特集 現在の婚活事情 「婚活」という言葉が今ではすっかり定着し、 「ただいま婚活中」とか「婚活イベント に行ってきます」というように自然な形で使われています。真剣にパートナーを見つける ため出会いの場へ出かける男女。現在の婚活事情はどのようになっているのでしょう。 ひょうご出会いサポートセンター(公益財団法人兵庫県青少年本部)職員の内村美都 紀さんに話を聞き、同センターがかかわる縁結び交流会を見学してきました。 事業内容は多岐に わたりますね 大きく分けて4つあり ます。出会いイベントを 開催する「婚活イベント事 業」、 「はばタン会員」への お見合い紹介。それから センターと市町や公益団 体とが情報を共有して県 内全体で出会いや結婚支 援を行う「ネットワーク ひょうご出会い サポートセンター 事業」、知事の任命を受 けて地域で出会いを支援 内村美都紀さん する「こうのとり大使」 が企画した縁結び交流会の開催です。「ネット ワーク事業」と「こうのとり大使」の行事は会 員以外の方も参加できるようになっています。 み づ き お好み焼きを焼いて一緒に食べると いったユニークな会もあるとか ケーキを共に作る、六甲山を縦走する、と いった会も実施されています。積極性や協調性 が出てきて、自然な出会いが築けるようですよ。 会員の方からの心に残る言葉はあり ますか 「いい人と出会えました。ありがとうござ います」と結婚報告のメールを受け取りました。 会員同士やセンターの事業で結婚が決まった方 には記念品をお贈りしますから、ぜひ報告して ほしいですね。 今後、企画されていることを教えて ください センターでは男性の身だしなみ講座を開く 予定をしています。イベントにふさわしくない ジャージ姿や鼻毛のお手入れを怠って会場に現 れる方もいらっしゃることがあるので……。 イベントに参加する方へのメッセージを 会場では同性で固まってしまわないように したいですね。男性には積極的な行動をしてほ しいですし、女性には第一印象ではなく内面を じっくり見てほしいです。 成婚率を上げる工夫は? 男女が交流できる出会いの場を数多く提供し ていくことです。イベントを実施するホテルや レストランなどの協賛団体に「話しやすい雰囲 気にしてください」とお願いもしています。 *ひょうご出会いサポートセンター* 兵庫県から平成18年度に委託され、独身男 女の出会いと結婚を支援。県内各地で月に4 0回ほど出会いイベントを開催するほか、個 別お見合い紹介、婚活セミナーをはじめとす る事業を展開している。イベント参加を希望 する団体会員(企業や自治体など)は286 団体・約4万8300人、個人会員は男性1 692人、女性4128人【平成23年11 月末現在】。1対1のお見合いを希望する 「はばタン会員」は男性1536人、女性2 321人【同】。同センターのすべての事業 を合わせた成婚数は279組【平成19年度 から平成23年11月末現在】。問い合わせ は(078・891・7415)。
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