平 成 23 年 度 事 業 報 告 書 (平成23年4月1日~平成24年3月31日) 平成23年度に実施した当財団の事業概要をつぎのとおりご報告いたします。 事業の実施状況 1.県内の中小企業青年従業員の海外派遣事業(寄附行為第4条―1) (1)第41回神奈川県中小企業技術者等海外派遣事業 (関係先:神奈川県商工労働局労働部産業人材課) 目 的 : 県内の中小企業に働く若手技術者に、欧州各国の生産技術視察の機会や 職業訓練施設等への訪問の機会を与え、職業能力開発の実態調査や現地 技術者との交流等を通じて、技術水準の向上を図る。同時に、技術者の 社会的視野の拡大と職業意識高揚の機会とする。 団 員:一般公募を行ない、県内の同一企業に2年以上勤務し、事業主推薦を受 けた中小企業の青年技術者の中から、財団と県で組織された選考委員会 で論文及び面接審査により選抜する。 実施状況:A.派遣人員 17名(含む団長1名、副団長1名) B.派 遣 先 ドイツ、スイスの2カ国 C.派遣期間 8日間(平成24年3月4日~3月11日) (2)第17回神奈川県商業従業者海外派遣事業 (関係先:神奈川県商工労働局産業部商業流通課) 目 的 : 県内の商業従業者を海外へ派遣し、各国の商業の視察・研修を通して、 国際的視野に立った商業従業者を養成し、県内商業の発展に寄与する ことを目的とする。 団 員 : 県内の中小企業(商業)事業主の同意と県内の商業関係団体(「神奈川県 商業従業者海外派遣選考規程」に規定の推薦団体)の推薦を受けた人や 県の一般公募による応募者の中から、財団と県ならびに推薦団体で組織 された選考委員会で論文及び面接審査により選抜する。 実施状況:A.派遣人員 12名(含む団長1名、副団長1名) B.派 遣 先 イギリス、ベルギー、フランスの3カ国 C.派遣期間 8日間(平成23年11月13日~11月20日) 2.県内の産業、文化、生活等に関する調査研究及び刊行事業(寄附行為第4条―2) 目 的 : 県内の産業と文化に関する情報の提供や地域特有の事象を紹介すること により地域の産業と文化に関する知識の増進と普及を図り、新しい地域 の創造に貢献する。 1 内 容 : 季刊誌「マイウェイ」を計画どおり、年4回発刊した。 「発刊実績」 NO.79「かながわ童謡・唱歌物語」-歌の歴史再発見-(発行月:平成23年 6月) NO.80「続 かながわネーチャーライフ物語」 (発行月:平成23年9月) NO.81「大山詣で物語」 (発行月:平成23年12月) NO.82「かながわ民俗芸能物語」-鎌倉・藤沢編-(発行月:平成24年3月) 3.産業、文化、生活等に関する講演会及び研修会の開催(寄附行為第4条―3) 目 的 :「はまぎんホールヴィアマーレ」を主たる発信基地として、文化講演会、 研修会、演奏会などを幅広く主催または共催することにより、地域社会の 文化芸術の振興を図る。 内 容 :「はまぎんホールヴィアマーレ」を新たな会場に加え、「ロビー&ラウンジ コンサート」を「ふれあいコンサート」に改称して実施した他、昨年度よ り開始した「かながわ民俗芸能祭」を含め7つの自主・共催催事を実施し た。なかでも、「ふれあいコンサート」は横浜銀行本店ビルを会場にして 本店営業部のロビーで4回、ラウンジで2回、ヴィアマーレで3回の合計 9回開催した。各々の開催時間はロビーコンサートがランチタイムコンサ ートとして昼の30分、ラウンジコンサートについては、午後のティータ イムコンサートとして1時間、ヴィアマーレコンサートは2時間としたが、 いずれも人気が高く9回累計での来場者数は1,430名に達し好評を博 した。 また、「2011かながわ民俗芸能祭」は神奈川県内79の民俗芸能団体 が所属する神奈川県民俗芸能保存協会の主催並びに神奈川県との共催事 業で、出演団体の所在行政教育委員会の後援も受けて開催した。 (1)ふれあいコンサート ロビーコンサート 5月:アンデスの笛ケーナ、 7月:ハーモニカの魅力 9月:クラリネットデュオ、11月:姉妹によるバイオリン デュオ ラウンジコンサート 6月:リコーダーはうたう、 8月:弦楽アンサンブル ヴィアマーレコンサート 10月:サクソフォンの魅力、12月:クリスマス に聞くピアノトリオ&クラリネットの調べ 2月:ピアノ連弾できく交響曲 (2)春の文化講演会(開催日:平成23年4月17日) (関係先:(公財)神奈川文学振興会・県立神奈川近代文学館) 講 師:石坂 浩二氏(俳優) 内 容:朗読 遠藤周作「侍」を読む 2 (3)ファミリー・クラシックコンサートVol.11(開催日:平成23年5月21日) (関係先(財)神奈川フィルハーモニー管弦楽団) 指揮・お話:青島 広志氏 演 奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 テーマ : 「ブルーアイランド氏の“わくわく!オーケストラ” 」 (4)秋の文化講演会(開催日:平成23年10月23日) 講 師:茂木 健一郎氏(脳科学者) テーマ: 「脳と人間~混迷の時代を生きるヒント~」 (5) 「2011かながわ民俗芸能祭」(開催日:平成23年12月4日) (関係先:神奈川県民俗芸能保存協会、神奈川県) 出演団体・演目:相模原市/下九沢御嶽神社獅子舞保存会「下九沢の獅子舞」 、 横須賀市/太田和上氏子青年「太田和上の里獅子舞」 、 箱根町/箱根宮城野獅子舞保存会「湯立獅子舞」 、 横浜市/鶴見田祭り保存会「鶴見の田祭り」 川崎市/川崎沖縄芸能研究会「琉球舞踊」 (6)産業人材育成フォーラム(開催日:平成24年2月8日) (関係先:神奈川県立産業技術短期大学校人材育成支援センター、神奈川県) テーマ: 「時代の変化に即応する成長企業の視点」~社員が活き活き活躍する 人材育成のポイント 「第1部」基調講演 講 師:佐々木 かをり氏(株式会社イー・ウーマン代表取締役社長) 「第2部」パネルディスカッション テーマ: 「推進するためのポイント」 コーディネーター:佐橋 智之氏(人材育成支援センタープロデューサー) パネリスト:安藤 善信氏(誠和エンジニアリング株式会社代表取締役社長) 、 大塚 順子氏(神奈川大学学修進路支援部就職事務部次長) 大橋 歩 氏(株式会社浜銀総合研究所副主任コンサルタント) 佐々木 かをり氏(株式会社イー・ウーマン代表取締役社長) (7)はまぎん寄席(開催日:平成24年2月25日) 落 語: 「柳家花緑独演会」 出 演:柳家花緑師匠 4.文化、スポーツの振興及び生活環境整備等を図る事業の支援(寄附行為第4条―4) 目 的: 県内において、音楽、絵画、文芸等の文化活動や身障者への支援活動を継 続的に行なっている諸団体の事業活動に対して助成することにより、県民 福祉の一助とする。 内 容: 地域振興への協力の一環として意義も大きく、引き続き、つぎのとおり県 内の諸団体に対する助成・支援を実施した。 3 (1)神奈川県美術委員会 第47回神奈川県美術展「はまぎん財団賞」の贈呈 受賞者:小野島 夏子氏(平面立体部門) (2)横浜美術協会 第67回ハマ展「はまぎん財団賞」の贈呈 受賞者:中村 陽子氏(洋画) (3)横浜文芸懇話会 「第17回横浜文学賞」の贈呈 受賞者:瀬々倉 卓冶氏(川柳作家) (4)横浜市心身障害児者を守る会連盟 ・ 「第28回横浜市ふれあいスポーツ大会」への参加賞の贈呈 ・ 「2012年心身障害者の成人を祝う集い」へのお祝品贈呈 5.図書、資料等の収集、保管(寄附行為第4条―5) 内 容 :主として、地域文化に関わる情報の収集に特化し、県下の地公体の発行 する機関誌や地方銀行の文化財団などの刊行物を収集、保管した。 6. 「はまぎんホールヴィアマーレ」の運営管理事務代行(寄附行為第4条―6) 目 的 : 横浜銀行より、 「はまぎんホールヴィアマーレ」の貸館業務事務について 講演会や演奏会の会場運営管理事務代行を受託することにより、 広く地域 のニーズに応えた文化振興に寄与する。なお、手数料収益金は、財団の 公益事業活動の一助とする。 内 容 :平成23年度稼動状況 日数:161日(稼働率57.5%){営業日数280日} 内訳:講演系109日、音楽系28日、その他24日 7.その他この法人の目的を達成するために必要な事業(寄附行為第4条―7) 実施事業は特になし。 以上 4
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