NIHON UNIVERSITY MISHIMA SENIOR HIGH SCHOOL, JUNIOR HIGH SCHOOL 校長挨拶 伝統と創造の間 で 日本大学三島高等学校・中学校 渡邊 武一郎 校長 日本大学三島高等学校は創立 50 年余りの歴史を誇り、静岡県内では私学の雄と認められています。 以前は一学年1,000人以上の生徒が在籍する大規模校でしたが、現在は定員 680 名となり、随分とス リムになりました。しかし、現在でも他校と比べればその規模は十分大規模校と言えます。 長い歴史を誇るということは、その背景にこれまで日大三島高校で教鞭をとられた先生方、そして日 大三島高校に学び巣立っていった同窓生の方々が、その時代時代において、真摯に、一所懸命に、そ して着実に努力を重ねてこられた結果築かれた伝統があります。今の日大三島高校が地域の人々に信頼 され、支持されているのは、これら先人の方々のお陰であることは論を待ちません。しかし、昨今のグロー バル化や ICTの急速な発展には、伝統を守り、これまでと同じことを継続するだけでは対応することが できません。 ところで、日本を代表する剣術の流派に新陰流があります。多くの方は、その名前だけでも聞いたこ とがあるでしょう。室町時代に愛洲移香斎から陰流を学んだ上泉信綱は、そこから 「転」を工夫して新陰 流をたてます。信綱に学んだ柳生石舟斎宗厳は、新たに 「無刀の位」 を開悟し、新陰流第二世となります。 さらに石舟斎の孫である兵庫助利厳は 「直立たる身」の兵法を確立し、新陰流第三世となります。その後 も、新陰流は脈々とその流儀を伝え、今に至ります。ここで大切なことは、それぞれの代に於いて伝え られた流儀を引き継ぎつつも、常に新しいことを、或いは新しいものを取り入れて改革を加え続けてき たということです。つまり、伝統の継承とは、単に過去から伝えられたことを、そのまま引き継ぎ次に伝 えるのではなく、先人たちの残した教えを有難く受け継ぎ守りながら、同時に、そこに新しい工夫を加 え革新していくことを言うのだと思います。 本校においても、改革を進め、新たな価値を創造し、伝統の継承をしていきたいと考えます。 新任教員の紹介 高 堀 雅英 担当科目 国語 出身 神奈川県 中 都築 眞亜子 担当科目 英語 出身 千葉県 最終学歴 日本大学 文理学部 国文学科 高 佐々木 俊哉 担当科目 数学 出身 東京都 最終学歴 日本大学 理工学部 数学科 最終学歴 日本大学 文理学部 英文学科 高 河合 2 めぐみ 高 齋藤 加奈 担当科目 出身 担当科目 出身 数学 神奈川県 理科(化学) 神奈川県 最終学歴 最終学歴 学習院大学 理学部 数学科 日本大学 理工学部 物質応用化学科 生 の 意外 な一面が分かる か も ? 先 KOHO NO.107 新任の先生方に 様々な質問 に 答えていただきました! ◆ 堀 雅英の取扱説明書 神経質なところには非常に神経質です。心配性なこと もあり、変なこだわりを持つ時もありますが、大目に 見て下さるとありがたいです。 ◆ 私が考えるクラス経営 第 2 の家のような場所にしたいです。 どん なん な先生 だろ う? 経験を どんな の? た き て し ◆ 学生時代に取り組んできたこと 毎日ラグビーに取り組んでいました。ラグビー部の寮 に入っていたため、良い意味でも悪い意味でも普通で はできないような経験をしてきました。 ◆ 教科に対する熱い思い 教科 に 思い 対する は? 国語は何事にも繋がる教科だと思います。国語を通し て、読む力、考える力、書く力、話す力などを身につけ、 より良い人生を過ごして欲しいです。 ◆ 今どきの高校生に言いたい! ? 友人と共に過ごしている時間を大切に! ◆ 保護者に向けて 1 日 1 日を大切に過ごし、生徒と共に成長していきた いと思います。よろしくお願いします。 ◆ 河合 めぐみの取扱説明書 工作が好きなので、色々な計算をしながら厚紙などを 使い、色々なものを作ります。そのときはひたすら無 心です。話しかけてもあまり意味がないと思います。 ◆ どんな教員になりたいか クラスの生徒の様子に、常に気を配ることのできる教 員になりたいです。 ◆ 学生時代に取り組んできたこと 数学科の 4 年次の研究内容は暗号理論です。暗号をグ ループみんなで協力しながらプログラム・実装したり、 楕円曲線を使った暗号理論の研究を行いました。 ◆ 今どきの高校生に言いたい! スカートが 5㎝短くなり、まつ毛が 3㎜長くなったと ころで、可愛さはたいして変わらない。 ◆ 保護者に向けて この学校の強みは面倒見が良いことだと思います。し かし、それは生徒から意欲的に行動してくれたときに 発揮されることだと思います。担任をはじめ、様々な 先生にどんどん声をかけるようにしていただけるとい いなと思います。 ◆ 佐々木 俊哉の取扱説明書 褒められると調子に乗る面倒くさいタイプです。また、 納豆が苦手です。どんなに好印象の方でも納豆を食べ ている間はその方から距離を取ります。 ◆ 私の成功体験 とある面接を、フレンチトーストが美味しくできたと いう話で乗り切ったことがあります。 ◆ 挫折の体験 日々、落ち込んでは立ち上がっての繰り返しです。失 敗することに慣れてはいけませんが、失敗するからこ そ見えてくるものもあると思います。 ◆夢 教え子や先生方に惜しまれつつ、定年を迎えたいです。 ◆ 今どきの高校生に言いたい! 理論よりも実践。まずは動いてみることが大切だと思 います。 ◆ 保護者に向けて 私自身もまだ学ぶことがありますので、生徒と共に 学び成長していきたいと思います。よろしくお願いし ます。 ◆ 都築 眞亜子の取扱説明書 食べることが好きです。好き嫌いはありません。色々な人 と「これ美味しいねー!」と食事をするときが幸せです。 ◆ どんな教員になりたいか 「生徒の良い所を発見できる教員」です。なかなか自分 の良さは自分では気づかないものです。私が生徒をた くさん褒めることで、生徒が自分の良さを知って、活 躍して欲しいと思います。 ◆ 私の成功体験 私が何か成功するときには、自分の力だけでなく必ず 誰かがサポートしてくれているのだと感じることが最 近増えました。周りの人に感謝してもしきれません。 ◆ 教科に対する熱い思い 普段日本語に触れている私達が、いつもとは違う言語 で本を読んだり、音楽を聞いたり、人と話すことはと ても楽しいことです!そんな楽しさを伝えられる英語 の授業ができるように頑張ります! ◆ 保護者に向けて 今まで自分が学んできたこと、経験したこと、感じた こと、全てを活かして精一杯生徒と接していきます。 よろしくお願いします。 ◆ 齋藤 加奈の取扱説明書 基本的には自分の意志を曲げないタイプです。こうだ と思うと譲らず、少々面倒な一面もありますが…。普 段はよく人間観察をして、人の本性を探っています。 ◆ どんな教員になりたいか 生徒一人ひとりにとって、それぞれが成長するために 必要な素質を見つけてあげられる教員になりたいです。 そのための環境づくりや手助けができるよう努力して いきます。 ◆ 私が考えるクラス経営 「けじめのあるクラス」 高校を卒業する時に、一人の大人としてけじめのある 行動ができるようになることを目指しています。 ◆ 学生時代に取り組んできたこと とにかくバレーボールでした。高校時代は部活動で、大 学時代はコーチ・監督として指導にあたってきました。 ◆ 教科に対する熱い思い 理科という教科は現象や物質に対する理解を深めるこ とのできるすばらしい学問です。まだまだ未知な世界 もありますが、それを切り拓いていくのも理科の面白 さです。 3 NIHON UNIVERSITY MISHIMA SENIOR HIGH SCHOOL, JUNIOR HIGH SCHOOL 教務 生活指導 学びの質を高める取り組み 規律ある学校生活 「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの 65%は、 大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう。 」 (キャシー= デービッドソン・デューク大学研究員) 今、学校教育は大きな転換点にきています。高等学校をターゲッ トにした教育改革は、 「高大接続」 に関わるセンター試験の廃止とと もに注目されています。なぜ、この時期に明治以来の教育大改革と 言われるようなことを国は考えているのでしょうか。 冒頭の言葉はアメリカの大学研究者が発信したものですが、日本 の教育にも大きな影響を与えようとしています。それは、以前では 通用したものが、情報化社会の次々と変化する状況に使えない知 識となっていることと関係しています。つまり、知識は単なる「習得」 から 「活用」の時代へと変わっているのです。このような時代に学校 教育に何が求められているのでしょうか。 その一つが 「学力の三要素」 です。つまり ①基礎的な知識・技能の習得 ②これらを活用して課題解決を図る思考力、判断力、表現力の育成 ③主体的に学習に取り組む態度の養成=学習意欲を備える ことです。 本校の取り組みはどうでしょうか。教育課程は基礎的な知識の習 得に十分な時間を備えています。実は 「選択肢が多い」 という特色をも つ本校は、教育課程には見えないものも大切にしています。それは 各種学校行事や部活動、検定試験への取り組み、新聞の各教室へ の配付など教科学習以外の活動を通じて、自ら探求し新たなことに 挑戦する生徒を養成することです。また、教員は研修を通じて新た な時代の学びの方法を追求する活動に取り組んでいます。本校は地 道な活動の積み重ねから 「学び」の重要性を生徒に伝えていきます。 本校では、公共委員を中心として全校生徒が一丸となり、基本的 生活習慣や社会的マナーを身につけることを目指し、週番活動 その他に取り組んでいます。生徒数約2,000名の大所帯ですので、 組織がしっかりし、目標が明確でないと機能しません。 例えば、通学時の安全対策として、三島駅から本校までの通学路 の要所に週番(生徒・教員) の係が立ち、安全確保に努めています。 校門では、お互いに大きな声であいさつを交わす、 「あいさつ運 動」を行っています。 自転車利用者が 1,000 名を超えるため、三島警察署の協力を 得て「自転車マナー教室」、 「交通安全教室」を実施し、交通マナー やルールの指導に力を入れ、事故防止に努めています。 「遅刻者0運動」を各学期に実施し、遅刻者0を目指しています。 全体的に非常に良好な状態ではありますが、継続的に行ってい ます。 現在、ネット・トラブルが社会問題になっていますが、本校では、 アディッシュ社の「スクール・ガーディアン」を導入し、サイバー パトロールを行っています。 365 日・24 時 間 体 制 で、 プロによるあらゆるサイト の徹底したパトロールに より、定期的に情報が本校 に送られ、生活指導に活用 しています。また、生徒の相 談にも対応できる体 制 に なっています。 保健衛生 図書 健全な精神は健全な身体に宿る 本を通して生徒の自主性を育む 保健衛生部は、清潔な環境づくりと健康な心身を育成し、有意義 な学校生活を送る手助けをしています。 保健委員会では、日常の環境美化、救護活動、保健衛生等を 心掛け、清掃の徹底を図っています。 定期健康診断・歯科検診 学校保健法に定められている身体測定、胸部レントゲン撮影、 心電図、貧血検査等の健康診断、医師による一般検診を行い、 生徒の身体の成長を見守ります。 また、虫歯のない丈夫な歯を保つために、歯科検診を実施して います。 桜陵祭 ∼ 古本市・しおり作り・読み聞かせ ∼ 5月16日(土) ・17日(日)に行われた桜陵祭文化の部では、図書委 員会も各種のイベントを実施しました。 「古本市」では、生徒だけでな く保護者・教職員にも幅広く協力を呼びかけ、沢山の書籍を寄付して いただきました。売り上げは全額日本赤十字社に、売れ残った書籍も NPO団体にチャリティ本として寄付させていただきました。また「しお り作り」と「読み聞かせ」には児童を中心に多くの方に参加していただ きました。 「しおり作り」ではミサンガ型のしおりに挑戦し、 「読み聞か せ」では本格的な紙芝居スタンドも用意するなど充実した内容となり ました。図書委員の生徒の頑張りの下、各企画ともに大成功でした。 夏の選書ツアー 生徒相談室 生徒相談室では、保健室と連携して高校生・中学生および保護 者も含め、様々な心の悩みや教育相談に応じ、生徒の健康な発達を 支援しています。 大部分の生徒は自分自身で悩みを解決し成長していきますが、中 には解決できず、挫折したり、誤った方向に行動したりするケースも 見受けられます。そこで、心豊かな学校生活を送れるように専門家を 招き、講演会も実施しています。これは、自己を見つめる良い機会と なります。 なお、臨床心理士の資格を持つスクールカウンセラーが相談に 応じています。 4 7月7日(火)に「夏の選書ツアー」と題して図書委員の有志26名 と引率教員4名で沼津のマルサン書店を訪ねました。図書室では、 普段は司書の方を中心に選書・購入をしていますが、どうしても「大 人目線」でのものになりがちです。そこで、実際に図書室を利用する 中学生・高校生自身に直接選書してもらうことで、生徒たちが本当 に読みたい本、興味のある本を揃え、図書室の利用を活性化しよう という企画です。今回は参加人数が多く、一人5冊という上限を設け ましたが、100冊ほどが2学期から「選 書コーナー」の棚に新たに並んでいま す。ツアーに参加した生徒の手作りの POP(手書き広告)も図書室に来る生 徒の目をひいています。 KOHO NO.107 生徒会指導 桜陵祭 −皆が楽しんだ 3 日間− 5月15日 (金)∼ 17日 (日)の 3日間にわたり、本校最大のイベント である桜陵祭が 「青春桜花」のテーマのもとに開催されました。この テーマは、青春真っ只中の生徒たちを日大のシンボルである桜の花 と掛け、桜陵祭を全力で行おう!という意気込みが込められています。 初日の体育大会では、各学年による白熱した応援のなか、クラ ス対抗リレーや綱引きで大いに盛り上がりました。また、中学生の ロックソーランでは例年にないアレンジを加えた踊りで、大会に花 を添えました。 2・3 日目に行われた文化の部では、展示や公演、お祭り広場、パー ラー販売、交歓試合、保護者物産展等、老若男女問わず来校者を 楽しませてくれました。学年行事では高校・中学 1年生による合唱 コンクール、高校 2 年生はみしまサンバ、高校 3 年生は農兵節踊り を披露し、クラスメイトとの絆を深めました。また今回は、すべて のクラスに役割が設けられた「ごった日大パフォーマン ス」が実施され、お化け屋敷やスタンプラリーなどの 活気あふれるアトラクション演出で、多くの来場者 を迎え、盛り上がった文化祭となりました。 また、 「なおちゃんを救う会」の募金について、学校として取り組 みたいという生徒からの要望があり、企画立案から運営まで生徒が 主体となり実施しました。募金額についても多くの生徒の協力を得 て、事務局に送金することができました。 このように、今まで以上に生徒主体の生徒会活動が増えてきまし た。今後の生徒会活動に注目です。 進路指導(高校) 平成 26年度 進路状況 ● 平成 26 年度 卒業生 進路状況(進学者数) 日本大学附属専門学校 平成 26 年度 現役生 大学進学者数 海外の大学 2名 他私立大学 26 名 日本大学 (大学・短大・準大学・海外) 準大学 3名 専修・各種学校 ● 平成 26 年度 日本大学合格状況 (短大除く) 36 名 就職・進学準備・その他 20 名 松戸歯 18 名 歯 1名 工 4名 薬 2名 6名 法 生物資源科 23 名 27名 1名 短期大学 生産工 平成 26 年度 卒業生 629 名 他私立大学 24 名 日本大学 文理 48 名 各学部内訳 287名 経済 26 名 理工 66 名 195 名 ● 進学率 商 21名 国際関係 国公立大学 39 名 41名 芸術 10 名 ●現役 生(平成 27 年 3 月卒業) 4 年制大学別合 格 者 数 国公立大学 私立大学 北見工業大学 1 山梨県立大学 3 一橋大学 1 小樽商科大学 1 都留文科大学 2 日本大学 東京理科大学 北海道大学 1 弘前大学 1 前橋工科大学 1 早稲田大学 2 立命館大学 8 獨協大学 2 東北大学 1 茨城大学 3 神奈川県立保健福祉大学 1 慶応義塾大学 1 関西大学 2 近畿大学 1 名古屋大学 2 金沢大学 2 大阪府立大学 1 上智大学 3 立命館アジア太平洋大学 1 北里大学 4 筑波大学 2 信州大学 1 国際基督教大学 1 芝浦工業大学 8 日本赤十字看護大学 1 お茶の水女子大学 1 名古屋工業大学 3 明治大学 16 駒澤大学 6 昭和薬科大学 1 東京学芸大学 1 奈良女子大学 1 法政大学 13 専修大学 3 東京薬科大学 3 電気通信大学 3 島根大学 1 立教大学 4 東洋大学 5 東京女子医科大学 1 千葉大学 1 静岡県立大学 5 中央大学 4 成城大学 2 東京女子大学 3 埼玉大学 1 岩手県立大学 1 青山学院大学 2 成蹊大学 2 日本女子大学 8 静岡大学 1 高崎経済大学 2 学習院大学 3 玉川大学 5 京都女子大学 297 同志社大学 9 明治学院大学 18 2 神田外語大学 2 2 ※他多数 5 NIHON UNIVERSITY MISHIMA SENIOR HIGH SCHOOL, JUNIOR HIGH SCHOOL 中学トピックス 教務より 本 校 の 教 育目 標 の 一つは 「国際 社会において、指導的 立場で活躍できる人材を育て る」です。この目標のもと、基 礎学力と自主的な学びの習慣 の定着を目指しています。 英語では日本人教員による 従来の英語に加えて、ネイティ ブ教員による英会話の授業を行っています。英会話の授業は1ク ラスを2つに分けて少人数制にすることにより、生徒一人ひとりが 会話する機会が増えるよう工夫されています。また日本人教員に よる授業も2年次からは1クラスを習熟度別に分けており、少人数 教育を徹底しています。このような文法と会話を両輪としたきめ 細やかな本校独自の英語教育を実施することで、高い成果を上 げています。 数学も習熟度別に1クラスを2つに分ける少人数制を取り入れ ることで、基礎力の定着から応用力の養成まで、生徒それぞれの 目標に合わせた授業を展開しています。 宿泊研修(1 年生) 4月24日(金)∼25日(土)、 清水ナショナルトレーニングセ ンター(静岡市清水区)にて1 泊 2日の 宿 泊 研 修を行いまし た。この研修を通して全員の名 前を覚えて親睦を深めることが でき、これから6年間を一緒に 過ごす仲間との絆を強くする第 一歩となりました。研修の中で、学校・家庭での基本的な過ごし方 や中高一貫教育の基本的構想を理解し、3年後、6年後、 そして将 来の自身の姿を意識する大切さを学びました。 桜 陵 祭 実行委員会を中心に約2ヶ月練習を積み重ね、当日を迎えまし た。全校生徒で本番直前に円陣を組み、思いを一つにして臨ん だロックソーランは、息がぴったりと合い、陣形を音楽に合わせ て変え、最後はグリーンの人工芝に鮮やかな「N.」を描き、締めく くりました。 文化の部では、1年生は合唱コンクールに出場し、2・3年生は 合同で模擬店・展示・公演(発表)を行い、今年もたくさんの方 にご来場していただき、笑顔で終えることができました。 6 生活指導より 生活指導部ではキャリア教 育の観点から「人間関係をつく る」、 「社会の中で信頼されて生 きる」を目標に、2ヶ月ごとに重 点目標を設定し、学校全体で意 識づけを行っています。4月・5月 は「挨拶」、6月・7月は「身の回 りの整頓」、9月・10月は「時間 を守る」、11月・12月は「正しい言葉づかい」です。また、外部の専 門家を招き、様々なテーマで「人間力向上講座」を実施しています。 遠足(2・3 年生) 4月2 4日( 金 )、三 嶋 大 社 から箱根関所まで、旧東海道 16kmの行程を仲間と協力しな がら歩く、本校代表行事の1つ 箱根 遠 足が行われました。疲 れた仲間の荷物を持ってあげ る生徒や、隣に寄り添って歩い てあげる生徒など、仲間を助け あう場面が数多くみられ、誰一人脱落することなく、生徒全員が 完歩することができました。 臨海学校(1年生) 7月14日 (火)∼16日(木)の 2泊3日で松崎町岩地において 臨海学校を実施しました。シュ ノーケリング、カヌー、ラフト ボートなどのマリンスポーツや 干物づくり、釣りを体験し、海 岸 清掃のボランティア活動も 行いました。各民宿でも生徒た ちが自主的に食事の配膳や片付け、部屋の清掃などを行いまし た。民宿の方からは岩地の歴史についての講話があり、遠洋漁 業から、民宿業へと変遷していった経緯などを知ることができま した。行事を通して、周囲への感謝の気持ち、集団の一員として の行動力や協調性、責任感を身につけられたこと、そしてルール やマナーを正しく学ぶことができた 素晴らしい臨海学校になりました。 林間学校(2年生) 8月18日(火)∼20日(木) の2泊3日で、林間学校を実施 しました。世界遺産である白川 郷を散 策し、五箇山にある合 掌造りの家に宿泊したほか、カ レーライス作り・マスの掴み取 り・塩焼き作り・五平餅作り・ 坐 禅体験・高山市内研 修・上 高地散策・松本城見学など盛りだくさんの行事となりました。 様々な日本の文化や伝統、歴史、自然に触れながら、班ごと の研修や活動を通して、友情の輪が広がり、学年全体の絆を深 めることができたと思います。また、集団生活の中で仲間と協力 し、自分の役割を責任をもって果たすことの大切さを学ぶことが できました。 KOHO NO.107 高校トピックス 宿泊研修(1 年生) 遠足(2・3 年生) 4月30日 (木)∼ 5月1日 (金) にかけて、第1学年の 643 名 が 熱 海の大 野屋で宿 泊 研 修 を行いました。昨年度と同様 第1学年の全員が一堂に会し、 先生方から高校生活を送るに あたっての学習・生活両面に ついての説明を受けました。また、各グループに分かれて小テス トや○×クイズ、桜陵祭に向けての合唱練習などの研修を行い、 これからの学校生活を送るための集団意識を培うとともに、ク ラスや学年の仲間と交流を深めることができました。 5月1日(金)に2年生は横浜市 内へ、3年生は鎌倉市内・江の島 周辺へ遠足に行きました。2年生 は赤レンガ倉庫、 中華街など横浜 の名所に足を運びました。3年生 は、鎌倉では受験の合格祈願と して鶴岡八幡宮を訪れる生徒が 多くみられました。また、江の島エリアでは「新江ノ島水族館」や江 の島へ渡ったり、魚介類を食べたりしている生徒が多くいました。 天候にも恵まれ、新しいクラスメイトとの親睦を深めることがで き、非常に充実した日となりました。 夏季講習( 3 年生) 7月20 日 (月)∼ 24日 (金) と 27日 (月)の 6 日間、そして 8月19 日 (水)∼ 21日 (金)と 25日 (火)∼ 28 日 (金)の7日 間の合計 13 日間に渡って、高 校 3 年生は夏季講習を行いま した。9 月に実 施される基 礎 学力到達度テストに向け、例 年とは異なり長期間に渡っての講習となりましたが、自分の夢や 志望校を勝ち取るため、3 年生の多くが昼夜問わず勉強に励ん でいました。この努力が必ずや 9月以降、3 年生全員により良い 結果と未来をもたらしてくれると信じています。 海 外 語 学 研 修 アメリカ・テキサス州 7月18日 (土)∼ 8月12日 (水)の 26日間、1・2 年生の希望者49 名が、アメリカ・テキサス州オースティンでの語学研修に参加しました。 午前中は学校で英語のみを使って授業を行い、午後はアクティビ ティとしてグループに分かれ、生徒自身の力で公共交通機関を利用 して博物館やショッピングモール、マーケットなどを巡りました。ア クティビティでは学校から用意された課題を解決するため現地の人 と会話をすることで、日本で学んでいるだけでは経験することので きない貴重な体験をすることができました。 はじめは現地の生活に慣れず戸惑っていた生徒たちも、日々の授 業や生活を通して、徐々に語学力や積極性を身につけていきました。 特に 2 週目の週末、ホームステイを終えた後はそれまでの経験を活 かしてよりいっそう積極的に会話し、主体的に学びに取り組む姿が 見られるようになりました。また、 他国からの留学生と交流をしたり、 現地の歴史や文化を学んだりしたことによって、英語力だけでなく 国際的な感覚を養うことにもなりました。 最後の 3 日間はロサンゼルスに移動して本 場の野球 観 戦やア ミューズメントパークに行き、生徒たちは研修の締めくくりとして大 いにアメリカ文化を楽しみました。研修の中で生まれた新たな友人 たちとの絆もより深まったことと思います。 1ヶ月弱という短い期間でしたが、親元を離れ英語に囲まれて暮らす ことで、 それぞれの精神的な成長や将来の夢に繋がる研修となりました。 テキサス研修を終えて 高等学校 第 1 学年主任 陶山 健一 「週末は100度を超えるみたいですよ。」気温の話です。 アメリカは華氏(Fahrenheit)表記なので、摂氏に直すと約 38度です。日差しが肌に当たってジリジリと音を立ててい る気がします。湿度が日本より低いので、木陰に入ると思った よりも涼しく、建物の中はエアコンが効きすぎで寒いです。 午前中の授業、午後の野外活動と充実して動き回ってい る生徒たちは、だんだんたくましくなっていきました。疲れて 帰ってきたのかなと思うと、自由時間に再び外に買い物に 出かけたり、プールで泳いだりバスケをしたり。何をするにも 「英語」が必要で、伝えたいことがなかなか伝わらないもど かしさは、これからの英語学習の原動力になるはずです。 今年の夏、ここに来なければ得られなかった様々な出会 いで満たされたオースティンの日々。一期一会という言葉を 実感した26日間でした。 7 NIHON UNIVERSITY MISHIMA SENIOR HIGH SCHOOL, JUNIOR HIGH SCHOOL 部活動記録 家庭部 お好み焼甲子園で準優勝の快挙 6月21日(日)に第2回お好み焼甲子園の最終審査会が、しずてつストア田町店フードスタ てつストア田町店フードスタ ジオ(静岡市葵区)で行われ、本校家庭部3年の植野絢子(元吉原中)・杉本茉莉花(金岡 中)・籔田有咲(日大三島中)の3名からなる、チーム「リケジョ」が準優勝の快挙を果たしま した。 静岡県内23校から304レシピの応募があり、1次審査、2次審査を順調に通過し、最終審 査会に残った彼女たちが作ったお好み焼は、 「野菜嫌いな子供のために …」というタイトル通り、子供達が食べやすく、さらに栄養のバランスが取 れているものでした。調理後のアピールタイムでも、笑顔で自分たちの作 品の良さを紹介でき、優勝は逃したものの、準優勝という快挙を達成する ことができました。今後も、食材それぞれの良さを学びながら、様々な大 会で活躍していくことが期待されます。 高等学校 陸上競技部 放送部 ○静岡県高校総体陸上競技大会(2015.5.29) 3000m 8 種競技 ○第 62 回NHK杯全国高等学校放送コンテスト静岡県大会(2015.6.20) 1 位 2 年 河辺 友依(富士中) 1 位 3 年 土屋 真宏(大仁中) ラジオドキュメント部門 優勝 3 年 鈴木 晟一郎(富士中) 創作ドラマテレビドラマ部門 優勝 3 年 水谷 優生(錦田中) ○第 62 回東海高等学校総合体育大会陸上競技大会(2015.6.19) 800m 4 位 2 年 小山 和花奈(清水第二中) ○第 100 回東海陸上競技選手権大会 兼 第 99 回日本陸上競技選手権大会予選会(2015.8.21∼23) 5000m 馬術 ○国民体育大会第 36 回東海ブロック大会(2015.7.11∼12) 少年標準障害飛越競技 2 位 2 年 上野 きり(御殿場中) 少年スピード&ハンディネス競技 2 位 2 年 上野 きり(御殿場中) 3 位 2 年 河辺 友依(富士中) 水泳部 ボウリング ○第 66 回浜名湾高校生選手権(飛び込み)競技大会(2015.5.31) 総合優勝 2 年 大 晃(富士南中) ○第 29 回オール関東ジュニアボウリングトーナメント(2015.3.29) 高校女子の部 準優勝 ○第 63 回静岡県高等学校総合体育大会水泳競技大会 3 年 小野 瑞歩(日大三島中) ○第 2 回静岡県ジュニア選手権大会(2015.5.31) (2015.6.21)男子高飛び込み 優勝 2 年 大 晃(富士南中) (2015.6.26 ∼ 28)400m FR 1 位 2 年 高橋 莉南(韮山中) 2 年 岡村 瞳(富士岡中) 3 年 古藤田 夏葵(富士根南中) 3 年 渡部 もも(修善寺中) 高校生女子 優勝 3 年 小野 瑞歩(日大三島中) ハイゲーム賞 3 年 小野 瑞歩(日大三島中) ハイシリーズ賞 3 年 小野 瑞歩(日大三島中) 全日本ユースナショナルチームメンバーに選出 3 年 小野 瑞歩(日大三島中) ○第 62 回東海高等学校総合体育大会水泳競技大会(2015.7.19) 男子高飛び込み 優勝 2 年 大 晃(富士南中) 男子総合 優勝 2 年 大 晃(富士南中) 200m 個人メドレー 3 位 2 年 岡村 瞳(富士岡中) 400m 個人メドレー 3 位 2 年 岡村 瞳(富士岡中) ○国民体育大会第 36 回東海ブロック大会ボウリング競技会 兼 国民体育大会東海地区予選会(2015.7.10 ∼12) 少年女子の部 個人戦 2 位 3 年 小野 瑞歩(日大三島中) 団体戦 2 位 総合静岡県少年女子 優勝 ○全国高校総合体育大会第 83 回日本高校選手権水泳競技大会(2015.8.17∼20) 200m 個人メドレー 5 位 2 年 岡村 瞳(富士岡中) 400m 個人メドレー 5 位 2 年 岡村 瞳(富士岡中) ○第 41 回静岡県 3 人チーム選手権大会(2015.7.19) 優勝 3 年 小野 瑞歩(日大三島中) ○第 39 回全日本高校ボウリング選手権大会(ジュニアオリンピックカップ)(2015.7.28 ∼ 30) ○第 38 回全国 JOC ジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会(2015.8.23∼25) 200m 個人メドレー 5 位 2 年 岡村 瞳(富士岡中) 400m 個人メドレー 4 位 2 年 岡村 瞳(富士岡中) 女子 6 位 3 年 小野 瑞歩(日大三島中) 全国高校総合文化祭出場 柔道部 囲碁将棋部 男子個人戦 2 年 2年 女子個人戦 2 年 2 年 放送部 アナウンス部門出場 3 年 小林 花絵(静浦中) ビデオメッセージ部門 「宝の水」 新聞部 交流新聞部門 2 年 齊藤 真斗(錦田中) 2 年 酒瀬川 航大(函南中) 取材部門 2 年 五十嵐 朱里(清水中) 2 年 本田 美春(清水中) 第 19 回全国高校新聞年間紙面審査賞 文化連盟賞 ○全日本カデ柔道体重別選手権大会(2015.4.11) -90kg 級 ベスト 8 1 年 大橋 海斗(錦田中) ○全日本ジュニア柔道体重別選手権大会静岡県予選(2015.7.4) -73㎏級 優勝 3 年 嵩井 陵太(函南中) ゴルフ部 ○平成 27 年度関東高等学校ゴルフ選手権静岡・山梨県大会(2015.5.29) 団体の部 1 位 3 年 園田 昂生(長岡中) 2 年 大川 勢矢(沼津第二中) 3 年 濱田 傑(日大三島中) 2 年 押尾 玲音(秦野西中) 征矢 寛汰(日大三島中) 小笠原 斐(日大三島中) 長田 葉奈(御殿場中) 石川 由梨(日大三島中) ○第 49 回全日本パブリックアマチュアゴルフ選手権競技東日本 B 地区(2015.5.20 ∼21) 中学校 2 位 3 年 園田 昂生(長岡中) ○第 17 回 静岡県女子アマチュアゴルフチャンピオンシップ(2015.5.26) 柔道部 1 位 2 年 杉山 愛幸(三島南中) ○第 25 回静岡県高等学校ゴルフ選手権大会(2015.8.17) ○第 37 回東海中学校総合体育大会柔道の部個人戦(2015.8.9) 団体戦 1 位 2 年 大川 勢矢(沼津第二中) 2 年 押尾 玲音(秦野西中) 2 年 芹澤 龍平(門池中) 2 年 鈴木 佑河(富士中) 男子個人戦 1 位 2 年 大川 勢矢(沼津第二中) 短 信 -60kg 級 3 位 3 年 菊池 魁(長岡北小) -81kg 級 3 位 3 年 依田 絃希(大仁小) ※結果は平成27年3月10日から8月31日までのもので、紙面の都合により県1位・東海4位以上、 全国大会出場決定の大会記録を掲載した。 平成 27 年 5 月 10 日付で渡邉 和文先生(芸術科:音楽)が依願退職されました。 平成 27年 9月 30日発行 第 107 号 TEL 055-988-3500(代表) FAX 055-988-3517 8 PCサイト 発行者 渡邊 武一郎 編集 広報部 http://www.mishima.nihon-u.ed.jp/
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