「想定読者」を意識した説明法,自己教育法第 12 回資料

「想定読者」を意識した説明法,自己教育法第 12 回資料
平成 26 年 12 月 22 日 情報処理演習室
前回
論文の書類,構成などについての講義
12. 文書への図表の貼付け方
3 ページ目以降の文書例に詳しい方法が書いてある。
後半,演習をしてもらう。
1) 図表を貼りつけた原稿の問題点と対策
論文などの文書 ・・・ 図表を含むものが多い
← 図,表の貼付け方についての詳しい解説が少ない
・かなり無理して図表を貼りつけているものがある
・改行してスペースを入れて貼りつけている等
・デフォルトで図表を張り付けると,編集時に図表の位置がページを超えて移動最初
から貼付けなおす必要が生じる場合が多い。
・図や表のキャプションが図表と一体化せず,テキストと一色かいてあるものがある.
← ・本文ができた段階で図を最後に貼付け,貼付け後の修正は最小限にする
・図表の周りをテキストが周りこむように設定し,図の位置は「余白」を基準
にとる。
・テキストボックスや表の中に図を貼付け,図とキャプションを一体化するよ
うにする。
・表のキャプションは,表の第一行目に書き,不要な罫線は非表示にする。
2) 改ページや文書の体裁関係
・標題,著者名,要旨の部分が一段組で,本文が二段組みの場合,一段組の部分をテキ
ストボックスに入れて一段組にしている文書がある
←その方法でもよいが,
「セクションの区切」を一段組に直後にいれることで,それ以
降二段組に設定できる。
・改ページのところに,改行を複数入れて改ページしている
←「改ページ」または「セクションの区切」を「次ページから」に設定することによ
って,改ページができる。セクションの区切を用いるとページ毎に別のレイアウ
トを用いることができる。
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・二段組の最後のページで,両段の末尾を揃えるために,文書の途中に不自然な改行を
入れて体裁を整えている。
←末尾に「セクションの区切」を[現在の位置から開始]に設定すると体裁が整う。
但し,末尾に適当に改行を入れるなどが必要な場合もある。
3) 数式を入れる場合(Word2007 以降)
・Word2003 までは「Microsoft 数式 3.0」が使用できる。これは,独立した数式を書い
た場合でも,形式が変わらないため同じ行に式番号などを書くことができる。
・word2007 以降では,数式がより簡単に挿入できるとともに,機能が充実した。
しかしながら,同じ行に数式を書こうとすると,分数の場合分母,分子が小さな文
字になってしまう。これは,同じ行に文字を書くと「文中数式」というモードに自
動的になってしまうためである。これを回避するためには,表を用いるとよい。
演習:
次ページ以降の文章を読みながら,文書に図や表を入れていく。
図や図表を挿入していない文書についてはホームページ
http://polymer.apphy.u-fukui.ac.jp/~kuzuu/lectures/SouteiDokisha/SouteiDokusha.html
からダウンロードすること。
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図・表・式を含む文書の作り方
1. はじめに
ワープロ原稿図,表,数式を貼り付ける場合の
注意点について,述べる。
卒業研究生が卒業論文を初めて書く際に,図の
貼付け位置に,改行を入れて空白をつくりその上
に貼りつけるような者が見受けられる。そのよう
なやり方でも,確かに原稿を作成できる。しかし,
後で文章を修正した場合図の位置の修正などが
厄介である。特に他人が添削する場合の障害とな
る場合もある。
さらに,図の位置の設定の仕方を適切にしない
と,文章を修正した場合に図の位置がめちゃめち
ゃになる可能性がある。そこで,後の編集も含め
て使いやすい:原稿の作り方について述べる。
なお,本稿は Word 2010 での作り方を中心に述
べ,Word 2003 を用いた場合も併記することにす
る。
2. 改ページ・セクションの区切の有効利用
文章の途中で改ページする場合,改行を複数入
れて改ページしている原稿が見受けられる。その
ような場合,文章の修正をして,行数がかわると,
いちいち修正しなければならない。その時には,
「改ページ」または「セクションの区切」を挿入
するとよい。
途中のページに大きな表などを入れるために,
横長のページを入れたい場合は,
「セクションの
区切」を用いるとよい。
さらに,ページ途中で「セクションの区切」を
入れると,この原稿のように題名は 1 段,本文は
2 段組とすることもできる。2 段組の最後に「セ
クションの区切」をいれることで最後のページの
終わりを左右両段で揃えることもできる。
以下に詳細を述べる。
[挿入]タブ→[ページの区切]をクリック
Word2003
[挿入]メニューの[改ページ]をクリック→[改
ページ]にチェックして[OK]をクリック
2) フォーマットをページで変える場合
セクションの区切を挿入する。
Word 2010
[ページレイアウト]タブ→[区切り]をクリック
→[セクションの区切]の[次のページから開始]を
クリック
Word2003
[挿入]メニューの[改ページ]をクリック→セ
クションの区切]の[次のページから開始]をチェ
ックして[OK]をクリック
以上でページを変えてから,ページ設定をセク
ション毎に行う。
2.2 ページの途中で段組を変える場合
この資料のように,題名を一段組,本文を 2
段組にする場合,次のようにする。
Word 2010
2 段組をしたい位置にカーソルを置く→[ペー
ジレイアウト]タブ→[区切り]をクリック→[セク
ションの区切]の[現在の位置から開始]をクリッ
ク→[段組]をクリック→[2 段]をクリック
Word2003
2 段組をしたい位置にカーソルを置く→[挿入]
メニューの[改ページ]をクリック→セクション
の区切]の[現在の位置から開始]をチェックして
[OK]をクリック→[書式]メニューの[段組]をク
リック→[2 段組み]を選択→[OK]をクリック
2.3 二段組みの最終ページで末尾を揃える
文章の最後で 3)に順次手[セクションの区切]
を[現在の位置から開始]で挿入することにより
2.1 文章の途中で改ページする場合
1) ベージにフォーマットを変更しない場合
Word 2010
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末尾がおおよそ揃う。揃わない場合は,最後に
改行を入れたり取ったりしてみると揃う場合が
ある。
[OK]をクリック→[OK]をクリック→図をドラッ
クして必要な位置に移動
Word 2003
図を挿入する位置にカーソルを置く→[挿入]メ
ニューの[図]をクリック→[ファイルから]をクリ
ック→挿入する図を選択[挿入]をクリック→図の
ところにカーソルを置き,右クリックしてメニュ
ーを表示→[図の書式設定]をクリック→[レイア
ウト]タブをクリック→[四角]をクリック→[詳細
設定]をクリック→[位置]のタブを選択→水平方
向および垂直報告の[基準]を[余白]に設定→[文字
の折り返し]タブをクリック→必要に応じて[四
角]または[上下]をクリック→[OK]をクリック→
[OK]をクリック→図をドラックして必要な位置
に移動
3. 図の貼付け方
図表を貼り付ける場合は,文中の適当な位置に
挿入する場合もあるが,論文などではページの上
か下に配置する。その際,図の[位置]を[余白]を基
準に設定しておくとよい。[段]とか[文字]を基準に
設定すると,編集にともない,別ページに図が飛
んでしまうことになるので注意が必要である。
1) 図をそのまま貼り付ける
図をそのまま貼り付ける
Word 2010
図を挿入する位置にカーソルを置く→[挿入]タ
ブの[図]をクリック→挿入する図を選択[挿入]を
クリック→図のところにカーソルを置き,右クリ
ックしてメニューを表示→[図の書式設定]をクリ
ック→[レイアウト]タブをクリック→[四角をク
リックする]→[詳細設定]をクリック→[位置]のタ
ブを選択→水平方向および垂直報告の[基準]を
[余白]に設定→[文字の折り返し]タプをクリック
→必要に応じて[四角]または[上下]をクリック→
実際に貼りつけた図の例を図 1 に示す。
2) テキストボックスの中に図を入れる
テキストボックスの中に図を入れることによ
り,キャプションと一体化できるとともに,図の
幅も自動的に調整される。
図は貼り付ける時と同様,テキストボックスの
[位置]を[余白]を基準に設定しておくとよい。[段]
とか[文字]を基準に設定すると,編集にともない,
別ページに図が飛んでしまうことになるので注
意が必要である。
Word 2010
[挿入]タブ→[テキストボックス]をクリック→
[横書きテキストボックスの描画]→図を入れたい
位置にテキストボックスをドラックして入れる
→テキストボックスの中にカーソルをいれて
[ENTER↵]キーを押す→テキストボックスの枠を
ドラックして,2 行目が見えるようにする→図番
号と説明文(キャプション)を入力 → [ホーム]
タブ内の[中央揃え]ボタンをクリック(必要に応
じて行う)→貼りつけたい図が置かれているフォ
ルダから,テキストボックスの一行目にドラック
してテキスト内に貼り付ける(この段階で図の幅
はテキストボックス内に収まる)→テキストボッ
クスの枠をクリックしたのち,下の部分をドラッ
図 1 図の直接の貼り付け。
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内に収まる)→テキストボックスの枠をクリック
したのち,下の部分をドラックして図とキャプシ
ョン全体が表示されるようにテキストボックス
の高さを広げる→テキストボックスの枠にカー
ソルを置き右クリックしてメニューを表示→[テ
キストボックスの書式設定]をクリック→[色と
線]タブをクリック→[線の色]を色無しに設定→
[レイアウトダブ]をクリック→[四角]をクリック
→[詳細設定]をクリック→[位置]のタブを選択→
水平方向および垂直報告の[基準]を[余白]に設定
→[文字の折り返し]タブをクリック→必要に応じ
て[四角]または[上下]をクリック→[OK]をクリッ
ク→[OK]をクリック→テキストボックスをドラ
ックして必要な位置に移動
上記の方法で図を入れた例を図 2 に示す
図 2 テキストボックスへの貼付け例。
クして図とキャプション全体が表示されるよう
にテキストボックスの高さを広げる→テキスト
ボックスの枠にカーソルを置き右クリックして
メニューを表示する→[テキストボックスの書式
設定]をクリック→[色と線]タブをクリック→[線
の色]を色無しに設定する→[レイアウトダブをク
リックする]→[四角]をクリック→[詳細設定]をク
リック→[位置]のタブを選択→水平方向および垂
直方向の[基準]を[余白]に設定→[文字の折り返
し]タブをクリック→必要に応じて[四角]または
[上下]をクリック→[OK]をクリック→[OK]をクリ
ック→テキストボックスをドラックして必要な
位置に移動
3) 表の中に図を貼り付ける。
図のキャプションを含めて文書中に貼り付け
る場合,上記の場合のようにテキストボックスを
用いることができる。しかしながら,例えば,図
1(a),1(b)のように縦に 2 つの表を並べる場合,表
を利用することもできる。
表に貼り付ける場合も図やテキストボックス
と同様[余白]を基準にして[文字の折り返し]をす
ると,編集に伴って崩れることを防ぐことができ
る。
具体的な手順を以下に示す。
Word 2010 の場合
[挿入]タブをクリック→[表]をクリック→[表
の挿入]をクリック→列数を 1 に,行数を 3 にする
→必要に応じて表の幅を調整→3 行目にキャプシ
ョンを挿入→一行目をセル内で改行→セル内の 2
行目に(a)と書き,
[ホームタブ]の[中央揃え]をクリ
ックしてセンタリング→同様に表の 2 行目のセル
に(b)と入力してセンタリング→一行目のセルの
一行目にカーソルを置く→貼りつけたい図をフ
ォルダからドラックして貼り付ける→罫線の枠
のところにカーソルを置き右クリックしてメニ
ューを表示させる→[線種とページ罫線と網かけ
の設定]をクリック→[罫線]タブをクリック→[罫
線なし]をクリック→[OK]をクリック→再び罫線
Word 2003
[挿入]メニュー→[テキストボックス]→[横書
き]→図を入れたい位置にテキストボックスをド
ラックして入れる→テキストボックスの中にカ
ーソルをいれて ENTER↵キーを押す→テキスト
ボックスの枠をドラックして,2 行目が見えるよ
うにする→図番号と説明文(キャプション)を入
力する →書式ツールバー内の[中央揃え]ボタン
をクリックする(必要に応じて行う)→貼りつけ
たい図が置かれているフォルダから,テキストボ
ックスの一行目にドラックしてテキスト内に貼
り付ける(この段階で図の幅はテキストボックス
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の枠のところにカーソルを置き,右クリックをし
てメニューを表示→[表のプロパティー]をクリッ
ク→[文字の折り返し]の[する]をクリック→[位
置]をクリック→[水平方向],[垂直方向]ともに[基
準]を[余白]に設定→セルの左上の青い+のよう
なマークをドラックして,希望の位置に表を移動
(a)
Word2003 の場合
[罫線]メニユーから [挿入]をクリック→[表]
をクリックする→列数を 1 に,行数を 3 にする→
必要に応じて表の幅を調整→3 行目にキャプショ
ンを挿入→一行目をセル内で改行→セル内の 2 行
目に(a)と書き,[ツールバー]の[中央揃え]をク
リックしてセンタリング→同様に表の 2 行目のセ
ルに(b)と入力してセンタリング→一行目のセル
の一行目にカーソルを置く→貼りつけたい図を
フォルダからドラックして貼り付ける→罫線の
枠のところにカーソルを置き右クリックしてメ
ニューを表示→[線種とページ罫線と網かけの設
定]をクリック→[罫線]タブをクリック→[罫線な
し]をクリック→[OK]をクリック→再び罫線の枠
のところにカーソルを置き,右クリックをしてメ
ニューを表示→[表のプロパティー]をクリック→
[文字の折り返し]の[する]をクリック→[位置]を
クリック→[水平方向],[垂直方向]ともに[基準]を
[余白]に設定→セルの左上の+のようなマークを
ドラックして,希望の位置に表を移動させる
(b)
図 3 縦に 2 つの図を重ねた例。(a)と(b)は表の別
のセルに入れてある。
[挿入タプ]をクリック→[表]をクリック→[表の
挿入]をクリック→[列数]に必要な列数を入力→
[行数]に必要な行数よりも 1 つ多い数を入力→第
1 行目の全てのセルの間をドラックして選択(選
択したセルが青くなる)→[レイアウト]タブをク
リック→[セルの結合]をクリック→第一行目に表
以上の例を図 3 に示す。
のキャプションを入力→[ホーム]タブの[中央揃
え]をクリック→表のキャプションの部分にカー
4. 表の貼付け方
ソルをいれる→[デザイン]タブをクリック→[罫
表を挿入すると,原則として文章と一緒に移動
線の作成]リボンの罫線のグループから[罫線無
することになる。また,表の途中でも改ページや
し]を選択→[罫線を引く]をクリック→キャプシ
2 段組みの場合は,左段から右段にわたる表がで
ョン部分の不要な線をクリックすることにより,
きることもある。そこで,任意の位置に表を配置
消去(画面では青の点線で表示)→表のセルに必
するためには,図を表に入れる場合と同様に[文字
要項目を記入(必要に応じて適宜センタリング,
の折り返し]をして,位置を[余白]を基準にすると,
左揃えなど形式を整える)→罫線の枠のところに
図やテキストボックスのように文書を後で編集
カーソルを置き,右クリックをしてメニューを表
しても崩れにくい表が作成できる。
示→[表のプロパティー]をクリック→[文字の折
さらに,キャプションも表の一列目にいれるこ
り返し]の[する]をクリック→[位置]をクリック→
とによって,表自体の移動が可能となる。
[水平方向],[垂直方向]ともに[基準]を[余白]に設
定→セルの左上の青い+のようなマークをドラ
Word 2010 の場合
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表 1 購入品一覧
品名
金額(円)
250
レポート用紙
100
シャープペンシル
100
消しゴム
450
合計
ックして,希望の位置に表を移動
きる。
Word 2003 の場合
[罫線]メニユーから [挿入]をクリック→[表]を
クリック→[列数]に必要な列数を入力→[行数]に
必要な行数よりも 1 つ多い数を入力→第 1 行目の
全てのセルの間をドラックして選択(選択したセ
ルが黒く反転する)→[罫線]メニューから [セル
の結合]をクリック→第一行目に表のキャプショ
ンを入力→[ツールバー]の[中央揃え]をクリック
→表のキャプションの部分にカーソルを入れる
→[罫線]メニューをクリック→[罫線を引く]をク
リック→[罫線ツールバー]が現れる→[罫線ツー
ルバー]の罫線のボックスから[罫線無し]を選択
→[罫線を引く]をクリック→キャプション部分の
不要な線を上から引くことにより,消去(画面で
はグレーの点線で表示)→[罫線ツールバー]の[罫
線を引く]アイコンをクリックして罫線を引く状
態を解除→表のセルに必要項目を記入(必要に応
じて適宜センタリング,左揃えなど形式を整える)
→罫線の枠のところにカーソルを置き,右クリッ
クをしてメニューを表示→[表のプロパティー]を
クリック→[文字の折り返し]の[する]をクリック
→[位置]をクリック→[水平方向],[垂直方向]とも
に[基準]を[余白]に設定→セルの左上の青い+の
ようなマークをドラックして,希望の位置に表を
移動
Word 2003 の場合
[挿入]メニューをクリック→[オブジェクト]を
クリック→[オブジェクトの種類]から[Micoosoft
数式 3.0]を選択→[OK]をクリック
Word2010 の場合
[挿入]タブをクリック→[テキスト]グルーブにあ
る[オブジェクト]をクリック→[オブジェクトの
種類]から[Micoosoft 数式 3.0]を選択→[OK]をクリ
ック
この後は数式の入力をしていく。例えば次のよう
に入力して,式番号をつけた例が次のようなもの
である。式番号は単に同じ行に書いただけのもの
である。
s i in
n
s i rn
(1)
2) Word 2007 以降での数式の使用
前項で述べたように Word 2010 においても,
[Microsoft 数式 3.0]が使用できる。この場合は,(1)
式のように,同じ行に式番号などの文字を書いて
も何ら問題ない。Office 2007 以降はさらに強化さ
れた数式機能がついている。これを使って同様に
sin 𝑖
=𝑛
sin 𝑟
のように入力することができる。ところが,
Microsoft 数式 3.0 のように式番号を打とうとして
sin 𝑖
sin 𝑟
=𝑛
(2)
のように書くと,分母,分子の式が小さくなって
しまう。これは,数式と同じ行に文字を入れると
[文中数式]という形式に自動的に変換されてしま
うためである。これを回避するためには,テクニ
ックが必要である。
先ず次のような表を挿入する。
5. 数式の挿入
数式については,それぞれの数式機能の使い方
がわかっているものとして簡単に説明するにと
どめる。
1) Microsoft 数式 3.0 の挿入
Word 2003 の場合は,
Micoosoft 数式3.0 を使う。
Word 2007 以降でも Micoosoft 数式 3.0 が使用でき
る。これらの場合は,それぞれ次の操作で入力で
左側の列は最初の余白に相当し,右側の例に式番
号を挿入するところである。真ん中の列には式を
いれる。そうすると,
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sin 𝑖
(3)
=𝑛
sin 𝑟
のようになる。ここでは,数式を左寄せにした。
この上で次の操作をして罫線を消す。
表の罫線の上にカーソルを置く→右クリック
してメニューを表示→[線種とページ罫線と網掛
けの設定]をクリックする→[種類]グループ[罫線
なし]をクリックする→[OK]をクリックする
そうすると次のようになり,きれいな形で数式と
式番号を表示できる。
sin 𝑖
=𝑛
sin 𝑟
(3)
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6. おわりに
図表の貼付け方,式の書き方について,編集上
崩れない方法を書いてきた。いつ貼り付けるかに
ついては,今まで述べなかった。最後に,図表を
多く載せた文書を作るこつを説明しておこう。
まず,図表については,別のファイルに予め作
って貼りつけておく。それを見ながら文書だけの
原稿をまず書いていく。文書だけで推敲を繰り返
し,95%程度出来上がった時点で図表を貼りつけ
ていくのが,効率的である。
これに書いた方法は,筆者がこれまで個人的に
工夫してきたものを中心に書いた。Word には,
様々な機能があり,全て使いこなしている人は少
ないであろう。それぞれが,使用していくなかで,
より良い方法を発見していってほしい。
以上