北海道、観光立国の条件【20】

33/2013年 新体裁/No.224/本文 下版後PDFを斉藤さんへ/表3 観光立国の条件20 ※頁注意 2013.03.22 20.10.57
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北海道、観光立国の条件 ■
シーニックバイウェイ北海道推進協議会では、民間団体、企業と双方の資源を有効活用するため、連
携に関する包括協定を締結し、シーニックバイウェイ北海道の持続的推進を図る取組みを始めました。
昨年1
2月に連携協定を締結した4社のこれまでの取組みをご紹介します。
【包括協定企業】
・㈱トヨタレンタリース札幌
・㈱グランビスタホテル&リゾート
・Follow Me Japan Pte.Ltd.
・北海道コカ・コーラボトリング㈱
札幌グランドホテル
道路がなければ車は走れませんので、レンタカー
会社との連携は納得です。㈱トヨタレンタリース札
幌は、代行植樹付きレンタカープラン「シーニック
バイウェイ・カーボンオフセット」や、水を意味す
る「アクア」を借りて、シーニックお勧め1
2のドラ
イブコース内にある「水」にまつわる風景・食べ
物・歴史に関するクイズに答えて、地域のお宝(特
産品)をゲットしようという、ユニークな企画を実
施しました。
札幌グランドホテルでは、食材プロジ ェ ク ト
「シーニック朝食メニュー」を開発。第1弾は日本海に面した「萌える天北
オロロンルート」の新鮮な食材として、留萌管内の「甘海老」と天塩町の
「天然しじみ」を使った「海の幸」の朝食メニューを展開しました。また、
ホテル内でシーニックバイウェイ北海道を宣伝するコーナーを設置し、ポス
ターやパンフレットの掲出なども併せて行い宣伝を実施しました。
さて、Follow Me Japan Pte.Ltd.は、2
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5年6月にシンガポールから新千
歳に直行チャーター便で来て、北海道内をレンタカーでまわるツアーを初め
て実施した旅行会社です。今では外国人観光客のレンタカー利用も増加して
いますが、まさに先駆者的存在です。
北海道コカ・コーラボトリング㈱は、2
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7年に新千歳空港
の自社自動販売機モニターでシーニックバイウェイ北海道の
PR映像を流すことから始まり、現在は、昨年1
1月、北海道
限定缶コーヒー「ジョージア サントス プレミアム 北海
道デザイン」に大雪山と十勝平野の2つのデザインが追加さ
れたことをきっかけに、大雪・富良野ルート、十勝平野・山
麓ルート、トカプチ雄大ルート、南十勝夢街道の4つのルー
トと北海道ガーデン街道協議会が連携して取り組んでいる
「1
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0年の木プロジェクト」を支援しています。
今後も、民間団体、企業との多様な連携協定により、シー
ニックバイウェイ北海道の各ルートの具体的な連携事業の展
開を図っていくことで、より一層発展した活動になることが
期待されます。
連携協定の募集概要・条件等については、「シーニックバイウェイ北海道推進協議会」のホームペー
ジをご参照下さい。 URL:http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/sbh/renkei/index.html
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