1 環境整備

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環境整備
Ⅰ<目的>
1.ベッドや周囲の環境を清潔に整え、安全で快適な入院生活を確保する。
2.毎日、又は汚染時や必要と思われる時に施行する。
3.患者とコミュニケーションをとることで情報を得ることができる。
Ⅱ<必要物品>
①雑巾②ディスポーザブル手袋③バケツ④粘着ローラー⑤ハンドクリーナー⑥ビニール袋⑦消毒液(水 9ℓ+次
亜塩素酸ナトリウム
キャップ 1 杯)
Ⅲ<手順・根拠、ポイント>
手順
根拠、ポイント
1.必要物品を準備し、患者に説明する。
患者の状態を把握して、施行順序を考慮する。
2.窓を開け、換気する。
安静度の許す範囲で患者に病室外で待機するよう勧め
る。
3.粘着ローラーでベッド上のゴミを除去する。
使用後、粘着ローラーのハンドルをアルコール綿で拭
く。
4.シーツのしわを伸ばし、掛け物、枕などを整える。
5.床頭台上、ベッドサイドテーブルの整理整頓を行う
他人にものを触られるのを嫌う人もいるので、必ず声
をかける。患者の私物の取り扱いは紛失、破損をしな
いように十分注意する。
6.消毒液に浸して絞った雑巾で床頭台、オーバーベッ
感染者には専用の雑巾を使用する。患者ごとに雑巾は
ドテーブル、ベッド柵及びベッド周囲の溝を上から
洗浄し、院内感染予防に努める。尿器やポータブルト
拭く。
イレに排泄物があれば処理する。
7.新聞紙、雑誌など不要になったものがあれば患者に
確認し片付ける。
8.不必要となった酸素マスク、吸引カテーテル、体交
枕などを片付ける。
9.ナースコールを患者の手に届く位置に置く。
10.手を洗う。または、擦り込み式消毒剤で手指消毒
を行う。
11.物品の片付けを行う。
2011・03・01
改訂