整 理番号 No.1-001 平成12年 2月 1日 制定 ( 空 機第 100号 ) 平成12年 7月 25日 改訂 ( 空 機第 618号 ) 平成12年11月 29日 改訂 ( 空 機第1259号 ) 平成13年 1月 29日 改訂 (国空 機第 平成13年10月 10日 改訂 (国空 機第 629号 ) 平成16年 6月 30日 改訂 (国空 機第 238号 ) 平成17年 3月 17日 改訂 (国空 機第1077号 ) 平成17年 9月 30日 改訂 (国空 機第5029号 ) 平成17年11月 9日 改訂 (国空 機第 807号 ) 平成18年12月 28日 改訂 (国空 機第1042号 ) 平成19年 3月 28日 改訂 (国空 機第1360号 ) 平成20年10月 31日 改訂 (国空 機第 723号 ) 平成22年 7月 15日 改訂 (国空 機第 245号 ) 平成23年 6月 30日 一部 改正( 国空機 第282号 ) 18号 ) サーキ ュラー 国土 交通省 航空局 安全部 航空機 安全課 長 件 名:航 空機及 び装備 品等の 検査に 関する 一般方 針 目 次 目的 ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 3 第Ⅰ 部 耐 空証明 関係 1.概要・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 4 2.耐空証 明検査 の申 請区分 別の提 出書 類及び 検査の 概要・ ・・ ・・・ ・・・ 4 3.耐空証 明関係 手続 き・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 26 4.法改正 に伴う 経過 措置・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 30 様式Ⅰ -1~6 ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 31 付録Ⅰ -1 航 空機 現況表 等の記 載要 領・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 37 付録Ⅰ -2 飛 行規 程の作 成、管 理要 領・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 42 付録Ⅰ -3 整 備手 順書に ついて ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 75 第Ⅱ 部 型 式証明 関係 1.概要・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 79 2.定義・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 79 3.型式証 明の意 義・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 79 4.型式証 明の申 請区 分別の 提出書 類及 び検査 の概要 ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 79 5.型式設 計変更 ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 89 6.型式証 明関係 手続 き・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 91 7.型式証 明保有 者の その他 の業務 ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 94 第Ⅲ 部 追 加型式 設計 の承認 関係 1.概要・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 95 2.追加型 式設計 承認 の適用 範囲と 意義 ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 95 3.追加型 式設計 承認 の申請 区分別 の提 出書類 及び検 査の概 要・ ・・・ ・・・ 95 4.追加型 式設計 の変 更・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 102 5.追加型 式設計 承認 関係手 続き・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 103 6.追加型 式設計 承認 保有者 のその 他の 業務・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 106 第Ⅳ 部 修 理改造 検査 関係 1.概要・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 107 2.修理改 造検査 の対 象範囲 ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 107 3.修理改 造検査 の提 出書類 及び検 査の 概要・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 113 4.修理改 造検査 関係 手続き ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 117 - 1 - 第Ⅴ 部 予 備品証 明関 係 1.概要・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 120 2.予備品 証明を 受け たもの とみな す輸 入装備 品・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 120 3.予備品 証明の 申請 の要否 及び検 査時 の提示 書類・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 121 4.発動機 に取り 付け られて いる予 備品 証明対 象部品 の取扱 い・ ・・・ ・・・ 125 5.予備品 証明関 係手 続き・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 125 6.法改正 に伴う 経過 措置・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 126 付録Ⅴ -1 タ グ一 覧表・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 128 附則 ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ 130 - 2 - 目 的 本サ ーキュ ラーは 、耐 空証明 等の航 空機 及び装 備品等 の検査 に関 する一 般方針 、申 請手続 、提出 書類等 に関 する細 目を定 める ことを 目的と する。 航空 機等の 検査に 関し ては、 平成8年5月 の航空 法(以 下「法 」と いう。 )改正 によ り、耐 空証明 、型式 証明 等の制 度が大 幅に 改正さ れたこ とから 、「 新航空 機検査 制度 の手引 き」を 作成し 、航 空機の 使用者 等に 新制度 の内容 及びそ の運 用につ いて周 知し てきた ところ である が、 今般、 これら の制 度の定 着が図 られて きた ことを 踏まえ 、 「新航 空機検 査制度 の手 引き」 の内容 を基 に本サ ーキュ ラーを 設定 するも のであ る。 更に 本サー キュラ ーの 設定に おいて は、 平成11年6月の法 改正 及びそ の後の 航空法 施 行規則 (以下 「規則 」と いう。 )の改 正( 平成11年運輸 省令第 25号 、平成 11年運 輸省 令第40号及び 平成12年運 輸省令 第1号)に 対応 して、 従来の サー キュラ ーの一 部につ い て見直 しを行 い、そ の内 容を採 り入れ たも のであ る。 - 3 - 第 I部 耐空証明関係 1.概 要 第 Ⅰ部に おいて は、 耐空証 明検査 に関 する一 般的方 針及び 申請 手続き 、飛行 規程 等の 書類の 作成等 につ いて定 めるも ので ある。 2.耐 空 証 明 検 査 の 申 請 区 分 別 の 提 出 書 類 及 び 検 査 の 概 要 下 表の申 請区分 に従 い該当 の分類 項目 を参照 するこ と。 検査 の実施 検 型式 査 証明 国 産 新 規 基 準適合 証 又 は輸出 耐 空 証明 法 第10 条 該当 項目 製 造検査 認 定 の基準 適 合 証有り 設計 製造 過程 現状 分類項 目 第 6項 第 1号 * * * 2-1(1) 製 造検査 認 定 の基準 適 合 証無し 第 5項 第 1号 * * ○ 2-1(2) 特 定の外 国 の 輸出耐 空 証 明有り 第 6項 第 2号 * * * 2-2(1) ICAO締約 国 の 輸出耐 空 証 明有り 第 5項 第 1号 第 2号 * * ○ ICAO締約 国 の 輸出耐 空 証 明有り 第 5項 第 2号 * * ○ 整 備検査 認 定 の基準 適 合 証有り 第 6項 第 3号 * * * 2-3(1) 整 備検査 認 定 の基準 適 合 証無し 第 5項 第 3号 * * ○ 2-3(2) 第 4項 ○ ○ ○ -- - 有り 有り 輸 入 新 規 無し 更 新 2-2(2) -- 上 記以外 のも の *=検 査を一 部省 略、○ =検査 を省 略せず 実施 - 4 - 2-1 国産航 空機の 新規 耐空証 明検査 (1)型 式証明 を受 けた型 式の航 空機で 、当 該航空 機の製 造及 び完成 後の検 査の能 力 につ いて国 土交 通大臣 の認定 を受け た者 (航空 機製造 検査 認定事 業場) が、製 造 及び 完成後 の検 査(地 上試験 、飛行 試験 等)を 実施し 、基 準への 適合性 を確認 し たも の(法 第10条第6項第 1号 に掲げ る航 空機) (a)検査の 概要 本項に 該当 する航 空機は 、国が 型式 証明に よりそ の設 計につ いての 検査を 終 え ており 、か つ、認 定事業 場が当 該型 式証明 を受け た設 計どお りに適 切に製 造 す るとと もに 、完成 後、地 上試験 、飛 行試験 等の検 査を し、基 準に適 合する こ と を確認 した もので あるの で、国 によ る耐空 証明検 査は 、改め ての実 機検査 は 原 則行わ ず、 当該認 定事業 場がそ の確 認の証 として 発行 する航 空機基 準適合 証 そ の他の 書類 を確認 するこ とによ り行 う。 よって 、航 空機基 準適合 証が発 行さ れた後 、耐空 証明 書が交 付され るまで の 間 に、何 らか の改修 を行っ た場合 には 、国の 実機検 査を 省略す る本項 の適用 は 受 けられ ない 。 なお、 改修 作業が 航空機 基準適 合証 の発行 前に行 われ るもの であっ て当該 改 修 作業が 我が 国の型 式設計 変更又 は追 加型式 設計の 承認 を受け たもの であり 、 か つ、当 該認 定事業 場の認 定に係 る作 業の一 部とし て認 められ ている 場合は 、 本 項の適 用を 受けら れる。 航空機 基準 適合証 は認定 事業場 が確 認の証 として 発行 する書 類であ って、 こ れ により 飛行 の許可 を行う もので はな いので 、耐空 証明 の申請 を行い 耐空証 明 書 の交付 を受 けるま では飛 行を行 うこ とはで きない 。 耐空証 明の 検査希 望時期 (申請 日と 同日付 けでよ い。 )は、 当該航 空機基 準 適 合証が 交付 された 日から 15日以 内と しなけ ればな らな い。 (b)提出書 類 規則第 12条の 左 欄の 書類、 図面等 の内 容 2第 2項 の表に 定める 添付書 提出 を必要 とす るもの 類区分 の 1.航空 機基準 航 空機基 準適合 証 適合証 ( 検査希 望時期 以前 15日以 内に交 付を 受 けたも のに限 る。) 2.飛行 規程 提示 を必要 とする も 飛 行規程 ( 既に承 認を受 けて いるも のと同 一の 場 合は、 飛行規 程の 提示又 は基本 飛行 - 5 - 規 程及び 追加飛 行規 程の表 紙等の 写し の 提出で もよい 。) ( 付録I-2、 5-2項 参照 ) 3.航空 機の重 以 下の事 項(型 式証 明を受 けた形 態か 量及び 重心位 ら 変更さ れてい ない ものを 除く。 )を 置の算 出に必 記 載する こと。 ただ し、当 該事項 が飛 要な事 項を記 行 規程に 記載さ れて いる場 合は、 当該 載した 書類 飛 行規程 をもっ て、 本書類 に代え るこ と ができ る。 (1) 航空 機の自 重及 び重心 位置 (2) 装備 品の名 称、 重量及 び重心 位置 (3) 燃料 タンク の使 用可能 量及び 重心 位置 (4) その 他 4.前3号に 掲 (1) 登録 証明書 の写 し げるも ののほ (2) 航空 機現況 表 (様式Ⅰ -1) か、参 考事項 (3) 航空 機経歴 表 (様式Ⅰ -2) を記載 した書 (4) 耐空 性改善 通報 実施状 況 類 (様 式Ⅰ-3) (5) 飛行 規程の 状況 (様式 Ⅰ-4) (6) 運用 様式限 界及 び無線 航法機 器等 装備状 況表 (様式 Ⅰ-5) (2)我 が国の 型式 証明を 受けた 国産航 空機 で(1)項に 該当し ない もの ( 法第10条第 5項 第1号に掲 げる航 空機 で同条 第6項第1号 に掲げ る航空 機以外 の もの) (a)検査の 概要 本項に 該当 する航 空機に ついて の国 による 耐空証 明検 査は、 提出書 類の確 認、 地 上試験 及び 飛行試 験の実 機検査 等の 実施に より行 う。 なお、 設計 の変更 が行わ れる場 合に あって は、型 式設 計変更 の承認 が耐空 証 明 に先ん じて 行われ る。 (b)提出書 類 規則第 12条の 左 欄の 書類、 図面等 の内 容 2第 2項 の表に - 6 - 定める 添付書 提出 を必要 とす るもの 類区分 の 1.製造 計画書 製 造計画 書の概 要 2.飛行 規程 飛 行規程 ( 既に承 認を受 けて いるも のと同 一の 場 合は、 飛行規 程の 提示又 は基本 飛行 規 程及び 追加飛 行規 程の表 紙等の 写し の 提出で もよい 。) ( 付録I-2、 5-2参照 ) 3.航空 機の重 以 下の事 項(型 式証 明を受 けた形 態か 量及び 重心位 ら 変更さ れてい ない ものを 除く。 )を 置の算 出に必 記 載する こと。 ただ し、当 該事項 が飛 要な事 項を記 行 規程に 記載さ れて いる場 合は、 当該 載した 書類 飛 行規程 をもっ て、 本書類 に代え るこ と ができ る。 (1) 航空 機の自 重及 び重心 位置 (2) 装備 品の名 称、 重量及 び重心 位置 (3) 燃料 タンク の使 用可能 量及び 重心 位置 (4) その 他 4.前3号に 掲 (1) 航空 機の現 況表 等 げるも ののほ ・航空 機現況 表 (様式Ⅰ -1) か、参 考事項 ・航空 機経歴 表 (様式Ⅰ -2) を記載 した書 ・耐空 性改善 通報 実施状 況 類 提示 を必要 とする も (様 式Ⅰ-3) ・飛行 規程の 状況 (様式 Ⅰ-4) ・運用 様式限 界及 び無線 航法機 器等 装備状 況表 (様式 Ⅰ-5) (2) 製造 記録 PIR(PRODUCTION INSPECTION RECORD) BOOK(又 はこれ に相当 する もの) 型式 証明検 査に おける 製造工 程検 査の際 提出さ れた ものの うち、 変更 又は追 加分の み。 - 7 - (3) 製造 時の不 具合 処理記 録 製造 時の主 要不 具合及 びその 処理 状況を 記載し たも の (4) 計測 記録 重量 及び重 心の 測定記 録 (5) TCD(耐 空性改 善通 報)、 EO(ENGINEERING ORDER )、 SB(SERVICE BULLETIN) 、改修 指示 等の実 施状況 を記 載した リスト (6) 全機 能検査 、地 上運転 検査及 び飛 行検査 スペッ ク 型式 証明検 査に おける 製造過 程検 査の際 、提出 され たもの のうち 変更 又は追 加分の みと する (7) 加工 外注リ スト 型式 証明検 査に おける 製造過 程検 査の際 、提出 され たもの のうち 変更 又は追 加分の みと する (8) 特殊 工程検 定状 況リス ト 型式 証明検 査に おける 製造過 程検 査の際 、提出 され たもの のうち 変更 又は追 加分の みと する (9) 品質 管理手 順書 目録 型式 証明検 査に おける 製造過 程検 査の際 、提出 され たもの のうち 変更 又は追 加分の みと する (10)主要 装備品 の記 録 原則 として 予備 品証明 対象部 品及 び時間 管理部 品と し、型 式名、 部品 番号、 製造番 号及 びTT、 TSO、TSC、 並びに 整備規 程、 整備基 準、メ ンテ ナンス ・マニ ュア ル、告 示等に 示さ - 8 - れてい る限界 使用 時間を 明記す るこ と (回転 翼航空 機及 びター ビン発 動機 にあっ ては、 限界 使用時 間が定 めら れてい る部品 を含 む) (11)騒音 及び発 動機 排出物 の基準 への 適合性 に係る 資料 (適用 の場合 のみ ) 発動 機本体 及び ナセル 周辺の 減音 処理、 排出燃 料処 理等を 図示し たも の等 (12)社内 地上試 験記 録及び 不具合 処理 記録 (a)社内 地上試 験記 録 有資 格整備 士の 確認の あるも の (b)社内 地上試 験不 具合処 理記録 社内 地上試 験中 に発見 された 不具 合の処 理状況 を記 載した もの (13)社内 飛行試 験記 録及び 不具合 処理 記録 (a)社内 飛行試 験記 録 担当 操縦士 の意 見を添 えた有 資格 整備士 の確認 のあ るもの (b)社内 飛行試 験不 具合処 理記録 社内 飛行試 験中 に発見 された 不具 合の処 理状況 を記 載した もの (14)官検 時の地 上試 験記録 及び不 具合 処理記 録 (a)官検 時の地 上試 験記録 (b)官検 時の地 上試 験不具 合処理 記録 官検 時の地 上試 験中に 発見さ れた 不具合 の処理 状況 を記載 したも の (15)官検 時の飛 行試 験記録 及び不 具合 処理記 録 (a)官検 時の飛 行試 験記録 - 9 - (b)官検 時の飛 行試 験不具 合処理 記録 官検 時の飛 行試 験中に 発見さ れた 不具合 の処理 状況 を記載 したも の 2-2 輸入航 空機の 新規 耐空証 明検査 (1)我 が国の 型式 証明を 受けた 型式の 航空 機で、 国際民 間航 空条約 の締約 国たる 外 国が 我が国 と同 等以上 の基準 及び手 続に より証 明した もの 。(対 象とな る外国 及 び航 空機は 我が 国と当 該外国 との間 で航 空機の 耐空性 等に 関する 相互承 認協定 又 はこ れに相 当す る取極 めを結 ぶこと によ り特定 される こと になる 。) ( 法第10条第6項 第2号に掲 げる航 空機 ) (a)検査の 概要 本項に 該当 する航 空機は 、我が 国の 型式証 明によ りそ の設計 につい ての検 査 を 終えて おり 、かつ 、輸出 国にお いて 我が国 と同等 以上 の検査 が実施 され、 基 準 に適合 する ことが 確認さ れてい るも のであ るので 、国 による 耐空証 明検査 は、 改 めての 実機 検査は 原則行 わず、 当該 輸出国 の輸出 耐空 証明書 その他 の書類 を 確 認する こと により 行う。 よって 、輸 出耐空 証明書 が発行 され た後、 耐空証 明書 が交付 される までの 間 に 、次の 場合 を除き 何らか の改修 を行 った場 合には 、原 則、国 の実機 検査を 省 略 する本 項の 適用は 受けら れない 。 ① 航空機 の輸 送のた めの改 修( 空輸の ための 燃料増 槽タ ンクの 取付け ・取 外し 、海 上輸送 のため の分解 ・組 立等) ② 空輸又 は上 記作業 に伴い 発生 した整 備作業 (保守 、軽 微な修 理又は 小修 理に 限る 。) ③領収 検査 (地上 検査及 び飛行 検査 )に伴 い発生 した 整備作 業(保 守、軽 微 な 修理又 は小 修理に 限る。 ) ①、② 及び ③の作 業は当 該航空 機の 有資格 整備士 、整 備改造 認定事 業場又 は 当 局が特 に認 めた者 により 行われ なけ ればな らない 。 なお、 輸出 耐空証 明書が 発行さ れる 前に実 施され た改 修作業 であっ て、か つ、 当 該改修 作業 が我が 国の型 式設計 変更 又は追 加型式 設計 の承認 を受け たもの ( 当該輸 出国 の承認 を受け たもの であ っても 、我が 国の 承認が 必要。 )であ る 場 合は、 本項 の適用 を受け られる 。 耐空証 明の 検査希 望時期 は、当 該輸 出耐空 証明書 が発 行され た日か ら原則 2 か 月以内 とし なけれ ばなら ない。 (b)提出 書類 規則第 12条の 左 欄の 書類、 図面等 の内 容 2第 2項 の表に - 10 - 定める 添付書 提出 を必要 とす るもの 類区分 1.飛行 規程 提示 を必要 とする も の 飛 行規程 ( 既に承 認を受 けて いるも のと同 一の 場 合は、 飛行規 程の 提示又 は基本 飛行 規 程及び 追加飛 行規 程の表 紙等の 写し の 提出で もよい 。) ( 付録I-2、 5-2項参 照) 2.製造 国の政 輸 出耐空 証明書 府機関 で発行 ( 輸出耐 空証明 書の 発行日 が検査 希望 した当 該航空 時 期以前 2か 月以内 であ ること 。ただ 機の耐 空性、 し 、当局 が別途 認め た場合 は除く 。) 騒音又 は発動 機の排 出物に ついて 証明す る書類 3.航空 の用に 過 去の経 歴 航空 機及び 現在装 備 供した 航空機 ( 製造後 に実施 した 定時点 検整備 (使 して いる発 動機、 プ につい ては、 用 時間が 500 時 間を 超える と必要 とな ロペ ラの航 空日誌 整備又 は改造 る 点検に 相当す る以 上の点 検のみ とす に関す る技術 る 。)、 大規模 修理 及び改 造の一 覧で 的記録 並びに 、 実施年 月日、 整備 、修理 又は改 造の 総飛行 時間及 内 容、有 資格整 備士 氏名、 TT(TOTAL び前回 分解検 TIME、総飛行 時間)、TSO(TIME SINCE 査後の 飛行時 OVERHAUL、オ ーバー ホー ル後の 使用時 間を記 載した 間 )等を 記載し たも の) 書類 4.航空 機の重 以 下の事 項(型 式証 明を受 けた形 態か 量及び 重心位 ら 変更さ れてい ない ものを 除く。 )を 置の算 出に必 記 載する こと。 ただ し、当 該事項 が飛 要な事 項を記 行 規程に 記載さ れて いる場 合は、 当該 載した 書類 飛 行規程 をもっ て、 本書類 に代え るこ と ができ る。 (1) 航空 機の自 重及 び重心 位置 (2) 装備 品の名 称、 重量及 び重心 位置 (3) 燃料 タンク の使 用可能 量及び 重心 - 11 - 位置 (4) その 他 5.前各 号に掲 (1) 登録 証明書 の写 し げるも ののほ (2) 航空 機現況 表( 様式Ⅰ -1) か、参 考事項 (3) 航空 機経歴 表 (様式Ⅰ -2) を記載 した書 (4) 耐空 性改善 通報 実施状 況 類 (様 式Ⅰ-3) (5) 飛行 規程の 状況 (様式 Ⅰ-4) (6) 運用 様式限 界及 び無線 航法機 器等 装備状 況表 (様式 Ⅰ-5) (7) 新規 輸入航 空機 現状報 告書 (輸出 耐空証 明書 及び輸 出耐空 証明 書発行 後の作 業に 関する 事項並 びに 当該機 の有資 格整 備士又 は整備 改造 認定事 業場に よる 現状報 告を含 むも の。) (様 式Ⅰ-6) (2)国 際民間 航空 条約の 締約国 たる外 国が 証明し た輸入 航空 機((1)項 以外の 輸入 航空 機)( 法第 10条第 5項 第2号に掲 げる 航空機 で同条 第6項第 2号 に掲げ る航空 機 以外 のもの ) (a)検査の 概要 本項に 該当 する航 空機に ついて の国 による 耐空証 明検 査は、 提出書 類の確 認、 地 上試験 及び 飛行試 験の実 機検査 等の 実施に より行 う。 (b)提出書 類 我が国 の型 式証明 を受け た航空 機又 は耐空 証明を 受け たこと のある 航空機 と 同 一の型 式の 航空機 (同型 式機) の新 規耐空 証明検 査時 には、 4、 6及 び7に規 定 するも のの ほか、 1.(6) の一部 、1.(11)の (c)及び(d) 、 並びに 2及 び3の書 類 を各一 部提 出すれ ばよい 。なお 、同 型式機 であっ ても 仕様の 異なる 場合に は、 1及び 5の 各書 類1部 が必要 である 。 規則第 12条の 左 欄の 書類、 図面等 の内 容 2第 2項 の表に 定める 添付書 提出 を必要 とす るもの 類区分 1.航空 機が法 提示 を必要 とする も の (1) 当該 航空機 の型 式証明 書(写 し) - 12 - 第10条 第4項 の基準 に適合 (2) STC(SUPPLEMENTAL TYPE するこ とを CERTIFICATE) ( 該当 する場 合) 証明す るに足 (写し ) る書類 及び図 面 (3) 航空 機、発 動機 及びプ ロペラ の承 認され たスペ ック (TCデ ータシ ート 等)及 び型式 証明 のため の審査 基準 (特別 要件又 は適 用除外 要件を 含 む) (4) 航空 機の技 術的 説明資 料 (設 計思想 及び 必要な 図面を 含む もの 。) (5) 航空 機、発 動機 及びプ ロペラ に適 用され る耐空 性基 準に基 づく適 合性 審査表 (CERTIFICATION COMPLIANCE TABLE) (6) 主要 構造部 材の 荷重解 析を含 む実 際の試 験又は 計算 による 強度証 明及 び電気 負荷解 析の 資料 (7) 発動 機の次 の項 目に関 する証 明資 料(タ ービン 発動 機の場 合のみ ) (a)スト レス・ レベ ル (b)ロー サイク ル・ ファテ ィグ (c)耐久 (d)着氷 (e)イン ジェス ショ ン (f)ブレ ード・ コン ティン メント (8) 航空 機の各 系統 の概略 図、説 明及 び故障 解析の 資料 (9) タイ プ・フ ライ ト・テ スト・ レポ ート (10)型式 証明審 査会 の議事 録及び イッ - 13 - シュー ペーパ ー (11)騒音 及び発 動機 排出物 の基準 への 適合性 に係る 資料 (適用 の場合 のみ ) (a)騒音 値及び 発動 機の排 出物値 を記 載した もの (b)騒音 及び発 動機 の排出 物の測 定、 解析、 計算等 につ いて記 載した もの (c)発動 機本体 及び ナセル 周辺の 減音 処理、 排出燃 料処 理等を 図示し たも の等 (d)騒音 及び発 動機 の排出 物に影 響を 及ぼす 修理又 は改 造に関 する技 術的 記録 (12)その 他型式 設計 に関し て必要 と認 められ る資料 2.飛行 規程 飛 行規程 ( 既に承 認を受 けて いるも のと同 一の 場 合は、 飛行規 程の 提示又 は基本 飛行 規 程及び 追加飛 行規 程の表 紙等の 写し の 提出で もよい 。) ( 付録I-2、 5-2項参 照) 3.製造 国の政 (1) 航空 機の輸 出耐 空証明 書 府機関 で発行 した当 該航空 (2) 騒音 及び発 動機 排出物 の基準 への 機の耐 空性、 適合性 を証明 する もの 騒音又 は発動 (適用 の場合 のみ 、国際 民間航 空条 機の排 出物に 約附属 書16と 同等 以上の 基準へ の適 ついて 証明す 合を証 明する もの ) る書類 4.航空 の用に 過 去の経 歴 航空 機及び 現在装 備 供した 航空機 ( 製造後 に実施 した 定時点 検整備 (使 して いる発 動機、 プ につい ては、 用 時間が 500時 間を 超える と必要 とな ロペ ラの航 空日誌 - 14 - 整備又 は改造 る 点検に 相当す る以 上の点 検のみ とす に関す る技術 る 。)及 び改造 の一 覧で、 実施年 月日 的記録 並びに 、 整備又 は改造 の内 容、有 資格整 備 総飛行 時間及 士 氏名、 TT(TOTAL TIME、総 飛行時 間)、 び前回 分解検 TSO(TIME SINCE OVERHAUL、オーバ ーホ 査後の 飛行時 ー ル後の 使用時 間) 等を記 載した もの 間を記 載した ) 書類 5.整備 手順書 メ ンテナ ンス・ マニ ュアル 等 ( 付録I-3参 照) 6.航空 機の重 以 下の事 項を記 載す ること 。ただ し、 量及び 重心位 当 該事項 が飛行 規程 に記載 されて いる 置の算 出に必 場 合は、 当該飛 行規 程をも って、 本書 要な事 項を記 類 に代え ること がで きる。 載した 書類 (1) 航空 機の自 重及 び重心 位置 (2) 装備 品の名 称、 重量及 び重心 位置 (3) 燃料 タンク の使 用可能 量及び 重心 位置 (4) その 他 7.前各 号に掲 (1) 航空 機現況 表 (様 式Ⅰ-1) (2) 航空 機経歴 表 (様 式Ⅰ-2) (a) 登録証 明書 げるも ののほ か、参 考事項 を記載 した書 類等 (3) 耐空 性改善 通報 実施状 況 (様 式Ⅰ-3) (4) 飛行 規程の 状況 (様 式Ⅰ-4) (5) 運用 様式限 界及 び無線 航法機 器等 装備状 況表 (様 式Ⅰ-5) (6) 受検 準備の ため 実施し た整備 作業 の概要 作業 点検表 等で今 回 実施 した点 検作業 に 受検 準備と して 実施し た主要 作業 関す るもの の概略 を記載 した もの (7) 不具 合処理 記録 受検 準備作 業中 に発見 された 主要 - 15 - 受検 準備作 業中に 処 理し た不具 合の内 容 不具合 及びそ の処 理状況 を記載 した を記 載した もの もの (8) 計測 記録 重量 及び重 心の 測定記 録 (9) 耐空 性改善 通報 (TCD)一覧 及び実 施記録 (該当 する TCD 一 覧) 機体 、発動 機及 びプロ ペラ並 びに 装備品 別とし 、発 行番号 、発行 年月 サ ービス ・ブレ テ ィン 等の一 覧及び 実 施記 録(該 当する SB 等の 一覧) 日、発 効年月 日、 実施時 期、内 容の 機 体、発 動機及 び 概略、 該当の 有無 、関連 資料番 号、 プロ ペラ( 装備品 に 実施年 月日等 が明 記され ている こと つい ては必 要に応 じ 。ただ し、繰 返検 査が要 求され てい )別 とし、 発行番 号 るもの のうち 点検 表等に 繰入れ られ 、発 行年月 日、発 効 たもの につい ては 、初回 実施年 月日 年月 日、実 施時期 、 並びに 当該点 検表 の番号 及び繰 入れ 適用 度、適 用種別 、 年月日 を記載 して あれば よい。 内容 の概略 、該当 の 有無 、関連 資料番 号 、実 施年月 日等が 明 記さ れてい ること 。 ただ し、繰 返検査 が 要求 されて いるも の のう ち点検 表等に 繰 入れ られた ものに つ いて は初回 実施年 月 日並 びに当 該点検 表 の番 号及び 繰入れ 年 月日 を記載 してあ れ ばよ い。 (航 空運送 事業用 の 航空 機であ って、 別 途、 上記に ついて の SBの 管理が 整備規 程 の下 で行わ れてい る 場合 には、 不要と す る。 ) (10)主要 装備品 の記 録 原則 として 予備 品証明 対象部 品及 - 16 - び時間 管理部 品と し、型 式名、 部品 番号、 製造番 号及 びTT、 TSO、TSC並 びに整 備規程 、整 備基準 、メン テナ ンス・ マニュ アル 、告示 等に示 され ている 限界使 用時 間を明 記する こと (回転 翼航空 機及 びター ビン発 動機 にあっ ては、 限界 使用時 間が定 めら れてい る部品 を含 む。) (11)その 他 (a)航空 機、発 動機 、プロ ペラ及 び主 要装備 品のパ ーツ ・カタ ログ、 オペ レーテ ィング ・マ ニュア ル、メ ンテ ナンス ・マニ ュア ル、オ ーバー ホー ル・マ ニュア ル、 リペア ・マニ ュア ル及び サービ ス・ ブレテ ィン (型式 証明を 受け た航空 機及び 同型 式機の 場合は 不要 。) (b)公差 を含む プロ ダクシ ョン・ フラ イト・ テスト 要領 (型式 証明を 受け た型式 の航空 機及 び同型 式機の 場合 は前号 機から 変更 されて いる場 合の み必要 ) (12)社内 地上試 験記 録及び 不具合 処理 記録 (a)社内 地上試 験記 録 有資 格整備 士の 確認の あるも の (b)社内 地上試 験不 具合処 理記録 社内 地上試 験中 に発見 された 不具 合の処 理状況 を記 載した もの (13)社内 飛行試 験記 録及び 不具合 処理 記録 (a)社内 飛行試 験記 録 担当 操縦士 の意 見を添 えた有 資格 整備士 の確認 のあ るもの (b)社内 飛行試 験不 具合処 理記録 社内 飛行試 験中 に発見 された 不具 - 17 - 合の処 理状況 を記 載した もの (14)官検 時の地 上試 験記録 及び不 具合 処理記 録 (a)官検 時の地 上試 験記録 (b)官検 時の地 上試 験不具 合処理 記録 官検 時の地 上試 験中に 発見さ れた 不具合 の処理 状況 を記載 したも の (15)官検 時の飛 行試 験記録 及び不 具合 処理記 録 (a)官検 時の飛 行試 験記録 (b)官検 時の飛 行試 験不具 合処理 記録 官検 時の飛 行試 験中に 発見さ れた 不具合 の処理 状況 を記載 したも の 2-3 更新耐 空証明 検査 (1)航 空機の 整備 及び整 備後の 検査の 能力 につい て国土 交通 大臣の 認定を 受けた 整 備事 業者( 航空 機整備 検査認 定事業 場) が整備 (FAR PART 43 Appendix D Annu al Inspection に相当 する整 備点検 (以 下、「 年次点 検」 という 。)又 はこれ と 同等 以上の 整備 )及び 整備後 の検査 (地 上試験 、飛行 試験 等)を 実施し 、基準 へ の適 合性を 確認 したも の。( 法第10条第 6項 第3号に掲 げる 航空機 ) (a)検査の 概要 本項に 該当 する航 空機は 、認定 事業 場が航 空機の 構造 並びに 装備品 及び系 統 の 状態に つい て年次 点検( 付録I-3、3項参照 )を実 施す るとと もに、 整備後 、 地 上試験 、飛 行試験 等の検 査をし 、基 準に適 合する こと を確認 したも のであ る の で、国 によ る耐空 証明検 査は、 改め ての実 機検査 は原 則行わ ず、当 該認定 事 業 場がそ の確 認の証 として 発行す る航 空機基 準適合 証そ の他の 書類を 確認す る こ とによ り行 う。 認定事 業場 は、当 該点検 整備、 地上 試験、 飛行試 験を 自ら行 い、基 準不適 合 要 素のな いこ とを自 ら確認 するこ とが 求めら れてい るの で、他 の者が 同等の 整 備 や試験 を行 った場 合であ っても 、当 該認定 事業場 がそ の整備 、試験 の一部 を 省 略する こと はでき ない。 航空機 基準 適合証 は認定 事業場 が確 認の証 として 発行 する書 類であ って、 こ れ により 飛行 の許可 を行う もので はな い。た だし、 有効 な耐空 証明書 を有し て い る場合 は、 当該航 空機基 準適合 証の 発行後 、耐空 証明 の申請 を行い 、新耐 空 証 明書の 交付 を受け るまで の間も 、飛 行を行 うこと がで きる。 なお、 新耐 空証明 書が交 付され たと きは、 旧耐空 証明 書は返 納しな ければ な - 18 - ら ない。 耐空証 明の 検査希 望時期 (申請 日と 同日付 けでよ い。 )は、 当該航 空機基 準 適 合証が 交付 された 日から 15日以 内と しなけ ればな らな い。 (b)提出書 類 規則第 12条の 左 欄の書 類、図 面等の 内容 2第 2項 の表に 定める 添付書 提出を 必要 とする もの 類区分 の 1.航空 機基準 航 空機基 準適合 証 適合証 ( 検査希 望時期 以前 15日以 内に交 付を 受 けたも のに限 る。 ) 2.飛行 規程 提示 を必要 とする も 飛 行規程 ( 既に承 認を受 けて いるも のと同 一の 場 合は、 飛行規 程の 提示又 は基本 飛行 規 程及び 追加飛 行規 程の承 認書の 写し の 提出で もよい 。) 3.航空 機の重 以 下の事 項(前 回の 検査か ら変更 され 量及び 重心位 て いない ものを 除く 。)を 記載す るこ 置の算 出に必 と 。ただ し、当 該事 項が飛 行規程 に記 要な事 項を記 載 されて いる場 合は 、当該 飛行規 程を 載した 書類 も って、 本書類 に代 えるこ とがで き る。 (1) 航空 機の自 重及 び重心 位置 (2) 装備 品の名 称、 重量及 び重心 位置 (3) 燃料 タンク の使 用可能 量及び 重心 位置 (4) その 他 4.前3号に 掲 (1) 登録 証明書 の写 し げるも ののほ (2) 旧耐 空証明 書の 写し か、参 考事項 (3) 旧運 用限界 等指 定書の 写し を記載 した書 (4) 航空 機現況 表 (様式Ⅰ -1) 類 (5) 航空 機経歴 表 (様式Ⅰ -2) (6) 耐空 性改善 通報 実施状 況 (様 式Ⅰ-3) - 19 - (7) 飛行 規程の 状況 (様式 Ⅰ-4) (8) 運用 様式限 界及 び無線 航法機 器等 装備状 況表 (様式 Ⅰ-5) (2) (1)以外 の航 空機 (法 第10条 第5項第 3号 に掲げ る航空 機で 同条第 6項 第3号に 掲げる 航空機 以外の も の) (a)検査の 概要 本項に 該当 する航 空機に ついて の国 による 耐空証 明検 査は、 提出書 類の確 認、 地 上試験 及び 飛行試 験の実 機検査 等の 実施に より行 う。 国の実 機検 査を受 ける場 合、受 検前 に、受 検者に よる 年次点 検又は これと 同 等 以上の 整備 (付録 I-3、3項参照 )及 び不具 合の是 正並 びに地 上試験 及び飛 行 試 験の実 施が 必要で ある。 (b)提出書 類 規則第 12条の 左 欄の 書類、 図面等 の内容 備考 2第 2項 の表に 定める 添付書 提出を 必要と する もの 提示を 必要 とする もの 類区分 1.飛行 規程 飛行規 程 ( 既に承 認を受 けて いるも の と同一 の場合 は、 飛行規 程 の提示 又は基 本飛 行規程 及 び追加 飛行規 程の 表紙等 の 写しの 提出で もよ い。) ( 付録I-2、 5-3項参 照) 2.整備 又は改 (1) 過去 の経歴 過去 の経歴 造に関 する技 前回 耐空検 査後 の定時 (a) 前回耐 空証 明検査 後 術的記 録並び 点検整 備、大 規模 修理及 の 定時点 検整 備等の 実 に総飛 行時間 び改造 の一覧 で、 50時間 施 記録 及び前 回分解 、100 時間、 1000時間等 (b) 航空機 及び 現在装 備 検査後 の飛行 の点検 時間の 別( 整備の し ている 発動 機及び プ 時間を 記録し 場合) 、実施 年月 日、有 ロ ペラの 航空 日誌 た書類 資格整 備士氏 名、 TT(総 飛行時 間)、 TSO(オ ー - 20 - 注1 バーホ ール後 の使 用時 間)、 TSC(点検 後の 使 用時間 )等を 記載 したも の (2) 前回 耐空検 査後 の不具 合処理 記録 前回 耐空検 査後 処理し た 注1 不具 合の内 容を 記載し た 前回 耐空検 査後 の主要 もの 不具合 及びそ の処 理状況 を記載 したも の (3) 前回 耐空検 査後 の主要 前回 耐空検 査後 の主要 装 装備品 交換記 録( 部品を 備品 交換記 録( 部品を 含 含む) む) 部品 のTT、 TSO、TSC (a) 交換部 品の 証明書 類 等、又 、予備 品証 明対象 予 備品証 明書 、基準 適 部品の 場合に あっ ては証 合 証等 明書類 の番号 を記 載した (b) 機能試 験記 録等 もの ( 注1) 連続式 耐空 証明を 有する 航空機 にあ っては 、 受 検前1年間 の記 録でよ い。 3.使用 中止中 保存整 備等の 実施 年月日 の保管 の状況 、 有資格 整備士 氏名 等を記 を記載 した書 載 したも の。2.(2) に含め 類 て 記載し てよい 。 4.航空 機の重 以 下の事 項(前 回の 検査か 量及び 重心位 ら 変更さ れてい ない ものを 置の算 出に必 除 く。) を記載 する こと。 要な事 項を記 た だし、 当該事 項が 飛行規 載した 書類 程 に記載 されて いる 場合 は 、当該 飛行規 程を もっ て 、本書 類に代 える ことが で きる。 (1) 航空 機の自 重及 び重心 位置 (2) 装備 品の名 称、 重量及 び重心 位置 - 21 - 保 存整備 等の 実施記 録 注1 (3) 燃料 タンク の使 用可能 量及び 重心位 置 (4) その 他 5.前各 号に掲 (1) 登録 証明書 の写 し げるも ののほ (2) 旧耐 空証明 書の 写し か、参 考事項 (3) 旧運 用限界 等指 定書の を記載 した書 類等 写し (4) 航空 機現況 表 (様 式Ⅰ-1) (5) 航空 機経歴 表 (様 式Ⅰ-2) (6) 耐空 性改善 通報 実施状 況 (様 式Ⅰ-3) (7) 飛行 規程の 状況 (様 式Ⅰ-4) 作業 点検表 等で 今回実 施 した 点検及 び計 測作業 に (8) 運用 様式限 界及 び無線 関す るもの 航法機 器等装 備状 況表 (様 式Ⅰ-5) (9) 受検 準備の ため 実施し 受検 準備作 業中 に処理 し た整備 作業の 概要 、受検 た不 具合の 内容 を記載 し 準備と して実 施し た計測 たも の 作業そ の他の 主要 作業の 概略を 記載し たも の (10)不具 合処理 記録 受検 準備作 業中 に発見 過去 に発行 され た耐空 性 改善 通報( TCD)一 覧及 された 主要不 具合 及びそ び実 施記録 の処理 状況を 記載 したも 機体 、発動 機及 びプロ ペ の ラ並 びに装 備品 別とし 、 発行 番号、 発行 年月日 、 (11)耐空 性改善 通報 (TCD) 発効 年月日 、実 施時期 、 一覧及 び実施 記録 内容 の概略 、該 当の有 (前回 耐空証 明検 査後発 無、 関連資 料番 号、実 施 行及び 実施し たTCD のリ 年月 日等が 明記 されて い スト、 なお、 未実 施のも るこ と。た だし 、繰返 検 のはそ の理由 につ いて記 査が 要求さ れて いるも の 載する こと。 ) のう ち点検 表等 に繰入 れ 初回 実施年 月日 並びに 当 - 22 - 注2 該点 検表の 番号 及び繰 入 れ年 月日を 記載 してあ れ ばよ い。 過去 に発行 され たサー ビ ス・ ブレテ ィン (SB)等 の全 一覧及 び実 施記録 機 体、発 動機 及びプ ロ ペラ (装備 品に ついて は 必要 に応じ )別 とし、 発 行番 号、発 行年 月日、 発 効年 月日、 実施 時期、 適 用度 、適用 種別 、内容 の 概略 、該当 の有 無、関 連 資料 番号、 実施 年月日 等 が明 記され てい ること 。 ただ し、繰 返し 検査が 要 求さ れてい るも ののう ち 点検 表等に 繰入 れられ た もの につい ては 、初回 実 施年 月日並 びに 当該点 検 表の 番号及 び繰 入れ年 月 日を 記載し てあ ればよ い。 (航 空運送 事業 用の航 空 機で あって 、別 途、上 記 につ いての SBの 管理が 整 備規 程の下 で行 われて い る場 合には 、不 要とす る。 ) 2 )連続 式耐空 証明 を有す る航空 機にあ って は、 受 検前1年間 の記 録でよ い。 (12)主要 装備品 の記 録 原則 として 予備 品証明 対象部 品及び 時間 管理部 - 23 - 品とし 、型式 名、 部品番 号、製 造番号 及び TT、TS O、 TSC並びに 整備 規程、 整備基 準、メ ンテ ナンス ・マニ ュアル 、告 示等に 示され ている 限界 使用時 間を明 記する こと (回転 翼航空 機及 びター ビン発 動機に あっ ては、 限界使 用時間 が定 められ ている 部品を 含む 。) (13)騒音 及び発 動機 排出物 の基準 への適 合性 に係る 資料 (適用 の場合 のみ ) (a)騒音 及び発 動機 排出物 に影響 を及ぼ す修 理又は 改造に 関する 技術 的記録 (b)発動 機本体 及び ナセル 周辺の 減音処 理、 排出燃 料処理 等の現 状を 図示し たもの 等 (14)社内 地上試 験記 録及び 不具合 処理記 録 (a)社内 地上試 験記 録 有資 格整備 士の 確認の あるも の (b)社内 地上試 験不 具合処 理記録 社内 地上試 験中 に発見 された 不具合 の処 理状況 を記載 したも の (15)社内 飛行試 験記 録及び 不具合 処理記 録 (a)社内 飛行試 験記 録 担当 操縦士 の意 見を添 えた有 資格整 備士 の確認 - 24 - のある もの (b)社内 飛行試 験不 具合処 理記録 社内 飛行試 験中 に発見 された 不具合 の処 理状況 を記載 したも の (16)官検 時の地 上試 験記録 及び不 具合処 理記 録 (a)官検 時の地 上試 験記録 (b)官検 時の地 上試 験不具 合処理 記録 官検 時の地 上試 験中に 発見さ れた不 具合 の処理 状況を 記載し たも の (17)官検 時の飛 行試 験記録 及び不 具合処 理記 録 (a)官検 時の飛 行試 験記録 (b)官検 時の飛 行試 験不具 合処理 記録 官検 時の飛 行試 験中に 発見さ れた不 具合 の処理 状況を 記載し たも の - 25 - 3. 耐 空 証 明 関 係 手 続 き 3-1 申請書 の記載 要領 及び申 請書類 の提 出先 (1)耐 空証明 申請 書の記 載要領 (a)申請者 の住 所又は 主たる 事務所 の所 在地及 び氏名 又は 名称 申請の 航空 機の使 用者を 原則と する が、当 該航空 機の 所有者 、受検 を委任 さ れ た事業 者等 その代 理人で もよい 。( 参考サ ーキュ ラー TCL-144) (b)所有者 氏名 又は名 称及び 所有者 住所 申請時 点の 当該航 空機の 所有者 名及 び所有 者住所 を記 載する 。 (c)航空機 の種 類、国 籍記号 及び登 録記 号、登 録番号 、型 式、型 式証明 書番号 、 製 造番号 、製 造年月 日、最 大離陸 重量 、耐空 類別、 適用 される 法第10条第4項 の 基準、 製造 者氏名 又は名 称、製 造者 住所、 所持す る耐 空証明 書番号 及び有 効 期間 検査を 受検 する際 に提出 する書 類等 と整合 するも ので なけれ ばなら ない。 (d)手数料 の区 分 政令に 定め られる 手数料 区分を 記入 する。 (e)騒音又 は発 動機の 排出物 の実測 を行 う検査 の有無 当該検 査に おいて 騒音又 は発動 機の 排出物 の実際 の測 定を必 要とす る場合 は、 「 有」と して 必要な 測定項 目(「 騒音 」、「 発動機 の排 出物」 又は「 騒音及 び 発 動機排 出物 」)を 明記す る。 (f)検査希 望場 所 検査希 望場 所を記 載する こと。 ただ し、法 第10条 第6項第 1号 及び第 3号 に規 定 する航 空機 の場合 は以下 の通り とし 、同項 第2号に規 定す る航空 機の場 合は 記 載不要 とす る。 a.地方 局運 用課か らの交 付を受 ける 場合に ついて は、 検査を 担当す る地方 局 検査 官室 の名称 を記載 するこ と。 b.以下 の駐 在検査 官室に おける 交付 を希望 する場 合に ついて は、当 該駐在 検 査官 室の 名称を 記載す ること 。 (i) 東京 航空 局大田 区駐在 航空 機検査 官室 〒144-0041 TE L 東 京都大 田区 羽田空 港3- 3-1 東京 空港事 務所内 03- 575 7- 300 0 (ⅱ )東京 航空 局成田 市駐在 航空 機検査 官室 〒282-8602 TE L 千 葉県成 田市 古込字 込前1 33 新東 京空港 事務所 内 047 6-3 0- 217 7 (ⅲ )東京 航空 局名取 市駐在 航空 機検査 官室 〒989-2401 宮 城県名 取市 下増田 字南原 仙台 空港 事務所 内 TE L0 22- 383 -1 381 (ⅳ )大阪 航空 局豊山 町駐在 航空 機検査 官室 〒480-0202 愛 知県西 春日 井郡豊 山町豊 場 - 26 - 名 古屋 空港内 TE L 056 8-2 9- 198 5~6 (ⅴ )大阪 航空 局八尾 市駐在 航空 機検査 官室 〒581-0043 TE L 大 阪府八 尾市 空港2 -12 総合 ビル 内 072 9-9 2- 798 3 (g)検査希 望時 期 検査希 望時 期を記 載する 。なお 、法 第10条 第6項に規 定す る航空 機の場 合 ( 地方局 運用 課から の交付 を受け る場 合に限 る。) は申 請日と 同一の 日を記 載 し てよい 。 (h)備 考 申請に 係る 連絡先 (氏名 、電話 番号 )を記 入する こと 。 耐空証 明書 の交付 を郵送 で受け る場 合は本 欄にそ の旨 も明示 する。 法第10条第 5項 及び第 6項 に規定 する 航空機 の場合 は、 申請書 の備考 欄に、 該 当 する条 項号 を記入 するこ と(記 入例 :法第 10条第 6項 第3号に 規定す る航空 機 )。 (2)耐 空証明 申請 書類の 提出先 (a)型式証 明を 受けて いない 新型式 航空 機の検 査の場 合又 は受検 希望地 が外国 の 場合 国土交 通省 航空局 安全部 航空機 安全 課 航 空機検 査官 東京都 千代 田区霞 ヶ関2 -1- 3 TEL 0 3- 525 3-8 735 (b) (a)以 外の 検査で 受検希 望地が 新潟 、長野 、静岡 以東 の場合 東京航 空局 保安部 運用課 検査乗 員係 東京都 千代 田区九 段南1 -1- 15 九 段第二 合同庁 舎 TEL 0 3- 527 5-9 292 (c) (a)以 外の 検査で 受検希 望地が 富山 、岐阜 、愛知 以西 の場合 大阪航 空局 保安部 運用課 検査乗 員係 大阪府 大阪 市中央 区大手 前4- 1- 76 大阪 合同庁 舎第 4号館 TEL 0 6- 694 9-6 211 - 27 - 3-2 申 請書類 の提出 から 検査、 耐空証 明書 の交付 までの 流れ (1)現 状検査 を省 略する 国産航 空機の 新規 検査( 法第10条第 6項 第1号に規 定する 航 空機 )又は 更新 検査( 法第10条第6項 第3号に規 定する 航空 機)の 場合 ①耐 空証明 更新 検査の た め の整備 及び 検査依 頼 航 空機 使用者 ( 更新検 査の み) (申 請者 ) 認定 事業場 (製 造及び 検査又 は整 備及び 検査) ② 基準 適合証 交付 (代行 申請 ) ③申請 ⑥証 明書 (代行 可) 交 付、 発送 地方局 運用 課 ⑦旧 証明書 返納 ( 更新検 査の 場合の み) ④申請 書、 基準適 合証 及 び添付 書類 地 方局 検査官 室 駐 在検 査官室 受 付 耐 空証明 検査 交 付 ・ 現状の 検査 ⑤発行 伺い 日付け 記入 :書類 検査 (a)検査希 望時 期(地 方局運 用課か らの 交付を 受ける 場合 につい ては、 申請日 と 同 日付け でよ い。) は、航 空機基 準適 合証の 交付日 から 15日以 内とす ること 。 (b)認定事 業場 による 申請の 代行を 認め る。 ( 参考サ ーキ ュラー TCL-144) (c)耐空証 明書 の郵送 を希望 する場 合は 、申請 書の備 考欄 にその 旨を明 示する と と もに、 宛て 先を明 記し書 留郵送 料相 当の切 手を貼 った 郵送用 封筒( 日本工 業 規 格A5版 用紙 が同封 可能で あるこ と。 )を添 付する こと 。 (d)航空機 使用 者は航 空日誌 へ耐空 証明 書の交 付日及 び番 号の記 載を行 うこと 。 ( 法第58条、 規則第 142条) (e)更新検 査の 場合、 航空機 使用者 は新 耐空証 明書受 領後 、速や かに旧 耐空証 明 書 を返納 する こと。 (規則 第16条 の3) (f)上記「 ⑥証 明書交 付」に ついて 、駐 在検査 官室に おけ る交付 を希望 する場 合 に は、使 用者 (又は 申請代 行者) は、 地方局 運用課 への 上記「 ③申請 」を行 う 際 に、当 該駐 在検査 官室と 実施可 能な 検査日 につい て調 整する こと。 - 28 - (2)現 状検査 を省 略する 輸入航 空機の 新規 検査( 法第10条第 6項 第2号に規 定する 航 空機 )の場 合 航空機 使用 者 ( 申請 者) ②申請 (代行 可) 輸 出国 当局( 相互 ①輸出 耐空 証明書 承 認協 定締結 国) ⑤証明 書交付 、発 送 地方局 運用 課 ③申請 書、 輸出耐 空証明 書 及 び添付 書類 受 付 交 付 地 方局 検査官 室 耐 空証 明検査 ・ 現状 の検査 :書 類検査 ④発行 伺い 日付け 記入 (a)検査希 望時 期(申 請日と 同日付 けで よい) は、輸 出耐 空証明 書の発 行日か ら 2か月 以内で ある こと。 ただし 、当 局が別 途認め た場合 は除 く。 (b)耐空証 明書 の郵送 を希望 する場 合は 、申請 書の備 考欄 にその 旨を明 示する と と もに、 宛て 先を明 記し書 留郵送 料相 当の切 手を貼 った 郵送用 封筒( 日本工 業 規 格A5版 用紙 が同封 可能で あるこ と。 )を添 付する こと 。 (c)航空機 使用 者は航 空日誌 へ耐空 証明 書の交 付日及 び番 号の記 載を行 うこと 。 ( 法第58条、 規則第 142条) 市販の 航空 日誌で あって 記入欄 が小 さい又 はない 場合 には、 別紙に 記載し て 添 付する こと 。 (3)現 状検査 を省 略しな い航空 機(法 第10条第5項に 規定す る航 空機で 同条第 6項 に 規定 する航 空機 を除く )の場 合 航 空機使 用者 (申 請者 ) ⑤証 明書交 付 ( 検査場 所及 び検査 日の調 整) ① 申請(代行 可) ⑥旧 証明書 返納( 更新 検査の み) 地 方局運 用課 ② 申請書 及び 添付書 類 受 付 証明 書作 成 ③ 発行伺 い (検 査官に より 現 地交付 ) 地 方局検 査官 室 耐空証 明検査 ・設計 及び製 造過 程の検 査 :省 略又は 書類 検査 ・現状 の検査 :地 上検査 及び 飛行検 査 ④ 証明書 (a)受検を 委任 された 事業者 等によ る申 請の代 行を認 める 。 ( 参考サ ーキ ュラー TCL-144) - 29 - 4.法 改 正 に 伴 う 経 過 措 置 「航空 法施行 規則 の一部 を改正 する 省令( 平成9年省 令第 24号) 」によ る改正 後 の 規則の 施行( 平成 9年 10月1日) の際 に、「 航空法 の一部 を改 正する 法律( 平成 8年法 律第35号) 」によ る改正 前の航 空法 の規定 による 耐空 証明を 受けて いる航 空 機 であっ て、新 たに 環境基 準の適 用を 受ける ものの うち、 当該 基準に 適合す るよ う に改造 するこ とが 困難で あると 国土 交通大 臣が認 めた航 空機 につい ては、 新た な 環境基 準に適 合し なくて も耐空 証明 を受け ること ができ る。 - 30 - 様式Ⅰ-1 航 1 登 2 耐空証明 3 (欠 4 運用限界 5 6 録 (登録年月日) (旧耐空証明書有効期間) 検査・事業区分 (検査区分) 新規□ 8 使用者等 (航空機使用者) 作業者 (飛行規程) 章 章 (検査実施検査官室) 室コード[ (官検前作業内容) 定期□ 修改□ 章 章 追加□ その他□ (検査場所) ] (事業区分)運送□ 使用□ 自家□ (日常整備担当者) (官検前作業実施者) 型 式 耐空類別 12 13 表 (登録番号) (旧運用限界等指定書発行年月日) (定置場) 機 況 番) 作業内容 11 現 (旧耐空証明書番号) 定置場・検査 実施検査官室等 10 機 (登録記号)JA 7 9 空 体 14 製造番号 ・年月日 (製造番号) (製造年月日) 最大重量 (最大離陸重量) 使用時間 (T.T.) kg (最大着陸重量) (T.S.C.) (点検の種類) hr 15 № 1 16 型式・ 製造番号 (型式名) 使用時間 (T.T.) 型式・ 製造番号 (型式名) 使用時間 (T.T.) 型式・ 製造番号 (型式名) 使用時間 (T.T.) 型式・ 製造番号 (型式名) 使用時間 (T.T.) kg (実施年月日) hr (製造番号) hr (T.S.O.) hr 発 17 № 2 18 (製造番号) hr (T.S.O.) hr 動 19 № 3 20 (製造番号) hr (T.S.O.) hr 機 21 № 4 22 23 騒音基準 24 プロペラ/ローター (ICAO (製造番号) hr Annex16 (T.S.O.) Vol.1該当章) hr 章 (プロペラ/メインローター型式) 25 騒 騒音値 (離陸) (側方) (進入) (上空通過) 26 音 基準値 (離陸) (側方) (進入) (上空通過) 27 発動機排出物 (排出燃料規制)適用有□ 28 申請者氏名又は 名称・作成年月 (申請者氏名又は名称) 室コード (排出ガス規制)適用有□ (作成年月日) 本省1、東京2、羽田3、調布4、成田5、大阪6、名古屋7、八尾8、仙台9 - 31 - 様式Ⅰ-2 JA 航 番号 合格年月日 検査区分コード 検査 区分 空 耐空(騒音) 証明番号 1:新規耐空証明検査 2:定期耐空証明検査 3:修理改造検査 機 経 歴 T.T.(hr) 表 作 業 内 (4:新規騒音基準適合証明検査) (5:定期騒音基準適合証明検査) (6:騒音関係修理改造検査) - 32 - 容 様式Ⅰ-3 JA 耐空性改善通報実施状況 頁数 番号 該当TCD番号 初 回 処 置 処置 終了 未実施 (実施年月日) 有 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ / 年 月 日 現在 備 考 終了処置(実施年月日) 適用 区分 繰 返 処 置 適用区分コード A:機体 E:発動機 P:プロペラ C:その他 注:前回提出からの追加分及び前回提出から実施状況に変更のあったものについて記入又は訂正すること。 - 33 - 様式Ⅰ-4 JA 飛 基本飛行規程 行 規 程 の 状 況 基本飛行規程承認年月日: TC又は原飛行規程:□ 追加飛行規程 番号 追加飛行規程 承認年月日 TC、STC又 は原飛行規程 追 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ - 34 - 加 飛 行 規 程 名 様式Ⅰ-5 JA 運用様式限界及び無線航法機器等装備状況表 運用様式限界 □計器飛行方式 □有視界飛行 □高高度飛行 □計器飛行 □昼間 □着氷気象状態 □計器航法 □夜間 □その他 無線航法機器等装備状況 VHF COM: HF COM: ELT: ACARS: SATCOM: ADF: VOR/LOC: DME: G/S: M/B: LORAN(A): LORAN(C): OMEGA: GPS: INS/IRS: T/P(A): T/P(C): T/P(S): E/ALT: TCAS: RADIO ALT: WXRADER: A/PILOT: GPWS: FMS: CVR: FDR: CPDLC: EFIS: - 35 - 様 式Ⅰ-6 新規輸入航空機現状報告書 国籍 記号 及び登 録 記号 航 空 機 JA 製造番号 航空 機型 式及び 製 造者 所有 者氏 名又は 名 称 発 行 番 号 輸 出 耐 空 証 明 発行日 西暦 年 月 日 輸出 耐空証 明 に含 まれ る追 加型式設計(STC)による改修 外国 の証明 番 号 我が 国の承認番号 表 題 (注 )1 .原則 と して 検査 希望 時期は輸出耐空証明書の発行日から2か月以内である こと。 2 .ST C につ いて は、 必ず我が国の承認を受けていること。受けていない場 合は、 国 の実 機検 査を 省略する申請区分の適用は受けられない。 輸 出 耐 空 証 明 書 発 行 後 の 作 業 記 録 次の① 、②及 び ③の 作業 が実 施された場合はそれについての記録を記載すること (同内 容の 記録 を添 付し ても よい)。実施されていない場合は「なし」と記載する こと 。 ①、② 及び③ 以 外の 作業 が実 施されている場合は、原則として国の実機検査を省略 す る申 請区分 の 適用 は受 けら れない。 ① 航 空機の 輸 送の ため の改 修(空輸のための燃料増槽タンクの取付け・取外し、 海 上輸送 の ため の分 解・ 組立等) ② 空 輸又は 上 記作 業に 伴い 発生した整備作業(保守、軽微な修理又は小修理に限 る 。) ③ 領 収検査 ( 地上 検査 及び 飛行検査)に伴い発生した整備作業(保守、軽微な修 理 又は小 修 理に 限る 。) 作業年 月日/ 場 所 作業 概要/準拠書類等/作業確認者又は組織/その他 添付 書類 の有 無 有 / 無 上記 の航 空機に つ いて 、輸 出耐 空証明書発行後実施された作業は適切なものである こと及 び現 状は特 に 不具 合が ない ことを報告する。 西暦 年 月 日 氏名又は名称 , ( 当該航空機の有資格整備士又は整備改造認定事業場) - 36 - 付 録 I-1 航空機現況表等の記載要領 1.概 要 耐 空証明 検査等 の申 請に際 して提 出を 要する 航空機 現況表 等に ついて 、対象 とな る書 類様式 及び適 用関 係は2項の とおり であ り、3項に その記 入要 領を示 す。 2.適 用 2-1 航空機 現況表 (様 式I-1) この書 類は耐 空証 明検査 及び修 理改 造検査 の際に 提出す る。 2-2 航空機 経歴表 (様 式I-2)、 耐空性 改善 通報実 施状況 (様 式I-3)、 飛行規 程の状 況( 様式I-4) 及び運 用様 式限界 及び無 線航 法機器 等装備 状況表 ( 様式I-5) これら の書類 は耐 空証明 検査の 申請 の際に 航空機 現況表 とと もに提 出する 。 2-3 新規輸 入航空 機現 状報告 書(様 式I-6) この書 類は法 第10条第6項第 2号 に掲 げる輸 入航空 機の現 状検 査を一 部省略 する 新 規耐空 証明検 査の 申請の 際に提 出す る。 3.記 入 要 領 3-1 一般 (1)年 月日は 西暦 表記と し、例 えば「 2000/02/01」と記 入す る。 (2)使 用時間 は、 時間と 分の間 に「+」 を挿入 し、例 えば400時間5分は 「400+05」 と記 入する 。 (3)選 択形式 のも のは該 当する 個所に 「レ 」を記 入する 。 (4)当 該航空 機に 該当し ない部 分は空 欄の ままと する。 3-2 航空機 現況表 (様 式I-1) (1)登 録及び 耐空 証明( 登録記 号、登 録番 号、登 録年月 日、 旧耐空 証明書 番号及 び 旧耐 空証明 書有 効期間 ) 航 空機登 録証 明書及 び耐空 証明書 を参 照して 記入す る。 (2)運 用限界 (旧 運用限 界等指 定書発 行年 月日及 び飛行 規程 ) 飛 行規程 の項 は運用 限界等 指定書 に基 づき運 用限界 とし て指定 される 飛行規 程 の該 当章番 号を 記入す る。運 用限界 とし て追加 飛行規 程の 一部又 は全部 が指定 さ れて いる場 合は 「追加 」の、 又、基 本飛 行規程 及び追 加飛 行規程 以外の 附則等 が 指定 されて いる 場合は 「その 他」の 各該 当個所 に「レ 」を 記入す る。 (3)定 置場・ 検査 実施検 査官( 定置場 、検 査実施 検査官 室及 び検査 場所) 定 置場及 び検 査場所 は該当 する飛 行場 等の名 称を記 入す る。検 査実施 検査官 室 は検 査を担 当す ること になる 検査官 室の 室コー ド(様 式I-1最 下段参 照)を 記入 - 37 - する 。 な お、法 第10条第6項の 現状検 査を 一部省 略する 耐空証 明検 査は、 東京( 大手 町) 航空局 又は 大阪( 大手前 )航空 局の いずれ かが担 当す る。 (4)検 査・事 業区 分(検 査区分 及び事 業区 分) 各 々の該 当個 所に「 レ」を 記入す る。 (5)作 業内容 (官 検前作 業内容 ) 受 検準備 及び 関連作 業とし て直近 に実 施され た点検 整備 の種類 又は名 称等( 年 次点 検、100 HR CK 、 B CK等 )を記 入す る。修 理改造 検査 対象作 業の場 合は、 欄 の枠 の範囲 内で 、大項 目から 順に、 例え ば「DME装 備」の よう に記入 する。 (6)使 用者等 及び 作業者 (航空 機使用 者、 日常整 備担当 者及 び官検 前作業 実施者 ) 各 々の該 当す る氏名 又は名 称を記 入す る。 (7)機 体の型 式、 耐空類 別及び 製造番 号・ 年月日 (製造 番号 及び製 造年月 日) 航 空機に 搭載 される 書類等 と整合 する もので なけれ ばな らない 。 (8)機 体の最 大重 量及び 使用時 間(最 大離 陸重量 、最大 着陸 重量、 T.T.、 T.S.C. 及び その点 検の 種類並 びに実 施年月 日) 重 量はkg単位 とし、 小数点 以下は 四捨 五入し 整数部 分の みを記 入する 。(例 5320.3 kg は「 5320」 と記入 する。 ) T.S.C.の 欄は (5)項の直 近の点 検実 施後の 飛行時 間を記 入す る。 (9)発 動機の 型式 ・製造 番号及 び使用 時間 (型式 名、製 造番 号、T.T.及び T.S.O.) 申 請時点 での データ を記入 する。 (10)騒 音基準 (ICAO Annex 16 Vol.1 該当 章) 附 属書第 2に より騒 音規制 が適用 され る場合 、該当 する ICAO Annex 16 Vol.1 の章 番号を 記入 する。 (11)プ ロペラ /ロ ーター (プロ ペラ/ メイ ンロー ター型 式) 該 当する 型式 名を記 入する 。 (12)騒 音値及 び基 準値( 離陸、 側方、 進入 及び上 空通過 ) 飛 行規程 に記 載され ている 騒音値 及び 附属書 第2(ICAO Annex 16 Vol.1) に 規 定さ れてい る基 準値を 記入す る。値 は、 小数点 2桁を 四捨 五入し て小数 点1桁 ま でを 記入す る。 (例 90.25 EPN dBは「 90.3」 と記入 する 。) (13)発 動機排 出物 (排出 燃料規 制及び 排出 ガス規 制) 附 属書第 3( ICAO Annex 16 Vol.2)に より発 動機排 出物 規制が 適用さ れる場 合、 排出 燃料規 制及 び排出 ガス規 制の各 々に ついて 適用該 当個 所に「 レ」を 記入す る。 (14)申 請者氏 名又 は名称 ・作成 年月日 申 請者氏 名又 は名称 は申請 書の記 載と 整合す るもの でな ければ ならな い。作 成 年月 日は当 該航 空機現 況表の 作成年 月日 を記入 する。 3-3 航空機 経歴表 (様 式I-2) (1)登 録記号 3-2(1)項 を参 照し右 最上段 に登録 記号 を記入 する。 (2)番 号、合 格年 月日、 検査区 分、耐 空( 騒音) 証明番 号、 T.T.及 び作業 内容 - 38 - 当 該航空 機が 受検し た官検 (耐空 証明 検査、 修理改 造検 査、航 空法の 一部を 改 正す る法律 (平 成8年法律 第35号 )の 施行前 に受検 した騒 音基 準適合 証明又 は騒 音関 係修理 改造 検査) につい て、合 格年 月日の 順に最 初の 検査か ら前回 検査ま で の検 査合格 年月 日、検 査区分 コード (様 式最下 段参照 )、 耐空( 騒音) 証明番 号、 T.T.及び作 業内 容を航 空日誌 等から 調査 の上、 記載す る。 各 々の項 目の 記載要 領の解 説は 3-2項 に準ず る。 な お、不 明の 過去の 記録は 記入し なく てよい 。 欄 が足り ない 場合は 用紙が 2枚 以上 になっ てもよ い。 3-4 耐空性 改善通 報実 施状況 (様式 I-3) (1)登 録記号 3-2(1)項 を参 照し右 最上段 に登録 記号 を記入 する。 (2)番 号、該 当TCD番 号及び 処置終 了 当 該航空 機に 該当す るTCDを記 載す る。記 載順序 は原則 とし てTCD番号 順とす る。 「 処置終 了」 の欄は 初回処 置、繰 返処 置を含 めてTCDの 処置 が全て 終了し てい る場 合に「 レ」 を記入 する。 (3)初 回処置 TCDに よる実 施時 期指定 等によ り初 回処置 が申請 時点で 未実 施(未 着手) の場 合は 、「未 実施 」の欄 に「レ 」を記 入す る。 実 施年月 日の 欄には 、初回 処置と して 複数の 処置が 指定 されて いる場 合も含 め て全 ての処 置が 完了し ている 場合に 、初 回処置 として の最 後の処 置を実 施した 日 付け を記入 する 。 (4)繰 返処置 TCDに より繰 返処 置が指 定され てい る場合 に「有 」の欄 に「 レ」を 記入し 、繰 返処 置の終 了処 置が完 了して いる場 合に 終了処 置実施 年月 日の欄 に実施 した日 付 けを 記入す る。 (5)適 用区分 及び 備考 適 用区分 の欄 は適用 区分コ ード( 様式 I-3最下段 参照) を記 入し、 備考欄 には、 初回 処置の 実施 時期又 は繰返 処置の 間隔 等の特 記事項 があ れば、 それを 記入す る。 (6)そ の他 用 紙が2枚以 上に なると きは、 上欄 に「頁 数1/2」等 と記 入する 。 3-5 飛行規 程の状 況( 様式I-4) (1)登 録記号 3-2(1)項 を参 照し右 最上段 に登録 記号 を記入 する。 (2)基 本飛行 規程 の承認 年月日 及び当 該飛 行規程 の種類 当 該航空 機の 基本飛 行規程 の承認 年月 日を記 入し、 当該 基本飛 行規程 が型式 証 明飛 行規程 又は 原飛行 規程で ある場 合は 該当欄 に「レ 」を 記入す る。 (3)番 号、追 加飛 行規程 の承認 (装備 )年 月日、 当該飛 行規 程の種 類及び 追加飛 行 規程 名 - 39 - 当 該航空 機に 適用と なる追 加飛行 規程 がある 場合に は、 それら の承認 年月日 及 び規 程名を 承認 年月日 の順に 記入す る。 各 々の追 加飛 行規程 につい て、当 該追 加飛行 規程が 型式 証明飛 行規程 、 追加 型式 証明飛 行規 程又は 原飛行 規程で ある 場合は 該当欄 に「 レ」を 記入す る。 3-6 運用様 式限界 及び 無線航 法機器 等装 備状況 表(様 式I-5) (1)登 録記号 3-2(1)項 を参 照し右 最上段 に登録 記号 を記入 する。 (2)運 用様式 限界 該 当する 項目 の全て に「レ 」を記 入す る。飛 行規程 の記 載事項 と整合 するも の でな ければ なら ない。 (3)無 線航法 機器 等装備 状況 該 当する 無線 航法機 器等の 全てに つい て、そ の装備 個数 を記入 する。 3-7 新規輸 入航空 機現 状報告 書(様 式I-6) (1)国 籍記号 及び 登録記 号、製 造番号 、航 空機型 式及び 製造 者、所 有者氏 名又は 名 称 航 空機登 録証 明書を 参照し て記入 する 。 (2)輸 出耐空 証明 書発行 番号及 び発行 日 輸 出国の 当局 により 発行さ れた当 該証 明書の 発行番 号及 び発行 年月日 を記入 す る。 法 第10条 第6項第 2号 に掲げ る輸入 航空 機の現 状検査 を省 略する 新規耐 空証明 検 査を 受ける ため には、 原則と して検 査希 望時期 (申請 日と 同日付 けでよ い)は 輸 出耐 空証明 書の 発行日 から2か月 以内 である こと。 (3)輸 出耐空 証明 に含ま れる追 加型式 設計 による 改修 当 該機に 対し て既に 実施さ れ輸出 耐空 証明に 含まれ る追 加型式 設計( Supplem ental Type Certificate, STC) によ る改修 につい て、外 国の 証明番 号(Orignal STC)、 我が国 の承 認番号 及び表 題を 記入す る。 我 が国の 承認 を受け ていな いSTCに よる改 修が実 施され てい る場合 には国 の実 機検 査を省 略す る申請 区分の 適用は 受け られな い。 (4)輸 出耐空 証明 書発行 後の作 業記録 輸 出耐空 証明 書発行 以後、 我が国 の耐 空証明 を申請 する までの 間に実 施され た 作業 であっ て、 様式I-6の 当該欄 に規 定され た作業 の記録 とし て、該 当の作 業年 月日 、場所 、作 業概要 、準拠 書類等 、作 業確認 者又は 組織 、その 他の特 記事項 を 記載 する。 様式 I-6のみで は記録 欄が 不足の 場合は 、同様 の記 録欄を 設定し たA4 版の 用紙に 記入 し、こ れを添 付する 。 な お、同 様の 項目が 記録さ れてい る航 空日誌 等があ れば 、様式 I-6の記録 欄に は「 添付航 空日 誌(写 し)参 照」等 と記 入し、 当該航 空日 誌等の 写しを 添付し て もよ い。 該 当する 作業 が実施 されて いない 場合 は、記 録欄に 「な し」と 記入す る。 - 40 - (5)添 付書類 の有 無 添 付書類 の有 無につ いて該 当する 方を 丸で囲 む。 (6)報 告者の 氏名 又は名 称 法 第10条 第6項第 2号 に掲げ る輸入 航空 機の現 状検査 を省 略する 新規耐 空証明 検 査を 受ける ため には、 当該報 告書の 報告 者は当 該航空 機の 有資格 整備士 又は整 備 改造 認定事 業場 (当局 が特に 認めた 場合 は、そ の者) でな ければ ならな い。 - 41 - 付 録 I-2 1. 目 飛行規程の作成、管理要領 的 飛 行規程 は、耐 空証 明、修 理改造 検査 、型式 証明又 は追加 型式 設計承 認の申 請に 際し ての提 出書類 の1 つであ り規則 第12条の2第2項、 第17条 第2項、 第23条 第2項、 第25条)、 記載す べき 事項は 規則第 5条 の4に規 定され ている 。 本 サーキ ュラー は飛 行規程 の作成 、管 理及び 承認の 手続き 等に 関する 細目を 定め るも のであ る。 2. 飛 行 規 程 の 種 類 と 作 成 ・ 管 理 者 飛 行規程 は、個 々の 航空機 に付随 する もので あり、 その内 容に ついて 当局の 承認 を要 するも のであ るが 、同一 の型式 の航 空機で あれば その基 本部 分の飛 行規程 の内 容も 同一で あるこ とか ら、次 のよう に飛 行規程 の種類 分けを 行い 、その 作成・ 管理 者に ついて 規定す ると ともに 、当局 の承 認を効 率的に 行うこ とと する。 2-1 型式証 明飛行 規程 (法第 12条第 1項 の型 式証明 を受け た型 式の航 空機の 飛行規 程 で あって 、当該 型式 証明を 受けた 者が 作成・ 管理す るもの 。以 下「TC飛行規 程」 と いう。 ) 型式証 明を受 けた 型式の 航空機 につ いては 、型式 証明を 受け た者が 飛行規 程の 作 成及び 変更の 管理 を行う ことと する 。 2-2 原飛行 規程( 輸入 航空機 であっ て、 型式証 明を受 けてい ない 型式の ものの 飛行 規 程で、 特定の 作成 ・管理 者が同 一型 式の航 空機に 対して 作成 ・管理 を行う 飛行 規 程) 型式証 明を受 けて いない 型式の 航空 機であ っても 、同一 の型 式の航 空機に つい て は、そ の飛行 規程 の内容 も同一 とな る場合 がある 。この 場合 、当該 型式の 航空 機 の輸入 代理店 等が 、当該 飛行規 程の 作成及 び変更 の管理 を行 うこと ができ る。 2-3 個別飛 行規程 (TC飛行規 程又は 原飛 行規程 の適用 を受け ない 航空機 に対し て、 個 別に作 成・管 理を 行う飛 行規程 ) 2-1項又は 2-2項の いずれ の適用 も受 けない 航空機 の飛行 規程 につい ては、 個々 の 航空機 使用者 等が 飛行規 程の作 成及 び変更 の管理 を行う こと とする 。 2-4 追加型 式設計 承認 飛行規 程(法 第13条の2第1項の 追加型 式設 計承認 に係る 飛行 規 程。以 下「STC飛行規 程」と いう。 ) 型式証 明を受 けた 型式の 航空機 につ いて、 追加型 式設計 によ り飛行 規程の 変更 を 行った 場合、 上記 のTC飛 行規程 の変 更を行 う必要 が生じ る場 合があ る。 通常、 このよ うな 場合に は、TC飛行 規程そ のもの は変更 を行 わず変 更を必 要と す る部分 のみを 記述 した飛 行規程 (後 述の追 加飛行 規程) を作 成する ことに なる。 - 42 - 当該航 空機の 飛行 規程に ついて は、 原則と して追 加型式 設計 承認を 受けた 者が 飛 行規程 の作成 及び 変更の 管理を 行う ことと する。 なお、 以下に おい て、型 式証明 を受 けてい ない型 式の航 空機 に対す る同等 追加 型 式承認 (TCL-164によ る。) に係る 飛行 規程の 取扱に つい ても、 STC飛行規 程の 取 扱と同 じとす る。 3. 飛行規程の構成 3-1 基本飛 行規程 標準装 備の航 空機 に対す る飛行 規程 を基本 飛行規 程と呼 ぶ。 基本飛 行規程 の構 成は次 の通り とす る。 (1)表 紙等 飛 行規程 の構 成、承 認状況 等を明 確に するた め、様 式の 定めら れた次 の頁を 冒 頭に 配置す る。 ただし 、輸入 航空機 のTC飛行規 程の場 合等 、他の 様式を もって 同 等の 内容が 示さ れると きは、 この限 りで はない 。 (a)表紙( 様式 I-2-1) 航空機 型式 等を記 入する 。(個 別飛 行規程 につい ては 、適用 を受け る航空 機 の 国籍記 号及 び登録 記号を 記入す るこ と。) TC飛行 規程 又は原 飛行規 程の場 合は 、下段 に型式 証明 保有者 名又は 原飛行 規 程 管理責 任者 名を記 載する 。 (b)飛行規 程承 認書( 様式 I-2-2) 5項 に従っ て交 付され た飛行 規程 承認書 又は当 該飛行 規程 を承認 したこ とを 示 す書類 (5-1(2)の 適用を 受ける 飛行 規程に ついて は、 当該飛 行規程 に係る 航 空 機又は 装備 品等の 設計国 の当局 が承 認した ことを 示す 書類) 。変更 の承認 を 受 けた場 合は 最新の ものを ファイ ルす る。 (c)頁一覧 表( 様式 I-2-3) 全頁ご とに 承認日 を記入 する。 承認 対象外 頁の承 認日 欄には 変更日 を記入 す る ととも に、 「対象 外」と 記入す る。 なお、 頁一覧 表は 表紙を 除く全 ての頁 か ら 構成さ れ、 飛行規 程承認 書、章 別の 目次及 び本文 頁等 が明記 されて いるこ と。 (注) 輸入航 空機 の飛行 規程に つい ては、 当該飛 行規程 が準 拠した 当該航 空機 の 製造国 又は 設計国 が承認 した Flight Manual等 の最 新の改 訂番号 が頁一 覧 表 等に示 され ること (別途 、変 更状況 表を作 成する こと により 示して もよ い 。)。 (d)TCD挟み込 み状 況表( 様式 I-2-8) TCDの指 示に よる飛 行規程 改訂( 第5-6項 (2))の際 の、 TCDの挟み 込み/除去 状 況を記 入する 。本 表は、 承認対 象外 とする 。本表 は、平 成13年11月 1日 以降最 初 にTCDの指 示に よる飛 行規程 改訂を 実施 する際 までに 配置 するこ と。 (2)本 文 規 則第5条の 4に規定 された 次の事 項に ついて 記載し 、承 認を受 けるも のとす る。 - 43 - ただ し、輸 入航 空機の 飛行規 程の記 載事 項(航 空機の 限界 事項、 航空機 の騒音 に 関す る事項 及び 発動機 の排出 物に関 する 事項を 除く。 )に 関して は、当 該飛行 規 程が 準拠す るFlight Manual等に 記載 されて いる事 項に係 るも ののう ち、当 該航 空機 の製造 国が 承認し ていな い事項 に係 るもの ついて は、 承認の 対象と はしな い。 第 1章 航空 機の概 要 第 2章 航空 機の限 界事項 第 3章 非常 操作( 非常の 場合 にとら なけれ ばなら ない 各種装 置の操 作そ の他 の措置 ) 第 4章 通常 操作( 通常の 場合 におけ る各種 装置の 操作 方法) 第 5章 航空 機の性 能 第 6章 航空 機の騒 音に関 する 事項 第 7章 発動 機の排 出物に 関す る事項 (注 )1.各 章の 間には セパレ ータ を挿入 し、見 出しを つけ ること 。 2.各 頁に 、航空 機型式 及び 承認日 (承認 対象外 頁は 変更日 )を記 入す る こと 。ただ し、4-2(2)の適用 を受け る輸入 航空 機の飛 行規程 につ い ては 、承認 日は当 該航 空機の 製造国 又は設 計国 等が承 認した 日で も よい 。(様 式 I-2-4: ただし 書きの 飛行規 程に ついて は、当 該製 造 国又 は設計 国等が 承認 した様 式でも よい。 ) 3.「ABNORMAL、 NONNORMALな 操作」 がある 場合に は、 非常操 作若し くは 通 常操 作の章 中に別 途の 区分を 設けて 、又は 、別 章を設 けて記 載す る こと 。 4.「 航空 機の騒 音に関 する 事項」 及び「 発動機 の排 出物に 関する 事 項 」は 、「航 空機の 性能 」に含 めて記 載して もよ い。 5. 4-2(2)の 適用を 受ける 航空 機の飛 行規程 に関 しては 、 ・ 「航 空機の 概要」 の一 部又は 全てを 他の章 に記 載又は 追加飛 行規 程と して作 成して もよ い。 ・ 「航 空機の 限界事 項」 、「非 常操作 」、「 通常 操作」 、「航 空機 の性 能」、 「航空 機の 騒音に 関する 事項」 又は 「発動 機の排 出物 に関 する事 項」の 一部 を追加 飛行規 程とし て別 途作成 しても よい。 3-2 追加飛 行規程 追加飛 行規程 は、 特殊装 備、任 意装 備等の ために 基本飛 行規 程を補 足又は 変更 す る事項 を記載 した もので 、基本 飛行 規程と 対にな って完 全な 飛行規 程とな る。 ( 外国で は、「Supplemental Flight Manual」、「Appendix」 等と して構 成され てい る 例が多 い。) 原則と して、 各特 殊装備 、任意 装備 毎とい ったよ うに1 つの 目的毎 に追加 飛行 規 程を作 成する こと とする 。 追加型 式設計 を受 けよう とする 場合 に、飛 行規程 の変更 があ る場合 には、 追加 飛 行規程 を設定 する ものと する。 (2-4参 照) - 44 - 追加飛 行規程 の構 成は次 の通り とす る。 (1)追 加飛行 規程 一覧表 (様式 I-2-5) 当 該航空 機が 適用で きる追 加飛行 規程 を明確 にする こと を目的 とした 表であ る。 当 該航空 機の 有資格 整備士 又は認 定事 業場の 確認主 任者 は、当 該航空 機に適 用 する 追加飛 行規 程の番 号、表 題、装 着年 月日を 記入し 、確 認印を 捺印す る。装 着 年月 日は当 該追 加飛行 規程に 係る修 理改 造検査 等の合 格日 (検査 を受け る必要 の ない 場合は 法第 19条又 は第19条の2の 確認を 行った 日)と する 。 航 空機に 改造 等を実 施する ことに 伴っ て適用 となる 追加 飛行規 程につ いては 、 当該 改造等 を実 施した 後に飛 行規程 に追 加し、 確認を 行う こと。 (当該 航空機 の 飛行 規程が TC飛 行規程 又は原 飛行規 程で あって 、管理 者か ら当該 航空機 に適用 さ れな い追加 飛行 規程が 送付さ れた場 合で あって も、本 一覧 表装着 年月日 欄は空 欄 とす るとと もに 、当該 追加飛 行規程 その ものも 飛行規 程か ら除外 してお くこ と。 ) (2)表 紙等 飛 行規程 の構 成、承 認状況 等を明 確に するた め、様 式の 定めら れた次 の頁を 冒 頭に 配置す る。 ただし 、輸入 航空機 のTC飛行規 程及び 外国 の装備 品製造 者等に よ る追 加型式 設計 承認に 係るSTC飛 行規 程の場 合、他 の様式 をも って同 等の内 容が 示さ れると きは 、この 限りで はない 。 (a)表紙( 様式 I-2-6) 航空機 型式 等を記 入する 。(個 別飛 行規程 につい ては 、適用 を受け る航空 機 の 国籍記 号及 び登録 記号を 記入す るこ と。) タイト ルが ある場 合には 、タイ トル (「○ ○装置 」等 )を記 入する 。 TC飛行 規程 、STC飛行 規程又 は原 飛行規 程の場 合は、 下段 に型式 証明保 有者 名 、追加 型式 設計承 認保有 者名又 は原 飛行規 程管理 責任 者名を 記載す る。 (b)飛行規 程承 認書( 様式 I-2-2) 5項 に従っ て、 追加飛 行規程 の項 目毎に 交付さ れる飛 行規 程承認 書又は 当該 飛 行規程 を承 認した ことを 示す書 類( 5-1(2)の適用 を受 ける飛 行規程 につい て は 、当該 飛行 規程に 係る航 空機又 は装 備品等 の設計 国の 当局が 承認し たこと を 示 す書類 )。 変更の 承認を 受けた 場合 は最新 のもの のみ をファ イルす る。 (c)頁一覧 表( 様式 I-2-3) 全頁ご とに 承認日 を記入 する。 承認 対象外 頁の承 認日 欄には 変更日 を記入 す る ととも に、 「対象 外」と 記入す る。 なお、 頁一覧 表は 表紙を 除く全 ての頁 か ら 構成さ れ、 飛行規 程承認 書、章 別の 目次及 び本文 頁等 が明記 されて いるこ と。 (注) 輸入航 空機 の飛行 規程又 は外 国の装 備品製 造者等 によ る追加 型式設 計承 認に係 るSTC飛 行規程 等につ いて は、当 該飛行 規程 が準拠 した当 該航空 機 又は装 備品 の製造 国又は 設計 国が承 認した Flight Manual等の最 新の改 訂 番号が 頁一 覧表等 に示さ れる こと( 別途、 変更状 況表 を作成 するこ とに - 45 - より示 して もよい 。)。 (3)本 文 規 則第5条の 4に規定 された 事項に つい て、基 本飛行 規程 の内容 を変更 又は追 加 する 事項を 記載 するも のとす る。 (注) 1.各章 の間 のセパ レータ は省 略して もよい 。 2.各頁 に、 航空機 型式及 び承 認日( 承認対 象外頁 は変 更日) を記入 する こと 。た だし、 4-2(2)の適 用を受 ける航 空機の 追加 飛行規 程につ いて は、 承認 日は当 該追加 飛行 規程を 承認し た外国 が承 認した 日でも よい。 (様 式 I-2-4: ただし 書き の追加 飛行規 程につ いて は、当 該外国 が承 認 した 様式で もよい 。) 3-3 飛行規 程の各 種構 成例 3-2項に示 した とおり 、飛行 規程は 基本 飛行規 程と追 加飛 行規程 から構 成され る が 、これ に3-1項 の管理 形態別 の飛行 規程 の種類 を組み 合わ せると 、次の ような 各 種 構成が 考えら れる 。 (1)型 式証明 を受 けた型 式の航 空機 TC基 本飛行 規程 +TC追 加飛行 規程 (基本 形態で 追加 飛行規 程があ る場合 ) +STC飛行 規程 (追加 型式設 計承認 によ る改造 等を行 った 場合) ( +原追 加飛行 規程 (追加 型式設 計承 認以外 による 改造等 を行 った場 合で飛 行規 程の 管理者 がい る場合 ) +個別 追加飛 行規 程(独 自の改 造等 を行っ た場合 )) (注 )型式 証明 を受け た型式 に対 し、航 空機の 型式設 計変 更によ る以外 の改 造を 行う 場合に は、基 本的 には追 加型式 設計承 認を 取得す ること を推 奨す る。 (2)型 式証明 を受 けてい ない型 式の航 空機 で基本 形態の 飛行 規程の 管理者 がいる 場 合 原基 本飛行 規程 +原追 加飛行 規程 (基本 形態で 追加 飛行規 程があ る場合 又は 改造等 を行っ た場 合で 飛行規 程の 管理者 がいる 場合 ) +個別 追加飛 行規 程(独 自の改 造等 を行っ た場合 ) (3)型 式証明 を受 けてい ない型 式の航 空機 で基本 形態の 飛行 規程の 管理者 がいな い 場合 又は独 自の 改造等 を行っ て上記 の基 本飛行 規程を 適用 できな い場合 個別 基本飛 行規 程+個 別追加 飛行 規程 - 46 - 4. 飛 行 規 程 の 作 成 方 法 4-1 基準 耐空性 審査要 領に 規定さ れてい る要 件に合 致する ように 作成 するも のとす る。 輸入航 空機等 であ って、 製造国 政府 が承認 した飛 行規程 があ る場合 には、 これ を 参考に するこ と。 航空機 の仕様 書、 パイロ ット・ オペ レーテ ィング ・ハン ドブ ック、 機体に 装着 さ れてい るプラ カー ドやマ ーキン グ等 と整合 してい ること 。 4-2 言語 (1)日 本語で 記述 するも のとす る。た だし 、航空 運送事 業の 用に供 する飛 行機に あ って は、4-3 (1)(b)及 び(d)、並 びに (6)(a)~(c)につ いて は、英 文併記 とする こ と。 (2)当 該航空 機に 飛行規 程に代 え国土 交通 大臣の 認可を 受け た運航 規程が 搭載さ れ るこ とが認 めら れてい る航空 運送事 業者 のみが 使用す るこ とが想 定され る航空 機 の飛 行規程 につ いては 、英語 で記述 して もよい 。 4-3 記載事 項 飛行規 程の記 載事 項は以 下によ るこ ととす る。た だし、 設計 の特質 又はそ の他 の 理由に より、 本項 に示さ れた事 項の 一部が 不要で ある場 合又 はこれ 以外の 事項 に ついて 記載す る必 要があ る場合 があ る。 (1)航 空機の 概要 航 空機の 概要 は以下 の事項 につい て記 載する ことと する 。 (a)航空機 の製 造者の 氏名 当該製 造者 が法人 である 場合に は、 その名 称とす る。 なお、 表紙等 におい て 当 該製造 者の 氏名又 は法人 名が示 され る場合 には、 特に 記載し なくて もよい 。 (b)適用と なる 航空機 の製造 番号 (c)耐空類 別又 はこれ が判別 できる 耐空 性の証 明基準 (d)発動機 及び プロペ ラの型 式 装備さ れて いる場 合に限 る。ま た、 限界事 項等に 記載 されて いる場 合を除 く。 (e)当該飛 行規 程に用 いられ る用語 の定 義及び 当該飛 行規 程の解 釈に必 要な換 算 表 又は図 (2)航 空機の 限界 事項 航空機 の限 界事項 には、 耐空性 審査 要領に 規定さ れる 事項及 び以下 の事項 と と もに、 当該 航空機 に必要 とされ る事 項が記 載され るこ と。 (a)「運用 様式 限界」 として 、次の 運用 様式の 中から 、別 表の運 用様式 限界等 判 定 表によ り判 定した 結果、 許容さ れる ものに ついて 定め ること 。なお 、その 際 に 「この 航空 機は必 要な装 備を施 した 場合、 次の運 用様 式に適 する。 」とい う - 47 - 前 文を付 すこ と。な お、別 表の運 用様 式限界 等判定 表を 添付す る場合 は、不 要 な 項目を 削除 するこ と。 計器 飛行 方式に よる飛 行 計器 飛行 計器 航法 による 飛行 計器 航法 による 飛行以 外の有 視界 飛行 夜間 飛行 昼間 飛行 着氷 気象 状態に おける 飛行 高高 度飛 行 滑空機 にあ っては 、ウイ ンチ曳 航、 飛行機 曳航等 の曳 航方法 及び許 容され た 飛 行方法 (曲 技飛行 等)も 記載す る。 (b)「搭乗 者限 界」と して、 耐空類 別が 輸送Tの飛 行機に あっ ては、 承認さ れた 最 大の搭 乗者 数、座 席数又 は座席 配置 図面( 図面番 号の 記載で もよい )を、 ま た 、それ 以外 の航空 機にあ っては 、承 認され た搭乗 者数 を記載 する。 ただし 、 航 空機の 重量 及び重 心位置 の算出 に必 要な事 項を記 載し た書類 に同等 の記載 が あ る場合 は、 これを 引用す ること でも よい。 搭乗位 置等 に制限 がある 場合に は、 ここで 記載す る。 (3)非 常操作 (非 常の場 合にと らなけ れば ならな い各種 装置 の操作 その他 の措置 ) 非 常操作 には 、耐空 性審査 要領に 規定 される 事項と とも に、当 該航空 機に必 要 とさ れる事 項が 記載さ れるこ と。 (4)通 常操作 (通 常の場 合にお ける各 種装 置の操 作方法 ) 通 常操作 には 、耐空 性審査 要領に 規定 される 事項と とも に、当 該航空 機に必 要 とさ れる事 項が 記載さ れるこ と。 (5)航 空機の 性能 航 空機の 性能 には、 耐空性 審査要 領に 規定さ れる事 項と ともに 、当該 航空機 に 必要 とされ る事 項が記 載され ること 。 (6)航 空機の 騒音 に関す る事項 (規則 附属 書第2の適 用を受 ける 航空機 に限る 。) 以 下につ いて 記載さ れるこ と。 (a)当該航 空機 に適用 される 国際民 間航 空条約 の附属 書16第1巻第9改訂 版(200 8年11月20日 発効 )に定 める基 準の 区分 (b)国際民 間航 空条約 の附属 書16第 1巻第9改訂 版(2008年 11月20日発効 )に定 め る 方法に より 測定さ れた騒 音値 (c)適用さ れる 基準へ 適合す るため に改 造等を 実施し た場 合には 、当該 改造等 の 概要 (d)回転翼 航空 機にあ っては 、上空 通過 測定点 におけ る騒 音値の 測定に 使用し た - 48 - 速 度(最 大水 平速度 又は超 過禁止 速度 のいず れに基 づく ものか 明記す るこ と 。) な お、国 際航 行に従 事する 航空機 にあ っては 、国際 民間 航空条 約の附 属書16第 1巻ATTACHMENT Gの 「騒音 証明に 関す る標準 書式」 の取り 入れ に伴い 、上記 の内 容が 以下の 書式 に従っ て記載 される こと 。(国 際航行 に従 事しな い航空 機であ っ ても 、希望 する 場合は 、上記 の内容 を以 下の書 式に従 って 記載さ れても よい。 ) 表 の書式 は必 要に応 じ変更 してよ い( 例えば 、航空 運送 事業の 用に供 する大 型 航空 機等で 、複 数の最 大離陸 重量( A値、B値、 C値 )を設 定し ている 場合に は、 最大 離陸重 量毎 に場合 分けし て記載 する こと。 )が、 記載 するに あたっ ては、 I CAOの標 準書式 に準 拠して いるこ とを 明確と するた め、和 文・ 英文併 記する と共 に、 項目番 号と 記載内 容を必 ず一致 させ ること 。 - 49 - ICAO標 準書式 に基づ く記 載内容 この 騒音に 関す る文書 は、 国際 民間航 空条 約の附 属書 16第1巻 ATTACHMENT Gの 規定( 以下 「ICAO書式 」と いう 。) に従い 作成 した もの で あり 、日本 国と して、 飛行 規程 の一部 とし て承認 した もの である 。 日本 国にお いて は、騒 音基 準へ の適合 性は 耐空証 明の 一部と して 実施 してお り、 騒音証 明書 は発 行して おら ず 、騒音 に関 する事 項は 飛 行 規程 に記載 して いるこ とか ら、 この騒 音に 関する 文書 も飛 行規程 に取 り 入れる こと とした 。 従っ て、ICAO書 式で記 載が 求め られて いる ものの 、飛 行規程 に取 り入 れる上 で適 当でな い項 目 18「 国際 民間 航空条 約の 附属書 16第1 巻 の適 合に関 する 声明」 、項 目1 9「発 行年 月日」 及び 項目 20「 署名 」 は削除 して いる。 また 、飛行 規程 が型式 とし て管 理され てい る場合 には 、項目 4「 国籍 及び登 録記 号」及 び項 目6 「航空 機製 造 番号」 の記 入が省 略さ れ て いる 場合が ある 。 This Noise Document is made pursuant to Annex 16, Volume I, Attachment G to the Convention on International Civil Aviation (hereinafter referred to as “ICAO Format”) and approved as a part of Aircraft Flight Manual. In Japan, Compliance to the Noise Requirement is certified as a part of Airworthiness Certification. Noise Certificate is not issued and Noise Characteristics are described in Aircraft Flight Manual. Therefore, Japan determined to incorporate this Noise Document into the Aircraft Flight Manual. Accordingly, Item 18 “Statement of Compliance”, Item 19 “Date of Issuance” and Item 20 “ Signature”, which are parts of “ ICAO Format” but not appropriate for inclusion in the Aircraft Flight Manual, are deleted. In respect of the Aircraft Flight Manual which is published and managed by Aircraft Type, it may be a case that Item 4 “ N ationality and Registration Marks” and Item 6 “Aircraft Serial Number” are blank. 1 登録国 3 文 書番 号(必 要な 場合) State of Registry Document Number(If needed): 日 本国( Japan) 2 4 国 籍 及 び登 録 記 号 5 Nationality and Registration Marks: 7 騒 音に関 する文 書 NOISE DOCUMENT 航 空機型 式及び 製造者 発動機 8 Engine: 9 航 空機製 造番 号 Aircraft Serial Number: プロペ ラ * Propeller:* 最 大 離 陸重 量 10 Maximum Take-Off Mass: 12 6 Manufacturer and Manufacturer’s Designation Of Aircraft: 最 大着 陸重量 * 11 Maximum Landing Mass:* 騒音 証明 基準 Noise Certification Standard: 適 用 を受 け る 騒 音 証 明 基 準 に 適 合 する 目的で 行 われた 追加の 改造 Additional modifications incorporated for the purpose of compliance with the applicable noise certification Standards: 1 3 側 方 測定 点 に お け る 離 陸中 の 騒音値* 14 進入測定点 における着陸中の 騒音値* 1 5 離陸 測定点 におけ る離 陸中の 騒音値 * 16 上空 通過測 定点 におけ る通過 中の 騒音値 * 17 離 陸測定 点 にお ける 離陸中 の 騒音 値* Lateral/Full-Power Approach Noise Level:* Flyover Noise Level:* Overflight Noise Level:* Take-off Noise Level:* Noise Level:* 備考 Remarks: *こ の欄 は騒 音証明 基準 によ っては 省略 するこ とが 可能 。 *These boxes may be omitted depending on noise certification Standard. - 50 - なお、 具体的 な記入 の仕 方は以 下の通 りと する。 1 登 録国(State of registry) 1 番には 「日本 国(Japan)」と 記載す るこ と。 2 騒 音に関 する文 書(NOISE DOCUMENT) 2 番には 「騒音 に関 する文 書(NOISE DOCUMENT)」と 記載す るこ と。 3 文 書番号 (Document Number) 3 番には 必要な 場合 には「 本文書 の管 理番号 」を記 載する こと 。なお 、必要 でな い 場合に は「NA」と 記載す ること 。 4 国 籍及び 登録記 号(Nationality and Registration Marks) 4 番には 「各航 空機 の国籍 (JA) 及び 登録記 号」を 記載す るこ と。な お、飛 行規 程 が型式 として 管理 されて いる場 合に は、記 入なし でもよ いこ ととす る。 5 航 空機型 式及び 製造 者(Manufacturer and Manufacturer’ s Designation Of Air craft) 5 番には 「航空 機の 型式及 び航空 機の 製造者 」を記 載する こと 。 6 航 空機製 造番号 (Aircraft Serial Number) 6 番には 「航空 機製 造番号 」を記 載す ること 。なお 、飛行 規程 が型式 として 管理 さ れてい る場合 には 、記入 なしで もよ いこと とする 。 7 発 動機(Engine) 7 番には 「発動 機の 製造者 、型式 」を 記載す ること 。 8 プ ロペラ (Propeller) 8 番には プロペ ラ機 にあっ ては、 「プ ロペラ の製造 者、型 式」 を記載 するこ と。 な お、そ の他の 航空 機にあ っては 「NA」と記 載する こと。 9 最 大離陸 重量(Maximum Take-Off Mass) 9 番には 「最大 離陸 重量(単位 :kg( lbsを併 記して もよい 。))」を記 載する こと。 10 最 大着陸 重量(Maximum Landing Mass) 10番には 国際民 間航 空条約 の附属 書16第1巻第2章~ 第5章が 適用さ れる航 空機に あ っ ては、 「最大 着陸 重量(単位 :kg( lbsを併 記して もよい 。) )」 を記載 するこ と。 な お、そ の他の 航空 機にあ っては 「NA」と記 載する こと。 - 51 - 11 騒 音証明 基準(Noise Certification Standard) 11番には 「国際 民間 航空条 約の附 属書 16第1巻の どの章 が適 用され る航空 機であ る か 」を記 載する こと 。ただ し、第 2章 、第8 章、第 10章又 は第 11章が 適用さ れる 航 空機に あって は、 章及び 該当す る項 まで記 載する こと。 具体 的には 、添付 資料 1 「プロ ペラ飛 行機 に対す る騒音 基準 の適用 」、添 付資料 2「 回転翼 航空機 に対 す る騒音 基準の 適用 」又は 添付資 料3 「ター ボジェ ット又 はタ ーボフ ァン発 動機 を 装備す る飛行 機に 対する 騒音基 準の 適用」 の矢印 を順番 にた どり、 最後の 四角 の 中の「 項」に 記載 されて いる数 字を 記載す ること (例え ば、 添付資 料1に おい て 、「最 大離陸 重量 が8,618kgを超え る」 がYes、「 原型機 につ いての 最初の 耐空 証 明等の 申請が 1977年10月 6日 以後に 受理 された 」がNo、「 当該航 空機に ついて の 最 初の耐 空証明 等が 1981年 11月26日以 後に発 行され た」が Yesの場 合には 、「2.4. 1」と 記載す るこ と)。 なお、 騒音基 準の 適用を 受けな い航 空機に ついて は、「 N A」と 記載す るこ と。 12 適 用を受 ける騒 音証 明基準 に適合 する 目的で 行われ た追加 の改 造(Additional mo difications incorporated for the purpose of compliance with the applicab le noise certification Standards) 12番には 「11番 で適 用され る章の 規定 を満足 する為 に行わ れた 追加の 改造」 につ い て記載 するこ と。 なお、 追加の 改造 がない 場合は 「None」と 記載す ること 。 13 側 方測定 点にお ける 離陸中 の騒音 値(Lateral/Full-Power Noise Level) 13番には 国際民 間航 空条約 の附属 書16第1巻第2章~ 第5章が 適用さ れる航 空機に あ っ ては、 「側方 測定 点にお ける離 陸中 の騒音 値(単 位:EPNdBなど )」を 記載す る こ と。な お、そ の他 の航空 機にあ って は「NA」と記 載する こと 。 14 進 入測定 点にお ける 着陸中 の騒音 値(Approach Noise Level) 14番には 国際民 間航 空条約 の附属 書16第1巻第2章~ 第5章又 は第8章が 適用さ れる 航 空機に あって は、 「進入 測定点 にお ける着 陸中の 騒音値 (単 位:EPNdBなど) 」 を 記載す ること 。な お、そ の他の 航空 機にあ っては 「NA」 と記 載する こと。 15 離 陸測定 点にお ける 離陸中 の騒音 値(Flyover Noise Level) 15番には 国際民 間航 空条約 の附属 書16第1巻第2章~ 第5章が 適用さ れる航 空機に あ っ ては、 「離陸 測定 点にお ける離 陸中 の騒音 値(単 位:EPNdBなど )」を 記載す る こ と。な お、そ の他 の航空 機にあ って は「NA」と記 載する こと 。 16 上 空通過 測定点 にお ける通 過中の 騒音 値(Overflight Noise Level) 16番には 国際民 間航 空条約 の附属 書16第1巻第8章又 は第11章が 適用さ れる航 空機 に あって は、「 上空 通過測 定点に おけ る通過 中の騒 音値( 単位 :EPNdB、 dB(A)な ど )」を 、国際 民間 航空条 約の附 属書 16第1巻第 6章 が適用 され る航空 機にあ って は 、「測 定点に おけ る水平 飛行中 の騒 音値( 単位: EPNdB、 dB(A)など )」を 記載 - 52 - す ること 。なお 、そ の他の 航空機 にあ っては 「NA」 と記載 する こと。 17 離 陸測定 点にお ける 離陸中 の騒音 値(Take-off Noise Level) 17番には 国際民 間航 空条約 の附属 書16第1巻第8章又 は第10章が 適用さ れる航 空機 に あって は、「 離陸 測定点 におけ る離 陸中の 騒音値 (単位 :EPNdB、dB(A)な ど )」を 記載す るこ と。な お、そ の他 の航空 機にあ っては 「NA」と記 載する こと。 (7)発 動機の 排出 物に関 する事 項 以 下につ いて 記載さ れるこ と。 (a)国際民 間航 空条約 の附属 書16第 2巻第6改訂 版(2008年 11月20日発効 )に定 め る 発動機 の排 出燃料 の基準 への適 合性 (b)国際民 間航 空条約 の附属 書16第 2巻第6改訂 版(2008年 11月20日発効 )に定 め る 煤煙数 値基 準への 適合性 (c)国際民 間航 空条約 の附属 書16第 2巻第6改訂 版(2008年 11月20日発効 )に定 め る 炭化水 素数 値基準 、一酸 化炭素 数値 基準及 び窒素 酸化 物数値 基準へ の適合 性 (d)適用さ れる 基準へ 適合す るため に改 造等を 実施し た場 合には 、当該 改造等 の 概要 (e)発動機 の定 格出力 (f)発動機 の圧 縮比 ( 注)(a)に つい ては、 規則附 属書第 3第1章の適 用を受 ける 航空機 に限る 。 (b)か ら(f)に ついて は、規 則附 属書第 3第 2章 の適用 を受 ける航 空機に 限る。 4-4 追加飛 行規程 追加飛 行規程 の冒 頭(「 航空機 の概 要」の 前)に は、「 本追 加飛行 規程に より 変 更又は 追加さ れる 事項を 除き、 基本 飛行規 程はそ のまま 適用 される 。」と 記載 す る。 ただし 、4-2(2)の 英文の 追加飛 行規 程を除 く。 5. 飛 行 規 程 の 承 認 手 続 5-1 型式証 明若し くは 型式設 計変更 承認 (飛行 規程の 変更が ある 場合) 、又は 追加 型 式設計 承認若 しく は追加 型式設 計変 更承認 (飛行 規程の 変更 がある 場合) を行 う 場合 標記の 証明又 は承 認を受 けよう とす る者は 、規則 第17条 第2項、 規則第 21条第 1 項 、規則 第23条 第2項又 は規則 第23条 の4第1項の 規定に より 提出書 類の1つと して 飛 行規程 の提出 を行 う。 国土交 通大臣 (飛 行規程 の承認 は航 空機安 全課長 が行う 。以 下同じ 。)は 型式 証 明又は 型式設 計変 更の承 認を行 う際 に、ま た、地 方航空 局長 (飛行 規程の 承認 - 53 - は 先任航 空機検 査官 が行う 。以下 同じ 。)は 追加型 式設計 承認 又は追 加型式 設計 変 更承認 を行う 際に 、当該 飛行規 程の 承認を 行う( 輸入航 空機 の型式 の小変 更に 係 る型式 設計変 更の 場合、 及び本 サー キュラ ー第Ⅲ 部「追 加型 式設計 の承認 関 係 」4-1項た だし 書きの 規定の 適用を 受け る場合 は、当 該飛 行規程 の承認 のみ行 う 。)。 なお、 型式 設計変 更及び 追加 型式設 計変更 に伴う 飛行 規程の 改正に つい て は、飛 行規程 変更 申請書 は提出 しな くても よい。 型式証 明書、 型式 設計変 更承認 書又 は追加 型式設 計承認 書と ともに 飛行規 程承 認 書が交 付され る。 ただし 、輸入 航空 機のTC飛行規 程、及 び外 国の装 備品製 造者 等 による STCに係 る飛行 規程に 関して は、 以下の 通り取 り扱 うこと とする 。 (1)飛 行規程 承認 書又は 当該飛 行規程 を承 認した ことを 示す 書類を 交付す る。 又 は、 (2)当 該航空 機の 設計国 又は当 該STCに 係る装 備品等 の設計 国の 当局と 我が国 当局 との間 におい て、 当該飛 行規程 に係 る要件 及び承 認手続 きに ついて 、予め 確認 がなさ れてい る場 合であ って、 当該 飛行規 程が当 該設計 国の 当局の 承認を 得て いるも のにつ いて は、我 が国の 承認 を必要 としな い。な お、 本規定 に該当 する 型式の 航空機 につ いては 、サーキュラーNo.7-003「我が国の承認を必要としない飛 行規程が適用される航空機型式の一覧」に示す。 5-2 新規の 耐空証 明を 受ける 場合 航空機 の使用 者は 規則第 12条の 2第 2項の規 定に従 い、飛 行規 程の提 出が必 要で あ るが、 飛行規 程の 種類に より、 その 取扱い は次の 通りと する 。 (1)承 認済み のTC飛行規 程又は 原飛行 規程 の場合 飛 行規程 の内 容につ いての 実質的 な審 査は終 了して いる ので、 飛行規 程の提 示 又は 3-1(1)及び 3-2(2)の「表 紙等((a)~ (c)のすべ て)」 の写 しの提 出でも よい。 地 方航空 局長 は、耐 空証明 を行う 際に 、当該 飛行規 程が 承認済 みのTC飛行規 程 又は 原飛行 規程 である ことを 確認す る。 当該確 認によ り当 該飛行 規程の 承認は 行 われ たもの とみ なす。 こ の場合 、飛 行規程 承認書 は交付 され ない。 (2)未 承認の 原飛 行規程 又は個 別飛行 規程 の場合 飛 行規程 の提 出が必 要であ る。 国 土交通 大臣 又は地 方航空 局長は 耐空 証明を 行う際 に、 当該飛 行規程 の承認 を 行う 。 耐 空証明 書と ともに 飛行規 程承認 書が 交付さ れる。 ( 注)承 認済 み型式 証明( 又は原 )飛 行規程 +未承 認の 個別追 加飛行 規程の 場 合は 、承 認済み 飛行規 程につ いて は、(1)の 場合同 様、 提示又 は「表 紙 等」 の写 しの提 出でよ い。未 承認 の個別 追加飛 行規 程につ いては 、提出 が 必要 であ る。 - 54 - 当 該追 加飛行 規程に 関して のみ 飛行規 程承認 書が 交付さ れる。 5-3 更新の 耐空証 明を 受ける 場合 航空機 の使用 者は 規則第 12条の 2第 2項の規 定に従 い、飛 行規 程の提 出が必 要で あ るが、 飛行規 程の 変更の 有無に より 、その 取扱い は次の 通り とする 。 (1)飛 行規程 の変 更がな い場合 又は変 更部 分が承 認済み のTC飛行規 程、STC追 加飛 行規 程若し くは 原飛行 規程の 場合、 新た に審査 を行う 必要 はない ので、 飛行規 程 の提 示又は 3-1(1)及び3-2(2)の 「表 紙等( (a)~(c)のす べて )」の 写しの 提出 でも よい。 国 土交通 大臣 又は地 方航空 局長は 、耐 空証明 を行う 際に 、当該 飛行規 程が既 に 承認 を受け たも のであ ること を確認 する 。当該 確認に より 当該飛 行規程 の承認 は 行わ れたも のと みなす 。 こ の場合 、飛 行規程 承認書 は交付 され ない。 (2)飛 行規程 の変 更があ り、変 更部分 が個 別飛行 規程で ある 場合、 飛行規 程の提 出 が必 要であ る。 国 土交通 大臣 又は地 方航空 局長は 耐空 証明を 行う際 に、 当該飛 行規程 の承認 を 行う 。 耐 空証明 書と ともに 飛行規 程承認 書が 交付さ れる。 5-4 修理改 造検査 (飛 行規程 の変更 があ る場合 )を受 ける場 合 修理改 造検査 を受 けよう とする 者は 、飛行 規程の 変更が ある 場合に は、規 則第 25条の規 定に従 い、 飛行規 程の提 出が 必要で あるが 、飛行 規程 の種類 により 、そ の 取扱い は次の 通り とする 。 (1)当 該変更 部分 の飛行 規程が 、承認 済み のTC飛 行規程 、STC追 加飛行 規程又 は原 飛行 規程の 場合 飛 行規程 の内 容につ いての 実質的 な審 査は終 了して いる ので、 飛行規 程の提 示 又は 3-1(1)及 び 3-2(2)の「 表紙等 ((a)~ (c)のすべ て) 」の写 しの提 出でも よ い。 地 方航空 局長 は、修 理改造 検査の 合格 の判定 を行う 際に 、当該 飛行規 程が承 認 済み のTC飛 行規 程、STC飛 行規程 又は 原飛行 規程で あるこ とを 確認す る。当 該確 認に より当 該飛 行規程 の承認 は行わ れた ものと みなす 。 こ の場合 、飛 行規程 承認書 は交付 され ない。 (2)当 該変更 部分 の飛行 規程が 未承認 の原 飛行規 程又は 個別 飛行規 程の場 合飛行 規 程の 提出が 必要 である 。 地 方航空 局長 は修理 改造検 査の合 格の 判定を 行う際 に、 当該飛 行規程 の承認 を - 55 - 行う 。 飛 行規程 承認 書が交 付され る。 5-5 整備改 造認定 事業 場が確 認を行 った 改造等 に伴う 飛行規 程の 変更 整備改 造認定 事業 場が改 造等の 確認 を行う 場合は 、当該 改造 に係る 飛行規 程が、 承 認済み のTC飛 行規 程、STC追 加飛行 規程 又は原 飛行規 程で ある場 合を除 き、先 任 航 空機検 査官あ て飛 行規程 変更申 請書 (様式 I-2-7)に飛 行規 程の変 更部分 等を 添 付して 担当の 航空 機検査 官室に 提出 し、承 認を得 ること 。 認定事 業場の 確認 主任者 は、改 造等 の確認 に際し て、承 認済 みの追 加飛行 規程 を 適切に 追加す ると ともに 追加飛 行規 程一覧 表に必 要事項 を記 入し、 確認印 を捺 印 するこ と。( 3-2(1)参照 )(基 本飛 行規程 の場合 は適切 に差 替える こと。 ) 航空局 への手 続は 不要で ある。 5-6 上記以 外の場 合で 飛行規 程の変 更を する場 合 上記以 外の場 合で 飛行規 程の変 更を しよう とする 場合は 、飛 行規程 変更申 請書 ( 様式 I-2-7) に飛 行規程 の変更 部分 等を添 付して 飛行規 程の 変更申 請を行 うも の とし、 その取 扱い は次の 通りと する 。 (申請 は、基 本飛 行規程 、追加 飛行 規程の 各項目 毎に行 うこ と。) (1)我 が国の 型式 証明を 受けて いない 輸入 航空機 であっ て、 製造国 政府の 承認に よ り原 本の飛 行規 程が変 更され た場合 2項の 飛行規 程作 成管理 者は、 速や かに当 該変更 に相当 する 部分の 変更を 行う べく 、先任 航空 機検査 官あて 飛行規 程変 更申請 書(様 式 I-2-7) に飛行 規程の 変 更部 分等を 添付 して担 当の航 空機検 査官 室に提 出し、 承認 を得る こと。 飛 行規程 承認 書が交 付され る。 原 飛行規 程を 使用す る一般 の航空 機使 用者は 、原飛 行規 程の作 成管理 者から 本 承認 を受け た飛 行規程 の配付 を受け 、こ れを適 切に差 し替 えるこ と。 ( 当該変 更が 修理改 造検査 に係る 場合 には、 5-4(1)の 手続 による こと。 ) (2)耐 空性改 善通 報(TCD) による 飛行 規程の 改訂 TCDに より飛 行規 程の改 訂が指 示さ れた場 合には 、サー キュ ラーNo.3-003及び 個々 のTCDの指 示に 従って 当該TCD写 しを 飛行規 程に挟 み込 むとと もに、 TCD挟み 込み 状況表 に記 入する こと。 2項 の飛 行規程 作成管 理者は 、TCDの 指示す る飛行 規 程改 訂期限 まで に速や かに当 該変更 を行 うべく 、先任 航空 機検査 官あて 飛行規 程 変更 申請書 (様 式 I-2-7)に 飛行規 程の 変更部 分等を 添付 して担 当の航 空機検 査 官室 に提出 し、 承認を 得るこ と。 飛 行規程 承認 書が交 付され る。TCDによる 改訂の 場合、 当該 承認書 には、 TCDと の適 合性が 記述 される (「TCD-xxxx-xxxxに 適合」 等)。 TC飛行規 程、 STC飛行規 程又は 原飛 行規程 を使用 する航 空機 使用者 は、TC飛行 規程 、STC飛行 規程 又は原 飛行規 程の 作成管 理者か ら本承 認を 受けた 飛行規 程の - 56 - 配付 を受け 、こ れを適 切に差 し替え れば よい。 な お、挟 み込 まれた TCD写しは 、サ ーキュ ラーNo.3-003に従 って適 切に除 去し、 TCD挟み 込み状 況表 に除去 した日 付を 記入す ること 。 な お、TCDに より 、別途 指示が あっ た場合 は、そ れに従 うこ と。 ( ただし 、当 該変更 が修理 改造検 査に 係る場 合には 、そ の後5-4(1)の 手続を 踏 むこと 。) 5-7 臨時で 発行さ れる 飛行規 程につ いて 飛行規 程本文 等に 対する 差込等 によ る臨時 の飛行 規程が ある 場合に は、こ れも 併 せて当 該飛行 規程 本文等 に対す る飛 行規程 (変更 )承認 書を もって 、承認 する こ ととす る。そ の場 合、承 認書の 「構 成によ る区分 」の基 本又 は追加 の欄に 当該 臨 時飛行 規程の 項目 を示す ことと する 。 6.飛行規程の管理 6-1 TC飛行 規程( 作成 ・管理 者:型 式証 明の保 有者) (1)航 空機使 用者 への飛 行規程 の提供 当 該航空 機の 使用者 に対し ては、 承認 を受け たTC飛 行規 程を提 供しな ければ な らな い。 そ の際の 3-1(1)(b)又は 3-2(2)(b)の飛 行規程 承認書 とは 、5-1(1)によ り交付 さ れた 承認書 若し くは当 該TC飛 行規程 が承 認を受 けたこ とを 示す書 類の写 し、又 は 5-1(2)の適 用を 受ける 場合の 当該TC飛行 規程が 設計航 空当 局の承 認を受 けてい る こと を示す 書類 の写し でよい 。 (2)飛 行規程 の変 更の管 理 TC飛行規 程の 変更を 行おう とする 場合 には、 本サー キュ ラー第 Ⅱ部「 型式証 明 関係 」5-3項の 規定 により 届け出 を行 う場合 及び第 Ⅰ部「 耐空 証明関 係」5-1(2)の 適用 を受け る場 合を除 き、型 式設計 変更 の申請 を行い 、型 式設計 変更の 承認に あ わせ て当該 TC飛 行規程 の変更 の承認 を受 けるも のとす る。 (5-1参照 ) 申 請先は 航空 局安全 部航空 機安全 課長 とする 。 承 認を受 けた 場合に は、当 該承認 を受 けたTC飛行規 程の 変更部 分とそ れに係 る 飛行 規程承 認書 又は当 該飛行 規程が 承認 を受け たこと を示 す書類 の写し を使用 者 に配 付しな けれ ばなら ない。 ( 当該飛 行規 程の変 更に伴 い、個 々の 航空機 につい て修 理改造 検査を 受ける 必 要があ る場 合は、 その旨 も通知 する こと。 ) (3)航 空局へ の飛 行規程 の届出 航 空局安 全部 航空機 安全課 あてに 、当 該承認 を受け たTC飛行規 程(変 更の場 合 はそ の変更 部分 )及び 配付先 使用者 リス トを届 け出る こと 。 6-2 原飛行 規程( 作成 ・管理 者:原 飛行 規程作 成管理 者) - 57 - (1)航 空機使 用者 への飛 行規程 の提供 飛 行規程 の提 供につ いて契 約等を 結ん だ当該 航空機 の使 用者に 対して は、承 認 を受 けた原 飛行 規程を 提供し なけれ ばな らない 。 そ の際の 3-1(1)(b)又は 3-2(2)(b)の 飛行規 程承認 書と は、5-2(2)に より交 付 され た承認 書の 写しで よい。 (2)飛 行規程 の変 更の管 理 原 飛行規 程管 理者は 、航空 機の設 計者 等(飛 行規程 の原 本(Flight Manual 等) 作成者 )か ら、当 該飛行 規程原 本の 変更状 況につ いて の情報 を遅滞 なく入 手 しな ければ なら ず、原 飛行規 程の変 更を 行う必 要があ る場 合には 、飛行 規程変 更 の申 請を行 い、 その承 認を受 けるも のと する。 申 請書類 の提 出先は 、当該 原飛行 規程 管理担 当の地 方航 空局検 査官室 とする 。 承 認を受 けた 場合に は、当 該承認 を受 けた原 飛行規 程の 変更部 分とそ れに係 る 飛行 規程承 認書 の写し を使用 者に配 付し なけれ ばなら ない 。 ( 当該飛 行規 程の変 更に伴 い、個 々の 航空機 につい て修 理改造 検査を 受ける 必 要があ る場 合は、 その旨 も通知 する こと。 ) (3)航 空局へ の飛 行規程 の届出 当 該原飛 行規 程担当 の地方 航空局 検査 官室あ てに、 当該 承認を 受けた 原飛行 規 程( 変更の 場合 はその 変更部 分)及 び配 付先使 用者リ スト を届け 出るこ と。 6-3 個別飛 行規程 (作 成・管 理者: 個々 の航空 機使用 者) (1)航 空機使 用者 として の飛行 規程の 作成 3-1(1)(b)又 は 3-2(2)(b)の飛 行規 程承認 書とは 、5-2(2)に より交 付され た承 認書 とする 。 (2)飛 行規程 の変 更の管 理 当 該使用 者は 、航空 機の設 計者等 (飛 行規程 の原本 (Flight Manual等) 作成 者) から、 当該 飛行規 程原本 の変更 状況 につい ての情 報を 入手し 、修理 改造検 査 を受 けて変 更を 行う場 合は修 理改造 検査 の申請 を行い 、ま た、修 理改造 検査を 受 けず に変更 を行 う場合 には、 飛行規 程変 更申請 を行い 、そ の承認 を受け るもの と する 。 (3)航 空局へ の飛 行規程 の届出 必 要ない 。 6-4 STC飛行規 程( 作成・ 管理者 :追加 型式 設計承 認の保 有者 ) (1)航 空機使 用者 への飛 行規程 の提供 当 該追加 型式 設計に よる変 更を行 う航 空機の 使用者 に対 しては 、承認 を受け た STC飛行 規程を 提供 しなけ ればな らな い。 - 58 - そ の際の 3-1(1)(b)又は 3-2(2)(b)の飛 行規程 承認書 とは 、5-1(1)によ り交付 さ れた 承認書 若し くは当 該STC飛行 規程 が承認 を受け たこと を示 す書類 の写し 、又 は5-1(2)の 適用 を受け る場合 の当該 STC飛行 規程が 当該STCに係る 装備品 等の設 計 国当 局の承 認を 受けた ことを 示す書 類の 写しで よい。 (2)飛 行規程 の変 更の管 理 STC追 加飛行 規程 の変更 を行お うと する場 合には 、本サ ーキ ュラー 第Ⅲ部 「追 加型 式設計 の承 認関係 」4-1項の 規定 により 届け出 を行う 場合 及び5-1(2)の 適用 を受 ける場 合を 除き、 追加型 式設計 変更 の申請 を行い 、追 加型式 設計変 更の承 認 にあ わせて 当該 STC追加飛 行規程 の変 更の承 認を受 けるも のと する。 (5-1参照 ) 申 請先は 当該 追加型 式設計 担当の 地方 航空局 検査官 室と する。 承 認を受 けた 場合に は、当 該承認 を受 けたSTC追 加飛行 規程 の変更 部分と それ に係 る飛行 規程 承認書 又は当 該飛行 規程 が承認 を受け たこ とを示 す書類 の写し を 使用 者に配 付し なけれ ばなら ない。 ( 当該飛 行規 程の変 更に伴 い、個 々の 航空機 につい て修 理改造 検査を 受ける 必 要があ る場 合は、 その旨 も通知 する こと。 ) (3)航 空局へ の飛 行規程 の届出 当 該追加 型式 設計担 当の地 方航空 局検 査官室 あてに 、当 該承認 済みSTC追 加飛 行規 程(変 更の 場合は その変 更部分 )及 び配付 先使用 者リ ストを 届け出 ること 。 7.そ の他 7-1 輸入航 空機の 飛行 規程に ついて 輸入航 空機の 飛行 規程の 原本は 、通 常、製 造者が 英語で 作成 してい る場合 がほ と んどで あると 考え られる 。 当該航 空機に つい て、我 が国の 型式 証明又 は耐空 証明を 受け る場合 、4-2(1)項 の 規定に より、 4-2(2)項の 場合を 除き 、日本 語の飛 行規程 が必 要とな るが、 当該 日 本語飛 行規程 の管 理につ いては 次の とおり とする 。 (1)型 式証明 を受 けた型 式の航 空機の 場合 型 式証明 を受 けた型 式の航 空機の 日本 語飛行 規程は 型式 証明に 際して 承認さ れ るこ とにな り、 その管 理責任 も当該 型式 証明の 保有者 に帰 属する 。日本 語への 翻 訳業 務を我 が国 の輸入 商社等 に委託 する ことは 差し支 えな いが、 飛行規 程の管 理 責任 を移行 する ことは できな い。 型 式証明 を受 けた型 式の航 空機を 我が 国に輸 出する 際に は、当 該型式 証明保 有 者は 当該日 本語 飛行規 程を購 入者に 提供 しなけ ればな らな い。 (2)型 式証明 を受 けてい ない型 式の航 空機 の場合 型 式証明 を受 けてい ない型 式の航 空機 の日本 語飛行 規程 に関す る管理 責任は 、 - 59 - 耐空 証明の 申請 者であ る個々 の航空 機使 用者に 帰属す る。 当 該型式 の航 空機に ついて 原飛行 規程 が作成 され管 理さ れてい る場合 には、 当 該原 飛行規 程管 理者が 個々の 航空機 使用 者の代 理人と して その管 理を行 ってい る と考 えるこ とが できる 。 よ って、 当該 航空機 を購入 した場 合で もその 原飛行 規程 を入手 する場 合には 当 該原 飛行規 程管 理者と の別途 の契約 等が 必要で ある。 航 空機使 用者 はでき る限り 原飛行 規程 管理者 から当 該原 飛行規 程の提 供を受 け るこ と。 7-2 飛行規 程の構 成等 の特例 飛行規 程の構 成、 様式等 の特例 につ いて、 特に事 情があ る場 合には 、3項の趣 旨 に 反しな い限り にお いて認 めるこ とと する。 8.経 過 措 置 8-1 4-2(1)項ただ し書 きの規 定、並 びに 4-3(6)(c)及び(d)項 の規 定に関 する記 載事 項 ついて は、本 サー キュラ ー適用 の日 から起 算して 1年 を経 過する 日まで の間は 、 飛 行規程 に記載 され なくて もよい 。 8-2 3-1(1)(c)及び 3-2(2)(c)項の規 定に よる頁 一覧表 、並び に4-3(7)項 の規定 によ る 発動機 の排出 物に 関する 事項に つい ては、 本サー キュラ ー適 用の日 から起 算し て 1年 を経過 する 日まで の間は 、なお 従前 の例に よるこ とが できる 。 8-3 国際 民間航 空条 約の 附属書16第1巻 ATTACHMENT Gの 「騒 音証明 に関 する 標準書式 」の 取 り 入れ 8-3-1 4-3(6)項 なお 書き の記載事 項の 飛行 規程へ の取 り入れ に関 する適 用航空 機 及び適用 時 期に ついて は、原 則次 の通り とす るが 、製造 会社 による 飛行規 程 の変更作 業に つい て 時 間を 要する 場合等 は、 この限 りで ない 。 ① 2005年 11月24日以 降に 新規に 耐空 証明書を 取得 する 航空機 であ って、 国際 航行 に従事 する もの につい ては 、新 規に耐空 証明 書を 取得す る際 に適用 する こと 。 ② 2005年 11月24日以 前に 耐空証 明を 取得して いる 航空 機であ って 、国際 航行 に従 事する もの につ いては 、2005年 11月24日 以降 最初 に国際 航行 を行う 時期 まで に適用す る こと。 ③ 耐 空証 明書を 取得 して いる又 は今 後取得す る航 空機 であっ て、 国際航 行に 従事 しない もの につ いては 適用 しな い。(た だし 、申 請があ れば 、承認 を行 うも のとする 。 ) 8-3-2 4-3(6)項 なお 書き の記載事 項の 取り 入れ方 法は 、以下 の通 りとす る。 ① 現状 において 、「 我が 国航空 機の 騒音に 関す る事 項」が、 飛行 規程 の内容 とし て製造 会社 により作 成さ れ、 製造国 政府 の承認 を受 けて いる型式 であ って 、今回 の措 置が必 要な ものにつ いて は、 原則製 造会 社が作 成し た「 我が国航 空機 の騒 音に関 する 事項」 - 60 - の内 容に代え て、 4-3(6)項な お書 きの記 載事 項を 記載する もの とす る。た だし 、製造 会社 が4-3(6)項な お書 きの記 載事 項の取 り入 れに 同意しな い場 合に は、製 造会 社が作 成し た「我が 国航 空機 の騒音 に関 する事 項」 の内 容に加え て、 4-3(6)項な お書 きの記 載事 項を追加 作成 する ものと する 。 ② 現状 において 、「 我が 国航空 機の 騒音に 関す る事 項」が、 飛行 規程 の内容 とし て製造 会社 により作 成さ れて いない 型式 であっ て、 今回 の措置が 必要 なも のにつ いて は、原 則4-3(6)項な お書 きの 記載事 項を 追加作 成す るも のとする 。た だし 、製造 会社 が4-3 (6)項な お書 きの記 載事 項の 取り入 れに 同意す る場合 に は、製造 会社 が新 たに作 成す る 「我 が国航空 機の 騒音 に関す る事 項」の 中に 、4-3(6)項な お書 きの 記載事 項を 記載す るも のとする 。 8-3-3 国 際民間 航空 条約 の附属書 16第 1巻ATTACHMENT Gの「 騒音証 明に 関す る標準書 式」 の 取 り入 れに伴 い、飛 行規 程の変 更を 必要 とする 飛行 規程の 管理者 は 、当該変 更に 相当 す る 部分 の変更 を行う べく 、先任 航空 機検 査官あ て飛 行規程 変更申 請 書(様式 I-2-7)に 飛 行 規程 の変更 部分及 び変 更内容 の根 拠資 料を添 付し て担当 の航空 機 検査官室 に提 出し 、 承 認を 得るこ と。 飛行 規程承 認書 が交付 され る。 - 61 - 様式 I-2-1 ☆☆☆☆式○○○○型 飛行 規程 型 式証明 飛行 規程 又は、 原飛 行規程 (管理 責任者 :□ □□□ □会社 ) 又は、 個別飛 行規程 (JA◇◇◇ ◇) ( 上記 のうち 該当す るも のを記 載する 。) - 62 - 様式 I-2-2 第 号 飛行規程承認書 種 類 航 型 式 及 び 製 造 者 空 国籍記 号及び 登録 記号 JA 製造番 号 機 型 式 証 明 書 番 号 耐 空 証 明 書 番 号 及 び 有 効 期 間 作 成 管 理 年 月 日か ら 年 月 日まで 者 作成管 理者に よる 種類 □TC □原 □個別 □STC 飛 構 成 に よ る 区 分 □基 本 行 □追 加(表 題: 規 □型 式証明 程 承 認 事 ) □型 式設計 変更 由 □追 加型式 設計 承認 □追 加型式 設計 変更承 認 □耐 空証明 (新 規) □耐 空証明 (更 新) □修 理改造 検査 □そ の他 上 記の航 空機 の飛行 規程に ついて 承認 する。 航空機安全課長 先任航 空機 検査官 承 認年月 日 年 月 日 - 63 - 印 様式 I-2-3 ☆☆ ☆☆式 ○○ ○○型 頁 頁 年 月 日 頁 一 年 覧 表 月 日 - 64 - 頁 年 月 日 様式 I-2-4 ☆☆☆ ☆式 ○○○ ○型 航 空 年 局 承 月 ( 当該頁 が承認 頁の場 合の み 航空局 承認と 記入す る。 ) - 65 - 認 日 様式 I-2-5 ☆☆ ☆☆式 ○○ ○○型 追 加 飛 行 規 程 一 覧 表 JA◇◇◇ ◇ 番号 表 題 装 着 年 月 日 - 66 - 確認 印 様式 I-2-6 ☆☆☆☆式○○○○型 追加飛行規程○ ( 追加飛 行規程 一覧 表の 項目番 号を記 載す る。) ★★★★★装置 (型式 等を含 む表 題を記 載する 。) 型 式証明 追加 飛行規 程 又は 、 追加型 式設計 承認 追加飛 行規程 ( 追加型 式設計 承認書 番号 :第△ △△号 ) 又は 、 原追 加飛行 規程(管理 責任 者:□ □□□ □会社 ) 又は 、 個 別追加 飛行規 程( JA◇◇ ◇◇) ( 上記 のうち 該当す るも のを記 載する 。) - 67 - 様式 I-2-7 飛行規 程変更 申請書 年 月 日 航空 機安全 課長 先任 航空機 検査官 殿 住所又 は主た る事務 所の 所在地 氏名又 は名称 印 下 記の航 空機の 飛行 規程変 更につ いて 承認を 受けた いので 、関 係書類 を添え て申 請し ます。 種 類 航 型 式 及 び 製 造 者 空 国籍記 号及び 登録 記号 JA 製造番 号 機 型 式 証 明 書 番 号 耐 空 証 明 書 番 号 及 び 有 効 期 間 年 月 作成管 理者に よる 種類 □TC 日か ら □原 年 月 □個別 日まで □STC 飛 構 成 に よ る 区 分 □基 本 行 □追 加(表 題: 規 □整 備改造 認定 事業場 による 改造 等 程 変 更 事 ) 由 □製 造者に よる 原本の 変更 □耐 空性改 善通 報(TCD) による 改訂 指示 □そ の他( 変 更 の 内 容 (別紙 でも良 い。 ) 備 考 - 68 - ) 様式 1-2-8 TCD挟み込 み状況 表 TCD番号 挟 み込み 日 担 当者 除 去日 担 当者 備考 (除 去の根 拠等) - 69 - 運用様式限界等判定表(運用様式の区分ごとに必要な装置等) 運 装 置 等 用 最低数量 A B ジャイロ式姿勢指示器 1(注2) ○ ○ ジャイロ式方向指示器 1 ○ ○ 1(注3) ○ ○ 1 ○ ○ ジャイロ式旋回計 すべり計 様 C 式 D 区 E F 分 G H 注8 精密高度計 1(注2) ○ ○ 1 ○ ○ 1(注2) ○ ○ 外気温度計 1 ○ ○ ○ 秒刻み時計 1 ○ ○ ○ 機上DME装置 1(注4) ○ ○ ○ 昇降計 ピトー管凍結防止装置付速度計 方向探知器、VOR受信装置、 機上タカン装置 ○ 注5 注6 注6 1(注2) ○ ○ 航空灯 ○ ○ 注7 衝突防止灯 ○ 凍結防止装置 ○ 酸素供給装置(注1) ○ なお、以上に掲げる装備品等に限らず、航空法施行規則等による装備要件についても、これを遵守する必要 がある。 - 70 - 運用様 式区分 A 計 器飛行 方式に よる 飛行(管制 の指示 に常 時従う 飛行) B 計 器飛行 (計 器気 象状態 におけ る飛行 ) C 計 器航法 による 飛行 (有 視界気 象状態 で規 則第66条に定 める 距離又 は時間 をこえ て 行 なう雲 上又は 洋上 飛行) D 計 器航法 による 飛行 以外の 有視界 飛行 E 夜 間飛行 F 昼 間飛行 G 着 氷気象 状態に おけ る飛行 (型 式証明 で認 められ たもの ) H 高 々度飛 行(3,000m以上 の高度 ) (注1)酸 素供給 装置 として 次の容 量を有 する もの。 (1)与 圧装置 を有 しない 航空機 (イ) 3,000mか ら4,000mま での高 度で 飛行す る場合 は、当 該飛 行に係 る飛行 時間 から 30分を 減じ た飛行 時間中 航空 機乗組 員全員 が必要 とす る量。 (ロ) 4,000mを こえ る高度 で飛行 する 場合は 、当該 飛行に 孫る 飛行時 間中搭 乗者 全員 が必要 とす る量。 (2)与 圧装置 を有 する航 空機 3,000mをこ える 高度で 飛行す る場 合に限 り、当 該飛行 にか かわる 高度の 最高 の予定 高度か ら3,000mの 高度に 達す るまで の飛行 時間中 航空 機乗組 員全員 が必 要とす る量。 (航行の 安全上 4,000m をこえ る高度 で飛行 を継 続する 必要が ある 場合は 、当該 飛行 を継続 する時 間中 搭乗者 全員が 必要と する 量を加 えた量 ) (注2)航 空運送 事業 の用に 供する 最大離 陸重 量が5,700kgを超 える 飛行機 にあっ ては 2であ る。 (注3)航 空機の あら ゆる姿 勢を指 示する こと ができ るジャ イロ 式姿勢 指示器 を装備 し て いる航 空機に あっ ては装 備しな くて もよい 。 (注4)航 空運送 事業 の用に 供する 最大離 陸重 量が5,700kgを超 える 飛行機 (VOR受 信装 置 を装備 しなけ れば ならな いこと とさ れてい るもの に限る )以外の 航空機 にあっ て は 装備し なくて もよ い。 (注5)方 向探知 機、 VOR受信装 置、機 上タ カン装 置のう ち、そ の飛 行に係 る飛行 の経 路 に応じ 、当該 飛行 の経路 を構成 する NDB、VOR又は タカン から の電波 を受信 する た めのも の。 (注6)方 向探知 機、 VOR受信装 置、機 上タ カン装 置のう ち、そ の飛 行中常 時、NDB、 V OR又はタ カンか らの 電波を 受信す るこ とが可 能とな るもの 。 (注7)最 大離陸 重量 5,700kg以 上の航 空機 及び平 成15年 1月 17日 以降に 新たに 耐空証 明 を 取得す る最大 離陸 重量5,700kg未満 の航 空機は 必要。 (注8)航 空局長 達、 空航第 551号(昭和46年12月9日)「高 度計の 規格 につい て」により 高 度 16,000FT以上 の場 合必要 となる 。 - 71 - 添付資料1 プロペラ飛行機に対する騒音基準の適用 最大離陸重量が8,618kgを超える 原型機(注1)についての最初の耐空証明等(注2)の申請の 受理等が1975年1月1日以後になされた 原型機についての最初の耐空証明等の申請の受理等が 1977年10月6日以後になされた 当該航空機についての 最初の耐空証明等が 1980年1月1日以後にな された 当該航空機についての最初 の耐空証明等が1981年11 月26日以後になされた 規制 なし 原型機の最初の耐空証明等の申 請の受理等又は当該型式の航空 機についての設計の変更(注3)が なされている場合には、当該設計 の変更の受理等(注4)が1988年 11月17日以後になされた 原型機についての最初の耐空 証明等の申請の受理等が1985 年1月1日以後になされた 原型機についての最初 の耐空証明等の申請の 受理等が2006年1月1日 以後になされた 条(注5) 6章 省(注6) 4章 条 6章 省 4章 条 6章 又は条10章 4a 省 4章 又は省6章 6-1 原型機の最初の耐 空証明等の申請の 受理等又は当該型 式の航空機につい ての設計の変更が なされている場合 には、当該設計の 変更の受理等が 1993年11月17日 以後になされた 規制 なし 条 2.4.1 省 1章 条 5章 条 3章 省 3章 省 2章 省2章の2の適用を受 けようとする 条 4章 条 10章 4a 単発の水上飛行機若しくは水 陸両用飛行機又は多発機? 省 6章 6-1 省 2章の2 Yes 原型機? No 以下の注は注釈部分に加え、添付資料1全体に係る。 当該型式の航空機についての設 計の変更の申請の受理等が1999 年11月4日以後になされた 条 10章 4a 省 6章 6-1 原型機につい ての耐空証明 等の申請の受 理等が1999年 11月4日以後 になされた 原型機についての耐空 証明等の申請の受理 等が1999年11月4日 以後になされた (注1) 原型機 当該航空機と同一の系列に属する航空機のうち、耐空証明等の申請の受理そ の他の行為が最初になされた航空機 (注2) 耐空証明等 法第10条第1項の規定による耐空証明又は国際民間航空条約の締約国たる外国 による耐空証明その他の行為をいう。 条 10章 4a 条 10章 4b 省 6章 6-1 省 6章 6-2 その他の行為には、法第12条第1項の規定による型式証明又は国際民間航空条 約の締約国たる外国による型式証明を含む。 (注3) 設計の変更 騒音値を0.1dB(A)以上増加させるものをいう。ただし、原型機からの騒音値の増 加の累積が明らかである場合は、当該累積が0.3dB(A)以上となるものに限る。 (注4) 設計の変更の申請の受理等 条 10章 4a (注7) 又は 4b 条 10章 4b 省 6章 6-1 (注7) 又は 6-2 省 6章 6-2 法第13条第1項の規定による設計の変更の申請の受理又は国際民間航空条約 の締約国たる外国による設計の変更の申請の受理その他の行為をいう。 その他の行為には、法第13条の2第1項の規定による追加型式設計の申請の受 理、法第13条の2第3項の規定による追加型式設計の変更の承認のための申請 の受理及び法第16条第1項の規定による修理改造検査のための申請の受理を含 む。 (注5) 条 国際民間航空条約の附属書16第1巻第9改訂版(2008年11月20日発効)をいう。 (注6) 省 航空法施行規則附属書第2をいう。 (注7) 設計の変更の申請の受理等が2004年11月4日前になされ、かつ、省6章62の表の騒音基準に適合しないものに限る。 - 72 - 添付資料2 回転翼航空機に対する騒音基準の適用 原型機(注1)についての耐空証明等(注2)の申請の受理等が1985年1月1日以後になされた 又は 当該航空機の型式の設計について、法第13条第1項の規定による設計の変更(騒音値を0.3dB(注3)以上増加させる ものに限る。以下本枠内において同じ。)の申請の受理又は国際民間航空条約の締約国たる外国による設計の変更 の申請の受理その他の行為(注4)の申請が1988年11月17日以後になされた 最大離陸重量が3,175kgを超える 規制なし Yes No 以下の(注3)から(注6)は注釈部分にのみに、それ以 外の部分は、注釈部分に加え添付資料2全体係る。 (注1) 原型機 当該航空機と同一の系列に属する航空機のうち、 耐空証明等の申請の受理その他の行為が最初にな された航空機 (注2) 耐空証明等 法第10条第1項の規定による耐空証明又は国際民 間航空条約の締約国たる外国による耐空証明その 他の行為をいう。 その他の行為には、法第12条第1項の規定による型 式証明又は国際民間航空条約の締約国たる外国に よる型式証明を含む。 原型機についての最初の耐空証明等 の申請の受理等が2002年3月21日 以後になされた 原型機についての耐空証明等が1993 年11月11日以後になされた 又は 当該航空機の型式の設計について、 法第13条第1項の規定による設計の 変更の承認(騒音値を0.3dB(注5)以 上増加させるものに限る。以下本枠内 において同じ。)又は国際民間航空条 約の締約国たる外国による設計の変 更の承認その他の行為(注6)が1993 年11月11日以後になされた 条8章 8.4.1 条 8章 8.4.2 省5章 5-1 省 5章 5-3 (注3)0.3dB 国際民間航空条約の附属書16に定める方法により 測定されたものとし、単位はEPNdBとする。 条(注7) 8章 8.4.1 (注4)その他の行為 省(注8) 5章 5-1 法第13条の2第1項の規定による追加型式設計の 申請の受理、法第13条の2第3項の規定による追加 型式設計の変更の承認のための申請の受理及び法 第16条第1項の規定による修理改造検査のための 申請の受理を含む。 原型機についての最 初の耐空証明等の申 請の受理等が2002年 3月21日以後になされ た (注5)0.3dB 国際民間航空条約の附属書16に定める方法により 測定されたものとし、単位はSELdBとする。 条 8章 8.4.1 又は 条11章 11.4.1 条 8章 8.4.2 又は条11章 11.4.2 省 5章 5-1 又は省7章 7-1 省 5章 5-3 又は省7章 7-2 (注6)その他の行為 法第13条の2第1項の規定による追加型式設計の 承認、法第13条の2第3項の規定による追加型式設 計の変更の承認及び法第16条第1項の規定による 修理改造検査の合格を含む。 (注7) 条 国際民間航空条約の附属書16第1巻第9改訂版 (2008年11月20日発効)をいう。 (注8) 省 航空法施行規則附属書第2をいう。 - 73 - 添付資料3 ターボジェット又はターボファン発動機を装備する飛行機に対する騒音基準の適用 原型機(注1)についての最初の耐空証明等(注2)の申請の受理等が2006年1月1日以後になされた 省2章の2の適用を受けようとする 条(注3) 3章 条 4章 省(注4) 2章 省 2章の2 Yes No 以下の注は注釈部分に加え、添付資料3全 体に係る。 (注1) 原型機 当該航空機と同一の系列に属する航空機 のうち、耐空証明等の申請の受理その他の 行為が最初になされた航空機 (注2) 耐空証明等 法第10条第1項の規定による耐空証明又は 国際民間航空条約の締約国たる外国による 耐空証明その他の行為をいう。 その他の行為には、法第12条第1項の規定 による型式証明又は国際民間航空条約の締 約国たる外国による型式証明を含む。 (注3) 条 国際民間航空条約の附属書16第1巻第9改 訂版(2008年11月20日発効)をいう。 (注4) 省 航空法施行規則附属書第2をいう。 - 74 - 付 録 I-3 整 備 手 順 書 に つ い て 1.目 的 耐 空証明 、修理 改造 検査、 型式証 明又 は追加 型式設 計承認 の申 請の際 の添附 書類 の1 つであ る「整 備手 順書」 は、航 空機 の使用 者がそ の整備 を行 うに当 たり基 本的 指針 とすべ きもの であ り、そ の内容 は規 則第5条の 5に 次のと おり 定めら れてい る。 (1)航 空機の 構造 並びに 装備品 及び系 統に 関する 説明 (2)航 空機の 定期 の点検 の方法 、航空 機に 発生し た不具 合の 是正の 方法そ の他の 航 空機 の整備 に関 する事 項 (3)航 空機に 装備 する発 動機、 プロペ ラ及 び規則 第31条 第1項の 装備品 の限界 使用 時間 (4)そ の他必 要な 事項 本 付録は 、上記 の記 載事項 に関し 、特 に航空 機の耐 空証明 の更 新を受 けるに 際し、 必要 となる 年次点 検等 の方法 につい て、 その基 準とな る点検 事項 等を明 確にす るも ので ある。 2.規 則 第 5条 の 5の 記 載 事 項 2-1 航空機 の構造 並び に装備 品及び 系統 に関す る説明 航空機 の整備 に必 要な全 般的事 項の 説明( いわゆ るメン テナ ンス・ マニュ ア ル )であ って、 次の 項目を 含むも のと する。 (1)航 空機の 諸元 、性能 その他 整備に 必要 な情報 の説明 (2)航 空機の 構造 並びに 装備品 及び系 統に 関する 概要 (3)装 備品及 び系 統に関 する操 作及び 作動 の説明 (特殊 な手 順及び 制限事 項を含 む。 ) (4)保 守点検 及び 補給の 個所、 タンク 容量 、作動 油の種 類、 各系統 の作動 圧、ア ク セス ・パネ ルの 位置、 潤滑個 所及び 潤滑 剤、保 守点検 及び 補給の ための 機材類 、 牽引 、係留 、持 上げ並 びにレ ベリン グに 関する 説明 2-2 航空機 の定期 の点 検の方 法、航 空機 に発生 した不 具合の 是正 の方法 その他 の航 空 機の整 備に関 する 事項 航空機 の整備 の方 法につ いての 規定 (いわ ゆるメ ンテナ ンス ・イン ストラ クシ ョ ン)で あって 、次 の項目 を含む もの とする 。 (1)整 備の要 件及 び作業 の実施 につい ての 説明 (a)清掃、 点検 、調整 、試験 及び潤 滑等 の要目 及び実 施間 隔、点 検の程 度、 摩 耗 許容基 準並 びに当 該時期 に推奨 され る作業 等につ いて の説明 複雑な 装備品 で 特 殊な技 術又 は試験 機器類 を要す る装 備品に ついて は、 当該装 備品の 製造者 に よ る情報 を引 用する こと。 対象と なる 航空機 により 、推 奨され るオー バーホ ー ル 間隔、 参照 すべき 限界事 項の章 、又 は点検 の頻度 と程 度を含 む点検 プログ ラ - 75 - ム 等を含 むこ と。 (b)想定さ れる 不具合 、その 認識の 方法 、是正 処置に 関す る事項 等を含 む故障 探 究 につい ての 説明 (c)装備品 、部 品等の 取外し 、交換 の方 法及び 必要な 注意 事項等 につい ての説 明 (d)地上試 運転 、バラ ンス・ チェッ ク、 重量重 心測定 、吊 上げ、 支え及 び貯蔵 限 界 等につ いて の説明 (2)ア クセス ・プ レート の図表 、アク セス ・プレ ートが ない 場合の アクセ スの方 法 等の 説明 (3)放 射線検 査、 超音波 検査を 含む特 殊検 査方法 等の説 明 (4)検 査後の 構造 部材の 防錆等 の予防 処置 に関す る説明 (5)構 造の結 合部 品に関 する、 識別、 廃棄 基準及 び締付 トル ク等の 説明 (6)特 殊工具 類の リスト 2-3 発動機 、プロ ペラ 及び規 則第31条第 1項 の装備 品の限 界使 用時間 標記装 備品を 含む 限界使 用時間 が設 定され ている 装備品 の限 界使用 時間、 必要 処 置等に ついて の説 明 3.耐 空 証 明 の 更 新 を 受 け る に 際 し 必 要 と な る 年 次 点 検 等 の 方 法 耐 空証明 の更新 にお いて国 の実機 検査 を受け る場合 は、原 則と して3-1項 に示す 航 空機 の構造 並びに 装備 品及び 系統の 状態 につい ての点 検(以 下「 年次点 検」と い う。 )を耐 空証明 検査 の直前 に実施 する ことが 必要で ある。 な お、3-2項 に示 す年次 点検と 同等以 上の 整備を 実施し た航 空機に ついて は、当 該 年次 点検を 改めて 実施 しなく てもよ いこ ととす る。 3-1 年次点 検 (1)準 備作業 点 検にあ たっ ては、 必要な 点検口 、ア クセス ・ドア 、フ ェアリ ング、 及びカ ウ リン グを取 外す か、開 口する 。また 当該 航空機 及び発 動機 の全般 にわた って必 要 な清 掃を行 う。 (2)胴 体関係 (a)羽布及 び外 板:劣 化、ゆ がみ、 損傷 、取付 部のゆ るみ 等 (b)系統及 び装 備品: 装着、 損傷、 作動 等 (c)燃料タ ンク :状態 (漏れ 、通気 孔の つまり ) (3)客 室及び 操縦 室関係 (a)清掃状 態、 また操 縦系統 に悪影 響を 及ぼす ような 装置 のゆる み (b)座席及 び安 全ベル ト:状 態(ほ つれ 等) (c)窓及び 風防 :劣化 、損傷 (d)計器: 状態 、取付 け、マ ーキン グ、 作動 (e)操縦系 統及 びエン ジン操 作系統 :取 付け、 作動、 ケー ブルの 状態、 安全線 - 76 - (f)バッテ リー :取付 け、充 電状態 (g)すべて の系 統:取 付け、 状態 (4)エ ンジン 及び ナセル 関係 (a)エンジ ン: 滑油、 燃料、 作動油 の漏 れ (b)スタッ ド及 びナッ ト:締 付トル ク、 損傷 (c)エンジ ン内 部:( レシプ ロ・エ ンジ ン)シ リンダ の圧 縮圧力 点検、 スク リ ー ン及び サン プ・ド レン・ プラグ の金 屑又は 異物、 圧縮 圧力の 低い場 合は内 部 の 状態 (d)エンジ ン・ マウン ト:亀 裂、取 付け のゆる み (e)ショッ ク・ マウン ト・ラ バー: 劣化 、状態 (f)エンジ ン操 作系統 :損傷 、作動 範囲 、安全 線 (g)配管、 ホー ス及び クラン プ:漏 れ、 状態 (h)排気管 :亀 裂、取 付け (i)補機: 取付 け (j)すべて の系 統:取 付け、 状態 (k)カウリ ング :亀裂 、損傷 (5)着 陸装置 関係 (a)すべて の部 品:状 態、取 付け (b)緩衝装 置: オレオ の作動 油量 (c)リンク 、ト ラス及 び構成 部材: 摩耗 、疲労 、変形 (d)脚引込 み及 びロッ ク機構 :作動 (e)油圧配 管: こすれ 、作動 油の漏 れ (f)電気系 統: こすれ (g)車輪: 亀裂 、損傷 、ベア リング の状 態 (h)タイヤ :摩 耗 (i)ブレー キ: 調整 (j)フロー ト及 びスキ ー:取 付け、 損傷 (6)翼 及び胴 体中 央部の すべて の構成 部品 の一般 的な状 態、 羽布又 は外板 の劣化 、 ねじ れ、ゆ がみ 、破損 の徴候 、取付 けの ゆるみ 及び構 成部 品の作 動を点 検する 。 (7)尾 部のす べて の構成 部品及 び系統 につ いて一 般的な 状態 、羽布 又は外 板の劣 化、 ねじ れ、ゆ がみ 、破損 の徴候 、取付 けの ゆるみ 及び構 成部 品の作 動を点 検する 。 (8)プ ロペラ 関係 (a)プロペ ラ・ アセン ブリー :亀裂 、刻 み目、 曲り、 滑油 漏れ (b)ボルト :締 付トル ク、安 全線 (c)防氷装 置: 作動、 損傷 (d)制御装 置: 作動、 取付け 、行程 (9)無 線機器 関係 (a)ラジオ 及び 電子装 備品: 取付け 、ゆ るみ (b)配線及 び導 管:経 路、取 付け、 損傷 (c)結合及 び絶 縁:取 付け、 状態 - 77 - (d)アンテ ナ: 取付け 、状態 、作動 (10)その 他の系 統に ついて は、装 置及 び作動 を点検 する。 (11)回転 翼航空 機に あって は、当 該製 造者の 定めた 取扱要 領に 従って 、以下 の系 統を点 検する 。 (a)ドライ ブ・ シャフ ト又は 同様の 系統 (b)トラン スミ ッショ ン (c)主回転 翼 (d)補助回 転翼 3-2 年次点 検と同 等以 上の整 備 (1)航 空機の 製造 者が、 航空機 の設計 に基 づき耐 空性を 維持 するた めの整 備の方 法 とし て推奨 する 整備プ ログラ ム(Continuous Airworthiness Inspection Progr am等 )に基 づく 整備方 式 本 整備方 式が 、当局 により 承認さ れて おり、 これに 基づ く整備 が過去 1年 間継 続し て実施 され ている 場合に は、当 該整 備を3-1項 の年次 点検 と同等 以上の 整備 とみ なす。 具体 的には 、次の 航空機 を年 次点検 と同等 以上 の整備 を実施 された 航 空機 とみな す。 ① 航空 運送事 業者 が、承 認を受 けた 整備規 程に当 該整備 方式 を設定 してお り、 これに 基づく 整備 を過去 1年 間継続 して 適切に 実施し てい る航空 運送事 業の用 に 供する 航空機 ② 航空 機の使 用者 が当該 整備方 式を 設定し ている 場合に 、当 該航空 機の整 備を 受託し ている 航空 機の整 備検査 認定 (法第 20条第 1項 第2号) を受け た事業 者が、 当該整 備方式 を承 認を受 けた業 務規 程に設 定し、 これに 基づ く整備 を過去 1年 間 継続し て適切 に実 施して いる航 空機 (2)年 次点検 を分 割実施 する Progressive Inspection Program に 基づく 整備方 式 本 整備方 式が 、当局 により 承認さ れて おり、 これに 基づ き過去 1年 間にす べて の年 次点検 の項 目が適 切に実 施され てい る場合 には、 当該 整備を 3-1項の年 次点 検と 同等以 上の 整備と みなす 。具体 的に は、上 記①又 は② の事業 者が、 承認を 受 けた 整備規 程又 は業務 規程に 当該整 備方 式を設 定して おり 、これ に基づ き適切 に 実施 した整 備が これに 相当す る。 (3)そ の他当 局が 特に認 めた整 備 上 記(1)及び (2)の方 式に基 づく直 近の 整備は 、検査 を実施 する 日から 遡って 90日 以内 に実施 されて いる こと。 - 78 - 第 II部 型式証明関係 1.概 要 第 Ⅱ部に おいて は、 法第12条の型 式証 明及び 法第13条の型 式設 計変更 の検査 に関 する 一般方 針、申 請手 続き、 提出書 類等 につい て定め る。 なお、国産航空機に係る型式証明等については、サーキュラー№1-003「国産航空機の型 式証明等について」に当該部に係る業務の詳細が記載されている。 また、航空法第20条第1項第1号の能力について認定を受けたものが行う当該業務の詳細 については、前述のサーキュラー№1-003及びサーキュラー№2-001「事業場認定に関する 一般方針」を参照すること。 2.定義 型式証明の範囲には、次のものが含まれる。 (1)適用基準への適合性が示された航空機等の形態及び設計の特徴を定義するために必要な 図面、仕様書及びそれらの一覧 (2)定義された航空機の形態への一致を実現するために必要な、材料、加工及び製造工程 /検査手順 (3)航空法施行規則第5条の5で指示する整備手順書について適用基準への適合性の証明が 必要な部分(耐審第7章で要求する耐空性を継続するための指示書) (4)その他、耐空性、環境適合性を保証するために必要な全ての事項 「型式証明」は、型式証明の設計、運用限界、TCデータ・シート、適用基準が含まれ る。 3.型式証明の意義 型 式証明 を受け た型 式の航 空機に つい ては、 耐空証 明にお ける 設計、 製造過 程及 び現 状につ いての 検査 のうち 、設計 及び 製造過 程の検 査の一 部が 省略さ れる。 更 に、国 産航空 機に ついて は国の 認定 を受け た製造 者が製 造及 び完成 後の検 査を 行っ た場合 、また 、輸 入航空 機につ いて は検査 の基準 及び手 続き が我が 国と同 等以 上と 認めら れる外 国が 当該基 準及び 手続 きに基 づき証 明した 場合 は、設 計、製 造過 程に 加え、 現状に つい ての検 査も一 部省 略され る。 (注 )1.国 産航空 機の 場合、 原則と して 型式証 明を取 得する もの とする 。 2.耐 空証明 の検 査省略 の詳細 は、 「I.耐 空証明 関係」 を参 照。 3.輸 出国に おけ る我が 国と同 等以 上の検 査の基 準及び 手続 きの内 容につ いて は 、輸出 国と 我が国 との当 局間 で締結 する航 空機等 の証 明に係 る相互 承認 協 定等に よる 。 - 79 - 4.型 式 証 明 の 申 請 区 分 別 の 提 出 書 類 及 び 検 査 の 概 要 4-1 国産航 空機等 ( 輸入航 空機で あっ て、外 国が型 式証 明を行 ってい ない又 は行 う予定 が不明 の航 空機を 含む) (1)提 出書類 型 式証明 申請 書に添 付すべ き書類 の内 容は、 以下の とお りとす る。 (a)設計計 画書 以下の 事項 を記載 するこ と。 a.概要 b.動力装 置に 関する 事項 c.性能に 関す る事項 d.主要構 造に ついて の概略 の説明 e.装備に 関す る事項 f.特殊な 製作 方法が あれば その説 明 g.試験に 関す る事項 (b)設計書 下記 は、設 計書 の例で あるが これ らに限 られる もので はな い。 a.重 量算定 、重 心位置 計算書 b.性 能計算 書 c.安 定性及 び操 縦性計 算書 d.基 礎荷重 計算 書及び 同強度 計算 書 e.疲 労荷重 計算 書及び 同強度 計算 書 f.騒 音値又 は発 動機排 出物値 の計 算書 g.発 動機、 プロ ペラそ の他の 重要 な装備 品の仕 様書 h.各 種系統 (操 縦、操 作、電 気、 計器、 吸排気 、冷却 、燃 料、滑 油、高 圧油、 空 気圧、 真空 、空気 調和、 防除 氷、消 火、酸 素、無 線、 航法装 置等) の負 荷 解析、 強度 計算、 性能算 定、 主要線 図(ブ ロック ダイ ヤグラ ム)、 仕様、 FAILURE ANALYSIS等 の設計 資料 i.在 来のも のと 異なる 特殊な 構造 や装備 品が使 用され る場 合は、 それら に関 す る設計 資料 j. 各種 の試 験及び 測定方 案並び にこ れらの 成績及 び結 果を記 載した 書類。 例 と して強 度・ 疲労試 験、地 上・ 飛行試 験及び 騒音・ 発動 機排出 物測定 等が あ る。 (c)図面目 録 図面目 録は 、申請 に係る 航空機 の型 式の設 計に関 する すべて の図面 番号、 名 称 等を含 むも のであ ること 。 - 80 - (d)設計図 面 設計図 面と は、三 面図を いう。 (e)部品表 航空機 の型 式設計 に含ま れる、 すべ ての標 準装備 品及 び航空 機の使 用者が 運 航 方式等 に応 じて随 意に装 着する 任意 装備品 の部品 につ いて、 部品名 、部品 の 型 式、製 造者 名、重 量、機 体の重 心基 準線に 対する 位置 、承認 規格名 等を各 部 品 に対し て記 載する こと。 (f)製造計 画書 下記の 事項 を記載 するこ と。 a.申請に 係る 航空機 及びそ の構成 品等 の製造 場所及 び主 要下請 製造者 名 b.申請に 係る 航空機 及びそ の構成 品等 の製造 の日程 (g)仕様書 仕様書 とは 次の事 項を記 載した 書類 をいう 。 a.申請に 係る 航空機 の種類 、等級 及び 型式 b.発動機 、プ ロペラ 又は回 転翼の 型式 及び数 c.申請に 係る 航空機 の製造 者の氏 名及 び住所 (法人 にあ っては 名称及 び主た る 事務所 の所 在地) d.耐空類 別及 び法第 10条4項( 法第 10条の 2第 2項 におい て準 用する 場合を 含 む。) の基 準及び 耐空性 審査要 領の 準拠年 月日 e.操縦面 の舵 角範囲 を含む 申請に 係る 航空機 の主要 諸元 f.最大離 陸重 量、最 大着陸 重量、 重心 許容範 囲、重 量分 布、床 面強度 等の重 量 及び重 心位 置に関 する説 明及び 必要 な図表 g.制限荷 重倍 数 h.超過禁 止速 度、常 用運用 限界速 度、 着陸装 置操作 速度 等の対 気速度 に関す る 限界 i.錐揉等 曲技 飛行、 その他 申請に 係る 航空機 に特有 な許 容でき る飛行 特性 j.運用高 度限 界又は 自動回 転着陸 高度 限界 k.出力又 は推 力、発 動機回 転速度 、回 転翼航 空機に あっ ては回 転翼回 転速度 、 発動機 が有 効に運 転でき る大気 温度 等動力 装置の 運転 に関す る諸元 及び必 要 な図表 l.燃料等 級、 滑油規 格 m.燃料、 滑油 等の総 容量、 使用不 能量 n.特殊装 備品 の型式 、数、 使用方 法及 びそれ らを装 備し た場合 の各種 限界並 び に必要 な図 表 o.装備品 及び 部品の 種類( 標準装 備品 及び任 意装備 品に ついて の名称 及び規 格 若しく は仕 様) - 81 - p.横風速 度限 界 q.搭乗者 限界 r.水上条 件限 界 s.該当製 造番 号 t.必要な 標識 及び掲 示板 u.構造部 材の 安全寿 命 v.騒音値 w.発動機 排出 物値 ( 注)航 空機 の等級 とは、 陸上単 発、 陸上多 発、水 上単 発、水 上多発 の区分 を いう。 (h)飛行規 程 規則第 5条 の4に掲 げる事 項を記 載す ること 。作成 方法 等につ いては 、「耐 空 証 明関係 の付 録I-2」を 参照。 (i)整備手 順書 規則第 5条 の5に掲 げる事 項を記 載す ること 。作成 方法 等につ いては 、「耐 空 証 明関係 の付 録I-3」を 参照。 (j)航空機 の重 量及び 重心位 置の算 出に 必要な 事項を 記載 した書 類 以下の 事項 を記載 するこ と。た だし 、当該 事項が 飛行 規程に 記載さ れてい る 場 合は、 あら ためて 作成す る必要 はな い。 a.航空機 の自 重及び 重心位 置 b.装備品 の名 称、重 量及び 重心位 置 c.燃料タ ンク の使用 可能量 及び重 心位 置 d.その他 (k)規則第39条の4第1項の規定により検査の確認をした旨を証する書類 (規則第18条第2項第2号に掲げる航空機に限る。) (l)その他 参考 事項を 記載し た書類 (2)検査の概要等 (a)申請 申請者 は、 航空法 施行規 則第17条第 2項 の区分 2に 従っ て、型 式証明 申請書 の 添 付書類 を所 定の時 期まで に国土 交通 省航空 局安全 部航 空機安 全課( 霞ヶ関 ) に 提出し なけ ればな らない 。 (b)型式証明の基準 - 82 - 申請の あっ た型式 の証明 に適用 され る基準 は、航 空法 施行規 則付属 書第1 、 第 2及び 第3 に規定 する以 下の基 準で ある。 航空法 施行 規則付 属書第 1の基 準へ の適合 性を証 明す るため の要領 又は方 法 に ついて は、 原則と して、 当該型 式証 明の申 請が受 理さ れた時 点で有 効な耐 空 性 審査要 領を 適用す る。 但し、 当該 型式機 の設計 に新技 術あ るいは 特殊な 設計 の採用 などが あって 、 当 該要領 の全 てある いは一 部の適 用が 困難で あるか 又は 合理性 に欠け る場合 に は 、特別 要件 、適用 除外又 は同等 安全 性の証 明を設 定す ること がある 。 また、 安全 性の基 準への 適合性 を証 明する 上で必 要が 生じた 場合に は、改 め て 申請書 の受 理後に 改訂さ れた最 新の 要領又 は方法 を適 用する ことが できる 。 4-2 輸入航 空機( 航空 機の型 式の設 計に ついて 国際民 間航空 条約 の締約 国たる 外国 が 型式証 明その 他の 行為を した航 空機 ) 航空機 の型式 の設 計につ いて( 国際 民間航 空条約 の締約 国た る)外 国へ型 式証 明 その他 の行為 の申 請をし ている 航空 機(国 際共同 開発機 等) の場合 は、当 該外 国 当局と の協議 ・調 整によ り、必 要に 応じ 4-1項に 掲げる 提出 書類の 追加を 求め る ことが ある。 (1)提 出書類 型 式証明 申請 書に添 付すべ き書類 の内 容は原 則、以 下の とおり である 。 (a)航空機 が法 第10条 第4項の基 準( 耐空性 並びに 騒音及 び発 動機の 排出物 の基 準 )に適 合す ること を証明 するに 足る 書類及 び図面 (b)当該国 の政 府機関 で発行 した、 当該 国が型 式証明 その 他の行 為をし たこと を 証 明する 書類 (c)図面目 録 (d)部品表 (e)仕様書 (f)飛行規 程 (g)整備手 順書 (h)航空機 の重 量及び 重心位 置の算 出に 必要な 事項を 記載 した書 類 (i)その他 参考 事項を 記載し た書類 (2)検 査の概 要等 (a)申請 a.申請者 は当 該航空 機の原 型式証 明の 保有者 又は原 型式 証明を これか ら取得 し ようと する 者とす る。商 社等の 代行 手続き は認め られ るが、 検査は 上記の 者 が受け るこ とにな る。 b.申請者 は当 該型式 設計に 責任を 持た なけれ ばなら ない 。 c.申請は 原則 、設計 国の当 局を通 して 行う。 - 83 - d.飛行規 程を 除き、 申請添 付書類 は日 本語又 は英語 とす る。 e.飛行規 程に ついて は、「 耐空証 明関 係」の 付録I-2に よる 。 (b)型式証 明の 基準 a.申請者 は航 空機の 概要、 証明方 法、 設計上 又は証 明に 当たっ ての特 記事項 等 につい て説 明を行 う。 b.耐空性 に係 る基準 は、原 設計国 が当 該型式 証明の 申請 を受理 した時 に有効 で あった 我が 国の耐 空性基 準又は 、原 設計国 が適用 した 耐空性 基準と する。 我が国 が独 自に特 別要件 及び特 別付 加要件 を規定 する 場合に は、設 計国の 当 局及び 申請 者と協 議の上 、決定 する 。 『特別 要件 』(Special Conditions) とは 、新し く特 異な航 空機の 設計に 対 して安 全性 確保の 見地か ら、輸 入国 の基準 に追加 して 、又は 基準の 一部を 変 更して 設定 された 耐空性 の基準 であ る。 『特別 付加 要件』 (Additional Special Requirements) とは 、輸入 国と輸 出 国の基 準の 一部に 相違が ある等 の理 由によ り、輸 入国 の基準 に適合 させる た め、輸 出国 の基準 もしく は仕様 に追 加して 、又は これ らを変 更して 設定さ れ た耐空 性及 び環境 に係る 基準で ある 。 c.環境( 騒音 及び発 動機排 出物) に係 る基準 は、ICAO Annex16第1巻及び 第2巻 の標準 であ る。 d.プラカ -ド 表示は 日本語 とする 。 ただし 、航 空法の 一部を 改正す る法 律(平 成11年 法律 第72号 )によ る改正 前 の航空 法に おける 定期航 空運送 事業 者等の 航空機 にお いては 、非常 脱出、 保 安装備 品等 に関す るプラ カ-ド 以外 は英語 でもよ い。 (サー キュ ラーNo.1-008 参 照) (c)検査の 概要 検査は 、設 計国の 当局の 証明を 活用 して行 われ、 設計 国当局 の要件 、検査 の 内 容に応 じて 一部省 略され る。 a.設計の 検査 ・Compliance Check List によ り、 基準へ の適合 性の 証明状 況の確 認 ・設計 国当 局の証 明の際 のTC Board Minutes、Issue Paper 、Flight Manu al, Airworthiness Limitation等 に関す る資料 の点 検 ・Compliance Check List に示 され ている 設計国 当局 の証明 資料の 確認 b.製造過 程の 検査 ・製造 国の 当局に よる製 造過程 への 関与の 具体的 方法 、製造 者によ る品質 保 証の 方法 等の確 認 ・我が 国へ の輸出 に当た って、 製造 者及び 製造国 の当 局が行 う検査 等の要 件 の確 認。 ・製造 施設 等の確 認(必 要と認 めら れる場 合に限 る。 ) c.現状の 検査 - 84 - 当該 型式 の航空 機につ いて、 完成 後の外 観検査 、地 上試験 及び飛 行試験 を 行う。 試験 は設 計国の 当局の 証明を 活用 し、P FTP (Production Flight Test Procedure) の内 、必要 な項目 を実 施する 。 d.その他 型式 証明 デ-タ ・シ- トを作 成す る。 提出 され た飛行 規程の 内容を 確認 し、承 認を行 う。 (d)証明書 の交 付 4-3 輸入航 空機で あっ て、我 が国の 耐空 証明を 受けた ことの ある 型式の 航空機 (1)提 出書類 4-2(1)に 掲げ る提出 書類と 同じ。 た だし、 図面 目録、 部品表 、仕様 書、 飛行規 程、日 本語 プラカ ードを 記載し た 書類 以外の 書類 につい ては、 当該航 空機 の耐空 証明時 に同 様のも のが提 出され て いれ ば再度 提出 する必 要はな い。 (2)検 査の概 要 (a)申請 4-2(2) (a)に同じ 。 (b)型式証 明の 基準 a.我が国 が当 該型式 の航空 機に対 し、 耐空証 明を行 った 時に適 用した 基準を 基 本とす る。 b.環境( 騒音 及び発 動機排 出物) に係 る基準 は、ICAO Annex 16 第1巻及 び第 2巻 の標準 であ る。 (c)検査の 概要 a.設計の 検査 4-2(2) (c)a.に 同じ。 ただ し、 当該航 空機の 耐空証 明検 査時に 確認し たも のにつ いては 、省略 す る。 b.製造過 程の 検査 4-2(2) (c)b.に 同じ。 ただ し、 当該航 空機の 耐空証 明検 査時に 確認し たも のにつ いては 、省略 す る。 c.現状の 検査 4-2(2) (c)c.に 同じ。 ただ し、 当該航 空機の 耐空証 明検 査時に 確認し たも のにつ いては 、省略 す る。 - 85 - d.その他 4-2 (c)d.に 同じ。 (d)証明書 の交 付 - 86 - (参考 1)型 式証明 にお ける発 動機及 びプ ロペラ の取扱 い (1)取扱 指針 我が 国の航 空法 上、発 動機及 びプロ ペラ は型式 証明の 対象 ではな く、航 空法施 行 規則第 14条の 規定 により 装備品 等型式 承認 (以下 「型式 承認 」とい う。) の対象 で ある。 航空 機の型 式証 明取得 にあた っては 、そ の装備 品であ る発 動機及 びプロ ペラに 関 して当 該適用 基準 (安全 性基準 及び該 当す る場合 には発 動機 排出物 基準) に適合 し ている ことの 検査 が必要 である が、こ の場 合、航 空法上 、発 動機及 びプロ ペラを 含 め型式 承認の 取得 が義務 でない ため、 次の いずれ かの取 扱い が必要 になる 。いず れ を選択 するか は、 航空機 の型式 証明申 請者 と発動 機又は プロ ペラの 設計者 との間 で 調整を 行った 上、 決定す ること が必要 であ る。 (a)発 動機又 はプ ロペラ の設計 者が型 式承 認を別 途申請 する 。 航 空機の 設計 者は型 式承認 が取得 され た発動 機及び プロ ペラを 装備す る航空 機 とし て型式 証明 を取得 する。 (b)航 空機の 設計 者が当 該航空 機に装 備さ れる発 動機及 びプ ロペラ を含め 航空機 の 型式 証明を 申請 する。 こ の場合 、型 式証明 の申請 者が発 動機 及びプ ロペラ の評 価のた め必要 となる 証 明書 類を提 出し なけれ ばなら ない。 (2)提出 書類 上記 (a)の場合 、4項に おける 発動機 又は プロペ ラの適 合性 の証明 に関す る書類 の 提出は 必要と しな い。 (注 )1.発 動機 及びプ ロペラ が国産 の場 合、原 則とし て型 式承認 を取得 するこ と と する 。 2.型 式承 認の方 法等に ついて は、 サーキ ュラー No.1-004を 参照。 - 87 - (参考 2)ラ イセン ス生 産航空 機の型 式証 明 (1)取扱 指針 我が 国の製 造者 が、外 国の設 計者と の間 でライ センス 生産 の契約 を結び 、当該 設 計者が 設計し た航 空機を 製造す る場合 の、 当該航 空機の 型式 証明に ついて は、次 の いずれ かの取 扱い となる 。 しか しなが ら、 いずれ を適用 するか は、 我が国 製造者 と外 国設計 者との 契約関 係、 我が国 当局と 外国 当局と の証明 当局と して の責任 関係等 を検 討した 上で決 定すべ き もので あるの で、 事前の 調整が 必要で ある 。 (a)輸 入航空 機と しての 型式証 明の取 得 当 該外国 の設 計者が 申請者 となり 、輸 入航空 機とし て我 が国の 型式証 明を取 得 する 。 設 計の一 部を 我が国 の製造 者が変 更す る場合 の当該 設計 変更に ついて は、当 該 製造 者が追 加型 式設計 の承認 (STC)を 取得す るもの とする 。 (b)国 産航空 機と しての 型式証 明の取 得 当 該我が 国の 製造者 が申請 者とな り、 国産航 空機と して 我が国 の型式 証明を 取 得す る。 (2)提出 書類 上記 の選択 によ り、4-1 項、 4-2 項 が適 用され る (注) 既に我 が国 の型式 証明を 取得 してい るライ センス 生産 航空機 につい ては、 従 来通り の取 扱いを 継続し て行 う。 - 88 - 5.型 式 設 計 変 更 5-1 型式設 計変更 の取 扱い 型式証 明を受 けた 者は、 型式証 明を 受けた 航空機 の設計 の変 更をし ようと する 時 は、国 土交通 大臣 の承認 を受け る必 要があ る。( 法第13条) 型式設 計変更 の分 類 とその 承認に つい て、以 下のよ うに 取扱う 。 なお、 型式設 計変 更は、 2.定義 の型 式証明 の範囲 に含ま れる 部分に 係わる 変更 で 、航空 機の仕 様、 運用に 係る限 界、 装備を 含む形 態の変 更及 び追加 等であ るが、 型 式証明 等の申 請書 の添付 資料の 変更 及び当 該検査 におい て検 査を受 けた製 造の 工 程の変 更等は 、こ れに該 当する 。 (1)型 式設計 変更 の承認 型 式設計 変更 につい ては、 以下の よう に承認 を行う 。 な お、新 規製 造機に 対し型 式設計 変更 を行う 場合は 、耐 空証明 検査完 了まで に、 承認 を受け る必 要があ る。 (a)国産航 空機 等 承認を 受け なけれ ばなら ない。 なお、航空法第20条第1項第1号の能力について認定を受けたもの(設計検査認定事 業場)が確認を行った当該変更は、同法第13条第4項の規定より国土交通大臣の承認 を受けたものとみなされ、国の検査の対象とならない。 (b)輸入航 空機 設計国 の当 局(権 限を委 譲され たも のを含 む)が 当該 設計変 更につ いて承 認 を 行って いる 、又は 行うこ とが必 要で ある。 その上 で、 *「大 変更」 :承 認を受 けなけ れば ならな い。 *「小 変更」 :大 変更以 外で次 に掲 げるも のにつ いては 承認 を受け なけれ ばな らない 。 a.TCデ ータ・ シート の変 更(製 造番号 の追 加を除 く)に 係るも の b.飛行 規程の 限界事 項の 変更に 係るも の c.客室 仕様の 重大な 変更 d.日本 の特別 要件及 び特 別付加 要件に 影響 を及ぼ す変更 e.航空 法施行 規則第 22条 の2第1項第1号又 は第 2号 に該当 する変 更 f.その 他上記 に準じ る変 更 それ 以外の ものに つい ては、 設計国 の当 局経由 で届出 を行う 。 (事後 でもよ い。) 詳細 につい ては、 設計 国の当 局及び 型式 証明保 有者と 調整の う え決定 される 。 *:輸入航空機における型式設計変更の分類 輸入航空機の型式設計変更を以下のように大変更と小変更に分類する。 - 89 - 「大変更」:小変更以外の変更 「小変更」:重量、強度、動力装置の機能、飛行性その他の航空機の耐空性に重大 な影響を及ぼさない変更 5-2 提出書 類 当該設 計変更 及び 変更に よって 影響 を受け る航空 機の設 計に ついて 、型式 証明 の 場合に 準じて 書類 を提出 する。 5-3 検査の 概要等 (1)申 請 (a)申請者 は、 当該型 式の航 空機の 型式 証明を 保有し てい る者と する。 代理人 に よ る手続 きは 可能で ある。 (b)輸入機 の場 合、原 則とし て、申 請は 設計国 の当局 を通 して行 う。 (c)申請書 、申 請添付 事項に ついて は、 型式証 明の場 合に 準じる 。 (2)型 式設計 変更 の基準 既 に型式 証明 を受け たこと のある 型式 (型式 証明を 受け たこと のある 型式と 同 一の 系列に 属す る型式 の航空 機の型 式証 明を含 む)の 設計 変更を 行う場 合には 、 当該 設計変 更の 申請が 行われ た時点 で有 効な最 新の耐 空性 審査要 領等を 適用す る。 た だし、 当該 型式設 計変更 が派生 型航 空機の 追加に 該当 する場 合等は 、変更 に よっ て影響 を受 ける装 備品又 は部位 に直 接関係 する最 新の 耐空性 審査要 領等の 適 用の 可能性 につ いて、 申請者 及び設 計国 の当局 (輸入 機の 場合) と協議 の上、 決 定す る。 (3)検 査の概 要 型 式証明 の場 合に準 じて検 査を行 う。 輸 入機の 場合 、原則 、書類 により 検査 を行う が、必 要と 認めら れる場 合には 、 実機 検査を 行う 。 飛 行規程 の変 更があ る場合 には、 提出 された 飛行規 程の 内容を 確認し 、承認 を 行う 。 (4)証 明書等 の交 付 型 式設計 変更 の承認 を行っ た場合 の証 明書の 交付に つい ては、 以下の ように 取 扱う 。(規 則第 22条) (a)国産航 空機 等 申請者 に対 し、新 たに型 式証明 書を 交付す る。 (b)輸入航 空機 の場合 ・大変 更の場 合 - 90 - 申請者 に対 し、新 たに型 式証明 書を 交付す る。 ・小変 更の場 合 5-1(1)(b)のa.~f.の 規定に よる 変更を 除き、 届出に よる ので承 認書は 交付 し ない。 5-4 サ-ビ ス・ブ レテ ィン( SB)の 取扱 い 我が国 の型式 証明 を取得 した型 式の 航空機 に対す るSBを 以下 のよう に取扱 う。 (1)承 認対象 のSB (a)国産航 空機 等 従来通 り、 サーキ ュラー №1-013に基づ いて承 認対象 を判 断する 。 (b)輸入航 空機 輸入航 空機 の型式 設計変 更の分 類が 「大変 更」に 該当 するSBを承認 の対象 と す る。た だし 、設計 国の当 局(権 限を 委譲さ れたも のを 含む) が当該 SBにつ い て 承認を 行い 、かつ 、当該 SBに係 る型 式設計 変更に つい て国土 交通大 臣の承 認 を 受けた もの につい ては、 承認し たも のとみ なす。 (2)承 認の申 請、 承認後 の手続 き (a)国産航 空機 等 従来通 りの 手続き とする 。(サ ーキ ュラー №1-013を 参照 ) (b)輸入航 空機 承認が 必要 である 場合に は、国 産航 空機の 場合に 準じ る。 (注) 環境適 合性 の基準 への適 合性 当該SBを実 施後の 航空機 又は 発動機 が騒音 又は発 動機 排出物 に影響 を及 ぼ すおそ れの ある場 合は、 それ につい ての適 合性の 判断 を行う ことが 必要 で ある。 6.型 式 証 明 関 係 手 続 き 6-1 型式証 明申請 書、 型式設 計変更 申請 書及び 型式設 計変更 届出 書の記 載要領 並び に 申請等 書類の 提出 先 (1)申 請書の 記載 要領 (a)型式証 明申 請書 a.申請者 の住 所又は 主たる 事務所 の所 在地及 び氏名 又は 名称 当該 航空 機の原 型式証 明の保 有者 又は原 型式証 明を これか ら取得 しよう と する者 につ いて記 入する 。 - 91 - 代行 手続 きの場 合には 、当該 代行 者の当 該事項 につ いても 合わせ て記入 す る。 b.航空機 の種 類、型 式、製 造番号 、耐 空類別 、適用 され る法第 10条第 4項 の基 準、設 計者 氏名又 は名称 、設計 者住 所、製 造者氏 名又 は名称 、製造 者住所 検査 を受 ける航 空機及 び検査 を受 ける際 に提出 する 書類と 整合す るもの で なけれ ばな らない 。 (b)型式設 計変 更申請 書及び 型式設 計変 更届出 書 a.申請者 の住 所又は 主たる 事務所 の所 在地及 び氏名 又は 名称 当該 航空 機の型 式証明 の保有 者に ついて 記入す る。 代行 手続 きの場 合には 、当該 代行 者の当 該事項 につ いても 合わせ て記入 す る。 b.航空機 の種 類、型 式、型 式証明 書番 号、製 造番号 、耐 空類別 、適用 される 法 第10条 第4項の 基準、 設計者 氏名 又は名 称、設 計者住 所、 製造者 氏名又 は名 称、製 造者 住所 検査 を受 ける航 空機及 び検査 を受 ける際 に提出 する 書類と 整合す るもの で なけれ ばな らない 。 c.変更事 由 設計変 更が 必要と なった 事由を 記入 する。 (2)申 請書の 提出 先 東 京都千 代田 区霞が 関2- 1-3 国 土交通 省航 空局安 全部航 空機安 全課 ( 電話) 0 3- 525 3-8 73 5 - 92 - 6-2 申請等 書類の 提出 から検 査、型 式証 明書類 の交付 までの 流れ (1)型 式証明 事 前調整 ・ 担当官 と検査 スケ ジュー ルにつ いて も調整 を行う こと。 申 請書の 提出 ・ 必ずし もこ の時点 で、関 係書 類は添 付しな くてよ い。 型 式証明 の基 準の決 定 ・ 申請 者及び 設計国 の当局 (外 国の型 式証明 を有 する 場合) と調整 の上、 決定 する。 ( 特別 要件等 を含む ) 関 係書類 の提 出 ・調整 された スケ ジュ- ルに従 って 、書類 を提出 する。 検 査の実 施 ・書類 検査、 立会 検査、 実機検 査を 実施す る。 経 済産業 大臣 への意 見聴取 型 式証明 書の 交付 ・合 わせ て、飛 行規程 の承認 を行 う。 - 93 - (2)型 式設計 変更 事 前説明 ・ 担当検 査官と 検査 スケジ ュ-ル につい ても 調整を 行うこ と。 申 請書の 提出 ・必ず しもこ の時 点で、 関係書 類は 添付し なくて よい。 設 計変更 承認 の 基 準の決 定 関 係書類 の提 出 ・派 生型航 空機 の追加 に該当 する 場合は 申請者 及び 設 計国の 当局 と調整 の上、 決定 する。 ・調 整さ れたス ケジュ -ルに 従っ て、書 類を提 出す る。 検 査の実 施 ・書 類検 査、必 要に応 じて立 会検 査、実 機検査 を実 施 する 。 経 済産業 大臣 への意 見聴取 型 式証明 書の 交付 又 は承認 書の 交付 ・飛行 規程 の変更 又はSBの作 成を行 う場合 には、 合わ せて 、飛行 規程又 はSBの承認 を行う 。 7.型 式 証 明 保 有 者 の そ の 他 の 業 務 型 式証明 保有者 は以 下の業 務につ いて も、実 施する ことが 必要 である 。 (1)型式 設計変 更の 承認の 取得( 法第13条) (2)運航 中の航 空機 に関す る不具 合等情 報の 収集、 当局へ の情 報の提 供 (3)設計 、製造 に関 する不 具合等 が発生 した 場合の 技術対 策等 の是正 措置 (4)デ- タ(設 計デ -タ、 図面、 試験報 告書 、航空 製品の 検査 証明書 )の維 持、保 管 (5)マニ ュアル の作 成、改 定、保 管及び 航空 機の使 用者へ の提 供 (6)耐空 性の継 続( 耐空性 の維持 に関す る取 扱手順 書の提 供、 改定を 含む) - 94 - 第Ⅲ部 追加型式設計の承認関係 1.概 要 第 Ⅲ部に おいて は、 法第13条の2の追 加型 式設計 承認( STC)に 関する 一般的 方針、 申請 手続き 、提出 書類 等につ いて定 める 。 2.追 加 型 式 設 計 承 認 の 適 用 範 囲 と 意 義 2-1 適用範 囲 型式証 明を受 けた 航空機 の設計 変更 を行う 場合は 、その 変更 の程度 にかか わら ず 、追加 型式設 計承 認の申 請を行 うこ とがで きる。 2-2 意義 追加型 式設計 承認 を受け た設計 変更 がなさ れた航 空機に つい ては、 型式証 明を 受 けた航 空機の 設計 と同様 の効果 をも たらす 。即ち 、追加 型式 設計承 認を受 けた 設 計変更 がなさ れた 航空機 につい ては 、修理 改造検 査又は 耐空 証明に おける 当該 設 計変更 に係る 設計 、製造 過程及 び現 状につ いての 検査の うち 、設計 及び製 造過 程 の検査 の一部 が省 略され る。 更に、 国産航 空機 につい ては、 当該 追加型 式設計 承認に 係る 作業を 含む航 空機 の 製造及 び完成 後の 検査の 能力に つい て国の 認定を 受けた 製造 者が製 造及び 完成 後 の検査 を行っ た場 合、ま た、輸 入航 空機に ついて は、検 査の 基準及 び手続 きが 我 が国と 同等以 上と 認めら れる外 国が 当該基 準及び 手続き に基 づき証 明した 場合 は 、設計 、製造 過程 に加え 、現状 につ いての 検査も 一部省 略さ れる。 また、 追加型 式設 計承認 による 改修 作業は 型式証 明保有 者の SBによ る改修 作業 と 同等に 取扱う 。即 ち、認 定事業 場で 改修を 実施、 確認す るこ とがで き、修 理改 造 検査を 受検す る場 合にも 、計画 の検 査が省 略され る。ま た、 当該改 修が軽 微な も のであ る場合 には 、小修 理とし て取 扱うこ ととす る。 ( 小修理 として の取 扱いに ついて は、 Ⅳ.2-1(2)(e)を参照 。) 3.追 加 型 式 設 計 承 認 の 申 請 区 分 別 の 提 出 書 類 及 び 検 査 の 概 要 3-1 追加型 式設計 につ いて国 際民間 航空 条約の 締約国 たる外 国が 承認そ の他の 行為 を してい ないも の ( 通常は 、国内 の事 業者が 自ら設 計し た追加 型式設 計が該 当す る。) (1)提 出書類 追 加型式 設計 承認申 請書に 添付す べき 書類の 内容は 、原 則型式 証明に 準じ、 以 下の 通りと する 。 (a)追加型 式設 計に係 る設計 計画書 以下の 事項 を記載 するこ と。 a.追加型 式設 計の目 的、用 途、特 徴等 b.追加型 式設 計が適 用され る航空 機の 耐空類 別、型 式、 製造番 号 - 95 - c.追加型 式設 計責任 者の氏 名、及 び設 計に関 して当 局と の連絡 を主に 行う者 の 氏名 d.設計、 製造 、改修 等に関 する概 略の 日程 e.主要部 品及 び主要 部品の 製造者 名 f.追加型 式設 計の概 要の説 明 g.特殊な 製作 方法が あれば その概 要説 明 h.試験に 関す る事項 強度試 験、 機能試 験、飛 行試験 、騒 音の測 定、発 動機 排出物 の測定 等に関 し て場所 、施 設、使 用機器 、日程 等を 含む概 要説明 ( 注)追 加型 式設計 計画書 は当局 が実 際の検 査を行 う前 に設計 の概略 を知る こ とを 目的 とした もので ある。 一括 して提 出する のが 望まし いが、 まとま っ たも のか ら逐次 提出し ても差 し支 えない 。 記 載内 容は、 設計の 進捗に 伴い 変更さ れる場 合が ありう るが、 何らか の 方法 で当 局に連 絡され ている 限り 、強い て本書 を変 更する 必要は ない。 (b)設計書 以下の 書類 のうち 、当該 追加型 式設 計が航 空機の 型式 設計に 影響を 及ぼす も の につい て作 成し、 提出す ること 。 作成に あた り、航 空機の 製造者 等の デ-タ を使用 する 場合は 、その 出処を 明 確 にする こと 。 a.重量算 定、 重心位 置計算 書 b.性能計 算書 c.安定性 及び 操縦性 計算書 d.基礎荷 重計 算書及 び同強 度計算 書 e.疲労荷 重計 算書及 び同強 度計算 書 f.騒音値 又は 発動機 排出物 値の計 算書 g.追加型 式設 計に係 る装備 品の仕 様書 h.各種系 統( 操縦、 操作、 電気、 計器 、吸排 気、冷 却、 燃料、 滑油、 高圧油 、 空気圧 、真 空、空 気調和 、防除 氷、 消火、 酸素、 無線 、航法 装置等 )の負 荷 解析、 強度 計算、 性能算 定、主 要線 図(ブ ロック ダイ ヤグラ ム)、 仕様、 FAILURE ANALYSIS等の設 計資料 i.在来の もの と異な る特殊 な構造 や装 備品が 使用さ れる 場合は 、それ らに関 す る設計 資料 (c)図面目 録 追加型 式設 計に関 するす べての 図面 番号、 名称等 を含 む目録 である こと。 (d)設計図 面 追加型 式設 計に関 する図 面をい う。 - 96 - (e)部品表 当該追 加型 式設計 に含ま れる部 品に ついて 部品名 、部 品番号 、製造 者名を 記 載 するこ と。 標準部 品の製 造者名 は除 く。 (f)製造計 画書 下記の 事項 を記載 するこ と。 a.部品の 製造 場所及 び主要 製造者 名 b.製造の 日程 (g)仕様書 以下の 事項 のうち 、当該 追加型 式設 計が航 空機の 型式 設計に 影響を 及ぼす も の につい て記 載する こと。 影響を 及ぼ さない ものに ついて は、 「変更 なし」 とす ること 。 a.追加型 式設 計が適 用され る航空 機の 型式及 び製造 番号 b.発動機 、プ ロペラ 又は回 転翼の 型式 及び数 c.追加型 式設 計の設 計者及 び製造 者の 氏名及 び住所 (法 人にあ っては 名称及 び 主たる 事業 所の所 在地) d.耐空類 別及 び適用 された 基準 e.操縦面 の舵 角範囲 を含む 航空機 の主 要諸元 f.重量及 び重 心位置 g.制限荷 重倍 数 h.対気速 度限 界 i.航空機 に特 有な許 容でき る飛行 特性 j.運用高 度限 界又は 自動回 転着陸 高度 限界 k.動力装 置の 運転に 関する 諸元及 び必 要な図 表 l.燃料等 級、 滑油規 格 m.燃料、 滑油 等の総 容量、 使用不 能量 n.装備品 及び 部品の 種類( 追加型 式設 計に係 るもの ) o.横風速 度限 界 p.搭乗者 限界 q.水上条 件限 界 r.必要な 標識 及び掲 示板 s.構造部 材の 安全寿 命 t.騒音値 u.発動機 排出 物値 (h)飛行規 程 規則第 5条 の4に掲 げる事 項を記 載す ること 。作成 方法 につい ては、 「耐空 証 明 関係の 付録 I-2」を参 照。 - 97 - 当該追 加型 式設計 により 変更又 は追 加とな る部分 につ いて記 載する 。 (i)整備手 順書 規則第 5条 の5に掲 げる事 項を記 載す ること 。 作成方 法に ついて は、「 耐空証 明関 係の付 録I-3」を 参照 。 当該追 加型 式設計 により 変更又 は追 加とな る部分 につ いて記 載する 。 (j)航空機 の重 量及び 重心位 置の算 出に 必要な 事項を 記載 した書 類 以下の 事項 に関し 、当該 追加型 式設 計によ り変更 又は 追加と なる部 分につ い て 記載す る。 ただし 、当該 事項が 飛行 規程に 記載さ れて いる場 合は、 当該飛 行 規 程をも って 、本書 類に代 えるこ とが できる 。 a.航空機 の自 重及び 重心位 置 b.装備品 の名 称、重 量及び 重心位 置 c.燃料タ ンク の使用 可能量 及び重 心位 置 d.その他 (k)規則第39条の4第1項の規定により検査の確認をした旨を証する書類 (規則第23条の2第2項第2号に掲げる航空機に限る。) (l)その他 参考 事項を 記載し た書類 その他 参考 事項を 記載し た書類 とは 下記の 書類を いう 。なお 、以下 の書類 の う ち、a ~l につい ては、 当該追 加型 式設計 が航空 機の 型式設 計に影 響を及 ぼ す 場合に 作成 し、提 出する こと。 作成に あた り、航 空機の 製造者 等の デ-タ を使用 する 場合は 、その 出処を 明 確 にする こと 。 a.適合性 審査 表案 b.空力及 び水 力関係 試験方 案 c.部分強 度試 験方案 d.静的強 度試 験方案 e.疲労強 度試 験方案 f.動的強 度試 験方案 g.振動試 験方 案 h.各種機 能試 験方案 i.飛行試 験方 案 j.騒音測 定方 案 k.発動機 排出 物測定 方案 l.技術通 報発 行要領 サーキ ュラ ー№1-013を参照 する こと。 m.担当検 査官 が必要 と認め た試験 方案 、試験 成績書 及び その他 の必要 資料、 並 びにMinimum Equipment List及 びConfiguration Deviation Listを 設定す る - 98 - 場合は これ らの原 案 (2)検 査の概 要等 (a)申請 a.申請者 は当 該型式 の航空 機の型 式証 明の保 有者以 外の 者で、 追加型 式設計 の 設計者 とす る。 b.申請者 は当 該追加 型式設 計に責 任を 持たな ければ なけ ればな らない 。 (b)追加型 式設 計の基 準 a.申請者 は設 計の初 期の段 階にお いて 、追加 型式設 計計 画書を 提出し 、追加 型 式設計 の概 要、証 明の方 法、設 計上 又は証 明に当 たっ ての特 記事項 等につ い て説明 を行 う。 b.追加型 式設 計の基 準は、 当該航 空機 につい て我が 国が 行った 型式証 明に適 用 した基 準と する。 ただ し、 当該追 加型式 設計が 耐空 性に及 ぼす影 響が 大きい 場合に は、変 更 によっ て影 響を受 ける装 備品又 は部 位に直 接関係 する 最新の 耐空性 基準の 適 用の可 能性 を検討 し、申 請者及 び設 計国の 当局( 輸入 STCの場合 )と協 議の 上、基 準を 決定す る。 特別 要件 、適用 除外及 び同等 の安 全性の 証明を 規定 する場 合には 、同様 に 申請者 及び 設計国 の当局 (輸入 STCの場 合)と 協議の 上、 決定す る。 (c)検査の 概要 事前に 担当 検査官 と検査 につい て調 整を行 い、証 明の 方法、 提出書 類並び に 提 出時期 、試 験への 立会い 、地上 試験 及び飛 行試験 の要 否、ス ケジュ -ル等 に つ いて決 定す る。 a.設計の 検査 ・提出 書類 により 基準へ の適合 性を 検査す る。 ・必要 に応 じて、 担当検 査官立 会の 試験を 行う。 試験 には 、static load test、 flammability test、 fire containment t est、 EMI flight and ground test 、騒 音又は 発動 機の排 出物の 測定等 が ある 。 b.製造過 程の 検査 ・必要 に応 じて、 部品の 製造・ 完成 適合検 査、改 造過 程の検 査、品 質管理 の 方法 の検 査を行 う。 c. 現 状の検 査 ・完成 後の 外観検 査並び に必要 に応 じ地上 試験及 び飛 行試験 を行う 。 d.その他 ・飛行 規程 の変更 がある 場合は 、提 出され た飛行 規程 の変更 内容を 検査し 、 承認 する 。 - 99 - (注) 当該追 加型 式設計 が複数 の航 空機の 型式に 及ぶ場 合に は、各 型式に 対し て 必要に より 、書類 又は試 験に よる適 合性の 証明並 びに 製造過 程及び 完成 後 の現状 検査 が必要 となる 。 (d)承認書 の交 付 追加型 式設 計が適 用した 基準に 適合 してい ると判 断し た場合 には、 追加型 式 設 計承認 書を 申請者 に対し 交付す る。 3-2 追加型 式設計 につ いて国 際民間 航空 条約の 締約国 たる外 国が 承認そ の他の 行為 を したも の ( 通常は 、外国 の事 業者が 自ら設 計し 、既に 当該外 国政府 から 承認を 受けて いる 追加型 式設計 が該 当する 。) (1)提 出書類 (a)当該追 加型 式設計 による 変更を した 航空機 が法第 10条 第4項の基 準(耐 空性、 騒 音及び 発動 機の排 出物の 基準) に適 合する ことを 証明 するに 足る書 類及び 図 面 (変更 に係 る部分 に限る 。) (b)当該国 の政 府機関 で発行 した、 当該 国が追 加型式 設計 の承認 その他 の行為 を し たこと を証 明する 書類 (a)及び(b)に つい ては、 以下の 書類 を提出 する。 a.当 該国の 証明 書又は 承認書 (STC等 の写し ) b.Compliance Check List c.当 該国の 当局 に提出 し、承 認を 受けた 計算書 、試験 報告 書等の 写し d.Manufacturing and Installation Instruction Drawings (c)図面目 録 (d)部品表 (e)仕様書 (f)飛行規 程 (g)整備手 順書 (h)航空機 の重 量及び 重心位 置の算 出に 必要な 事項を 記載 した書 類 (c)(d)(e)(f)(g)(h)につ いては 、3-1に 同じ。 (i)その他 参考 事項を 記載し た書類 必要と 認め る場合 には別 途指示 する 。 (2)検 査の概 要等 - 100 - (a)申請 a.申請者 は当 該型式 の航空 機の型 式証 明の保 有者以 外の 者で、 追加型 式設計 の 保有者 とす る。代 理人に よる手 続き は可能 である が、 検査は 上記の 者が受 け ること にな る。 b.申請者 は当 該追加 型式設 計に責 任を 持たな ければ なけ ればな らない 。 c.飛行規 程( 変更の ある場 合に提 出) を除き 、申請 添付 書類は 日本語 、英語 の いずれ で記 述して もよい 。 d.飛行規 程( 変更の ある場 合に提 出) につい ては、 「耐 空証明 関係」 の付録 I -2によ る (b)追加型 式設 計の基 準 a.申請者 は追 加型式 設計の 概要、 証明 の方法 、設計 上又 は証明 に当た っての 特 記事項 等に ついて 説明を 行う。 b.追加型 式設 計の基 準は、 当該航 空機 につい て我が 国が 行った 型式証 明に適 用 した基 準と する。 ただし 、当該 追加 型式設 計が耐 空性 に及ぼ す影響 が大き い 場合に は、 変更に よって 影響を 受け る装備 品又は 部位 に直接 関係す る最新 基 準の適 用の 可能性 を検討 し、申 請者 及び設 計国の 当局 と協議 の上、 基準を 決 定する 。 我が 国独 自の特 別要件 、特別 付加 要件、 適用除 外及 び同等 の安全 性の証 明 を規定 する 場合に は、同 様に申 請者 及び設 計国の 当局 と協議 の上、 決定す る。 c.プラカ -ド 表示は 日本語 とする 。 ただ し、 航空法 の一部 を改正 する 法律( 平成11年法 律第72号)に よる改 正 前の航 空法 におけ る定期 航空運 送事 業者等 の航空 機に おいて は、非 常脱出 、 保安装 備品 等に関 するプ ラカ- ド以 外は、 英語で もよ い。 (サー キュ ラーNo.1-008参照) (c)検査の 概要 追加型 式承 認の検 査の概 要を以 下に 示す。 事前に 担当 検査官 と検査 につい て調 整を行 い、証 明の 方法、 提出書 類並び に 提 出時期 、試 験への 立会い 、地上 試験 及び飛 行試験 の要 否、ス ケジュ -ル等 に つ いて決 定す る。 a.設計の 検査 外国 の証 明書、 承認書 (STC等 )又は Compliance Check List及び その他 の 提出書 類に より基 準への 適合性 の証 明状況 を確認 b.製造過 程の 検査 ・製造 国の 当局に よる製 造過程 への 関与の 具体的 方法 、製造 者によ る品質 保 証の 方法 等の確 認 ・我が 国へ の輸出 に当た って、 製造 者及び 製造国 の当 局が行 う検査 等の要 件 の確 認 (注) 使用 する部 品には 、製造 国政 府が指 定する 耐空 性を保 証する タグ - 101 - (FAA Form 8130-3、 JAA Form 1等) を添付 する こと。 c.現状の 検査 完成後 の外 観検査 並びに 必要に 応じ 地上試 験及び 飛行 試験を 行う。 d.その他 飛行規 程の 変更が ある場 合は、 提出 された 飛行規 程の 変更内 容を検 査し、 承 認する 。 (注) 当該 追加型 式設計 が複数 の航 空機の 型式に 及ぶ 場合に は、各 型式に 対 し て必 要によ り、書 類又は 試験 による 適合性 の証 明並び に製造 過程及 び 完 成後 の現状 検査が 必要と なる 。 (d)承認書 の交 付 追加型 式設 計が適 用した 基準に 適合 してい ると判 断し た場合 には、 追加型 式 設 計承認 書を 申請者 に対し 交付す る。 その際 、承 認書の 備考欄 には、 次の 事項を 記載す るも のとす る。 a.当該追 加型 式設計 による 航空機 の改 修の作 業区分 (小 修理、 小改造 又は大 改 造の区 分) b.外国の 追加 型式設 計の承 認を受 けて いる場 合は当 該外 国の承 認番号 c.その他 必要 と認め た事項 4.追 加 型 式 設 計 の 変 更 4-1 追加型 式設計 の変 更の取 扱い 追加型 式設計 承認 を受け た者が 、当 該承認 を受け た設計 を変 更しよ うとす る場 合 は、国 土交通 大臣 の承認 を受け る必 要があ る。( 法第13条の 2第 3項 ) ただし 、外国 の承 認等を 受けて いる 追加型 式設計 の場合 は、 重量、 バラン ス、 構 造強度 、信頼 性、 運航特 性、そ の他 航空機 の耐空 性、騒 音又 は発動 機排出 物に 重 大な影 響を及 ぼさ ない変 更であ って 、当該 外国の 当局( 権限 を委譲 された 者を 含 む)が その変 更に ついて 承認を 行っ ている ならば 、SB等 の発 行等に よる届 け出 を 行えば よい。 なお、 以下に 示す 軽微な 変更に あっ ては、 外国の 承認等 を受 けてい る追加 型式 設 計であ るかど うか に係わ らず届 け出 を行え ばよい 。 (1)小物設 置物 の新設 、移設 及び取 り外 しで、 その変 更が 非常脱 出及び 乗員・ 乗 客の 安全性 に悪 影響を 及ぼさ ない もの。 (2)航空法 規、 サーキ ュラー 等の要 件に 関与し ないプ ラカ ード類 の貼り 付け、 移 設及 び取り 外し 。 (3)カーテ ン及 びカー ペット の素材 変更 を伴わ ない小 規模 な形状 変更。 (4)ソフト ウェ ア障害 が耐空 性に影 響を 与えな いこと が明 確なも のとし てRTCA DO-178BのLevel Eに分 類され る、 エンタ ーテイ メント シス テムな どのソ フト ウェ アの変 更。 - 102 - (5)付属図 面等 の明ら かな誤 記訂正 、注 釈の追 加、作 業手 順の明 確化な ど。 4-2 提出書 類 (1)提 出書類 当 該変更 によ って影 響を受 けるも のに ついて 、3-1(1)及 び3-2(1)に準 じて書 類 を提 出する 。 注) 米国の STCの変 更に伴 って第 4-1項但 し書に 基づい て届 出を行 う場合 のFA A Form 8110-3の写し の提出 につ いて これ まで 参考資 料の一 つとし て必 要に応 じ提出 を求 めてい た当該 Formに つ いては 、 米国 の制 度の もとで 、当 該追加 型式 設計 承認保持 者が 当該 設計変 更の F AA の 事 前承 認なし での 実施を FAAに 認めら れて いるこ とを 、当 該追加 型式 設計承 認保持 者 とFAAの 担当ACOと の覚書 の写 し等に より 、当 該追加型 式設 計承 認保持 者 が示し た 場合は 、 航空局 への 届出時 に当該 Formの写し を提出 する必 要は ない。 (ただ し届 出受理 時に担 当検査 官が 特に必 要と認 めた 場合は この限 りでな い。) 4-3 検査の 概要等 (1)申 請 3-1(2)(a)及 び3-2(2)(a)に 準じる 。 (2)適 用基準 当 該変更 に適 用され る基準 は、当 該追 加型式 設計承 認に 適用し た基準 とする 。 (3)検 査の概 要 当 該変更 によ って影 響を受 ける部 分の 設計に ついて 、3-1(2)(c)及 び3-2(2) (c)に準 じて検 査を 行う。 (4)承 認書の 発行 追 加型式 設計 の変更 が適用 した基 準に 適合し ている と判 断した 場合に は申請 者 に対 し、新 たに 追加型 式設計 承認書 を交 付する 。 5.追 加 型 式 設 計 承 認 関 係 手 続 き 5-1 追加型 式設計 承認 申請書 、追加 型式 設計変 更申請 書及び 追加 型式設 計変更 届出 書 の記載 要領並 びに 申請等 書類の 提出 先 (1)申 請書等 の記 載要領 (a)追加型 式設 計承認 申請書 a.申請者 の住 所又は 主たる 事務所 の所 在地及 び氏名 又は 名称 当該 追加 型式設 計承認 をこれ から 取得し ようと する 者につ いて記 入する 。 代行手 続の 場合に は、当 該代行 者の 当該事 項につ いて も合わ せて記 入する 。 - 103 - b.航空機 の種 類、型 式、型 式証明 書番 号、製 造番号 、耐 空類別 、適用 される 法 第10条 第4項の 基準、 設計者 氏名 又は名 称、設 計者住 所、 製造者 氏名又 は名 称、製 造者 住所 検査 を受 ける航 空機及 び検査 を受 ける際 に提出 する 書類と 整合す るもの で なけれ ばな らない 。 c.追加型 式設 計を行 う設計 者氏名 又は 名称、 設計者 住所 、 製造 者氏名 又は名 称、 製造者 住所 当該 追加 型式設 計及び 検査を 受け る際に 提出す る書 類と整 合する もので な ければ なら ない。 d.追加型 式設 計の内 容 追加 型式 設計の 内容を 簡潔に 記入 する。 (b)追加型 式設 計変更 申請書 (a)に準 じて 、申請 書を作 成し、 提出 する。 (c)追加型 式設 計変更 届出書 a.届出者 の住 所又は 主たる 事務所 の所 在地及 び氏名 又は 名称 b.航空機 の種 類、型 式、型 式証明 書番 号、製 造番号 、耐 空類別 、適用 される 法 第10条 第4項の 基準、 設計者 氏名 又は名 称、設 計者住 所、 製造者 氏名又 は名 称、製 造者 住所 c.追加型 式設 計変更 を行う 設計者 氏名 又は名 称、設 計者 住所、 製造者 氏名又 は 名称、 製造 者住所 d.変更事 由 追加型 式設 計変更 が必要 となっ た事 由を記 入する 。 e.追加型 式設 計変更 の内容 追加型 式設 計変更 の内容 及び申 請が 不要な 理由を 簡潔 に記入 する。 (2)申 請書の 提出 先 (a)受検希 望地 が外国 の場合 国土交 通省 航空局 安全部 航空機 安全 課 航 空機検 査官 東京都 千代 田区霞 ヶ関2 -1- 3 TEL 03 -5 253 -87 35 (b)受検希 望地 が新潟 、長野 、静岡 以東 の場合 東京航 空局 保安部 運用課 検査乗 員係 東京都 千代 田区九 段南1 -1- 15 九 段第二 合同庁 舎 TEL 0 3- 527 5-9 292 (c)受検希 望地 が富山 、岐阜 、愛知 以西 の場合 大阪航 空局 保安部 運用課 検査乗 員係 - 104 - 大阪府 大阪 市中央 区大手 前4- 1- 76 大阪 合同庁 舎第 4号館 TEL 0 6- 694 9-6 211 (注 )追加 型式 設計変 更の申 請及び 届出 は、原 則とし て先 に追加 型式設 計の申 請 を行っ た地 方航空 局宛に 行うこ と。 5-2 申請等 書類の 提出 から検 査、追 加型 式設計 承認書 類の交 付ま での流 れ (1)追 加型式 設計 承認 申 請書の 提出 ・必 ずしも この時 点で関 係書 類は添 付しな くて よ い。 追 加型式 設計 の概要 説明 ・担 当検査 官と検 査スケ ジュ -ルに ついて も調 整 を行う こと。 検 査方針 の決 定 ・当 該設計 変更に 適用さ れる 基準の 確認及 び証 明 の方法 、検査 内容、 提出 書類等 につい て調 整 を行う 。 関 係書類 の提 出 ・調 整され たスケ ジュ- ルに 従って 、書類 を提 出 する。 検 査の実 施 ・書 類検査 、立会 検査、 実機 検査を 実施す る。 追 加型式 設計 ・飛 行規程 の改定 を行う 場合 には、 合わせ て飛 承 認書の 交付 行 規程の 承認を 行う。 - 105 - (2)追 加型式 設計 の変更 承認 変更申 請書 の提出 ・ 必ずし もこ の時点 で関係 書類 は添付 しなく てよ い。 設計変 更の 概要説 明 ・ 証明の 方法 、検査 内容、 スケ ジュ- ル提出 書類等 につい て調 整を行 う。 関係書 類の 提出 ・ 調整さ れた スケジ ュ-ル に従 って、 書類を 提出す る。 検査の 実施 ・ 書類検 査、 必要に 応じて 立会 検査、 実機検 査を実 施する 。 追加型 式設 計 承認書 の交 付 ・ 飛行規 程の 改定を 行う場 合に は、合 わせて 、飛行 規程の 承認 を行う 。 6.追 加 型 式 設 計 承 認 保 有 者 の そ の 他 の 業 務 追 加型式 設計承 認の 保有者 は以下 の業 務につ いても 、実施 する ことが 必要で ある。 (1)追 加型式 設計 の変更 の承認 の取得 。( 法第13条の2) (2)改 修後の 当該 部位に 関する 不具合 等の 情報の 収集、 当局 への情 報の提 供 (3)設 計、製 造に 関する 不具合 等が発 生し た場合 の技術 対策 等の是 正措置 (4)デ -タ( 設計 デ-タ 、図面 、試験 報告 書、航 空製品 の検 査証明 書)の 維持、 保 管 (5)マ ニュア ルの 作成、 改定、 保管及 び航 空機の 使用者 への 提供 (6)耐 空性の 継続 (耐空 性の維 持に関 する 取扱手 順書の 提供 、改定 を含む ) - 106 - 第Ⅳ部 修理改造検査関係 1.概 要 第 Ⅳ部に おいて は、 法第16条の修 理改 造検査 に関す る一般 的方 針、申 請手続 き、 提出 書類等 につい て定 める。 2.修 理 改 造 検 査 の 対 象 範 囲 法 第16条 第1項又 は第2項( 修理改 造検 査)の 検査を 受ける べき 修理又 は改造 は、 法第 10条第 1項 又は 法第10条の2第1項の 耐空 証明を 受けた 航空 機に対 して行 われる 規 則第 24条に 定めら れる 一定の 範囲の 修理 又は改 造であ るが、 以下 に当該 修理又 は改 造の 対象範 囲等に 関す る指針 を示す 。た だし、 実施し ようと する 作業が 修理改 造検 査の 対象に 該当す るか 明確で ない場 合に は、適 宜検査 官室に 問い 合わせ ること 。 2-1 修 理改造 検査 の対象 範囲及 び適用 基準 (規則 第24条 及び 第26条 の2) 法 第16条 の修理 改造 検査を 受ける べき 修理又 は改造 の範囲 及び 当該検 査で適 用す る基 準は以 下の表 に定 めると おりで ある 。 航空機 1.法 第19条 第1項の 修 理改造 検査の 対象範 囲 イ 航 空機 適用 基準 規則第 5条 の6の表 に掲げ る 法第 10条第 4項 第1号 作 業の区 分の うちの 改造(ロ の基 準 及 びハを 除く 。) ロ 改造の うち 、航空 機の騒 音 法第 10条第 4項 第1号 に 影響を 及ぼ すおそ れのあ る 及び 第2号の基 準 もの ハ 改造の うち 、発動 機の排 出 法第 10条第 4項 第1号 物 に影響 を及 ぼすお それの あ 及び 第3号の基 準 る もの 2.そ の他の 航空 機 イ 規則第 5条 の6の表 に掲げ る 法第 10条第 4項 第1号 作 業の区 分の うちの 大修理 又 の基 準 は 改造( 滑空 機にあ っては 、 大 修理又 は大 改造) (ロ 及び ハ を除く 。) ロ 修理又 は改 造のう ち、航 空 法第 10条第 4項 第1号 機 の騒音 に影 響を及 ぼすお そ 及び 第2号の基 準 れ のある もの ハ 修理又 は改 造のう ち、発 動 法第 10条第 4項 第1号 機 の排出 物に 影響を 及ぼす お 及び 第3号の基 準 そ れのあ るも の (注 )法第 19条第 1項の航 空機と は、航 空運 送事業 の用に 供す る航空 機であ って、 か - 107 - つ、規 則第31条の 2に 定める もの( 客席 数が60又は最 大離 陸重量 が27ト ンを超 え る飛行 機又は 回転 翼航空 機。平 成20年3月30日 より、 客席 数が30又は最 大離陸 重 量が15トンを 超え る飛行 機又は 回転 翼航空 機に対 象を拡 大) をいう 。 上 記の修 理改造 検査 の対象 となる 作業 につい て、航 空機整 備改 造認定 事業場 が作 業を 実施し た場合 には 、修理 改造検 査の 代わり に当該 認定事 業場 が法第 19条の 2に 基 づく 確認を するこ とが できる ことと して いるが 、法第 19条の 2に基づ く認定 事業場 の 確認 の可否 は、一 般に 耐空性 、環境 適合 性への 影響度 、計画 や設 計につ いての 国の 承認 の有無 により 判断 される ことと なる 。 (注 )国の 承認と は、 型式証 明、型 式設 計変更 承認( 輸入機 の型 式設計 の小変 更に ついて は、製 造国 政府の 承認を もっ て我が 国の型 式設計 変更 の承認 を受け たも のとみ なす。 詳細 は「型 式証明 関係 」を参 照のこ と。) 、追 加型式 設計承 認、 型式又 は仕様 の承 認、認 定事業 場の 技術指 令等の 承認等 をい う。 また 、我が 国の 型式証 明を有 さな い型式 の輸入 機につ いて も、当 該航空 機の 製造者 が行っ た設 計の小 変更に つい ては、 製造国 政府の 承認 をもっ て国の 承認 を受け たもの とみ なす。 2-2 規 則第5条の 6の表に 掲げる 区分に よる 大修理 及び改 造( 滑空機 にあっ ては大 修 理 及び大 改造) 安全性 を確保 する ための 基準へ の適 合性( 耐空性 )に一 定以 上の影 響を及 ぼす 範 囲の修 理又は 改造 であり 、規則 第5条の 6の 表に各 々の作 業内 容が規 定され てい る。 各々の 区分の 具体 的な作 業内容 の例 示は、 サーキ ュラー No.3-001「 航空機 の整 備 及び改 造につ いて 」参照 のこと 。 (1)修 理の区 分 検 査を受 ける べき大 修理は 、規則 第5条の 6の 表に次 の通 り規定 されて いる。 1 次 に掲げ る修 理作業 その他 の耐 空性に 大きな 影響を 及ぼ す複雑 な修理 作 業。 イ 主要構 造部 材の強 度に相 当の 影響を 及ぼす おそれ のあ る伸ば し、継 ぎ 、溶接 及び これに 類似し た作 業 ロ 2 複雑な 又は 特殊な 技量又 は装 置を必 要とす る作業 そ の仕様 につ いて規 則第14条第 1項 の国土 交通大 臣の 承認を 受けて いな い装 備品又 は部 品を用 いる修 理作 業 こ れを踏 まえ 、法第 19条の 2に 基づ く認定 事業場 の確認 の可 否も含 めた修 理の 区分 につい ての 基本的 考え方 を示す と、 次の通 りであ る。 - 108 - (a)大修理 (法 第19条 の2に基づ く認 定事業 場によ る確認 不可 ) (i)修理 方法 が確立 されて いない もの (メン テナン ス・ マニュ アル、 サービ ス ・ブレ ティ ン、公 知の整 備作業 の基 準等に 修理方 法が 記載さ れてい ないも の であっ て、 国の承 認を受 けてい ない もの) (ii)その 型式 又は仕 様につ いて国 の承 認を受 けてい ない 装備品 又は部 品(型 式 又は仕 様承 認対象 のもの )を用 いて するも の (b)大修理 (法 第19条 の2に基づ く認 定事業 場によ る確認 可) 修理方 法が 確立さ れてい るもの で、 作業が 大規模 、複 雑又は 特殊な 技量若 し く は装置 を要 するも の (c)小修理 (修 理改造 検査の 対象範 囲外 ) 修理方 法が 確立さ れてお り、作 業が 容易な もの( 上記 (a)、(b)以外 のもの ) (2)改 造の区 分( 設計変 更を伴 う改修 作業 と改造 との区 分の 関係) 検 査を受 ける べき改 造(滑 空機に あっ ては大 改造) につ いては 、規則 第5条の 6の表に 次の通 り規 定され ている 。 (小 改造) 航空機 の重 量、強 度、動 力装 置の機 能、飛 行性そ の他 耐空性 に重 大 な影響 を及 ぼさな い改造 で、 その仕 様につ いて規 則第 14条第 1項 の 国土交 通大 臣の承 認を受 けた 装備品 又は部 品を用 いる もの (大 改造) 小改造 以外 の改造 こ れを踏 まえ 、認定 事業場 の確認 の可 否を含 めた改 造等 の作業 の区分 につい て の基 本的考 え方 を示す と、次 の通り であ る。 (a)大改造 (法 第19条 の2に基づ く認 定事業 場によ る確認 不可 ) 耐空性 に重 大な影 響を及 ぼす設 計変 更であ って、 国の 承認を 受けて いない も の による 改造 (b)大改造 (法 第19条 の2に基づ く認 定事業 場によ る確認 可) 耐空性 に重 大な影 響を及 ぼす設 計変 更であ って、 国の 承認を 受けて いるも の に よる改 造 (c)小改造 (法 第19条 の2に基づ く認 定事業 場によ る確認 不可 ) 耐空性 に影 響を及 ぼす設 計変更 であ って、 国の承 認を 受けて いない ものに よ る 改造 - 109 - (d)小改造 (法 第19条 の2に基づ く認 定事業 場によ る確認 可) 耐空性 に大 きな影 響を及 ぼす設 計変 更であ って、 国の 承認を 受けて いるも の に よる改 造 (e)小修理 (修 理改造 検査の 対象範 囲外 ) 複雑で なく 、かつ 、特殊 な技量 も装 置も必 要とし ない 作業で あって 、以下 に 掲 げるも の( いずれ も改造 とはみ なさ ない。 ) (i)耐空 性に 大きな 影響を 及ぼさ ない 設計変 更であ って 、国の 承認を 受けて い るもの によ る改修 (ii)当該 航空 機につ いて過 去に検 査( 耐空証 明検査 、修 理改造 検査、 認定事 業 場によ る確 認)に 合格し た形態 への 変更 (注) 型式証 明に おける 型式設 計変 更の分 類との 関係 型式設 計変 更の大 変更は 上記 の大改 造に、 小変更 は上 記の小 改造又 は小 修 理(い ずれ に相当 するか はサ ーキュ ラーNo.3-001「航 空機の 整備及 び改 造 につい て」 も参照 の上ケ ース バイケ ース) に相当 する ものと して取 扱う。 2-3 法第10条第4項 第2号の航 空機に つい て行う 騒音に 影響を 及ぼ すおそ れのあ る修 理 又は改 造 検査を 受ける べき 騒音に 影響を 及ぼ すおそ れのあ る修理 又は 改造は 、規則 第24 条 の表第 2号 下欄 ロにお いて、 次に掲 げる 修理又 は改造 その 他の騒 音に影 響を及 ぼ す おそれ のある 修理 又は改 造と規 定さ れてい る。 イ ナ セルの 形状 の変更 その他 の航 空機の 形状の 大きな 変更 を伴う 修理 又は 改造 ロ 装 備する 発動 機又は その部 品( 航空機 の騒音 に影響 を及 ぼす吸 音材 その 他の部 品に 限る。 )の変 更を 伴う修 理又は 改造 ハ 離 着陸性 能の 大きな 変更を 伴う 修理又 は改造 これを 踏まえ 、認 定事業 場の確 認の 可否も 含めた 修理又 は改 造の区 分につ いて の 基本的 考え方 を示 すと、 次の通 りで ある。 (1)騒 音に影 響を 及ぼす おそれ のある 修理 (a)法第19条の 2に 基づく 認定事 業場 による 確認不 可 (i)修理 方法 が確立 されて いない もの (メン テナン ス・ マニュ アル、 サービ ス ・ブレ ティ ン、公 知の整 備作業 の基 準等に 修理方 法が 記載さ れてい ないも の であっ て、 国の承 認を受 けてい ない もの) (ii)その 型式 又は仕 様につ いて国 の承 認を受 けてい ない 装備品 又は部 品(型 式 又は仕 様承 認対象 のもの )を用 いて するも の (iii)修理 後の 騒音値 につい て国の 承認 を受け ていな いも の - 110 - (b)法第19条の 2に 基づく 認定事 業場 による 確認可 修理方 法が 確立さ れてお り、修 理後 の騒音 値につ いて 国の承 認を受 けてい る もの (c)騒音に 影響 を及ぼ すおそ れのあ る修 理には 当たら ない もの 修理方 法が 確立さ れてお り、騒 音値 に変更 のない こと につい て国の 承認を 受 け ている もの ( 注)上 記は 、騒音 に係る 修理改 造検 査の対 象範囲 外と なる場 合を規 定した も ので あっ て、安 全性に 係る修 理改 造検査 の対象 とな るか否 かは、 上記 21を参照 する こと。 (2)騒 音に影 響を 及ぼす おそれ のある 改造 (a)法第19条の 2に 基づく 認定事 業場 による 確認不 可 (i)国の 承認 を受け ていな い設計 変更 による もの (ii)改造 後の 騒音値 につい て国の 承認 を受け ていな いも の (b)法第19条の 2に 基づく 認定事 業場 による 確認可 国の承 認を 受けて いる設 計変更 によ るもの であっ て、 改造後 の騒音 値につ い て 国の承 認を 受けて いるも の (c)騒音に 影響 を及ぼ すおそ れのあ る改 造には 当たら ない もの ( 騒音に 係る 修理改 造検査 の対象 範囲 外) (i)国の 承認 を受け ている 設計変 更に よるも のであ って 、騒音 値に変 更のな い ことに つい て国の 承認を 受けて いる もの (ii)農業 用航 空機、 消防用 航空機 等の 騒音規 制の対 象外 とされ ている 形態へ の 改造 事例 とし ては、 基本形 態から 農薬 散布用 の機外 装置 を取り 付けた 形態( 農 業用) への 改造な どがあ る。 (iii)小型 飛行 機、動 力滑空 機及び ヘリ コプタ ーにつ いて の機体 形状の 大規模 で ない変 更を 伴う改 造 これ らの 航空機 は飛行 速度が 遅く 全体の 騒音値 に占 める機 体形状 による 空 力騒音 の寄 与度が 低いた め、機 外装 備品の 追加又 は取 外し及 び関連 する機 体 構造の 一部 変更等 の機体 形状の 大規 模でな い変更 を伴 う改造 は騒音 に影響 を 及ぼす おそ れのあ る改造 には当 たら ないも のとす る。 事例と しては 、報道 用 機材等 の機 外装備 品を追 加装着 する 改造な どがあ る。 (iv)当該 航空 機につ いて過 去に検 査( 耐空証 明検査 、修 理改造 検査、 認定事 業 場によ る確 認)に 合格し た形態 への 変更 注)上 記は 、騒音 に係る 修理改 造検 査の対 象範囲 外と なる場 合を規 定した も の であ って、 安全性 に係る 修理 改造検 査の対 象と なるか 否かは 、上記 - 111 - 2-1 を 参照す ること 。 2-4 法第10条第4項 第3号の航 空機に つい て行う 当該航 空機の 発動 機の排 出物に 影響 を 及ぼす おそれ のあ る修理 又は改 造 検査を 受ける べき 発動機 の排出 物に 影響を 及ぼす おそれ のあ る修理 又は改 造は、 規 則第24条の表 第2号下 欄ハに おいて 、次 に掲げ る修理 又は 改造そ の他の 当該航 空 機 の発動 機の排 出物 に影響 を及ぼ すお それの ある修 理又は 改造 と規定 されて いる。 イ 発 動機の 空気 取入口 の形状 の変 更を伴 う修理 又は改 造 ロ 装 備する 発動 機、燃 料系統 又は これら の部品 (発動 機の 排出物 に影 響を 及ぼす 燃焼 室その 他の部 品に 限る。 )の変 更を伴 う修 理又は 改造 ハ 発 動機の 性能 の大き な変更 を伴 う修理 又は改 造 これを 踏まえ 、認 定事業 場の確 認の 可否も 含めた 修理又 は改 造の区 分につ いて の 基本的 考え方 を示 すと、 次の通 りで ある。 (1)発 動機の 排出 物に影 響を及 ぼすお それ のある 修理 (a)法第19条の 2に 基づく 認定事 業場 による 確認不 可 (i)修理 方法 が確立 されて いない もの (メン テナン ス・ マニュ アル、 サービ ス ・ブレ ティ ン、公 知の整 備作業 の基 準等に 修理方 法が 記載さ れてい ないも の であっ て、 国の承 認を受 けてい ない もの) (ii)その 型式 又は仕 様につ いて国 の承 認を受 けてい ない 装備品 又は部 品(型 式 又は仕 様承 認対象 のもの )を用 いて するも の (iii)修理 後の 発動機 の排出 物値に つい て国の 承認を 受け ていな いもの (b)法第19条の 2に 基づく 認定事 業場 による 確認可 修理方 法が 確立さ れてお り、修 理後 の発動 機の排 出物 値につ いて国 の承認 を 受 けてい るも の (c)発動機 の排 出物に 影響を 及ぼす おそ れのあ る修理 には 当たら ないも の 修理方 法が 確立さ れてお り、発 動機 の排出 物値に 変更 のない ことに ついて 国 の 承認を 受け ている もの ( 注)上 記は 、発動 機の排 出物に 係る 修理改 造検査 の対 象範囲 外とな る場合 を 規定 した もので あって 、安全 性に 係る修 理改造 検査 の対象 となる か否か は、 上記 2-1を参 照する こと。 (2)発 動機の 排出 物に影 響を及 ぼすお それ のある 改造 (a)法第19条の 2に 基づく 認定事 業場 による 確認不 可 (i)国の 承認 を受け ていな い設計 変更 による もの (ii)改造 後の 発動機 の排出 物値に つい て国の 承認を 受け ていな いもの - 112 - (b)法第19条の 2に 基づく 認定事 業場 による 確認可 国の承 認を 受けて いる設 計変更 によ るもの であっ て、 改造後 の発動 機の排 出 物 値につ いて 国の承 認を受 けてい るも の (c)発動機 の排 出物に 影響を 及ぼす おそ れのあ る改造 には 当たら ないも の (発動 機の 排出物 に係る 修理改 造検 査の対 象範囲 外) (i)国の 承認 を受け ている 設計変 更に よるも のであ って 、発動 機の排 出物値 に 変更の ない ことに ついて 国の承 認を 受けて いるも の (ii)当該 航空 機につ いて過 去に検 査( 耐空証 明検査 、修 理改造 検査、 認定事 業 場によ る確 認)に 合格し た形態 への 変更 (注) 上記 は、発 動機の 排出物 に係 る修理 改造検 査の 対象範 囲外と なる場 合 を 規定 したも のであ って、 安全 性に係 る修理 改造 検査の 対象と なるか 否 か は、 上記 2-1 を参照 する こと。 3.修 理 改 造 検 査 の 提 出 書 類 及 び 検 査 の 概 要 3-1 提出書 類 次の表 は、規 則第 25条に 定めら れた 区分に 応じ、 その添 付書 類の内 容を例 示し た もので ある。 (修理 又は改 造の 内容は 多岐に わた るため 、書類 、図面 、検 討書等 の内容 は、 作 業の内 容等に よっ て変更 される 場合 がある 。3-2も参 照の こと。 ) 規則第 25条に 左欄の 書類の 内容 定める 添付書 類 備考 提 出を必 要とす るも の 1.修理 又は 修 理改造 検査の 対象 となっ 改造の 計画 た 作業に ついて の概 略(修 提示を 必要 とする もの 理 方法が 確立さ れて いる修 理 か否か 、設計 変更 が国の 承 認を受 けてい るも のか否 か 、又、 騒音又 は発 動機の 排 出物に 影響を 及ぼ すおそ れ のある ものか 否か 等の事 項 を含む こと。 ) 2.飛行 規程 改 訂又は 追加部 分 (変更 のある 現在 、承認 を受 けてい る 飛行 規程 場合 に限 - 113 - る。 ) 3.整備 手順書 改 訂又は 追加部 分 (変更 に係る 部分 に限 る。 ) 4.航空 機の重 以 下の事 項のう ち、 改訂又 量及び 重心位 は 追加さ れる部 分を 記載す 置の算 出に必 る こと。 ただし 、当 該事項 要な事 項を記 が 飛行規 程に記 載さ れてい 載した 書類 る 場合は 、当該 飛行 規程を も って、 本書類 に代 えるこ と ができ る。 (1) 航空 機の自 重及 び重心 位置 (2) 装備 品の名 称、 重量及 び重心 位置 (3) 燃料 タンク の使 用可能 量及び 重心位 置 (4) その 他 5.その 他の参 考書類 (1) 航空 機の現 況表 (「 耐空検 査関係 」の 様 式1に同じ ) 検査 時に所 有し ている 登 録証 明書、 耐空 証明書 及 び航 空日誌 (2) 作業 の明細 修理 改造検 査の 対象と な 修理改 造検査 の対 象とな った 作業に 関す る点検 表 った作 業の明 細 等 (3) 不具 合処理 記録 修理 改造検 査の 対象と な 修理改 造検査 の対 象とな った 作業中 に発 見され た った作 業中に 発見 された 不具 合の内 容を 記載し た 主要不 具合の 処理 状況を もの 記載し たもの (4) 修理 改造作 業の 検討書 変更審 査表( 必要 に応じ 適合性 審査表 )、 図面、 強度検 討書、 各種 系統の - 114 - 負荷解 析、FAILURE ANAL YSIS、 飛行試 験実 施要領 等騒音 又は発 動機 排出物 に影響 を及ぼ すお それの ある作 業の場 合は 、作業 後の騒 音値又 は発 動機排 出物値 及び当 該値 を決定 するに 際し使 用し た測 定、解 析、計 算等 に関す る資料 (5) 計測 記録 修理 改造検 査の 対象と な 重量及 び重心 の測 定記録 った 作業に 伴い 、特別 に 実測 した測 定記 録 (6) 社内 地上試 験記 録及び 不具合 処理記 録 (a) 社 内地上 試験 記録 有資 格整備 士の 確認の ある もの (b) 社 内地上 試験 不具合 処理 記録 社内 地上試 験中 に発見 され た不具 合の 処理状 況を 記載し たも の (7) 社内 飛行試 験記 録及び 不具合 処理記 録 (a) 社 内飛行 試験 記録 担当 操縦士 の意 見を添 えた 有資格 整備 士の確 認の あるも の (b) 社 内飛行 試験 不具合 処理 記録 社内 飛行試 験中 に発見 され た不具 合の 処理状 況を 記載し たも の (8) 官検 時の地 上試 験記録 及び不 具合処 理記 録 (a) 官 検時の 地上 試験記 - 115 - 録 (b) 官 検時の 地上 試験不 具合 処理記 録 官検 時の地 上試 験中に 発見 された 不具 合の処 理状 況を記 載し たもの (9) 官検 時の飛 行試 験記録 及び不 具合処 理記 録 (a) 官 検時の 飛行 試験記 録 (b) 官 検時の 飛行 試験不 具合 処理記 録 官検 時の飛 行試 験中に 発見 された 不具 合の処 理状 況を記 載し たもの 3-2 検査の 概要 (1)修 理改造 検査 におけ る計画 及び設 計の 検査 計 画及び 設計 の検査 のうち 、基準 への 適合性 に係る 技術 的審査 は、原 則、次 の 方針 により 行う ので、 これに 応じた 提出 書類を 提出す るこ と。 な お、当 該審 査が、 型式証 明、型 式設 計変更 承認、 追加 型式設 計承認 、型式 又 は仕 様の承 認等 の機会 におい て、既 に行 われた ことが ある 場合は 、この 限りで な い。 (a)公知の 作業 基準に よるも の 審査を 省略 する。 (b)航空機 の製 造者が 指定し た方法 (メ ンテナ ンス・ マニ ュアル 、サー ビス・ ブ レ ティン 等に よる) による もの 大規模 な構 造修理 や設計 の大変 更に よる改 造にあ って は、適 合性審 査表、 技 術 検討書 等に 基づき 審査を 行う。 ただ し、製 造国政 府の 承認を 受けて いる場 合 は その項 目に より省 略する ことが ある 。 それ以 外の 修理改 造にあ っては 、原 則審査 を省略 する 。ただ し、製 造国政 府 の 承認を 受け ていな い場合 は、必 要に 応じ、 適合性 審査 表、技 術検討 書等に 基 づ き審査 を行 う。 (c) (a)、 (b)以外 の方法 による もの 適合性 審査 表、技 術検討 書等に 基づ き審査 を行う 。た だし、 製造国 政府の 承 認 を受け てい る場合 はその 項目に より 省略す ること があ る。 - 116 - (2)騒 音又は 発動 機の排 出ガス の基準 への 適合性 の審査 につ いて 騒 音又は 発動 機の排 出ガス に影響 を及 ぼすお それの ある 修理又 は改造 を行う 場 合の 騒音又 は発 動機の 排出ガ スの基 準へ の適合 性の審 査は 、原則 、次の 方針に よ り行 うので 、こ れに応 じた準 備をす るこ と。 な お、当 該審 査が、 型式証 明、型 式設 計変更 承認、 追加 型式設 計承認 、型式 ・ 仕様 承認、 他機 の耐空 証明や 修理改 造検 査等の 機会に おい て、既 に行わ れたこ と があ る場合 は、 この限 りでな い。 (a)修理 又は改 造後 の騒音 値又は 発動 機排出 ガス値 が製造 国政 府によ り承認 され ている 場合( 国際 民間航 空条約 附属 書16に 基づく ものに 限る 。) 製造 国政府 が承 認した もので ある ことを 示す書 類及び 必要 に応じ 製造国 政府 がその 承認に 当た り行っ た実測 又は 使用し た解析 、計算 等の 技術資 料に基 づき 審査を 行う。 なお 、値が 国際 民間航 空条約 附属 書16に 基づか ない方 法で 承認さ れてい る場 合は、 同附属 書16に基づ く方法 に換 算した 値も承 認され てい なけれ ばなら ない。 (b)修理 又は改 造後 の騒音 値又は 発動 機排出 ガス値 が製造 国政 府によ り承認 され ていな い場合 実測 又は解 析、 計算等 の技術 資料 に基づ き審査 を行う 。 (3)飛 行規程 の取 扱い 修 理又は 改造 の作業 の結果 、飛行 規程 の変更 が必要 の場 合は、 国の承 認を受 け る必 要があ る。 修 理改造 検査 を受検 する場 合は、 当該 検査合 格と同 時に 、提出 された 飛行規 程 につ いて承 認が 行われ る。 4.修 理 改 造 検 査 関 係 手 続 き 4-1 申請書 の記載 要領 及び申 請書類 の提 出先 (1)修 理改造 検査 申請書 の記載 要領 (a)申請者 の住 所又は 主たる 事務所 の所 在地及 び氏名 又は 名称 申請の 航空 機の使 用者を 原則と する が、当 該航空 機の 所有者 、当該 修理改 造 作 業の実 施者 等その 代理人 でもよ い。 (参考 TCL-144) (b)航空機 の種 類、国 籍記号 及び登 録記 号、登 録番号 、型 式、型 式証明 書番号 、 製 造番号 、製 造年月 日、最 大離陸 重量 、耐空 類別、 適用 される 航空法 第10条 第 4項の 基準、 耐空 証明書 番号及 び耐 空証明 書有効 期間 検査を 受検 する際 に提出 する書 類等 と整合 するも ので なけれ ばなら ない。 (c)手数料 の区 分 - 117 - 政令で 定め られる 手数料 の区分 を記 載する 。 (d)騒音又 は発 動機の 排出物 の実測 を行 う検査 の有無 実測を 行う 検査の 有無に ついて 、「 騒音実 測」、 「発 動機の 排出物 実測」 、 「 騒音及 び発 動機排 出物実 測」又 は「 なし」 と明記 する 。 (e)検査希 望場 所及び 検査希 望時期 希望す る場 所及び 日時を 記載す る。 必ずし も希望 どお りに検 査を受 けられ な い 場合が ある ので、 実際の 実施場 所及 び時期 につい ては 事前に 担当検 査官室 と 調 整を行 うこ と。 (f)修理改 造事 由 該当す る規 則第24条の区 分を、 例え ば、「 大修理 かつ 騒音修 理」、 「小改 造、 騒 音改造 かつ 発動機 排出物 改造」 等と 記入す る。 (2)修 理改造 検査 申請書 類の提 出先 (a)受検希 望地 が新潟 、長野 、静岡 以東 の場合 東京航 空局 保安部 運用課 検査乗 員係 東京都 千代 田区九 段南1 -1- 15 九 段第二 合同庁 舎 TEL 0 3- 527 5-9 292 (a)受検希 望地 が富山 、岐阜 、愛知 以西 の場合 大阪航 空局 保安部 運用課 検査乗 員係 大阪府 大阪 市中央 区大手 前4- 1- 76 大阪 合同庁 舎第 4号館 TEL 0 6- 694 9-6 211 - 118 - 4-2 申請書 類の提 出か ら検査 、合格 まで の流れ 申請書 類の 提出 ・ 関係書 類(そ の他 の参考 書類は 除く) を添付 して申 請書 を提出 するこ と。 検査場 所及 び検査 日の決 定 検 ・ 担当検 査官室 と調 整を行 うこと 。 計画に つい て検査 を実施 ・ 作業着 手の許 可を 得るこ と。 実 過程及 び完 了後の 現状に つ ・ その他 の参考 書類 を提出 するこ と。 施 いて検 査を 実施 査 の 修理改 造検 査合格 (航空 日誌 へ記入 ) - 119 - 第Ⅴ部 予備品証明関係 1.概 要 第 Ⅴ部に おいて は、 法第17条の予 備品 証明検 査及び 予備品 証明 を受け たもの と見 なす 輸入装 備品の 取り 扱いに 関する 一般 方針、 提出書 類等に つい て定め る。 な お、現 在では 予備 品証明 には有 効期 間は設 定され ていな いが 、有効 期間や 保管 方法 の指示 、装備 可能 な航空 機につ いて の特記 等が必 要な予 備品 につい ては、 製造 者等 の責任 におい て適 切に指 示等を 行う ことが 必要で あり、 航空 機使用 者は自 らの 責任 におい てこれ らの 指示等 に従っ て予 備品を 保管し 、使用 する こと。 2.予 備 品 証 明 を 受 け た も の と み な す 輸 入 装 備 品 (法 第17条 第3項及 び規則 第30条 の2) 法 第17条 第3項第 4号 に規定 する国 土交 通省令 で定め る輸入 装備 品(規 則第30条の 2)は、 国土交 通大 臣によ る予備 品証明 を受 けたも のとみ なさ れる。 2-1 そ の耐空 性に ついて 国際民 間航空 条約 の締約 国たる 外国 が証明 その他 の行為 を した装 備品( 規則 第30条 の2第1号) 国際 民間航 空条 約の締 約国た る外 国が、 締約国 として の責 務によ り、国 際民 間航空 機関に おい て採択 及び改 正さ れた航 空機の 耐空性 に関 する国 際標準 並び に勧告 される 方式 及び手 続に従 い、 その耐 空性に ついて 証明 その他 の行為 (認 証、承 認等証 明に 相当す る行為 をい う。ま た、修 理又は 改造 品につ いては 、使 用可能 である こと の証明 その他 の行 為でも よい。 )をし た輸 入装備 品であ る。 この場 合の装 備品 は、新 規製造 品、 中古品 、修理 又は改 造品 等全て の形態 のも のが対 象とな る。 当該 締約国 たる 外国と は通常 当該 外国の 航空当 局を指 すが 、当該 航空当 局が その証 明その 他の 行為を 航空当 局に なり代 わり行 うこと につ いて権 限を与 えて いる代 理人( 米国 におけ るDMIR:Designated manufacturing inspection repre sentatives等 )も 含まれ る。 しか しなが ら、 航空当 局から その 証明そ の他の 行為を 行う ことに ついて 権限 を与え られて いる とはい うもの の、 航空当 局の代 理であ ると は言え ない民 間の 認定事 業者( 米国 におけ る Repair Station、 欧州に おけ るAPO:Approved Prod uction Organization や AMO: Approved Maintenance Organization等)は 含ま れない 。 参考 までに 、米 国と欧 州JAA加盟 国の 装備品 の証明 制度 は次の 通りで ある。 米国 :新規 製造 品及び オーバーホール品 につい ては国 又はそ の代 理人が 証明を 行っ てお り本 規定の 適用可 。修 理品に ついて は証明 を行 わない ので本 規定 の適 用不 可。 欧州 :新規 製造 品も修 理品も 、通 常、国 として は証明 を行 わない ので本 項の 適用 不可 。(た だし、 新規 製造品 の一部 につい ては 2-2項 の適用 が可 - 120 - 能と なる 。) 2-2 装 備品の 製造 、修理 又は改 造の能 力に ついて の認定 その 他の行 為に関 して我 が 国と同 等以上 の基 準及び 手続を 有す ると国 土交通 大臣が 認め た外国 におい て、 当該基 準及び 手続 により 当該認 定そ の他の 行為を 受けた 者が 製造、 修理又 は改 造をし 、かつ 、そ の耐空 性につ いて 確認し た装備 品(規 則第 30条の 2第 2号 ) 我が 国にお ける 装備品 の製造 者に 対する 認定( 法第20条第 1項 第4号の装 備品 の製造 及び完 成後 の検査 の能力 の認 定)及 び装備 品の修 理又 は改造 事業者 に対 する認 定(法 第20条第1項第 5号 の装 備品の 修理又 は改造 の認 定)の 制度と その 認定に 関する 基準 及び手 続が同 等以 上であ ると国 土交通 大臣 が認め た認定 制度 を有す る外国 があ る場合 に、当 該外 国が認 定を行 った当 該外 国の事 業者が 、当 該認定 に基づ き、 製造者 にあっ ては 製造を し、修 理又は 改造 事業者 にあっ ては 修理又 は改造 をし 、その 耐空性 を有 するこ とを確 認(修 理又 は改造 品につ いて は、使 用可能 であ ること の確認 でも よい。 )した 輸入装 備品 である 。 外国 が制度 上自 ら証明 を行わ ない ことと してい る場合 は、 通常こ のよう な民 間の認 定事業 者に その証 明を行 わせ ている 。 認定 に関す る基 準及び 手続が 我が 国と同 等以上 である こと の決定 及び本 規定 の適用 は、原 則、 航空当 局間に おけ る調整 に基づ き必要 な取 極め等 を締結 する ことに より行 われ る。 具体 的には 、以 下に掲 げる輸 入装 備品に ついて は、本 項に 該当す るもの とし て取り 扱うも のと する。 (1) 以 下の欧 州EASA加盟 国の製 造者 であっ て、当 該国に より 認定( EASA APO) を受 けた者 が製 造し耐 空性を 確認 した装 備品 フ ランス 、ド イツ、 スウェ ーデ ン、イ タリア 、オラ ンダ 、イギ リス、 オー ス トリア 、ポ ーラン ド、チ ェコ (2) 欧 州JAA加 盟国の 製造者 であっ て、 当該国 により 認定 (JAA APO)を受 けた 者が 製造し 耐空 性を確 認した 装備 品 (3) 加 国の製 造者 であっ て、加 国TCCAによ り認定 を受け た者 が製造 し耐空 性を 確認 した装 備品 (4) 国 際民間 航空 条約加 盟国か ら運 航証明 を受け た航空 運送 事業者 が耐空 性を 確認 し、IATAの 部品プ ール協 定( IATP) (本邦 航空運 送事 業者と の間で IATP に準 拠した 装備 品の賃 貸に関 する 個別の 取極が ある場 合は 、当該 取極) に定 めら れた基 準及 び手続 きに従 って 本邦航 空運送 事業者 に対 し提供 する装 備品 3.予 備 品 証 明 の 要 否 及 び 検 査 時 の 提 示 書 類 - 121 - 上 記2.に 基づき 、予 備品証 明の申 請が 必要な 装備品 (予備 品証 明を受 けたも のと みな せない もの) と不 要な装 備品( 予備 品証明 を受け たもの とみ なせる もの) を各 区分 毎に整 理した もの が次の 表であ る。 また、 予備品 証明の 申請 が必要 な装備 品に つい ては、 あわせ て、 申請を 行う場 合に 必要と なる提 示書類 を掲 げてあ る。 な お、予 備品証 明を 受けた ものと みな された もの、 予備品 証明 を受け たもの 、い ずれ の場合 も、当 該装 備品が 特定の 航空 機に装 備可能 かどう かは 考慮さ れてい ない ので 、装備 の際に は注 意が必 要であ る。 装備し ようと する航 空機 の部品 表に記 載さ れて いない 装備品 を装 備する 場合に は航 空機と して検 査(修 理改 造検査 等)を 受け る必 要があ る。 3-1 国内で 製造又 は修 理(若 しくは 改造 )され た装備 品 装備品 の区 分 予備 品証 明 (1)装備 品基 準適合 証 不要 提 示書類 が添付 され たもの (2)(1)以外 の新 規製造 必要 ・ 型式承 認の場 合に 準じる 必要 ・ 修理の 作業記 録 品 (3)(1)以外 の修 理品 ・ 機能試 験記録 (実 施した 場合に 限 る) ・ 修理者 の作業 能力 、品質 管理体 制 が確認 できる 書類 3-2 輸入し た装備 品 装備品 の区 分 予備 品証 明 (1)我が 国の 修理改 造 不要 認定事 業場 が確認 し 提示 書類( 予証 不要の 条件) ( 基準適 合証が 添付 されて いる場 合) たもの (2)米国 から の輸入 品 (a)新規 製造 品、 不要 ( FAA当局又 はそ の代理 人が発 行し Newly Overhauled たFAA Form8130-3又は-4のタグ が 品 添付さ れてい る場 合 ) - 122 - (b)修理 品 必要 (オーバーホールを含む ) ・ FAA Repair Station(FAR145)が 発行し たFAA Form8130-3のタグ 又 はFAA Repair Stationの タグ ・ 作業記 録又は 作業 内容の 説明資 料 ・ 機能試 験記録 (実 施した 場合に 限 る。) (3)欧州 EASA加盟国 か ら の輸入 品 (a)新規 製造 品 (i)2-2(1)に 掲げる 国 不要 から の輸 入品 ( 2-2(1)に掲げ る国 内のEASA APOが 発行し たEASA Form 1のタグ が添 付され ている 場合 ) (ii)(i)以外 の国か ら 必要 の輸 入品 ・ EASA APOが発 行し たEASA Form 1 のタグ ・ 機能試 験記録 (実 施した 場合に 限 る。) (b)修理 品 ・ EASA AMO (EASA145)が発 行した ( オーバーホールを 含む) EASA Form 1の タグ ・ 作業記 録又は 作業 内容の 説明資 料 ・ 機能試 験記録 (実 施した 場合に 限 る。) (4)欧州 JAA加盟 国から の輸 入品 (a)新規製 造品 不要 ( JAA APOが 発行 したJAA Form 1の タグが 添付さ れて いる場 合) (b)修理品 必要 ( オーバーホールを 含む) ・ JAA AMO (JAR145)が発行 したJAA Form 1のタグ ・ 作業記 録又は 作業 内容の 説明資 料 ・ 機能試 験記録 (実 施した 場合に 限 る。) (5)加国 から の輸入 品 (a)新規製 造品 不要 ( 加国TCCAが認 定し た製造 者の発 行 したTCCA Form 24-0078のタ グが 添付さ れてい る場 合) - 123 - (b)修理品 必要 ( オーバーホールを 含む) ・ 加国TCCAが認 定し た者が 発行し た TCCA Form 24-0078の タグ ・ 作業記 録又は 作業 内容の 説明資 料 ・ 機能試 験記録 (実 施した 場合に 限 る。) (6)伯国 から の輸入 品 (a)新規製 造品 、 不要 ( 伯国ANAC又は その 代理人 が発行 し Newly Overhauled たANAC Form F-100-12又 は ANAC 品 Form SEGVOO 003のタ グが添 付さ れて いる場 合) (b)修理品 必要 ( オーバーホールを 含む) ・ 伯国ANACが認 定し た者が 発行し た ANAC Form SEGVOO 003の タグ ・ 作業記 録又は 作業 内容の 説明資 料 ・ 機能試 験記録 (実 施した 場合に 限 る。 ) (7)その 他の 外国か ら の輸 入品 (a)当該外 国の 証明の 不要 あるも の ( 当該証 明が外 国の 証明で あるか 否 か注意 が必要 ) (b)当該外 国の 証明の ないも の (i)当 該外 国又は 他 必要 国 の認 定を受 け ・ 当該者 が装備 品の 耐空性 を証明 し た際に 発行す る書 類 て いる 者が製 造 ・ 修理の 場合は 作業 記録又 は作業 内 又 は修 理した 場 容の説 明資料 合 ・ 機能試 験記録 (実 施した 場合に 限 る。) ・ 当該者 が認定 を受 けてい ること を 証する 書類 ・ 米国、 EASA、 JAA加盟 国、加 国又 は伯 国以外 の国か ら認定 を受け て いる 場合は 当該認 定 の基準 及び手 続の 概要 (ii)(i)以 外の場 合 必要 - 124 - ・ 3-1(2)又は(3)の場合 に準じ る なお 、上表 にて 記載し たタグ につ いては 、装備 品一点 に対 し一葉 の原本 が添 付され ること 。た だし、 複数の 装備 品に対 し一葉 のタグ しか 発行さ れてい ない 場合で 、かつ 、原 本のタ グを保 管し ている 者が、 原本と 相違 ない写 しであ るこ とを文 面で証 明( 保管者 の所属 ・氏 名及び 証明日 を含む )し ている 場合に あっ ては、 当該証 明及 びタグ の写し をも って原 本とみ なすこ とが できる 。 3-3 IATPパ ーツの 場合 装備品 の区 分 予備 品証 明 提 示書類 (予備 品証 明不要 の条件 ) 本邦 外にお いて 、IATP 不要 ( 提供を 受ける 本邦 航空運 送事業 者 協約 に基づ き提 供を受 の 整備規 程に定 めら れるタ グが添 付 けた もの さ れてい る場合 ) 4.発 動 機 に 取 り 付 け ら れ て い る 予 備 品 証 明 対 象 部 品 の 取 扱 い 発動機に取り付けられている補機のうち予備品証明対象部品の予備品証明は、原則として 発動機の予備品証明に含めて行うこととし、個々には行わない。したがって、予備品検査合 格票(TCF-1-131-3)についても、発動機に対してのみ発行する。 この場合、当該発動機の「地上備え付け用発動機航空日誌」の「修理改造又は整備の実施 記録」の頁に対象となった補機の名称、部品番号又は型式名及び製造番号を記入すること。 当該補機については、適正な保護及び取扱いが行われている場合に限り、その使用が認め られている他の航空機に装備する際、新たに予備品証明を取得することなく使用できるもの とする。ただし、この場合は、関係するすべての航空日誌にその経緯を明確にすること。 5.予 備 品 証 明 関 係 手 続 き 5-1 予備品 証明申 請書 の記載 要領及 び申 請書類 の提出 先 (1)予 備品証 明申 請書の 記載要 領 (a)申請者 の住 所又は 主たる 事務所 の所 在地及 び氏名 又は 名称 申請の 装備 品を装 備する 予定の 航空 機の使 用者を 原則 とする が、当 該装備 品 の 所有者 等そ の代理 人でも よい。 (b)所有者 氏名 又は名 称及び 所有者 住所 申請時 点の 当該装 備品の 所有者 名及 び所有 者住所 を記 載する 。 (c)装備品 の種 類又は 名称、 型式、 製造 番号及 び製造 者氏 名又は 名称 装備品 に付さ れてい る銘板 、検査 を受 検する 際に提 示する 書類と 整合す るも の でなけ れば ならな い。 (d)検査希 望場 所及び 検査希 望時期 - 125 - 希望を 記載 してよ いが、 必ずし も希 望どお りに検 査を 受けら れない 場合が あ る ので、 実際 の実施 場所及 び時期 につ いては 事前に 担当 検査官 室と調 整を行 う こ と。 (2)予 備品証 明申 請書類 の提出 先 (a)受検希 望地 が新潟 、長野 、静岡 以東 の場合 東京航 空局 保安部 運用課 検査乗 員係 東京都 千代 田区九 段南1 -1- 15 TEL 九段 第二合 同庁 舎 03 -5 275 -92 92 (b)受検希 望地 が富山 、岐阜 、愛知 以西 の場合 大阪航 空局 保安部 運用課 検査乗 員係 大阪府 大阪 市中央 区大手 前4- 1- 76 TEL 大阪合 同庁 舎第4 号館 06 -6 949 -62 11 5-2 申請 書類の 提出 から検 査、予 備品証 明書 の交付 までの 流れ 申請 書の提 出 ・関 係書類 は添付 しなく てよ い。 検査 場所及 び検 査日の 決定 ・担 当検査 官室と 調整を 行う こと。 検査 の実施 ・当 該装備 品及び 関係書 類を 持参す ること 。 予備 品証明 書の 交付 6.法 改 正 に 伴 う 経 過 措 置 6-1 航空法 の一部 を改 正する 法律( 平成 8年 法律第 35号) によ る改正 前の航 空法( 以 下 「旧法 」とい う。 )の規 定によ りな された 予備品 証明 平成9年10月1日時 点で有 効な予 備品 証明を 受けて いる装 備品 は、航 空法の 一部 を 改正す る法律 (平 成8年法律 第35号 )に よる改 正後の 航空 法(以 下「新 法」と い う 。)の 規定に よる 予備品 証明を 受け たもの とみな す。予 備品 証明書 に記載 され て いる有 効期間 及び 型式限 定は廃 止さ れたも のとし て扱う こと ができ る。 6-2 旧法の 規定に より なされ た装備 品修 理改造 認定事 業場の 確認 平成9年10月1日時 点で有 効な確 認が 行われ ている 装備品 は、 新法の 規定に より 確 認され たもの とみ なし、 新法の 規定 による 予備品 証明を 受け たもの とみな す。 - 126 - 確 認票に 記載さ れて いる有 効期間 及び 型式限 定は廃 止され たも のとし て扱う こと が できる 。 6-3 予備品 証明を 受け たもの とみな され る輸入 装備品 新法の 規定に より 予備品 証明を 受け たもの とみな される 輸入 装備品 は、平 成9年 10月1日以降 に外 国が証 明又は 該当す る認 定事業 場が確 認し たもの であっ て、そ れ 以 前に証 明又は 確認 された ものは 、予 備品証 明が必 要であ る。 - 127 - 付 録 Ⅴ -1 タ グ 一 覧 表 ANAC Form F-100-12 - 128 - ANAC Form SEGVOO 003 - 129 - 附則 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成12年 2月 1日から 適用す る。 2. 本サ ーキュ ラー により 、TCL-123A-1-93「耐 空証明 検査 時及び 修理改 造検査 時 に必要 な書 類につ いて」 、TCM-50-004D-1-91「飛 行規 程の作 成及び 取扱要 領」、 TCM-21-002B-74「 型式証 明に 必要な 書類に つい て」及 びTCM-21-003 「ライ セン ス契約 に基づ き製造 され る航空 機の型 式証 明に必 要な書 類につ い て」は 廃止 する。 附則( 平成12年7月25日) 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成12年 7月 25日 から適 用する 。た だし、 付録I-2の 運用 様式限 界に 係る改 正につ いては 、次 回の飛 行規程 の改 訂時又 は本改 正の適 用 日から 一年 を経過 した日 のいず れか 遅い時 期まで の間 は、な お従前 の例に よ ること がで きる。 附則( 平成12年11月 29日 ) 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成12年 11月 29日か ら適用 する。 附則( 平成13年 1月 29日 ) 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成13年 1月 29日か ら適用 する。 附則( 平成13年10月 10日 )-TCDに よる飛 行規 程改訂 関連の 改正 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成13年 11月 1日 から適 用する 。 附則( 平成16年6月30日)- 追加型 式設計 変更 届出関 連の改 正 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成16年 6月 30日 から適 用する 。 附則( 平成17年3月17日)- 輸入装 備品に 係る 予備品 証明関 連の 改正 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成17年 3月 17日 から適 用する 。 附則( 平成17年9月30日)- 国産航 空機等 及び 設計検 査認定 事業 場に係 る型式 証明関 連 の改正 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成17年 10月 1日 から適 用する 。 附則 ( 平成 17年11月9日 )- 国際民 間航 空機関 の騒音 に関 する標 準書 式関連 の改 正 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成17年 11月 9日 から適 用する 。 附則 ( 平成 18年12月28日 )- 耐空証 明関係 手続き に関す る改正 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成19年 1月 1日から 適用す る。 附則( 平成19年3月28日)- 修理改 造検査 の対 象範囲 に関す る改 正 - 130 - 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成19年 3月 30日 から適 用する 。 附則( 平成20年10月 31日 )-輸 入装備 品に 係る予 備品証 明関連 の改 正 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成20年 10月 31日か ら適用 する。 附則( 平成22年7月15日)- 航空機 の騒音 及び 発動機 の排出 物に 関する 改正 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成22年 7月 15日 から適 用する 。 附則( 平成23年6月30日) 1. 本サ ーキュ ラー は、平 成23年 7月 1日から 適用す る。 本サー キュラ ーに関 する 質問・ 意見に つい ては、 下記に 問い合 わせ ること 。 国土 交通 省航空 局安全 部航空 機安 全課 〒100-8918 東京都 千代田 区霞 が関2-1-3 電話 番号 03-5253-8735 FAX 03-5253-1661 - 131 - 航空機 検査 官
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