福 岡 県 公 安 委 員 会 活 動 状 況 <定例会の主な議題及び要旨

福 岡 県 公 安 委 員 会 活 動 状 況
< 定 例 会 の 主な 議 題 及び 要 旨 >
平成 2 8 年1 1 月 17 日 ( 木 )
【協議事項】
1 司 法 警 察員 等 の 指定 に 関 す る 規則 ( 案 )の 制 定 に つ いて
( 刑 事部 )
警察 本 部か ら「 犯 罪捜 査の た めの 通 信傍 受 に 関す る 法律 の 一部 改 正 によ り、通 信傍 受
をす る こと が でき る 罪 が拡 大 され た こと に 伴 い、司 法警 察 員の 指 定 に関 す る公 安 委員 会
規則 の 改正 と 併せ 、事 務の 合 理化 等 を図 る た め、関係 規 則を 一 本化 する も ので あ る。本
件改 正 案に つ いて 、 御 審議 を お願 い する 。 」 旨の 説 明が あ った 。
公安 委 員か ら「根 拠 法 令ご と に 別 々 であ っ た 令状 等 の請 求 に関 す る 規則 を 一本 化 する
とい う 認識 で 良い の か 。」 旨 の発 言 があ り 、 警察 本 部 か ら 「そ の と おり で ある 。 また 、
対象 犯 罪の 拡 大に 伴 い 、交 通部 の 令状 請 求な ど、新た に 定め る 規定 もあ る。」旨の 説 明
後、 本 件は 了 承さ れ た 。
【報告事項】
1 平 成 2 8年 度 全 国警 察 逮 捕 術 ・拳 銃 射 撃競 技 大 会 の 結果 に つ いて
( 警 務部 )
警察 本 部か ら「 平 成2 8年 1 1月 8 日、警視 庁術 科 セン タ ーに お い て平 成 28 年 度全
国警 察 逮捕 術・拳 銃射 撃競 技 大会 が 開催 さ れ た。本県 警 察は 、逮 捕 術 第1 部 でベ ス ト4 、
拳銃 射 撃競 技 団体 戦 第 1部 で 第7 位、個 人戦 では 制 服警 察 官用 拳 銃 の部 で 第2 位、女 性
制服 警 察官 用 拳銃 の 部 第2 位 、満 点 賞1 人 の 成績 を 収め て いる 。 」 旨の 報 告が あ った 。
2
平 成 2 8年 度 上 半期 に お け る 留置 施 設 に対 す る 実 地 監査 結 果 等に つ い て
(警 務 部 )
警察 本 部か ら「 平 成2 8年 度 上半 期 にお け る 留置 施 設の 実 地監 査 に つい て は、警察 署
の1 9 留置 施 設を 対 象 に実 施 した 。良 好 な事 項と し ては 、積 極 的な 署長 表 彰、留置 担 当
者からのアンケートによる業務改善及び署独自資料の活用による護送事故防止対策等
が行 わ れて い た。 指 摘 事項 は なか っ た。 」 旨 の報 告 があ っ た。
公安 委 員か ら「 被 留置 者 の 処 遇を 行 う大 変 な 職場 で あり 、担 当 者は 常に ス トレ ス があ
ると 思 う。今回 の 好事 例に つ いて は、是 非と も他 の 所属 に 広め て い ただ き、今 後も 本 部
を含め幹部による担当者への声掛けや意見交換などコミュニケーションを多く取るこ
とに よ って 士 気高 揚 を 図り 、風 通 しの 良 い職 場づ く りを お 願い し た い。」旨 の発 言 があ
った 。
3
監 察 関 係報 告 に つい て
( 警務 部 )
警 察本 部 から「警 部補 ら によ る 証拠 物 件 廃棄 事 案に つ いて 、平 成2 8 年1 1 月1 7 日
付け で 当該 職 員ら を 懲 戒処 分 の停 職 1月 等 と する 。 」旨 の 報告 が あ った 。
4
威 力 業 務妨 害 事 件の 検 挙 に つ いて
( 生 活安 全部)
警察 本 部か ら「 博 多警 察署 、少 年 課及 び 捜査 第一 課 は、イン タ ーネ ット の 投稿 サ イ ト
に児 童・生徒 に 対す る 殺人 予 告を 投 稿し 、福 岡県 教 育庁 の 業務 を 妨 害し た 事件 に つい て、
平成 2 8年 1 1月 1 2 日、中学 生 1人 を 威力 業務 妨 害で 検 挙し た。」旨の 報 告が あ った 。
公安 委 員か ら「 こ の中 学生 は 学校 で 特異 な 行 動な ど の問 題 はあ っ た のか 。」旨の 発 言
があ り 、警 察 本部 か ら 「問 題 行動 は 全く 把 握 され て いな か った 。 」 旨の 説 明が あ った 。
5
起 業 家 育成 セ ミ ナー 運 営 会 社 によ る 特 商法 違 反 事 件 の検 挙 に つい て
( 生活 安 全部 )
警察 本 部か ら「 中 央警 察署 ほ か2 警 察署 及 び 生活 保 安課 は、訪 問販 売の 勧 誘者 を 育成
する た めの セ ミナ ー で ある の に、故意 に 事実 を告 げ ず受 講 契約 を し 、さ らに 、ク ー リン
グオ フ は不 可 能で あ る など と 嘘 の 説 明 を し 、 契 約 の 解 除 を 妨 げ た 事 案 に つ い て 、 平 成
28 年 11 月 14 日 、大阪 府 八尾 市 居住 の 起 業家 育 成セ ミ ナー 経 営 者の 男 性ほ か 4人 を
特定 商 取引 に 関す る 法 律違 反 で逮 捕 した 。 」 旨の 報 告が あ った 。
公 安委 員 から「 大 阪居 住 の被 疑 者が 、福 岡 を タ ーゲ ッ トに し た 理由 は ある の か。」旨
の発 言 があ り 、警 察 本 部 か ら 「現 在 、捜 査 中 であ る 。」 旨 の説 明 が あっ た 。
公 安委 員 から「若 い人 た ちが 夢 を持 つ こ とは 大 事で あ るが 、サ ラ金 か ら借 金 して 簡 単
に起 業 でき る もの で は ない こ とは 認 識し て ほ しい と 思う 。」「こ の よう な 事案 は 、警 察
から く り返 し 情報 発 信 して 、広く 知 らし め る 必要 が ある 。」「専 門 学校 等 の若 い 人達 へ
の啓 蒙 活動 も 必要 だ と 感じ る 。」 旨 の発 言 が あっ た 。
6
殺 人 事 件被 疑 者 の逮 捕 に つ い て
( 刑 事 部)
警察 本 部か ら「 八 幡西 警察 署 及び 捜 査第 一 課 は、平成 2 7年 頃、刃 物様 の もの で 被害
者の 胸 部を 突 き刺 す な どし て 殺害 し 、死 亡 し た被 害 者の 歯 を抜 く な どし て 損壊 し た事 件
につ い て、平成 2 8年 11 月 10 日、北 九州 市八 幡 西区 居 住の 無 職 の男 性 を殺 人 及び 死
体損 壊 で逮 捕 した 。 」 旨の 報 告が あ った 。
7
8
太 州 会 幹部 ら に よる 暴 力 行 為 等処 罰 に 関す る 法 律 違 反事 件 の 検挙 に つ い て
( 暴 力 団 対 策部 )
警察 本 部か ら「 飯 塚警 察署 、田 川 警察 署 及び 暴力 団 犯罪 捜 査課 は、被害 者 の生 命・身
体等 に 危害 を 加え か ね ない 気 勢を 示 し、数人 共同 し て脅 迫 した 事 件 につ い て、平成 2 8
年1 1 月1 1 日ま で に 、太 州 会幹 部 ほか 4 人 を暴 力 行為 等 処罰 に 関 する 法 律違 反 で逮 捕
した 。 」旨 の 報告 が あ った 。
五 代 目 工藤 會 幹 部ら に よ る 詐 欺事 件 の 検挙 に つ い て
( 暴 力団 対 策 部 )
警察 本 部か ら「 門 司警 察署 及 び北 九 州地 区 暴 力団 犯 罪捜 査 課は 、暴 力団 員 の入 居 を認
めて い ない 賃 貸住 宅 を 、同 人 の親 族 が使 用 す るか の よう に 装っ て 賃 貸 借 契 約を 締 結す る
など し た事 件 につ い て 、平 成2 8 年1 1 月1 3日 、五 代 目工 藤 會幹 部ほ か 1人 を 詐欺 で
逮捕 し た。 」 旨の 報 告 があ っ た。
9
第 2 5 回暴 力 追 放福 岡 県 民 大 会の 開 催 につ い て
( 暴 力 団 対 策部 )
警察 本 部か ら「 平 成2 8年 1 1月 2 2日 、ア クロ ス 福岡 に おい て、福岡 県 暴力 追 放 運
動推進センター主催の 「第25回暴力追放福岡県民大会」を開催する。参加人員は約
1, 5 00 人 を見 込 ん でい る 。」 旨 の報 告 が あっ た 。
【 そ の 他 の 報告 事 項 】
1 博 多 駅 前道 路 陥 没事 案 に 伴 う 緊急 事 態 対策 室 の 閉 鎖 につ い て
(警備部)
警察 本 部か ら「 博 多駅 前道 路 陥没 事 案に 対 処 する た め、警察 本 部及 び博 多 警察 署 に緊
急事態対策室を設置していたが、道路が復旧したため、11月15日をもって閉鎖し
た。 」 旨の 報 告が あ っ た。