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2012年5月28日

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ご挨拶
館長・理事長 福原 孝明
◆東京女学館の歴史
小学校
中学校・高等学校
大学
ご挨拶
館長・理事長 福原 孝明
『修身教授録』という本があります。これは、森
信三が昭和 12 年に大阪天王寺師範(現・大阪
教育大)専攻科の倫理・哲学の講師として担当し
た本科一部生の「修身科」の授業を、当時の生
徒たちの記 録にもとづいてまとめたものです。
森信三は、1896(明治 29)
年に生まれ、1923(大
正 12)年京都帝国大学哲学科に入学し、卒業後、
同大学大学院に籍を置きながら天王寺師範学校(現大阪教育大学)の
専攻科講師となり、戦後は、神戸大学教育学部教授、神戸海星女子
大学教授などを務め、平成 4 年に逝去しました。
『修身教授録』は、1937(昭和 12)年 3 月から1939(昭和 14)年 3 月
までの二年間の講義の記録です。第Ⅰ部の第 39 講では「教育の窮極」
と題して、
「教育の窮極目標は、
自分の受け持っている子らの一人びとりが、
すべて次代を担うかけがえのない生命だということを、単に言葉の上だけ
でなくて、身に染みて痛感することでありましょう。
したがって、この立場から国民教育の根本目標は、自分の受け持つ子
どもたちの一人びとりの個性を発揮させることを通して、国家社会のため
に有用な人材にまで、育て上げることでしょう」
と述べ、このことは「必ずし
も容易なことではない」が、この窮極目標に到達するには、教師としては
通過しなければならない三つの段階があるとして、それを紹介しています。
第一の段階
生徒たちの一人びとりを、一箇の生きた魂としてかき抱くということ。
第二の段階
自分の受け持っている子どもたちの一人びとりが、親の身としては実にか
けがえのない大事なお子たちだということが、真に実感として分かること。
第三の段階
教師が、日々の眼前に居ならんでいる子供たちは、その一人残ら
ずが、やがては日本民族の一員として、極微的には、それぞれの
角度から国家を支えるということを、骨身にしみて感じるということ。
(これを現代では、子どもたちは国際社会の一員として広く社会に貢献
する人材であると解したいものです。)
そして、森信三は特に第二の段階について言葉を尽くしています。
「実際親の立場としては、幾人わが子があったとしても、その一人びとり
が真にかけがえのない大事な子どもであって、一人としておろそかな子はな
いのであります。ところが教師という立場に立ちますと、仮に五十人の生徒
を受け持てば、
その五十人がまるで碁石のように並んで見え、
ともすれば
『生
徒』という一つの単位になりやすくて、親の立場に立って見るということは
言葉の上で言うように、決してたやすいことではないのです。実際自分の
受け持つ子どもたちの一人びとりを、親の身としてはかけがえのないお子さ
んだと痛感するところまで行くことは、教師として実に容易ならぬことだと
思うのであります。
」
教師が親と同じように子どもと接することは容易ではないが、常に親の
立場に立って考えていくことは大事です。斎藤喜博も、
「植物の種子は、
自ら成長し開花する力を備えている。子どもにも、そのような力が備わって
いる」と述べ、教師は、種子そのものが育っていく力、つまり子どもの潜
在的な成長力を阻害することなく、環境を整えていくことがその仕事であ
ると説いています。
かけがえのない、潜在的な成長力、可能性を持っている子どもたち一
人びとりを大切にしながら日々の教育活動に取り組み、本校の教育目標
である「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」を推進して
いきたいと切望しております。
皆様の益々のご支援とご協力をお願い申し上げ、私のご挨拶といたし
ます。
長與延子 旧姓 後藤 明治二十五年 第二回卒業生
娘であり妻であり母であった方々が少な
本学の卒業生には著名人の
な が よ の ぶ こ
くない。ここに取り上げる長與延子はそのような境遇の女性であった。
作家犬養道子の『花々と星々と』には、母方の祖母であった長與延子の
ことが愛惜をもって語られている。そもそも犬養道子も父は衆議院議
員で、
法務大臣を務めた犬養健であり、
祖父は政友会総裁で、
一九三一
(昭
和六)年の五一五事件で凶弾に倒れた犬養毅であり、母は長與延子の次
女仲子であった。
延子は一八七七(明治一〇)年三月二四日、父後藤象二郎、母雪子の娘
として生まれた。母は父の先妻が亡くなった後、身の回りの世話をして
いた芸者であったといわれる。父は土佐藩の上士で幕末・維新に活躍
した人物であり、維新後は民撰議院建白で名を成し、逓信大臣・農商
務大臣を歴任した人物である。その屋敷は高輪の丘一帯を占有する一
等地にあった。延子がどのような経緯で本学に入学したかは明らかで
はないが、姉早苗は岩崎弥之助の妻となっており、岩崎家との関係から
入学したものと考えられる。
)年七月、後藤邸で
絶世の美人といわれた延子は一八九二(明治二そ五
うきょく
天皇皇后ほか多くの著名人を迎えた園遊会で箏曲を演奏するほどの
しょうきち
腕前であった。その後、長與稱吉にみそめられ、結婚した。夫稱吉は
一八六六(慶應二)年生まれで、代々肥前大村藩の藩医の家柄の出身。
慶應義塾、獨逸語学校に学び、大学予備門を経て、ミュンヘン大学、ウュ
ルツブルヒ大学で学位を修得し、
一八九三(明治二六)九月に帰国し、日
川上 哲正(史料編纂室)
本橋に医院を開業していた。二人の新居は麻布富士見町に六〇〇〇坪
を越える壮大な敷地にしつらえられたといわれ、現在、有栖川宮記念公
ぜいたく
園の近く、フランス大使館のところにあたる。その暮らしぶりは贅沢か
つ優雅なものであった。ドイツ人レッツェルの手になる洋館がその敷地
内につくられ、その珍しさに志賀直哉や柳宗悦といった白樺派の面々が
見物に現れた。夫の末弟長與善郎は白樺派の作家として名高い人物で
あったからである。
こうじまち
夫稱吉は一八九六
(明治二九)
年に麹町区内幸町に胃腸病院を開設し、
一八九八
(明治三一)
年に胃腸病研究会を設立し、自ら会長となった。そ
の後、日本消化器病学会と改称した後もその重鎮として活躍した。
一九一〇
(明治四三)
年八月には我が国の衛生制度の確立に貢献した父長
與專齋の功により男爵、
従五位に叙せられたが、
同年九月には病没した。
犬養道子によれば、住まいは長く東中野の桜山地区にあったが、訪ね
てくる娘の家族をにこやかに迎え、西洋料理のテーブルに最高の料理を
ふるまい、テーブルマナーを教えたおばあさまであり、孫が風邪を引い
たと聞けばお抱えの料理人に特別のスープを作らせて届けてよこすと
いった具合で、いつも岩崎家の小岩井牧場の乳製品があったという。し
だま
かしながら、夫亡き後、知人に騙されて家財を失い、生活費にも困窮す
「有難
る事態となったが、貴婦人としての矜恃を失うことは無かった。
う、は一度でいい。お礼は何度も、へいこらするものじゃありません」と
は犬養道子の語る延子の言葉である。
延子は一九六〇(昭和三五)年九月一五日にひとり渋谷の寺の一室で逝
去した。三人の子どもを育てたが、長女美代子も戦中の駐米大使とし
て活躍した斉藤博の夫人であった。
http://www.tjk.jp/p/(小学校)
心豊かなやさしい子
学芸会
小学校長 三原 徹
4 月 11 日、校庭の桜が爛漫と咲き乱れる中、
新 1 年生 80 名を迎えて入学式が行われ、新
年度がスタートしました。
翌日の保護者会で、担任が 1 年生の保護者
の皆さまにお話ししている間、1 年生の面倒は
2 年担任と 2 年生のお姉さまたちが見ます。
体育館で 1 年生を迎えに行く準備をしてい
た 2 年生に、
「新しく入ってくる 1 年生にどん
な事をしてあげますか。
」と尋ねました。2 年
生からは、
「1 年生が困っていたら教えてあげ
ます」
「できないことはお手本になって見せてあげます」
「仲良く遊んであげ
ます」
「優しくお世話してあげます」といった答えが返ってきました。 1 年生は 2 年生から頂いた歓迎メッセージ付きのリボンを胸に下げてい
ます。
「ここが靴箱」
「ここが傘立て」
「ここが校庭で遊んでいいかどうか確
かめる『お日様マーク』
」…。手をつなぎ、校内を 1 階から 3 階まで案内し
ながら、張り切ってしっかりお世話している 2 年生がとても頼もしく見えま
した。
本校の教育目標に『心豊かなやさしい子』がありますが、2 年生はすで
にそれを行動で実践していました。この教育目標を折に触れて全校児童に
繰り返し指導したいと思います。
いま大変な経済不況で、誰もが他人のことを思いやる心の余裕のない、
殺伐とした世の中になっています。でもだからこそ、こんな時代だからこそ、
本校の子どもたちには人を思いやれる心、誰かのために自分が何かをして
あげるという心を育んでほしいと思っています。それはリーダーの資質にも
つながることです。相手を思い、理解してこそ、いろいろな人たちと一緒に
何かを成し遂げることができるのです。
「この学校のあなたたちがやさしい
人間に育ってくれなかったら、いったい他の誰がやさしい人間になれるの
だろう」そんな思いで子どもたちを育てていきたいと思います。東京女学
館小学校で学ぶお嬢様がたには、日本女性ならではの品性や感性を受け
継ぎ、日本全体をやさしく包み、導いてくれるような女性に育ってほしいと
思うのです。
昨年度の行事から
●スキー教室
学芸会は、2 月 18 日・19 日に実
施されました。気温は 6 度ほどで、
例年に比べると寒い 2 日間ではあり
ましたが、子どもたちの演技は外の
寒さを忘れさせるほどの熱 演でし
た。演技を見守る保護者の皆様に
は、温かい眼差しと拍手を頂き、子
どもたちは練習以上の成果を発揮
することができました。将来赤いリ
ボンを胸に結んでみたいと願う小さ
なお客様も多く、来校者数は記録更新となりました。
楽屋裏では、
「上手にできたね。
」という言葉に、にっこり笑って満足げな
表情を見せてくれる子どもたちがほとんどでした。先生方と、ハイタッチをし
ながら、小さな声で、
「楽しかった」という姿に達成感を見ることができました。
音楽劇・創作劇・英語劇とバラエティに富んだ内容・構成だったという何よ
り嬉しい声を多数頂き、2 年に一度の学芸会は幕を閉じました。
23 年度のプログラムを紹介しておきます。
1. 器楽アンサンブル(お箏・音楽クラブ )
2. 子ども夢の相談室(3年生)
3. リズムにのって(バトンクラブ)
4. はだかの王様(1年生)
5. Sound of Music(6年生)
6. ムシャムシャ大作戦(4年生)
7. 江戸時代の町で(5年生)
8. ゆめどろぼうウンパッパ(2年生)
9. 鼓笛
卒業式
記録的な寒さが続いた早春の 3 月
18 日に、77 名の卒業生が元気に小学
校を巣立ちました。卒業式は、来賓の
方々・教職員・在校生・保護者の皆様
に温かく見守られながら、厳粛に挙行
されました。卒業証書授与式では、校
長先生から励ましの言葉とともに証書
が手渡され、一人ひとりが壇上で晴れ
姿を披露しました。卒業生による「仰
げば尊し」は、美しく晴れやかな歌声が講堂に響きわたり、感謝の気持ちと
共に未来への希望溢れるものでした。
また、卒業式終了後、保護者の皆様から心のこもった謝恩会を開いてい
ただき、卒業生や保護者の皆様と教職員とのふれ合い・思い出の語らいの
時間をもつことができました。女学館ファミリーの温かさを感じながらの素敵
な会となりました。
入学式
●書き初め大会
●ドッジボール大会
4月11日、東京女学館小学校にち
いさな仲間が加わりました。保護者の
方に手をひかれ、初めて登校してくる1
年生。その目はピカピカ輝いています。
「ご入学おめでとうございます」とお姉さ
まから声をかけられると、
「ありがとうご
ざいます」と誇らしげに答えていました。
すこし緊張して向かった入学式も、
保護者の方や在校生に暖かい拍手で
迎えられると、にっこり笑顔になります。そして、舞台上に並び、全校の皆さ
んに紹介されました。自分の名前が呼ばれ、
「はい!」と右手を上げて元気よ
く返事をする姿に、目を細めて見ていた方も多かったのではないでしょうか。
帰りには、
「赤いリボンを一人で結べるように練習がんばります」
「もうお友
だちができたよ」と、これからの生活が楽しみな様子が伝わってきました。
入学式以降さまざまなことをぐんぐんと吸収している1年生。これからどの
ように成長していくのか楽しみです。
行 事 予 定
4 月 9 日(月)
4 月 11 日(水)
4 月 18 日(水)
4 月 19 日(木)
5 月 19 日(土)
5 月 29 日(火)〜 6 月 1 日(金)
6 月 7 日(木)
6 月 17 日(日)
6 月 27 日(水)〜 28 日(木)
1 学期始業式
入学式
全校健康診断(身体計測)
全校健康診断(各科検診・視力)
運動会
4・5 年生日光校外学習
1・2 年生合同遠足
全校日曜参観日・保護者勉強会
鎌倉建長寺(6 年)
7 月 6 日(金)
7 月 19 日(木)
7 月 20 日(金)〜 27 日(金)
7 月 22 日(日)〜 8 月 1 日(水)
7 月 23 日(月)〜 26 日(木)
8 月 4 日(土)〜 7 日(火)
8 月 7 日(火)〜 10 日(金)
8 月 18 日(土)・ 19 日(日)
1・2 年生七夕まつり
1学期終業式
プール開放
海外研修(オーストラリア)
イングリッシュキャンプ(君津)
軽井沢クラブ合宿 1 期
軽井沢クラブ合宿 2 期
私立学校展国際フォーラム
http://www.tjk.jp/mh/(中学校・高等学校) 中学校生徒会長抱負
中 3 遠足
こんにちは。生徒会長の石原亜子です。
今年度も昨年に引き続きマナー向上、あいさつ推進を中心に
活動していきます。バスマナーについては声かけを徹底し、苦言
ゼロを目指します。あいさつについては新しい対策を考えて、心
のこもったあいさつが飛び交う学校作りをしていきたいです。
皆さまの学校生活が充実した毎日になるよう、執行委員と共に
全力で活動していきますので、一年間よろしくお願いいたします。
中学校入学式
中 3 の遠足は相模湖プレジャーフォレ
ストに行って参りました。朝の集合場所
は、国立代々木競技場第 1 体育館前。
初めての集合場所で大丈夫かなと不安
を抱きつつ原宿駅を降りてみると、似
たような遠足スタイルの人がぞろぞろ。同じ時間帯に他の女子校の
高校生も集合しており、登り始めた歩道橋をあわてて引き返して集
合場所にかけつけた生徒もいましたが、時間通りに出発できました。
高速道路は順調で、10:00 からはオリエンテーリング、11:30 から
はバーべキューを楽しみました。オリエンテーリングは班ごとに順位
をつけましたが、優勝した A 組の E 班は、12 ポイントすべてをク
リアした立派なものでした。バーべキューもなかなかマキに火がつ
かず着火剤のお世話になる班もありましたが、肉、野菜、ソーセージ、
焼きそばとボリュームたっぷりのメニューをほとんど完食しました。帰
りも順調で暑からず、寒からずの絶好の遠足日和を十分に楽しん
だ一日でした。
4 月 9 日( 月 ) 中学校入
学式が 行われ、258 名の
新入生をお迎えしました。
中 1 遠足
4 月 25 日、
中1は
「清水公園」
(野田市)
に遠足に行って参りました。当日は暑く
もなく寒くもなく、ちょうど良い気候に
恵まれました。ヤエザクラのきれいな園
内では、班に分かれてアスレチックに
挑戦しました。丸太やロープを組み合
わせた大きな遊具は難しいものも多く
ありました。お昼には「お腹が空いた〜」という声とともに広場に
集合。お待ちかねの楽しいお弁当をみんなでいただいたあとは、
春の花々が咲く「花ファンタジア」を散策しました。戸外で過ごした
一日の疲れもなんのその、帰りのバス内ではおやつ交換をしたり、
歌やゲームなどで盛り上がるなど、クラスの友人たちとの親睦を深
めた一日となりました。
中 2 遠足
中 2 の遠足は例年どおり武蔵野丘陵森林公園に行って参りまし
た。天気にも恵まれ、新緑に囲まれた中を歩きながら、花畑で写
真を撮り、運動広場で新しいクラスメイトと親睦を深めてきました。
ドッチボールなどのゲームをしたり、
人文字を作ったりとクラスごとに工夫を
凝らして楽しむ一方、巨大なトランポリ
ンで空高くジャンプしたり、特技を披露
して喝采をあびたりと大いに楽しんでい
ました。体力・筋力を使い疲れてた様
子も見られましたが、帰りのバスの中も
楽しそうに渋谷まで戻ってきました。
短い時間でしたが、新しいクラスメイトと交流を深め有意義な遠
足になったようです。
高等学校生徒会長抱負
こんにちは。生徒会長の佐藤瞳です。
今年の生徒会も挨拶の推進、バスマナー向上を目指します。
バスマナーに関しては、生徒会がキャンペーンを実施しなくても静
かに乗車できるよう、昨年以上に普段から呼びかけをしていきます。
挨拶も、まず私たち執行委員が元気な挨拶を交わし、生徒自ら挨
拶する空気を作っていきたいです。
また、東日本大震災復興支援の活動も継続していきますので、
今年もご協力お願いします。
最後になりましたが、今年一年、中学校と連携して「より良い学
校作り」を目指していきますので、ご協力宜しくお願いいたします。
高等学校入学式
4 月 7 日 ( 土 ) 高等 学
校 入学 式が 行われ、246
名の新入生をお迎えいたし
ました。
平成 24 年度 中学校入試結果
●中学校 一般学級
志願者
受験者
合格者
実質倍率
入学者
2月 1日
200
176
86
2.0
83
2月 3日
443
258
86
3.0
本校小学校
●中学校 国際学級
12 月 17 日 帰国生
68
62
40
1.6
16
2 月 2 日 一般生
189
136
32
4.3
21
本校小学校
7
行 事 予 定
4月 7 日(土)
中学始業式、高等学校始業式・入学式
5月 28 日 ( 月 )
高校中間試験、中学総合学習
4月 9 日(月)
中学入学式
6月 9 日 ( 土 )
オープンスクール ( 午後 )
4月 25 日(水)
中学遠足、高校球技会
7月 3 日 ( 火 )
高校期末試験
4月 26 日(木)
中学球技会、高二・三遠足
7月 4 日 ( 水 ) 〜7日 ( 土 )
期末試験
5月 23 日(水)
高校中間試験
7月 13 日 ( 金 )
答案返却日
7月 19 日 ( 木 )
終業式
5月 24 日(木)〜 26 日(土) 中間試験
64
67
http://www.tjk.ac.jp/(大学)
『10 の底力』最終報告書-4 年間の成果
こころの科学
大学准教授 井垣竹晴
大学では心理学のゼミを担当しています。心理学というと、どのよう
なイメージを抱かれるでしょうか。読心術、心理ゲーム、心理テスト…。
残念ながらそのどれとも違います。一般の人が心理学に対して抱いて
いるイメージと、学問としての心理学は大きくかけ離れているのが現状
です。心理学は実験や調査といった方法を用い、眼に見えない心の
代わりに眼に見える行動を対象として、行動の原因を科学的に探求し
ています。心理学は「行動の科学」なのです。
私の専門分野ですが、学部から博士課程まで一貫して学習心理学
という領域でハトやラット(!?)といっ
た動物を用いて研究してきました(写
真参照)
。人間の心(行動)を研究す
るはずの心理学で、なぜ動物を?と思
うかもしれませんが、長い進化の歴史
に照らして考えてみれば、かつては私
ハト用実験箱
たちもお猿さんやもっと下等な動物か
ら分化して進化してきたわけです。私たちが過去にそうであった動物の
行動は当然私たちの行動と似通っているわけで、より単純な行動はそ
ういった動物で検討したほうがわかりやすいのです。
ゼミでの卒論指導も今年で4年目です。卒論のテーマは、心理学に
関連するものであれば何でも可としているので、毎年多様なテーマが
出揃います。卒業生が行った研究で興味深いものを 1 つ紹介しましょ
う。それは 2010 年度卒業生が扱った、赤い色が異性の魅力を高める
のかという海外での研究を日本の大学生で追試した実験です。この効
果はこれまで米国、英国、ドイツ、中国の大学生で確認されていたの
ですが、日本の大学生では?ということで追試してみました。男性モデ
ルが 2 枚並んでいる写真は卒論で扱っ
た刺激の一部ですが、女性の皆さん、
どちらの男性に魅力を感じますか?多く
の人に参加してもらったのですが、残
念なことに日本の女子大学生では赤色
が異性の魅力を高める効果は見られま
せんでした。なぜでしょうか?理由とし
て考えられるのは、赤色の服を男性が 赤色は異性の魅力を高めるか?
着ることに対して、日本では他の国に比べ抵抗感がある等、文化によっ
て色に対する感じ方の違いが影響しているのかもしれません。
日常生活の何気ない行動にも、いろいろな心理が関わっていて不思
議ではありませんか?大学に進学したら是非心理学の授業を受けてみ
てください。きっと新しい自分を発見できるかもしれません。
「卒業 成長 値を高める『10 の底力』
」が、
文部科学省「新たな社会的ニーズに対応した
学生支援プログラム」
(学生支援 GP)に選定
されて 4 年が経ち、補助金交付終了を機に、
これまでの取組み内容と成果をまとめた最
終 報 告 書 を 作 成 し ま し た(GP:Good
Practice 優れた取組)
。
『10 の底力』プログラムは、東京女学館大
学の少人数・対話型教育が生んだ、他大学
にみられない画期的な教育システムです。す
べての教員は自分の授業において、専門知
識に加えて伸ばすことができる能力を『10 の
底力』から 2 つ選びシラバス(授業計画)に盛り込みます。学生たち
は専門分野と授業で伸ばせる能力を参考に授業を選択し、15 回の授
業終了後に自己評価(2 点,1 点,0 点)を行います。教員も学生一人
一人について底力評価を行い、その点数がレーダーチャートとして学
生に手渡されます。次のセメスターではその結果をもとに、キャリアカ
ウンセラーやアドバイザー教員と相談しつつ授業計画を立てるため、
進路・キャリアと授業科目をつなげていくことができます。
本プログラムは、2011 年文部科学大臣に提出された中央教育審議
会の答申「今度の学校におけるキャ
リア教育・職業教育の在り方につい
て」や、日本私立学校振興・共済事
業団『大学・短期大学の経営基盤
強化事例集』に取り上げられるなど、
キャリア教育の充実と教育の質向上
を目指した教育改革のモデルとされ
ました。多くの大学が視察に訪れ、
30 回を超える事例発表の機会にも恵まれました。
最終報告書は、
(1)
『10 の底力』プログラムの概要、
(2)
4 年間の取
組―学生はこう変わった、
(3)
4 年間の取組―大学はこう変わった、
(4)
学生の成長実感と『10 の底力』プログラムの評価、
(5)資料、で構成
されています。
この 4 年間の最大の成果は、学生の「成長実感」
(自分の力が伸び
ているという実感)です。毎年、
「発言力・コミュニケーション能力が
向上したか」
、
「現在の自分の『10 の底力』はどのくらいか」について
アンケート調査を行い、プログラムの効果を検証していますが、どち
らの結果からも学生が成長を実感していることが確認できました(
「報
告書」Ⅳ章)
。今後もこれまでの成果を存分に活かし、教職員が力を
合わせて前進を続けていきたいと思います。(大学教授 加藤千恵)
新入生サポートプログラム
4 月 9 日、この春から東京
女 学 館大 学に入学した 1 年
生、3 年次編入生、そして中
国からの交換留学生を対象と
した新入生サポートプログラ
ムが行われました。このプロ
グラムは、いわゆる初年次教
育プログラムの一環に位置づけられており、大学生活のスタートにお
いて、自己理解を深め(自分の持ち味の再認識)
、他者の自己理解
に協力することによる人間関係力の構築、学業への動機づけ、大学
への帰属意識の向上を図ることを目的とするものです。学生委員会
が主催し、新しい環境への不安を軽減すること、および、新入生同
士の交流のきっかけを作ることもねらいとしています。
お互いを理解することを目的とするプログラムや、一人ひとりの考え
方は異なるということを理解した上で、ディスカッションを通じて互い
の考え方を尊重しながら意見の摺り合わせを行うプログラムなど、4
つのプログラムを用意し、グ
ループディスカッション等を行
わせました。最初に教員が指
示を出し、その後のプログラ
ム進行は、学生に任せました。
プログラム開始直後は、緊張
してお互いぎこちない雰囲気
のなか作業を行っていました
が、時間の経過とともに、自
然と活発に意見交換が行える
ようになり、笑顔が増えていく様子をみることが出来ました。参加者
全員が積極的にグループワークに関与している様子がうかがえ、新
入生にこの大学で学ぶことを良い意味で意識させることが出来たの
ではないかと思います。
この点については、新入生サポートプログラムについての学生アン
ケートの結果からも明らかとなりました。94.8% の学生が、プログラ
ムについて「とても満足」
「まあまあ満足」と回答し、自由回答記述
には、
「人と関わる機会がもらえて大学生活の不安が無くなった」、
「こ
れからの大学生活に対する気持ちが割と前向きになれた」
、
「自分と
は全く異なる考え方に触れることができた」等、プログラムを評価す
る意見が多く、学生に好意的に受け入れられることができました。
また、新入生サポートプログラムの実施後には、今年度入学生か
ら適用されるカリキュラム上の 6 つのプログラム(英語圏留学プログ
ラム、アジア圏留学プログ
ラム、国際交 流プログラ
ム、ビジネスプログラム、
認 定 心 理 士 プ ログラム、
教職課 程プログラム)に
関する説明会も行われまし
た。学生は、6 つのプログ
ラムから「主」プログラム
を一つ選択する他、積極
的に「副」プログラムを選
択することもできます。4
年後の卒業時、学位記と
は別に、各プログラムの指定科目等を全て履修したことが認められ、
プログラム修了証を授与される学生が誕生することになります。
(学生委員長 黒川雅子)
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