UAE主要内外政動向 UAE主要内外政動向 (除、ドバイ ドバイ・ 北部首長国) ・北部首長国 ) (2010 11月 12日 11月 25日分 日分当地 当地報道取 報道取り 2010年 10年11 月12 日~11 月25 日分 当地 報道取 り纏め) 平成22年11月25日 在アラブ首長国連邦日本国大使館 1.要人往来 要人往来 (1)当国要人の外国訪問 17日~ ハーミリー・エネルギー相が,トルクメニスタンを訪問し,第15回トルクメ ニスタン国際石油・ガス会議に出席。トルクメニスタンの石油・ガス担当の大 臣らと会談。 20日 アブダッラー外相が,ポルトガルのリスボンで開かれたNATOサミットに出 席し,スピーチでUAEはアフガニスタン当局や治安機関への権限委譲を引き 続き支援していく旨述べる。 23日 ハッサン保健相が,ベルリンを訪問し,独保健相と会談。健康保健分野での協 力について協議。 23日~ ハイダーン政務担当外相補佐官が,ハノイを訪問し,第1回UAE・ベトナム 24日 合同委員会の初めてとなる準備会合に出席。24日,同合同委員会出席のため 当地を訪問したマンスーリー経済相が,ベトナムのチエット国家出席と会談。 24日 アブダッラー外相が,イスラマバードを訪問し,ザルダリ・パキスタン大統領 と会談。両国間での貿易や投資の促進,洪水被害からの復興及び地域情勢につ き協議。 (2)外国要人の当国訪問 11日 ハリーファ大統領が,当地を訪問したハマド・バーレーン国王と会談し,午餐 会を主催。ムハンマド・アブダビ皇太子やハムダーン西部州知事らが同席。 11日 アブダッラー外相が,当地を訪問した中国天津市共産党委員会の張書記と会談 し,貿易,経済,投資及びエネルギー分野などでの協力について協議。12日 には,ムハンマド副大統領兼首相(ドバイ首長)とも会談。 11日 スウェイディー・アブダビ開発基金暫定事務局長が,当地を訪問したカザフス タン副首相と会談し,カザフスタンにおける同基金の開発プロジェクトについ て協議。 13日 マンスール副首相兼大統領官房相が,当地を訪問したチェチェン共和国のカデ ィロフ首長と会談し,チェチェンにおける平和・治安維持や復興における協力 について協議。 15日 アブダッラー外相が,当地を訪問したセントクリストファー・ネーヴィスのダ 1 グラス首相と会談し,両国間のビジネスや投資に関する協力などについて協 議。 21日 グレイル連邦国民評議会(FNC)議長が,ドバイでナイジェリア議会議長と 会談し,二国間関係について協議。 21日~ 21日,パティル・インド大統領が,当地を訪問し,ハリーファ大統領と会談。 26日 会談において,ハリーファ大統領はインドの国連安保理常任理事国入りを支持 する旨伝える。また,23日にはマンスール副首相兼大統領官房相,24日に はムハンマド副大統領兼首相,25日にはスルターン・シャルジャ首長と会談。 22日 ラーシド環境・水資源相が,当地を訪問した独ニーダーザクセン州首相と会談 し,環境や水資源管理分野における協力について協議。23日には,同首相は, タハヌーン東部州知事,24日にはマンスール副首相兼大統領官房相と会談。 23日~ ハリーファ大統領が,湾岸諸国歴訪の一環として当地を訪問したエジプトのム 24日 バラク大統領と会談し,二国間関係につき協議を行ったほか,中東和平やイラ ンの核問題など最新のアラブ,湾岸地域及び国際情勢における共通の関心事項 につき意見交換。24日には,ムハンマド皇太子と会談。 24日 ナヒヤーン高等教育・科学研究相が,当地を訪問したアイスランドのグリムソ ン大統領と会談。また,同大統領は,当地の国際再生可能エネルギー機関(I RENA)本部を訪問し,アドナン暫定事務局長と会談。 24日~ 英エリザベス女王陛下及びエディンバラ公フィリップ殿下が,31年ぶりに当 25日 地を訪問し,ハリーファ大統領やムハンマド副大統領兼首相らと会談。エリザ ベス女王陛下は,ハリーファ大統領主催の昼食会に出席したほか,故ザーイド 前大統領が眠るザーイド・グランド・モスク訪問やファーティマ故ザーイド大 統領夫人への私的訪問などを行う。 2.アブダビ王 アブダビ王族の動向( 動向(除、要人往来 要人往来、 往来、外政) 外政) 12日 ナヒヤーン高等教育・科学研究相が,新たに発足した学生組織「エミレーツ・ ナショナル学生協会」の代表団のメンバーと会談。 12日 ムハンマド・アブダビ皇太子(故ザーイド大統領3男)が,バーレーンのハマ ド国王及びスペインのカルロス国王とともにこの日当地で開幕したF1レー スを観戦。 13日 ハリーファ大統領(故ザーイド長男)が,オマーンのカブース国王及びムバラ ク・エジプト大統領と電話で犠牲祭の挨拶を交わす。 14日 ハリーファ大統領が,カタールのハマド首長,クウェートのサバーハ首長及び バーレーンのハマド国王と電話で犠牲祭の挨拶を交わしたほか,サウジのアブ ドッラー国王とは電話で犠牲祭の挨拶の他,同国王の病状を見舞う。また,ハ リーファ大統領は,オマーンのカブース国王,クウェートのサバーハ首長,ヨ ルダンのアブドッラー2世国王,モロッコのモハメッド6世国王,エジプトの 2 ムバラク大統領,チュニジアのベン・アリ大統領,スーダンのバシール大統領, アゼルバイジャンのアリエフ大統領,バングラデシュのラーマン大統領及びウ ズベキスタンのカリモフ大統領から犠牲祭の挨拶を伝える電報を受けたのに 対し,アラブ・イスラム諸国の首脳に犠牲祭を祝う祝電を発出。 14日 ハリーファ大統領が,アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開かれたF1 グランプリをムハンマド副大統領兼首相やスペインのカルロス国王及びレバ ノンのハリーリ首相ら招待された各国の首脳らとともに観戦。 14日 ハムダーン西部州知事(故ザーイド4男)が,巡礼参加のためメッカに到着。 14日 ムハンマド皇太子が,当地に新たにできたフェラーリ・ワールドで100名の 孤児と交流。 15日~ ハリーファ大統領が,各首長国の首長,皇太子及び副首長から犠牲祭を祝う祝 16日 電を受け取ったほか,ヨルダンのアブドッラー2世国王,レバノンのスレイマ ン大統領,サルマン・リヤド州知事(15日),コモロ連合のサンビ大統領及 びハマスのマシュアル政治局長(16日)から犠牲祭の挨拶を電話で交わす。 16日 ハリーファ大統領が,当地バティーン宮殿にて,スルターン・シャルジャ首長, サウード・ラアス・ル・ハイマ首長,ハマド・フジャイラ首長及びフメイド・ アジュマーン首長ら各首長国王族から犠牲祭の挨拶を受ける。また,スルター ン大統領代表(故ザーイド大統領次男)やムハンマド皇太子らとともに,故ザ ーイド大統領の墓があるザーイド・グランド・モスクを訪問。 16日 ムハンマド皇太子が,ザーイド・グランド・モスクにて犠牲祭の礼拝を主催す るとともに,ムシュリフ宮殿にてハリーファ大統領の代理で犠牲祭の挨拶を受 ける。また,タハヌーン東部州知事が,アルアインで犠牲祭の礼拝を主催。 21日 サイフ副首相兼内相(故ザーイド9男)が,アブダビ警察が開発したバイク式 の救急車2台を視察。 21日 ハムダーン西部州知事兼エミレーツ鷹匠クラブ会長(故ザーイド4男)が,U NESCOによる鷹の無形文化遺産登録を賞賛。 22日 ハリーファ大統領が,当地で開かれた第4回GCC議会会議に出席したGCC 各国の議長らの表敬訪問を受け,GCC各国の議会間協力の拡大を呼びかけ る。また,アッティーヤGCC事務局長とも会談し,来月当地で開かれる第3 1回GCCサミットの準備状況などについて説明を受ける。 22日 マンスール副首相兼大統領官房相(故ザーイド13男)が,中東食料品産業展 の開会式に出席。 23日 マンスール副首相兼大統領官房相が,マスダール科学技術大学の新キャンパス をオープン。 23日 ハッザーア国家公安顧問兼UAEサッカー協会名誉会長(故ザーイド5男)が, 中国広州で開かれているアジア大会サッカー男子準決勝で韓国を破ったUA Eチームに関し,現地のルメイシーUAEサッカー協会会長に電話で祝意と日 3 本との決勝戦への激励の言葉を伝える。24日,サイフ副首相兼内相も,電話 で祝意と激励の言葉をルメイシー会長に伝える。 24日 マンスール副首相兼大統領官房相が,ファーティマ夫人を国連食糧農業機関 (FAO)特命大使に任命する任命書を当地を訪問したFAO事務局長から受 け取る。 24日 ハムダーン西部州知事が,アブダビ環境庁が西部州や東部州で行っている太陽 光発電による淡水化プラント事業を視察。 3.外政( 外政(除、要人往来) 要人往来) 11日 アブダッラー外相が,イラクの議会勢力間で権力共有に関する合意がなされた ことに関し,安定したイラクへの新たな道筋を付けるものだと述べる。 12日 アブダッラー外相が,当地で開かれたGCCサミット外相級準備会合におい て,UAEと湾岸諸国は引き続きイエメンを強力に支援していくなどと述べ る。また,同外相は,険悪化しているUAEとカナダの二国間関係について, カナダ首相事務所が閣僚のUAEの航空会社の使用を禁止したという報道が あるが,関係悪化をエスカレートさせているのはカナダ側であると述べたと, 当地英字紙ナショナルが報道。 13日 UAEの税関機関の代表団が,アメリカを訪問し,米税関機関と専門知識の交 換などについて意見交換。 17日 UAEの代表団が,メキシコで開かれた第4回移民と開発に関するグローバ ル・フォーラムに参加したと当地国営通信WAMが報道。 17日 国連教育科学文化機関(UNESCO)が,UAEなどが推進していた鷹の無 形文化遺産登録を発表。 17日 UAEとパナマが,双方の航空会社の両国間の自由な運航に関する合意に調 印。また,ベネズエラやコロンビアとも両国間の航空サービスの協力について 協議。 17日 UAE連邦軍マズルーイー少将(兵站担当長)が,アフガニスタンに駐留して いるUAE軍を訪問し,ハリーファ大統領からの犠牲祭に際する挨拶を伝え る。また,アワーニー在パキスタンUAE大使は,ギラーニ首相にハリーファ 大統領からの犠牲祭に際する挨拶を伝える。 22日 米運輸省海事局が,原油タンカー「M.STAR」号の船体損傷事件の原因に ついて犯行声明を出したアルカーイダ系のテロ組織によるものとする見解を 示し,更なる攻撃への注意を呼びかけていると,当地英字紙ハリージュ・タイ ムズが,ロイター電をキャリーして報道。 22日 グレイルFNC議長が,当地で第4回GCC議会会議を開催し,米議会や欧州 議会などとの議会間外交の推進などについて協議。 22日~ アブダビ食品管理庁が,当地で初めてとなる統一された食糧政策に関するGC 4 24日 C閣僚級フォーラムを開催。GCC食糧安全保障アブダビ宣言を採択。 22日~ アブダビ環境庁などが,当地で世界グリーン・ツーリズム博覧会を開催。当館 24日 も出展。 22日 ポルトガルのソクラテス首相が,在ポルトガルUAE大使と会談し,先の国連 安保理非常任理事国選挙においてのUAEのポルトガルへの支持に謝意を伝 える。 23日 UAE外務省が,韓国延坪島への北朝鮮による砲撃を「無責任な行動」と非難 するアブダッラー外相の声明を発表したと,当地国営通信WAMが報道。 4.政令・ 政令・人事・ 人事・機構改編 特になし 5.連邦国民評議会( 連邦国民評議会(FNC) FNC)の動向 特になし 6.その他国内政府機関等 その他国内政府機関等の 他国内政府機関等の動き 11日 かつて当地において子どものラクダ騎手として働いていたスーダンの子ども の補償・リハビリ・プログラムの実施状況のフォローアップのためスーダンを 訪問した内務省の代表団が,元騎手への補償終了に向けたスーダン内相の努力 への謝意を示すサイフ内相よりの書簡を手交。 12日 アブダビ経済開発庁が,農業,畜産業及び漁業の発展がUAEにおける食糧安 全保障の鍵になる分野であるものの,GDPにおける割合は2004年の2. 4%から2009年の1%強に減少しているとする報告書を発表。また,アブ ダビ首長国の2009年の対外貿易額は2004年の4870億ディルハム (約11兆9600億円)から4250億ディルハム(約9兆5600億円) に減少。2008年~12年までの実質GDP成長率を6~7%達成を計画。 14日 ハッサン保健相が,ドバイで開かれた世界糖尿病デーに合わせたプログラムを 主催。 14日 連邦原子力規制庁(FANR)が,原子力施設のデザインに関する規制案への パブリックコメントの募集を開始。 19日 ハッサン保健相が,第11回UAE保健評議会の会合を開催し,同評議会がU AE国内の保健政策の均質化と高い保健サービスの提供を目指していると述 べる。 21日 環境・水資源省が,現在のUAE人漁業従事者数を6296人,漁船台数を5 692艘(1976年は1065艘)などとする報告書を発表。 22日 UAE連邦軍が,訓練中の軍用機がラアス・ル・ハイマ首長国で墜落し,パイ ロット1名が死亡したと発表。24日,ムハンマド副大統領兼首相は,死亡し 5 たフジャイラ出身のパイロットの家族を弔問。 22日 アブダビ検察庁が,ロンドン警視庁との協力で金融犯罪に関するワークショッ プを実施。 24日 ムハンマド副大統領兼首相が,アルアインで開かれたザーイド軍事大学校の第 35回卒業式に出席。タハヌーン東部州知事同席。 7.国内外における 国内外における国内人道支援機関 における国内人道支援機関の 国内人道支援機関の活動 11日 UAE赤新月社が,セイシェル赤十字社よりの要請を受け,気候変動による災 害に備えるためなどの財政的支援を同赤十字社に提供。 14日 UAE赤新月社が,パキスタンの洪水被害者支援の食糧や医薬品など600ト ンの人道支援物資を積んだ船を数日以内にカラチに向け派遣すると発表。物資 はシンド州やハイバル地域に送付予定。 16日 UAE赤新月社が,犠牲祭に合わせて国内及び60ヶ国ののべ3万8千の困窮 する家族に犠牲祭用の肉(Udhiya)を提供。 23日 UAEの人道支援移動病院は,これまでにUAE国内,モロッコ,エジプト, ボスニア,ハイチなど8ヶ国で3万人の子どもに医療サービスを提供してきた と発表。 24日 ジャルマンUAE国連大使が,2011年の国連活動経費として219万4千 ドルの供与をプレッジする旨の書簡を藩国連事務総長へ発出。内訳は,UNR WAに100万ドル,UNDPに32万4千ドル,UNHCRに20万ドル, UNICEFに10万ドルなど。 8.労働政策 23日 労働者の賃金を電子送金で行う賃金保護制度(WPS)が,今年のシェイク・ ハリーファ政府優秀賞の一つを受賞したと,当地英字紙ナショナルが報道。 25日 24日,シャルジャ首長国のタクシードライバーおよそ2000人が,ドライ バーによる一部燃料費負担に抗議して,シャルジャの労働省事務所前でストを 行ったと,当地英字紙ナショナルが報道。 9.治安情勢 特になし 10. 10.その他 その他 11日 ハーグ国際法アカデミー第37回海外プログラム(ソルボンヌ大学アブダビ校 主催,アブダビ教育評議会共催)が,GCCでは初めて当地で1週間実施され, 11日終了。 21日 ザーイド・グランド・モスクが,犠牲祭期間中10万人の観光客などの訪問を 6 受けたと,当地国営通信WAMが報道。 24日 23日,連邦最高裁が,離婚を巡る裁判において,男性に落ち度があった場合 など,女性が男性からの同意なしに離婚することが可能などとする判決を下し たと,当地英字紙ナショナルが報道。 25日 ホルムズ海峡を迂回し,アブダビからUAE東部のフジャイラへの石油パイプ ラインが,来月運用テストを行い,近く完成する予定と,当地英字紙ナショナ ルが報道。 (了) 7
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