歴史物語 - 市原市

平成 28 年 12 月 1 日
この街
(8)
あの人 この人
市内を飛び回るまちのお巡りさん
木村剛章さん(市原警察署地域課・巡査部長)
た け あ き
署に配属されました。毎日市内の出来事
に関する新聞記事をスクラップしつつ、
民間会社の営業の経験も生かし、市民と
話しながらごく自然に要望を聞き出しま
す。
「私たちと話す人は何かを求めてい
ることがほとんどです」と言うとおり、
移動交番車の前で足を止めた高齢女性
は、木村さんが話しかけると次第にぽつ
ぽつと自分のことを語りだしました。
犯罪と事故を未然に防ぐ地道な努力
12 月は電話 de 詐欺の被害件数、被害
額が一番多くなる時期です。市原署管内
の、今年の 9 月末までの被害金額は約 1
億 3200 万円。
「市内に 1 万 5 千人近く
いる 65 歳以上の一人暮らしの高齢者が
ターゲットになる傾向にあります」と険
しい表情で話します。移動交番車は、そ
のような人が集まる公民館やショッピン
グモール、病院などに出向いて広報活動
を行ったり防犯講話を行ったりと、市の
面積が広い市原市で活躍しています。
テレビでおなじみの警察 24 時に出演したことも
いつでも相手の立場になって話を聞く
特定の場所を持たず、人の多く集まる
場所に出向いて開設する移動交番車を知
っていますか。『安心して相談できる交
番』を目指して、今日も市内を移動交番
車で駆け巡るのは、約 37 年間警察官を
勤めている木村さん。交番や自動車警ら
隊勤務などを経て、3 年前から市原警察
古代村落の寺
これら をつないで 復 元 し たとこ
台まで各部位の破片が多く残り、
ります。また、塔の先 端から土
塔 を模して作られたことが分か
精 巧に表 現されており、本 物の
萩ノ 原 遺 跡の 瓦 塔 は、 塔の 屋
根瓦や屋根を支える組物などが
精巧な塔の焼き物
ことのでき な かった 人 々 が、 本
とが想 定できます。塔 を建てる
の塔と 同 じ 様に扱 わ れていたこ
瓦塔が基壇の上に置かれ、本物
建築などの土台となるものです。
れは基壇と呼ばれ、古代の寺院
がまと まって 出 土 し ま し た。こ
をつき 固めて 壇 状にし たもの が
は ぎ
の
は ら
が
いちはら
萩 ノ 原 遺 跡 は 上 高 根 に あ り、
養老川中流域の台地に位置しま
ろ、 高さ 約180㌢ ㍍の 五 重 塔
物の塔に似せた瓦 塔 を村の一 角
と う
呼ばれています。
く み も の
だ ん
見つかり、この周 辺 から 瓦 塔 片
き
☎ 0436-22-1111
(大代表)
広報いちはらは、再生紙を使用しています。
歴史物語
す。 昭 和 年 1
( 976年 に
)
行 われた発 掘 調 査では、 奈 良・
であること が分 かり ま し た。こ
に設 置 し、 信 仰の対 象にしてい
〒 290-8501 市原市国分寺台中央 1-1-1
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平安時代の竪穴住居跡とともに
れは県 内で出 土した瓦 塔の中で
たのでしょう。
編集・発行/市原市役所企画部広報広聴課
食べる
買い足す
問合先 危機管理課☎㉓ 9823
いちはら文化財めぐり
市指定文化財
仏 堂と見られる 建 物 跡 が見つか
は 最 大です。これらの点 を 高く
備える
東日本大震災や熊本地震の被災地では、支援が
行き渡るまでに3日程度掛かりました。日常生活
で消費するものを古いものから順に使用し、減っ
た分を新たに買い足すことで、常に少し多めに備
えることができ、災害時に活用できます。特に、
乳幼児や高齢者がいる家庭で
はミルクや常備薬など生活す
る上で必要不可欠なものがあ
ります。このような生活必
需品は、日
ごろから多
めに準備し
POINT
NEW!
ておきまし
古いもの
から消費
ょう。
萩ノ原遺跡出土瓦塔
ったこと から、 仏 教に 関 連 する
評価し、市の文化財に指定しま
現 在、 瓦 塔 は 埋 蔵 文 化 財 調 査
センターに展示されています。
食料品や日用品は
少し多めに購入して備えよう
51
そんらく
遺跡と考えられています。
した。
問合先 ふるさと文化課☎㉓98
防災コーナー た て あ な
また、この遺跡からは、それ以
前に、多くの瓦 塔の破 片 が採 集
塔への憧れ
40
ぶ つ ど う
されています。瓦 塔は粘 土を焼
問合先 ふるさと文化課☎㉓ 9853、市原市
文化振興財団㉒ 7111
問合先 防犯対策室☎㉓ 9997、市原警察署☎㊶ 0110
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クリスマス オカリナの調べ
いちはら ArtistPower のオカリナ奏者・木
村静子さんをお迎えして開催します。オカリ
ナの音色とともに少し早目のクリスマスをお
楽しみください。
日時 12 月 21 日㈬午後 0
時 15 分~ 0 時 45 分
会場 市役所
『ユーモレスク』や
演奏曲 『クリスマスメドレー』など
費用 無料
癒しの調べ
参加方法 当日直接会場へ
安全・安心コンサート
日時 12 月 15 日㈭午後 0 時 15 分~午後 1 時
会場 市役所
内容 トーンチャイム『結』によるクリ
スマスコンサートと市原警察署移動交
番係による防犯講話
いて 作った 塔で、 質 感 が 屋 根 瓦
ロビーコンサート×まちくる! Vol.11
また、市内では現在、昨年を上回る交
通死亡事故が起きています。師走の時期
は何かと慌てがち。「5 分前に家を出る
など、何事も 5 分余裕を持って行動し
てください。
それだけで事故は減ります」
可能性のあるあらゆる場所で
小湊鉄道と連携し、駅だけでなく列車
やバスの中でも活動したり市原 FM の番
組にも毎週生出演をしたり、地域の安心
安全を守るために日々全力投球の木村さ
ん。移動交番車を見かけたら、話を聞い
てみましょう。
萩ノ原遺跡の発掘調査では、一
辺2㍍、 高さ ㌢ ㍍の方 形の土
に 似ていること から、この 名で
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面と向かって話すことで危険性をしっかり伝える
11 月 4 日に市の文化財に指定
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