Cat6 アプリケーションを効率よく管理しましょう

教えて!Cat
Catワンポイントアドバイス
【運用編/
運用編/標準機能】
標準機能】 Vol. 3 アプリケーションを効率よく管理しましょう
不正アプリケーションを徹底排除!
インストールアプリケーションを管理し端末の状況を健全に保ちましょう
不正なインストールはライセンス違反や情報漏洩のリスクに繋がります。端末のアプリケーション状況
を正しく保つために、基準を作り不正なインストールがすぐに見つかる環境を整えましょう。
1. 正しいアプリケーション管理を行うための準備
■会社にとって「正しいアプリケーション管理」とは・・・
●社内で指定したアプリケーションがインストールされていること
●社内ポリシーで許可していないアプリケーションがインストールされていないこと
正しいアプリケーション管理のサイクル
STEP 1
現状を把握する
■まずは、社内端末にインストールされているアプリケーションの状況を把握しましょう。
インストールされているアプリケーションはリストで管理を行いましょう。
準備
STEP 2
正・不正の基準を決める
■管理リストからアプリケーションの正・不正を判断し、ルールを決めましょう。
ポリシーを設定する
管理サイクル
STEP 3
■ポリシーを設定し、不正なインストールがすぐに見つかるようにしましょう。
指定アプリケーションはアラームにならないように設定します。
STEP 4
不正なインストールをなくす
■不正なアプリケーションをなくし、準備完了!
STEP 5
アラーム発生後の対処
運用
不明なアプリケーション
■新しいアプリケーションが見つか
った場合はStep2の基準に沿って
ポリシー設定を見直しましょう。
再設定
教えて! Cat
不正なアプリケーション
対策
■ポリシーで許可されていないアプリ
ケーションがインストールされて
います。
端末の所有者に警告し改善させましょう。
状況を定期的に上長へ報告しましょう。
1
LanScope Cat6
2.正しいアプリケーション管理のサイクル
STEP 1
その1
現状を把握する
■社内端末にインストールされているアプリケーションの状況を把握しましょう。
インストールされているアプリケーションはリストで管理を行います。
アプリケーションには『会社で指定するアプリケーション』と『業務に不要なアプリケーション』があります。
社内にインストールされているアプリケーションがどちらに区別されるのか、判断するためにリストを作成しましょう。
■リスト作成で現状を把握する
■Webコンソールで端末にインストールされているアプリケ
ーションを出力し、「アプリケーションリスト」を作成しま
しょう。
グループ別インストールアプリケーション TOP20
STEP 2
(アプリケーション例)
・ 会社で指定されたウイルス対策ソフト
・ 業務で使用するもの
・ フリーソフトだが業務効率があがるもの
・ ゲームソフトなど業務の妨げになるもの
・ Winnyなど情報漏洩に繋がるもの
・ HotFixなどセキュリティ更新パッチなど
正・不正の基準を決める
■管理リストから現状を把握し、社内でルールを決め「許可するアプリケーション」と「不正なアプリケーション」
に分類しましょう。
■許可アプリケーションの抽出
■許可されたアプリケーションを把握し「許可アプリケーシ
ョンリスト」を抽出しましょう。
・・・
ソリティア
アプリケーションの
正・不正を
リスト管理!
HotFix
LanScopeCat MR
LimeWire
ウィルスバスター
管理者
教えて! Cat
2
LanScope Cat6
3.正しいアプリケーション管理のサイクル
STEP 3
その2
ポリシーを設定する
■「許可アプリケーション」のポリシー設定を行うことで、不正なインストールを把握しやすくなり、管理工数の軽
減につながります。
■フィルタ登録と許可・不許可設定
■資産ポリシー画面の「新規アプリケーション」アラームの
設定で、「キーワード設定」にSTEP2で作った「許可アプ
リケーションリスト」対象のアプリケーション名をフィルタ
キーワードとして設定します。
これで、許可アプリケーションはインストールしてもアラー
ムにならず、許可していないアプリケーションのインストー
ルを把握しやすくなります。
資産ポリシー キーワード設定画面
■統合コンソール / アプリケーション管理画面の「インストー
ルアプリケーション許可設定」で、フィルタ設定を行ったア
プリケーションは許可設定にします。ゲーム等不正と判断
されるアプリケーションは不許可設定に振り分けます。
不許可
許可
■不正アプリケーションはWebコンソールで赤字で表示される
ので、ポリシーに違反したアプリケーションを誰がどれだけ
インストールしているかがわかります。
STEP 4
不正なアプリケーションをなくす
■Webコンソールを使えば不許可アプリケーション名からインストールしている“人”がすぐに特定できます。
■不正なアプリケーション使用者の特定
不許可アプリケーション発見!
Webコンソール『インストールアプリケーションTOP20』
から、社内ポリシー上で許可されていないアプリケーション
がインストールされていたことがわかります。
不正アプリケーションのリンクをクリックするとインストー
ルしている“人”が特定できます。
誰がインストールしたのか判明!
教えて! Cat
不正なアプリケーションをアンインストールさせ、
正しい状況を整えたところで
運用の準備完了!
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4.アラーム発生後の対処
アラーム発生後の対処
STEP 5
■定期的に、Webコンソールを閲覧しアラームの発生状況を把握します。
ここで発生した新規アプリケーションインストールアラームは「不明なアプリケーション」と「不許可アプリケー
ション」の2つに分けられます。
それぞれのアプリケーションに応じて対処を行いましょう。
<不明なアプリケーションだったら>
132
132
132
15
8
4
132
3
管理者作業
管理者
週1 or
100%
100%
100%
11%
6%
3%
100%
2%
■社内ルールで許可設定していないアプリケーションがイ
ンストールされています。
上記のようなアラームが発生している場合はアプリケー
ションの許可・不許可を判断します。許可と判断した場
合は、フィルタ設定を行い今後のアラーム対象外にしま
す。
月1
許可・不許可の判断
① Webコンソールの閲覧
Webコンソールの閲覧
/ アラーム把握
② 正常AP
のリスト追加
正常APのリスト追加
③ 正常AP
のフィルタ登録
正常APのフィルタ登録
④ 定例会でのAP
精査
定例会でのAP精査
<不正なアプリケーションだったら>
■不許可アプリケーションをインストールした“人”を
特定し、本人への注意・連絡を行いアンインストールさ
せます。
管理者作業
管理者
週1 or
月1
注意にも関わらず不許可アプリケーションのインストー
ルを止めない場合は、対象者の上長へ報告を行ったり、
起動を禁止するなどの対策を行いましょう。
① Webコンソールの閲覧
Webコンソールの閲覧
/ アラーム把握
② アラーム発生源特定(人)
/ 注意・警告
③ 不許可AP
の禁止措置
不許可APの禁止措置
④ 改版したAP
APリストの回覧
改版した リストの回覧
/ 全社通知
改善の実施と報告
運用ポイント
STEP1~5までを管理サイクルとして実施し、社員のモラル向上と不正アプリケーションが
インストールされない環境を実現・維持していきましょう。
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