USBXchange

ユーザーズ・ガイド
USBXchange™
著作権
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的使用を目的として 1 部だけ印刷することが許されています。複
数部を印刷したり販売用に印刷することは堅く禁止されていま
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3 Return キーを繰り返し押すか、文書内のどこかを繰り返しク
リックすると、文書の最後まで読み進むことができます。
文書の最後で、手のひらツールは、
に変わります。
今まで読んだ画面を順に戻るには、以下のいずれかの操作を行い
ます。
x Shift キーとマウスの左ボタンを同時に押す。
キーとマウスの左ボタン
x Shift キーと Return キーを同時に押す。
キー
ハンドツールが
に変わります。
x 文書の先頭に戻るには、Ctrl+Shift+PageUp を押します。
ハンドツールが
に変わります。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 2
はじめに
このユーザーズ・ガイドでは、USBXchange を使用して、SCSI 機
器を PC 互換機や Apple Macintosh コンピュータの USB (Universal
Serial Bus) ポートに接続する方法を説明します。
USBXchange に内蔵された SCSI コントローラにより、最大 7 台の
SCSI 機器をコンピュータに接続できます。SCSI 機器には、ハー
ドディスク ドライブ、リムーバブル ドライブ、CD-R/W ドライ
ブ、DVD ドライブ、光磁気 (MO) ドライブ、スキャナ等が含まれ
ます。USBXchange の最大転送速度は 1.5 MB/ 秒、最大連続転送速
度は 700 KB/ 秒です。
概要
USBXchange は、高密度 50 ピン (SCSI-2) コネクタが一体化された
アダプタとして設計されています。USBXchange は、高密度 50 ピ
ン SCSI コネクタ ( オス ) を、SCSI 機器の高密度 50 ピン SCSI コネ
クタ ( メス ) に接続するだけで、簡単に取りつけられます。詳細
は、5 ページの「PC 互換機への USBXchange の取り付け」または
15 ページの「Macintosh への USBXchange のインストール」を参照
してください
高密度 50 ピン SCSI コネクタ
USB コネクタ
USBXchange
高密度 50 ピン SCSI-2 コネクタ
USBXchange は、通常セルフパワー モードとして動作するよう設
計されており、電源は、接続された SCSI 機器のターミネーショ
ン電源から供給されます。ターミネーション電源が供給されない
場合は、USB バスを通して電源が供給されます。しかし、電源の
ない USB ハブに、ターミネーション電源を供給しない SCSI 機器
が接続されている場合などは、USBXchange の動作に必要な電源
が USB バスから供給されません。その場合は、外部 DC 電源が必
要になります。詳細は、13 ページの「USBXchange の電源装置」
(PC 用 ) と 20 ページの「USBXchange の電源装置」(Mac 用 ) を参
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 3
照してください。
メモ : USBXchange は、お使いのシステムの USB ポートに直接接
続することを強くお勧めします。USB ハブを介して接続し
なければならない場合は、必ず、セルフパワー モードで
動作している USB ハブを使用してください。
USBXchange アダプタは、ホットプラグ可能で、システムに電源
を投入したまま、接続したり取り外したりできます。ただし、業
界標準では、SCSI 機器がホットプラグ可能とは規定されていませ
ん。
キットの内容
x USBXchange アダプタ - 高密度 50ピン SCSI コネクタ ケーブル
x Adaptec インストーラ CD (Mac 用、PC 用各ドライバ、ユー
ザーズ ガイド (PDF))
x『クイック インストール』ガイド (CD ケースに印刷 )
x ユーザ登録はがき
システム要件
PC 互換機
x USB ポートを搭載するデスクトップまたはポータブル タイプ
の PC 互換機
x Windows® 98、Windows 98 Second Edition、Windows
Millennium Edition (Me)、または Windows® 2000
x 外部電源装置として、(T-Mark) 付きあるいは UL 認定の AC
アダプタ
( 本製品には同梱されていません。)
Macintosh
x 標準で USB ポートを搭載する Apple Macintosh
x Mac OS 8.6 から 9.x
x アップル社の USB ソフトウェア関連の機能拡張 1.4.1 以降
x 外部電源装置として、(T-Mark) 付きあるいは UL 認定の AC
アダプタ
( 本製品には同梱されていません。)
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 4
このユーザーズ・ガイドの目次として、次の表を参照してくださ
い。
内容
ページ
PC 互換機用
PC 互換機への USBXchange の取り付け
5 ページ
SCSI 機器の接続
5 ページ
USB ポートへの接続
6 ページ
外部 USB ハブへの接続
6 ページ
Windows 98/Me 用ドライバのインストール
7 ページ
Windows 2000 用ドライバのインストール
9 ページ
Windows 98/Me 用および Windows 2000 用
USBXchange ドライバのアンインストール
12 ページ
USBXchange の電源装置
13 ページ
Macintosh 用
Macintosh への USBXchange のインストール
15 ページ
ドライバ ソフトウェアのインストール
15 ページ
SCSI 機器の接続
16 ページ
USB ポートへの接続
16 ページ
外部 USB ハブへの接続
17 ページ
USBXchange Switcher の使用
18 ページ
Macintosh への SCSI 機器の表示
19 ページ
USBXchange の電源装置
SCSI
20 ページ
SCSI について
SCSI ID
22 ページ
22 ページ
SCSI バスのターミネーション
22 ページ
複数の SCSI 機器への接続
23 ページ
問題解決について
トラブルシューティング
25 ページ
アダプテックテクニカルサポート
27 ページ
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 5
PC 互換機への USBXchange の取り付け
USBXchange は、簡単に取り付けて使用できます。正しく取り付
けるためには、ここで説明する手順にしたがってください。
SCSI 機器の接続
1 USBXchange を SCSI 機器に接続します。
SCSI 機器のコネクタの種類によって、USBXchange の SCSI
コネクタを SCSI 機器に直接接続できる場合と、ケーブルや
コンバータが必要な場合があります。SCSI 機器を追加して接
続するには、デイジー チェーンの形態で接続します。詳細
は、23 ページの「複数の SCSI 機器への接続」を参照してく
ださい。
2 ケーブルが SCSI 機器にしっかりと接続され、USBXchange のコネクタ両端にあるロッキング クランプで固定されている
ことを確認します。
3 SCSI 機器の電源を投入します。
メモ : SCSI 機器の電源は、必ず SCSI 機器を USBXchange ア
ダプタに接続してから投入してください。
SCSI 機器への
USBXchange の接続
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 6
USB ポートへの接続
1 SCSI 機器への接続後、コンピュータに電源が投入されていな
いときは、ここで電源を投入します。USB コネクタをコン
ピュータの USB ポートに接続します。
2 ケーブルの両端がしっかりと接続されていることを確認しま
す。システムや USBXchange が破損するおそれがあるので、
ケーブルをむりに接続しないでください。
メモ : USBXchange の電源は、通常は、接続された SCSI 機
器のターミネーション電源から供給されます。ターミ
ネーション電源を使用不可能な場合は、USB バスから
電源が供給されるように自動的に切り替わります。
USBXchange の USB コ
ネクタをコンピュータの
USB ポートに接続
外部 USB ハブへの接続
1 外部 USB ハブ ( 本製品には同梱していません ) を、コン
ピュータの USB ポートに接続します。
メモ : USBXchange が正常に動作するよう、必ずセルフパ
ワー モードで動作している (USB ポートに電力を供給
しているタイプの ) ハブをお使いになることをお勧め
します。セルフパワー モードのハブを使用不可能な
場合は、USBXchange をオプションの電源装置 (AC ア
ダプタ ) に接続してください。詳細は、13 ページの
「USBXchange の電源装置」を参照してください。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 7
2 USBXchange の USB コネクタを外部 USB ハブのポートに接続
します。
USBXchange の USB コネクタ
を外部 USB ハブの USB ポート
に接続
外部 USB ハブから出ている
ケーブルの USB コネクタをコン
ピュータの USB ポートに接続
Windows 98/Me 用ドライバのインストール
USBXchange を接続すると、Windows 98 または Windows Me によ
り自動的に検出されます。Windows 98 または Windows Me をお使
いの場合、アダプタを初めてシステムに接続するときに、キット
に付属の CD からドライバをイントールするように要求されます。
以下の手順に従い、Windows 98/Me 用ドライバをインストールし
てください。(本書で表記される Windows 98 には Windows 98 SE
も含まれます。)
1 Windows 98 または、Windows Me を起動します。
2 USBXchange を USB ポートに接続します。USBXchange が接
続された SCSI 機器の電源が投入されていることを確認しま
す。
3 USBXchange を USB ポートに接続すると、新しいハードウェ
アの追加ウィザード ダイアログ ボックスが表示されます。次
次
へをクリックして続行します。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 8
4 使用中のデバイスに最適なドライバを検索するを選択し、
使用中のデバイスに最適なドライバを検索する
Windows Me の場合は、ここで USBXchange CD-ROM あるい
は、ドライバが保存されたフロッピーディスクを挿入しま
す。次へ
次へをクリックします。
次へ
5 Windows 98 の場合、新しいハードウェアの追加ウィザード
で、ドライバを検索する場所として、CD-ROM ドライブを選
ドライブ
択します。( ドライバをフロッピーディスクから読み込む場
合には、フロッピーディスク ドライブを選択します。)
USBXchange CD-ROM ( または、フロッピーディスク ) をドラ
イブに挿入し、次へ
次へをクリックします。
次へ
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 9
6 次へをクリックし、ドライバをインストールします。
次へ
7 完了をクリックし、インストールを完了します。
完了
Windows 2000 用ドライバのインストール
USBXchange を接続すると、Windows 2000 により自動的に検出さ
れます。Windows 2000 をお使いの場合、アダプタを初めてシステ
ムに接続するときに、キットに付属の CD からドライバをイン
トールするように要求されます。以下の手順にしたがい、
Windows 2000 用ドライバをインストールしてください。
1 Windows 2000 を起動します。
2 USBXchange を USB ポートに接続します。USBXchange が接
続された SCSI 機器の電源が投入されていることを確認しま
す。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 0
3 USBXchange を USB ポートに接続すると、新しいハードウェ
アの検出ウィザードが表示されます。次へ
次へをクリックして続
次へ
行します。
4 デバイスに最適なドライバを検索するを選択してから、次へ
次へ
デバイスに最適なドライバを検索する
をクリックします。
ユ ー ザー ズ ガ イド : US B X ch a ng e S CS I • 11
5 新しいハードウェアの検出ウィザードで、ドライバを検索す
る場所として、CD-ROM ドライブを選択します。
ドライブ
USBXchange CD-ROM を CD-ROM ドライブ挿入し、次へ
次へをク
次へ
リックします。
6 次へをクリックし、ドライバをインストールします。
次へ
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 2
7 完了をクリックし、インストールを完了します。
完了
Windows 98/Me 用および Windows 2000 用 USBXchange ドライバの
アンインストール
以下の手順にしたがい、USBXchange ドライバをアンインストー
ルします。
1 USBXchange をシステムの USB ポートから取り外してから、
デバイス ドライバのアンインストール ユーティリティを実行
します。
2 USBXchange のインストーラ CD を CD-ROM ドライブに挿入
します。
3 デスクトップで、マイ
マイ コンピュータのアイコンをダブルク
コンピュータ
リックし、カーソルで CD-ROM ドライブのアイコンをポイン
トして、再度ダブルクリックします。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 3
4 Adpusbui.exe ファイルをダブルクリックします。
5 次の Windows のダイアログ ボックスで、続行
続行ボタンをクリッ
続行
クします。
6 USBXchange ドライバのアンインストールが完了すると、
Windows のダイアログ ボックスが表示されます。
USBXchange の電源装置
USBXchange には、通常、接続された SCSI 機器のターミネーショ
ン電源が供給されます。ターミネーション電源を使用不可能な場
合は、USB バスから電力が供給されるように自動的に切り換わり
ます。特に、電源のない USB ハブに、ターミネーション電源を供
給しない SCSI 機器が接続されている場合などは、USBXchange の
動作に必要な電力が USB バスから供給されません。その場合は、
外部 DC 電源装置が必要になります。
メモ : USBXchange は、システムの USB ポートに直接接続するこ
とをお勧めします。USB ハブを介して接続しなければなら
ないときは、必ず、電源内蔵の USB ハブを使用してくだ
さい。
Windows 98 SE、Windows Me や Windows 2000 をお使いの場合、
USBXchange に十分な電力が供給されていないと、エラー メッ
セージが表示されます。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 4
メモ : Windows 98 SE、Windows Me や Windows 2000 とは異なり、
Windows 98 では、ターミネーション電源の問題が発生し
ている可能性があることを通知するエラー メッセージは
表示されません。ただし、14 ページに記載されている手
順にしたがって、問題を解決できます。
はいをクリックすると、次のメッセージが表示されます。
はい
以下のいずれかの方法で、問題を解決できます。
x USBXchange を取り外し、コンピュータの別の USB ポートに
直接接続するか、コンピュータに接続された電源内蔵のハブ
に接続します。
x 外部 DC 電源装置を、USBXchange に接続します。
外部 DC 電源装置
外部電源が必要な場合、USBXchange には、出力電圧が 4.5V–9V、
出力電流が 500 mA 以上の電力を供給する DC 電源 (AC アダプタ )
を接続できます。
極性
メモ : 必ず (T-Mark)、あるいは UL 等の安全規格に適合した電源
装置をお使いになることをお勧めします。推奨する電源装
置の最新情報については、USBXchange CD-ROM の Docs
フォルダにある Read Me ファイルをお読みください。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 5
外部 DC 電源プラグは、USBXchange の側面にある DC 入力ジャッ
ク接続部に接続できます。
外部電源が必要なとき
は、DC 電源プラグを
USBXchange に接続
Macintosh への USBXchange のインストール
ドライバ ソフトウェアのインストール
1 Macintosh の電源を投入し、付属の USBXchange のインストー
ラ CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入します。
2 次の図に示す、USBXchange インストーラ アイコンをダブル
クリックします。
3 画面に表示される指示にしたがって操作を続行します。
4 ドライバ ソフトウェアのインストール後、Macintosh を再起
動してから、画面の指示にしたがって SCSI 機器を
USBXchange に接続します。
メモ : 16 ページの「SCSI 機器の接続」の手順が完了するまでは、
USBXchange をコンピュータに接続しないでください。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 6
SCSI 機器の接続
1 SCSI 機器の電源が切断されていることを確認します。
2 USBXchange を SCSI 機器に接続します。
SCSI 機器のコネクタの種類によって、USBXchange の SCSI
コネクタを SCSI 機器に直接接続できる場合と、ケーブルや
コンバータが必要な場合があります。
3 SCSI 機器の電源を投入します。
メモ : SCSI 機器の電源は、必ず SCSI 機器を USBXchange アダプ
タに接続してから投入してください。
SCSI 機器への
USBXchange の接続
USB ポートへの接続
1 USBXchange を USB ポートに接続します。
2 ケーブルの両端がしっかりと接続されていることを確認しま
す。システムや USBXchange が破損するおそれがあるので、
ケーブルをむりに接続しないでください。
メモ : USBXchange の電源は、通常、接続された SCSI 機器
のターミネーション電源から供給されます。ターミ
ネーション電源を使用不可能な場合は、USB バスから
電力が供給されます。
USBXchange の USB コ
ネクタをコンピュータの
USB ポートに接続
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 7
外部 USB ハブへの接続
1 外部 USB ハブ ( 本製品には同梱されていません ) をコン
ピュータの USB ポートに接続します。
メモ : USBXchange が正常に動作するよう、必ずセルフパ
ワー モードで動作している (USB ポートに電力を供給
しているタイプの ) ハブをお使いになることをお勧め
します。それが不可能な場合は、USBXchange をオプ
ションの電源装置 (AC アダプタ ) に接続してくださ
い。詳細は、20 ページの「USBXchange の電源装置」
を参照してください。
2 USBXchange の USB コネクタを外部 USB ハブのポートに接続
します。
USBXchange の USB
コネクタを USB ハブの
USB ポートに接続
外部 USB ハブから出て
いるケーブルの USB コ
ネクタをコンピュータ
の USB ポートに接続
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 8
USBXchange Switcher の使用
USBXchange Switcher は、マスストレージや、その他の周辺機器の
ドライバを切り替えて使用するためのコントロールパネルです。
マスストレージとは、ハードディスク、MO ドライブ、CD-ROM、
Zip ドライブ、Jaz ドライブなどです。その他の周辺機器とは、ス
キャナ、プリンタ、DVD-RAM、CD-R/W 装置などを指します。
警告 : USBXchange が、現在使用中の SCSI 周辺機器に対して適
切に設定されていることを確認してください。誤った設定
で使用するとクラッシュの原因となったり、データの損失
や破壊を招くことになります。
メモ : マスストレージ モードで動作時には DVD-RAM ドライブ
は CD-ROM 装置として認識され、DVD-RAM ドライブへ
の書き込みはできません。
USBXchange Switcher は、以下の手順で使用してください。
1 USBXchange Switcher を起動するには、システムフォルダ内の
コントロールパネルフォルダにあるアイコンをダブルクリッ
クします。
2 使用する装置に合わせて、USBXchange モードを選択します。
3 再起動ボタンを押すと設定が保存され、システムが再起動し
再起動
ます。
4 キャンセル ボタンを押すと設定が保存されずにコントロール
パネルが閉じます。
5 ファイルメニューの「終了」、またはコマンド
コマンド -Q を使用して
も、設定を保存せずにコントロールパネルを閉じられます。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 1 9
Macintosh への SCSI 機器の表示
メモ : マスストレージ モードで動作している場合は、
SCSIProbe™ に装置が表示されません。
1 システム フォルダ内の コントロール パネル フォルダにある
アイコンをダブルクリックし、SCSIProbe を起動します。
2 プルダウンメニューから SCSI バスを選択すると、SCSI デバ
イスの下に、SCSI バスに接続されている装置が表示されま
す。
SCSI バス
SCSI
デバイス
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 2 0
USBXchange の電源装置
USBXchange には、通常、接続された SCSI 機器のターミネーショ
ン電源が供給されます。ターミネーション電源を使用不可能な場
合は、USB バスから電力が供給されるように自動的に切り換わり
ます。特に、電源のない USB ハブに、ターミネーション電源を供
給しない SCSI 機器が接続されている場合などは、USBXchange の
動作に必要な電力が USB バスから供給されません。その場合は、
外部 DC 電源装置が必要になります。
メモ : USBXchange は、システムの USB ポートに直接接続するこ
とをお勧めします。USB ハブを介して接続しなければなら
ないときは、必ず、セルフパワー モードで動作する USB
ハブを使用してください。
USBXchange の動作に必要な電力が供給されていない場合、次の
エラー メッセージが表示されます。
以下のいずれかの方法で、問題を解決できます。
x USBXchange を取り外し、コンピュータの別の USB ポートに
直接接続するか、コンピュータに接続された電源内蔵のハブ
に接続します。
x 外部 DC 電源 (AC アダプタ ) を、USBXchange に接続します。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 2 1
外部 DC 電源装置
外部電源が必要な場合、USBXchange には、出力電圧が 4.5V–9V、
出力電流が 500 mA 以上の電力を供給する DC 電源 (AC アダプタ )
を接続できます。
極性
メモ : 必ず (T-Mark) あるいは UL 等の安全規格に適合した電源装
置をお使いになるようお勧めします。推奨する電源装置の
最新情報については、USBXchange CD-ROM のインストー
ラを実行すると展開されるお読みくださいファイルを参照
ください。
外部 DC 電源 (AC アダプタ ) プラグは、USBXchange の側面にある
DC 入力ジャック接続部に接続できます。
外部電源が必要なとき
は、DC 電源プラグを
USBXchange に接続
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 2 2
SCSI について
SCSI (「スカジー」と発音 ) は、Small Computer System Interface の略
です。SCSI は、業界標準のコンピュータ インターフェイスで、
最大 7 台の SCSI 機器 ( ハードディスク ドライブ、CD-ROM ドラ
イブ、スキャナ等 ) を共通の SCSI バスに接続できます。
SCSI バスとは、電気の経路で、コンピュータにインストールされ
た SCSI アダプタ (USBXchange アダプタ等 ) と、1 台または複数の
SCSI 機器から構成されます。1 台または複数の SCSI 機器がコン
ピュータに接続されている場合、SCSI チェーンと呼ばれます。ま
た、各機器は、SCSI ケーブルを使用して SCSI カードに接続され
ます。SCSI バスを正しく動作させるには、SCSI 機器と SCSI アダ
プタに SCSI ID を割り当て、SCSI バスを適切にターミネートしな
ければなりません。
USBXchange の上部の LED が点滅している場合、SCSI バスが動作
していることを示しています。
SCSI ID
USBXchange に接続される各機器とアダプタには、0 ~ 7 までの重
複しない SCSI ID 番号が割り当てられていなければなりません。
SCSI ID は、SCSI バスに接続された SCSI 機器を識別するために
使用され、これによって、複数の機器が同時に SCSI バスを使用
しようとしたときの優先順位が決まります。
x USBXchange は、あらかじめ SCSI ID 7 に設定されており、
SCSI バス上で最高の優先順位が割り当てられています。
x Windows 98、Windows Me と Windows 2000 では、デバイス マ
ネージャを使用して、インストールされている各 SCSI 機器
の SCSI ID やその他の情報を表示できます。
x Adaptec EZ-SCSI® ソフトウェア ( 別売品です ) がインストール
されていれば、SCSIExplorer™ というユーティリティを使用
して、インストールされている各 SCSI 機器の SCSI ID やその
他の情報を表示できます。
x Macintosh では、SCSIProbe ソフトウェアを使用して、インス
トールされている各 SCSI 機器の情報を表示できます。
SCSI バスのターミネーション
SCSI バスの通信の信頼性を維持するには、SCSI バスの終端の機
器に、ターミネータをインストール ( または、有効に ) しなければ
なりません。バスの途中に接続された機器のターミネータは、す
べて取り外す ( または、無効にする ) 必要があります。ターミネー
ションは、接続されている SCSI 機器の台数にかかわらず必要で
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 2 3
す。USBXchange は、必ず SCSI バスのいずれかの終端にあるた
め、ターミネーションがつねに有効になっています。
ハードディスク ドライブとその他の SCSI 機器は、さまざまな方
法でターミネートできます。ターミネーションの方法について詳
しくは、各機器のマニュアルをご覧ください。一般的なターミ
ネーションの方法について、以下で説明します。
x ターミネーションは、通常、SCSI ターミネータの取り付け /
取り外しによって設定されます。SCSI 機器によっては、機器
の背面のスイッチでターミネーションを設定するものもあり
ます。
x ほとんどの SCSI 機器は、出荷時にターミネーションが有効
に設定されています。
x ジャンパでターミネーション電源の供給元を選択する機器で
は、その機器のターミネータに電源が供給されるように設定
しなければなりません。
x 機器によっては、SCSI バスにターミネーション電源が供給さ
れなければなりませんが、USBXchange は、ターミネーショ
ン電源を供給しません。そのため、そのような機器を
USBXchange とともに使用するには、別の ( ターミネーション
電源を供給する ) 機器を SCSI バスに接続しなければなりませ
ん。
外部 SCSI ターミネータ
が必要な SCSI チェーン
( 実際の外観は異なること
があります )。
複数の SCSI 機器への接続
USBXchange を使用して、コンピュータを 1 台の SCSI 機器、また
は最大 7 台までの、直列接続された (SCSI チェーンの ) SCSI 機器
に接続できます。
システム構成によっては、USBXchange の SCSI コネクタと、接続
する SCSI 機器のコネクタの形状が合わないことがありますが、
そのような場合には、アダプタが必要です。また、複数の SCSI
機器を USBXchange に接続する場合は、SCSI ケーブルを追加購入
する必要があります。お使いの SCSI 機器によっては、使用可能
な SCSI ケーブルが付属していることもあります。データが正し
く読み書きされるようにするには、高品質のケーブルを使用する
ことが大切です。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 2 4
USBXchange を複数の SCSI 機器に接続する場合には、以下の手順
にしたがってください。
1 6 ページの「USB ポートへの接続」または 16 ページの「USB
ポートへの接続」の項に記載されている手順にしたがい、
USBXchange を 1 台目の SCSI 機器に接続します。
2 ほとんどの SCSI 機器には、SCSI ポートまたはコネクタが 2
個あり、SCSI 機器を 2 台接続できるようになっています。別
の SCSI ケーブルを使用して、2 台目の SCSI 機器を、1 台目
の SCSI 機器の空いている SCSI コネクタに接続します。
3 さらに、別の SCSI ケーブルを使用して、2 台目の SCSI 機器
に 3 台目の SCSI 機器を接続します。
4 SCSI チェーン上の各機器に、SCSI ID を重複しないように割
り当てます。
5 SCSI チェーンの終端の機器は、ターミネートしなければなり
ません。詳細は、22 ページの「SCSI ID」と 22 ページの
「SCSI バスのターミネーション」を参照してください。
メモ : Mac OS をお使いの場合、製品の初期発売時点では、
USBXchange には SCSI 機器を 1 台だけしか接続できませ
ん。最新情報については、http://www.adaptec.co.jp をご覧
ください。
SCSI チェーンの例
USBXchange は、1 台目
の SCSI 機器に直接接続
される
別の SCSI ケーブルで
接続された 2 台目の
SCSI 機器
さらに別の SCSI ケー
ブルで接続された 3 台
目の SCSI 機器。終端
の SCSI 機器は、ター
ミネートが必要
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 2 5
トラブルシューティング
USBXchange に関する問題が発生した場合、以下のトラブル
シューティングのヒントを参考にしてください。
SCSI 機器が認識されません。システムに機器が認識されるようにする
には、どうすればよいでしょうか。
x 通常、USBXchange には、接続された SCSI 機器のターミネー
ション電源が供給されます。ターミネーション電源を使用不
可能な場合は、USB バスから電力が供給されるように自動的
に切り換わります。特に、電源のない USB ハブに、ターミ
ネーション電源を供給しない SCSI 機器が接続されている場
合などは、USBXchange の動作に必要な電力が USB バスから
供給されません。その場合は、外部 DC 電源 (AC アダプタ )
が必要になります。詳細は、13 ページの「USBXchange の電
源装置」(PC 用 ) と 20 ページの「USBXchange の電源装置」
(Mac 用 ) を参照してください。
x システムが USBXchange を認識する前に、SCSI 機器の電源を
投入します。すべての SCSI 機器の電源を投入してから、
Macintosh やデスクトップ PC に接続し直します。
x コンピュータにドライバがインストールされていることを確
認します。
x ハブを使用する場合は、電源内蔵のものをお使いになること
をお勧めします。
SCSI 周辺機器のコネクタと USBXchange のコネクタの形状が合いませ
ん。どうすればよいでしょうか。
適合するケーブルについては、当社のオンライン ストアを確認し
てください。当社では、さまざまなタイプの SCSI ケーブルを提
供しています。
Windows を使用していますが、CD を交換すると、ドライブに新たに挿
入された CD が表示されません。
表示メニューから、最新の情報に更新を選択して、画面を再表示
表示メニューから、最新の情報に更新
してください。
ユー ザ ーズ ガ イ ド : U S B X c ha n g e S CS I • 2 6
USBXchange に接続したまま SCSI 機器の電源をオンまたはオフにする
と、システムが USBXchange を認識しなかったり、接続されている
SCSI 機器が認識されないことがあります。どうすればよいでしょうか。
以下の手順のいずれかを実行します。
1 USBXchange を USB ポートから抜いて、再び差し込みます。
2 USBXchange を取り外し、SCSI 機器の電源を切断してからも
う一度投入して、USBXchange を再度挿入します。
3 USBXchange を SCSI 機器から取り外してから再接続します。
4 USBXchange が接続され、SCSI 機器の電源が投入された状態
でシステムを再起動します。
5 システムをシャットダウンし、USBXchange を取り外します。
すべての SCSI 機器の電源を切断してからもう一度投入して、
USBXchange を再度挿入します。USBXchange を再接続した
ら、システムを再起動します。
6 アンインストール ユーティリティを実行してから、ドライバ
を再インストールします。詳細は、12 ページの「Windows
98/Me 用および Windows 2000 用 USBXchange ドライバのアン
インストール」を参照してください。
上記手順を実行しても問題が解決しないときは、当社の Web サイ
ト (http://www.adaptec.co.jp) にアクセスしてください。それでも、
問題の解決方法が見つからないときは、27 ページの「アダプテッ
クテクニカルサポート」を参照し、お問合せください。
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著作権
© 2000, 2001 Adaptec,Inc. All rights reserved. この文書は、たとえその一部であっても事前に Adaptec,Inc., 691
South Milpitas Blvd., Milpitas CA 95035 から書面による許可を得た場合を除き、電子的、機械的、複写機、
録音あるいはその他いかなる手段、いかなる形式によっても転送、複製、検索システムに登録してはなり
ません。
商標
Adaptec、Adaptec のロゴ、USBXchange、SlimSCSI、EZ-SCSI、および SCSIExplorer は Adaptec, Inc. の登録
商標で何らかの司法権に登録されている場合があります。
Windows、Windows 98、Windows Me、および Windows 2000 は Microsoft 社の登録商標であり、アメリカそ
の他の諸国でライセンスの下に使用されます。その他の商標は各権利所有者の所有によるものです。
変更
本文書の資料は単なる情報として提供されるものであり、予告なく変更される可能性があります。本書の
制作に際し正確さを期するために万全の注意を払ってはおりますが、本書中の誤記や情報の抜け、あるい
は情報の使用に起因する結果に関して Adaptec 社はいかなる責任も負いません。
Adaptec 社は、ユーザに対する事前の約束及び告知無しに製品のデザインを変更する権利を留保します。
禁止事項
本書のどの部分も、著作権者からの事前の書面による許可なくして、電子的、機械的を問わず、複写や記
録などいかなる方法やいかなる形による転送や複製、検索システムへの登録を行う事は法律で禁止されて
います。
アダプテックテクニカルサポート
アダプテックの製品は、簡単にインストールして使えるように特別に開発されました。画面に表示される
指示やヘルプ、マニュアルの制作にあたっては、わかり易く、使い易いものとなるよう十分配慮しており
ます。これ以上の情報が必要な場合は、アダプテック社のテクニカルサポートへご連絡ください。
電話テクニカルサポート: 03-5308-6120 (受付時間 平日午前 9 時 -12 時、
午後 1 時 -6 時 土、日、祭、祝日を除く)
アダプテックテクニカルサポートへご連絡されるときは、必ず以下の情報をご用意ください。
x アダプテックハードウェア製品のモデル及び TSID 番号
本製品に同梱されているシールには、製品番号、シリアル番号の他に TSID ( テクニカルサポート ID 番
号 ) が記載されています。保証書に貼付して、テクニカルサポートへのお問合せの際に必ずご連絡くだ
さい。
x アダプテックソフトウェア製品の名前とバージョン番号
x お使いになっている OS の種類とバージョン番号(例:Mac OS 9.1)
x アダプテック製品を購入された販売店名
アダプテック SCSI カードがあらかじめコンピュータシステムに内蔵されていたものである場合は、まず、
そのコンピュータメーカに連絡し、技術サービスをお受けください。日本以外の国では、それぞれの国の
正規 Adaptec 販売店にご連絡ください。
アダプテックジャパン インターネット ホームページ
x http://www.adaptec.co.jp
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法規適合ステートメント
FCC(米国連邦通信委員会)無線周波数妨害法準拠
(米国連邦通信委員会)無線周波数妨害法準拠
警告:本装置に対し、準拠の責任がある当事者が、特別に認可ないし加工または変更が加えられた場合、
本装置を使用するユーザの権限は無効になる可能性があります。
本装置は、検査の結果、FCC 規則パート 15 に従うクラス B デジタル装置の制限に準拠しています。これ
らの制限は、住宅地域において操作する際、妨害からの保護を目的としたものです。本装置は、無線周波
数を発生、使用また放射する場合があります。取扱説明書に従って設置または使用されない場合、無線通
信に有害な妨害を引き起こす可能性があります。また、設置状況に関わらず障害を引き起こす可能性もあ
ります。本装置が、テレビやラジオ等の受信障害の原因となっているかどうかは、装置の電源の ON/OFF
を切り替えることでご確認頂けます。本装置が受信障害の原因であると考えられる場合は以下の手順のい
ずれか、または幾つか組み合わせてお試しください。
x テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えるか、または場所を変える。
x テレビまたはラジオと本装置の間の距離を離す。
x テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続する。
x 販売店またはテレビ、ラジオの修理業者にご相談ください。
x 法規上の制限に準拠した使用を行うには品質の良い I/O ケーブルか電源ケーブルをご使用ください。
本装置は、FCC 規則パート 15 に準拠しており、その使用は、次の 2 つの条件に従います:(1)本装置は、
妨害を引き起こさないと想定される。
(2)本装置は、不適切な操作に起因する障害を含むいかなる障害も
承認しなければならない。
Adaptec, Inc.
USBXchange
Tested to Comply
With FCC Standards
FOR HOME OR OFFICE USE
EU 法準拠
本製品はテストの結果以下のヨーロッパの基準に準拠しています。
EMC Directive 89/336/EEC, as amended by 92/31/EEC and 93/68/EEC
EN 50081-1 (1992)
EN55022 (1994) Class B
EN 50082-1 (1992)
EN61000-4-2 (1998)
EN61000-4-3 (1998)
EN61000-4-4 (1995)
EN61000-4-5 (1995) Surges
EN61000-4-6 (1996) Conducted immunity
EN61000-4-11 (1994) Supply dips of variation
オーストラリア、ニュージーランド法準拠
本装置は Spectram Management Agency が策定したオーストラリア / ニュージーランド標準
AS/NZS 3548 に従ったテストの結果クラス B デジタル装置の制限に準拠しています。
カナダ法準拠
本製品はクラス B デジタル装置です。本製品は、カナダ電波妨害装置規則の要件をすべて満たし
ています。
日本法準拠
情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に準拠しています。
Stock No. 512545-00JA, Ver. AB