3 沖縄県土木建築部の取り組み

資料-3
沖縄県土木建築部の取り組み
平成26年度 沖縄国際物流戦略チーム(本会合)
平成27年2月27日(金)
沖縄県土木建築部港湾課
中城湾港新港地区 今後の事業展開(案)
○平成26年度 現状
○平成27年度 計画
供用時を想定した施設整備
貨物の掘り起こし
【西ふ頭】
<航路>
・定期船(先島航路)
・不定期航路
(外国船、砂・砂利船
チャーター船)
・実証実験船(鹿児島航路)
<港湾施設>
・上屋1棟(1,000m2)
・上屋1棟(1,000m2)
整備中
【東ふ頭】
<航路>
・浚渫工事中
<港湾施設>
・上屋1棟(1,000m2)
【西ふ頭】
<航路>
・不定期航路
(外国船、砂・砂利船
チャーター船)
チャ
タ 船)
・定期船
①鹿児島航路
②先島航路
<港湾施設等>
・上屋1棟(1,000m2)
③新規上屋1棟(1,000m2)
【東ふ頭】
<航路>
・工事中
<港湾施設>
・上屋1棟(1,000m2)
④連絡道路供用(4/1供用予定)
⑤新規上屋1棟(実施設計)
1
中城湾港新港地区物流拠点化促進調査(鹿児島航路)
○新聞記事
平成27年4月 南日本汽船(株)が定期運航を予定
○実績値(平成23年11月~平成26年3月)
○実績値(平成
年 月 平成
年 月)
平成26年7月沖縄タイムス
<まとめ>
①実験前の1ヶ月平均貨物量は226トン/月であったが、平成26年3月末で2,066トン/月と9.1倍の伸び
となっている (採算ライン 3,000トン/月)
となっている。(採算ライン
3 000トン/月)
②要因としては、平成24年10月から沖縄市のコンテナ補助事業(計175本)、陸送費補助が貨物の増加に直
接つながったと考える。
○中城湾港における航路拡充イメージ図
■ 鹿児島航路
<中城湾港⇒志布志港⇒鹿児島港>
・平成27年4月から南日本汽船(株)が定期運航予定
■ 先島航路
<中城湾港⇒平良港⇒石垣港>
・平成26年11月 南西海運(株)が定期運航開始
■ 京阪航路
<中城湾港⇒大阪港⇒東京港>
・平成28年度 実証実験を予定
黄航路を1週間で
廻る航路
平成26年7月琉球新報
<航路拡充>
・リードタイムの短縮を図るため、取扱貨物量を増加
させ、航路の確立を目指す。
・中城湾港新港地区に立地する企業及び中城湾港背後
圏を主とし、中城湾港を発着する貨物を集約する。
・航路数、船種が定期・多様化することで、価格競争
等が発生し、荷主の利便性が増すことが期待できる。
・リサイクルポートとしての特性も発揮できる。 2
中城湾港新港地区物流拠点化促進調査(先島航路)
平成26年11月 南西海運(株)が定期運航開始
○新聞記事
○先島航路における主な移出入取扱貨物
▶中城湾港⇒先島(移出)◀
既存飼料
豚 鶏用 那覇港⇒先島
豚・鶏用:那覇港⇒先島
12,349t/年
(H24実績)
約260t/週
新規飼料
平成26年10月琉球新報
23,400t/年
( 約500t/週)
平成26年10月沖縄タイムス
○沖縄県における静脈物流のイメージ
○沖縄県における静脈物流のイメ
ジ
・BSE問題で「牛用」の飼料製造ラインが区別された。
が
・現在、「牛用」の飼料は、鹿児島から先島へ移出。
・新港地区に立地する沖縄県飼料協業組合が、「牛用」
製造工場を新築した。
・飼料をベースカーゴとする。
沖縄県における港湾を核とした静脈物流ネットワークのイメージ
輸送が想定される循環資源の例
北 部離 島ゾ ー ン
廃棄 物処理 ・リサ イクルガイドライン
に おける対 象品 目
・前 処 理
・保管
紙
ガラスび ん
スチ ール 缶
アル ミ缶
プラスチック
自動 車
オ ートバ イ
タイヤ
自 転車
家電製品
布団
乾 電池
ニカド電 池 等
自動 車用 鉛蓄 電池
及 び二輪 車用 鉛蓄 電池
カセットボンベ
エアゾール
エアゾ
ル缶
小 型ガスボンベ
消 火器
ぱちん こ遊 技機 等
パ ーソナ ル コン ピ ューター
及 びその 周辺 機器
複写 機
ガス ・石油 製 品
繊維製品
潤 滑油
電線
県 外とのネットワー ク
(県 内で中間 処理 したものの
再 資源 化。県内に 処理 施設
の ない品 目の 再資 源化 など)
・船 舶により循
環 資源 の回収
南部離 島ゾー ン
▶先島⇒中城湾港(移入)◀
粟国島
新規
リサ イクル
沖縄 本島
ペットボトル
リサ イク ル
循環資源
渡名喜島
大型家具
カーペット
伊平屋島
伊是名島
久米島
ス プ リ ングマ ットレス
・前 処理
・保 管
座間味島
阿嘉島
・船 舶により循
環 資源 の回収
電炉
循環資源の
・中 間 処 理
・再 資 源 化
研究機関
廃自動車
前島
船 舶利 用による
陸上 交通 量の 削減
渡嘉敷島
家電
リサ イク ル
那覇港
那覇港
廃タイヤ
北大東島
南大東島
・前処 理
・保 管
陸送
・船舶 により循
環 資源 の回収
静 脈 物 流 ネ ットワ ー ク によ る 地 域 が 連 携 し
た リ サ イ ク ルネ ットワ ー ク の形 成
ペットボトル
伊良部島
再 資源 化 、
中 間処 理 施設
下地島
・前 処 理
・保管
定期 船または傭 船が 回
航して循 環資源を 集 荷
石垣島
・船舶 により
離島 間の 循
環資 源を 集約
西表島
小浜島
竹富島
八重 山離 島ゾ ーン
黒島
波照間島
新港地区内で
リサイクル処理
大 東離 島ゾー ン
中城湾港
与那国島
中城湾港
自動車
リサ イクル
宮 古離 島ゾー ン
再 資 源化 製品
牛 用 :中城湾港⇒先島
定期 船
傭船
宮古島
・前 処 理
・保 管
循 環 資 源の 輸 送
多良間島
・船 舶に より
離島間 の循
環 資源 を 集約
各 地 域 の機 能
・離 島内での再 資源 化機 能の向 上
・他 地域との 連携した再資 源化 の
ための前 処理、保管 機能 の整 備
中城湾港
新港地区内で
リサイクル処理
鉄筋、建設資材
等にリサイクル
*リサイクル選別後の真鍮、アルミ缶、銅線等は、本土製錬メーカーへ出荷される。
*鉄スクラップは、拓南製鐵へ出荷される。
3
中城湾港新港地区物流拠点化促進調査(京阪航路)(案)
○業務内容
○実証実験における主な移出入取扱貨物の設定
(1)RORO船実証実験に協力してもらう船社へのヒアリング(10社程度)
1)航路設定 ①寄港地②便数③寄港スケジュール④輸送貨物量⑤使用船舶⑥実験期間
2)支援金
①経費見積②支援金支払額の考え方③精算期日④支払いに係る協定
3)資料提供 ①船舶諸元②運行スケジュール③輸送貨物④燃料消費量
4)航路延伸等に関する見解
①既存航路の大都市圏への延伸②新規航路の開設等
5)港運会社との関係
①取引関係のある港運会社②他港運会社との関係
(2)RORO船実証実験に協力してもらう荷主へのアンケート(200社程度)
1)取り扱い貨物
①種類②年間貨物量③頻度
2)取り扱い貨物の荷姿 ①コンテナ貨物②フェリー貨物③シャーシー貨物④バラ貨物
3)仕出港、仕向港
①県内(港名)②県外(港名)③国外(港名)
4)本実証実験への参加 ①参加②興味がある③興味なし
5)上記、有力な荷主に対し、ヒアリングを行う。
▶中城湾港着(移入)
中古車
取扱貨物量の設定◀
RORO船
中城湾港
新港地区
■JU沖縄(自動車オークション)
平成24年度中古車出品台数
11,115台/年
*県内に寄港するRORO船を所有する邦船 6社(14隻)
*平成14年度において、同様な実証実験を2航海実施した。課題は下記のとおり。
①1航海当たり、1,000t~1,500t程の貨物が必要。(東京・大阪航路)
②港湾施設の整備が必要(荷捌き地、保管施設、荷役機械、照明設備等)
中古車販売店
沖縄全体 328店舗(100%)
北部圏域 18店舗( 5%)
中部圏域209店舗( 64%)
南部圏域 83店舗( 25%)
離
島 10店舗( 3%)
そ の他
8店舗( 3%)
○全体工程
・潜在的に、中古車需要がある。
・中城湾港からだと運搬距離が近くなり排気ガスが低減される。
・RORO船は
RORO船は、一度の航海で約250台の乗用車の積み込みが可能
度の航海で約250台の乗用車の積み込みが可能。
自動車運搬専用船は、一度の航海で約700台可能。
▶中城湾港発(移出)
平成28年度 検討調査(上記業務内容(1)(2))
実証実験 開始予定
平成29年度 実証実験
継続
平成30年度 実証実験
継続
平成31年度 実証実験
完了
取扱貨物量の設定◀
・平成25年8月のヒアリング結果より、数社の企業から、積極的
平成25年8月のヒアリング結果より 数社の企業から 積極的
に参加したいとの声が強い。
・荷姿は、シャーシで、そのままトラックで荷主の元に運送する。
・大都市圏にも需要があるとのこと。
・中城湾港新港地区、中城湾港背後圏に立地する企業等の商品、貨
物を集積し移出する。
シャーシトラック
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中城湾港新港地区 今後の事業展開(案)
○中城湾港新港地区物流拠点化促進整備事業
上屋位置
H26.11撮影
事業⽬的:現在、屋外に⼀時保管している貨物の解消及び東ふ頭
供⽤開始に伴う取扱貨物量の増加に対応するため。
事業期間 平
事業期間:平成27年度
年度
上屋規模:2,000m2
付帯施設:照明設備 2基
船舶給⽔ 4基
○上屋整備ヶ所 平面図(案)(東ふ頭 -11m岸壁背後)
○ 新港地区における近年の港湾を取り巻く環境
<岸壁>
・⻄ふ頭は完全供⽤され、岸壁延⻑は975m、外国貿易も可能
東ふ頭は、現在未供⽤。岸壁970mは完成(舗装未整備)
・東ふ頭は、現在未供⽤。岸壁970mは完成(舗装未整備)
<航路>
・国直轄事業により、航路の浚渫⼯事中。平成28年度初頭暫定供⽤
平成29年度初頭本格供⽤の計画
<定期航路>
・平成26年11⽉に南⻄海運が先島航路の定期運航を開始
・平成27年4⽉には、南⽇本汽船が⿅児島航路の定期運航を開始予定
・平成28年度に京阪航路の実証実験を予定
<港湾施設>
・東ふ頭の上屋、ヤード舗装、照明、船舶給⽔設備等が未整備である
<取扱貨物>
・新港地区には、約170社の企業が⽴地し、約4,700名の雇⽤がある
・新港地区に⽴地する企業は、現在、横持ち費のかかる那覇港を利⽤
・現在、上屋を必要とする貨物量から推計し、2,000m2とした
現在 上屋を必要とする貨物量から推計し 2 000 2とした
<地元企業>
・平成26年9⽉に中城湾港新港地区協議会から要望書が提出された
・近隣に⼤型商業店舗が進出
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