UNICORN WORKSHOP REPORT 0 東京都立 UNICORN×西高等学校 UNICORN では、不定期に採用校の生徒さん方の WORKSHOP を開催しています。テーマは自由。 平成 23 年 11 月 21 日に行ったのは、東京都立西高等学校管弦楽 部 の み な さ ん と 、 UNICORN コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 英 語 1 の LESSON 6 “El Sistema”で登場したコントラバス奏者のエディク ソン・ルイスさんとの WORKSHOP。テーマは「音楽に国境なし」 。 Edicson Ruiz (エディクソン・ルイス コントラバス奏者) 1985 年、 カラカス生まれ。 11 歳でコントラバスを始め、 エル・システマのオーケストラに所属。史上最年少でベ ルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し注目を集め ました。 El Sistema (エル・システマ) ベネズエラの無料音楽教育システムの名称。オーケスト ラを通じて協調性を育て、音楽による自立を約束するこ の教育システムはベネズエラ国内だけでなく、世界中で 多くの賛同を得ています。 東京都立西高等学校 東京都杉並区にある全日制の高校。日々の授業と自主自立 の精神を学校生活の中心に位置付けています。生徒は授業 の中で考える力をはぐくむとともに、自主的な活動によっ て運営される行事や部活動を通して成長していくことを 求められています。 WORKSHOP 開始! 平成 23 年 11 月、ルイスさんは自身が所属しているベルリン・フィ ルハーモニー管弦楽団と来日しました。忙しい公演の合間を縫って、 WORKSHOP は前半1時間、後半1時間に分けて行われることにな りました。 都立西高等学校のみなさんは緊張気味。 さあ、WORKSHOP の始まりです! ■最初は質疑応答! 前半は質疑応答で始まりました。都立西高等学校のみなさんには事 前に質問を考えておいてもらいました。 「ベネズエラはどんなところ?」 「はじめてコントラバスを弾いたときは?」 最初はみんな照れてしまい、なかなか質問が進みませんでしたが、 ルイスさんが優しく促すと次第に緊張も解け始めました。 「どうしてコントラバスを選んだのですか?」 教科書の中では「音色に魅せられて」というのがコントラバスを選 んだ理由でしたが、 「ぼくが触っても壊れなさそうだったから」とル イスさん。 ・・・あれ??? ■「象」にうっとり 質問タイムが終わると、ルイスさんは学校のコントラバスを借りて サン=サーンスの「動物の謝肉祭」から「象」を選んで独奏してく ださいました。太った象がワルツを 踊るユーモラスなイメージを説明す ると、とたんに第一線で活躍するコ ントラバス奏者の顔つきになられた ルイスさん。その音色にぶらりと立 ち寄った先生方やほかの部活のみん なもうっとり… あっという間に前半の1時間が過ぎてしまいました。 ■後半は一緒に練習 後半は管弦楽部の練習にルイスさんが参加してくださいました。ル イスさんの熱血指導が入ると、みんな弦を止めて真剣な顔つきで聞 き入ります。1時間というわずかな時間でしたが、みんなの楽器の 音色がどんどん変わってくるのが、素人の私たちにもよくわかりま した。 さいごに 楽しかったあっという間の2時間でした。管弦楽部のみなさん、英 語科の平山先生、音楽の戸田先生、そして校長先生、お忙しいなか 本当にありがとうございました。 将来、またルイスさんに会えたらいいですね。 ■再来日決定! 平成 25 年東京で開催される El Sistema Festival 2013 で は、再びルイスさんが来日されます。 そこで、UNICORN で El Sistema を学習される生徒さん方 を対象に、10 月 10 日、ルイスさんとのワークショップを東 京芸術劇場にて、開催します。 ぜひ、お立ち寄りください。
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