PI ProcessBook AF Display Builder アドインの紹介

OSIsoft
2015
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PI ProcessBook AF Display Builder アドインの紹介
特徴
1) 2 つのドッキング可能なウィンドウ Two New Dockable Windows
AF Display Builder アドインは、PI ProcessBook 上にドッキング可能な 2 つのウィンドウで構成されます。（図 1）。以前の
バージョンの AF Modeler アドインと見た目は似ていますが、PI System の可視化に重点が置かれています。これらのウィン
ドウは、PI ProcessBook のアプリケーション内で、ドッキング、ピン留め、そして自由に移動することができます。また、画面フ
ァイルを開くことなく、PI AF のエレメントを参照することができます。
AF ブラウザーウィンドウでは、接続された PI AF Server 内の PI AF エレメント階層を表示し、また、階層内のエレメントを検
索することができます。現在、既定の AF Server への接続のみがサポートされています。
AF プロパティウィンドウは、AF ブラウザーの中で選択されたエレメントの属性を表示します。デフォルトではエレメント属性の名
前と値のみを表示しますが、説明、カテゴリ、測定単位等の表示も追加することができます。
図 1: ドッキングされた AF ブラウザーウィンドウと AF プロパティウィンドウ
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記載されているすべての会社名、製品名、ブランド名はそれぞれの所有者の商標です。Copyright © 2014, OSIsoft, LLC. • 777 Davis Street San Leandro, CA 94577
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2) シンボルをアセットに割り当てる Assigning Symbols to Assets
AF Display Builder アドインは、シンボルやシンボルのグループを PI AF のエレメントやテンプレートに割り当てることができ
ます（図 2）。また、これらは AF ブラウザーから画面へのドラッグアンドドロップで再利用することが可能です。このとき、シン
ボルに関連付けられたエレメントのデータも共に画面に表示されます。
図 2: 画面上のシンボルを右クリックすることによるエレメント、エレメントテンプレートへの割り当て
シンボルをテンプレートに割り当てる Assign Symbol to Template
シンボルをテンプレートに割り当てることで、あるシンボルと特定の PI AF エレメントテンプレートを紐付けることができます。そ
の後、エレメントテンプレートで作成されたエレメントを画面上にドラッグアンドドロップすると、そのエレメントの属性値と共にシ
ンボルを作成できます。この関連付けは、PI AF Server 上に保存され、新しい画面ファイルを作成する際も有効です。なお、こ
の機能を使用するには、該当するエレメントテンプレートへの読み込み及び書き込みの権限が必要になります。
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シンボルをエレメントに割り当てる Assign Symbol to Element
シンボルをエレメントに割り当てることで、あるシンボルと特定の PI AF エレメントを紐付けることができます。ユーザーが画面
上にそのエレメントをドラッグアンドドロップすると、そのエレメントに紐付けられたシンボルを作成できます。エレメントテンプレ
ートへもシンボルが割り当てられている場合、エレメントに割り当てられたシンボルが優先的に使用されます。この関連付けは、
PI AF Server に保存されるため、新しい画面を作成する際にも有効です。この機能を使用するには、該当するエレメントへの
読み込み及び書き込みの権限が必要になります。
Assign Element to Symbol エレメントをシンボルに割り当てる
エレメントをシンボルに割り当てることで、画面上の特定のシンボルにエレメントを紐付けることができます。この設定はその画
面上でのみ有効なため、新規に作成した画面ではその設定は引き継がれないことをご注意ください。この機能においては、PI
AF データベースへの書き込み権限を必要としません。
3) Locating Symbols Within Dense Displays 画面内でシンボルの位置を特定する
AF Display Builder は、画面上でエレメントに紐付けられたシンボルの場所を素早く特定することも可能です。シンボルの数
が非常に多い画面で有効です。
AF ブラウザーウィンドウで、シンボルと紐付いたエレメントを右クリックし「シンボル検索」を選択します。シンボル検索を使用す
ることによって、画面上で対象のエレメントに結び付いているシンボルを素早く選択し、ハイライトできます。
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図 3: AF ブラウザーウィンドウ内のエレメント GE05 を右クリックして Locate（シンボル検索）を選択
図 4: GE05 と紐付けられたシンボルが選択される
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4) Drag and Drop Element Attributes Onto Displays 画面へのドラッグアンドドロップ機能
AF Display Builder には、エレメント属性においても使用できるドラッグアンドドロップの機能があります：

AF プロパティウィンドウから画面にエレメントの属性をドラッグアンドドロップすると、その属性の値が設定された「値」の
シンボルを瞬時に作成します。

AF プロパティウィンドウから画面上のトレンドにエレメントの属性をドラッグアンドドロップすると、その属性のトレースを
瞬時に追加します。
※この機能を使うには、ビルドモードで操作する必要があります。
図 5: AF プロパティウィンドウからトレンドへ属性をドラッグアンドドロップしてトレースを追加
5) Increased Performance With the AF2 Dataset AF2 データセットのパフォーマンス向上
AF Display Builder アドインで PI AF Server へのデータアクセスに使用している AF2 データセットでは、PI AF Server へ
のバルクアクセスを行うことによりパフォーマンスが向上しています。また、AF Display Builder アドインは AF Modeler アド
インと異なり、AF 2.x Server への接続で使用される PI AF Compatibility Layer を必要としません。そのため、AF
Display Builder では PI AF Server 2.x 以降がサポートされます。
AF Display Builder は、PI AF エレメントとエレメント属性を簡単に検索するだけではなく、容易なシンボルの作成・再作成も
可能にしました。これにより PI ProcessBook 内で PI Asset Framework をより快適に活用できます。新しい機能に関する
詳細な情報は PI ProcessBook 2014 のユーザーマニュアルとリリースノートをご参照ください。
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