牧島家族 04

【学校教育目標】:よく学び、心豊かで、たくましく生きる「牧島っ子」の育成
学校だより
№4
伊万里市立牧島小学校
牧島家族
平成28年 7月6日
文責 校長 廣田 弘一郎
◆6月の話(6月がもたらす雨は、日本の自然や文化の源!) ~ 6/3 全校朝会にて
6月3日(金)本年度第2回目の全校朝会があり、子ども達
に向けて、6月という季節について話をしました。
6月のことを、昔は「水無月」と言いました。これは、その
まま読むと「水が無い月」となりますが、実は、昔の「無」は
「無い」の意味ではなく、今で言うと「の」の意味なのです。
すなわち、
「水無月」とは、
「水の月」ということになります。
そして、ほとんどの子ども達は「6月は雨が多くてジメジメし
て蒸し暑く嫌だなあ」といった負のイメージを持っていました。
しかし、6月がもたらす雨は、実は日本の自然環境や農業、
人々の暮らしにとって、とても貴重なものなのです。山や野原を育て、川や湖、沼を潤し、美しい日本
の風景を産み出してくれます。そして、田畑に十分な水を与え、作物の生長を導きます。特に、米作り
にとって水はなくてはならないものです。また、水によって山や野が豊かになり、田や畑で作物が育つ
ことで、多くの生き物も命を輝かせて活発に活動します。6月、いわゆる水無月がもたらす水は、日本
の自然や文化の源なのです。
昔の日本人は、この6月の季節をとても大切に大事にしてきました。神様に感謝し、6月に祭りを行
う地域も日本にはたくさんあります。子ども達には、
「6月は雨が多くて嫌だなあと思わないで、日本人
は6月をとても大切にしてきたんだなあ、日本の美しい自然は6月の雨があるからなんだなあと、今ま
での6月の見方を変えて、この季節を楽しんでほしい。そして、昔の日本人は、自然の恵みを感じ、自
然をとても大切にしてきた民族であるんだと、日本人の素晴らしさを感じてほしい。
」ということを伝え
ました。
◆オバマ大統領の広島演説を聴いて ~ 6/25 平和集会にて
6月25日(金)牧島小学校の平和集会があり、校長講話の
中で、オバマ大統領の広島演説の中の一文を紹介しました。
それは、オバマ大統領が演説の後半の部分で、戦争をなくす
ために、何よりも大切なことについて述べた部分です。オバマ
大統領は、このように言っています。
「何よりも大切なことは、同じ人間として、互いのつながり
を大切にすることである」
それでは、「人と人とのつながりを大切にする」ためには何が
必要なのか。それは、
「互いを大切にする心」を持つと言うこと
です。そして、そのためには、①お互いを理解し合うこと、②お互いの気持ちを大切にすること、③お
互いをもっと知る努力をすること、④お互いの考えを認め合うこと、⑤お互いの違いを素直に受け入れ
ること、です。
子ども達には、
「これらのことは、何も特別なことではない。日常の中で、普段の生活の中で今すぐに
でも努力できることである。オバマ大統領は、戦争をなくすために、何よりも大切なこととして、特別
なことではなく、普段の生活の中で、だれでもが努力していけることを、世界中の人たちに伝え、投げ
かけた。今日の平和学習で学んだことと共に、オバマ大統領のこの言葉も、心の中に留めておいてほし
い。
」ということを伝えました。
◆牧島っ子達は、6月の学校行事にも元気いっぱい参加しました!
①
日曜参観・教育講演会(6月5日 日曜日)
6月5日(日)日曜参観がありました。親子で徒歩登校をした後、親子読書を行いました。お父
さんやお母さんと一緒に読書をしている姿がほのぼのとしてとても心が和みました。そして、2時
間目、3時間目は授業参観でした。各クラスで、親子とふれあいながらの授業が見られました。4
時間目は体育館で育友会主催の教育講演会がありました。今年は、家読推進プロジェクト事務局の
皆さんをお招きして、
「音楽でつづる、心をつなぐ、絵本の世界」という題で、子ども達も保護者の
方も一緒になって、音楽と読み語りを楽しみました。講師の方の作詞作曲による歌と演奏、BGM
を流しての絵本の読み語りなど、心に響く素晴らしい講演会でした。
【親子読書】
【授業参観(算数)
】
【授業参観(音楽)
】
【教育講演会】
②
プール開き(6月7日 火曜日)
6月7日(火)子ども達が待ちに待った「プール開き」が行われました。
今年最初のプールと言うことで、最初はやや緊張した雰囲気でしたが、
いざ、プールに入ると、一年ぶりのプールに下級生も上級生も大はしゃぎ
でした。これから約2ヶ月間、プールが開放されます。子ども達にとって、
学校に来る大きな楽しみの一つになることだと思います。
③
市内小学生相撲大会(6月12日 日曜日)
6月12日(日)国見台相撲場で、第39回小学生相撲大会がありまし
た。牧島小学校では、5月30日に有志による、牧島小相撲クラブを結成
し、約2週間にわたり、朝練、放課後練を一生懸命に積み重ねてきました。
当日は、市内の小学生相撲取りが一堂に集まり大声援の下、熱戦を繰り
広げました。どの取組も手に汗握る名勝負で、素晴らしい成績を残し、大
健闘いたしました。成績は以下の通りです。
【6年女子個人の部】 優勝:岩政唯菜さん、準優勝:津上陽奈さん、
【5年男子個人の部】 3位:橋口 駿くん(4年生)
、
【5年女子団体の部】 3位:岩政佑佳さん、岩政美咲さん、犬塚優月
さん、廣川愛さん、山口綾さん 計5名
④
3年梅の収穫体験(6月14日 火曜日)
・5年田植え体験(6月17日 金曜日)
6月14日(火)木須町にある藤ノ尾梅園にて、木須景子さんをはじめ
JA女性部の方の御指導の下、3年生による、梅の収穫体験(梅ちぎり)
が行われました。子ども達にとっては初めての体験で、興味津々、目を輝
かせながら、大きく実った梅をちぎりました。その後、大坪町の梅選果場
に移動し、梅漬け作業を体験しました。大変楽しい一日となりました。
6月17日(金)黒川博隆さんの御指導の下、学校前の県道をはさんで
広がる瀬戸町の田園の一角にある、黒川さんの田んぼをお借りして、5年
生の子ども達が田植え体験を行いました。初めての田植えに戸惑っていま
したが、次第に要領よく上手にできるようになっていきました。田んぼの
泥の気持ちよさを感じながら、笑顔がはじける楽しい一日となりました。