技術資料 キャビネット工業会 CA−G03 弱電機器収納キャビネットの選定(電話端子盤) この技術資料は、汎用で使用される電話端子板および集合保安器を収納するキャビネットのサ イズについて、指針値をまとめた資料です。 1.電話端子盤 キャビネット外形寸法(mm) 端子板対数 ヨコ タテ フカサ 10 250 350 100 20 250 450 100 30 250 600 100 40 400 500 100 60 400 600 100 80 400 700 100 100 400 850 100 150 500 850 100 200 700 900 120 250 800 900 120 300 900 900 150 端子板サイズ:53×115 mm 対数60の場合 2.MDF(保安器のみ) 保安器収納 キャビネット外形寸法(mm) 可能回線数 ヨコ タテ フカサ 10 300 400 120 20 400 500 120 30 400 600 120 40 600 500 120 50 600 600 120 保安器サイズ:160×115 mm(10回線用) 保安器回線数30の場合 3.MDF(端子板、保安器収納) 端子板対 保安器収 キャビネット外形寸法(mm) 数 納可能回 ヨコ タテ フカサ 10 10 450 400 120 30 30 500 600 120 500 900 120 50 50 1000 600 120 600 1600 120 100 100 1000 900 120 端子板サイズ:53×115 mm 保安器サイズ:160×115 mm(10回線用) 1/2 保安器回線数30 端子板対数30の場合 ―――――――――――― 弱電機器収納キャビネット 解説 ―――――――――――― はじめに 弱電機器収納用キャビネットにおいて、電話端子板及び保安器については、種類も多岐にわ たり、国内品だけでなく、海外のいろいろなタイプが使用されてきています。サイズ選定に当 たっては、特に取り決めも無く、各設計者がそれぞれの経験から算出されているのが現状であ り、業界である程度の取り決めが必要でした。今回の資料は、主にNTTで使用されている宅 内引き込み端子盤に使用されている端子板及び保安器について資料をまとめました。 1.端子板 従来のねじ式端子板は長い間国内で使用されてきました。現在は同様のサイズで、差込式の 端子板も使用されてきています。名称は従来のねじ式及び半田式のものはA型、B型と呼称 され、差込式は10L端子台と呼ばれております。 高密度の端子盤においては、海外製品の普及も進んできております。 2.保安器 従来は、ねじ式の 6 号保安器(5回線)が使用されておりましたが、順次差し込み式のビル 用集合保安器(10 回線)に変わってきております。 MDF(局線端子盤)は、端子板に保安器をあわせて設けた仕様である。保安器は分散設置 (別のキャビネットに一部収納する)する方法が取られていたが、最近はそのような仕様は 少ないため資料からは除外した。 キャビネット工業会 2/2 平成16年12月24日発行
© Copyright 2024 Paperzz