平成28年度中間期決算ダイジェスト

平成28年11月11日
平成28年度中間期決算ダイジェスト
伊予銀行
(注) 本資料における将来の予想は、経営環境の変化等により変動する可能性がありますので、ご留意ください。
1
損益状況
●
経常利益、中間純利益は、前年度中間期と比較し減少したものの、高水準を確保しております。
平成28年度中間決算(単体)
コア業務粗利益(注1)
資金利益
役務取引等利益
うち預り資産収益
その他業務利益
経費(△)
人件費
物件費
税金
コア業務純益(注2)
信用コスト(△)①+②-③-④
一般貸倒引当金繰入額①
不良債権処理額②
貸倒引当金戻入益③
償却債権取立益④
有価証券関係損益
国債等債券関係損益
株式等関係損益
(単位:百万円)
平成28年度
中間期
前年同期比
38,013
- 4,955
34,602
- 5,002
2,871
+ 170
830
- 25
538
- 124
24,325
+ 143
13,220
+ 155
9,663
+ 18
1,441
- 31
13,687
- 5,099
- 292
- 1,015
+ 639
50
- 2,305
41
+ 41
301
- 691
2,037
- 816
229
- 163
1,807
- 654
増減率
- 11.5%
+ 0.6%
- 27.1%
平成27年度
中間期
42,968
39,604
2,701
855
662
24,182
13,065
9,645
1,472
18,786
723
- 639
2,355
992
2,853
392
2,461
コア業務粗利益・・・前年同期比△4,955百万円
○貸出金及び有価証券の利回り低下により資金利益が減少
1,309
以上の結果、中間純利益は減益 前年同期比△2,920百万円
その他の臨時損益
644
- 665
経常利益
特別損益
税引前中間純利益
中間純利益
16,662
- 318
16,343
11,467
- 5,564
+ 225
- 5,339
- 2,920
- 25.0%
- 20.3%
22,226
- 543
21,682
14,387
経常収益
業務純益
48,636
13,917
- 5,037
- 5,901
- 9.4%
- 29.8%
53,673
19,818
(注1)コア業務粗利益・・・国債等債券関係損益を除く「業務粗利益」
(注2)コア業務純益・・・コア業務粗利益 - 経費
主な増減要因等(前年同期比)
経費・・・前年同期比+143百万円
コア業務粗利益の減少によりコア業務純益が減少
前年同期比△5,099百万円
信用コスト・・・前年同期比△1,015百万円
○ 倒産・ランクダウン等が減少し、貸倒引当金戻入益を計上
したことにより信用コストが減少
有価証券関係損益・・・前年同期比△816百万円
国債等債券関係損益 (前年同期比△163百万円)
○債券償還益の減少により国債等債券関係損益減少
株式等関係損益 (前年同期比△654百万円)
○株式等売却益の減少により株式等関係損益減少
コア業務純益の減少により経常利益は減益
前年同期比△5,564百万円
特別損益・・・前年同期比+225百万円
(参考)信用コストの内訳
28年度 27年度
前年
中間期 中間期 同期比
723 △ 1,015
信用コスト(△)①+②-③
△ 292
①一般貸倒引当金繰入額
65 △ 639
704
2,355 △ 2,411
②不良債権処理額
△ 56
2,200 △ 2,307
うち個別貸倒引当金繰入額 △ 107
③償却債権取立益
992 △ 691
301
(注)28年度中間期は、一般貸倒引当金繰入額と個別貸倒引当金
繰入額の合計額を貸倒引当金戻入益に計上している。
2
預貸金・預り資産の状況
●
「預金等+預り資産残高」は、前年同月末比 403億円減少して5兆6,444億円となりました。
●
証券子会社「いよぎん証券」の預り資産残高は、前年同月末比 144億円増加して1,401億円となりました。
● 貸出金残高は、前年同月末比 401億円増加して3兆9,363億円となりました。
預貸金・預り資産残高推移(単体)
(単位:億円)
26年3月末 27年3月末
28年3月末 28年9月末
27年9月末
預金等残高
うち個人預金
預り資産残高(注1)
預金等+預り資産残高
(参考)いよぎん証券預り資産残高(注2)
貸出金残高
うち中小企業等
中小企業向け貸出金
個人向け貸出金
うち住宅ローン
52,158
32,703
3,747
55,905
622
37,253
27,977
18,793
9,183
6,725
52,817
33,284
3,576
56,394
1,062
38,699
28,628
19,315
9,313
6,818
53,485
33,416
3,361
56,847
1,257
38,962
28,783
19,323
9,460
6,905
前年同月末比
53,431
33,483
3,334
56,765
1,315
39,111
28,863
19,259
9,603
7,000
53,178
33,434
3,265
56,444
1,401
39,363
29,099
19,339
9,760
7,106
増加率
-307
-0.6%
+ 18 + 0.1%
-96
-2.9%
-403
-0.7%
+ 144 + 11.5%
+ 401 + 1.0%
+ 316 + 1.1%
+ 16 + 0.1%
+ 300 + 3.2%
+ 201 + 2.9%
(注1)預り資産残高 ・・・ 国債、投資信託、保険、金融商品仲介の各残高の合計。
(注2)いよぎん証券預り資産残高は、単体の「預金等+預り資産残高」には含まれていない。
預貸金等残高推移
(億円)
60,000
(H28.9末)
預金等残高
預金等+預り資産
貸出金残高
55,000
50,000
(H28.9末)
45,000
40,000
(H28.9末)
35,000
30,000
25,000
預貸金ともに平成28年3月期まで19年連続(年度ベース)で増加
20,000
8/3
9/3
10/3 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 20/3 21/3 22/3 23/3 24/3 25/3 26/3 27/3 28/3 28/9
3
開示不良債権の状況
●
金融再生法開示基準による不良債権比率は1.52%となり、引き続き低水準を維持しております。
金融再生法開示基準による不良債権
(単位:億円)
27年
9月末
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
28年
3月末
28年 28年3月 27年9月
9月末
末比
末比
36
42
54
12
18
危険債権
487
455
400
▲ 55
▲ 87
要管理債権
182
169
169
-
▲ 13
開示不良債権合計
705
667
624
▲ 43
▲ 81
正常債権
39,593
39,899
40,250
351
657
合
40,298
40,567
40,875
308
577
1.75%
1.64%
計
開示不良債権比率
開示不良債権額・比率推移
(億円)
(%)
6.0
1,200
破産更生債権等
危険債権
1,000
5.0
要管理債権
開示不良債権比率(右軸)
800
4.0
600
3.0
400
2.0
1. 52%
200
1.0
0
0.0
1.52% ▲ 0.12p ▲ 0.23p
25/9
26/3
26/9
27/3
27/9
28/3
28/9
4
有価証券評価益及び自己資本比率
●
有価証券評価益は、2,036億円と地銀トップクラスの水準を確保しております。
●
バーゼルⅢ基準(国際統一基準)による連結総自己資本比率は15.22%であり、所要自己資本比率を余裕をもってクリアしております。
(億円)
2,800
2,600
2,400
2,200
2,000
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
有価証券評価益(単体)の推移
有価証券評価益
15.81%
2,177億円
2,036億円
1,830億円
19,206円
18,000 16.00%
16,000 14.00%
16,758円
1,756億円
(バーゼルⅢ基準)
20,000 18.00%
2,617億円
日経平均株価(右軸)
自己資本比率(連結)の推移
日経平均(円)
16,449円
14,000
14,827円
13.06%
1 3.00%
14.04%
13.96%
13.03%
11.28%
10.06%
9.50%
12,000
1,041億円
8.00%
12,397円
10,000
6.00%
10,083円
24/3
15.22%
14.41%
12.00%
10.00%
15.42%
(普通株式等)Tier1比率
25/3
26/3
(注)金銭の信託に係る評価損益を除く。
27/3
28/3
28/9
8,000
4.00%
6,000
2.00%
(総)自己資本比率
24/3
25/3
26/3
27/3
28/3
28/9
(注)バーゼルⅢ基準は、リーマンショックを踏まえて金融機関の健全性をさらに
向上させるために、従来よりも厳格になった自己資本比率規制の基準です。
国際統一基準行を対象に25年3月期より新たに適用されました。
5
連結決算状況
(単位:百万円)
【連結】
経常収益
経常利益
親会社株主に帰属する中間純利益
銀行業
28年度
中間期
前年同期比
57,293
△ 5,017
17,693
△ 5,921
11,534
△ 3,062
・・・本店ほか支店143店、出張所7店
連結子会社10社
増減率
△ 8.1%
△ 25.1%
△ 21.0%
27年度
連単差(注)
中間期
62,310
8,657
23,614
1,031
14,596
67
(注) 連結と単体の差です。
いよぎん保証(株) (住宅ローン・消費者ローンの債務保証業務等)
いよぎんビジネスサービス(株) (現金整理・精査業務、現金自動設備の保守管理業務等)
いよぎんキャピタル(株) (株式・社債等への投資業務、投資ファンドの運営等)
伊
いよベンチャーファンド3号投資事業有限責任組合(ベンチャー企業への投資業務)
予
いよベンチャーファンド4号投資事業有限責任組合(ベンチャー企業への投資業務)
銀
いよエバーグリーン6次産業化応援ファンド投資事業有限責任組合
行
(6次産業化事業体への投資業務)
いよエバーグリーン農業応援ファンド投資事業有限責任組合(農業法人への投資業務)
いよエバーグリーン事業承継応援ファンド投資事業有限責任組合(事業承継先への投資業務)
(株)いよぎん地域経済研究センター (産業・経済・金融に関する調査研究業務等)
(株)いよぎんディーシーカード (クレジットカード業務、保証業務等)
リース業
その他
・・・連結子会社1社
いよぎんリース(株) (リース業務等)
・・・連結子会社2社
(株)いよぎんコンピュータサービス (情報処理受託業務、ソフトウェア開発業務等)
いよぎん証券(株) (証券業務)
持分法非適用の非連結子会社1社
いよぎん愛媛大学発ベンチャー応援ファンド投資事業有限責任組合
(愛媛大学発ベンチャー企業への投資業務) ・・・平成28年2月1日設立
6
諸利益指標・28年度(年間)業績予想
●
28年度年間の経常利益は310億円(前年度比△71億円)、当期純利益は210億円(前年度比△30億円)を予想しております。
(単位:百万円)
22年度
【単体】
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度予想
増減
コア業務粗利益
うち資金利益
うち役務等利益
経費(△)
コア業務純益
信用コスト(△)
有価証券関係損益
経常利益
当期純利益
経常収益
84,731
78,309
5,053
47,424
37,306
4,089
411
34,052
18,381
84,627
78,164
5,061
47,623
37,004
7,589
-652
29,642
18,201
86,161
80,474
4,682
48,196
37,964
3,750
8,020
43,533
25,514
86,600
80,451
5,024
49,317
37,283
-1,909
3,215
44,562
26,497
80,573
74,061
5,267
48,180
32,392
1,816
5,080
38,176
24,092
74,000
67,300
5,900
49,000
25,000
2,300
7,500
31,000
21,000
- 6,573
- 6,761
+ 633
+ 820
- 7,392
+ 484
+ 2,420
- 7,176
- 3,092
- 8.2%
- 9.1%
+ 12.0%
+ 1.7%
- 22.8%
+ 26.7%
+ 47.6%
- 18.8%
- 12.8%
101,371
111,252
104,832
110,423
107,076
101,886
96,000
- 5,886
- 5.8%
22年度
【連結】
増減率
83,361
77,322
4,584
47,629
35,732
9,748
-824
24,203
14,753
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度予想
増減
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利益
経常収益
1株当たり配当金
増減率
26,648
15,076
35,516
18,413
32,586
18,377
45,779
26,133
47,328
26,999
41,071
24,451
34,000
21,400
- 7,071
- 3,051
- 17.2%
- 12.5%
114,857
124,486
118,548
125,875
123,930
119,348
113,500
- 5,848
- 4.9%
8円
9円
10円
10円
12円
12円
12円
-
-
諸利益指標の推移(単体)
(億円)
500
400
信用コスト
コ ア 業務純益
300
経常利益
当期純利益
200
100
0
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度 (予想)
-100
(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提として
おります。 実際の業績は、今後の経営環境の変化等の様々な要因によって変動する可能性があります。
7