Kabayaki for Windows 設定説明書 version 1.2.1

Kabayaki for Windows
設定説明書
version 1.2.1
2
注意:
Kabayaki for Windows の 1.0.3 以降の version をインストールした後,ファイルやフォルダの
変更,または,HTTP Server の移行を行なっていない場合は,安全に運用するための諸設定
以外は,本解説書で解説されている設定を行なう必要はありません.
本説明書は,Kabayaki for Windows の 1.0.3 以降の version のインストーラが行なう諸設定を手
動で行なうための手順を解説しています.Kabayaki for Windows をインストールした後,ファイル
やフォルダを変更したり,HTTP Server の移行の際に,Kabayaki for Windows を正しく動作させ
るために必要な設定について解説します.
3
4
目次
Internet Information Serviceの基本設定
7
インターネット インフォメーション サービス(IIS) の設定 ..................................... 9
kabayaki 親仮想ディレクトリの新規作成と設定.........................................................................9
IIS 4 での設定
........................................................................................................9
IIS 5 での設定
......................................................................................................12
cgi-bin, help,及びimages 子仮想ディレクトリの新規作成と設定.........................................15
IIS 4,IIS 5 共通設定
.......................................................................15
IIS 4 での設定
......................................................................................................17
IIS 5 での設定
......................................................................................................19
IIS 4,IIS 5 共通設定
.......................................................................21
kabayaki 仮想ディレクトリへの既定のドキュメントの追加
ディレクトリ・ファイルのアクセス権の設定
..............21
23
ディレクトリ,およびファイルのアクセス権の設定............................................... 25
Windows ユーザの確認............................................................................................................25
Windows NT 4.0 での設定
Windows 2000 での設定
...................................................................................25
.....................................................................................26
ディレクトリとファイルのアクセス権の設定 ...............................................................................28
Windows NT での設定
.........................................................................................28
5
Windows 2000 での設定
.....................................................................................31
安全に運用するための諸設定
Apache HTTP Server におけるアクセスコントールについて
35
........... 37
htaccessの作成 ...........................................................................................................................37
AuthUserFile の作成.................................................................................................................38
インターネット インフォメーション サービス(IIS) における認証方法について
....................................................................................................... 39
6
Internet Information Service
の基本設定
7
8
インターネット インフォメーション サービス(IIS) の設定
Kabayaki for Windows をインターネット インフォメーション サービス(IIS) でお使い
いただく場合,Kabayaki for Windows をインストールする前にインターネット インフォ
ーメーション サービスがインストールされていなかった場合は,インターネット サービ
ス マネージャを用いて,以下に解説します設定をしていただく必要があります.Kabayaki
for Windows をインストールした後,手順に従って設定を進めてください.
ここから以降,Internet Information Server 4.0(Windows NT 4.0) とインターネット イ
ンフォメーション サービス(Windows 2000) について,前者を IIS4:,後者を IIS5: として
分けて解説をし,双方で共通の場合は IIS4,IIS5 共通: と明記して解説します.
IIS4 では
共通の場合は,
を,IIS5 では
が見出しになります.IIS4 と IIS5 双方で
となります.
kabayaki 親仮想ディレクトリの新規作成と設定
まず,すべての仮想ディレクトリの親となる,kabayaki 仮想ディレクトリから作成しま
す.
IIS 4 での設定
まず,タスクバーのスタート をマウスでクリックし,プログラム(P) から Windows NT 4.0
Option Pack,Microsoft Internet Information Server(Windows NT Workstation では,Microsoft
Internet Personal Web Server),インターネット サービス マネージャの順にマウスカーソル
を合わせ,インターネット サービス マネージャをクリックします.
Microsoft 管理コンソール の画面で,Kabayaki for Windows をインストールしたコンピ
ュータのコンピュータ名をクリックします.既定の Web サイトを右クリックしてポップア
ップメニューを表示させ,新規作成から仮想ディレクトリをクリックします.
9
仮想ディレクトリの作成ウィザードが起動したら,次へ(N) > ボタンをクリックして,仮想
ディレクトリ エイリアスの画面へ進みます.エイリアス(A) テキスト エリアへ,
kabayaki
と入力します.
続けて,次へ(N) > ボタン をクリックして,Kabayaki for Windows をインストールした
コンピュータのディレクトリを指定します.物理パスの入力は絶対パスで,
例:
C:Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var¥public_html¥search¥current
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
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と入力します.
参照(R)... ボタン をクリックして,フォルダの参照 のツリー表示をクリックして選択して
も構いません.
続けて,次へ(N) > ボタン をクリックして,仮想ディレクトリのアクセス権の画面へ移り,
許可する項目のうち,読み取りアクセスを許可する(R) チェックボックス をクリックして,
この項目のみのチェックとします.他の項目のチェックボックスに注意して,チェックが
ないことも確認しましょう.
最後に,完了 ボタン をクリックして,仮想ディレクトリの作成ウィザードを終了させま
す.
これで,すべての仮想ディレクトリの親となる,kabayaki 仮想ディレクトリができまし
た.
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IIS 5 での設定
タスクバーからスタートをマウスでクリックし,設定(S) からコントロールパネル(C) をクリックしま
す.
続いて,コントロール パネル のアイコンの一覧から管理ツールをダブルクリックし,管
理ツール アイコンの一覧を表示させます.
管理ツール のアイコンの一覧から,インターネット サービス マネージャ アイコンをダ
ブルクリックします.
インターネット インフォメーション サービス の画面で,ツリー タブをクリックし,
Kabayaki for Windows をインストールしたコンピュータのフル コンピュータ名をクリッ
クします.既定の Web サイトを右クリックしてポップアップメニューを表示させ,新規作
12
成から仮想ディレクトリをクリックします.
仮想ディレクトリの作成ウィザードが起動したら,次へ(N) > ボタンをクリックして,仮想
ディレクトリ エイリアスの画面へ進みます.エイリアス(A) テキスト エリアへ,
kabayaki
と入力します.
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続けて,次へ(N) > ボタン をクリックして,Kabayaki for Windows をインストールした
コンピュータのディレクトリを指定します.ディレクトリ(D) エリア へ,絶対パスで,
例:
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var¥public_html¥search¥current
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
と入力します.
参照(R)... ボタン をクリックして,フォルダの参照 のツリー表示をクリックして選択して
も構いません.
続けて,次へ(N) > ボタン をクリックして,仮想ディレクトリのアクセス許可の画面へ移
り,許可する項目のうち,読み取り(R) チェックボックス をクリックして,この項目のみ
のチェックとします.他の項目のチェックボックスに注意して,チェックがないことも確
認しましょう.
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最後に,次へ(N) > ボタン をクリックして,仮想ディレクトリの作成ウィザードを終了さ
せます.
これで,すべての仮想ディレクトリの親となる,kabayaki 仮想ディレクトリができまし
た.続いて,子となる仮想ディレクトリを作成します.
cgi-bin, help,及び images 子仮想ディレクトリの新規作成と設定
IIS 4,IIS 5 共通設定
作成する子の仮想ディレクトリには,
cgi-bin
help
images
があります.作成の手順は,kabayaki 仮想ディレクトリとまったく同様です.ツリー か
ら kabayaki を右クリックして,ポップアップメニューから新規作成(N)の仮想ディレクト
リをクリックした後,kabayaki 仮想ディレクトリのときと同じ手順で,各子の仮想ディレ
クトリを作成・設定します.仮想ディレクトリ エイリアスと Web サイトのコンテンツの
ディレクトリ パスの関係は,
エイリアス
コンテンツのディレクトリ パス
cgi-bin
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec
help
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var¥public_html¥help
images
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var¥images
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
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となります.また,アクセス許可は,
エイリアス
アクセス許可
cgi-bin
読み取り(R) のみ
help
読み取り(R) のみ
images
読み取り(R) のみ
とします.
以上で,Kabayaki 仮想ディレクトリの作成の作業が完了します.
続いて,cgi-bin 仮想ディレクトリにある,各子仮想ディレクトリのアプリケーションの設
定を行ないます.cgi-bin 仮想ディレクトリには,以下の子仮想ディレクトリがあります.
admin
common
pub
search
spider
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IIS 4 での設定
Microsoft 管理コンソール の画面で,Internet Information Server をクリックしてツリ
ーを展開し,Kabayaki for Windows をインストールしたコンピュータのコンピュータ名を
クリックします.
まず,admin をマウスで右クリックし,ポップアップメニュー からプロパティをクリック
します.admin のプロパティで,スクリプト(C) を選択します.
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次に,構成(G)... ボタン をクリックします.続いて,アプリケーションのマッピング タブ
をクリックして,追加(D) ボタン をクリックします.
アプリケーションの拡張子マッピングの追加/編集 で,以下の項目を追加/編集します.
例:
実行ファイル(X):
C:¥Perl¥bin¥perlis.dll
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
拡張子(E):
.cgi
動詞 制限(L):
GET,POST
スクリプト エンジン(S)
チェック
ファイルの存在を確認する(C):
チェック
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IIS 5 での設定
インターネット インフォメーション サービス の画面で,ツリー タブをクリックし,
Kabayaki for Windows をインストールしたコンピュータのフル コンピュータ名を右クリ
ックし,ポップアップメニューを表示させ,kabayaki 仮想ディレクトリ名の左側をクリッ
クして,子仮想ディレクトリをすべて表示させます.
まず,admin をマウスで右クリックし,ポップアップメニュー からプロパティをクリック
します.admin のプロパティで,実行アクセス権(P): のリストからスクリプトのみ を選
択します.
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次に,作成(E) ボタンをクリックし,構成(G)... ボタンをクリックします.
続いて,アプリケーションのマッピング タブ をクリックして,追加(D) ボタン をクリッ
クします.
アプリケーションの拡張子マッピングの追加/編集 で,以下の項目を追加/編集します.
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例:
実行ファイル(X):
E:¥Perl¥bin¥perlis.dll
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
拡張子(E):
.cgi
動詞 制限(L):
GET,POST
スクリプト エンジン(S)
チェック
ファイルの存在を確認する(C):
チェック
IIS 4,IIS 5 共通設定
すべての設定を終えたら OK ボタンをクリックし,アプリケーションの構成へ戻ったら適
用(A) ボタンをクリックし OK ボタンをクリックします.さらに,admin のプロパティへ
戻ったら適用(A) ボタンをクリックし OK ボタンをクリックして,admin 仮想ディレクト
リのすべての設定が完了します.なお,他の各子仮想ディレクトリの設定は,以下の通り
です.
子仮想ディレクトリ
プロパティ
拡張子マッピング
admin
スクリプトのみ
.cgi
pub
スクリプトのみ
.cgi
spider
スクリプトのみ
なし
search
スクリプト及び実行可能ファイル
なし
common
スクリプト及び実行可能ファイル
なし
なお,拡張子マッピングが必要ない場合も,各仮想ディレクトリのプロパティにおいて,作
成(E) ボタン をクリックしてアプリケーションの設定を適用してください.
kabayaki 仮想ディレクトリへの既定のドキュメントの追加
Kabayaki for Windows の仮想ディレクトリを WWW ブラウザで URI として指定した
時,最初に表示するドキュメントの設定を行ないます.
IIS4,IIS5 共通:
まず,ツリー から既定の Web サイト の左側の+ をマウスでクリックし,ツリー を展開
します.kabayaki を右クリックし,ポップアップメニュー からプロパティ をクリックし
ます.kabayaki のプロパティからドキュメント タブ をクリックして,既定のドキュメン
トを有効にする(C) のチェックボックスがチェックされていることを確認したら,追加(D)...
ボタン をクリックします.既定のドキュメント名(D): へ,
index.html
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と入力します.
次に,OK ボタン をクリックし,続いて,kabayaki のプロパティの OK ボタン をクリッ
クします.
以上で,仮想ディレクトリに関するすべての設定が完了します.
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ディレクトリ・ファイルのアクセス権の
設定
23
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ディレクトリ,およびファイルのアクセス権の設定
Windows ファイル システムにNTFS をお使いで,Kabayaki for Windows をインスト
ールした各ディレクトリとファイルのアクセス権を手動で設定する方法です.
アクセス権を設定するディレクトリとファイルは以下の通りです.
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kakasi¥share¥kakasi
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥search
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥search¥search.cgi.exe
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
search.cgi.exe はファイル,これ以外はすべてディレクトリ(フォルダ) となります.
ここから以降,Windows NT 4.0 と Windows 2000 について,前者を NT4:,後者を W2K:
として分けて解説をします.
NT4 では
を,W2K では
が見出しになります.
さて,アクセス権の設定に先立って,Kabayaki for Windows をインストールしたコンピ
ュータにあるユーザーを確認します.
Windows ユーザの確認
さて,アクセス権の設定に先立って,Kabayaki for Windows をインストールしたコンピ
ュータのユーザを確認します.
Windows NT 4.0 での設定
まず,タスクバーのスタート をマウスでクリックし,プログラム(P) から管理ツール(共
通),ドメイン ユーザ マネージャーの順にマウスカーソルを合わせ,ドメイン ユーザー マ
ネージャーをクリックします.
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上部の一覧に,
IUSR_
IWAM_
それぞれで始まるユーザー名があることを確認します.
IUSR_ と IWAM_ に続く文字は,Kabayaki for Windows をインストールしたコンピュー
タのコンピュータ名です.確認ができたら,ユーザー(U) メニューをクリックし,ユーザー
マネージャーの終了(X) Alt+F4 をクリックします.
Windows 2000 での設定
タスクバー のスタートをマウスでクリックし,設定(S) からコントロールパネル(C) をク
リックします.
コントロールパネルのアイコンの一覧から,管理ツール アイコンをダブルクリックし,管
理ツールのアイコンの一覧からコンピュータの管理 アイコン をダブルクリックします.
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ツリー タブ をクリックしてコンピュータの管理(ローカル) のツリーを展開し,ローカル
ユーザーとグループ の左側の+ をクリックし,ユーザー をダブルクリックします.
右側の一覧に,
IUSR_
IWAM_
それぞれで始まるユーザー名があることを確認します.
IUSR_ と IWAM_ に続く文字は,Kabayaki for Windows をインストールしたコンピュー
タのフルコンピュータ名です.確認ができたら,タイトルバーのアイコンをクリックし,
ポップアップメニューから× 閉じる (C) Alt+F4 をクリックします.
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ディレクトリとファイルのアクセス権の設定
では,各ディレクトリとファイルのアクセス権を設定します.まず,ディレクトリからで
す.
Windows NT での設定
フォルダのアイコンを右クリックし,ポップアップメニューからプロパティをクリックし
ます.
続いて,セキュリティ タブ をクリックしアクセス権(P) ボタンをクリックします.
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名前の一覧に,IUSR_ と IWAM_ で始まる名前のユーザーが表示されていることを確認し
ます.一覧にない場合は,追加(A)... ボタン をクリックして,ユーザーとグループの追加
を表示させます.
続いて,ユーザーの表示(U) ボタンをクリックして,ユーザーとグループの両方を名前(N):
の一覧に表示させます.
まず,アクセス権の種類(T): リスト から変更を選びます.続いて,名前の一覧から,IUSR_
と IWAM_ で始まるユーザー,Users,さらに SYSTEM をそれぞれクリックして追加(A)
ボタン のクリックを繰り返し,追加する名前(D): へ選んだユーザーがすべて表示されてい
ることを確認して OK ボタン をクリックします.
ディレクトリのアクセス権の画面に戻ったら,名前(N): の一覧から Everyone をクリック
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し,続いて削除(R) ボタン をクリックして,Everyone ユーザーに関するアクセス権を無
くします.
最後に,OK ボタン をクリックして,ディレクトリのアクセス権を決定します.変更して
よいか確認の画面が表示されますので,はい(Y) ボタン をクリックして実行します.
以下のディレクトリは,同様に全く同じアクセス許可を設定します.
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kakasi¥share¥kakasi
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥search
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
次に,ファイルのアクセス権を設定します.
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥search.cgi.exe
ファイルのプロパティを表示させ,IUSR_ と IWAM_ で始まる名前のユーザーに,変更を
許可します.但し,書き込みを拒否のチェックボックスにもチェックしてください.
以上で,すべてのアクセス権の設定が完了します.
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アクセス権設定一覧
ファイル,ディレクトリ名(相対パス)
種類
ユーザー
アクセス権 許可
アクセス権 拒否
kakasi\share\kakasi
kabayaki\var
kabayaki\libexec\search
kabayaki\libexec\search\search.cgi.exe
ディレクトリ
ディレクトリ
ディレクトリ
ファイル
IUSR_…,UWAM_…
IUSR_…,UWAM_…
IUSR_…,UWAM_…
IUSR_…,UWAM_…
変更
変更
変更
変更
なし
なし
なし
書き込み
Windows 2000 での設定
フォルダのアイコンを右クリックし,ポップアップメニューからプロパティをクリックし
ます.
次に,プロパティからセキュリティ タブをクリックしてプロパティを表示させます.名前
の一覧に,IUSR_ と IWAM_ で始まる名前のユーザーが表示されていることを確認します.
一覧にない場合は,追加(D)... ボタン をクリックして,ユーザーまたはグループの選択を
表示させます.
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名前の一覧から,IUSR_ と IWAM_ で始まるユーザーをクリックして追加(A) ボタン を
クリックし,下部へ,選んだユーザーがすべて表示されていることを確認して OK ボタン
をクリックします.
IUSR_ とIWAM_ で始まる名前のユーザーへ,フル コントロール以外のアクセス権を許
可するため,チェックボックスをチェックします.それ以外は,すべてチェックが外れて
いることを確認してください.確認したら,適用(A) ボタンをクリックし,続いてOK ボタ
ンをクリックして一つのディレクトリのアクセス権の設定が完了します.
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以下のディレクトリは,同様に全く同じアクセス許可を設定します.
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kakasi¥share¥kakasi
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥search
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
次に,ファイルのアクセス権を設定します.
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥search.cgi.exe
ファイルのプロパティを表示させ,IUSR_ とIWAM_ で始まる名前のユーザーに,フル コ
ントロール以外を許可します.但し,書き込みを拒否のチェックボックスにチェックして
ください.
以上で,すべてのアクセス権の設定が完了します.
アクセス権設定一覧
ファイル,ディレクトリ名(相対パス)
種類
ユーザー
アクセス権 許可
kakasi\share\kakasi
kabayaki\var
kabayaki\libexec\search
kabayaki\libexec\search\search.cgi.exe
ディレクトリ
ディレクトリ
ディレクトリ
ファイル
IUSR_…,UWAM_…
IUSR_…,UWAM_…
IUSR_…,UWAM_…
IUSR_…,UWAM_…
フル
フル
フル
フル
コントロール
コントロール
コントロール
コントロール
アクセス権 拒否
以外すべて
以外すべて
以外すべて
以外すべて
なし
なし
なし
書き込み
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34
安全に運用するための諸設定
Apache,IIS での基本認証設定
35
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Apache HTTP Server におけるアクセスコントールにつ
いて
Apache HTTP Server を使って,Kabayaki for Windows をインストールしたコンピュータをイ
ンターネットへ公開する場合等,Kabayaki へのアクセスの権限を制限したいことがあるでしょう.ア
クセスを制限したい機能に対応するディレクトリを,Apache HTTP Server の制御ファイルであ
る .htaccess を利用して制御します.
Kabayaki では提供している機能とディレクトリとの対応は次の通りです.なお,ディレクトリの表記
は,Kabayaki がインストールされたところからの相対パスとなっています.
管理機能
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥admin
管理機能のヘルプ`
C:¥Program
Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var¥public_html¥help
検索機能
C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥search
検索トップページ
C:¥Program
Files¥Kabayaki¥kabayaki¥var¥public_html¥search
青い文字で示した部分は,どのようなところへインストールしても変わらない部分です.
黒い文字の部分を,インストールされたドライブとディレクトリに置き換えてお読みください.
以下は,管理機能にパスワード認証されたユーザのみアクセスできるようにする例です.
htaccess の作成
ま
ず
,
ア
ク
セ
ス
制
限
し
た
い
デ
ィ
レ
ク
ト
リ
C:¥Program
Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥admin に , .htaccess と い う フ ァ イ ル を 作 成 し ま
す..htaccess を置くディレクトリには,httpd.conf に以下のように設定する必要があります.
<Directory .C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥admin>
AllowOverride
All
</Directory>
htaccess の例は以下の通りです.
AuthUserFile C:/PROGRA~1/Kabayaki/kabayaki/libexec/admin
AuthGroupFile /dev/null
AuthType Basic
AuthName kabayaki
<Limit POST GET PUT>
require valid-user
order allow,deny
allow from all
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</limit>
AuthUserFile の作成
AuthUserFile (C:¥Program Files¥Kabayaki¥kabayaki¥libexec¥adminkabayaki¥var¥etc¥.htpasswd ) を新
しく作成し,Administrator というユーザを追加して,パスワードを設定します.Windows ログオ
ンユーザー名とパスワードとは,別の管理となります.
C:>¥ htpasswd -c C:¥PROGRA~1¥Kabayaki¥kabayaki¥var¥etc¥.htpasswd Administrator
Automatically using MD5 format on Windows.
New password: ********
Re-type new password: ********
Adding password for user Administrator
C:>¥
※ htpasswd コマンドがコマンドサーチパスにない場合は,Apache HTTP Server をインストールしたパスの bin
を絶対パスで指定してください.
以上で,Kabayaki の管理機能画面を表示する際に,にパスワードによるユーザ認証を行なえるよ
うになります.
なお,AllowOverride Directive,.htaccess や htpasswd コマンドの詳細については,Apache
HTTP Server のドキュメントを参照してください.
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インターネット インフォメーション サービス(IIS) における
認証方法について
Apache HTTP Server の場合と同じく,インターネット インフォメーション サービス(IIS) を使っ
ている場合について解説します.
まず,タスクバーからスタートをマウスでクリックし,設定(S) からコントロールパネル(C) をクリックし
ます.続いて,コントロール パネル のアイコンの一覧から管理ツールをダブルクリックし,
管理ツール アイコンの一覧を表示させます.管理ツール のアイコンの一覧から,インタ
ーネット サービス マネージャ アイコンをダブルクリックします.インターネット イン
フォメーション サービス の画面で,ツリー タブをクリックし,Kabayaki for Windows を
インストールしたコンピュータのフル コンピュータ名をクリックします.ツリーの一覧か
ら,kabayaki の左側の+ をクリックしてツリーを展開し,cgi-bin の左側の+ をクリック
してさらにツリーを展開します.
admin を右クリックしてポップアップメニューを表示させ,プロパティ をクリックします.
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admin のプロパティ が表示されたら,ディレクトリ セキュリティ タブ をクリックし,匿名アクセスお
よび認証コントロールの編集(E)... ボタン をクリックします.
認証方法の画面が表示されたら,匿名アクセス(A) チェックボックスをクリックしてチェックを外しま
す.さらに,認証済みアクセスの統合 Windows 認証(N) チェックボックスをクリックしてチェックし
ます.Kabayaki for Windows の管理画面をMicrosoft Internet Explorer を使って表示され
る場合は,暗号化されて情報が交換されます.Internet Explorer 以外のWWW ブラウザを使
ってこの管理画面を表示される場合は,基本認証(パスワードはクリアテキストで送信されます)(B)
チェックボックスをクリックしてチェックします.こちらをチェックして選択した場合, Internet
Explorer 以外のWWW ブラウザを使って管理画面を表示する際,ユーザー名とパスワードは暗
号化されずそのまま送信されます.安全に運用するために,管理画面を表示する際は,Microsoft
Internet Explorer をお使いになることをお勧めします.
以上で,Kabayaki の管理機能画面を表示する際に,にパスワードによるユーザ認証を行なえるよ
うになります
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