2014年度事業報告

2014年度事業報告
2014年度の我が国の経済情勢は、一部では景気回復の兆しが見えるとの報道もなされていますが、
昨年4月の消費税率改定による買い控え等の消費減少の影響を受け、小売業等については停滞状態が
続き、犬界を取り巻く状況についても依然として厳しいものとなっております。
このような社会全体が長く続く停滞から抜け出せない厳しい状況の中で、本会のクラブ会員数・犬
籍登録頭数ともに依然として減少傾向が続いており、前年度末との比較において、クラブ会員数は
4.0%のマイナス、犬籍登録頭数は年度累計で3.4%のマイナスとなっております。
2014年度につきましては、このような状況を踏まえ策定した緊縮予算の中で各種事業の執行を行っ
てまいりましたが、ほぼ当初の計画通りに各種事業を遂行できましたことは、偏に関係各位並びにク
ラブ会員の皆様方の御理解と御支援の賜物であり、衷心より感謝申し上げます。
お陰をもちまして、①JKC本部畜犬会館及び伊東保養所についての検討、②組織指導、③犬籍登
録、④展覧会、⑤技術・競技会部門、⑥愛犬の飼育環境整備、⑦災害対策、⑧学術部門、⑨国際的連
携、⑩広報部門、⑪図書印刷物の刊行、⑫電算システム開発などの事業の拡充と推進を図り、それぞ
れ着実かつ堅実な成果を上げることができました。
犬籍登録事業においては、前述の通り総登録頭数は前年度との比較ではマイナスとなりましたが、
138犬種・309,401頭の登録がありました。また、クラブ会員数につきましても、2014年度末の有効ク
ラブ会員数が79,514名となりましたが、一年間の会費継続者数は前年度対比で937名増の37,504名とな
っております。なお、会費前納制度並びに会費自動引落サービスの実施により、51,300名の方が2015
年度末にも有効会員となっております。
犬籍登録事業と並ぶ本会基幹事業である展覧会・競技会事業におきましては、本部大会を計画通り
開催した他、全国各地で350回余の各種展覧会、訓練競技会、アジリティー競技会、フライボール競技
会、トリミング競技会、ハンドリング競技会を開催いたしました。
本会公認資格に関しましては、動物愛護法の趣旨を踏まえたJKC愛犬飼育管理士講習会・試験を
全国10カ所で実施し、公認トリマー養成機関を含め1,305名の資格者登録がありました。また、前年度
に創設した「アニマル衛生看護士」並びに「訓練準士補」資格制度は今年度が実質的にスタートの年
となり、
「アニマル衛生看護士」資格については、33名が取得、「訓練準士補」資格については3名が
取得をしております。
この他、動物愛護精神普及のために開催している犬の絵コンクール、写真コンテストについても、
それぞれ作品のテーマを決めて募集を行ない、全国各地から多数のご応募をいただき充実したコンク
ールとすることができました。
また、2010年7月に開設したインターネットポータルサイト「JKC犬のひろば」については、ク
ラブ会員向けサービスの重要ツールとして、更なるサービス向上のため、サイトのリニューアルとサ
ービス店の募集を継続的に行い、現在では約1,100施設の参加をいただいております。
なお、本会が犬を通しての社会貢献として1990年度より取り組んでいる災害救助犬の育成について
は、有事に備え、現在、181頭の出動可能な認定犬を確保しております。
前述のような各種事業を推進した結果、2014年度の正味財産増減計算書において、経常収益と経常
外収益の合計額は、前年度15億5,650万円に対して13.2%(2億689万円)減の13億4,960万円となりま
した。また、経常費用は、前年度15億4,702万円に対して10.0%(1億5,585万円)減の13億9,117万円と
なりました。
これにより、
当期一般正味財産増減額(当期剰余金)は△4,171万円(前年対比5,104万円減)
となりました。
以上のような決算報告でありますが、本会を取り巻く諸環境が厳しいことに変わりはなく、今後と
もこうした財政状態を踏まえた適切な運営を引き続き継続していくことが重要と考えております。
次に、2014年度に実施しました事業の概要を事業ごとに報告いたします。
-1-
1.JKC本部畜犬会館及び伊東保養所に関する事項
⑴ JKC本部畜犬会館耐震診断結果に基づく今後の検討
JKC本部畜犬会館耐震診断の結果に基づき、耐震補強設計を実施しました。次の段階として、耐
震補強工事を発注することとしました。
⑵
伊東保養所の利用の見直し
伊東保養所の今後の取扱いについて、検討中です。
2.組織に関する事項
2014年度は、組織運営の活性化及び円滑化を図るため、各組織に対し、諸会議の開催及びその議事
録の提出、また、展覧会・競技会の開催について指導しました。
組織構成の現況は、次の通りとなっています。
名
称
組
織
数
中央委員会の名称
ブロック協議会
14 (14)
中央賞罰委員会
ブロック審査員協議会
13 (13)
中央犬籍・繁殖委員会
ブロック訓練士協議会
14 (14)
中央犬種標準委員会
クラブ連合会
65 (65)
中央展覧会委員会
ジャーマンシェパードドッグクラブ・
トレーナーズクラブ連合会
1 (1)
中央審査員選考委員会
ブロックスチュワード委員会
14 (14)
中央ハンドリング委員会
ブロックトリマー委員会
14 (14)
ブロックハンドラー委員会
14 (14)
犬種部会
7 (6)
クラブ
注:
(
895 (906)
ジュニアハンドラー小委員会
中央トリミング委員会
中央トリマー養成機関委員会
中央訓練委員会
ユーティリティードッグ小委員会
)内は前年度末の数値。
フライボール小委員会
オビディエンス小委員会
中央アジリティー委員会
中央災害救助犬委員会
-2-
⑴
クラブ活動・機能の強化
2014年度は、11のクラブが新しく設立されましたが、クラブ会員数の減少等に起因するクラブの統
廃合(合併13、解散9)の結果、年度末のクラブ数は前年度末に比べ11クラブ減少し895クラブとなりま
した。
なお、年度末の会員定数以上の正会員クラブ数も775クラブと前年度比で24クラブ減少しており、会
員定数未満のクラブに対し、事務局、ブロック担当理事及び管轄組織より指導を行い、その正常化に
努めました。
また、2008年度に創設した準クラブ制度については、これまで24クラブが設立されており、2014年
度に設立された準クラブはありませんでしたが、24クラブの全てが正クラブへ移行しております。
⑵
クラブへの新入会並びに名義変更の促進
インターネットを活用し、ホームページでの入会案内及び名義変更のPRを行い、新入会・名義変
更の促進に努めました。
さらに、新入会・名義変更促進のため、リーフレットを作成し、クラブ、登録畜犬業者等へ配布し
ました。
⑶
クラブ連合会、ジャーマンシェパードドッグクラブ・トレーナーズクラブ連合会活動の指導強化
連合会活動の活性化と指導強化を図るため、諸会議の開催及びその議事録の提出期限の徹底を指導
しました。
また、義務付展覧会・義務付競技会の開催を指導しました。
⑷
各種ブロック協議会活動の指導強化
連合会と同様に、活性化と指導強化を図るため、諸会議の開催及びその議事録の提出期限の徹底を
指導しました。
また、FCIインターナショナルドッグショー、ブロック訓練競技会の開催を指導しました。
⑸
犬種部会活動の指導強化
連合会と同様に、活性化と指導強化を図るため、諸会議の開催及びその議事録の提出期限の徹底を
指導しました。
また、部会会報の発行及び部会展覧会の開催を指導しました。
2014年度は、7部会(①アメリカンコッカースパニエル部会 ②ボクサー部会 ③ダックスフンド部
会 ④ポメラニアン部会 ⑤プードル部会 ⑥シェットランドシープドッグ部会 ⑦チワワ部会)が活
動しております。
なお、チワワ部会が新たに設立されました。
⑹
各種ブロック委員会活動の指導強化
連合会と同様に、活性化と指導強化を図るため、常任委員会の開催及びその議事録の提出期限の徹
底を指導しました。
⑺
クラブ会員管理システムの効率化
2011年4月より開始した会費の支払いが自動引落しにより可能となるサービスについては、2015年
3月末現在、19,693名のクラブ会員にご利用いただいております。
また、会費自動引落システムの構築及び修正を行うとともに、さらなるサービス推進のため、会報・
ホームページへの公示並びに、引落しをご利用いただいていないクラブ会員に対する案内書を送付し
たほか、新規クラブ入会者に対しては、クラブ会員証を送付の際、案内書の同封、トリマー養成機関
に対しては案内書の送付を実施しました。
さらに、クラブ会員データ管理をより充実させるため、データの整理、修正を行い、併せて新たな
データ管理システムの構築に着手しました。
-3-
クラブ分類表
<クラブ数・正会員クラブ>
(総数に対する構成比率)
2015年3月31日現在
クラブ数
正会員クラブ
2014年
2015年
2014年
2015年
全犬種クラブ
658 (72.6%)
648 (72.4%)
644
639
犬種群クラブ
27 ( 3.0%)
27 ( 3.0%)
26
27
単犬種クラブ
150 (16.6%)
150 (16.8%)
146
149
トレーナーズクラブ
46 ( 5.1%)
45 ( 5.0%)
46
45
アジリティークラブ
25 ( 2.8%)
25 ( 2.8%)
25
25
フィールド・トライアル
クラブ
0 ( 0.0%)
0 ( 0.0%)
0
0
906 (100%)
895 (100%)
887 (97.9%)
885 (98.9%)
総
数
<凍結クラブ数>
会員数定数未満
(50名未満)
全犬種クラブ
2014年
2015年
12
9
会員数定数未満
(40名未満)
2014年
2015年
総会議事録未提出
2014年
2015年
0
0
犬種群クラブ
1
0
0
0
単犬種クラブ
4
1
0
0
トレーナーズクラブ
0
0
0
0
アジリティークラブ
0
0
0
0
フィールド・
トライアルクラブ
0
0
0
0
5
1
0
0
総
数
12
9
-4-
⑻
クラブ会員数
年度末クラブ会員数は対前年度比96.0%の79,514名であり、前年度末に比べ3,282名の減少となり
ました。また、1クラブ当たり平均在籍クラブ会員数は86名(前年度88名)となっています。
クラブ会員数の推移
年
度
クラブ会員数
クラブ会員数のうち
翌年同月に残る数
比率
2010年度末
98,846名
46,318名
46.9%
2011年度末
91,622名
47,408名
51.7%
2012年度末
86,370名
48,583名
56.2%
2013年度末
82,796名
50,965名
61.6%
2014年度末
79,514名
51,300名
64.5%
注:名誉会員は除く
会費自動引落サービス並びに会費前納制度利用により、翌年同月に残るクラブ会員数は51,300名
(前年度50,965名)で、前年度末に比べ335名が増加し、クラブ会員総数に対する比率は64.5%(前年
度61.6%)となりました。
(※自動引落しサービスは2011年1月より受付開始)
継続会費の自動引落サービス利用者数
年
度
利用者数
2011年度末
7,653名
2012年度末
13,133名
2013年度末
16,839名
2014年度末
19,693名
-5-
クラブ会員数・クラブ数 対前年比較表
(単位:人、クラブ数)
連 合 会 名
クラブ数
計
0
-2
-2
計
530
549
1,560
426
290
829
4,184
7
6
17
6
6
12
54
456
506
1,578
408
322
822
4,092
6
6
17
6
6
12
53
-74
-43
18
-18
32
-7
-92
-1
0
0
0
0
0
-1
計
1,775
2,268
2,062
6,105
18
33
25
76
1,762
2,199
1,752
5,713
18
33
22
73
-13
-69
-310
-392
0
0
-3
-3
計
2,094
1,460
1,422
4,976
23
16
18
57
1,989
1,340
1,434
4,763
23
16
18
57
-105
-120
12
-213
0
0
0
0
計
1,064
1,899
1,684
4,647
15
17
20
52
985
1,822
1,527
4,334
14
17
20
51
-79
-77
-157
-313
-1
0
0
-1
1,881
2,122
2,150
1,678
1,587
9,418
18
16
23
16
23
96
2,026
1,983
2,070
1,730
1,677
9,486
18
15
23
17
26
99
145
-139
-80
52
90
68
0
-1
0
1
3
3
秋 田 県
山 形 県
福 島 県
栃 木 県
群 馬 県
茨 城 県
千 葉 東
千 葉 西
千 葉 北
埼 玉 東
埼 玉 西
埼 玉 北
東 京 東
東 京 西
東 京 南
東 京 北
東 京 都 下
小
クラブ会員数
-48
-194
-242
宮 城 県
小
クラブ数
8
26
34
岩 手 県
小
クラブ会員数
減
512
2,458
2,970
青 森 県
小
クラブ数
増
8
28
36
北 海 道 西
小
クラブ会員数
2015年 3月末
560
2,652
3,212
北 海 道 東
小
2014年 3月末
計
-6-
クラブ会員数・クラブ数 対前年比較表
(単位:人、クラブ数)
連 合 会 名
クラブ会員数
クラブ数
計
-87
-30
164
51
-147
-49
0
0
3
1
-4
0
計
485
804
654
347
874
3,164
7
11
9
6
8
41
462
755
623
286
769
2,895
7
11
8
5
8
39
-23
-49
-31
-61
-105
-269
0
0
-1
-1
0
-2
1,253
1,215
3,283
1,076
1,086
7,913
21
16
28
15
17
97
1,221
1,188
3,047
1,046
1,028
7,530
20
16
27
15
15
93
-32
-27
-236
-30
-58
-383
-1
0
-1
0
-2
-4
計
365
478
562
598
1,501
4,347
7,851
5
6
7
9
19
33
79
350
440
519
527
1,581
3,924
7,341
5
6
7
9
19
31
77
-15
-38
-43
-71
80
-423
-510
0
0
0
0
0
-2
-2
計
1,276
3,340
1,610
890
7,116
15
14
14
13
56
1,308
3,337
1,598
775
7,018
16
15
14
12
57
32
-3
-12
-115
-98
1
1
0
-1
1
神 奈 川
北
神 奈 川
湘 南
神 奈 川
南
山 梨 県
長 野 県
新 潟 県
富 山 県
石 川 県
静 岡 東
静 岡 西
愛 知 県
岐 阜 県
三 重 県
計
福 井 県
和 歌 山 県
奈 良 県
滋 賀 県
京 都 府
兵 庫 県
大 阪 東
大 阪 西
大 阪 南
大 阪 北
小
クラブ数
14
8
13
13
10
58
川 崎
小
クラブ会員数
減
1,292
523
906
767
1,604
5,092
神 奈 川
小
クラブ数
増
14
8
10
12
14
58
横 浜
小
クラブ会員数
2015年3月末
1,379
553
742
716
1,751
5,141
神 奈 川
小
2014年 3月末
-7-
クラブ会員数・クラブ数 対前年比較表
(単位:人、クラブ数)
連 合 会 名
クラブ数
クラブ会員数
クラブ数
計
20
13
14
5
5
57
-21
-33
-46
-25
-16
-141
1
0
0
0
0
1
計
1,262
869
471
359
2,961
17
12
6
7
42
1,227
754
461
350
2,792
17
11
7
7
42
-35
-115
-10
-9
-169
0
-1
1
0
0
3,351
1,191
365
449
886
530
727
362
448
8,309
34
21
5
7
8
7
12
6
6
106
3,264
1,138
340
408
811
498
683
322
446
7,910
34
21
5
7
8
7
11
6
6
105
-87
-53
-25
-41
-75
-32
-44
-40
-2
-399
0
0
0
0
0
0
-1
0
0
-1
島 根 県
鳥 取 県
香 川 県
愛 媛 県
徳 島 県
高 知 県
福 岡 県
北 九 州
佐 賀 県
長 崎 県
熊 本 県
大 分 県
宮 崎 県
鹿 児 島 県
沖 縄 県
計
トリマー養成機関
外 国
小
クラブ会員数
減
1,969
1,641
869
258
250
4,987
山 口 県
小
クラブ数
増
19
13
14
5
5
56
広 島 県
小
クラブ会員数
2015年 3月末
1,990
1,674
915
283
266
5,128
岡 山 県
小
2014年 3月末
計
総 合 計
2,670
1
2,671
82,796
2,590
1
2,591
906
79,514
-8-
-80
0
-80
895
-3,282
-11
全国ブロック協議会別クラブ会員数・クラブ平均会員数推移表
2014年3月末
ブロック名 連合会数 クラブ数
2015年3月末
有効クラブ 平均
会員数(人) (人)
順位
ブロック名 連合会数 クラブ数
有効クラブ 平均
会員数(人) (人)
東
京
5
96
9,418
98
1
東
京
5
99
9,486
96
九
州
9
106
8,309
78
2
九
州
9
105
7,910
75
中
部
5
97
7,913
82
3
中
部
5
93
7,530
81
近
畿
6
79
7,851
99
4
近
畿
6
77
7,341
95
大
阪
4
56
7,116
127
5
大
阪
4
57
7,018
123
北関東
3
76
6,105
80
6
北関東
3
73
5,713
78
神奈川
5
58
5,141
89
7
神奈川
5
58
5,092
88
中
国
5
56
5,128
92
8
中
国
5
57
4,987
87
千
葉
3
57
4,976
87
9
千
葉
3
57
4,763
84
埼
玉
3
52
4,647
89
10
埼
玉
3
51
4,334
85
東
北
6
54
4,184
77
11
東
北
6
53
4,092
77
北海道
2
36
3,212
89
12
北海道
2
34
2,970
87
北陸甲信越
5
41
3,164
77
13
北陸甲信越
5
39
2,895
74
14
四
国
4
42
2,961
71
合
計
65
906
80,125
88
-
-
2,671
-
本部関係
-
-9-
四
国
4
42
2,792
66
合
計
65
895
76,923
86
-
-
2,591
-
本部関係
3.犬籍登録に関する事項
2014年度の犬籍登録頭数は、前年度比96.6%の309,401頭(138犬種)で、前年度末に比べ11,026頭の
減少となりました。
犬籍登録頭数推移
年
度
犬籍登録頭数
2010年度
377,553頭
2011年度
366,099頭
2012年度
341,508頭
2013年度
320,427頭
2014年度
309,401頭
犬種別の登録順位は、1位から4位までが前年度と同順位であり、7年連続の1位は、プードルで
登録数は81,146頭(4,668頭減)となっております。以下、2位はチワワで53,696頭(3,782頭減)、3位
はダックスフンドで29,126頭(3,189頭減)、4位はポメラニアンで16,129頭(613頭増)、5位は柴で
12,923頭(334頭増)となっております。
⑴
犬籍登録管理の徹底と血統証明書の発行
①マイクロチップ登録を推進
マイクロチップによる個体識別登録を、迷い犬照会等にも対応しうるよう強化しました。
②CD-ROM及び製本方式によるスタッドブックの刊行
2014年の全登録犬を収録したCD-ROM版と、犬種を指定して購入できる製本方式のスタッド
ブックを刊行しました。
③次の登録犬に対してDNA登録を義務付けております。
・チャンピオン登録犬
種牡
・チャンピオン犬で交配した犬
・外産登録犬
・交配したすべての
・血統証明書再発行(本会の原簿上に交配記録がある種牡)
また、前記以外の任意の登録も実施しました。
2014年度のDNA登録は8,228頭であり、本会のDNA登録のデータベースは総数181,887頭とな
りました。
④新たな犬種として、グレート・スイス・マウンテン・ドッグ(スイス原産)、及びグランド・バセ
ット・グリフォン・バンデーン(フランス原産)が輸入され、この2犬種が登録されたことにより、
公認登録犬種数は、合計194犬種となりました。
⑵
優良犬作出に対する繁殖奨励の実施
①優良犬繁殖奨励のため、2002年から2014年までの13年間のデータを基に、第9回JKCブリーデ
ィング・アワードを実施し、アウトスタンディング・ブリーダー(優良犬作出ブリーダー)30名、
アウトスタンディング・サイヤー(優良犬作出種牡)10頭、アウトスタンディング・ダム(優良犬作
出台牝)11頭を表彰しました。
②股関節形成不全症(HD)、および肘関節異形成症(ED)を減少させるため、所有者の希望に基づ
き特定非営利活動法人日本動物遺伝病ネットワーク(JAHD)評価結果の血統証明書記載を推進しま
した。
③国外の優秀な遺伝資源導入のために、
「輸入凍結・低温精液による人工授精と持込腹(国外で交配
した母犬を輸入し国内で出産する場合)」の一胎子登録制度を推進しました。
- 10 -
犬種別犬籍登録頭数2013年度対2014年度(4月~3月)
(単位:頭、%)
順 位
犬 種
2013年 2014年
1
1 プードル(トイ80,174・ミディアム111・ミニチュア128・スタンダード733)
2
2 チワワ
3
3 ダックスフンド(スタンダード61・ミニチュア23,293・カニーンヘン5,772)
4
4 ポメラニアン
6
5柴
5
6 ヨークシャー ・ テリア
7
7 シー ・ ズー
8
8 マルチーズ
9
9 ミニチュア ・ シュナウザー
10
10 フレンチ ・ ブルドッグ
11
11 ゴールデン ・ レトリーバー
12
12 ウェルシュ ・ コーギー ・ ペンブローク
13
13 パピヨン
14
14 ジャック ・ ラッセル ・ テリア
15
15 パグ
16
16 ラブラドール ・ レトリーバー
17
17 キャバリア ・ キング ・ チャールズ ・ スパニエル
18
18 ミニチュア ・ ピンシャー
20
19 ペキニーズ
21
20 ビーグル
19
21 ボーダー ・ コリー
24
22 ビション ・ フリーゼ
22
23 シェットランド ・ シープドッグ
23
24 イタリアン ・ グレーハウンド
25
25 ボストン ・ テリア
26
26 バーニーズ ・ マウンテン ・ ドッグ
27
27 アメリカン ・ コッカー ・ スパニエル
28
28 ブルドッグ
29
29 シベリアン ・ ハスキー
30
30 日本スピッツ
31
31 狆
32
32 ウエスト ・ ハイランド ・ ホワイト ・ テリア
33
33 グレート ・ ピレニーズ
37
34 フラットコーテッド ・ レトリーバー
43
35 秋田
40
36 グレート ・ デーン
35
37 ノーフォーク ・ テリア
34
38 ドーベルマン
41
39 ジャーマン ・ シェパード ・ ドッグ
38
40 ボルゾイ
36
41 イングリッシュ ・ コッカー ・ スパニエル
45
42 ダルメシアン
39
43 ボクサー
47
44 セント ・ バーナード
44
45 チャイニーズ ・ クレステッド ・ ドッグ
42
46 ウィペット
50
47 ミニチュア ・ ブル ・ テリア
46
48 ワイマラナー
49
49 ロットワイラー
51
50 サモエド
52
51 ワイアー ・ フォックス ・ テリア
- 11 -
2013年
2014年
85,814
57,478
32,315
15,516
12,589
12,888
9,504
8,747
7,722
7,252
6,340
5,844
5,833
4,418
4,412
4,235
3,555
3,374
2,883
2,756
2,885
1,930
2,207
1,963
1,798
1,730
1,622
1,240
830
663
624
575
514
345
284
321
429
464
302
334
370
234
330
221
271
296
161
227
171
158
156
81,146
53,696
29,126
16,129
12,923
11,972
9,559
8,733
8,247
7,040
6,266
5,571
5,348
4,400
4,341
4,049
3,971
3,456
3,065
2,990
2,870
2,343
2,273
1,980
1,859
1,495
1,465
1,107
777
754
697
584
435
432
416
390
377
371
365
352
326
284
267
264
230
226
204
189
184
173
167
増減数
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
4,668
3,782
3,189
613
334
916
55
14
525
212
74
273
485
18
71
186
416
82
182
234
15
413
66
17
61
235
157
133
53
91
73
9
79
87
132
69
52
93
63
18
44
50
63
43
41
70
43
38
13
15
11
対比率(%)
94.6
93.4
90.1
104.0
102.7
92.9
100.6
99.8
106.8
97.1
98.8
95.3
91.7
99.6
98.4
95.6
111.7
102.4
106.3
108.5
99.5
121.4
103.0
100.9
103.4
86.4
90.3
89.3
93.6
113.7
111.7
101.6
84.6
125.2
146.5
121.5
87.9
80.0
120.9
105.4
88.1
121.4
80.9
119.5
84.9
76.4
126.7
83.3
107.6
109.5
107.1
犬種別犬籍登録頭数2013年度対2014年度(4月~3月)
(単位:頭、%)
順 位
犬 種
2013年 2014年
53
52 スコティッシュ ・ テリア
65
53 ニューファンドランド
57
54 甲斐
54
55 オーストラリアン ・ シェパード
57
56 サルーキ
48
57 ブリュッセル ・ グリフォン
55
58 エアデール ・ テリア
60
58 ラフ ・ コリー
59
60 ウェルシュ ・ テリア
63
61 バセット ・ ハウンド
62
62 トイ ・ マンチェスター ・ テリア
84
63 ブリタニー ・ スパニエル
69
64 イングリッシュ ・ スプリンガー ・ スパニエル
70
65 チャウ ・ チャウ
56
66 アフガン ・ ハウンド
61
67 ケアーン ・ テリア
67
68 コーイケルホンディエ
64
69 アイリッシュ ・ セター
72
70 スキッパーキ
76
71 ホワイト ・ スイス ・ シェパード ・ ドッグ
67
72 ボロニーズ
73
73 日本テリア
66
74 ウェルシュ ・ コーギー ・ カーディガン
71
75 オールド ・ イングリッシュ ・ シープドッグ
93
76 バセンジー
78
77 ポリッシュ ・ ローランド ・ シープドッグ
75
78 チベタン ・ スパニエル
80
79 アラスカン ・ マラミュート
79
80 北海道
86
81 ベドリントン ・ テリア
82
82 ラサ ・ アプソ
77
83 ノーリッチ ・ テリア
84
83 ビアデッド ・ コリー
93
83 ベルジアン ・ シェパード ・ ドッグ ・ タービュレン
74
86 スタッフォードシャー ・ ブル ・ テリア
91
87 レークランド ・ テリア
80
88 ベルジアン ・ シェパード ・ ドッグ ・ マリノア
99
88 チベタン ・ テリア
99
88 プチ ・ ブラバンソン
120
91 レオンベルガー
96
92 ジャイアント ・ シュナウザー
89
93 ボーダー ・ テリア
87
94 ベルジアン ・ グリフォン
99
94 アイリッシュ ・ ウルフハウンド
109
94 ハバニーズ
117
94 ドゴ ・ アルヘンティーノ
105
98 シーリハム ・ テリア
103
99 ポーチュギーズ ・ ウォーター ・ ドッグ
113
100 ブル ・ テリア
83
101 紀州
105
102 ジャーマン ・ ピンシャー
- 12 -
2013年
2014年
155
89
133
154
133
178
145
125
128
94
97
31
77
76
144
122
82
93
56
47
82
55
85
58
17
42
50
38
41
29
37
43
31
17
54
20
38
12
12
2
16
21
28
12
8
5
10
11
6
35
10
160
156
153
149
134
132
121
121
120
113
104
100
91
90
89
87
78
77
73
72
70
65
62
60
54
51
49
44
42
41
37
36
36
36
35
32
30
30
30
26
24
22
20
20
20
20
19
17
16
15
14
増減数
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
±
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
+
5
67
20
5
1
46
24
4
8
19
7
69
14
14
55
35
4
16
17
25
12
10
23
2
37
9
1
6
1
12
0
7
5
19
19
12
8
18
18
24
8
1
8
8
12
15
9
6
10
20
4
対比率(%)
103.2
175.3
115.0
96.8
100.8
74.2
83.4
96.8
93.8
120.2
107.2
322.6
118.2
118.4
61.8
71.3
95.1
82.8
130.4
153.2
85.4
118.2
72.9
103.4
317.6
121.4
98.0
115.8
102.4
141.4
100.0
83.7
116.1
211.8
64.8
160.0
78.9
250.0
250.0
1,300.0
150.0
104.8
71.4
166.7
250.0
400.0
190.0
154.5
266.7
42.9
140.0
犬種別犬籍登録頭数2013年度対2014年度(4月~3月)
(単位:頭、%)
順 位
犬 種
2013年 2014年
103
103 パーソン ・ ラッセル ・ テリア
105
103 四国
110
103 プチ ・ バセット ・ グリフォン ・ バンデーン
91
106 プーリー
117
106 ボルドー ・ マスティフ
89
108 ナポリタン ・ マスティフ
99
108 シャー ・ ペイ
113
108 ブルマスティフ
122
108 オーストラリアン ・ ケルピー
108 チベタン ・ マスティフ
97
113 マスティフ
93
114 ベルジアン ・ シェパード ・ ドッグ ・ グローネンダール
108
114 ファラオ ・ ハウンド
113
114 ケリー ・ ブルー ・ テリア
113
117 ブービエ ・ デ ・ フランダース
117 アイリッシュ ・ ソフトコーテッド ・ ウィートン ・ テリア
88
119 アメリカン ・ スタッフォードシャー ・ テリア
119 ピレニアン ・ マスティフ
119 ピレニアン ・ シープドッグ
122 チェサピーク ・ ベイ ・ レトリーバー
110
123 イングリッシュ ・ セター
110
124 キースホンド
119
124 クランバー ・ スパニエル
124 ブリアード
124 カーリーコーテッド ・ レトリーバー
124 イタリアン ・ コルソ ・ ドッグ
120
129 ゴードン ・ セター
129 スパニッシュ ・ マスティフ
129 グレーハウンド
122
132 ドゴ ・ カナリオ
122
132 ジャーマン ・ ショートヘアード ・ ポインター
132 ディアハウンド
132 グランド ・ バセット ・ グリフォン ・ バンデーン
132 グレート ・ スイス ・ マウンテン ・ ドッグ
132 アーフェンピンシャー
132 イングリッシュ ・ ポインター
98
オーストラリアン ・ キャトルドッグ
122
スムース ・ コリー
122
クロアチアン ・ シープドッグ
122
コトン ・ ド ・ テュレアール
122
スカイ ・ テリア
122
スモール ・ ミュンスターレンダー
122
イタリアン ・ スピノーネ
122
土佐
年 度
登 録 頭 数
2013年 (構成比)
2013年
2014年
11
10
7
20
5
21
12
6
1
0
15
17
9
6
6
0
26
0
0
0
7
7
3
0
0
0
2
0
0
1
1
0
0
0
0
0
13
1
1
1
1
1
1
1
13
13
13
12
12
11
11
11
11
11
10
9
9
9
7
7
6
6
6
5
4
3
3
3
3
3
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
2014年 (構成比)
増減数
+
+
+
+
+
+
+
±
+
+
+
+
+
+
±
+
+
+
±
+
+
±
±
+
+
+
+
+
-
2
3
6
8
7
10
1
5
10
11
5
8
0
3
1
7
20
6
6
5
3
4
0
3
3
3
0
2
2
0
0
1
1
1
1
1
13
1
1
1
1
1
1
1
対比率(%)
118.2
130.0
185.7
60.0
240.0
52.4
91.7
183.3
1,100.0
66.7
52.9
100.0
150.0
116.7
23.1
57.1
42.9
100.0
100.0
100.0
100.0
-
増減数
対比率
大型犬
22,037
(6.9%)
21,749
(7.0%)
-288
98.7%
中型犬
2,245
(0.7%)
2,175
(0.7%)
-70
96.9%
小型犬
296,145
(92.4%)
285,477
(92.3%)
-10,668
96.4%
合計
320,427
-11,026
96.6%
7
105.3%
犬 種 数
309,401
131
138
- 13 -
4.展覧会に関する事項
⑴
各種展覧会の開催
2014年度は、210回の展覧会が開催されました。
本部主催による展覧会として、2014年12月20日(土)・21日(日)の2日間、東京都・東京ビッグサ
イトで開催した「ジャパンドッグフェスティバル2014」の併催イベントとして、12月20日(土)に「単
犬種総合特別本部展」(27犬種/1,073頭)を開催いたしました。
また、2014年9月27日(土)に岐阜県・海津市平田リバーサイドプラザにおいて、
「第22回アジアジ
ャーマンシェパードドッグショー」(出陳頭数111頭)を開催いたしました。
展覧会運営上の指導として、国外審査員を招請する展覧会主催者に対して招請にあたっての注意
事項などを案内し、展覧会・競技会主催者に対しては会場内における犬の管理に関する注意を促す
よう指導いたしました。また、出陳者に対してFCIからの通達によるCACIBオンライン化に
関する周知を図ってまいりました。
展覧会関連の規程改正としては、2015年1月以降クラブ展へのシュープリームドッグ出陳規制、
3代祖内にウェイティングリスト登録犬がいる出陳犬に対して付与されたCACIBの取り扱いに
関する改正を行いました。
さらに、昨今の展覧会開催数並びに出陳頭数減少を鑑み、主にアジア地域で開催されている「バ
ック・トゥ・バック方式」による同日同会場複数全犬種クラブ展の開催を実施することで、展覧会
活動の活性化を図ることとしました。
⑵
スチュワードの養成と資格者の管理
昨年度、全ブロックスチュワード委員会より提議していただいた職務遂行上の問題点とその対処
内容の再確認と展覧会関連規程改正、さらには同日同会場複数全犬種クラブ展の実施運営に関する
通達を行い、周知を図りました。
資格者数については、新規登録者6名、チーフスチュワードへ2名の昇格者があり、2014年7月
に行ったスチュワードの資格更新では、更新対象者154名(チーフスチュワード資格者113名、スチュ
ワード資格者41名)のうち、130名(チーフスチュワード資格者100名、スチュワード資格者30名)が更
新手続きを行いました。また、スチュワード資格の再登録制度を設け1名の再登録者があり、2015
年3月末現在、チーフスチュワード165名、スチュワード資格者70名、合計235名となりました。
次の表は各ブロック別・資格別スチュワード登録者数の一覧です。
- 14 -
ブロック別・資格別スチュワード登録者数
(単位:人)
ブロック
チーフスチュワード
スチュワード
合
北海道
9
2
11
東
北
14
4
18
北関東
12
2
14
千
葉
9
6
15
埼
玉
8
7
15
東
京
11
5
16
神奈川
14
6
20
北陸甲信越
11
9
20
中
部
12
5
17
近
畿
20
7
27
大
阪
14
5
19
中
国
9
3
12
四
国
6
5
11
九
州
16
4
20
合
計
165
70
235
(174)
(83)
(257)
※(
⑶
計
)は前年度数
ペディグリーアワードの推進
今回で21回目となるペディグリーアワードについて、2014年の受賞犬は、105犬種・191頭(牡
犬種・93頭/牝 98犬種・98頭)となりました。
次の表は過去5年間のペディグリーアワード受賞犬の推移です。
牡
犬 種 数
牝
頭
数
犬 種 数
合
頭
数
犬 種 数
計
頭
数
2010年度
118
120
122
126
133
246
2011年度
116
119
119
125
128
244
2012年度
97
98
97
101
117
199
2013年度
99
102
96
97
105
199
2014年度
91
93
98
98
105
191
- 15 -
91
展覧会種類別開催数及び出陳総頭数の推移
展覧会名称
FCIジャパンインターナショナル
ドッグショー(併催:本部展)※1
2010年度
開
催
数
出陳総頭数
2011年度
1回
※2
2012年度
-
2,461頭
2013年度
1回
1回
1回
1回
出陳総頭数
1,044頭
739頭
821頭
714頭
1,073頭
1回
1回
1回
1回
1回
出陳総頭数
121頭
112頭
100頭
101頭
111頭
12回
13回
14回
14回
催
数 ※2
13回
※2
11,516頭
10,790頭
10,187頭
10,696頭
10,772頭
平 均 頭 数
886頭
899頭
784頭
764頭
769頭
22回
30回
25回
27回
催
数 ※2
22回
※2
出陳総頭数
7,689頭
7,429頭
10,262頭
6,415頭
7,867頭
平 均 頭 数
350頭
338頭
342頭
257頭
291頭
-
2回
1回
1回
2回
-
107頭
60頭
66頭
126頭
数
19回
9回
12回
9回
9回
出陳総頭数
2,076頭
1,002頭
1,274頭
903頭
934頭
平 均 頭 数
109頭
111頭
106頭
100頭
104頭
115回
119回
123回
105回
開
催
数 ※3
出陳総頭数
開
開
催
催
数 ※2
106回
※2
出陳総頭数
35,181頭
35,407頭
32,573頭
30,573頭
27,617頭
平 均 頭 数
332頭
308頭
274頭
249頭
263頭
8回
11回
15回
15回
開
催
数 ※2
7回
※2
出陳総頭数
1,250頭
1,009頭
1,749頭
1,857頭
1,945頭
平 均 頭 数
179頭
126頭
159頭
124頭
130頭
41回
45回
22回
36回
開
催
数 ※2
37回
※2
出陳総頭数
2,623頭
2,771頭
3,179頭
1,649頭
2,386頭
平 均 頭 数
71頭
68頭
71頭
75頭
66頭
数
207回
211回
234回
213回
210回
出陳総頭数
63,961頭
59,366頭
62,269頭
57,788頭
52,831頭
開
合
催
出陳総頭数
開
単犬種クラブ展
催
数
開
犬種群クラブ展
2,459頭
1回
アジアジャーマンシェパード
ドッグショー
全犬種クラブ展
1回
開
犬種部会展
2,355頭
1回
開
ジャーマンシェパードドッグクラブ
・トレーナーズクラブ連合会展
-
数
特別本部展
(単犬種合同特別本部展)
クラブ連合会展
1回
2,064頭 FCIアジア・パシフィックセクション 開 催 数
ドッグショー(併催:本部展)
出陳総頭数
FCIインターナショナル
ドッグショー
2014年度
催
計
※1・・・2010年より「FCIアジアインターナショナルドッグショー」から改称。
※2・・・2011年3月11日(金)に発生した「東日本大震災」により、2011年3月12日以降、開催を一部中止。
※3・・・JDF2010における単犬種合同特別本部展の開催と、2011年3月11日(金)に発生した「東日本大震災」により、2010年度は開催はなし。
- 16 -
5.技術部門・競技会に関する事項
⑴
審査員、訓練士、トリマー、ハンドラー資格者の管理
資格更新者の更新率の向上を図り、また各公認資格及び競技会審査員資格の新規・昇格試験を次の
通り実施しました。
①資格取得試験
審査員/単犬種
2014年8月21日(木):東京都で実施。
(受験者13名・受験犬種数44犬種・合格犬種数30犬種)
2015年2月25日(水):大阪府で実施。
(受験者17名・受験犬種数76犬種・合格犬種数43犬種)
/犬種群
2014年8月21日(木):東京都で実施。
(筆記試験)
(受験者19名・受験犬種群数38犬種群・合格犬種群数21犬種群)
2015年2月25日(水):大阪府で実施。
(筆記試験)
(受験者19名・受験犬種群数36犬種群・合格犬種群数16犬種群)
(実技試験)クラブ展・クラブ連合会展会場で実施。
(受験者23名・受験犬種群数35犬種群・合格犬種群数35犬種群)
/全犬種
2014年8月21日(木):東京都で実施。
(受験者:6名・合格者数:3名)
訓練士
8ブロック/8養成機関で実施。
(ブロック:50名合格、養成機関:249名合格)
トリマー
14ブロック/10指定機関・12研修機関・20協力機関で実施。
(ブロック:133名合格、
指定機関:1,238名、研修機関:318名合格、協力機関:435名合格)
ハンドラー
13ブロック/10指定機関・12研修機関で実施。
(ブロック:175名合格、指定機関:
543名合格、研修機関:156名合格)
トリマー教士
2014年11月15日(土):大阪府で実施。
(受験者7名・合格者1名)
ハンドラー教士
2014年11月5日(水):大阪府で実施。(受験者4名・合格者4名)
アニマル衛生看護士
3養成機関で実施(受験者34名・合格者33名)
②資格更新者数:8,912名(対象者:10,814名)
更新率:82.4%
(審査員:139名、訓練士:1,168名、トリマー:5,269名、ハンドラー:2,336名)
また、一般クラブ会員である指導手が一定の要件を満たした場合に取得することができる「訓練準
士補」資格取得試験を実施しました。
(受験者3名・合格者3名)
⑵
審査員・訓練士・トリマー・ハンドラー資格者の教育研修の強化
①審査員義務研修会を、各ブロックで講師及びテーマを設定し、13会場において、延べ318名の受講
により実施しました。
②訓練士義務研修会を、各ブロックで講師及びテーマを設定し、14会場において、延べ1,367名の受
講により実施しました。
③トリマー義務研修会を、各ブロックで講師及びテーマを設定し、14会場において、延べ3,441名の
受講により実施しました。
④ハンドラー義務研修会を、各ブロックで講師及びテーマを設定し、14会場において、延べ1,044
名の受講により実施しました。
⑤自主研修会の積極的な開催指導を行い、次の通り16会場で各組織の自主研修会が実施されました。
ブロック審査員協議会・3開催、ブロック訓練士協議会・3開催、ブロックトリマー委員会・5
開催、ブロックハンドラー委員会・3開催、クラブ連合会・1開催、クラブ・1開催。
⑥トリミング競技大会における理事長賞受賞者の海外研修を、2014年7月21日(月)~27日(日)にア
メリカ・ラスベガス市において8名の参加で実施しました。
⑦ハンドリング競技大会における理事長賞受賞者の海外研修を、2015年2月14日(土)~20日(金)に
アメリカ・ニューヨーク市において4名の参加で実施しました。
- 17 -
⑶
各種審査員研修会の実施
①審査実務のための特別研修会を「審査の原則と技術」をテーマに、東京都において5名の受講に
より実施しました。
②新規訓練競技会審査員義務研修会を「訓練競技会審査の原則と技術」をテーマに、東京都・広島
県の2会場において、7名の受講により実施しました。
⑷ トリマー養成機関の教育向上の指導強化
①各養成機関に教育体制及びカリキュラムの指導を実施しました。
②協力機関に資格取得試験に対する指導を実施しました。
⑸ 訓練競技会の開催
訓練競技大会は、第86回2014春季訓練競技大会を2014年4月26日(土)・27日(日)の両日、東京都・
江戸川河川公園において出陳頭数582頭で、また第87回2014秋季訓練競技大会を2014年11月1日(土)・
2日(日)の両日、東京都・江戸川河川公園において出陳頭数585頭で開催しました。
FCI東日本インターナショナルトライアルを、2014年6月8日(日)東京ブロック訓練士協議会の
担当により199頭の出陳頭数で、2015年2月22日(日)埼玉ブロック訓練士協議会の担当により258頭の
出陳頭数で開催、またFCI西日本インターナショナルトライアルを、2014年11月23日(日)中国ブロ
ック訓練士協議会の担当により251頭の出陳頭数で開催しました。
この他、ブロック訓練競技会を10回、ジャーマンシェパードドッグクラブ・トレーナーズクラブ連
合会訓練競技会を3回、クラブ訓練競技会を18回開催しました。
訓練技術の向上を図るためチャンピオン制度を推進し、トレーニングチャンピオン201頭、グランド
トレーニングチャンピオン89頭、オビディエンスチャンピオン54頭、グランドオビディエンスチャン
ピオン6頭、インターナショナルオビディエンスチャンピオン1頭の登録がありました。
オビディエンス試験・競技の参加人員底辺拡大のため、全国の訓練競技会でクラス採用の推進を図
りました。2014年度のオビディエンスⅠの合格頭数は65頭(受験頭数延べ98頭)でその内55頭が登録、
オビディエンスⅡの合格頭数は36頭(受験頭数延べ89頭)でその内28頭が登録、オビディエンスⅢの合
格頭数は18頭(受験頭数延べ78頭)でその内17頭が登録されました。
オビディエンス競技の更なる普及及び技術向上を図るため、2014年8月6日(水)~8日(金)にフィ
ンランド・ヘルシンキ市で開催された、2014FCIオビディエンスワールドチャンピオンシップに4
ペアを派遣しました。成績は、チームが19カ国中16位、個人最高が52位でした。
また、2015FCIオビディエンスワールドチャンピオンシップ派遣選考会を、2015年2月22日(日)
に埼玉県・春日部市大凧あげ祭り会場において、11頭の参加頭数で開催しました。
訓練競技会に併催して開催しているフライボール競技会については、第86回2014春季訓練競技大会
に併催した第18回2014フライボール競技大会は、出陳頭数個人競技30頭・チーム競技12チームで、ま
た、第87回2014秋季訓練競技大会に併催した第19回2014フライボール競技大会は、出陳頭数個人競技
25頭・チーム競技11チームで開催しました。
この他、東日本ブロック訓練士協議会主催で2回、西日本ブロック訓練士協議会主催で1回、ブロ
ックフライボール競技会を8回、ST連合会フライボール競技会を3回、クラブフライボール競技会
を1回開催しました。
競技会参加層の拡大を図るため、チャンピオン制度を推進し、フライボールチャンピオン16頭の登
録がありました。
⑹ IPO競技会の開催
2014FCI-IPO競技大会は、2014年6月20日(金)・21日(土)長野県・霧ケ峰において出陳頭数
30頭で開催しました。
2014FCI-IPO競技大会の結果に基づき、2014FCI-IPOワールドチャンピオンシップ
(2014年9月9日(火)~14日(日):スウェーデン・マルメ市)に5ペアを派遣しました。成績は、チー
ムが16位、個人最高が66位でした。
また、IPO競技の各作業の技術向上及び参加層の拡大を図るため、クラブによる自主研修会を推
進しました。
- 18 -
訓練競技会・フライボール競技会種類別開催数の推移
名
称
2010年度 2011年度 2012年度
(単位:回)
2013年度
2014年度
訓練競技大会(本部主催)
2
1
2
2
2
訓練JKCカップ(本部主催)
-
1
-
-
-
FCIインターナショナルトライアル※1
2
3
1
2
3
ブロック訓練競技会
7
13
11
11
10
1
2
2
1
3
クラブ訓練競技会
17
14
13
13
18
フライボール競技大会(本部主催)
2
1
2
2
2
2
3
1
2
3
5
10
8
8
8
1
2
2
1
3
クラブフライボール競技会
1
1
-
2
1
FCI-IPO競技大会(本部主催)
1
-
1
1
1
41※2
51
43
45
54
ジャーマンシェパードドッグクラブ・
トレーナーズクラブ連合会訓練競技会
フライボール競技大会(東日本・西日本ブ
ロック訓練士協議会主催)
ブロックフライボール競技会
ジャーマンシェパードドッグクラブ・トレ
ーナーズクラブ連合会フライボール競技会
合
計
※1…東日本及び西日本FCIインターナショナルトライアル
※2…東日本大震災以降の競技会について、一部開催を中止。
⑺
アジリティー競技会の開催
第27回2014FCIインターナショナルアジリティー競技大会を、
2014年5月31日(土)・6月1日(日)
に神奈川県・川崎市東扇島東公園多目的広場において、個人競技への出陳507頭・チーム競技への出陳
50チーム150頭で開催しました。
FCI東日本インターナショナルアジリティー競技大会を2014年6月7日(土)に東京ブロック訓練
士協議会の担当により314頭、2015年2月21日(土)に埼玉ブロック訓練士協議会の担当により569頭で、
FCI西日本インターナショナルアジリティー競技大会を2014年11月22日(土)に中国ブロック訓練士
協議会の担当により530頭の出陳で開催しました。
この他、ブロックアジリティー競技会を10回、ジャーマンシェパードドッグクラブ・トレーナーズ
クラブ連合会アジリティー競技会を3回、クラブアジリティー競技会を26回開催しました。
競技会の充実により、アジリティー競技関連のチャンピオン登録は、アジリティーチャンピオンが
103頭、グランドアジリティーチャンピオンが47頭、インターナショナルアジリティーチャンピオンが
1頭ありました。
2014FCIアジリティーワールドチャンピオンシップ派遣選考会を、2014年6月11日(水)に滋賀
県・竜王町ドラゴンハットにおいて、77頭の参加頭数で開催しました。
- 19 -
派遣選考会の結果に基づき、2014FCIアジリティーワールドチャンピオンシップ(2014年9月11
日(木)~14日(日):ルクセンブルク・ルクセンブルク市)にスモール・ミディアム・ラージの各カテゴ
リー3ペア合計9ペアを派遣しました。成績は、団体スモールクラスが参加29カ国のうち13位、ミデ
ィアムクラスが参加27カ国のうち24位、ラージクラスが参加30カ国のうち4位であり、個人最高はス
モールクラス出場者83名のうち14位でした。
アジリティー競技会種類別開催数の推移
名
称
(単位:回)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
FCIアジリティー競技大会(本部主催)
1
1
1
1
1
アジリティーJKCカップ(本部主催)
2
2
1
2
0
FCI東・西日本アジリティー競技大会
2
3
1
2
3
ブロックアジリティー競技会
7
13
11
11
10
1
2
2
1
3
19
27
22
29
26
32※
48
38
46
43
ジャーマンシェパードドッグクラブ・トレーナー
ズクラブ連合会アジリティー競技会
クラブアジリティー競技会
合
計
※東日本大震災以降の競技会について、一部開催を中止。
⑻
トリミング競技会の開催
第34回トリミング競技大会予選を兼ねたブロック競技会並びに養成機関競技会を、14ブロック及び
20養成機関でそれぞれ開催しました。
トリミング競技会別開催数の推移
名
称
(単位:回)
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
2014年度
トリミング競技大会(本部主催)
1
1
1
2
0
ブロックトリミング競技会
14
13
14
14
14
養成機関トリミング競技会
22
22
22
23
20
2
-
-
-
-
39
36
37
39
34
トリミングフェスティバル、ドッグビューティ
ーコンテスト
合
⑼
計
ハンドリング競技会の開催
第31回ハンドリングコンペティション予選を兼ねた、各ブロック競技会を14ブロックで開催しまし
た。
- 20 -
ハンドリング競技会別開催数の推移
名
称
2010年度 2011年度
(単位:回)
2012度
2013年度 2014年度
ハンドリング競技大会(本部主催)
1
1
1
2
0
ブロックハンドリング競技会
14
14
14
14
14
15
15
15
16
14
合
⑽
計
ジュニアハンドラーの育成及び教育研修の強化
第22回ジュニアハンドリングコンペティション予選を兼ねた、ブロックジュニアハンドリングコン
ペティションを12回開催しました。
地区研修会を2014年6月14日(土)に千葉県において、11名の参加により実施しました。またサマー
セミナーを2014年8月8日(金)から10日(日)に山梨県において、19名の参加により実施しました。
ジュニアOBのコンペティションでのスチュワード採用、地区研修会及びサマーセミナー等におけ
る指導者としての参加を実施しました。
イギリスのクラフトショーに併催された、2015ジュニアハンドラー世界大会(バーミンガム市・2015
年3月7日(土))に代表者を派遣しました。
成績は、出場者45名中3席でした。
ジュニアハンドラーガイドを各FCIインターナショナルドッグショー会場で配付し、登録者の増
加推進を図りました。また、ジュニアハンドラーTシャツを作成し、コンペティション・サマーセミ
ナー・地区研修会の参加者に配布し、参加意識の向上を図りました。
ジュニアハンドリングコンペティション入賞及び研修会等多数参加のジュニアハンドラーへ記念品
を授与しました。
ジュニアハンドラー登録者は、新規登録者及び登録更新者あわせて225名(前年度233名)となってい
ます。
⑾
オーナーハンドラー(初心者)のハンドリング技術の普及
一般クラブ会員向けにハンドリング技術の普及を図るため、クラブ連合会展会場において実施して
いるオーナーハンドラー講習会については、27会場で実施され、延べ410名の受講者がありました。
⑿
公認訓練所の充実
訓練実績を確認するため、訓練所所員の名簿提出及び登録を行い、実績不足の訓練所に対しては指
導を行いました。
公認訓練所の認定にあたっては、設備、規模、衛生状態等についての実地調査を厳正に行い、新規
訓練所として、第1種訓練所に1訓練所を認定し、第1種訓練所4訓練所を取り消し、2014年度末公
認訓練所数は、第1種訓練所が98訓練所、第2種訓練所が17訓練所となり、合計115訓練所となりまし
た。
- 21 -
審査員資格登録者一覧表
2015年3月31日現在 (単位:人)
資格
特別保持
単犬種
犬種群
全犬種
保
持
小計
ブロック
合計
単
群
全
単
群
全
北海道
5(0)
5(2)
15(5)
25
4
0
0
-
-
-
29
東
北
5(0)
12(2)
8(1)
25
2
0
5
-
1
-
33
北関東
17(0)
13(1)
15(8)
45
3
2
2
-
1
-
53
千
葉
17(1)
8(1)
11(4)
36
7
0
1
-
-
-
44
埼
玉
14(1)
19(1)
13(7)
46
2
2
1
1
-
-
52
東
京
25(2)
15(2)
26(16)
66
3
4
11
3
-
-
87
神奈川
22(0)
5(1)
23(6)
50
4
0
8
-
-
-
62
7(0)
11(1)
9(1)
27
2
2
4
-
-
1
36
北
陸
甲信越
中
部
27(1)
15(1)
17(6)
59
4
0
2
2
-
-
67
近
畿
5(1)
19(2)
9(3)
33
5
2
4
-
-
-
44
大
阪
12(0)
9(3)
12(10)
33
9
4
2
-
4
-
52
中
国
四
国
14(0)
10(3)
9(6)
33
0
4
3
-
1
-
41
九
州
24(0)
12(2)
16(8)
52
2
1
3
-
-
-
58
合
計
194(6)
153(22)
183(81)
530
114
14
658
<201>
<151>
<185>
<537>
<120>
<15>
<672>
注1
単→単犬種・群→犬種群・全→全犬種
2
<
>は前年度数
3
(
)は2014年度に審査を行った審査員実数109名、延べ人数424名
年度別審査員資格者推移表
年
度
資格者数
(単位:人)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
719
719
698
672
658
- 22 -
訓練士資格登録者一覧表
2015年3月31日現在 (単位:人)
資格
訓練準士補
訓練士補
訓練練士
訓練教士
訓練範士
区分合計
師範
正常 保持 正常 保持 正常
計
保持 正常 保持 正常 保持
正常
保持
ブロック
北海道
0
0
0
2
41
7
7
2
5
0
0
64
53
11
東
北
0
0
6
10
61
17
12
2
8
1
1
118
88
30
北関東
0
0
29
40
62
11
8
9
7
0
0
166
106
60
千
葉
0
0
66
97
59
13
12
4
5
0
0
256
142
114
埼
玉
0
0
93
219
121
25
18
4
25
1
0
506
257
249
東
京
0
0
116
194
112
28
21
5
13
5
3
497
265
232
神奈川
0
0
57
56
99
29
18
4
26
2
0
291
200
91
0
0
9
17
72
20
17
0
7
0
1
143
106
37
北
陸
甲信越
中
部
0
0
24
47
78
18
24
2
18
0
0
211
144
67
近
畿
0
0
12
50
126
35
22
4
19
1
0
269
179
90
大
阪
1
0
22
83
73
29
16
3
8
0
0
235
120
115
中
国
0
0
0
8
45
34
16
0
14
0
0
117
75
42
四
国
2
0
0
34
23
7
10
1
7
0
0
84
42
42
九
州
0
0
1
5
72
20
20
6
18
0
0
142
111
31
3
0
435
862
1,044
293
221
46
180
10
5
3,099
5
3,099
計
合
計
注1
2
<
3
1,297
1,337
267
190
<0>
<1,267>
<1,346>
<268>
<188>
<5> <3,074>
> は前年度数
新規及び昇格登録者数は299名
年度別訓練士資格者推移表
年
1,888 1,211
度
資格者数
(単位:人)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
3,080
3,054
3,003
3,074
3,099
- 23 -
トリマー資格登録者一覧表
2015年3月31日現在
資格
C級
B級
A級
区分合計
教士
師範
正常
保持
正常
保持
正常
保持
北海道
21
110
50
464
31
53
9
0
東
北
203
165
84
110
22
11
3
北関東
238
345
110
344
41
28
千
葉
164
259
92
530
34
埼
玉
55
184
126
760
東
京
68
254
151
神奈川
25
89
118
ブロック
北
陸
甲信越
(単位:人)
計
正常
保持
738
111
627
0
598
312
286
10
1
1,117
400
717
80
3
2
1,164
295
869
68
82
8
0
1,283
257
1,026
896
99
159
11
5
1,643
334
1,309
62
380
46
49
5
1
657
139
518
227
91
174
35
12
2
0
659
246
413
中
部
51
191
73
373
36
53
5
0
782
165
617
近
畿
147
161
128
369
51
74
1
0
931
327
604
大
阪
70
136
130
377
97
78
7
0
895
304
591
中
国
292
321
97
192
41
33
5
1
982
436
546
四
国
86
112
45
178
39
30
3
0
493
173
320
九
州
179
273
133
601
63
131
13
2
1,395
390
1,005
1,717
2,827
1,372
5,748
703
873
85
12
13,337
3,889
9,448
計
トリマー
養成機関
合
計
注1 <
948
1,063
177
10
1
2,199
5,492
8,183
1,753
95
13
15,536
<5,467>
<8,207>
<1,729>
<94>
<13>
<15,510>
> は前年度数
2 新規及び昇格登録者数は2,124名
年度別トリマー資格者推移表
年
度
資格者数
(単位:人)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
15,303
15,267
15,371
15,510
15,536
- 24 -
ハンドラー資格登録者一覧表
2015年3月31日現在 (単位:人)
資格
C級
B級
A級
特別
A級
区分合計
教士
師範
正常
保持
正常
保持
正常
保持
北海道
50
247
12
14
6
4
0
4
1
東
北
46
169
9
23
7
5
1
6
北関東
60
242
7
11
5
2
0
千
葉
75
361
17
3
9
5
埼
玉
64
499
12
8
7
東
京
109
663
10
18
神奈川
64
241
16
北 陸
甲信越
20
122
中
部
70
近
畿
大
計
正常
保持
338
73
265
0
266
69
197
5
0
332
77
255
2
5
0
477
108
369
7
0
8
1
606
92
514
10
6
4
4
0
824
137
687
15
12
5
1
4
2
360
99
261
10
12
11
4
1
1
0
181
43
138
235
18
12
13
4
0
8
0
360
109
251
105
307
11
12
12
2
2
3
0
454
133
321
阪
180
258
14
5
12
8
0
4
0
481
210
271
中
国
97
153
19
12
5
3
0
4
1
294
126
168
四
国
45
181
5
9
4
3
1
2
0
250
57
193
九
州
127
321
17
19
13
4
1
11
0
513
169
344
1,112
3,999
177
173
126
62
13
69
5
5,736
1,502
4,234
ブロック
計
トリマー
養成機関
合
計
注1
2
<
1,563
11
1
1
0
0
1,576
6,674
361
189
14
69
5
7,312
<6,776>
<372>
<185>
<14>
<65>
<5>
<7,417>
> は前年度数
新規及び昇格登録者数は874名
年度別ハンドラー資格者推移表
年
度
資格者数
(単位:人)
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
8,036
7,741
7,528
7,417
7,312
- 25 -
6.愛犬の飼育環境整備に関する事項
⑴ 動物愛護精神の普及と高揚
核家族化や高齢化が進み、犬を飼育することの重要性が高く評価されている現代社会において、犬
の絵や写真、俳句を通じて犬への愛情や理解を深めていただくことを目的に実施している各種コンク
ール(犬の絵コンクール、愛犬とのふれあい写真コンテスト等)を、前年度に引き続き開催した他、
動物愛護週間における動物愛護ふれあいフェスティバル(2014年9月23日(火・祝))への参加を行ない、
動物愛護精神の普及と高揚に努めました。
また、「インターペット-人とペットの豊かな暮らしフェア」(2014年7月24日(木)~27日(日))、
「2014防災パーク」(2014年8月23日(土)・24日(日))、「2014動物感謝デーin JAPAN“The World
Veterinary Day”」(2014年10月4日(土))
、
「第41回川崎みなと祭り」
(2014年10月11日(土)・12日(日))
への協力・参加、及び会報にて長寿犬(満15歳以上)の誌上表彰(156頭)を行いました。
⑵
災害救援活動の推進
災害対応基金制度による災害対応基金の総額は249万1,195円です。
⑶
愛犬飼育管理士資格制度の推進
「動物の愛護及び管理に関する法律」の理念に基づき、地域において動物愛護思想の普及啓蒙、畜
犬に係る公衆衛生の向上及び畜犬の適正な指導奨励に関する事業の地域における指導的役割を担う人
材を育成するため、
「JKC愛犬飼育管理士」
資格取得のための講習会・試験を10カ所の会場で実施し、
1,305名(公認トリマー養成機関生徒261名を含む)の登録がありました。
⑷
各種コンクールの実施
「第38回夏休み犬の絵コンクール」(テーマ「チャレンジ!!」)、
「第23回愛犬とのふれあい写真コン
テスト」(テーマ「犬って最高!!」)、
「平成26年愛犬とのふれあいの俳句」へは、いずれも多くの応募
がありました。
また、各種コンクールの優秀作品を、会報及びホームページ、携帯サイトにも掲載しました。なお、
前年に引き続き「愛犬とのふれあい写真コンテスト」カラーパンフレット、
「2014年犬の絵コンクール
優秀作品集」を刊行し、世界のケネルクラブ及び協力者、関係者に配布し、好評を得ました。
夏休み犬の絵コンクール/愛犬とのふれあい写真コンテスト
/「愛犬とのふれあいの俳句」俳壇応募数一覧
夏休み犬の絵コンクール
年
度
愛犬との
愛犬との
ふれあい写真
ふれあいの
コ ン テ ス ト 俳句
団体内訳
応募数
団体数
(点)
(団体)
①
②
③
④
⑤
2010年度
22,262
688
656
25
1
3
3
560
2,565
2011年度
17,994
591
560
21
1
3
6
687
1,705
2012年度
13,626
509
482
23
1
2
1
415
1,696
2013年度
12,599
434
411
17
0
2
4
680
1,106
2014年度
8,616
368
352
14
0
1
1
523
1,347
(点)
(句)
注:団体内訳の丸数字は順に①小学校 ②絵画教室 ③幼稚園 ④中学校 ⑤その他です。
⑸
社会福祉への貢献
「動物愛護ふれあいフェスティバル」
及び「2014動物感謝デーin JAPAN“The World Veterinary Day”」
へ協賛しました。
また、全国の12のクラブ及び連合会が実施した動物愛護及び社会福祉活動に対し一定額の助成を実
施しました。
- 26 -
7.災害対策に関する事項
⑴
災害救助犬の育成強化
災害救助犬の全国的な配備を目指し、ブロック訓練士協議会主催により全国5ブロックで災害救助
犬認定試験を実施し、新たに40頭を認定しました。この結果、2014年度末現在の認定犬総数は、死亡
等による認定返上を差し引き、181頭となりました。また、10歳以上の犬等の特別災害救助犬の頭数は
91頭となり、認定犬総数は272頭となりました。指導手については221名となりました。
⑵
災害救助犬育成訓練所の拡充指導
公認災害救助犬育成訓練所25訓練所の他に、災害救助犬を所有する訓練所が7訓練所となりました。
⑶
災害救助犬の出動体制の整備
①防災週間等に全国41カ所で行われた防災訓練等に災害救助犬延べ102頭、指導手延べ120名が参加
しました。
②新たに登録された救助犬指導手13名に救助服の貸与を行いました。
③現在、出動に関する協定締結自治体は17自治体となっています。
⑷
災害対策募金の活用
①2014年度の災害対策募金の総額は231万7,034円となりました。
②2014年度の災害救助犬支援企業は、マースジャパンリミテッド、日本ヒルズ・コルゲート株式会
社、伊藤ハム株式会社、スカパーJSAT株式会社、アニコム損害保険株式会社、日生研株式会
社、株式会社ケン、アイリスオーヤマ株式会社、学校法人菅原学園の9社(協賛金総額540万円)
となりました。
③2014年度の災害救助犬育成寄付金付き自動販売機の設置台数は113台となりました。
⑸
災害救助犬訓練施設の整備
東日本災害救助犬訓練施設及び西日本災害救助犬訓練施設の修繕を行いました。
⑹
災害救助犬指導手の連携強化
災害救助犬等並びに指導手の技術向上及び指導手の連携強化を図るため、東日本災害救助犬訓練施
設においては災害救助犬等延べ584頭、指導手延べ321名の合同捜索訓練を、また、西日本災害救助犬
訓練施設においては災害救助犬等延べ158頭、指導手延べ161名による合同捜索訓練を、義務練習及び
自主練習として実施しました。
⑺
特別災害救助犬の認定
年齢が10歳以上となった認定犬及び能力が低下した認定犬25頭を新たに特別災害救助犬として認定
しました。
⑻
FCI災害救助犬委員会との連携強化及び技術交流
2015年2月28日(土)・3月1日(日)、本部畜犬会館8階会議室にてFCI災害救助犬委員会会議が
開催され、災害救助犬に関する意見の交換と技術の交流を図りました。
⑼
災害救助犬競技大会の開催
①第4回FCIレスキュードッグワールドチャンピオンシップ派遣選考会を2014年4月9日(水)に東日
本災害救助犬訓練施設(独)家畜改良センター内野球グランドにおいて、出陳頭数13頭で開催しました。
②第4回FCIレスキュードッグワールドチャンピオンシップへの派遣
2014年8月22日(金)~24日(日)イタリア・トリノで開催された第4回FCIレスキュードッグワール
ドチャンピオンシップにチームリーダー1名・指導手3名・救助犬3頭を派遣しました。成績は、瓦
礫捜索部門に6カ国8チーム中5位でした。
③第16回2014災害救助犬競技大会を2014年9月18日(木)~20日(土)の3日間、東日本災害救助犬訓
練施設(独)家畜改良センター内野球グランドにおいて、出陳頭数51頭で開催しました。
- 27 -
8.学術部門に関する事項
⑴
各種研修会・試験の充実
審査員有資格者及び新規受験者の知識向上のため、研修会のテキストを作成するとともに、審査実
務のための研修会を 2014 年7月9日(水)に東京都で実施しました。
また、各種資格試験(審査員・トリマー)の試験問題を作成しました。
⑵
学術資料の拡充
新規登録犬種の犬種標準作成及び犬種標準の改正を行いました。
また、各犬種に関する資料の収集及び整備を行いました。
⑶
審査員技術の向上と育成
審査員の技術向上のため、審査実務のための研修会を実施した他、ブロック審査員協議会主催によ
る義務・自主研修会に資料の提供を行いました。
審査員育成のため、2014 年8月 21 日(木)に東京都及び 2015 年2月 25 日(水)に大阪府ので審査員
試験を実施しました。
また、各地の展覧会にて犬種群審査員の実技試験を実施しています。
⑷
各種教本の販売
全犬種標準書、最新ドッググルーミングマニュアル等の教本販売を行いました。
9.国際的連携に関する事項
⑴
国際畜犬連盟(FCI)との連携強化
FCI加盟国として、2014年9月にスウェーデンと2015年3月にスイスで開催されたFCIユーテ
ィリティードッグ委員会、2014年9月にルクセンブルクと2015年2月にイタリアで開催されたFCI
アジリティー委員会、2014年8月にイタリアと2015年2月に日本で開催されたFCI災害救助犬委員
会にそれぞれ出席しました。
2014年度末のFCI加盟国数は83カ国(うち正会員69カ国、準会員14カ国)、FCI契約パートナー
国数は7カ国となっています。
⑵
亜細亜畜犬連盟(AKU)の連携強化
AKU各加盟国における展覧会活動の強化を図るため、AKU会長国として各加盟国で開催された
展覧会・各種競技会への本会審査員の派遣を行いました。その内容は、中国35名、台湾18名、韓国11
名、シンガポール2名、マレーシア2名、香港2名、フィリピン1名、タイ1名となっています。
2014年度末のAKU加盟国数は15カ国となっています。
また、近年の世界的な純粋犬種の普及及び動物愛護精神の高揚に伴うグルーミング分野の急激な成
長に鑑み、2014年10月にアジア諸国の中で最もグルーミング分野に力を入れている中国、台湾、韓国、
シンガポール及び日本の5カ国により「アジア・グルーミング・フェデレーション(AGF)
」が正式
に設立されました。
⑶
世界秋田クラブ畜犬連盟(WUAC)の連携強化
2014年5月にドイツでWUAC執行委員会及び総会が開催され、WUAC定款改正に関する事項、
ヨーロッパ地域日本犬種特別展に関する事項等が審議されました。
また、WUAC会長国として、WUACの組織運営の円滑化と事業の発展を図るため、WUACに
対し一定額の助成を行いました。
2014年度末ののWUAC加盟国数は14カ国となっています。
⑷
国外ケネルクラブとの技術交流の強化促進
諸外国との技術交流の強化を図るため、国外ケネルクラブとの連携を密にするとともに、国内展覧
会・各種競技会への国外審査員の招請及び国外展覧会・各種競技会への本会審査員の派遣を行いまし
た。その内容は、134の国内展覧会・各種競技会に世界35カ国から延べ303名の審査員が招請されました。
また、国外については、世界15カ国へ延べ63名の国外審査を許可しました。
なお、AKU加盟国への派遣については⑵に記載しました。
- 28 -
⑸
日本原産犬種の国際的振興
ヨーロッパ諸国における日本犬種振興策の一環として、2014年5月にドイツ・ハム市にて本会主催
による第11回ヨーロッパ地域日本犬種特別展を開催しました。秋田、アメリカンアキタ、柴、四国、
紀州、土佐、日本スピッツの合計232頭の出陳を得て、ヨーロッパ地域における日本犬種への関心が高
いことがうかがえました。
また、日本原産犬種のスタンダード及び特徴を充分理解してもらうため、日本原産犬種の各種資料
の収集に努めました。
⑹
国際的な情報収集と文献交換
世界各国のケネルクラブから会報誌が定期的に送付されてきており、本会からは会報「JKCガゼ
ット」、
「犬の絵コンクール優秀作品集」等を送付しています。その他、犬界の雑誌の収集等、世界の
状況把握に努めました。
10.広報部門に関する事項
⑴
会報「JKCガゼット」の内容充実
さらなる内容の充実を図り、クラブ会員にとって役に立つ最新情報として、犬の運動について興味
深く読んでもらうための「秋の誌上大運動会」
、肥満にさせないための「愛犬の食育徹底研究」
、愛犬
との生活をもっと楽しく幸せにするための「愛犬とのコミュニケーション」について掲載し、また、
異常気象や地震に備えて「愛犬の身を守る方法」や健康長寿のために「愛犬と飼い主のQOLを考え
る」などの記事を掲載しました。
また、本部が主催する展覧会及び訓練競技大会の報告記事や日程表、JKCの公示について掲載し
ました。
⑵
ホームページ及び携帯サイトの内容充実
ホームページ及び携帯サイトの「お知らせ」、
「各種展覧会日程」
、「イベント情報」等を最新情報に
随時更新した他、会報の特集ページをPDF化しホームページに掲載し、また、特集ページの特典を
ダウンロードできるようにすることで、クラブ会員及び一般利用者に対して、JKCのPRとホーム
ページ利用促進を図りました。また、ホームページへバナー広告が掲載できるよう検討を行いました。
携帯サイトについては、トップページのデザインを年8回定期的に換えることによって、閲覧者の
興味を引くようにしました。
インターネットポータルサイト「JKC犬のひろば」については、クラブ会員の利用促進のため、
会報にサービス店一覧やサービス店の紹介ページを毎号掲載し、クラブ会員であることのメリットを
強調しました。
犬についてのクイズコーナー「JKC犬のひろば
愛犬検定」を開設し、利用者に犬についてのさ
まざまな知識を持ってもらうとともに、「JKC犬のひろば」の利用促進を図りました。
さらに、サービス店の登録数増加を図るため、全国の犬関連施設に募集案内DMを送付した他、ホ
ームページや会報等で新規登録店を募集しました。
⑶
展覧会・競技会事業等のPR活動
参加者の増加を図るため、ドッグショーやアジリティー競技会、訓練競技会など、本部主催のイベ
ント開催案内を会報及びホームページで紹介した他、犬界関係者や報道関係機関、犬関連のウェブサ
イト等へプレスリリースを配布しました。
また、イベント会場を利用した直接PRとして、FCIジャパンインターナショナルドッグショー
等において、JKCの活動を紹介したパネル展示や案内チラシ等を配布してPRを行いました。
11.図書印刷物の刊行に関する事項
⑴
定款規程集の発行
定款規程細則全書2014年度版を6月に刊行しました。
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⑵
犬の絵コンクール優秀作品集の発行
2014年犬の絵コンクール優秀作品集を2014年12月に刊行しました。
12.電算システムの開発に関する事項
⑴業務の変化等を踏まえた新システムへの検討
中長期的視点に立った業務の変化等を踏まえた新たなシステム構築の検討と設計を行いました。
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