JグリップH(内面突起付きH形鋼)

JグリップH(内面突起付きH形鋼)
鋼材とコンクリートとのズレせん断に対して大きな付着抵抗を発揮する新しいH形鋼
http://www.jfe-steel.co.jp/products/construction/items/naimen-tokki-h/index.html
一般検索サイトで「JグリップH」と入力してください。
H形鋼のフランジ内面に突起を設けた、鋼・コンクリート合成構造用の「JグリップH(内面突起付きH形鋼)」を実用化いたしました。
フランジ間の拘束効果を利用し、鋼材とコンクリートとのズレせん断に対して大きな付着抵抗を発揮する新しい
H形鋼です。
特
1
機能
環境 コスト
長
優れた経済性
内面の突起は、ユニバーサル圧延方式により、圧延の過程で一体形成します。このため、
ビルトアップによる合成構造用鋼材に比べて経済性が向上します。
2
内面突起によるコンクリートとの一体化
フランジ間の拘束効果を利用し、鋼材とコンクリートとのズレせん断に対して大きな付着
抵抗を発揮する新しいH形鋼です。内面突起とウェブ反力による拘束のため、粘りのある
付着性状を示します。3.6〜5.8(N/mm2 )の付着耐力を確認しています。付着特性は、
突起
内面リブがコンクリートに引っかかる支圧型です。付着耐力以降も、強度は急激に低下し
ません。
SC合成地中連続壁工法
「SC合成地中連続壁工法」は、JグリップH(内面突起付きH形鋼)とコンクリートを一体化し
たSC構造による新しい連壁工法です。薄い壁厚で高剛性・高抵抗モーメントを有し、開削工
事においてコストダウンと省スペース化を図ることが可能です。
なお、本工法は(株)大林組と共同開発したものです。
1
薄い壁厚で高剛性・高耐力を実現
JグリップHを用いてコンクリートと鉄骨を一体化した結果、同壁厚のRC連壁にくらべ、
高剛性・高抵抗モーメントの地下壁が実現しました。薄壁化により、地下壁自体のコスト
ダウンと用地制約の厳しい都市部等での省スペース化が可能です。
2
本体構造にも適用可能
SC構造として高い靭性能を有しているため、耐震性能が要求される本体構造としても適用
できます。
3
施工性の向上
一体化のための補強鉄筋が不要な上、鉄骨一本ずつの建込みも可能です。そのため、RC連
壁のように鉄筋籠の製作等に必要な作業ヤードの問題が解消されます。
「SC合成地中連続壁工法」薄壁化の程度
壁厚900mmのSC合成連壁は壁厚1,100mmのRC連壁と同等の剛性があります。また、降伏モーメントは壁厚1,400mmのRC連壁と同程度、終局モーメント
は壁厚1,500mmのRC連壁以上です。
7000
設計例
136
モーメント(KN・m)
SC合成連壁
150
RC連壁
900〜1500
900
薄壁化
RC連壁(壁厚1500mm)
6000
SC合成連壁
(壁厚900mm)
RC連壁(壁厚1400mm)
5000
RC連壁(壁厚1100mm)
RC連壁
(壁厚1
0
0
0㎜)
RC連壁
(壁厚1000mm)
RC連壁(壁厚900mm)
4000
3000
2000
136
H640×307×19×40(mm)
1000
150
●降伏点
0
D51@150(SD345)
(mm)
0
20
40
60
曲率(10−6cm−1)
80
100
製品規格
B
製造サイズ
高さ(H)
幅(B)
厚さ1(t1)
厚さ2(t2)
610
300
12
25
616
302
14
28
624
304
16
32
632
307
19
36
640
307
19
40
t2
t1
H
t2
※その他の寸法についてはお問い合わせください。
S3J-00