともに、基準認証研究
開発事業調査等に意見具申し、業界の発展に努める。
②JISC-CENELEC 情報交換会への協力および対応
JISC が実施する欧州電気標準化委員会(CENELEC)との情報交換会において、IT・
エレクトロニクスにおける標準化活動に資するため、必要に応じてエキスパートを派
遣し、日本意見の反映を図る等の協力を行う。
③各種工業標準化功労者表彰制度への対応
標準化活動のモチベーション向上と啓発のため、各種工業標準化功労者表彰制度に積極
的に参画し候補者を推薦するとともに、業界における標準化活動のアピールを図る。
2)日中韓情報電子国際標準化フォーラム(CJK-SITE)国内委員会への協力
①日中韓の情報電子技術関係の国際標準化活動を推進する CJK-SITE 国内委員会に参画
し、構成団体として協力する。
②CJK-SITE プレナリ会議の開催に協力する(2016 年 7 月、日本/松江)。
3)JSA/IEC 活動推進会議(IEC-APC)および一般社団法人国際標準化協議会(ISF)
への協力
①JSA/IEC-APC および ISF の各種委員会に委員を派遣し、関係機関と協調を図り、国
際標準化事業を推進する。
②標準化担当者にとって有益な資料となる「2016 年版 IEC 事業概要」等の編集に委員と
して参画し、発行に協力する。
58
8.安全政策委員会
安全政策委員会は、IT・エレクトロニクス産業における製品安全に係る内外の関係規格・
基準の国際化と法令、各種制度の策定・審議検討に参画し、安全政策に協力・連携するとと
もに、事故情報収集と分析により安全な製品開発、安全情報の周知に努める。また、電子・
情報機器の電磁環境適合性(EMC)に関する技術情報の共有化、適合性評価システムの適正
化・合理化の推進により、安全な製品の供給に努める。さらに産業安全に関わる事業場内外
の安全確保に対応する検討と諸事業を推進する。
〈重点事業〉
(1)環境・エネルギー課題への対応
IEC 適合性評価制度の適正化および信頼性の確保に向けて国内外の関連機関等と連
携し、適合性評価基準や制度に対する業界の意見形成を図るとともに、新興国等にお
ける基準認証制度の整合化動向の把握、調査分析を進め、安全政策に係る事業環境の
整備に向けた課題を検討する。
(2)情報発信の強化
新技術製品開発や高度な環境変化の中での事故情報や対応する安全情報について、消
費者への適切かつ迅速な情報発信と注意喚起のため、JEITA ホームページ「製品を安
全にお使いいただくために」を活用し、製品事故の再発防止・未然防止や予防的情報
発信を強化する。
(3)新たな事業に対応するための組織体制の検討
IT・エレクトロニクス業界を取り巻く製品安全にかかる国内外の環境変化、商品の
多様化、社会的要求や公的規格等に対応し、新たな事業推進に効果的な組織体制を検
討する。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)製品安全事業
1)日本版ニューアプローチを目指した新たな制度体系の構築への対応
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)/「電気用品の安全に関する技術基準
等に係る調査検討会」へ継続して参画し、製品事故の未然防止を目的とした製造・輸
入事業者の製品安全レベルの向上および国際競争力の向上のため、以下の内容につい
て関係機関および団体との連携を強化し、業界意見の反映に努める。
①技術基準の性能規定化に対する整合規格(JIS 規格)の整備ならびに是認の仕組み
②電気用品の流通形態を踏まえた「国際的整合性の確保」
③電気用品適用範囲の包括的品目方式
59
④電気用品安全法に係る諸手続きの合理化
2)電子・情報機器による事故防止への対応
電子・情報機器による事故の再発、未然防止、事前予防のため、経済産業省、消費者
庁、NITE、一般財団法人家電製品協会(AEHA)および一般社団法人日本電気協会と
連携し、情報共有を図り以下の対応を行う。
①消費生活用製品安全法(消安法)に基づく製品事故情報報告・公表制度や NITE の事
故情報収集制度および会員企業からの製品事故情報について収集・分析を行い、製品
の安全性向上を推進する。
②事故事例に基づく電気用品安全法の技術基準改正について意見提案を行う。
③製品を取り巻く社会の安全感覚の変化や行政官庁・機関・団体等の動向などを踏まえ、
製品安全に対する社会通念の変化に対応した企業と消費者の安全認識の共有を目指し、
安全啓発および消費者啓発などについての方向付けを行う。
3)製品安全に関する啓発活動
製品安全に関して、会員相互による安全思想の醸成、技術レベルの向上を推進する。
①製品安全に関わる国内外の環境変化、商品の多様化、社会的要求や公的規格の変化等を
踏まえ、リスクコミュニケーションのあり方を研究する。
②一般消費者に向けた適切かつ迅速な情報提供や注意喚起を行うため、JEITA ホームペ
ージ「製品を安全にお使いいただくために」を活用し、情報発信を図る。
4)長期使用製品への対応
経済産業省、AEHA、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)、一般社団法人日本冷
凍空調工業会(JRAIA)と連携し、長期使用製品安全表示制度に基づく消費者への注
意喚起を推進する。
5)製品安全規格・技術基準への対応
国内外の安全規格・技術基準および試験方法等の審議に参画し、国際電気標準会議
(IEC)、日本工業規格(JIS)等の規格文書に関する提案を行い、業界意見の反映に努
める。
①IEC/TC108(オーディオ・ビデオ、情報技術、通信技術分野における電子機器の安全
性)における以下の規格の改正審議に協力する。
・IEC 62368-1 Ed. 3(オーディオ・ビデオ、情報及び通信技術機器-安全性要求)
・IEC 60065 Ed.8(オーディオ・ビデオ及び類似の電子機器-安全性要求)
・IEC 60950-1 Ed.2 Amd.2(情報技術機器-安全性要求)
②JIS C62368-1(オーディオ・ビデオ、情報及び通信技術機器-安全性要求)の改正原
案の開発・維持に協力する。
③IEC/TC109(低圧機器の絶縁協調)国内委員会に参画し、IEC 60664 の開発を支援
する。
④IEC/TC89(耐火性試験)国内委員会に参画し、業界意見の反映に努めるとともに、
60
耐火性 JIS 原案作成委員会にも参画し、最新規格の動向を注視、安全対策、品質向上
に努める。
6)技術基準の適合性の向上
電子・情報機器における国内外の技術基準への適合性を高め、業界における技術レベ
ルの向上と安全性の確保に努める。
①市場モニタリングによる技術基準適合確認を実施し、会員企業の安全技術レベルの確認
を行うとともに、安全性レベルの向上を目的とした各種検証試験を行う。
②第三者試験機関(登録検査機関)と技術基準の解釈や試験方法の運用について情報交換
と情報収集に努め、技術基準のグローバル化に向けた対応を図る。
(2)産業安全事業
産業安全に関わる事業場内外での安全確保、安全性向上への施策等について必要な事
項の検討を行い、会員企業との情報共有や周知活動を行う。また、委員会活動によっ
て得た情報を非会員にも提供し、業界の社会的責任を果たす。
1)事業場の安全確保に向けた対応
事業場での作業安全、工程の安全確保、維持向上のための課題を検討し、会員企業へ
の情報提供を行う。
2)労働安全衛生に関する課題抽出および解決策の検討
労働安全衛生を中心に、会員企業の事例や課題を共有し、課題解決に向けた情報提
供を行う。
(3)適合性評価システム事業
製品やマネジメントシステムの適合性評価について合理的かつ効率的な対応を実現
するため、関係機関等と連携し、適合性評価基準や制度に対する業界の意見形成・提
案を行う。また、国内外の現行制度についても検証を行い、改善に向けた提案を行う。
1)IEC 適合性評価制度の適正化および信頼性の確保
IEC 適 合 性 評 価 制 度 の 適 正 化 お よ び 信 頼 性 の 確 保 の た め 、 日 本 工 業 標 準 調 査 会
(JISC)と連携し、関係機関への業界意見の反映に努める。
①適合性評価基準・ルールに関わる国際審議への意見反映
IEC 適合性評価評議会(CAB)、IEC 電気機器・部品的合成試験認証制度(IECEE:
CB 制度)および ISO 適合性評価委員会(CASCO)等へ参画し、適合性評価の国際基
準・ルール審議に業界意見を反映するとともに、情報を会員企業に提供する。
②IECEE 国内審議委員会への協力
IECEE 国内審議委員会のサポート委員会として、CB 制度のユーザである国内産業界
の制度への正確な理解とさらなる有効活用を促進するため、審議委員会の動向につい
て報告会等を開催する。
61
③適合性評価制度の適正化に係る国内外の関係団体との協働
・ 米 国 情 報 技 術 産 業 協 議 会 ( ITI )、 欧 州 情 報 通 信 民 生 電 子 技 術 産 業 協 会
(DIGITALEUROPE)等の海外業界団体との連携を強化し、各国政府への業界提言に
つなげる。
・電機・電子 4 団体適合性評価システム連絡会を共同運営し、業界での課題や対応に関
する情報共有を図る。
2)基準認証システムの適正化・合理化の推進
①国内第三者認証(S マーク)制度、電気用品部品・材料登録制度(CMJ 登録制度)の
改善、効果的な活用、製品認証の期間短縮と費用削減に関する業界意見の反映を図る。
②海外認証制度に関する新規・改正情報の収集・分析を行い、関係機関・関係団体と連携
し、適正化・合理化のために業界意見を反映する。また、必要に応じて現地にミッシ
ョンを派遣して迅速な情報収集と的確な対応を促進し、会員企業への浸透を図る。
③アジア、インド、中東諸国、海外諸国などにおける地域レベルの基準認証制度の整合化
動向、対象国との MRA(相互承認協定)や TBT 協定順守状況について情報収集・調
査分析を行い、会員企業に周知するとともに、必要に応じて経済産業省および関係団
体等と連携し、当該国(または地域)に対して要望を行う。
3)新興諸国・地域への適正な適合性評価制度導入促進
JISC、独立行政法人国際協力機構(JICA)等の国際支援活動を積極的にサポートし、
特にアジア諸国を中心とした発展途上国との交流を通じて、IECEE CB 制度導入を核
とする適正かつ合理的な適合性評価制度の開発・改善の働きかけを行う。
4)品質マネジメントシステム規格改正への対応、その他のマネジメントシステム規格の
情報入手
①ISO9001(品質マネジメントシステム-要求事項)およびファミリー規格改正への対応
・ISO9001 およびファミリー規格の改正について品質マネジメントシステム規格国内委
員会へ委員派遣等を行い、情報収集・検討を実施し、業界意見を反映する。
・マネジメントシステム規格の改正状況に関する説明会を開催し、最新動向を会員企業へ
提供する。
②マネジメントシステム規格の調査
品質マネジメント規格以外のマネジメントシステム規格全般に関する最新情報の入手
に努め、会員企業へ情報提供を行い、必要に応じて業界意見を反映する。
(4)EMC 事業
電気・電子機器に共通で要求される EMC および電子・情報機器からの電磁界による
人体暴露(EMF)の規格・規制に関して、適切な国際規格および国内外規格が作成さ
れるよう評価実験等を行い、国内外の審議機関等とも協力し、業界意見反映のための
提案活動を推進する。
62
また、国内外市場への適時かつ円滑な製品供給を行うため、国内外の規格・規制動向
を調査し、製品開発上の留意点および規格改訂による問題点を、会員企業に基本技術
情報として提供する。
1)EMC 基本規格審議に関する関連委員会への協力
①IEC61000-3-2、3-3(高調波電流、フリッカ等の規格)の EMC 規格改定草案等の検討
を行い、必要に応じ評価実験を実施し、SC77A 国内委員会(低周波現象)を通じて提
案し、業界意見の反映に努める。
②IEC61000-4 シリーズ(静電気放電、サージ等のイミュニティ規格)の EMC 規格改訂
草案等の検討を行う。必要に応じ評価実験を実施し、SC77B 国内委員会(高周波現象)
を通じて提案し、業界意見の反映に努める。
③JIS C61000-4-6、4-16、4-34、3-2、4-5 改正原案作成委員会に参画し、業界意見の反
映に努めるとともに、改正原案の作成、維持に協力する。
2)マルチメディア機器の EMC 規格に関する関連委員会への協力
①国際無線障害特別委員会(IEC/CISPR)の SC-A(無線妨害波測定及び統計的手法)、
SC-B(工業、科学及び医療用高周波機器、工業機器、架空送電線、高電圧機器並びに
電気鉄道に関する妨害)、SC-H(無線局保護のための許容値)、SC-I(情報技術機器、
マルチメディア機器及び放送受信機の電磁両立性)から発行される規格改訂草案につ
いて検討し、総務省/CISPR 作業班に提案する。
②AV 機器と IT 機器を統合させたマルチメディア EMC 規格(CISPR 32:エミッション、
CISPR 35:イミュニティ)の動向を把握し、必要に応じて評価実験を行い、CISPR/
I 作業班を通じて国際規格へ業界意見を反映する。
③ワイヤレス電力伝送に関して、国内の技術に必要な規格が取り入れられ、優位性を確保
できるように、総務省情報通信審議会電波利用環境委員会作業班に設置されるアドホ
ックグループへ参画し、業界意見を具申する。
④電力線搬送通信(PLC)導入に伴う EMC の課題を検討し、必要に応じて評価実験を行
い、国際規格へ業界意見を反映する。
⑤CISPR 32 国内答申 ad-hoc に委員を派遣し、答申作成作業に協力する。
3)ISM(工業、科学、医療)機器等に関する関連委員会への協力
①産業機器に固有の EMC 問題へ対応するため、国内外の規格・基準に関する技術的な検
討を行う。
②ISM 機器に関する世界各国の EMC 規格規制の最新情報を入手し、共有化を図る。
③CISPR/B 作業班(ISM 機器の無線妨害の許容値と測定法を検討)および CISPR/H
作業班(無線通信保護のための妨害波許容値を検討)に委員を派遣し、規格改訂草案
について検討し、総務省 CISPR 作業班に提案する。
④医療機器関連の EMC 規格について、JEITA 関連委員会および関係団体と協力し、国
際規格への意見反映のために評価実験を行う。
63
4)EMF への対応
①EMF に対する健康影響調査
・国内外の研究動向、規格、法規制および指針動向を調査する。
・WHO 国際 EMF プロジェクト、国際曝露基準(ICNIRP、IEEE)の動向調査を行う。
・ペースメーカ等の植え込み型医療機器への影響に関する規格動向を把握する。
・欧州 EMF 新指令(2013/35/EC)の交付に伴う動向調査を継続し、JEITA 内関連委
員会への情報提供を行う。
②EMF 測定評価法の検討
・IEC/TC106 にて、EMF 測定・評価法の IEC 規格ドラフト審議および提案作業など
の国際標準化活動を行う。
・Ecma 関係 WG 規格、欧州規格(EN)に関する審議へ参加し、意見反映を行う。
5)日本工業標準調査会-欧州電気標準化委員会(JISC-CENELEC)情報交換会への対応
(開催年月未定・場所は欧州)
EMF について、わが国から欧州への課題提起および欧州動向の情報収集に関して、
関連団体と連携し対応する。
64
9.環境委員会
環境委員会は、エネルギー/温暖化問題の抜本的な課題克服に向けて、革新的な技術開発
による省エネ製品・デバイスおよび IT ソリューションの創出を推進し、地球規模での低炭
素社会の実現に貢献する。また、環境負荷リスク低減に向けて、化学物質管理の強化および
廃棄物排出削減やリサイクル促進、ならびに国際標準化活動を通じグローバルなビジネスの
発展につながる取り組みを推進する。
〈重点事業〉
(1)環境・エネルギー課題への対応
供給する製品・サービス(機器および、IT ソリューション・サービスやそれらを支
える電子部品、半導体デバイス等)による CO2 排出抑制貢献量を把握・公表し、業界
努力をアピールする。また、進展する IT 技術の普及による将来的な CO2 排出抑制貢
献ポテンシャルを効果的に示し、当業界の地球規模での省エネ貢献を対外的にアピー
ルする。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)地球温暖化防止対策への対応
1)業界「低炭素社会実行計画」の推進
2020 年/2030 年に向けた業界「低炭素社会実行計画」の着実な推進と、より一層の
拡充・強化のためのレビューを行う。あわせて、2015 年度実績結果を政府審議会等に
報告するとともに、当業界の温暖化対策を効果的に対外的にアピールする。
2)ライフサイクル視点における製品・サービスの CO2 削減貢献アピール
供給する製品・サービス(機器および、IT ソリューションサービスやそれらを支え
る電子部品、半導体デバイス等)による CO2 排出抑制貢献量の把握・公表と算定対象
の拡大を図る。また、進展する IT 技術の普及による将来的な CO2 排出抑制貢献ポテ
ンシャルを示し、当業界の地球規模での省エネ貢献を対外的にアピールする。
3)国際協調による CO2 排出削減の推進及び国際動向の把握
気候変動枠組条約締約国会合(COP)をはじめ、イノベーション・フォー・クール
アース・フォーラム(ICEF)等の国際的な動向、二国間クレジット制度(JCM)構築
等の国内外政策動向の把握に努め、会員会社への情報提供と政府施策に対する意見具
申に努める。
4)わが国のエネルギー政策/温暖化対策への政策提言
環境と経済の両立に資するエネルギー安定供給と温暖化対策の確立に向け、関連機関
と連携し、政策提言、制度改革、促進支援策等の意見具申に努める。
65
(2)化学物質規制への対応
1)製品含有化学物質関連法規への対応
①欧州 RoHS 指令、欧州 REACH 規則、米国各州・中国・アジア大洋州諸国他の海外環
境関連法規等の動向把握・分析を行うとともに、JEITA 海外事務所、政府、関係機関
および海外現地産業界と連携し、業界意見の反映に努める。
②バーゼル条約第 12 回締約国会議(COP12)で採択された「E-waste 越境移動技術ガイ
ドライン」の諸課題について、政府・関連機関と連携し、日本の電機電子業界の意見
反映に努める。
③国内における製品含有化学物質規制について、政府、関係機関と連携し、業界意見の反
映に努める。特に水銀に関する水俣条約については、新たな国内法「水銀による環境
の汚染の防止に関する法律」に基づき政省令を整備するための審議会に代表を派遣し、
業界の意見具申に努める。
2)生産現場における国内法規制への対応
①化審法、化管法、土対法等の国内規制への業界の円滑な対応および業界意見の反映に努
める。特に化審法は、平成 28 年 4 月に施行から 5 年が経過することから審議会が開催
されるため、代表を派遣し業界の意見具申に努める。
②生産活動に伴い排出される VOC の排出抑制について、政府の「事業者等による揮発性
有機化合物(VOC)排出抑制のための自主的取組促進のための指針」に基づき、排出
状況調査および排出抑制対策を推進するとともに、VOC 排出状況調査のあり方等につ
いて業界意見の反映に努める。
3)海外および国内生産拠点における化学物質対策
①海外生産拠点における、より一層の化学物質の適正管理推進のため、管理マニュアルを
基にした対策を周知・運用し、適正管理を促進する。
②企業活動における化学事故防止のため、事業所の化学物質リスクチェックリストを周
知・運用し、化学物質事故の未然防止を推進する。
(3)循環型社会形成に向けた対応
1)産業廃棄物等の排出状況の実態調査と排出抑制
事業所からの産業廃棄物等(有価発生物含む)の排出状況および最終処分量の把握の
ため、電機電子業界「産業廃棄物等に関する自主行動計画フォローアップ調査」を実
施し、リデュース、リユース、リサイクル(3R)への取り組みを推進する。
また、平成 28 年度以降の経団連「循環型社会形成自主行動計画」に参画し、次期自
主行動計画への対応を図る。
2)国内法規制への対応
水銀に関する水俣条約に係る新たな国内法「水銀による環境の汚染の防止に関する法
66
律」に基づき整備される政省令や、現行の廃棄物処理法および土壌汚染対策法等の改
正について、政府審議会での審議状況を把握・検討し、意見具申に努める。
また、マニフェスト制度の電子化に協力し、産業廃棄物処理の効率化を図る。
3)海外製造拠点の動向把握
海外製造拠点における資源循環関連法令や適合状況等の情報収集・分析を行い、現地
製造拠点の廃棄物適正処理と環境事故の未然防止を推進する情報収集を行う。
4)国内リサイクル制度への対応
使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)、特
定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)等、国内リサイクル制度等の動向把握
に努め、当該製品別部会、関連団体と連携して課題への対応と円滑な運用を図る。
(4)環境分野における国際標準化への対応
わが国が国際議長を務め、JEITA が国内審議団体を引き受ける IEC/TC111(電気・
電子機器、システムの環境規格)において、主導的に環境配慮設計、化学物質情報開
示等の国際規格化を推進し、政府とともに国際競争力の強化を図る。
①MT62474 で、電気・電子機器に関するマテリアル・デクラレーション(IEC62474)
規格のメンテナンスを行うとともに、VT62474 では物質情報リストの更新を行う。
(MT:Maintenance Team, VT:Validation Team)
②日本が国際主査を務める ISO/TC207(環境マネジメント)との環境配慮設計共同作
業グループ(ECD/Joint Working Group)において、環境配慮設計(第 1 版)の委
員会原案(CDV 文書)の発行に向け、日本主導で活動を推進する。
③WG3(含有化学物質等測定方法)における 10 のファミリー規格(IEC62321
2 版)
のうち、Part7-2、Part8 の国際規格の発行を目指すとともに、Part3-3、Part9、Part10
の原案をまとめる(Part1‐Part5、Part6、Part7-1 は発行済)。
④TC105(燃料電池)および TC111 とのリエゾンパーソンとして、日本から TC111 代表
を送り、共同作業を実施する。
⑤TC111 フランクフルト会議(2016 年 10 月)および同時に開催される関連 WG、PT、
MT 等の会議準備、対応を行う。(PT:Project team)
⑥スウェーデンから提案のあったローハロゲンの定義の策定について対応する。
(5)低炭素・循環型社会の実現に向けた啓発活動および調査研究
1)各種講演会の実施
業界共通課題である省エネルギー・節電対策、資源循環対策、化学物質対策、海外環
境規制対応等の活動成果や先進的な事例紹介によるセミナー・説明会や有識者による
講演会を開催し、会員企業への情報提供に努める。
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2)調査研究活動
①生物多様性
電機電子業界における生物多様性の保全に関わる行動指針に基づき「生物多様性分野に
おける取り組みの実態調査」を実施し、会員企業による生物多様性保全の啓発を行う
とともに、セミナー等を開催し取り組みを推進する。
②環境ビジネス促進に係る取り組み
会員企業の環境ビジネス促進に資するため、新興国等における省エネ技術の普及状況を
はじめ、化学物質管理や資源循環に係る環境法規制等の現地調査を実施する。また、
「環
境ビジネス推進セミナー」等の実施、会員企業の環境ビジネスの PR、二国間クレジッ
ト制度(JCM)に関する情報共有など、海外ビジネス展開に向けた取り組みを実施す
る。
③将来の環境ビジョンに関する調査・研究
CPS/IoT の進展や産業構造、社会構造の変化に向けて、将来の環境ビジョン、社会へ
の環境貢献等に関する調査・研究を行う。
(6)海外関連機関との連携
地球温暖化対策、海外化学物質規制等環境問題の課題解決に向けて、海外機関との情
報交流、連携・協力に努める。
①業界のグローバル市場での温暖化対策等推進と産業競争力強化に向けて、米国等へのミ
ッション派遣や情報交換の促進を検討する。また、製品含有化学物質関連法規等につ
いて、海外関連機関との情報交換会を適宜開催する。
②日本工業標準調査会(JISC)/欧州電気標準化委員会(CENELEC)の間で開催され
る「第 21 回 JISC-CENELEC 情報交換会」会議に協力する。また、CENELEC TC111X
(環境会議)との意見交換会に委員を派遣し、TC111 国内委員会等の意見反映に努め
る(2016 年秋季、欧州)。
③日中の環境規制等の問題解決に向け、中国電子商会(CECC)と「JEITA-CECC 環境
会議」の情報交流のあり方や今後の日中環境課題について検討する。
④日米欧電子情報業界団体会議、世界電子フォーラム(WEF)、アジアエレクトロニクス
フォーラム(AEF)ほか、関連する国際会議への対応、協力を図る。
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10.グリーン IT 委員会
グリーン IT 委員会は、社会の環境側面で貢献できる IT および CPS/IoT に係る技術や製品
(機器、ソリューションおよびサービス)を「グリーン IT」「グリーン CPS/IoT」と位置付
け、その導入促進に向けて各種事業を実施する。具体的には、旧グリーン IT 推進協議会の
後継機関として、IT 機器自身の省エネ(of IT)、IT による社会の省エネ(by IT)の考え方
を踏まえつつ、社会の各分野におけるグリーン IT、グリーン CPS/IoT の貢献可能性を見え
る化し、国内外の市場への導入促進につなげる。また、CPS/IoT 社会の中核となるデータセ
ンターの環境パフォーマンス向上に努める。
JEITA 内の各部会等とも連携し、環境と経済が両立する社会の実現に向けて、グリーン IT、
グリーン CPS/IoT の一層の普及を推進する。
〈重点事業〉
(1)IT および CPS/IoT による環境貢献の見える化
IT および CPS/IoT による環境貢献の可能性について検討する。すなわち、社会の様々
な分野におけるグリーン IT、グリーン CPS/IoT による省エネや CO2 削減の可能性、
およびその他の環境要素に係る貢献可能性の見える化について検討する。もって、業
界としてグリーン IT、グリーン CPS/IoT のポテンシャルをアピールし、適切な政策の
導入を促すとともに、会員企業のビジネス推進に役立てる。
(2)環境・省エネルギー課題への対応
1)グリーン IT、グリーン CPS/IoT に係る普及啓発、導入促進
グリーン IT、グリーン CPS/IoT による貢献について広く社会の理解を得るため、各
種の普及啓発事業を実施し、国内外のユーザ業界や政府機関に向けて、その有用性を
わかりやすくアピールする。もって社会への導入を促進し、省エネ推進につなげる。
2)データセンターのエネルギー効率評価指標の国際標準化推進
CPS/IoT 社会全体のエネルギー効率向上につなげていくための知的基盤の整備とし
て、データセンターのエネルギー効率を適正に評価する、日本発の評価指標案の国際
標準化を推進する。具体的には ISO/IEC JTC1/SC39(IT の及び IT によるサステ
ナビリティ=Sustainability for and by IT)において、ファシリティのみならず IT 機
器の効率も含めた包括的指標(日本提案 DPPE)の国際標準化の議論を牽引する。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)社会の環境側面における IT、CPS/IoT の貢献の見える化の検討
1)グリーン IT、グリーン CPS/IoT による環境貢献度の見える化
グリーン IT 製品の省エネ/CO2 削減ポテンシャルに係るこれまでの検討における考
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え方をベースに、CPS/IoT の要素も含めて、社会の環境側面での貢献可能性について
検 討 す る 。 具 体 的 に は 農 業 等 、 社 会 の い く つ か の 分 野 で の グ リ ー ン IT、 グ リ ー ン
CPS/IoT による省エネ/CO2 削減可能性、およびその他の環境要素(例:水、土壌等)
に係る貢献可能性について評価方法、表現方法を検討し、何らかの形で見える化する。
2)グリーン IT による CO2 削減ポテンシャル算定方法の開発
各種の IT ソリューションによる CO2 削減ポテンシャルの算定方法について、共通
的な考え方をまとめるとともに、個別ソリューションの算定のための具体的方法を開
発する。具体的には、オンラインショッピング、生産プロセスの効率化、ビルのエネ
ルギーマネジメントシステム(BEMS)等のポテンシャル算定方法について検討する。
(2)グリーン IT、グリーン CPS/IoT の導入促進
1)政策動向の把握と政策提言
社会の様々な分野へのグリーン IT、グリーン CPS/IoT の導入を促進するため、関連
する政策動向を迅速に把握し、支援制度や各種スキームの有効活用に努める。また、
必要に応じて関係省庁・機関に業界意見を具申する。
2)他業界との交流、連携
グリーン IT、グリーン CPS/IoT のユーザとなる他業界との情報共有、意見交換等に
努め、真に有用な社会への実装につなげる。
3)普及啓発活動
グリーン IT、グリーン CPS/IoT が社会の環境側面で貢献できることを、IT エレクト
ロニクス業界としてアピールするとともに、会員企業の関連ビジネスを後押しできる
よう、各種の普及啓発活動を行う。具体的には建物や農業等、社会の様々な分野の環
境側面での貢献について、講演、セミナー、出版物、ホームページなどを通じて積極
的に情報発信する。
(3)低炭素社会実行計画への協力
JEITA 環境部の事業と連携し、電機・電子温暖化対策連絡会の低炭素社会実行計画
における CO2 削減貢献ポテンシャルのアピールに向けた算定事業に参画する。
(4)データセンターの環境パフォーマンス向上に向けた取り組み
データセンターは、CPS/IoT 社会の中核と位置付けられる重要なインフラであり、
その活用度が急速に高まっているが、データセンター自体のエネルギー消費量(CO2
排出量)を削減することも強く求められている。これを受けて、JEITA 内および関連
団体等の各種機器の委員会事業とも連携し、以下の事業を推進する。
70
1)日本発のデータセンターエネルギー効率評価指標の国際標準化推進
①旧グリーン IT 推進協議会で開発した、データセンターの包括的なエネルギー効率評価
指標 Datacenter Performance Per Energy(DPPE)について、これを構成する下記の
各サブ指標の国際標準化に向けて、ISO/IEC JTC1/SC39 における議論を牽引する。
・PUE(データセンターにおけるファシリティの省エネ)
・ITEE(IT 機器のエネルギー効率) 《日本提案》
・ITEU(IT 機器の使用効率)
《日本提案》
・REF(再生可能エネルギーの利用率)《日本提案》
②平成 26 年度に、ISO/IEC JTC1/SC39 において、上記 4 件のサブ指標の標準化開発
が承認され、国際標準(IS)化に向けた議論が進められてきたが、このうち REF(日
本提案)および PUE は、平成 27 年度に国際標準(IS)として承認された。平成 28
年度は、残る 2 件の日本提案である ITEE と ITEU の国際標準化に向けて、引き続き
議論を牽引する。
③エネルギーのみならず、環境パフォーマンスに係る国際標準化の案件が出てきた場合に
は、適切に対応する(ISO/IEC JTC1/SC39)。
2)データセンターの省エネ推進および認定等に係る政策動向の情報収集
国内および海外のデータセンターの省エネ推進政策、認定制度等の動向について情報
収集を行う。
3)海外のデータセンター関連団体との協調
日米欧の官民による「データセンターのベストプラクティス国際協調会議(Global
Harmonization Best Practice)」において、省エネに優れたデータセンターのグローバ
ルな普及に向けた議論に参画する。
4)IT 機器等の委員会との連携による先進的な取り組みの推進
DPPE の構成要素である IT 機器のエネルギー効率や使用効率等に関連する情報をは
じめとし、データセンターの包括的な環境パフォーマンス向上に資する情報を収集し、
共有するため、JEITA 内および関連団体の各種機器の委員会との意見交換を継続的に
実施し、双方のニーズや課題についての理解促進を図る。
また、必要に応じて、設備の規定等に関わる委員会等とも情報共有や意見交換を実施
する。もって、データセンターの環境パフォーマンス向上に向けた、より実効的な取
り組みを推進する。
(5)海外におけるグリーン IT、グリーン CPS/IoT の導入促進
1)海外関係機関と連携した普及啓発活動
欧米、アジア等の業界団体や関連機関との連携を維持・強化し、各国で開催される会
議や各種イベントにおいて講演等を行い、わが国のグリーン IT、グリーン CPS/IoT に
係る技術、製品の優位性のアピールに努める。もって、グローバルな普及を推進する。
71
2)海外動向の把握
欧米、中国の駐在員事務所および各国業界団体との連携を通じて、関連事項に関わる
各国動向の把握に努める。また、平成 26 年度事業で、国際的なエネルギー・環境関連
の組織である国際エネルギー機関(IEA)、Global e-Sustainability Initiative(GeSI)
等と交流があったことを踏まえ、継続的な情報入手に努める。
3)海外向けホームページでの情報発信
会員企業のグリーン IT、グリーン CPS/IoT 製品を紹介する英文ホームページを設置
し、国際会議や海外イベントにおいて積極的に周知する等、海外各国に会員企業の優
れた技術をアピールする。
(6)国際標準化への対応
ISO/IEC JTC1/SC39 の国内委員会と連携し、グリーン IT に関連する国際標準化
の議論動向を注視するとともに、重要な案件が発生した場合は検討し、わが国の意見
を提示する。具体的には、SC39 WG1(Resource Efficient Data Centres)および WG2
(Green ICT)における検討に協力する。
72
11.法務・知的財産権委員会
法務・知的財産権委員会は、わが国の IT・エレクトロニクス産業に係る法的問題および知
的財産権問題等に関する対策の推進ならびに情報提供等を行うことで会員企業の共通課題に
取り組む。
会員企業の法務・知的財産部門の実務担当者を中心に委員会活動を行い、有識者と連携し
つつ、国内外の法制度に対する業界意見の具申、政府・関係省庁への提言などを行う。
模倣品対策等の知的財産保護活動として、国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)に参画
し、関係当局への要請活動を行う。また、各国の法執行当局等を通じて、知的財産の適切な
保護方法について意見・情報交換を行い会員の企業活動に反映する。
〈重点事業〉
(1)個人データ保護等に係る法規等
改正個人情報保護法に基づく政令・委員会規則・ガイドライン等の制定に対して、
実務上の課題・問題点等を検討し、関係機関に業界意見を提言する。
マイナンバー法を含む個人情報保護法制度全般や規制のあり方等に関して、関係機
関に提言・要望を行う。
また、グローバルビジネス環境下での個人データの域外移転に際して発生する諸問
題(「EU データ保護規則」等)に対して、国内外の関係団体と連携し、会員各社の円
滑な事業運営に資する取り組みを行う。
(2)著作権法および関連法規
デジタルネットワーク時代に対応した新しい産業の創出・拡大に資するクラウドサ
ービスやメディア変換等の新規ビジネスの促進に向けて検討し、関係省庁・関係機関
等に業界意見を提言する。
クリエータに適切な対価を還元すべく、契約と技術による解決に向けて検討し、関
係省庁・関係機関等に業界意見を提言する。
(3)CPS/IoT 社会の実現に向けた制度整備等
CPS/IoT を構成する重要な要素である、個人情報や著作権を含む様々なデータの利
活用を推進すべく、法律的な観点からの検証及びビジネスの実態について情報収集す
る。また、データの組み合わせや事業分野によって様々な法律問題に発展する可能性
があることから、必要に応じ、事例に合わせた制度整備の検証・情報収集を行う。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
73
(1)企業活動に係る経済法規・知的財産関連法規等への対応および協力
1)特許法および関連法規
①特許制度およびその運用に関して他業界と連携し、実務的視点で意見を取りまとめ、関
係機関に提言する。
②知財紛争処理システム(特許権侵害訴訟等)の見直しにおいて、紛争解決の一つの手段
としての訴訟が、イノベーションを促進する観点から合理的かつ実効性のある方向で
議論・検討されるよう、関係機関に提言する。
③企業活動の効率化のため、JEITA 会員企業における特許のテーマ研究と特許法関連ト
ピックスに対する渉外活動を行う。
2)商標法および関連法規
①日本における新しいタイプの商標について
新しいタイプの商標を保護対象とする改正法の実態を把握し、実務上の課題・問題点等
を検討する。
②中国商標法改正について
中国における商標法改正に伴い、実務における課題・問題点等を検討する。
3)意匠法および関連法規
平成 28 年 4 月 1 日に施行される改正意匠法の運用状況を注視し、必要に応じて実務
上の課題・問題点を検討し、関係機関に業界意見を提言する。
4)私的録音補償金制度
①私的録音補償金制度に関して、対象機器の追加、業界の運用等の実務的な事項について
検討し、対応に努める。
②対象機器の政令指定に関して、製品の技術仕様等の情報を文化庁および経済産業省に提
示し、協力する。
③一般社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)に業界動向等の情報提供を行い、補償
金の徴収等について協力する。
5)その他の関連法規
①企業の産業競争力を強化すべく制定された日本版バイ・ドール規定(産業技術力強化法
第 19 条)の運用に関して、同規定の制定趣旨を踏まえた業界意見を関係機関に提言す
る。
②改正不正競争防止法の運用状況を注視し、必要に応じて企業における技術情報の管理や
技術情報流出防止策のあり方等の諸問題を検討し、関係機関に意見具申する。
(2)知的財産保護の取り組み
1)知的財産保護活動の推進
①模倣品対策について、関係機関に業界意見を提言するとともに、経済産業省、独立行政
74
法人日本貿易振興機構(JETRO)、一般社団法人日本知的財産協会等の関係機関と連携
し、改善に向けた具体的な取り組みを行う。
②拡大するインターネット上の模倣品対策について情報の共有化を図るとともに、インタ
ーネット・サービス・プロバイダ(ISP)と連携し、対応策について協議する。
2)国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)への参画
模倣品・海賊版の海外における知的財産権侵害問題の解決を目指し、業界横断的組織
である IIPPF(事務局:JETRO)に参画し、次の活動を行う。
①企画委員会に参画し、IIPPF 活動計画、官民合同ハイレベルミッション、実務レベル
ミッション等の建議事項を策定し、業界意見の反映に努める。
②第 1 プロジェクト(中国における模倣品対策)に参画し、実効的な中国政府への要請
事項の策定や現地訪問代表団への参加等、業界意見の反映に努める。
③インターネット WG に参画し、ISP と連携し、課題解決に向けて、情報共有と対策に
取り組む。
75
12.企業間EC委員会
IT・エレクトロニクス業界の発展に貢献することを目的に、企業間電子商取引および企業
間コンカレントエンジニアリングの基盤を整備する。
企業間の全ビジネスプロセスを電子化し、シームレスにつなげるための EC 標準「ECALGA
(Electronic Commerce Alliance Global business Activity)」の普及活動を行うとともに、
自動車業界等との業際化および国際化、環境関係課題への対応に注力する。
また、将来 VISION 検討 TF で進めている、CPS を視野に入れた IoT 社会実装への対応策
の具体化に取り組む。
〈重点事業〉
(1)CPS/IoT 社会実装の推進
1)他業界との EDI(Electronic Data Interchange)標準化推進
IT・エレクトロニクス業界と関連の深い通信業界、自動車業界などと連携し、発注・
受注等のビジネスプロセスの標準化に向けた検討を進め、会員企業の優位性確保に向
けた環境整備に取り組む。
2)新たな取り組みテーマの具体化
将来 VISION 検討 TF で進めている、CPS を視野に入れた IoT 社会実装への対応を
具体化し、関係委員会での新たなテーマ化を検討するとともに、会員企業から要望が
出された様々なテーマを具体化するため、必要に応じて新たな組織体制を検討してい
く。
(2)事業環境整備
①EDI 調査 TF の活動を中心に、欧米の EDI 標準の動向を調査するとともに、中国など
アジアでの EDI も含め、調査対象、優先順位などを決めて国際化対応を進めていく。
②会員企業のグローバル化に対応し、海外通常取引モデルの拡充(見積業務対応)と普及
促進を進める。
③国際電機標準会議(IEC)の動向や業界での活用状況を把握しつつ、C-3 ラベル等のシ
ンボル標準の見直しを進める。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)技術情報交換仕様の標準化・実用化
①部品情報の提供や公開のため部品の分類や特性を記述した ECALS 辞書は、各企業で
B2B による活用が開始されつつある。さらに国際標準に準拠した形での改定や運用の
検討を進め、会員企業の利便性を高めるべく活動する。
②E-mail や Web を活用した ECM(Engineering Chain Management)系の技術情報交
換の標準化を検討し、会員企業への使い勝手の良い技術交換仕様の提供に取り組む。
76
(2)環境関連課題への対応
①化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則(REACH)等の各種規制に対応し、
製品含有化学物質の適切な管理および円滑な情報の開示・伝達を促進するための標準
化に注力する。
②様々な業種が参画しているアーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)と連携し、
JAMP-AIS 仕様の改定を確認し、改定がある場合にはツール・辞書・スキーマ等の変
更に対応する。
(3)中堅・中小企業への対応
①EDI が中堅・中小企業にも無理なく普及するための施策として、Web-EDI 認定事業や
ASP(Application Service Provider)事業者に対する ASP 間運用標準ガイドラインの
実装を引き続き推進する。
②NTT 東西は 2020 年末を目処に ISDN 提供の終了を計画しており、中堅・中小企業の
多くが EDI で利用している全銀手順の代替が検討されつつある。インターネットベー
ス等への代替方法の検討と実証実験を行い、移行環境の整備サポートを推進していく。
(4)国際標準化への対応
①ECALS 辞書と IEC との整合性を保つため、関係機関との連携を推進する。
②IBIS(I/O Buffer Information Specification)は、セットメーカやチップベンダ、EDA
(Electronic Design Automation)ベンダなどでの利活用が活発化しつつある。国際規
格への提言と標準化促進のため、米国の EIA/IBIS Open Forum と連携し、日米両国で
の IBIS サミット会議を開催する。
(5)セミナーの開催と季刊誌の発行
① 企 業 間 の ビ ジ ネ ス プ ロ セ ス を 電 子 化 し 、 シ ー ム レ ス に つ な げ る EC ( Electric
Commerce)標準である ECALGA の普及啓発のため、ECALGA セミナーを開催する。
②EC センターが標準化と普及を主導している IBIS モデルの利用拡大と活用技術の向上
を図るため、IBIS 初心者や潜在的ユーザを対象に JEITA/IBIS セミナーを開催する。
③企業間 EC 委員会の活動紹介と EC 関連の最新情報の提供のため季刊誌「ECALGA ニ
ュース」を発行するとともに、ウェブサイトで情報発信していく。
77
13.関西支部
近畿経済産業局、大阪府、大阪市をはじめ関連機関の協力を得つつ、中堅・中小・ベンチ
ャー企業とも連携し、IT・エレクトロニクスの活用により地域の活性化を目指す事業を推進
する。特に地場を主な拠点とする会員企業のニーズを踏まえ、グローバルなマーケットの状
況把握に努め、経営関連情報をタイムリーに発信する。
また、将来の IT・エレクトロニクス産業を担う人材の育成に取り組むとともに、環境・安
全等、会員企業共通の課題について最新の情報を提供する。
〈重点事業〉
平成 28 年度は、当協会の「基本方針・重点事業」を踏まえ、以下の事業に重点的に取り
組む。
(1)地域活性化への取り組みおよびベンチャー企業との連携
①CPS/IoT の実装に向けた取り組みを含め、IT・エレクトロニクスの活用により地域の
活性化を目指す 「次世代エレクトロニクス・エネルギーシステム産業創出プロジェ
クト」
(略称「プロジェクト NEXT」、事務局:近畿経済産業局)の活動に積極的に
参画する。
②関西の中堅・中小・ベンチャー企業との連携を進め、ビジネス機会の創出を目指すため、
関西 IT・ものづくり技術委員会 OB を中心に設立された有限事業責任組合「アド
バイザー夢工房」により進められる「 戦略産業支援のための基盤整備事業(戦略分野
コーディネータ事業)(エレクトロニクス分野)」( 事務局:一般財団法人ニューメデ
ィア開発協会 )を支援する。
③IoT の活用による地域活性化の事例等について情報発信する。
(2)事業環境整備
1)環境・エネルギー課題への対応
化学物質規制対応、創・蓄・省エネ、循環型社会形成等、各種環境・エネルギー
課題について適切に対応しつつ、円滑な事業推進を図る目的で「環境セミナー」を
開催し、会員企業はじめ地域産業界に広く情報発信する。
2)ものづくり課題への対応
わが国ものづくり産業において、さらなるイノベーションを創出するための課題
をテーマに、各界専門家を講師とする「技術セミナー」を開催し、会員企業はじめ
地域産業界に広く情報発信する。
3)人材育成の推進
①大阪大学ならびに神戸大学の大学院工学研究科と連携し、エレクトロニクス技術者の育
成とリーダーシップを発揮できる人材の養成に寄与する目的で、会員企業より講師を
78
派遣して「JEITA 関西講座」を実施する。(共同実施:関西工学教育協会電気分科会)
②小学生を対象に、ものづくりに興味・関心を持ってもらう目的で、会員企業より指導員
を派遣して電子工作を行う「ものづくり教室」を実施する。
(3)情報発信の強化
1)グローバルマーケットの把握
①アジアを中心に、今後の有望市場の動向を把握するとともに、現地各機関と関係を
構築する目的で、部品メーカトップによるミッションを派遣する。
②カーエレクトロニクス、ヘルスケア、エネルギー等、今後の成長分野を含め、グロ
ーバル市場の動向と展開を把握する目的で、以下の活動を進める。
・関西部品メーカトップにより、関連企業幹部を招き、「機器・部品メーカ懇談会」
を開催する。
・関西機器メーカ事業責任者により、関連企業トップ、官公庁、専門アナリスト等と
の情報交流を通じ、新たな市場の可能性を探る。
・「新春特別講演会」や「電子部品 3 専門委員会合同委員会」をはじめ、専門講師に
よる講演等により、経営関連情報を発信する。
③在関西各国総領事館等と交流を深め、IT・エレクトロニクス産業の振興に関わる情
報を収集し、発信する。
2)CEATEC JAPAN 活性化への取り組み
CEATEC JAPAN を、IT・エレクトロニクス産業の方向性や成長領域について
国内外に情報発信する機会とすべく、本部と連携のもと、各種取り組みを積極的に
推進する。
重点事業とともに会員企業のニーズを踏まえた以下の事業に取り組む。
(1)社会的課題の解決に向けた取り組み
1)調達関連課題への対応
紛争鉱物規制への対応や資材調達における BCP、CSR 等の課題について、会員企業
による事例発表、専門講師による講演、他企業訪問による情報収集・意見交換等で、
対応に資する。
2)人事・労務関連課題への対応
労働関連政策への対応を含め、地域中堅企業の実状に即した人事制度の構築と労務管
理のあり方について、会員企業による事例発表、大手企業や専門家による講演、他企
業訪問における情報収集・意見交換等による調査研究を行う。
3)放送関連の対応
次世代テレビ(4K・8K、スマートテレビ)を含め、放送関連機器事業に関わる
79
最新の動向について情報を収集し、NHK 大阪放送局はじめ各放送・通信事業者の
協力を得て、地域における対応を進める。
4)製品安全の推進
①試験・評価・認証機関との交流を含め、製品安全規制・認証のグローバルな動向ならび
に製品事故情報について調査分析し、会員企業における製品安全推進に資する。
②スピーカの長期使用による事故の予防に向け、経年劣化等に関する情報を収集し、啓発
する。
③「変成器設計マニュアル(追補版)」の編集を進める。
5)コンプライアンスへの対応
業界団体活動における競争法上の遵守を一層徹底する目的で、専門講師による講演を
行う。
(2)情報発信の強化
関西支部レポート(毎月)、各種催し等業界関連情報一覧(月 2 回)等のツール
を活用し、会員企業の事業活動に有益な情報をタイムリーに発信する。
80
14.海外事務所
海外事務所(ワシントン DC(米国)、北京(中国)、ブリュッセル(ベルギー))がより会
員のニーズに合致した活動を展開できるよう、国際部をハブとして、本部と海外事務所が一
体となった活動を推進する。
<ワシントン DC 事務所>
(1)米国における紛争鉱物規制への対応
コンゴおよび近隣国産の鉱物を使用した製品を製造する企業を対象とする米国証券
取引委員会(SEC)への報告・情報開示の義務化に対して、Conflict Free Sourcing
Initiative(CFSI)との連携、IPC の標準化活動への参加等を通じて、会員企業の適切
な対応を支援するための各種事業を実施する。関連し、EU 立法化、中国のガイドライ
ン作成など、紛争鉱物に関する米国外の動きも適宜モニターし、直接または CFSI を通
じて JEITA の意見を当該当局に提出する。
(2)各国政府機関への業界提言
各国政府機関が公表あるいは検討している法律案や政策案等について、本部、米国産
業界および経済産業省と連携し、適切な業界提言やその調整・支援等、必要に応じた
フォローアップを実施する。
1)米国政府(連邦および州)への業界提言とフォローアップ
・米国紛争鉱物条項関連規則
・エネルギースタープログラム等
・バイ・アメリカン法
・サイバーセキュリティ規制
2)各国政府への業界提言とフォローアップ
・中国:自主創新・産業育成政策、情報セキュリティ関連、政府調達関連等
・メキシコ:外部電源に関するエネルギー効率規制等・中南米:IT 及び関連機器に関す
る規制等
・アジア太平洋経済協力会議(APEC)および環太平洋戦略的経済連携協定(TPP):電
子機器の関税撤廃等
(3)在米日系企業、日本大使館等とのネットワークの強化
1)米国業界団体等との関係強化
重要課題について、米国民生技術工業会(CTA:旧 CEA)、情報技術産業協議会(ITI)、
米国半導体工業会(SIA)、Electronics Industry Citizenship Coalition(EICC)、対米
81
投資機構(Organization for International Investment:OFII)等の米国業界団体や
米国企業および米国政府機関との情報交換に基づく連携を強化し、各国政府への業界
提言につなげる。
2)在米日系企業、日本大使館等とのネットワークの強化
在米の日本大使館、領事館、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)、国立研究開
発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、経団連・日系業界団体および
日系エレクトロニクス企業等とのコミュニケーションを深耕し、関心事項とその動向
を把握する。その一環として、ワシントン近郊の JEITA 会員企業向けに「ラウンドテ
ーブル」(年 4 回)を開催する。
3)在米部品懇談会の開催
「在米部品懇談会」を年 2 回開催し、日系電子部品企業の直面する問題等について
専門家を交えた意見交換を行う。
(4)情報収集と報告
米国政府、議会、業界、関係機関およびプレスの動向を注視し、関係者へ的確かつタ
イムリーに情報提供する。具体的には、以下を中心に情報収集を行い、本部および関
連委員会へ報告する。
・米国の景況動向、連邦政府の経済政策および IT 関連政策ならびに関連した議会、業界
の動向
・WTO 環境物品自由化交渉に関する米国産業界の動向
・TPP に関する米国政府および産業界の動向
・各国の Forced Localization Measures への米国産業界の対応状況
・紛争鉱物条項に関する米国産業界の対応状況
・国防授権法関連条項に関する米国産業界の対応状況
・地球温暖化関連法案や廃棄物規制等に関する米国の州および連邦、ならびにバーゼル条
約や国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)等の国際的枠組みに
おける環境問題の取り組みと規制成立による業界への影響
・対中国、対 EU 政策を含む連邦政府の経済・通商政策の動向と米国業界の動向
・CPS/IoT、クラウドコンピューティング、スマートフォンやタブレット端末等の情報端
末、スマートコミュニティ関連機器、グリーン IT 関連機器、医療関連 IT 機器、4KTV、
ウェアラブル、3D 関連機器等に関する米国産業界および主要各社の動向、ならびにそ
の他の注目市場の動向
・知的財産権、規格・標準化に関する米国政府、議会、業界の動向
・サイバーセキュリティおよびプライバシー保護に関する米国政府、議会、業界の動向
・上記項目に関するマスコミの論調
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(5)JEITA ミッションへの協力等
JEITA ミッションへの協力とコーディネーションおよびその他の依頼事項に対応する。
1)訪米ミッションへの協力
JEITA または関連団体の訪米ミッション派遣に関し、米国側関係者とのコーディネー
ションほか訪米団への協力を必要に応じて提供する。
2)国際的人材育成のための協力
IT・エレクトロニクス業界において国際的な人材を育成するための協力、支援を行う。
3)コンプライアンスへの協力
米国の事例、解釈を基にした JEITA のコンプライアンスへの協力、支援を行う。
4)CEATEC JAPAN などの米国展示会認証の取得の支援
CEATEC JAPAN などの展示会の米国窓口として米国商務省との連携を行う。
<北京事務所>
世界でも最大級の市場、労働人口を有し、安定的な成長を続けている中国は、量から質への変革
を模索しており、製品の販売先および生産基地としてその動向は重要である。そのため、現地にお
ける最前線事務所として、中国の電子情報産業関連政策や産業動向、背景となる政策や社会の動
向等に関する情報収集および発信、中国政府機関等に対する業界提言の調整・発出・フォローアッ
プ等を行う。
(1)情報収集および発信
1)法律・条例等の各種規則および関連政策
・中国のサイバーセキュリティの状況
ますます強まる情報セキュリティ規制に関して、関連する動向を広く情報収集する。
・中国の標準化の制度
刻々と変わりつつある標準化の制度について、さらに最新の状況についてフォローして
いく。
・環境保護政策への対応
中国 RoHS、中国 WEEE 等の電気電子製品に関わる制度に関する情報収集および制度
変更案へ適切に対応する。また、ますます強化される環境保護政策および実施につい
てフォローアップする。
・中国の経済政策動向、関連する構造改革
党・政府の基本政策の動向、中国経済の動向、改革の実施動向等をフォローアップする。
今年度は第 13 次 5 カ年計画がスタートする年であり、その動向をフォローアップする。
83
2)統計、市場動向、企業動向等
引き続き、政府統計、市場動向、企業動向等を調査報告する。
(2)中国政府機関等に対する業界提言
情報セキュリティ規制、中国 RoHS、中国 WEEE などの環境分野の規制、強制標準
による実質的な規制など、当業界が必要な業界提言やパブリックコメントへの対応を
実施する。
(3)中国の電子情報産業関連団体との連携・協力の推進
以下の団体と連携、交流を深め、さらなる協力関係を構築していく。また案件によっ
て、適宜ほかの団体との連携も深めていく。
・中国電子商会(CECC)
・中国機電産品輸出入協会(CCCME)
・中国国際貿易委員会電子情報業分会(CCPITECC)
・その他、案件によって、液晶パネルの団体(CODA)、電子映像機器の団体(CVIA)、
半導体(CSIA)等の中国の業界団体と適宜連携を深めていく。
(4)現地進出会員企業に対する情報提供および活動支援
1)JEITA 関連情報の提供
北京事務所の説明会等により、現地会員企業のニーズを踏まえた情報発信を行う。
2)在中国会員企業との連携強化
企業単位では対応が困難な諸課題について対応を行う。その際には、日系企業組織で
ある中国日本商会も活用しつつ、情報収集・戦略的協議を行う。
(5)JEITA および関連業界の訪中ミッションへの協力
中国政府機関、団体等との意見交換、情報収集、申し入れ等のミッションを受入支援
する。中国関係機関との会合の設定、視察、中国経済現況の説明等、ミッションの円
滑な遂行を支援する。さらに、ミッション終了後も必要に応じフォローアップ等を実
施する。
(6)現地関係機関との連携
1)日本大使館、中国日本商会等日系組織との連携強化
・中国日本商会の場を有効に活用し、セミナー等の共同事業「中国経済と日本企業白書」
の発行に協力することにより、電子情報産業分野の提言を盛り込む。
・日本大使館との連携により、情報収集、政府への提言等に資する。
・JETRO、NEDO、日中経済協会、国際協力機構(JICA)等の在中国日系団体との有効
84
な連携も視野に入れて活動する。
2)米欧韓等の関係機関との連携強化
情報収集やロビー活動を活発化させるため、以下の組織等との連携を引続き強化する。
・米国:中国美国商会(AmCham)、美国信息産業機構(USITO)
・欧州:中国欧盟商会(Europian Chamber)、欧州電気電子産業弁事処(Euro Electro)
・韓国:中国韓国商会(KORCHAM)、韓国電子協会(KEA)
<ブリュッセル事務所>
(1)情報収集および情報提供
欧州連合(EU)および欧州内の各国政府、IT・エレクトロニクス産業関係団体
(DIGITALEUROPE 等)、規格策定団体(CEN/CENELEC/ETSI 等)、企業等の政
策、市場および産業等の動向について、JEITA の事業活動および IT・エレクトロニク
ス産業の情報発信強化に資するため、次の情報収集を行い、関係者に提供する。
・EU および各国政府の法律・規則等
・欧州の IT・エレクトロニクス産業関係団体、規格策定団体、企業等の動向
・欧州における市場動向、企業動向
(2)EU および欧州各国政府、関係団体等との調整
次の重要な案件に関する情報収集を行い、必要に応じて EU および欧州各国政府、関
係団体等との間の調整を図る。
・グローバルビジネス環境整備への取り組みに関しては、日 EU 経済連携協定(EPA)、
欧州と各国との自由貿易協定(FTA/EPA)、WTO 情報技術協定(ITA)、関税分類問
題、中国等の保護主義的政策への対応、新 EU データ保護規制等について情報収集を
行う。
・特に日 EU EPA に関しては、平成 28 年内の早い時期に最終妥結を目指していることも
あり、EU および欧州各国政府、関係団体等との関係をより強化し、必要な情報収集や
意見調整を行う。DIGITALEUROPE との連携を軸に、日欧の電子情報産業として共
通のメッセージの発出に努め、日欧協調により、EPA 交渉・締結へのインプットに努
めるとともに、通商委員会など関係委員会との十分な連携を図る。
・WTO ITA に関しては、その拡大交渉は平成 27 年末のケニア・ナイロビでの閣僚交渉
において交渉締結に至った。今後、関税撤廃されるとされた品目の撤廃スケジュール
が記載される関税率の譲許表の改正完了を待つとともに、平成 28 年度以降は、個々の
品目が欧州加盟国内において削減・撤廃措置がなされていくか確認を行っていく。
・さらに、ITA 後の次の WTO 下の個別交渉として、EGA(環境物品協定)が平成 26 年
から交渉が始まり、当初平成 27 年末までに交渉を終えることになっていたが、米中の
対立もあって交渉は延長となっている。今後、日本機械輸出組合(JMC)が主導して
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産業界をとりまとめるコアリッションが中心となって早期に交渉妥結に向けて推進し、
特に電子情報産業分野における取り組みは JEITA として支援していく。
・また、EU データ保護規則の改正法案に関しては、平成 27 年 12 月に、欧州委員会、欧
州議会及び欧州理事会の三者協議が同意に至り、規制(Regulation)成立が確実とな
った。今後、法案の正式成立とともに、下位法令やガイドライン等の制定プロセスに
入ることから、JEITA として必要・重要な内容(データ移転、相互承認等)が盛り込
まれるよう、今後も、EU および欧州各国政府、関係団体等における情報収集、意見調
整等を進める。
・欧州のデジタル政策は、平成 27 年 5 月に欧州委員会が公表した「欧州デジタル単一市
場(Digital Single Market)構想」に基づいて制度設計がなされているところである。
欧州内で市場的・規制的に切れ目のない単一のスマート社会の実現に向けた各種の取
り組みが検討されているところ、例えば、欧州における新たなビジネス・市場創出に
向けた取り組み、イノベーションにつながる先端基盤技術開発の促進、低炭素社会実
現に向けた省エネの推進、電子行政確立に向けた取り組み、個人情報保護とデータ利
活用の両立、サイバーセキュリティ強化への取り組み等に関する情報収集を強化し日
本企業にフィードバックする。また、日欧関係強化のための取り組みについても検討
し、推進する。特に、近年話題となっているドイツのインダストリー4.0 の動向につい
てタイムリーに情報の共有を図る。
・社会的諸課題の解決への取り組みとしては、紛争鉱物資源等の規制法案(平成 27 年ま
でに取りまとめる予定であったところ、三者協議が難航中)への対応、各種の環境関
連規制への対応(REACH、EuP/ErP、RoHS、WEEE、環境フットプリント等)等
についての情報収集を行う。
・その他、対応の必要な案件については、関係機関・団体における検討作業への参加、提
言の実施等を行う。
(3)ネットワーク構築と強化
DIGITALEUROPE 等の欧州の関係団体等と密接な関係を構築するとともに、在欧日
系企業のネットワークを強化する。
・特に DIGITALEUROPE との間で、随時、情報交換を行い、必要な場合は米国等の関
係団体(ITI)等と協調行動を行う等、緊密な協力体制を構築する。また、ビジネスヨ
ーロッパ(欧州産業連盟)をはじめとする欧州各種産業団体との間での情報交換を行
い、日欧の産業界での協力体制の構築を目指す。
・現地日系企業による「JEITA 欧州ネットワーク」を最大限活用することにより、通商
問題、環境問題、セキュリティ問題等の各種課題に対する日系企業の協力体制をより
一層強化する。また、在欧日系ビジネス協議会(JBCE)および JMC 等の活動と協調
しつつ、在欧日系企業全体のネットワーク化および共通課題への対応強化を図る。
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(4)その他
・EU 日本政府代表部や欧州内の日本大使館、JETRO 事務所等の公的機関と連携し、在
欧 JEITA 会員企業のビジネス支援を図る。
・JEITA 関連の訪欧ミッションにおいて、欧州側関係者とのコーディネーションや国際
会議開催のサポートなど、積極的に支援する。
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付表
国際会議
開催時期
会議名
開催国
担当部門
2016 年 4 月 第 25 回世界ディスプレイデバイス産業協力会議
(WDICC/WG)
日本
ディスプレイデバイス部会
5 月 第 55 回 WSC 合同運営委員会(JSTC)
韓国
半導体部会
第 20 回世界半導体会議(WSC)
韓国
半導体部会
第 12 回国際ナノテクノロジー会議(INC12)
ベルギー
半導体部会
東京
総合政策部会
10 月 第 12 回 AEF(Asia Electronics Forum)
第 17 回 半導体に関する政府/当局間会合(GAMS)ドイツ
第 56 回 WSC 合同運営委員会(JSTC)
半導体部会
ドイツ
半導体部会
シンガポール
総合政策部会
第 26 回世界ディスプレイデバイス産業協力会議
(WDICC/WG)
台湾
ディスプレイデバイス部会
第 15 回世界ディスプレイデバイス産業協力会議
(WDICC/MC)
台湾
ディスプレイデバイス部会
Asian IBIS Summit in Japan
日本
企業間 EC 委員会
米国
半導体部会
11 月 第 21 回 WEF(World Electtronics Forum)
2017 年 2 月 第 57 回 WSC 合同運営委員会(JSTC)
標準化
<国際会議>
開催時期
会議名
開催国
2016 年 5 月 IEC/TC47/SC47A 国際会議
担当部門
ドイツ
半導体部会
IEC/TC100 AGS/AGM 国際会議
オーストリア
CE 部会
IEC/TC110 国際会議
米国
ディスプレイデバイス部会
ISO/TC159 国際会議
米国
ディスプレイデバイス部会
シンガポール
半導体部会
IEC/TC47/SC47E 国際会議
ドイツ
半導体部会
ISO/IEC JTC1/SC39 国際会議
ドイツ
グリーン IT 委員会
6 月 IEC/TC47/SC47E 国際会議
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9 月 IEC/TC87 国際会議
日本
情報・産業社会システム部会
未定
情報・産業社会システム部会
IEC/TC62 国際会議
ドイツ
情報・産業社会システム部会
IEC/TC40 国際会議
ドイツ
電子部品部会
IEC/TC48、SC48D 国際会議
ドイツ
標準化政策委員会
IEC/TC91 国際会議
ドイツ
標準化政策委員会
IEC/TC100 国際会議
ドイツ
CE 部会
IEC/TC110 国際会議
ドイツ
ディスプレイデバイス部会
IEC/TC111 国際会議
ドイツ
環境委員会
IEC/TC113 国際会議
ドイツ
標準化政策委員会
IEC/TC119 国際会議
ドイツ
標準化政策委員会
IEC/SC48B 国際会議
ドイツ
電子部品部会
ISO/TC159 国際会議
韓国
ディスプレイデバイス部会
2017 年 2 月 IEC/TC47/WG3 国際会議
英国
半導体部会
IEC/TC47/WG5 国際会議
米国
半導体部会
IEC/TC110 国際会議
米国
ディスプレイデバイス部会
欧州
安全政策委員会
10 月 ISO/TC204 総会
開催時期未定 JISC-CENELEC 情報交換会(EMF-WG)
<国際委員会の議長・幹事の受託>
事業
担当部門
IEC/TC51(磁性部品及びフェライト材料)
電子部品部会
IEC/TC91(電子実装技術)
標準化政策委員会
IEC/TC100(オーディオ・ビデオ・マルチメディアシステム及び機器)
CE 部会
IEC/TC110(電子ディスプレイデバイス)
ディスプレイデバイス部会
IEC/TC111(電気・電子機器、システムの環境規格)
環境委員会
IEC/TC113(電気・電子分野の製品およびシステムのナノテクノロジー) 標準化政策委員会
IEC/SC47A(集積回路)
、SC47D(半導体パッケージング)
、
半導体部会
SC47E(個別半導体)
IEC/SC48D(電子装置の機械的構造)
標準化政策委員会
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<IEC・ISO 規格の作成(JISC から国内審議委員会を受託)>
事業
担当部門
IEC/TC40(電子機器用コンデンサ及び抵抗器)
電子部品部会
IEC/TC47(半導体デバイス)
、SC47A(集積回路)
、
SC47D(半導体パッケージング)
、SC47E(個別半導体)
半導体部会
IEC/TC48(電子機器用機構部品)
、SC48D(電子装置の機械的構造)
標準化政策委員会
IEC/TC51(磁性部品及びフェライト材料)
電子部品部会
IEC/TC62(医用電気機器)
、SC62A(医用電気機器の共通事項)
、
SC62D(医用電子機器)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC80(舶用航海及び無線通信装置とシステム)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC87(超音波)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC91(電子実装技術)
標準化政策委員会
IEC/TC100(オーディオ・ビデオ・マルチメディアシステム及び機器)
CE 部会
IEC/TC110(電子ディスプレイデバイス)
ディスプレイデバイス部会
IEC/TC111(電気・電子機器、システムの環境規格)
環境委員会
IEC/TC113(電気・電子分野の製品及びシステムのナノテクノロジー)
標準化政策委員会
IEC/TC119(プリンテッドエレクトロニクス)
標準化政策委員会
IEC/SC37A(低圧サージ防護デバイス)
、
電子部品部会
SC37B(サージ防護デバイス用部品)
IEC/SC48B(コネクタ)
電子部品部会
IEC/IECEE(電気機器適合性試験認証制度)
安全政策委員会
ISO/IEC JTC1/SC39(IT の及び IT によるサステナビリティ)
グリーン IT 委員会
IEC/SMB/SG10(ウェアラブルスマートデバイス)
標準化政策委員会
<外部の国際審議委員会委託団体との連携・協力>
事業
担当部門
IEC/TC20(電力ケーブル)
安全政策委員会
ISO/TC21/SC3(消防器具/火災感知及び警報システム)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC32B(低圧ヒューズ)
、32C(ミニチュアヒューズ)
安全政策委員会
IEC/TC46(通信用伝送線及びマイクロ波受動部品)/
電子部品部会
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SC46A(同軸ケーブル)/SC46C(平衡型ケーブル)/SC46F(無線及びマイクロ波受動部品)
IEC/TC68(磁性合金及び磁性鋼)
電子部品部会
IEC/TC72(自動制御装置)
電子部品部会
IEC/TC77(電磁両立性)
安全政策委員会
IEC/TC79/WG12(警報及び電子セキュリティシステム/
ビデオサーベランスシステム)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC81(雷保護)
電子部品部会
IEC/TC89(耐火性試験)
安全政策委員会、電子部品部会
IEC/TC101(静電気)
電子部品部会、標準化政策委員会
IEC/TC103(無線通信用送信装置)
情報・産業社会システム部会
IEC/TC104(環境試験、分類及び試験方法)
電子部品部会
IEC/TC106(電子・情報機器からの電磁波による人体曝露測定法及び評価法) 安全政策委員会
IEC/TC109(低圧機器の絶縁協調)
安全政策委員会
IEC/SC23J(機器用スイッチ)
電子部品部会
IEC/SC62B(医用画像装置)
情報・産業社会システム部会
IEC/SC62C(放射線治療装置、核医学及び放射線量計)
情報・産業社会システム部会
IEC/SC77A(低周波現象)
、77B(高周波現象)
安全政策委員会
IEC/CAB(適合性評価評議会)
安全政策委員会
IEC/CISPR(国際無線障害特別委員会)
、SC-A(測定法)
、SC-B(ISM)
、
SC-H(共通)
、SC-I(AV 及び IT 機器)
安全政策委員会
ISO/TC61(プラスチック)/SC4(燃焼挙動)
安全政策委員会
ISO/TC121(麻酔装置及び人工呼吸器関連装置)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC150(外科用体内埋没材)/SC6(活動型埋没医療用具)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC172(光学及びフォトニクス) /SC7(眼光学及び関連機器)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC173(福祉用具)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC176(品質マネジメントシステム)
安全政策委員会
ISO/TC184(オートメーションシステム及びインテグレーション)/
SC2(ロボットとロボティックデバイス)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC184(オートメーションシステム及びインテグレーション)/
標準化政策委員会
SC4(産業データ)
ISO/TC204(ITS)
、WG16(通信)WG17(ノーマディックデバイス)
91
情報・産業社会システム部会
ISO/TC210(医療用具の品質管理と関連する一般事項)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC215(保健医療情報)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC223/WG5(社会セキュリティ/ビデオサーベランス)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC242(エネルギーマネジメント)
情報・産業社会システム部会
ISO/TC257(省エネルギーの評価・検証)
情報・産業社会システム部会
ISO/CASCO(適合性評価委員会)
安全政策委員会
ISO/IEC JTC1/SC31(自動認識及びデータ取得技術)
情報・産業社会システム部会
調査統計
<調査報告書>
事業
担当部門
電子情報産業の世界生産見通し(赤本)
総合政策部会
電子情報産業の世界生産見通し~各社アンケート集計結果(赤本詳細版)
総合政策部会
注目分野に関する動向調査
総合政策部会
日本の電子情報産業(生産・輸出入・出荷統計による業界紹介)
(和文・英文) 総合政策部会
移動電話に関する市場調査報告書(出荷見通し)
総合政策部会
情報端末装置に関する市場調査報告書(出荷見通し)
情報・産業社会システム部会
プリンターに関する調査報告書(世界市場見通し)
情報・産業社会システム部会
磁気記憶装置に関する調査報告書(世界市場見通し)
情報・産業社会システム部会
入力装置に関する調査報告書(出荷見通し)
情報・産業社会システム部会
端末装置に関する調査報告書(出荷見通し)
情報・産業社会システム部会
AV&IT 機器世界需要動向調査
CE 部会
民生用電子機器データ集(国内出荷統計時系列過去データ)
CE 部会
主要電子機器の世界生産状況(世界生産台数見通し、英文併記)
電子部品部会
<統計>
事業
担当部門
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査
情報・産業社会システム部会
サーバ・ワークステーションの出荷実績調査
情報・産業社会システム部会
情報端末関連装置出荷統計調査
情報・産業社会システム部会
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産業用電子機器の受注、出荷実績調査
情報・産業社会システム部会
監視カメラ出荷統計(データ集)
情報・産業社会システム部会
移動電話に関する国内出荷実績調査
総合企画部
民生用電子機器(AV 機器、カーエレクトロニクス)国内出荷統計
CE 部会
パーソナルコンピュータ国内出荷実績
CE 部会
受信システム機器国内出荷実績
CE 部会
タブレット端末国内出荷実績
CE 部会
電子部品企業のグローバル動向調査
電子部品部会
電子材料生産実績調査
電子部品部会
JEITA センサ・グローバル状況調査
総合政策部会
人材育成事業
事業
担当部門
ものづくり教室
電子部品部会、関西支部
小学生のためのおもしろ電気教室
総合政策部会
授業でも使用可能なアルゴリズム学習教材の啓発
情報・産業社会システム部会、
総合政策部会
中学生高校生のための IT・エレクトロニクス講座
総合政策部会
大学におけるモデルカリキュラムの実施
総合政策部会
産学連携シンポジウム
総合政策部会
CEATEC JAPAN 業界研究セミナー
総合政策部会
大学における電子実装技術に関する教育講座の開発
標準化政策委員会
JEITA 講座、JEITA 関西講座
情報・産業社会システム部会、
関西支部
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